JP2588185B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2588185B2
JP2588185B2 JP62039154A JP3915487A JP2588185B2 JP 2588185 B2 JP2588185 B2 JP 2588185B2 JP 62039154 A JP62039154 A JP 62039154A JP 3915487 A JP3915487 A JP 3915487A JP 2588185 B2 JP2588185 B2 JP 2588185B2
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    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S15/00Systems using the reflection or reradiation of acoustic waves, e.g. sonar systems
    • G01S15/88Sonar systems specially adapted for specific applications
    • G01S15/89Sonar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
    • G01S15/8906Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques
    • G01S15/8909Short-range imaging systems; Acoustic microscope systems using pulse-echo techniques using a static transducer configuration

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、被検体に向けて送波した超音波の被検体よ
りの反射成分を受波して診断に供する超音波診断装置に
関する。
(従来の技術) 複数の振動子をアレイ状に配列して成る超音波プロー
ブを備えた超音波診断装置においては、送受信系の少な
くともいずれか一方に遅延手段を有し、各振動子で送受
波する超音波ビームを任意の位置に偏向,フォーカスす
ることが行われている。
このような超音波診断装置によって被検体をスキャン
する場合、遅延手段に対して振動子数,振動子位置,ラ
スタ数,フォーカス点数など(以下「遅延時間変化要
因」と称する)により異なる遅延時間データを供給しな
ければならない。従来、これらの遅延時間データは、CP
U(中央処理装置)により予め演算して求め、それをRA
M,ROM等の記憶手段に格納し、超音波送受信手段の制御
部に適宜に転送するようにしていた。
しかしながら、前記遅延時間変化要因が増加するにつ
れ、予め用意しておく遅延時間データの量が莫大なもの
となり、従来の技術では対応が困難になってきている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記のように従来の超音波診断装置においては、遅延
時間変化要因が増大すると、記憶手段の大容量化が必須
となり、装置の回路規模の点からもそのデータの転送時
間からも実現困難である。
そこで本発明は上記の問題点を解決するもので、遅延
時間変化要因が増大しても、小容量の記憶手段で対応で
きる超音波診断装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は、複数の振動子を配列して成り、超音波の送
受波を行なう超音波プローブを有し、該振動子を振動す
る励振信号、及び該振動子の受信信号の少なくとも一方
に、遅延時間データに基づく遅延時間を付与することで
診断用超音波情報を得る超音波診断装置において、前記
遅延時間データを記憶する記憶手段と、複数チャンネル
の振動子を駆動して一超音波走査線を形成するにあた
り、前記記憶手段に記ータを補間演算により求める補間
演算処理手段と、を備えることを特徴とするものであ
る。
(作 用) 複数チャンネルの振動子を駆動して一超音波走査線を
形成するにあたり、前記記憶手段に記憶されている数チ
ャンネル毎の遅延時間データから欠落チャンネル分の遅
延時間データを補間演算により求める。このため、記録
手段には、必要な遅延時間データ全てを記憶することが
なく、小容量のものでよいことになる。
(実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
第1図(a)は本発明の一実施例装置のブロック図で
あり、同図(b)はその主要部の詳細なブロック図であ
る。
第1図(a)に示すようにこの実施例装置は、超音波
プローブ1,プリアンプ2,受信遅延部3,レシーバ4,DSC
(ディジタル・スキャン・コンバータ)5,ディスプレイ
6,パルサ7,送信遅延部8,遅延時間データ作成部9,CPU
(中央処理装置)10を有する。
超音波プローブ1は超音波の送受波を行うものであ
り、複数の振動子をアレイ状に配列して成る。このプロ
ーブ1よりの受信信号はプリアンプ2を介して受信遅延
部3に取り込まれるようになっている。
この受信遅延部3は、受信信号に対して所定の遅延時
間を付与するものであり、受信信号の遅延出力は、後段
に配置されたレシーバ4に送出されるようになってい
る。
このレシーバ4は,受信信号のアナログ処理(例えば
検波,包絡線検出など)を行うもので、その処理出力
は、後段に配置されたDSC5に送出されるようになってい
る。
DSC5は、その初段にA/D(アナログ・ディジタル)変
換器を有し、サンプリング系と表示系との走査変換を行
うもので、フレームメモリを中心に構成されている。こ
のDSC5の出力は、後段に配置されたディスプレイ6に送
出され、ここで表示されるようになっている。
また、パルサ7は送信遅延部8よりのパルス信号のタ
イミングプローブ1の振動子に励振信号を印加して該振
動子を励振するものである。
そしてこの送信遅延部8及び受信遅延部3における遅
延時間は、遅延時間データ作成部9よりの遅延時間デー
タによって設定されるようになっている。
遅延時間データ作成部9は、CPU10の制御下にあり、
