JP2589744Y2 - 光電検出装置 - Google Patents

光電検出装置

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JP2589744Y2 JP1992016114U JP1611492U JP2589744Y2 JP 2589744 Y2 JP2589744 Y2 JP 2589744Y2 JP 1992016114 U JP1992016114 U JP 1992016114U JP 1611492 U JP1611492 U JP 1611492U JP 2589744 Y2 JP2589744 Y2 JP 2589744Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車の光多重通信
等に用いられ、光路を遮ることによりオン或いはオフ状
態となる光スイッチ等に適用される光電検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光路を遮ることによりオン状態と
なる光スイッチ等に適用される光電検出装置は、例えば
図3に示すように構成されている。
【0003】即ち、発光ダイオード(以下LEDとい
う)1からの光を受光するフォトトランジスタ2のコレ
クタに、検出回路3のオペアンプ4の反転入力端子が利
得設定用抵抗5を介して接続され、オペアンプ4の非反
転入力端子とアースには基準電源6が接続され、更にオ
ペアンプ4の出力端子と反転入力端子には帰還用抵抗7
が接続され、これらオペアンプ4,基準電源6及び両抵
抗5,7により検出回路3が構成され、フォトトランジ
スタ2が光を受光することによって抵抗7,5を介して
フォトトランジスタ2のコレクタ,エミッタに光電流が
流れる。
【0004】また、フォトトランジスタ2のコレクタに
はコンパレータ8の反転入力端子が接続され、コンパレ
ータ8の非反転入力端子に接続された基準電源9の基準
電位とフォトトランジスタ2のコレクタ電位とが比較さ
れ、前者の基準電位が後者のコレクタ電位より高いとき
にコンパレータ8の出力電圧は電源電圧VCCとなり、こ
の出力による電流が限流用抵抗10及び逆流阻止ダイオ
ード11を介してフォトトランジスタ2のコレクタ,エ
ミッタに光電流として流れる。
【0005】ところで、LED1の発光出力が所定周波
数で変調され、図4(a)に示すように、信号期間発光
・消光を繰り返し、信号停止期間消光する場合におい
て、基準電源6,9の出力電圧をそれぞれV1 ,V2
各抵抗5,7,10の抵抗値をそれぞれR1 ,R2 ,R
3 ,抵抗7,5を介してフォトトランジスタ2のコレク
タに流れる電流をI1 ,抵抗10,ダイオード11を介
してフォトトランジスタ2のコレクタに流れる電流をI
2 ,フォトトランジスタ2のコレクタの電位をVa ,オ
ペアンプ4の出力電圧をV0 とすると、外乱光の影響が
小さく、Va >V2 である場合には、電流I2 =0とな
り、フォトトランジスタ2の光電流IL は電流I1 に等
しくなり、その結果図4(a)に示すように変調された
LED1の発光出力をフォトトランジスタ2によって受
光することにより、オペアンプ4の出力電圧V0 は図4
(b)に示すようにV1 と(V1 +I1 ・R2 )との間
で変化する。
【0006】一方、外乱光の影響が大きく、フォトトラ
ンジスタ2の見かけ上のベース電流が増加してVa <V
2 となる場合には、コンパレータ8の出力電圧がVCC
なり、フォトトランジスタ2の飽和が防止されてフォト
トランジスタ2のhfeの低下が防止され、この状態でL
ED1の発光出力が上記したように所定周波数で変調さ
れているとすると、抵抗7,5を介してフォトトランジ
スタ2のコレクタに流れる電流は、外乱光が増えた分を
考慮して(I1 +ΔI1 )となり、ここでI1は上記し
た外乱光の影響の少ない場合の電流であり、又外乱光が
大きい場合のフォトトランジスタ2の光電流の変化分Δ
L はこの電流増加分ΔI1 と抵抗10,ダイオード1
1を介してフォトトランジスタ2に流れる電流ΔI2
の和となる。
【0007】そして、コンパレータ8の出力電圧はΔI
1 ・R2 の振幅で変動するため、外乱光の影響が大きく
てもLED1が発光,消光を繰り返す間はコンパレータ
8の出力電圧が変化し、光スイッチとして正常に動作す
