JP2587300B2 - 木材チップのき裂形成装置 - Google Patents

木材チップのき裂形成装置

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JP2587300B2
JP2587300B2 JP1510855A JP51085589A JP2587300B2 JP 2587300 B2 JP2587300 B2 JP 2587300B2 JP 1510855 A JP1510855 A JP 1510855A JP 51085589 A JP51085589 A JP 51085589A JP 2587300 B2 JP2587300 B2 JP 2587300B2
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    • D21BFIBROUS RAW MATERIALS OR THEIR MECHANICAL TREATMENT
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は水の浸透をよくし、次のパルプ形成操作をや
り易くするため木材チップを処理する装置に関し、特
に、ごく接近して位置する操作ロール間をチップを通過
させ、ロールによってチップに圧縮力にかけるようにし
たき裂形成装置に関する。
発明の背景 典型的な製紙工程においては、丸太の樹皮がはがされ
てチップに形成され、それからそのチップから個々のセ
ルロース繊維が遊離され、次の処理へ送られ、また最終
的な紙ウェブの形成が行われる。チップからリグニンを
除去するためにダイジェスター内で高温高圧で化学物質
を加えて木材チップを蒸解(Cook)することによってセ
ルロース繊維を遊離させることは一般的な方法である。
次の紙製造プロセスの場合、そこで得られる脱リグニン
繊維は実質上同じ特徴を表わすことが望ましい。ダイジ
ェスター内での処理が過不足となることを最少限にする
ために、チップへの蒸解液(クッキングリカー)の浸透
を全チップに対して実質上同じようにし、全チップが同
じ温度効果、圧力効果、同一時間的効果を受けるように
する必要がある。従って、従来、或る寸法以下のアンダ
ーサイズチップと、或る寸法以上のオーバーサイズチッ
プとを両方とも除去するチップスクリーニング装置を使
用し、蒸解処理する前にアンダーサイズチップを別に処
理し、オーバーサイズチップをチップサイズ縮小装置を
通って通過させる方法がとられてきた。
チップの流れからスクリーンによって分離されたオー
バーサイズのチップの寸法を小さくするために一般に使
用される装置は、チップスライサーである。チップスラ
イサーの基本的操作は、ドラム内で作動するロータを有
し、その中で、オーバーサイズのチップがナイフへ向っ
て強制的に送られ、それによって容認できる適当な厚み
にスライスされる。チップスライサーの例としては、
“木材チップを再度チップに細断する方法と装置”とい
う名称で、ウィリアムC.スミス氏に特許された米国特許
第4,235,382号に示されている。この米国特許第4,235,3
82号に示されるようなチップスライサーは、オーバーサ
イズチップのサイズを有効に小さくし、それによって、
蒸解工程で処理不足のチップが生じるのを著しく減らす
けれども、例えば、ナイフが切れなくなった時や、速度
や負荷が不適切にかかる時のように、適切な設計パラメ
ーターの範囲内で作動しない場合、チップスライサーは
オーバーサイズのチップを小さくしながら同時にファイ
ン(細粒)を生じさせてしまう。かくして、オーバーサ
イズのチップに関連する問題を最少にする一方、チップ
スライサーはアンダーサイズのチップやファインの問題
を増加させてしまう。従って、アンダーサイズのチップ
やファインにまつわる問題を生じさせないでオーバーサ
イズの木材チップを処理する装置を開発するのが望まし
い。
従来、オーバーサイズのチップを圧縮によって処理す
るために、互いに接近して位置する操作ロールを利用
し、それによって、チップへ水が浸透し易いようにして
きた。例えば、“木材チップの選択的層剥離(Delamina
tion)という名称で、1977年9月27日付でフレッドL.シ
ュミット及びフランクJ.ステフェス氏に特許されたU.S.
