JP2587715B2 - エンジンのｅｇｒ装置 - Google Patents
エンジンのｅｇｒ装置Info
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- JP2587715B2 JP2587715B2 JP2231432A JP23143290A JP2587715B2 JP 2587715 B2 JP2587715 B2 JP 2587715B2 JP 2231432 A JP2231432 A JP 2231432A JP 23143290 A JP23143290 A JP 23143290A JP 2587715 B2 JP2587715 B2 JP 2587715B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- exhaust
- engine
- intake
- exhaust gas
- Prior art date
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- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエンジンのEGR（Exhaust Gas Recirculatio
n、排気ガス再循環）装置に係り、とくに排気ガスの一
部を吸気側に戻すようにしたEGR装置に関する。
n、排気ガス再循環）装置に係り、とくに排気ガスの一
部を吸気側に戻すようにしたEGR装置に関する。
〔発明の概要〕 排気管から取出された排気ガスを一旦蓄圧室に蓄圧し
ておき、コンピュータによって制御される制御弁によっ
て排気バルブが閉じてから吸気バルブが閉じるまでの期
間吸気側に排気ガスを吹込むようにしたものであって、
燃焼直前に吸気側にEGRガスを吹込むことによって、エ
ンジン部品の腐蝕摩耗を防止するようにしたものであ
る。
ておき、コンピュータによって制御される制御弁によっ
て排気バルブが閉じてから吸気バルブが閉じるまでの期
間吸気側に排気ガスを吹込むようにしたものであって、
燃焼直前に吸気側にEGRガスを吹込むことによって、エ
ンジン部品の腐蝕摩耗を防止するようにしたものであ
る。
例えば特開昭58−10133号公報に開示されているよう
に、排気ガス中に含まれる窒素酸化物の量を低減するた
めに、EGRが従来より用いられている。排気ガスの一部
を吸気側に戻すことによって、吸気の熱容量が増加する
とともに、酸素の相対的な濃度が低下するために、燃焼
が緩慢になる。従って燃焼温度が低下して窒素酸化物の
生成が抑えられることになる。
に、排気ガス中に含まれる窒素酸化物の量を低減するた
めに、EGRが従来より用いられている。排気ガスの一部
を吸気側に戻すことによって、吸気の熱容量が増加する
とともに、酸素の相対的な濃度が低下するために、燃焼
が緩慢になる。従って燃焼温度が低下して窒素酸化物の
生成が抑えられることになる。
窒素酸化物の低減のためにEGRを行なうと、排気ガス
中のSO2やSO3の硫酸化物によってピストンリングやシリ
ンダライナ等のエンジン部品が腐蝕摩耗することにな
る。すなわち排気ガスを循環させて吸気側に吹込むよう
にすると、排気ガス中の硫黄分を含む成分に上記のよう
な部品が比較的長い期間さらされるようになり、不必要
にピストンリングやシリンダライナ等の摩耗が促進さ
れ、寿命に影響を及ぼすことになる。
中のSO2やSO3の硫酸化物によってピストンリングやシリ
ンダライナ等のエンジン部品が腐蝕摩耗することにな
る。すなわち排気ガスを循環させて吸気側に吹込むよう
にすると、排気ガス中の硫黄分を含む成分に上記のよう
な部品が比較的長い期間さらされるようになり、不必要
にピストンリングやシリンダライナ等の摩耗が促進さ
れ、寿命に影響を及ぼすことになる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
って、EGRガス中の硫黄を含む成分によるエンジン部品
の腐蝕摩耗を効果的に防止するようにしたエンジンのEG
R装置を提供することを目的とするものである。
って、EGRガス中の硫黄を含む成分によるエンジン部品
の腐蝕摩耗を効果的に防止するようにしたエンジンのEG
R装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、排気ガスの一部を吸気側に戻すようにした
EGR装置において、 前記排気ガスを蓄圧しておく蓄圧手段と、 蓄圧された排気ガスの吹込みを制御する制御弁とを具
備し、 排気パルブが閉じてから吸気バルブを閉じるまでの期
間に前記制御弁を開いて排気ガスを吸気側に吹込むよう
にしたものである。
EGR装置において、 前記排気ガスを蓄圧しておく蓄圧手段と、 蓄圧された排気ガスの吹込みを制御する制御弁とを具
