JP2591791C - - Google Patents

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JP2591791C
JP2591791C JP2591791C JP 2591791 C JP2591791 C JP 2591791C JP 2591791 C JP2591791 C JP 2591791C
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JP
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locking arm
housing
spacer
male
arm
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電気コネクターに関し、さらに詳しくは、雄型ハウジングが雌型ハ
ウジングに嵌脱され、かつ、その嵌合状態を錠止する機構を有する電気コネクタ
ーに関する。 (従来の技術) 従来、雌型ハウジングに対して嵌脱可能な雄型ハウジングの外面に凹部が形成
され、該凹部の基端から前端へ延び、該雌型ハウジングに設けられた被係合部に
対する係合部を有する弾性ロッキングアームを具えるコネクターが知られている
(たとえば、実公昭53-12458号参照)。 また、この種のコネクターであって、雄型ハウジングの外面の三点で支持され
たブリッジ状ロッキングアームを備え、該ロッキングアームに設けられた係合部
を雌型ハウジングに設けられた被係合部に係脱する係合部が設けられたものも知
られている(たとえば、実公昭56-3900号参照)。 前記従来技術のいずれも、雄型ハウジングが雌型ハウジングに摺動嵌合される
とき、ロッキングアームがその弾性に抗して該アームの移動域における該雌型ハ
ウジングの内面に押圧され、その押圧が開放されると同時に該ロッキングアーム
の係合部が該雌型ハウジングの被係合部に係合され、かつ、該ロッキングアーム
がその弾性に抗して人為的に押圧されることにより、該係合が解除されるように
なっている。 (発明が解決しようとする課題) この種のロック手段を有するコネクターにおいては、雌雄コネクターのハ ウジングが確実に嵌合しつつある状態ないし嵌合したことを感知する、いわゆる
嵌合フィーリングが得られることが好ましい。このようにするための一つの手段
として、前記ロッキングアームの剛性を比較的高くすることが考えられようが、
そうすると、該ロッキングアームの係合部を被係合部から離脱し難くなることは
避けられない。 また、ハウジングの成形不良により前記ロッキングアームが前記凹部の底面へ
移動してしまい抜脱し易くなる。 (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するための本発明コネクターは、互いに雌雄嵌合する一対のハ
ウジングのうちの一方のハウジングの挿抜方向へ延びる外面に該方向へ延びる凹
部を有し、該凹部内に相手方のハウジングと互いにラッチ係合する係合部を有す
る、固定端を支点とする片持梁状の弾性を有するロッキングアームを具え、該ロ
ッキングアームの自由端側と固定端側との間で摺動可能に前記凹部内に配置され
るスペーサーにより前記ロッキングアームを支えた電気コネクターにおいて、 記スペーサーを前記ロッキングアームの前記係合部異なる位置に摺動させ
て前記ロッキングアームの剛性を高くする第2の支点を形成することを特徴とす
る。 (作用) 前述の構成を有する本発明にかかるコネクターにおいては、前記スペーサーを
前記ロッキングアームの係合部の方向へ摺動前進させると、前記ロッキングアー
ムを支持する第2の支点が生じる。 したがって、前記雌雄ハウジングを嵌合させて前記係合部を前記被係合部に係
合させるとき、前記第2の支点と前記係合部との間の前記ロッキングアーム部分
の剛性が高くなり、かつその結果、前記両ハウジングの嵌合抵抗が強くなり、そ
の抵抗に応じた嵌合フィーリングがえられる。一方、前記スペーサーを前記係合
部から遠くなる方向へ摺動後退させると、前記ロッキングアームの剛性が原状に
戻り、その結果、前記両ハウジングの離脱抵抗が前記嵌合時のそれよりも弱くな