特許第4,050,980号がある。この特許は、チップ流をス
クリーンで処理し、圧縮によって選択的に層剥離を生じ
させるため、極く接近して位置する操作ロールを通って
オーバーサイズチップを通過させることを開示してい
る。
さらに米国特許第3,393,634号があり、これは“木材
チップの繊維をゆるませる方法と装置”という名称で、
1968年7月23日付でジョンM.ブラックフォード氏に特許
されたものである。この特許はごく接近して位置する操
作ロールを示し、そのロール間で分岐して辺縁の方へチ
ップを導く装置を有し、それらのロールはその最初の厚
みの少くとも約1/5かつ、最初の厚みの約1/10には至ら
ない範囲でチップの厚みを横断方向へ圧縮する。その
後、チップはその最初の形へ膨張し、その中の繊維がゆ
るみ、チップの多孔性が増す。
前述の2つの各特許において、対向してごく接近して
位置する操作ロール、又は層剥離ロールは、チップを圧
縮し、その中の剥離をゆるめる。このロールは滑らかで
あるので、チップにかかる唯一の作用は圧縮だけであ
り、それによって、チップ構造体は繊維がゆるむ以外は
実質上変化しない。
層剥離ロールを使用する場合の問題は、生産性が低い
ことである。チップはロールの上方のポケットに滞留
し、特に、層剥離が最も必要な大きいチップがロールカ
ップルの上方部分でロール間にのっかり、ロールを通過
しない。
チップ破砕装置の典型的な構造が、APPITA第37巻No.
1,1983年7月発行の中に、ジョンA.オールドハム氏の論
文に開示されている。65ページの第1コラムの最後の段
落において、破壊機が示され、それは“滑らかなクロム
処理した表面を有する非常に剛性のあるローラーを有す
る。ニップを通って大きいチップを通過させるという前
述の問題が66ページの第1段落に示されている。大きい
チップでは“屡々滑らかなローラー間に入らないことが
発生し、ローラーの表面がチップの上ですべってしま
う”と記載している。さらに、ローラーの上に残留する
チップは次のチップの供給を妨げ、つまりを生じさせて
しまうと記載している。66ページの第3段落には、ロー
ルの軸線と平行に約10mmの間隔をおいてほんの1mmの深
さを切欠くという解決法が論議されている。それより粗
なロール表面にすると、繊維の損傷が大きくなって不合
格なものが増えるので、適切とは考えられない。ロール
表面を一般的に粗にすると、送りが改善されるとも記載
されている。
チップの破壊、又は層剥離の効果の分析について、19
84年TAPP1パルピングカンファレンスで、D.ラヘナル、
P.モンジー及びC.デコウデンの各氏により発表されてい
る。この論文に示されているパルプ形成に使用される装
置では、ローラーは滑らかなものに戻され、チップが圧
縮されるものである。
従来の破壊や層剥離作用は、層剥離装置の容量が低
く、その結果が思わしくなく、続く蒸解操作に対する影
響もあるので、そのパルプ形成操作において標準的な工
程としては受け入れられていない。
そこで、本発明の主たる目的の1つは、必要な蒸解時
間を短縮するような方法でオーバーサイズチップを処理
し、同一の脱リグニン工程間でそのように処理されたオ
ーバーサイズチップは小形チップの場合と同じ脱リグニ
ンレベルを達成し、そこで生じたパルプに小形チップの
場合と同じ特性をもたせるようにするオーバーサイズチ
ップの処理装置を提供することである。
本発明のもうひとつの目的は、この装置のつまりを最
少限に保持しながら、オーバーサイズチップを迅速かつ
有効に処理する装置を提供することである。
本発明のもうひとつの目的は、ファイン(細粒)チッ
プやピンチップを生じさせないでオーバーサイズチップ
にき裂又は破砕を生じさせる木材チップ処理装置を提供
することであり、この装置はさらに操作が簡単で、適切
な操作にするための調整が最少限ですむようにされてい
る。
本発明のさらにもうひとつの目的は、特に大きなチッ
プの液浸透率を増加させる木材チップ処理装置を提供す
ることであり、さらに、ごく接近した操作ロール間で特
定のチップの配置には無関係に木材チップを破砕する装
置を提供することである。
発明の要旨 これらの目的及び他の目的は、本発明において、非常
