JP2591083Y2 - 敷居すべり板 - Google Patents
敷居すべり板Info
- Publication number
- JP2591083Y2 JP2591083Y2 JP1993028644U JP2864493U JP2591083Y2 JP 2591083 Y2 JP2591083 Y2 JP 2591083Y2 JP 1993028644 U JP1993028644 U JP 1993028644U JP 2864493 U JP2864493 U JP 2864493U JP 2591083 Y2 JP2591083 Y2 JP 2591083Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- synthetic resin
- sill
- coating layer
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は敷居すべり板、特に、気
温の変化に伴う伸縮に起因する剥離や変形のない敷居す
べり板に係るものである。
温の変化に伴う伸縮に起因する剥離や変形のない敷居す
べり板に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の敷居すべり板としてはポ
リエチレンやポリプロピレン等からなる合成樹脂を素材
とした帯板の裏面に粘着シートを貼着してなるもの(実
公昭55−3260号公報、実公昭58−2847号公
報等参照)が一般に使用されていた。
リエチレンやポリプロピレン等からなる合成樹脂を素材
とした帯板の裏面に粘着シートを貼着してなるもの(実
公昭55−3260号公報、実公昭58−2847号公
報等参照)が一般に使用されていた。
【0003】ところが、合成樹脂を素材とした敷居すべ
り板は線膨張係数が大きいため、施工後、気温の変化に
伴う伸縮により端部が敷居溝より剥離し、その結果めく
り上がり等の変形や破損を来し、所期目的とする滑り効
果が得られないという課題を有していた。
り板は線膨張係数が大きいため、施工後、気温の変化に
伴う伸縮により端部が敷居溝より剥離し、その結果めく
り上がり等の変形や破損を来し、所期目的とする滑り効
果が得られないという課題を有していた。
【0004】そこで、上記合成樹脂製敷居すべり板にア
ルミ板等の金属底板を溶着等により貼着してなるもの
(実開昭49−20935号公報、実開昭53−165
640号公報、実開昭53−165642号公報等参
照)が合わせ使用されるに至った。
ルミ板等の金属底板を溶着等により貼着してなるもの
(実開昭49−20935号公報、実開昭53−165
640号公報、実開昭53−165642号公報等参
照)が合わせ使用されるに至った。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記敷
居すべり板は合成樹脂製敷居すべり板の裏面に金属底板
を接着や溶着等により単に貼着したに過ぎないために上
記貼着部分が双方の伸縮差に抗しきれず、この結果、層
間剥離に伴う合成樹脂製敷居すべり板の変形や破損、ま
た金属底板の発錆等の経時変化を余儀なくされていた。
居すべり板は合成樹脂製敷居すべり板の裏面に金属底板
を接着や溶着等により単に貼着したに過ぎないために上
記貼着部分が双方の伸縮差に抗しきれず、この結果、層
間剥離に伴う合成樹脂製敷居すべり板の変形や破損、ま
た金属底板の発錆等の経時変化を余儀なくされていた。
【0006】本考案は上記従来品の欠点を解消すべく考
案されたものであって、上記層間剥離に伴う合成樹脂製
敷居すべり板の変形や破損がなく、長期に亘り安定した
使用が可能な敷居すべり板を提供せんとするものであ
る。
案されたものであって、上記層間剥離に伴う合成樹脂製
敷居すべり板の変形や破損がなく、長期に亘り安定した
使用が可能な敷居すべり板を提供せんとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記に鑑み考案
されたものであって、接着性樹脂からなる予備被覆層を
介してステンレス薄帯板の如き弾発力を有する金属薄帯
板を埋設してなる合成樹脂帯板の下面に粘着シートを貼
着せしめてなることを特徴とする敷居すべり板である。
されたものであって、接着性樹脂からなる予備被覆層を
介してステンレス薄帯板の如き弾発力を有する金属薄帯
板を埋設してなる合成樹脂帯板の下面に粘着シートを貼
着せしめてなることを特徴とする敷居すべり板である。
【0008】尚、本考案において使用される合成樹脂帯
板としてはポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等を素材とした帯板が挙げられる。
板としてはポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等を素材とした帯板が挙げられる。
【0009】また、本考案において使用される金属薄帯
板としては厚さが0.05〜0.20mm程度、好まし
くは0.10〜0.15mm程度のステンレス薄帯金が
挙げられる。
板としては厚さが0.05〜0.20mm程度、好まし
くは0.10〜0.15mm程度のステンレス薄帯金が
挙げられる。
【0010】また、本考案において使用される接着性樹
脂としてはポリエチレンイミン系、イソシアネート系、
有機チタン系、ポリウレタン系等が挙げられる。
脂としてはポリエチレンイミン系、イソシアネート系、
有機チタン系、ポリウレタン系等が挙げられる。
【0011】また、本考案の敷居すべり板はクロスヘッ
ドダイを用いた押出機による一連の複合押出成型により
一体に成型される。
ドダイを用いた押出機による一連の複合押出成型により
一体に成型される。
【0012】
【作用】本考案の敷居すべり板は接着性樹脂からなる予
備被覆層を介してステンレス薄帯板の如き弾発力を有す
る金属薄帯板を埋設してなる合成樹脂帯板の下面に粘着
シートを貼着せしめてなる構成よりなり、合成樹脂帯板
が予備被覆層を介して金属薄帯板に強固に固定されてい
るために線膨張係数の大きい合成樹脂帯板の伸縮は線膨
張係数の小さい金属薄帯板の伸縮に追随し、これより層
間剥離が解消され、また金属薄帯板が合成樹脂帯板内に
埋設されているために発錆がない。