る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に外乱光の影響が大きい状態で、何らかの原因でLED
1の発光出力が微少になった場合や、フォトトランジス
タ2のhfeが小さい場合或いはフォトトランジスタ2の
受光面へのごみの付着などの影響により、フォトトラン
ジスタ2の光電流の変化分ΔIL が微少となった時に、
検出回路3を流れる電流変化分ΔI1 は更に小さくな
り、外乱光の影響が小さい場合に比べて検出回路3のコ
ンパレータ8の出力電圧の変化,即ち振幅が極めて小さ
くなり、この出力電圧の変化を精度よく検出できず、L
ED1による光信号の検出精度の低下を招くという問題
点があった。
【0009】また、オペアンプ4の利得を上げるために
抵抗5,7の比(=R2 /R1 )を大きくするとオペア
ンプ4がすぐに飽和するため、抵抗比(R2 /R1 )を
あまり大きくすることができず、検出回路3の検出精度
の低下を招く結果となっている。
【0010】一方、検出回路3の後段にアンプを設け、
検出回路3の出力電圧を増幅することも考えられるが、
アンプの利得設定が難しく、波形歪や耐ノイズの低下を
招くおそれがある。
【0011】そこでこの考案は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、外乱光の影響の大小に
関係なく最終出力電圧の振幅をほぼ一定にできるように
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この考案に係る光電検出
装置は、発光素子からの変調された光の受光により光電
流が流れる受光素子からなる受光回路と、前記受光回路
に接続されて、前記受光素子に第1の光電流を供給し、
当該第1の光電流に比例した出力電圧を発生するよう電
流電圧変換を行う第1の電流電圧変換回路からなる第1
の検出回路と、前記第1の検出回路に並列に前記受光回
路に接続されて、前記受光素子への外乱光が増大して当
該受光素子の駆動電圧が所定の電圧しきい値未満となっ
たときにのみ前記受光素子に第2の光電流を供給し、当
該第2の光電流に比例した出力電圧を発生するよう電流
電圧変換を行う第2の検出回路と、前記両検出回路の出
力電圧を加算して加算電圧を出力する加算回路とを備
え、前記第2の検出回路は、所定の基準電圧と前記受光
素子との間に接続されて当該受光素子に前記第2の光電
流が流れるための前記電圧しきい値を規定するための所
定の降下電圧が設定され、前記受光素子への外乱光が増
大して当該受光素子の駆動電圧が前記基準電圧から前記
降下電圧だけ降下した電圧値より小さいときにのみ当該
受光素子に前記第2の光電流を供給するしきい回路と、
前記しきい回路において前記受光素子の駆動電圧が前記
基準電圧から前記降下電圧だけ降下した電圧値より小さ
くなって当該受光素子に前記第2の光電流を供給した際
に、当該第2の光電流に比例した出力電圧を発生するよ
う電流電圧変換を行う第2の電流電圧変換回路とを備え
ことを特徴としている。
【0013】
【作用】この考案においては、第1の検出回路に並列に
第2の検出回路を設け、第1の検出回路から受光素子に
第1の光電流を供給し、この第1の光電流に比例した出
力電圧を発生するよう第1の電流電圧変換回路で電流電
圧変換を行うとともに、受光素子への外乱光が増大して
その駆動電圧が所定の電圧しきい値未満となったときに
のみ第2の検出回路から受光素子に第2の光電流を供給
し、この第2の光電流に比例した出力電圧を発生するよ
う第2の電流電圧変換回路で電流電圧変換を行うように
し、これらの両検出回路の出力電圧を加算して加算回路
により加算電圧を出力するようにしたため、受光素子を
流れる電流の変化分のすべてが検出されて加算回路の出
力電圧に反映され、例えば発光素子の発光出力を所定周
波数で変調する場合において外乱光の影響の大小に関係
なく加算回路の出力電圧の振幅がほぼ一定になる。
【0014】
【実施例】図1はこの考案の光電検出装置の一実施例の
詳細な結線図、図2はブロック図である。
【0015】全体構成の概略について説明すると、図2
に示すように、第1,第2の検出回路21,22が並列
に設けられ、両検出回路21,22が受光素子に接続さ
れ、両検出回路21,22の出力電圧が加算回路23に
より加算されるようになっている。
