JP2587340Y2 - 開閉可能な板硝子における防犯装置の接続機構 - Google Patents

開閉可能な板硝子における防犯装置の接続機構

Info

Publication number
JP2587340Y2
JP2587340Y2 JP1991095451U JP9545191U JP2587340Y2 JP 2587340 Y2 JP2587340 Y2 JP 2587340Y2 JP 1991095451 U JP1991095451 U JP 1991095451U JP 9545191 U JP9545191 U JP 9545191U JP 2587340 Y2 JP2587340 Y2 JP 2587340Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
glass sheet
opening
detection unit
proximity switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991095451U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0538276U (ja
Inventor
吉見 金田
貴和 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Figla Co Ltd
Original Assignee
Figla Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Figla Co Ltd filed Critical Figla Co Ltd
Priority to JP1991095451U priority Critical patent/JP2587340Y2/ja
Publication of JPH0538276U publication Critical patent/JPH0538276U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2587340Y2 publication Critical patent/JP2587340Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、住宅、商店、大型店舗
等の一般建物の窓、出入口等へ付設される開閉可能な合
わせ板硝子又は複層板硝子の防犯装置の接続機構に関す
るものであり、詳しくは、地震、台風等の自然災害、火
事等の人為的災害は勿論のこと、特に不法侵入等の犯罪
行為を中間層に配設させた導電体の板硝子の破損に伴う
断線、或いは、窓、扉等の開放により検知させる防犯装
置の接続機構に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、この種の一般建物に設
置された防犯装置においては、多くの場合、硝子素材を
使用した窓、扉等が不法侵入場所として狙われ易いこと
から、板硝子の表面へ小型検知器等を付設して振動を検
知するもの等が開発されているが、検知すべき不法侵入
者による振動と、例えば、子供の投げたボール、風圧等
による振動との区別が出来ず、誤報を生じさせるもので
あることから、より信頼性の高いものとして、不法侵入
者が板硝子を破損させた際に、その行為を中間層内の導
電体の断線によって検知させる防犯装置が使用されてい
る。
【0003】然し乍ら、この種の防犯装置の場合、中間
層内の導電体と室内の適宜箇所に設置させる断線検知装
置、電源、警報装置とを電気的に接続する必要があるこ
とから、嵌殺し式の窓以外の、例えば、スライド開閉
式、或いは、ヒンジ開閉式等の窓への適用は極めて困難
を呈していた。
【0004】
【考案の目的】本考案は上記の事由に鑑みて、スライド
開閉式、或いは、スイング開閉式等の窓へ適用させるた
めに、磁気伝送部を有する伝送カプラと磁気検出部を有
する近接スイッチとを用いることにより、主として導電
体と警報装置とを容易に且つ安定して接続できる防犯装
置の接続機構を提供する目的である。
【0005】
【考案の構成】本考案の構成は、合わせ板硝子又は複層
板硝子の中間層内へ導電体を直列状に配設させ、導電体
の両端部へ磁気伝送部を有した伝送カプラを電気的に接
続させ、伝送カプラを枠部へ埋設させ、開口枠部へは警
報装置及び電源と電気的に接続させた磁気検出部を有す
る近接スイッチを埋設させ、伝送カプラの磁気伝送部と
近接スイッチの磁気検出部とを近接状態で磁気結合させ
た構成である。
【0006】
【実施例】斯る目的を達成せしめた本考案を以下実施例
の図面によって説明する。
【0007】図1は、本考案の防犯装置の接続機構を示
す要部断面図であり、図2は、本考案の防犯装置の接続
機構を示す概要図である。
【0008】本考案は、一般建物、住宅、車輛等の窓、
ドアサッシ、大型店舗、商店等のショーウインド、展示
用のケース等に使用される合わせ板硝子に関するもので
あり、詳しくは、地震、台風等の自然災害、火事等の人
為的災害、不法侵入等の犯罪行為によって板硝子が破損
した際に、建物の内外において直ちに警示、警告させる
ことが可能な防犯機能付き合わせ板硝子に関するもので
あり、外周縁へ建物の開口枠部Aに合着させる枠部1d
を設けたスライド開閉式又はヒンジ開閉式の合わせ板硝