に積極性(aggressive)をもつような表面を有する反対
方向に回転し、接近して作動するロールを提供すること
により達成される。ロールはその表面へ機械加工された
ピラミッド形突起のマトリックスを有する。好ましい実
施態様においては、ピラミッドのピークは互いに1/2イ
ンチ離れて位置し、個々のピラミッドのピークからベー
スまでの機械加工の深さは約1/4インチである。運転時
に、ロールのピークはピークとピークを向い合わせた関
係に、又はピークと谷を向い合わせた関係に配置するこ
とができる。使用時、チップは繊維の配向方向に沿って
破砕され、本発明の装置では、チップがロール間のニッ
プへどんな状態で入るかに拘らず、繊維の配向に沿って
き裂が発生する。
本発明が従来の破壊装置又は層剥離装置と異なる点
は、非常に積極的な表面を使用するが、それはチップを
単に圧縮するためだけでなく、チップの厚さのほぼ全体
を通してチップを実際に破砕又は割れ目を入れるために
使用される点である。従来、そのようなチップのき裂
(cracking)は望ましくないと考えられてきた。
本発明のその他の目的、効果は添付図面に関連した次
の説明から明らかとなるであろう。
図面の簡単な説明 図1は本発明を実施した木材チップのき裂形成装置の
横断端面図であり、 図2は図1のII−II線に沿ってとった図1に示す木材
チップのき裂形成装置の垂直横断面図である。
図3は本発明を実施した木材チップのき裂形成装置の
ロールのうちの1つのロールのロール面の一部の斜視図
であり、 図4は本発明を実施した木材チップのき裂形成装置の
ロールカップルの片方の部分端面図であり、隣接するロ
ールの1つの配置を示す。
図5は図4に類似した部分端面図であって、ロールの
第2の配置を示す。
図6は図4及び図5に類似したもうひとつの部分端面
図であって、ロールのさらにもうひとつの配置を示す。
好ましい実施例の詳細な説明 ここで図面、特に図1を参照すれば、符号10は本発明
を実施した木材チップのき裂形成装置(cracking appar
atus)を示す。この装置10は分配装置12から木材チップ
を受入れるようになっており、この分配装置は、符号14
で示す木材チップの均等な流れを上部及び下部ロールカ
ップル16,18へ供給する。このロールカップル16,18はハ
ウジング20内に配置され、このハウジング20は、木材チ
ップ14が流入する上部開口22と処理された木材チップが
装置から流れる底部開口24とを有する。チップ14の流入
する流れは、バッフル26,28により上部ロールカップル1
6へ向けられ、その上部ロールカップルを通過したチッ
プはバッフル30,32によって底部ロールカップル18へ向
けられる。図示していないが、適当なコンベア装置が処
理したチップを装置10から次の処理工程へ運ぶ。
上部ロールカップル16は、互いに接近して位置し反対
方向へ駆動されるロール40,42を有するので、それらの
ロール間の上部ポケット内において、それらのロール表
面は、矢印44,46で示すように、ごく接近して位置する
ロール40,42によって形成する狭い領域へ向って走行す
る。
下部ロールカップル18は、互いに接近して位置し互い
に反対方向へ駆動されるロール50,52を有するので、そ
れらのロール表面は矢印54,56で示すように、ごく接近
して位置するロール50,52によって形成される狭い領域
へ向って走行する。
各ロール40,42,50,52は、ハウジング20内で符号60で
示す軸受内に適切に軸支され、ロールを回転させるため
に、駆動機構62が備わっている。駆動機構62は、モータ
64又は他の駆動源と駆動列66とを有する。駆動列66は各
ロールを駆動することができるが、本発明の或る例で
は、駆動列が各ロールカップルのロールを1個だけ駆動
するようにする必要があることも判っている。各ロール
カップルの受動ロールと対向するロールを、単なる遊び
ロールにすることもできる。このようにすると、その機
械を運転するエネルギー量を軽減できる。なぜなら、装
置からチップが流れない時には、各カップルのロールを
1個だけ駆動すればよいからである。チップが装置へ流
入し、受動ロールと非受動ロールとの間の楔形部分へ流
入する時、非受動ロールが回転し、木材チップのき裂形