る。 (実施態様) 図面を参照して、本発明に係るコネクターを説明すると、以下の通りである。 第1図ないし第3図において、本発明の第1実施例が示されている。 第1図に示されるように、ハウジング10は、雄型であって、コンタクトが配列
装填された雌型ハウジング(図示せず)に対して摺動しながら嵌脱される。この雄
型ハウジング10は、合成樹脂から成形され、前記雌型ハウジン グのコンタクトと電気接続するコンタクト(図示せず)が配列装填された複数のキ
ャビティ11を有する。また、この雄型ハウジング10は、該ハウジングの上面すな
わち挿抜方向へ延びる外面中央部に形成された凹部12を有する。この凹部12には
、該凹部の一端が一体に連続し、該凹部の両内側面と底面とから離間して前方向
へ延びる弾性ロッキングアーム14が形成されている。このロッキングアーム14は
、該アームの自由端の上面に、前記雌型ハウジングに設けられた被形合部(図示
せず)に対して係脱する係合部15と、該アームのほぼ中央部に突出する押圧操作
部16とが形成されている。凹部12の底部両内側面には、該底面に沿って案内条溝
17が形成されている。 第2図において、本発明の特徴部材であるスペーサーが示されている。このス
ペーサー18は、合成樹脂から形成され、両側から起立する摺動操作片19と、該両
操作片間の受止部20と、該操作片の下面から前方向へ延びる摺動基板21とを有す
る。この基板21の前端両側には条孔22が形成され、これにより弾性突縁部23が形
成されている。 第1図および第3図に示すように、スペーサー18は雄型ハウジング10の凹部1
2に摺動可能に嵌合されている。この嵌合状態においては、基板21の突縁部23が
その弾性に抗して凹部12の案内条溝17に挿入し、凹部12の両内側面とロッキング
アーム14の両側縁との各間から摺動操作片19が雄型ハウジング10の上壁13の上
面へ突出し、該両操作片間に該ロッキングアームが位置する。 図示されていないが、両案内条溝17の長さ方向に所定間隔をおいて、突縁部23
が係合する仮止め凹部が形成され、これにより、スペーサー18の凹部12における
前進および後退時における所定位置が保持されるようになっている。 前述の構成を有する本発明の第1実施例においては、たとえば、第3図に示さ
れるように、雄型ハウジング10の雌型ハウジング(図示せず)に対する嵌合時には
、スペーサー18を鎖線位置から実線位置(矢印26方向)へ摺動前進させて位置させ
る。この位置においては、ロッキングアーム14を機能させる支点がスペーサー18
の受止部20になる。 したがって、スペーサー18がロッキングアーム14に介在せず、ロッキングアー
ム14を機能させる支点が、該アームが連続する凹部12の一端、すなわち、該アー
ムとハウジング本体との連続部25に位置している場合に較べて、係合部15が位置
するロッキングアーム14の近傍部分の剛性が高くなる。 したがって、雄型ハウジング10を雌型ハウジングに嵌合する時の抵抗が強くな
る。一方、雄型ハウジング10の雌型ハウジングからの抜脱時には、スペーサー18
を実線位置から鎖線位置(矢印27方向)へ摺動後退させると、 当然のことながら、ロッキングアーム14の剛性ひいては雄型ハウジング10の雌型
ハウジングに対する嵌合抵抗が原状にもどる。 第4図ないし図6図において、本発明の第2実施例が示されている。 第4図および第6図に示される雄型ハウジング110は、ロッキングアーム114の
自由端に屈曲部114aが形成され、かつ、凹部112の案内条溝117が該凹部の底
面から若干上方に位置することを除き、第1図に示される前記雄型ハウジング10
と実質的に同じであって、キャビティ111、係合部115および押圧操作部116をも
有する。 第5図においては、合成樹脂から成形されたスペーサー118が示されている。
このスペーサー11は、前記スペーサー18の基板21に対応する部分がスペーサー機
能を果たすように板状体に形成され、該板状体の一端両側から摺動操作片119が
突出する。 前述の構成を有する本発明の第2実施例においては、たとえば、第6図に示さ
れるように、雄型ハウジング110の雌型ハウジング(図示せず)に対する嵌合時に
は、スペーサー118を鎖線位置から実線位置(矢印26方向)へ摺動前進させて位置
させる。この位置においては、ロッキングアーム114を機能させる支点が、該ア