子又は複層板硝子1において、前記合わせ板硝子又は複
層板硝子1の中間層1c内へ導電体2を直列状に配設さ
せ、該導電体2の両端部2aへ磁気伝送部3aを有した
伝送カプラ3を電気的に接続させ、該伝送カプラ3を前
記枠部1dの絶縁性の周辺部材へ埋設させると共に、前
記開口枠部Aの枠部1dと当接する絶縁性の周辺部材へ
は警報装置5及び電源6と電気的に接続させた磁気検出
部4aを有する近接スイッチ4を埋設させて、前記伝送
カプラ3の磁気伝送部3aと前記近接スイッチ4の磁気
検出部4aとを近接状態で磁気結合させたものである。
【0009】即ち、本考案は、常時監視することの不可
能な住宅等の一般建物や大型店舗、商店等における災害
や犯罪行為を建物内の要所や建物外の遠隔地等でも直ち
に警示、警告させる防犯装置の接続機構に関するもので
あり、図1に図示の如く、建物の開口部の内周縁に設け
た金属製等の開口枠部Aへ開閉可能に合着させるため
に、外周縁に金属製等の枠部1dを設けた合わせ板硝子
又は複層板硝子1に使用するものである。
【0010】前記合わせ板硝子又は複層板硝子1は、図
示の如く、二枚の有色又は無色透明の板硝子、エッチン
グ処理を施した摺板硝子、或いは、強化硝子等の板硝子
1a.1bの間へアクリル樹脂等による透明樹脂層、或
いは、スペーサーの配設による空気層等から成る中間層
1cを介設させたものである。
【0011】本考案は、前記中間層1c内へCu、A
l、Ni、Sn、Zn等の線状の導電体2を硝子全面に
亘って直列状に配設させ、該導電体2の両端部2aを板
硝子1の外周縁より適宜に露出させ、該両端部2aへ
は、図2に図示の如く、コイル等の磁気伝送部3aを有
し且つ共振回路3b等を有した伝送カプラ3を電気的に
接続させ、該伝送カプラ3を、図1に図示の如く、前記
枠部1dの絶縁性の周辺部材へ埋設させると共に、前記
開口枠部Aの枠部1dと当接する絶縁性の周辺部材へは
コイル等の磁気検出部4aを有する近接スイッチ4を埋
設させたものである。
【0012】前記近接スイッチ4は、図2に図示の如
く、室内の適宜な場所に設置させた光信号、音声信号等
を用いた警報装置5、及びAC100Vの交流、或いは
バッテリー等の直流の電源6と電気的に接続され、回路
内には前記磁気検出部4aと共にコンデンサー、発振/
増幅回路4b、開閉素子4c等を有したものである。
【0013】尚、前記枠部1dと開口枠部Aの絶縁性の
周辺部材は枠自体を絶縁性の材料で形成させたり、或い
は、別体の絶縁性のケーシングを用いることにより、図
1に図示の如く枠内へ埋設させたり、又は、枠外に付設
させても構わない。
【0014】
【作用】本考案は、前述の如く構成したことにより、前
記伝送カプラ3の磁気伝送部3aと前記近接スイッチ4
の磁気検出部4aとを近接状態、非接触状態で磁気結合
させたものであり、次に、その作用を説明する。
【0015】前記近接スイッチ4は、前述の如く、回路
内に前記磁気検出部4aと共にコンデンサー4b、発振
/増幅回路4b、開閉素子4c等を有しており、一方、
前記導電体2及び導電体2の両端部2aへ電気的に接続
させた伝送カプラ3は、前記磁気伝送部3aと共に共振
回路3bを有した閉ループを構成しているため、該伝送
カプラ3の磁気伝送部3aと前記近接スイッチ4の磁気
検出部4aが近接した状態、つまり、図1に図示の如
く、合わせ板硝子又は複層板硝子1の枠部1dと建物の
開口枠部Aを当接させた状態においては、近接スイッチ
4の磁気検出部4aが伝送カプラ3の磁気伝送部3aへ
磁気的な影響を及ぼして、近接スイッチ4へ電力損失を
生じさせながら、伝送カプラ3の閉ループへ誘導電流を
生じさせるものである。
【0016】本考案は、この状態で、警報装置5と電源
6とを接続する近接スイッチ4の開閉素子4cをオープ
ン状態とさせたものである。
【0017】次に、合わせ板硝子又は複層板硝子1が不
法侵入等により破損して導電体2が断線するか、或い
は、窓が開放されて前記伝送カプラ3の磁気伝送部3a
と前記近接スイッチ4の磁気検出部4aとの距離が離れ
ると、夫々の磁界の影響力が解除され、発振/増幅回路
4bの指示により開閉素子4cがクローズ状態となり警
報装置5が作動するものである。
【考案の効果】本考案の開閉可能な板硝子における防犯
装置の接続機構は、板硝子の枠部と、建物の開口部の開
口枠部とへ夫々埋設させた伝送カプラと近接スイッチに
より構成されたものであり、伝送カプラの磁気伝送部と
近接スイッチの磁気検出部とは非接触状態で磁気結合さ
せているために、部材同志の接触による摩耗等がなく、
従って、耐久性に極めて優れたものであり、又、本考案
の接続機構によれば、硝子破損による不法侵入は導電体
の断線により検知させることは勿論のこと、窓の開閉に
よる不法侵入も同様に検知させることが可能であり、極
めて信頼性に優れた有意義な考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防犯装置の接続機構を示す要部断面図
である。
【図2】本考案の防犯装置の接続機構を示す概要図であ
る。
【符号の説明】
A 開口枠部 1 合わせ板硝子又は複層板硝子 1a 板硝子 1b 板硝子 1c 中間層 1d 枠部 2 導電体 2a 両端部 3 伝送カプラ 3a 磁気伝送部 3b 共振回路 4 近接スイッチ 4a 磁気検出部 4b 発振/増幅回路 4c 開閉素子 5 警報装置 6 電源