備し、 排気パルブが閉じてから吸気バルブを閉じるまでの期
間に前記制御弁を開いて排気ガスを吸気側に吹込むよう
にしたものである。
従って排気バルブを閉じてから吸気バルブが閉じるま
での期間にのみEGRガスの吹込みが行なわれることにな
り、各シリンダへは燃焼直前にEGRガスが吹込まれるこ
とになる。
での期間にのみEGRガスの吹込みが行なわれることにな
り、各シリンダへは燃焼直前にEGRガスが吹込まれるこ
とになる。
第１図は本発明の一実施例に係るEGR装置を備えるエ
ンジンを示しており、このエンジンは例えば６気筒のデ
ィーゼルエンジンから構成されている。そしてエンジン
のシリンダブロック10の両側には吸気マニホールド11と
排気マニホールド12とがそれぞれ取付けられている。吸
気マニホールド11は３気筒ずつに２分割されるととも
に、その先端側には吸気管13が接続されるようになって
いる。そして吸気管13の先端側にはエアクリーナ14が接
続されている。これに対して排気マニホールド12には排
気管15が接続されるとともに、この排気管15にマフラ16
が接続されるようになっている。
ンジンを示しており、このエンジンは例えば６気筒のデ
ィーゼルエンジンから構成されている。そしてエンジン
のシリンダブロック10の両側には吸気マニホールド11と
排気マニホールド12とがそれぞれ取付けられている。吸
気マニホールド11は３気筒ずつに２分割されるととも
に、その先端側には吸気管13が接続されるようになって
いる。そして吸気管13の先端側にはエアクリーナ14が接
続されている。これに対して排気マニホールド12には排
気管15が接続されるとともに、この排気管15にマフラ16
が接続されるようになっている。
排気管15には抽出管19が接続されるようになってい
る。そしてこの抽出管19がコンプレッサ20と接続される
ようになっている。コンプレッサ20の駆動軸にはプーリ
21が取付けられており、ベルト22を介してカムシャフト
23の後端部に取付けられているプーリ24と連動されるよ
うになっている。またコンプレッサ20の吐出側は蓄圧室
25に接続されている。蓄圧室25はリリーフ弁26を備えて
いる。なおこのリリーフ弁26の設定圧は例えば8kg/cm2
になっている。
る。そしてこの抽出管19がコンプレッサ20と接続される
ようになっている。コンプレッサ20の駆動軸にはプーリ
21が取付けられており、ベルト22を介してカムシャフト
23の後端部に取付けられているプーリ24と連動されるよ
うになっている。またコンプレッサ20の吐出側は蓄圧室
25に接続されている。蓄圧室25はリリーフ弁26を備えて
いる。なおこのリリーフ弁26の設定圧は例えば8kg/cm2
になっている。
そして蓄圧室25がコモンチャンバ27に接続されるよう
になっている。コモンチャンバ27は各シリンダと対応す
る電磁弁28を備えるとともに、これらの電磁弁28に吹込
み管29がそれぞれ接続されており、これらの吹込み管29
によって各シリンダの吸気ポートの入口側にEGRガスの
吹込みを行なうようにしている。各シリンダに対応して
設けられた６個の電磁弁28はコンピュータ32によってそ
の開閉が制御されるようになっている。コンピュータ32
の入力側はディスク33の回転位置から吸気バルブや排気
バルブの開閉のタイミングを検出するタイミングセンサ
34と接続されている。さらにコンピュータ32は負荷セン
サ35および回転センサ36と接続されている。
になっている。コモンチャンバ27は各シリンダと対応す
る電磁弁28を備えるとともに、これらの電磁弁28に吹込
み管29がそれぞれ接続されており、これらの吹込み管29
によって各シリンダの吸気ポートの入口側にEGRガスの
吹込みを行なうようにしている。各シリンダに対応して
設けられた６個の電磁弁28はコンピュータ32によってそ
の開閉が制御されるようになっている。コンピュータ32
の入力側はディスク33の回転位置から吸気バルブや排気
バルブの開閉のタイミングを検出するタイミングセンサ
34と接続されている。さらにコンピュータ32は負荷セン
サ35および回転センサ36と接続されている。
以上のような構成において、エアクリーナ14から取込
まれた大気は吸気管13および吸気マニホールド11を通し
てエンジン10の各シリンダに導入される。またエンジン
10の各シリンダで生じた排気ガスは排気マニホールド1
2、排気管15、およびマフラ16を通して大気中に排出さ
れるようになっている。
まれた大気は吸気管13および吸気マニホールド11を通し
てエンジン10の各シリンダに導入される。またエンジン
10の各シリンダで生じた排気ガスは排気マニホールド1
2、排気管15、およびマフラ16を通して大気中に排出さ