【0016】詳細には、図1に示すように、発光素子で
あるLED24の光を受光する受光素子であるフォトト
ランジスタ25と、フォトトランジスタ25のエミッタ
にコレクタが接続されエミッタがアースされたNPN型
のスイッチングトランジスタ26と、このトランジスタ
26のベースに接続されスイッチング制御信号をベース
に与えるベース抵抗27と、トランジスタ26のベース
とエミッタとの間に設けられたバイアス抵抗28とによ
り受光回路29が構成され、トランジスタ26のオン時
にフォトトランジスタ25によりLED24からの光を
受光することによりフォトトランジスタ25に光電流が
流れる。
【0017】そして、フォトトランジスタ25のコレク
タに利得設定用抵抗30を介してオペアンプ31の反転
入力端子が接続され、オペアンプ31の出力端子と反転
入力端子との間に帰還抵抗32が接続されると共に、オ
ペアンプ31の非反転入力端子が電圧VD の電源とアー
スとの間に設けられた2個の分圧抵抗33,34の接続
点に接続され、これら抵抗30,32〜34及びオペア
ンプ31により第1の検出回路21(第1の電流電圧変
換回路)が構成され、フォトトランジスタ25がある強
度以上の光を受光すると、抵抗32,30を介してフォ
トトランジスタ25のコレクタに電流I1 (第1の光電
流)が流れる。即ち、この場合、第1の検出回路21に
関してLED24の駆動電圧V a についての電圧しきい
値は、抵抗30での電圧降下を無視すると基準電圧V b
に等しくなる。
【0018】なお、VE はマイナス側電源の電圧を示
す。
【0019】また、利得設定用抵抗35及びしきい回路
36を介してフォトトランジスタ25のコレクタにオペ
アンプ37の反転入力端子が接続され、オペアンプ37
の出力端子と反転入力端子との間に帰還用抵抗38が接
続されると共に、オペアンプ37の非反転入力端子が電
源VD とアースとの間に設けられた2個の分圧抵抗3
9,40の接続点に接続され、これら抵抗35,38〜
40及びオペアンプ37により第2の電流電圧変換回路
が構成され、フォトトランジスタ25がさらに強度の高
い光を受光したときに、抵抗38,35及びしきい回路
36を介してフォトトランジスタ25のコレクタに電流
2 (第2の光電流)が流れ、フォトトランジスタ25
が受光する光の強度が低いと電流I2 は0となる。
【0020】このとき、しきい回路36はダイオード3
6aとツェナーダイオード36bとからなり、アノード
が互いに接続され、ダイオード36aのカソードがフォ
トトランジスタ25のコレクタに接続されると共に、ツ
ェナーダイオード36bのカソードが抵抗35に接続さ
れ、フォトトランジスタ25の受光する光強度が強く、
基準電圧V C とフォトトランジスタ25のコレクタ電圧
a の差がダイオード36aの順方向電圧降下VF とツ
ェナーダイオード36bのツェナー電圧VZDとの和(降
下電圧:ただし抵抗35での電圧降下を無視している)
より大きければ、上記したように電流I2 が流れる。
【0021】さらに、両検出回路21,22のオペアン
プ31,37の出力端子がそれぞれ直流カット用コンデ
ンサ41,42及び利得設定用抵抗43,44を介して
オペアンプ45の反転入力端子に接続され、オペアンプ
45の出力端子と反転入力端子との間に帰還抵抗46が
接続され、オペアンプ45の非反転入力端子が電源VD
とアースとの間に設けられた2個の分圧抵抗47,48
の接続点に接続されており、各抵抗43,44,46〜
48及びオペアンプ45により加算回路23が構成さ
れ、両検出回路21,22の出力電圧を加算して出力す
るようになっている。
【0022】つぎに、動作について説明する。
【0023】なお、第2の電流電圧変換回路及びしきい
回路36を総称して第2の検出回路22ということとす
る。いま、第2の検出回路22に関してLED24の駆
動電圧V a についての電圧しきい値をV C −V F −V ZD
(ただし抵抗35での電圧降下を無視している)とし
て、外乱光の影響が少ない場合、即ちVa >(V C −V
F −VZD(=電圧しきい値)の関係が成立している場
合、上記したように第2の検出回路22の抵抗38,3
5及びしきい回路36を介して流れる電流I2 は0とな
るため、フォトトランジスタ25の光電流IL は第1の
検出回路21の抵抗32,30を介して流れる電流I1