ームの一端125と、該アームの自由端の屈曲部114aとに位置する。したがって、
スペーサー118がロッキングアーム11に介在せず、ロッキングアーム114を機
能させる支点が、前記一端125にのみ位置している場合に較べて、係合部115が位
置するロッキングアーム114の近傍部分の剛性が高くなる。したがって、雄型ハ
ウジング110を雌型ハウジングに嵌合する時の抵抗が強くなる、一方、雄型ハウ
ジング110の雌型ハウジングからの抜脱時には、スペーサー118を実線位置から鎖
線位置(矢印27方向)へ摺動後退させると、当然のことながら、ロッキングアーム
114の剛性ひいては雄型ハウジング110の雌型ハウジングに対する嵌合抵抗が原状
に戻る。 図示されていないが、スペーサー118の板状体にも、前記スペーサー18の基板2
1のように、条孔22により弾性突縁部23に相当する部分が形成されることができ
る。第1実施例における前記スペーサー18の受止部20の高さと、第2実施例にお
ける前記スペーサ118の板状体の厚さ(高さ)とは、ロッキングアーム14,114が所
定高さに形成されている限り、これらを上方向へ無理に押し上げることがないよ
うな寸法に形成されていることが好ましい。 (発明の効果) 叙上の構成および作用を有する本発明に係るコネクターによれば、スペーサー
を備えるハウジングを相手ハウジングに嵌合するとき、該スペーサをこれに設け
られた係合部の方向へ摺動前進させることにより、該スペーサーを備えるハウジ
ングのロッキングアームの剛性を高くして十分な嵌合フィーリ ングをうることができる。しかも、嵌合したのちのその保持力が強化され、かつ
、これが保証される。したがって、前記嵌合作業中などにおいて、前記ロッキン
グアームに外力が加わっても、たとえば、作業員が誤って押圧するといった前記
係合部の前記相手ハウジングの被係合部に対する係合、換言すれば、前記両ハウ
ジングのロックが解除されることがない。 一方、前記スペーサーを前記係合部から遠くなる方向へ摺動後退させると、前
記剛性が低くなるから、前記係合および前記嵌合の解除操作を容易に行うことが
できる。また、前記ハウジングの成形不良により前記ロッキングアームの所定高
さが低くなっても、これに所定高さを与えることができる。 また、前記スペーサーが位置する凹部の両内側面に設けられた案内条溝に該ス
ペーサーの両側に設けられた弾性突縁が挿入されているから、該スペーサーの摺
動操作が容易である反面、所定位置へ摺動させた該スペーサーが該所定位置から
他の位置へ移動することがない。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明にかかるコネクターハウジングの第1実施例を示す斜視図。 第2図は、第1図示のハウジングに使用されるスペーサーの斜視図。 第3図は、第1図示のハウジングの縦方向における部分断面図。 第4図は、本発明にかかるコネクターハウジングの第2実施例を示す斜視図。 第5図は、第4図示のハウジングに使用されるスペーサーの斜視図。 第6図は、第4図示のハウジングの縦方向における部分断面図。 10,110…ハウジング 12,112…凹部 14,114…ロッキングアーム 115…係合部 17,117…案内条溝 18,118…スペーサー 19,119…摺動操作片 114a…屈曲部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 互いに雌雄嵌合する一対のハウジングのうち一方のハウジングの挿抜方向へ延
    びる外面に該方向へ延びる凹部を有し、該凹部内に相手方のハウジングと互いに
    ラッチ係合する係合部を有する、固定端を支点とする片持梁状の弾性を有するロ
    ッキングアームを具え、該ロッキングアームの自由端側と固定端側との間で摺動
    可能に前記凹部内に配置されるスペーサーにより前記ロッキングアームを支え
    電気コネクターにおいて、 記スペーサーを前記ロッキングアームの前記係合部異なる位置に摺動させ
    て前記ロッキングアームの剛性を高くする第2の支点を形成することを特徴とす
    る前記コネクター。

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