れるようになっている。
排気管15を通して排出される排気ガスの一部は抽出管
19によって排気管15から取出されるとともに、コンプレ
ッサ20に供給される。コンプレッサ20はエンジンによっ
てカムシャフト23、プーリ24、ベルト22、およびプーリ
21を介して駆動されており、抽出されたEGRガスの圧縮
を行なう。そしてコンプレッサ20で圧縮されたEGRガス
が蓄圧室25内に蓄圧される。蓄圧されたEGRガスはさら
にコモンチャンバ27に供給される。そしてコモンチャン
バ27内のEGRガスは電磁弁28が開かれると、対応するシ
リンダに供給されるようになる。
19によって排気管15から取出されるとともに、コンプレ
ッサ20に供給される。コンプレッサ20はエンジンによっ
てカムシャフト23、プーリ24、ベルト22、およびプーリ
21を介して駆動されており、抽出されたEGRガスの圧縮
を行なう。そしてコンプレッサ20で圧縮されたEGRガス
が蓄圧室25内に蓄圧される。蓄圧されたEGRガスはさら
にコモンチャンバ27に供給される。そしてコモンチャン
バ27内のEGRガスは電磁弁28が開かれると、対応するシ
リンダに供給されるようになる。
第２図はこのエンジンの吸気バルブおよび排気バルブ
の開閉のタイミングを示している。そしてこのようなタ
イミングはディスク33の回転位置を検出するタイミング
センサ34によって検出されるようになっている。コンピ
ュータ32は第３図に示すように、排気バルブが閉じられ
てから吸気バルブが閉じられるまで間に対応するシリン
ダの電磁弁28を開くようにしており、この期間にのみ対
応するシリンダにEGRガスを吹込むようにしている。
の開閉のタイミングを示している。そしてこのようなタ
イミングはディスク33の回転位置を検出するタイミング
センサ34によって検出されるようになっている。コンピ
ュータ32は第３図に示すように、排気バルブが閉じられ
てから吸気バルブが閉じられるまで間に対応するシリン
ダの電磁弁28を開くようにしており、この期間にのみ対
応するシリンダにEGRガスを吹込むようにしている。
このように本実施例に係るエンジンは、直列の６シリ
ンダのディーゼルエンジンであって、EGRガスの吹込み
期間を短縮するためにEGRガスを一旦蓄圧室25に蓄える
ようにしている。そして各シリンダへのEGRガスの吹込
み期間は、従来のような吸気バルブ開閉期間ではなく、
排気バルブが閉じてから吸気バルブが閉じるまでの期間
とするように電磁弁28をコンピュータ32によって制御す
るようにしている。従って燃焼の直前にEGRガスをシリ
ンダ内に供給することが可能になり、EGRガス中の腐蝕
摩耗の原因となるSO2やSO3などの硫酸化物にエンジン部
品がさらされる期間を短くするようにしている。従って
ピストンリングやシリンダライナ等のエンジン部品の腐
蝕摩耗を最小限に抑えることが可能になる。またコンピ
ュータ32はこのエンジンの運転範囲に対して、最適なガ
スの低減を燃費の低減とを行なうようにしている。
ンダのディーゼルエンジンであって、EGRガスの吹込み
期間を短縮するためにEGRガスを一旦蓄圧室25に蓄える
ようにしている。そして各シリンダへのEGRガスの吹込
み期間は、従来のような吸気バルブ開閉期間ではなく、
排気バルブが閉じてから吸気バルブが閉じるまでの期間
とするように電磁弁28をコンピュータ32によって制御す
るようにしている。従って燃焼の直前にEGRガスをシリ
ンダ内に供給することが可能になり、EGRガス中の腐蝕
摩耗の原因となるSO2やSO3などの硫酸化物にエンジン部
品がさらされる期間を短くするようにしている。従って
ピストンリングやシリンダライナ等のエンジン部品の腐
蝕摩耗を最小限に抑えることが可能になる。またコンピ
ュータ32はこのエンジンの運転範囲に対して、最適なガ
スの低減を燃費の低減とを行なうようにしている。
〔発明の効果〕 以上のように本発明は、排気ガスを蓄圧しておく蓄圧
手段と、蓄圧された排気ガスの吹込みを制御する制御弁
とを具備し、排気バルブが閉じてから吸気バルブが閉じ
るまでの期間に制御弁を開いて排気ガスを吸気側に吹込
むようにしたものである。従ってこのような構成によれ
ば、燃焼の直前にEGRガスを各シリンダに吹込むことが
可能になり、EGRガスによる腐蝕摩耗が最小限に抑える
ことが可能になる。
手段と、蓄圧された排気ガスの吹込みを制御する制御弁
とを具備し、排気バルブが閉じてから吸気バルブが閉じ
るまでの期間に制御弁を開いて排気ガスを吸気側に吹込
むようにしたものである。従ってこのような構成によれ
ば、燃焼の直前にEGRガスを各シリンダに吹込むことが
可能になり、EGRガスによる腐蝕摩耗が最小限に抑える
ことが可能になる。
第１図は本発明の一実施例に係るEGR装置を備えるエン