成作用を助け、そのチップの通過を容易にする。
分配装置12はハウジング70を有し、そのハウジング70
は、図示していないチップ供給装置からチップを受入れ
る開口72と分配装置に沿ってチップの流れを均等にする
分配スクリュー74と分配格子76とを有し、その格子を通
って、チップが分配装置12から第1ロールカップル16は
送られる。分配スクリュー74は適当な動力源により符号
78のところで駆動され、ハウジング70内の軸受80内に軸
支される。
図1及び図2に示す装置は、本発明の木材チップのき
裂形成装置として適切な配置の単なる1例にすぎないこ
とはこの技術に熟達した人々にとって理解されるべきで
ある。或る例では、ロールカップルを1個だけ使用し、
又は2個より多いロールカップルを使用することが好ま
しいことがあり、それらのロールカップルへチップを供
給する装置は、前述の分配装置12以外の型式の装置でも
よい。
本発明に使用するロールの表面は、それらのロール表
面がより積極的な(aggressive)輪郭を有する点で、従
来チップを層剥離させるために使用されたロール表面と
は異なる。図3に示す実施例において、ロール表面はピ
ラミッド形突起100のマトリックスで成り、そのピラミ
ッド形突起は、ロール表面に円周方向のV字形谷102と
それに直角をなして軸方向のV字形谷104をロールに機
械加工することによって形成される。そのような交叉す
る谷を機械加工することによって、ロール表面から放射
方向に外方へ伸長する4側ピラミッドが形成される。各
突起100は、機械加工されたロール表面の外側部分に残
留する材料によって形成されるピーク106と機械の材料
区域にある交叉谷102,104の深さによって限定されるベ
ース108とを有する。普通、ロールカップルの両ロール
は表面の形が同じであるが、各ロールカップルの片方の
ロールを滑らかにし、又はロールカップルの他方のロー
ル表面よりもっと積極的にもしくはもっと積極性を弱く
形成することも望ましい。
有効に作動する1つの構造では、ロール表面は、ピー
ク106を互いに1/2インチ離して位置させ、各ピークが約
1/16インチ平方の平面で構成されるように形成する。各
ピラミッドのピーク106からベース108までの深さは6ミ
リメートルとする。
前述の図面に示すような木材チップを破砕する装置の
使用と操作において、チップは分配装置12へ供給され、
その分配装置12から第1ロールカップル16の軸方向に沿
って均等に供給される。分配装置12へ流入するチップ
は、その前にスクリーニング工程から供給されるもので
あって、前のスクリーニング工程で分離されたオーバー
サイズのチップだけで成るものとすることができ、又は
パルプ形成操作へのチップの全体の流れが、本発明の装
置を通って処理されるようにすることもできる。他の例
では、アンダーサイズのチップだけをチップの全体の流
れから分離し、それからオーバーサイズのチップと容認
可能なチップの両方を本発明の装置を通して処理するよ
うにすることも望ましいことである。
本発明の1つの重要な効果は、ロールの表面を非常に
積極的にすることによって、チップがロール間へ引きこ
まれないで、ロールの上にのっかり、それに沿ってロー
ルがすべるという従来の問題を最小限にとどめ、事実上
この問題を解決するという点にある。かくして、本発明
の装置を通って多量のチップが送られ、パルプミルを流
れるチップの全体の流れを処理することができ、さら
に、オーバーサイズのチップをスクリーンする必要をな
くすことにさえなる。容認できるチップとオーバーサイ
ズのチップがこの装置を通って送られる場合、別に処理
するためにオーバーラージサイズのものを分離する必要
がなくなる。小さな容認可能なチップは適切なロールス
ペースを通って、事質上処理されないままでその装置を
通って送られ、オーバーサイズのものだけにき裂が発生
する。しかしながら、その処理の後、容認可能な処理さ
れたオーバーサイズのチップは同様にパルプ化すること
が可能である。
チップは、分配装置12からロールカップルの上の部分
へ流入する。これらのロールは別々に駆動することもで
き、その位置は図4に示すように、ピークと谷が並ぶよ
うにコントロールされる。また、或る型式の木材チップ