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周縁へ建物の開口枠部に合着させる枠部
    を設けたスライド開閉式又はヒンジ開閉式の複層板硝子
    又は合わせ板硝子において、 前記複層板硝子又は合わせ板硝子の中間層内に直列状に
    配設した導電体と、 共振回路及び磁気伝送部を有する伝送カプラと、 前記導電体の両端部を伝送カプラに電気的に接続するこ
    とにより構成された閉ループと、 前記伝送カプラは前記枠部の絶縁性を有する周辺部材へ
    埋設され、 警報装置と電源とが配置された回路上に設けた開閉素子
    と、 該開閉素子、発振/増幅回路及び磁気検出部からなる近
    接スイッチと、 該近接スイッチは前記開口枠部の絶縁性を有する周辺部
    材に埋設され、 前記磁気伝送部と前記磁気検出部とはスライド開閉式又
    はヒンジ開閉式の複層板硝子又は合わせ板硝子の閉状態
    において近接状態で磁気結合させるべく設置してなり、 係る閉状態では磁気検出部が磁気伝送部へ磁気的な影響
    を及ぼして近接スイッチへ電力損失を生じながら伝送カ
    プラの閉ループへ誘導電流を生じさせることにより前記
    開閉素子は開状態となり、一方、前記導電体の断線若し
    くは磁気検出部と磁気伝送部の離間により磁界の影響が
    解除され、前記開閉素子を閉状態とすべく構成したこと
    を特徴とする開閉可能な板硝子における防犯装置の接続
    機構。
JP1991095451U 1991-10-25 1991-10-25 開閉可能な板硝子における防犯装置の接続機構 Expired - Fee Related JP2587340Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991095451U JP2587340Y2 (ja) 1991-10-25 1991-10-25 開閉可能な板硝子における防犯装置の接続機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991095451U JP2587340Y2 (ja) 1991-10-25 1991-10-25 開閉可能な板硝子における防犯装置の接続機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0538276U JPH0538276U (ja) 1993-05-25
JP2587340Y2 true JP2587340Y2 (ja) 1998-12-16

Family

ID=14138064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991095451U Expired - Fee Related JP2587340Y2 (ja) 1991-10-25 1991-10-25 開閉可能な板硝子における防犯装置の接続機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2587340Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53107488U (ja) * 1977-02-04 1978-08-29
JPS6017031Y2 (ja) * 1977-03-18 1985-05-25 松下電工株式会社 防犯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0538276U (ja) 1993-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3634846A (en) Intrusion and fire detection system
KR102586752B1 (ko) 스마트 배리어 경보 장치
Ahmad et al. The Various Types of sensors used in the Security Alarm system
US3975723A (en) Door alert system and magnetic switch therefor
US4209777A (en) Non-compromisable intrusion sensor circuit
US3696359A (en) Intrusion alarm system
US6646550B1 (en) Radio frequency security system and method for a building facility
JP2587340Y2 (ja) 開閉可能な板硝子における防犯装置の接続機構
US5103206A (en) Security system
JP2002190070A (ja) ライフガードシステム
JP4162543B2 (ja) 硝子の破壊検出装置
JP2579058Y2 (ja) スライド開閉式の合わせ板硝子における防犯装置の接続機構
JP2588910Y2 (ja) 防犯用の透明合板体
JP2004220545A (ja) 複層窓材用防犯システム及び複層窓材
KR200208373Y1 (ko) 도난방지구조를 갖는 경계용 방범창
KR100265110B1 (ko) 강화유리도어용 전자록장치
KR200393957Y1 (ko) 도어용 방범 스위치
TWM550882U (zh) 複合式智能窗戶裝置
CN2329047Y (zh) 防盗报警器
CN201032553Y (zh) 智能门户安全防盗报警装置
CN105405241A (zh) 远程提醒监控报警卷帘窗
CN205405764U (zh) 卷帘门授权防盗报警系统
JPS63138092A (ja) 無人店舗の開閉手段による閉じ込め防止システム
JP2021188437A (ja) 防犯システム
JP2001291172A (ja) 防犯用器具

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees