JP2592660Y2 - 車両試験用gtoスイッチ制御回路 - Google Patents

車両試験用gtoスイッチ制御回路

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JP2592660Y2
JP2592660Y2 JP1992081234U JP8123492U JP2592660Y2 JP 2592660 Y2 JP2592660 Y2 JP 2592660Y2 JP 1992081234 U JP1992081234 U JP 1992081234U JP 8123492 U JP8123492 U JP 8123492U JP 2592660 Y2 JP2592660 Y2 JP 2592660Y2
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gto
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正幸 石橋
弘之 山下
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、直流鉄道用車両の電力
回生試験用GTOスイッチ制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直流電気鉄道用車両の電力回生試
験は図2に示すように、サイリスタ整流器1に接続され
たき電線にGTOスイッチ2と抵抗器R1の直列回路を
接続し、そのGTOスイッチ2設置部のき電圧を検出す
る電圧検出器3と、架線電流を検出する電流検出器HC
1を設け、次の動作で行っている。
【0003】(1)電車が力行するときは、サイリスタ
整流器1から電源を取り込む。
【0004】(2)電車が回生制動をかけると、架線電
圧が上昇する。この電圧の上昇を電圧検出器3が検出し
てGTOスイッチ2をオンさせる。
【0005】(3)電車の持つエネルギーはGTOスイ
ッチ2と抵抗器R1を通して放出され回生制動がかか
る。
【0006】(4)このブレーキにより電車速度が低下
し回生制動が止められると、回生電流が低下する。この
電流の低下を電流検出器HCT1が検出し電流がある一
定レベル以下となったらGTOスイッチ2をオフさせ
る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】回生するモードは電車
の種類によって異なる。現在電車は、VVVF車,チョ
ッパ車,界磁チョッパ車,直流及び交流の添加励磁制御
車等が製造されている。
【0008】この中で、VVVF車,チョッパ車,直流
添加励磁制御車は上記図2の電圧検出によるGTOスイ
ッチの制御方式で電力回生試験に対応可能である。
【0009】しかし、交流添加励磁制御車の場合、電圧
検出によるGTOスイッチの制御方式では、車両側の制
御の速度が早いため対応できない。
【0010】電圧の上昇を検出してからGTOスイッチ
をオンさせると車両側では架線にインダクタンスがある
ので、GTOスイッチ側の電圧検出点より電圧が高くな
る。
【0011】この電圧は抑制電圧より高くなるため、車
両側では架線電圧過電圧とみて車両側の発電用抵抗のス
イッチを高速でオンさせてしまう。
【0012】このスイッチは一度オンすると回生制動を
オフさせるまでオンを継続するので、回生ができなくな
る。
【0013】直流添加励磁制御車はこの切換の速度が遅
いので、従来の電圧検出によるGTOスイッチの制御方
式でも対応できる。また、VVVF車,チョッパ車は架
線電圧の状態を監視しながら回生量を制御するので、従
来の電圧検出によるGTOスイッチ制御方式でも充分で
ある。
【0014】本考案は従来交流添加励磁制御車の上記問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、交流添加励磁制御車に対応しうる電力回生試験用
GTOスイッチ制御回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、サイリスタ整流器に接続されたき電線に
GTOスイッチと抵抗器との直列回路を接続し、回生制
動時にGTOスイッチをオンさせブレーキがかかるよう
にした車両試験用GTOスイッチ制御回路において、
イリスタ整流器電流が補機電流より十分高くなったこと
を検出し、力行電流と判断する、GTOスイッチオフ指
令によりインタロックされる第1のコンパレータと、第
1のコンパレータの出力によりセットされGTOスイッ
チのオン指令によりリセットされる第1の保持回路と、
第1の保持回路のセットにより所定時間出力する第1の
タイマーとからなる力行電流検出回路と、サイリスタ整
流器電流から力行電流減少を判断して出力し、第1のタ
イマーの出力で動作インタロックされる第2のコンパレ
ータと、第2のコンパレータの出力によりセットされG
TOスイッチのオフ指令によりリセットされる第2の保
持回路と、第2の保持回路のセットにより微小時間遅れ
てGTOスイッチオン指令を出力する第2のタイマーと
からなるGTOスイッチオン指令回路と、GTOスイッ
チのオン指令で動作する第3のタイマーと、き電線電流
から回生電流減少を検出してGTOスイッチのオフ指令
を出力し、第3のタイマーの出力により所定時間動作イ
ンタロックされる第3のコンパレータとからなるGTO
スイッチオフ指令回路とを有することを特徴とする。
【0016】
【0017】
【作用】車両が力行するとサイリスタ整流器から車両に
力行電流が流れる。車両が回生制動をかけると架線電圧
が上昇し、サイリスタ整流器の電流が減少する。力行電
流減少回路は電流検出の電流検出信号からこの電流の減
少を検出しGTOスイッチにオン指令を出力する。
【0018】GTOスイッチはこのオン指令によりオン
し電車の持つエネルギーを抵抗器に放出させる。これに
より車両に回生制動がかかる。
【0019】電流の減少を検出してGTOスイッチをオ
ンしているので、回生制動がかかるまでの時間が短くな
り、架線のインダクタンスにより抑制電圧より高くなり
車両側の発電用抵抗のスイッチがオンして回生不能とな
ることがない。従って、交流添加励磁制御車の電力回生
試験が可能となる。
【0020】そして、力行電流を検出し力行電流減少検
出回路に動作インタロックを掛ける力行電流検出回路
設けられているので、力行検出中誤って力行電流減少が
検出されGTOスイッチオン指令が出力されることがな