送信用及び受信用の遅延時間データを作成するものであ
る。例えばこの遅延時間データ作成部9は、第1図
(b)に示すように、RAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)11と、補間演算処理手段12とを有する。
RAM11は、超音波送受波に必要な全遅延時間データ数
より少ない数の遅延時間データを記憶するもので、これ
が本発明における記録手段の一例となる。尚、この遅延
時間データはCPU10より転送されたものであり、適宜上
“真の遅延時間データ”と称する。
補間演算処理手段12は、前記RAM11内の真の遅延時間
データにおける欠落部分を補間するものであり、直列接
続されたレジスタ(Reg)13,14,15と、各レジスタの出
力に対して所定の重み付けを行うROM(リード・オンリ
・メモリ)16,17,18と、各ROMの出力を加算する加算器1
9とを有して成る。この加算器19の出力が補間後の遅延
時間データとして前記受信遅延部3及び送信遅延部8に
送出されるようになっている。
次に上記構成の作用について説明する。
遅延時間データ作成部9により作成された遅延時間デ
ータ(受信用遅延時間データ,送信用遅延時間データ)
は、受信遅延部3,送信遅延部8に取り込まれる。この遅
延時間データに基づいて遅延されたパルス信号がパルサ
7に送出されると、このパルサ7より励起信号が出力さ
れ、この励起信号により超音波プローブ1の各振動子が
励振される。この励振により、被検体(図示せず)に向
けて超音波が送波され、送波された超音波の被検体での
反射成分が再び超音波プローブ1の各振動子によって受
波される。この受波による信号はプリアンプ2により増
幅された後に受信遅延部3に取り込まれ、ここで、前記
遅延時間データに基づく時間差を与えられた後に、レシ
ーバ4に送出される。そしてこのレシーバ4における所
定のアナログ処理の後にDSC5を介してディスプレイ6に
送出され、表示される。
ここで、前記遅延時間データ作成部9における遅延時
間データ作成は次のように行われる。
送受信用遅延データは本来三角関数演算やルート演算
を含む複雑な演算処理により求められるものであるが、
同一超音波ラスタの遅延時間は連続性を有するので、数
チャンネル毎の遅延時間データから、欠落チャンネル分
の遅延時間データを補間することができる。例えば第2
図において、τa,τb,τcが、CPU10より転送された真
の遅延時間データとすると、このデータに基づく補間演
算実行により、τab1,τab2,τab3を求めることができ
る。この補間演算は、例えばτab1の場合、 τab1=aτa+bτb+cτc となり、単純な積和演算となる。
そこで、本実施例では、CPU10より転送された真の遅
延データを一旦RAM11に格納し、このデータに基づく補
間演算を補間演算処理手段12で実行するようにしてい
る。即ち、RAM11より真の遅延データを順次読み出し、
τa,τb,τcをレジスタ13,14,15に保持し、各レジスタ
の保持内容をそれぞれROM16,17,18に送出する。ROM16,1
7,18においては、aτa,bτb,cτcなる重み付けが行わ
れ、それらを加算器19で加算する。一つの補間データに
つき上記の積和演算を行いながら、次々に遅延時間デー
タを求め、これにより、超音波送受信に要する所定の遅
延時間データが作成される。
このように本実施例においては、一超音波走査線を形
成するにあたり必要な遅延時間データの数よりも少ない
数の遅延時間データを記憶するRAM11と、この遅延デー
タの欠落部分を補間する補間演算処理手段12とを有する
ものであるから、全振動子分の遅延時間データを記憶し
ておく必要がなく、RAM11の記憶容量を大幅に低減する
ことができ、また、遅延時間変化要因の増大に対しても
容易に対応できる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。
例えば上記実施例では記憶手段としてRAM11を適用
し、このRAM11内にCPU10よりの真の遅延時間データを転
送するものについて説明したが、記憶手段としては、真
のデータを予め記憶するROMとしてもよい。
また、上記実施例では補間演算処理手段12として、レ
ジスタ13,14,15,ROM16,17,18及び加算器19を有するもの
について説明したが、乗算累積器などを用いて上記の積
和演算を行うようにしてもよい。
さらに、上記実施例では超音波の送受双方に遅延時間
を与えるものについて説明したが、いずれか一方に遅延
時間を与える場合でも本発明を適用できるのは言うまで
もない。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、遅延時間変化要
因が増大しても、小容量の記憶手段で対応できる超音波
診断装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例を示すブロック図、同
図(b)はその主要部の詳細なブロック図、第2図は本
実施例におけるデータ補間の説明図である。 1……超音波プローブ、 11……RAM(記憶手段)、 12……補間演算処理手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の振動子を配列して成り、超音波の送
    受波を行なう超音波プローブを有し、該振動子を振動す
    る励振信号、及び該振動子の受信信号の少なくとも一方
    に、遅延時間データに基づく遅延時間を付与することで
    診断用超音波情報を得る超音波診断装置において、 前記遅延時間データを記憶する記憶手段と、 複数チャンネルの振動子を駆動して一超音波走査線を形
    成するにあたり、前記記憶手段に記憶されている数チャ
    ンネル毎の遅延時間データから欠落チャンネル分の遅延
    時間データを補間演算により求める補間演算処理手段
    と、 を備えることを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】前記記憶手段はRAM又はROMである特許請求
    の範囲第1項に記載の超音波診断装置。
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