備被覆層を介してステンレス薄帯板の如き弾発力を有す
る金属薄帯板を埋設してなる合成樹脂帯板の下面に粘着
シートを貼着せしめてなる構成よりなり、合成樹脂帯板
が予備被覆層を介して金属薄帯板に強固に固定されてい
るために線膨張係数の大きい合成樹脂帯板の伸縮は線膨
張係数の小さい金属薄帯板の伸縮に追随し、これより層
間剥離が解消され、また金属薄帯板が合成樹脂帯板内に
埋設されているために発錆がない。
【0013】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例について詳
細に説明すれば、図1は本考案の敷居すべり板の一実施
例を示す斜視図であり、図2は本考案の敷居すべり板の
一実施例を示す拡大断面図である。
細に説明すれば、図1は本考案の敷居すべり板の一実施
例を示す斜視図であり、図2は本考案の敷居すべり板の
一実施例を示す拡大断面図である。
【0014】図中、符号1は弾発力を有する金属薄帯板
であって、厚さが0.15mmからなるステンレス薄帯
板からなるものであり、符号2は金属薄帯板1の外周面
に成層されたポリエチレンイミン系の接着性樹脂からな
る予備被覆層であって、厚さが0.12mmになるよう
に成層してなるものであり、符号3は予備被覆層2を成
層してなる金属薄帯板1を被包するように成層された合
成樹脂帯板であって、クロスヘッドダイを用いて押出さ
れたポリエステルにて構成されているものであり、符号
4は合成樹脂帯板3の下面に貼着された粘着シートであ
って、剥離紙を付着してなる両面粘着テープからなるも
のである。
であって、厚さが0.15mmからなるステンレス薄帯
板からなるものであり、符号2は金属薄帯板1の外周面
に成層されたポリエチレンイミン系の接着性樹脂からな
る予備被覆層であって、厚さが0.12mmになるよう
に成層してなるものであり、符号3は予備被覆層2を成
層してなる金属薄帯板1を被包するように成層された合
成樹脂帯板であって、クロスヘッドダイを用いて押出さ
れたポリエステルにて構成されているものであり、符号
4は合成樹脂帯板3の下面に貼着された粘着シートであ
って、剥離紙を付着してなる両面粘着テープからなるも
のである。
【0015】尚、図中、符号5は合成樹脂帯板3の上面
に突設された長手方向に沿う突条を示すものである。
に突設された長手方向に沿う突条を示すものである。
【0013】
【考案の効果】以上より明らかなように、本考案の敷居
すべり板は接着性樹脂からなる予備被覆層を介してステ
ンレス薄帯板の如き弾発力を有する金属薄帯板を埋設し
てなる合成樹脂帯板の下面に粘着シートを貼着せしめて
なる構成よりなり、合成樹脂帯板が予備被覆層を介して
金属薄帯板に強固に固定される関係上、線膨張係数の大
きい合成樹脂帯板の伸縮が線膨張係数の小さい金属薄帯
板の伸縮に追随するために従来品にみられる層間剥離が
解消され、また金属薄帯板が合成樹脂帯板内に埋設され
ているために発錆がなく、更には、弾発力を有する金属
薄帯板を埋設してなるために形態保有性に優れ、これよ
り搬送に際しての捲収性および施工に際しての巻戻し性
も合わせ向上せしめられる。
すべり板は接着性樹脂からなる予備被覆層を介してステ
ンレス薄帯板の如き弾発力を有する金属薄帯板を埋設し
てなる合成樹脂帯板の下面に粘着シートを貼着せしめて
なる構成よりなり、合成樹脂帯板が予備被覆層を介して
金属薄帯板に強固に固定される関係上、線膨張係数の大
きい合成樹脂帯板の伸縮が線膨張係数の小さい金属薄帯
板の伸縮に追随するために従来品にみられる層間剥離が
解消され、また金属薄帯板が合成樹脂帯板内に埋設され
ているために発錆がなく、更には、弾発力を有する金属
薄帯板を埋設してなるために形態保有性に優れ、これよ
り搬送に際しての捲収性および施工に際しての巻戻し性
も合わせ向上せしめられる。
【図1】本考案の敷居すべり板の一実施例を示す斜視図
である。
である。
【図2】本考案の敷居すべり板の一実施例を示す拡大断
面図である。
面図である。
1 金属薄帯板 2 予備被覆層 3 合成樹脂帯板 4 粘着シート
Claims (1)
- 【請求項1】 接着性樹脂からなる予備被覆層を介して
ステンレス薄帯板の如き弾発力を有する金属薄帯板を埋
設してなる合成樹脂帯板の下面に粘着シートを貼着せし
めてなることを特徴とする敷居すべり板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993028644U JP2591083Y2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 敷居すべり板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993028644U JP2591083Y2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 敷居すべり板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682351U JPH0682351U (ja) | 1994-11-25 |
JP2591083Y2 true JP2591083Y2 (ja) | 1999-02-24 |
Family
ID=12254230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993028644U Expired - Lifetime JP2591083Y2 (ja) | 1993-04-30 | 1993-04-30 | 敷居すべり板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591083Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-30 JP JP1993028644U patent/JP2591083Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0682351U (ja) | 1994-11-25 |
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