の場合、図5に示すようにピークとピークを並べるよう
にロールの配置をコントロールすることも望ましいこと
である。もうひとつの方法では、き裂発生の他に実質的
な圧縮力が望ましい場合や、容認されるチップの厚みが
非常にうすい場合、図6に示すように、ピークと谷を密
接にかみ合う関係にするのが望ましい。さらに他の操作
では、特に、この装置への動力の入力をできるだけ小さ
くしなければならない時、各ロールカップルの片方のカ
ップルだけを駆動させ、他方を遊ばせるようにする。チ
ップがロールに接近し、それらの間にはさまれる時、遊
びロールは、ロールの間に圧縮された木材チップによっ
て形成される駆動接続を介して受動ロールにより駆動さ
れる。
ロールカップル間をチップが送られる時、チップの配
向に拘らず、それらのチップはチップの繊維の配向に平
行にき裂又は割れ目が入れられる。これはチップがロー
ル間を長さ方向に送られても端部方向に送られても同じ
である。
図4及び図6に示すように、ピークと谷が向き合うよ
うな配置が使用され、ピラミッド形突起が互いに1/2イ
ンチ離れ、それが約6ミリメートルの高さを有する時、
チップ内に生じるき裂は約1/4インチ毎に発生する。こ
のように形成されるき裂のこの間隔は典型的には、パル
プ形成操作時の容認できるチップの厚みにほぼ対応す
る。チップにき裂を形成することによって、チップの大
きい表面に開口が生じて、液体の浸透を助ける。圧縮に
より繊維がゆるむと、チップへの水の浸透は、そのき裂
によって生じる実際の物理的開口によって助長される。
そのき裂の近くで生じる材料の移動は一般に、薄肉チッ
プの場合より厚肉チップの方が大きいので、液体の浸透
する開口は薄肉チップより厚肉チップの方が閉塞の程度
が小さい。従って、厚肉チップも薄肉チップも液体の浸
透率は等しくなる。ロールは間隔をおいて離れて位置す
るので、チップのコアが移動することはなく、非常に厚
肉のチップの場合にはき裂の近くの表面の移動は大き
く、チップの全体的な形がわずかに変化するが、そのチ
ップの一体性が弱められることはなく、チップは一体の
ままの状態を保ち、ピンやファインになったり、破砕チ
ップを生じることもない。
図1及び図2に示すように、複数の垂直方向に配置さ
れたロールカップルを使用する時、下部ロールカップル
のロールの間隔を次第に小さくしていくことは効果的で
ある。このようにして、非常にオーバーサイズのチップ
は、上部ロールで圧縮され及び/又は割れ目がつけら
れ、そこで容認できるサイズのチップとほんのわずかに
オーバーサイズのチップがそこを通過する。次のロール
カップルは、さらに、非常にオーバーサイズのチップを
処理し、また、ほんのわずかにオーバーサイズのチップ
をも処理する。
実験室におけるパルプ形成の研究が行われ、それは図
6に示すように、隣接ロールの突起が互いにかみ合うよ
うな本発明の単一ロールカップルを通って処理されたチ
ップに対して行われた。対照物としては、1個のサンプ
ルを処理しないで、他のサンプルは通常のチップの厚み
のスライス技術によってスライスしたものが用いられ
た。
いくつかの異なるサンプルを本発明の木材チップき裂
形成装置内で処理した。そのうちいくつかのサンプルは
“マイルド処理”と呼ばれるものの中で処理し、他のサ
ンプルは“粗面処理”(harsh treatment)で処理し
た。マイルド処理においては、各ロールからの突起が接
近している部分にある突起間のスペースは6mmであっ
た。粗面処理では、別々のロールにある突起間のスペー
スの最も接近した地点におけるスペースは3mmであっ
た。第1表はパルプ形成研究を行った種々のサンプルの
特徴を要約したものである。
サンプルはレーダーカンパニー(Rader Companies)
のCC2000型チップ分類機で分別した。これらのサンプル
を、3mmの丸孔を通過するようなファインと、0〜2mmの
厚みを有するピンと、2〜8mmの厚みをもつアクセプト
と、8mm以上の厚みをもつトータルオーバーと、14mm以
上の厚みをもつハイリーオーバーとに分けた。第2表は
各サンプルの厚み特性を要約したものである。
オーバー厚みのチップをスライスしたサンプル以外の
全てのサンプルにおいて、各サンプルのチップの50%以