に等しくなり、両検出回路21,22の出力電圧V1
2 はそれぞれ次のように表される。但し、Vb ,Vc
はそれぞれオペアンプ31,37の非反転入力端子の電
(基準電源)、R32は抵抗32の抵抗値である。
【0024】 V1 =Vb +I1 ・R32 …(I) V2 =Vc …(II) そして、フォトトランジスタ25の光電流が、LED2
4の発光出力の変調によってI0 ,IL の間で変化する
と、この光電流の変化による両検出回路21,22の出
力電圧の変化分ΔV1 ,ΔV2 は、ΔV1 =(IL −I
0 )・R32,ΔV2 =0となり、例えば抵抗44,46
の抵抗値を等しくした場合に加算回路23の出力電圧V
0 は次のように表される。但し、Vd はオペアンプ45
の非反転入力端子の電位である。
【0025】 V0 =Vd −(IL −I0 )・R32 …(III) 従って、(III)式より、加算回路23の出力電圧の
変化分,即ち振幅は、(IL −I0 )・R32によって定
まり、このとき上記したようにI2 =0で、しかもIL
=I1 であることから、光電流の振幅(IL −I0 )は
電流I1 の変化分ΔI1 に等しくなり、加算回路23の
出力電圧の振幅はΔI1 ・R32となる。
【0026】つぎに、外乱光の影響が大きくなり、Va
<(VD −VF −VZD)の関係が成立し、オペアンプ3
1,37がまだ飽和していない場合、第2の検出回路2
2の抵抗38,35及びしきい回路36を介して電流I
2 が流れるため、フォトトランジスタ25の光電流IL
は、IL =I1 +I2 となり、両検出回路21,22の
出力電圧V1 ,V2 はそれぞれ次のように表される。但
し、R38は抵抗38の抵抗値である。
【0027】 V1 =Vb +I1 ・R32 …(IV) V2 =Vc +I2 ・R38 …(V) そして、フォトトランジスタ25の光電流がLED24
の発光出力の変調によってI0 ,IL の間で変化する
と、この光電流の変化による両検出回路21,22の出
力電圧の変化分ΔV1 ,ΔV2 は、ΔV1 =ΔI1 ・R
32,ΔV2 =ΔI2 ・R38となり、加算回路23の出力
電圧V0 は次のように表される。
【0028】 V0 =Vd −{ΔI1 ・R32+ΔI2 ・R38} …(VI) 従って、加算回路23の出力電圧の振幅は、両検出回路
21,22の出力電圧の変化分ΔV1 ,ΔV2 の加算値
に等しくなり、従来に比べて第2の検出回路22の変化
分ΔV2 だけ加算回路23の出力電圧が増加するため、
外乱光の影響が小さい場合と比較しても最終出力電圧の
振幅は減少しない。
【0029】さらに、外乱光の影響が大きくなって第2
の検出回路23のオペアンプ37が飽和した場合、第2
の検出回路23の出力電圧V2 は一定の限界値V2Gとな
り、フォトトランジスタ25の光電流がLED24の発
光出力の変調によってI0 ,IL の間で変動した場合
に、コンデンサ41により直流分に相当する出力電圧V
2Gがカットされるため、加算回路23の出力電圧のV0
は、V0 =(Vd −ΔI1 ・R32)と表され、出力電圧
0 の振幅は第1の検出回路21の出力電圧の変化分Δ
1 (=ΔI1 ・R32)に等しくなる。
【0030】このとき、通常はこのようにオペアンプ3
7が飽和しないように各抵抗の抵抗値設定がなされるた
め、加算回路23の出力電圧が上記(VI)式で表され
る状態において使用されるが、オペアンプ37が飽和し
た場合でも、従来と同様ΔV1 の振幅に等しい出力電圧
0 の振幅が得られる。
【0031】ところで、図3に示す従来構成と図1に示
す本考案の構成とで、外乱光の有無による最終出力電圧
の振幅を測定したところ、図3の場合、外乱光があると
きの出力電圧の振幅は外乱光がないときの15%である
のに対し、図1の場合、外乱光があるときとないときの
出力電圧の振幅は同じとなった。
【0032】因みに、外乱光がない場合として、LED
によるフォトトランジスタの光電流が10μAとなり、
外乱光がある場合として、外乱光によるフォトトランジ
スタの光電流成分が2mA,LEDによる光電流成分が
10μAとなるように測定条件を設定した。
【0033】従って、第1の検出回路21の出力電圧の
変化分と、第1の検出回路21より電圧しきい値の高い
第2の検出回路22の出力電圧の変化分とを加算回路2
3により加算するようにしたため、フォトトランジスタ
25を流れる電流の変化分のすべてを加算回路23の出
力電圧に反映でき、何らかの原因でLED24の発光出
力が低下したときや、フォトトランジスタ25のhfe
小さいときなど、フォトトランジスタ25の光電流の変
化分が微少となった時でも加算回路の出力電圧の振幅を
ほぼ一定にすることができ、LED24による光信号の
検出精度の低下を防止でき、従来のような後段の増幅回
路による波形歪などの問題も解消できる。
【0034】なお、両検出回路21,22,受光回路2
9の構成は上記したものに限定されないのは言うまでも
ない。
【0035】
【考案の効果】以上のように、この考案の光電検出装置
によれば、第1の検出回路に並列に第2の検出回路を設
け、第1の検出回路から受光素子に第1の光電流を供給
し、この第1の光電流に比例した出力電圧を発生するよ
う第1の電流電圧変換回路で電流電圧変換を行うととも
に、受光素子への外乱光が増大してその駆動電圧が所定
の電圧しきい値未満となったときにのみ第2の検出回路
から受光素子に第2の光電流を供給し、この第2の光電
流に比例した出力電圧を発生するよう第2の電流電圧変
換回路で電流電圧変換を行うようにし、これらの両検出
回路の出力電圧を加算して加算回路により加算電圧を出
力するようにしたため、発光素子の発光出力を所定周波
数で変調する場合において、外乱光の影響の大小に関係
なく加算回路の出力電圧の振幅をほぼ一定にすることが
でき、発光素子による光信号の検出精度の低下を防止す
ることが可能になり、光スイッチ等に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の光電検出装置の一実施例の結線図で
ある。
【図2】この考案のブロック構成図である。
【図3】従来の光電検出装置の結線図である。
【図4】図3の動作説明図である。
【符号の説明】
21,22 第1,第2の検出回路 23 加算回路 24 LED(発光素子) 25 フォトトランジスタ(受光素子) 29 受光回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−112471(JP,A) 実開 昭56−176436(JP,U) 実開 平3−111034(JP,U) 実開 昭63−39691(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03K 17/78 - 17/98

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子からの変調された光の受光によ
    り光電流が流れる受光素子からなる受光回路と、 前記受光回路に接続されて、前記受光素子に第1の光電
    流を供給し、当該第1の光電流に比例した出力電圧を発
    生するよう電流電圧変換を行う第1の電流電圧変換回路
    からなる第1の検出回路と、 前記第1の検出回路に並列に前記受光回路に接続され
    て、前記受光素子への外乱光が増大して当該受光素子の
    駆動電圧が所定の電圧しきい値未満となったときにのみ
    前記受光素子に第2の光電流を供給し、当該第2の光電
    流に比例した出力電圧を発生するよう電流電圧変換を行
    第2の検出回路と、前記両検出回路の出力電圧を加算して加算電圧を出力す
    る加算回路とを備え、 前記第2の検出回路は、 所定の基準電圧と前記受光素子との間に接続されて、当
    該受光素子に前記第2の光電流が流れるための前記電圧
    しきい値を規定するための所定の降下電圧が設定され、
    前記受光素子への外乱光が増大して当該受光素子の駆動
    電圧が前記基準電圧から前記降下電圧だけ降下した電圧
    値より小さいときにのみ当該受光素子に前記第2の光電
    流を供給するしきい回路と、 前記しきい回路において前記受光素子の駆動電圧が前記
    基準電圧から前記降下電圧だけ降下した電圧値より小さ
    くなって当該受光素子に前記第2の光電流を供給した際
    に、当該第2の光電流に比例した出力電圧を発生するよ
    う電流電圧変換を行う第2の電流電圧変換回路とを備え
    ことを特徴とする光電検出装置。
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