JP2592586Y2 - 壁材付き演台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、各種研修会場、ホテ
ル、旅館等の多目的広間の仮設演台に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、各種の会議、講演などで演台の必
要なとき、又不要なときなどそれぞれの使用目的により
演台を板設、除去作業を行っていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】これには次のような欠
点があった。 （イ）、会議の使用目的により、演台を仮設するとき必
要な各資材を搬入して演台を設置し、又は長方形の箱型
台を並列して仮設の演台を設けていた。 （ロ）、会議の使用目的により、平面を広く使用したい
ときには、仮設の演台を撤去しその資材を会場から搬出
し、別の場所に移して収納していた。 （ハ）、会場演台の仮設、取り除きなどの作業に多大な
労力を要する。と共に、これら資材を収納する場所の確
保が必要とされていた。本考案は、これらの欠点を解決
するためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】側板（２）（４）にて長
方形に成形された。箱型演台の上部には踊り場の床板
（１）を載設し、その反対面には裏板（５）を凹設し、
その凹部に部屋の壁材と同種の壁材（３）を展着するこ
とで、箱型演台の裏を表向きにして立てれば、部屋の雰
囲気に調和した調度品となり、会場となるその部屋の壁
面がそのまま収納スペースとなる。従って演台資材の搬
入、搬出の労力及び時間の軽減となる。

【０００５】

【作用】会場の使用目的が演台を必要とするときは、床
板（１）を上面にして複数個の箱型演台を並列して任意
の広さの演台を作る。目的により演台が不用のときは、
会場周囲の壁面に床板（１）を、内面に壁材（３）を出
し立て並べるため異和感がなく整理出来る。と同時に資
材の搬出入の手間とこれらの収納庫が不要となります。

【０００６】

【実施例】これを、実施例により説明する。 （イ）、長方形の箱型演台の上部は踊り場の床板（１）
を会場の内装に適合した化粧板等で張り演台の床面とす
る。 （ロ）、床板（１）の反対面に裏板（５）を凹設し、そ
の凹部に壁材（３）を展着する、この壁材（３）の模様
及び色などはその会場の壁面等の内装との調和するもの
を選んで展着する。 （ハ）、側板（２）（４）は長方形の箱型演台の大きい
を形取るもので長さ、巾、及び台高を決める。通常その
会場により異なるが、巾１米、長さ２米、高さ０．２米
位の演台が適当と思う、側板（２）（４）は家具調の素
材を用い、箱型演台を会場壁面に添立てしたとき内装と
調和するものを用いる。本案は以上のような構造の箱型
演台であり、会場の使用目的により、演台が必要なとき
は、床板（１）を上面に必要な広さの演台が形成される
ように複数個を平列配置して目的に合った演台を造る。
そして、使用目的が平面を広く、演台の不用なときはこ
れを取除かねばならない、このとき箱型演台をその会場
の壁側周囲に立て並べる、床板（１）を壁側に、壁材
（３）の面を会場内に向けて並べることで演台の撤去が
出来るので会場が広く使用出来る。

【０００７】

【考案の効果】会議、祝賀会、宴会などその時などに目
的に応じて、演台のある会場、広い平面だけの会場な
ど、その使用目的により各主催者は会場を探すのに苦労
をされていた、また反面これらの会場を貸す側の方もそ
の客の要望を受け入れるために、広い会場に仮設演台を
設置したり、撤去したり、使用目的に応じた客の要望を
受け入れてその会場を提供するのに非常に苦労している
のが現状であった。従来の仮設演台の設置及び除去に
は、非常に大きな資材の搬入、搬出等の労力を必要と
し、且つこれらの資材の収納場所の確保が困難であっ
た。本案を採用することにより、広い会場での仮設演台
の設置及び除去が短時間に出来ると共に、その仮設資材
の収納場所及び労力が不要となり使用目的に応じた会場
の提供が出来るので、会場の手配が容易になり、貸す側
も客に会場の提供が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の立体斜視図である。

【図２】本考案の平面斜視図である。

【図３】本考案のＡ−Ａ断面図である。

【図４】本考案の使用例の斜視図である。

【符号の説明】

１ 床板 ２ 側板 ３ 壁材 ４ 側板 ５ 裏板 ６ 補強材

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 側板（２）（４）にて長方形に成形され
   た、箱型演台の上部には床板（１）を載設し、その反対
   面には裏板（５）を凹設し、その凹部に壁材（３）を展
   着して成る壁材付き演台