上が8mmの容認可能な厚みと設定した最大厚み以上であ
った。いくつかのサンプルは、14mm以上のオーバー厚み
のチップを高いパーセンテージで含んでいた。
サンプルを、クラフト蒸解プロセスを使って、実験室
のバッチダイジェスター内で蒸解した。いくつかのサン
プルは2つの別個の蒸解処理条件のもとで別個のバッチ
内で蒸解処理を行った。1個のバッチでは、サンプル
3、4からのチップを15%と85%とを混ぜたものを使っ
て蒸解を行った。各バッチに対して使用したパルプ形成
条件とチップサンプルの型式は下の第3表に記載されて
いる。
蒸解したパルプを3000回回転で精砕(refine)したの
ち、パルプの強度特性を計算した。第4表はこれらの結
果を示す。
第4表に示すように、破断長さと伸びは本発明のチッ
プのき裂形成(クラッキング)法によって実質上影響さ
れなかった。スライスチップとき裂発生チップは両方と
も同じような強度特性を生じた。しかしながら、裂け抵
抗(Tear)、強度及びミューレン(Mullen)はき裂を形
成したチップの場合低下した。実験した濾水度(フリー
ネス)の全範囲にわたって、裂けが低下し、この最も裂
けが低下したのは、粗面処理したチップからのものであ
った。しかしながら、スライスしたチップと混ぜたと
き、サンプル3と4を組合わせたパルプからの裂けは、
スライスしたチップ(サンプル4)の場合のそれより高
かった。従って、パルプ形成のため普通のチップとクラ
ックを入れたチップとを混合したものは容認できるもの
である。
歩留りに関しては、本発明に従った装置で処理したチ
ップからのパルプは不合格レベルのものが最少限しか含
まれておらず、スライスチップからのパルプより実質上
不合格品が少なかった。しかしながら、ダイジェスター
を出る総(トータル)歩留りは本発明に従って処理され
たチップの場合の方が幾分低かった。しかしながら、容
認される繊維の歩留りの%と比較してみると、これは余
り問題にはならないものである。
本発明は、容認できるサイズのチップから得られたパ
ルプに似た特性を有する容認可能な有用なパルプを生じ
させるオーバーサイズのチップを処理する手段を提供す
ることが判る。同時に、本発明の装置は、従来のスライ
ス法により処理されるチップや未処理チップから得られ
るパルプに比べて、ファインの発生と不合格の繊維を実
質上少くする。本発明の操作が簡単なことによって、適
正な操作を維持するために何回も調整を行なわなければ
ならないチップスライサーに比べて、本発明は大きな利
点を有している。
以上に木材チップにき裂を形成する装置について図示
かつ詳述してきたけれども、本発明の範囲から逸脱する
ことなしに、種々の変形を行なうことが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−258089(JP,A) 実開 昭62−53112(JP,U) 特公 昭60−59353(JP,B2) 西独国特許公開2333727

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに実質的に平行で回転操作をするよう
    に配置され、かつ、互いに所定の距離をおいて位置し、
    それらの間を通過する木材チップに圧縮力をかける第1
    及び第2ロール(40,42又は50,52); 及び前記第1及び第2ロール(40,42又は50,52)に木材
    チップの流れ(14)を供給し、かつ、前記第1及び第2
    ロール(40,42又は50,52)の軸方向の長さに沿って木材
    チップを分配する装置(12); を具え; 前記第1及び第2ロール(40,42又は50,52)の少くとも
    1個のロールは、その縦軸線のまわりでこの少くとも1
    個のロールを回転させる手段(62)に接続され; 前記ロールの少くとも1個のロールは、外方へ突出する
    不連続のピラミッド形突起(100)のマトリックスをロ
    ール表面に有する積極的に輪郭づけたロール表面(10
    0)を備え; 前記突起は、所望のチップの厚みと実質上等しい高さと
    その高さのほぼ2倍の間隔を有し、チップが前記第1及
    び第2ロール間を通過する時チップに圧縮力を作用させ