ジンの要部平面図、第２図はこのエンジンの吸気バルブ
と排気バルブの開閉のタイミングを示すグラフ、第３図
はEGRガスの吹込み期間を示すグラフである。 また図面中の主要な部分の名称はつぎの通りである。 10……シリンダブロック 11……吸気マニホールド 12……排気マニホールド 13……吸気管 15……排気管 19……抽出管 20……コンプレッサ 25……蓄圧室 27……コモンチャンバ 28……電磁弁 29……吹込み管 32……コンピュータ 34……タイミングセンサ
ジンの要部平面図、第２図はこのエンジンの吸気バルブ
と排気バルブの開閉のタイミングを示すグラフ、第３図
はEGRガスの吹込み期間を示すグラフである。 また図面中の主要な部分の名称はつぎの通りである。 10……シリンダブロック 11……吸気マニホールド 12……排気マニホールド 13……吸気管 15……排気管 19……抽出管 20……コンプレッサ 25……蓄圧室 27……コモンチャンバ 28……電磁弁 29……吹込み管 32……コンピュータ 34……タイミングセンサ
Claims (1)
- 【請求項１】排気ガスの一部を吸気側に戻すようにした
EGR装置において、 前記排気ガスを蓄圧しておく蓄圧手段と、 蓄圧された排気ガスの吹込みを制御する制御弁とを具備
し、 排気パルブが閉じてから吸気バルブを閉じるまでの期間
に前記制御弁を開いて排気ガスを吸気側に吹込むように
したことを特徴とするエンジンのEGR装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2231432A JP2587715B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | エンジンのｅｇｒ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2231432A JP2587715B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | エンジンのｅｇｒ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04112956A JPH04112956A (ja) | 1992-04-14 |
| JP2587715B2 true JP2587715B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=16923469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2231432A Expired - Lifetime JP2587715B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | エンジンのｅｇｒ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2587715B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07180616A (ja) * | 1993-12-22 | 1995-07-18 | Mitsubishi Automob Eng Co Ltd | エンジンの排気還流装置 |
| DE19810840A1 (de) * | 1998-03-12 | 1999-09-16 | Bayerische Motoren Werke Ag | Mehrzylindrige Brennkraftmaschine mit Abgasrückführung |
| DE19816266A1 (de) * | 1998-04-11 | 1999-10-14 | Pierburg Ag | Luftansaugkanalsystem für eine Brennkraftmaschine |
| US20030154716A1 (en) * | 2002-02-21 | 2003-08-21 | Detroit Diesel Corporation | Exhaust gas recirculation system |
| JP5239944B2 (ja) * | 2009-03-03 | 2013-07-17 | トヨタ自動車株式会社 | 駆動力制御装置 |
-
1990
- 1990-08-31 JP JP2231432A patent/JP2587715B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04112956A (ja) | 1992-04-14 |
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