い。
【0021】
【実施例】本考案の実施例を図1を参照して説明する。
【0022】なお図1中従来図2と同一構成部分には同
一符号を付してその重複する説明を省略する。
【0023】図1において、HCT2はサイリスタ整流
器1の出力電流を検出する電流検出器、CP1はこの電
流検出信号Aが入力し電流50〜100Aをこえる電流
で電力回生試験される交流添架励磁車(図示省略)を力
行運転中と判断し出力する力行電流検出用コンパレータ
で、GTOスイッチ2がオンすると整流器1から大きな
電流が流れ込むので、この大きな電流を電車の力行電流
と区別するためにGTOスイッチのオフ指令が入力しイ
ンタロックされるようになっている。
【0024】H1はコンパレータCP1からの出力により
セットされて出力し、GTOスイッチオン指令によりリ
セットされる保持回路、T1はこの保持回路の出力を所
定時間出力させるタイマー。
【0025】CP2は電流検出器HCT2の電流検出信号
AとタイマーT1からの動作インタロック信号が入力
し、力行がある程度継続し動作インタロック信号がなく
なると動作可能となる力行電流減少検出用コンパレー
タ。
【0026】H2はコンパレータCP2からの出力により
セットされて出力し、GTOスイッチオフ指令によりリ
セットされるホールド回路、T2はこの回路の出力を微
少時間遅らせてGTOスイッチオン指令を出力するタイ
マー。
【0027】CP3は電流検出器HCT1の電流検出信号
Bが入力し回生電流減少を検出しGTOスイッチオフ指
令を出力する回生電流検出用コンパレータ、T3はGT
Oスイッチのオン指令により所定時間コンパレータCP
3が動作しないようにインタロックするタイマー。
【0028】以上のようにこの実施例は、整流器1の出
力電流を検出する電流検出器HCT2を設け、コンパレ
ータCP2により力行から制動に切換える時整流器出力
電流が急速に減少し補機電流よりやや高い値に下ったこ
とを検出し、タイマーT2から数秒後にGTOスイッチ
2のオン指令を出力している。
【0029】従って、従来の電圧を検出してGTOスイ
ッチをオンさせる方式に比しGTOスイッチを早くオン
させることができるので、車両側の電圧が抑制電圧より
も高くなって車両側の発電用抵抗のスイッチがオンして
回生不能となることがなくなり、交流添加励磁制御車の
電力回生試験が可能となる。
【0030】また、コンパレータCP1により補機電流
より十分高い50〜100A程度を越えたことを検出
し、タイマーT1時間継続すれば力行と判断し、この信
号でコンパレータCP2の動作をインタロックしている
ので、力行検出中にGT0スイッチオン指令が誤出力さ
れることがない。
【0031】更にコンパレータCP1はGT0スイッチ
オフ指令によりインタロックされているので、GT0ス
イッチ2がオンし整流器1の電流が増加しても力行電流
と区別し力行電流を検出することはない。
【0032】コンパレータCP3はGT0スイッチ2が
オンするとタイマーT3によって一定時間動作インタロ
ックがかかるので、回生電流の減少を誤検出することが
ない。
【0033】
【考案の効果】本考案は上述のとおり構成されているの
で、GT0スイッチと抵抗器を用いた車両の回生試験回
路で交流添加励磁制御車の回生試験が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す回路図。
【図2】従来例を示す回路説明図。
【符号の説明】
1…サイリスタ整流器 2…GT0スイッチ 3…電圧検出器 CP1〜CP3…コンパレータ DCX…直流インダクタンス H1,H2…保持回路 HCT1,HCT2…電流検出器 R1…抵抗器 T1〜T3…タイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−77340(JP,A) 実開 昭62−64191(JP,U) 特公 昭60−50608(JP,B2) 特公 昭48−22725(JP,B1) 実公 昭59−33716(JP,Y2) 実公 昭40−2644(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60M 3/00 - 3/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイリスタ整流器に接続されたき電線に
    GTOスイッチと抵抗器との直列回路を接続し、回生制
    動時にGTOスイッチをオンさせブレーキがかかるよう
    にした車両試験用GTOスイッチ制御回路において、サイリスタ整流器電流が補機電流より十分高くなったこ
    とを検出し、力行電流と判断する、GTOスイッチオフ
    指令によりインタロックされる第1のコンパレータと、
    第1のコンパレータの出力によりセットされGTOスイ
    ッチのオン指令によりリセットされる第1の保持回路
    と、第1の保持回路のセットにより所定時間出力する第
    1のタイマーとからなる力行電流検出回路とサイリスタ整流器電流から力行電流減少を判断して出力
    し、第1のタイマーの出力で動作インタロックされる第
    2のコンパレータと、第2のコンパレータの出力により
    セットされGTOスイッチのオフ指令によりリセットさ
    れる第2の保持回路と、第2の保持回路のセットにより
    微小時間遅れてGTOスイッチオン指令を出力する第2
    のタイマーとからなるGTOスイッチオン指令回路とGTOスイッチのオン指令で動作する第3のタイマー
    と、き電線電流から回生電流減少を検出してGTOスイ
    ッチのオフ指令を出力し、第3のタイマーの出力により
    所定時間動作インタロックされる第3のコンパレータと
    からなるGTOスイッチオフ指令回路とを有する ことを
    特徴とする車両試験用GTOスイッチ制御回路。
JP1992081234U 1992-11-26 1992-11-26 車両試験用gtoスイッチ制御回路 Expired - Lifetime JP2592660Y2 (ja)

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JPH0644615U JPH0644615U (ja) 1994-06-14
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