    て前記チップをチップ繊維と平行な方向へ主としてき裂
    を発生させる木材チップのき裂形成装置。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2ロールの片方は前記ロー
    ルをその縦軸のまわりで回転させる手段に接続され、前
    記ロールの他方は軸受(60)内に軸支されて、その中で
    自由に回転する請求項1に記載の木材チップのき裂形成
    装置。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2ロールの両者は、同様に
    積極的に輪郭づけられていて、チップが前記第1及び第
    2ロール間を通過する時、それに圧縮力を作用させてチ
    ップにき裂を形成するようになっている請求項1に記載
    の木材チップのき裂形成装置。
  4. 【請求項4】前記ピラミッド(100)は互いにごく隣接
    している請求項3に記載の木材チップのき裂形成装置。
  5. 【請求項5】前記第1及び第2ロールのそれぞれの縦軸
    線のまわりでの回転はコントロールされ、それらのロー
    ルは、前記第1ロールが前記第2ロールに最も接近する
    領域では、ピーク(106)とピーク(106)が向い合う関
    係にピラミッド(100)を配置するように配設されてい
    る請求項3に記載の木材チップのき裂形成装置。
  6. 【請求項6】それぞれの縦軸線のまわりでの前記第1及
    び第2ロールの回転はコントロールされ、それらのロー
    ルは、前記第1ロールが前記第2ロールに最も接近する
    領域ではピーク(106)と谷(102,104)とが向い合った
    関係にピラミッド(100)を実質上一線に配置するよう
    に配設されている請求項3に記載の木材チップのき裂形
    成装置。
  7. 【請求項7】片方のロールのピラミッド形突起(100)
    が他方のロールのピラミッド形突起(100)とかみ合う
    ように前記ロールが互いに十分に接近して配置されてい
    る請求項3に記載の木材チップのき裂形成装置。
  8. 【請求項8】前記ピラミッド形突起(100)は突起のピ
    ーク(106)からベース(108)まで測定したとき少くと
    も約5mmの高さを有する請求項3に記載の木材チップの
    き裂形成装置。
  9. 【請求項9】前記積極的に輪郭づけたロールは、前記ロ
    ールの表面から実質上放射方向に外方へ伸長するピラミ
    ッド形突起(100)のマトリックスを有する請求項1に
    記載の木材チップのき裂形成装置。
  10. 【請求項10】チップに圧縮力を作用させるためごく接
    近した操作ロール間を通って少くともオーバーサイズの
    チップを通過させることにより木材チップの繊維をゆる
    める装置において; 前記ロール間を通過するチップにき裂を形成するため実
    質上放射方向に外方へ伸長する不連続なピラミッド形突
    起(100)のマトリックスを有する非常に積極的な輪郭
    が形成された表面を備えた前記ロール(40,42又は50,5
    2)の少くとも1個のロールを備え、 所望のチップの厚みに実質上等しい距離だけ互いに離
    れ、かつ、チップの厚み内にわたって形成されてチップ
    表面に不連続な開口をなすと共に繊維の配向にほぼ平行
    をなしているき裂を前記チップに対し生じさせるよう前
    記突起は互いにその高さのほぼ2倍の間隔をおいて離れ
    て位置している木材チップの繊維をゆるめる装置。
  11. 【請求項11】前記ロールの片方はその縦軸のまわりで
    前記片方のロールを回転させる手段(62)に接続され、
    前記ロールの他方は自由に回転するように軸受(60)内
    に適切に軸支されている請求項10に記載の木材チップの
    繊維をゆるめる装置。
  12. 【請求項12】前記ロールの両者は、チップの厚み内に
    チップにクラックを生じさせるための不連続な放射方向
    の突起をもつ非常に積極的な輪郭に形成されている請求
    項10に記載の木材チップの繊維をゆるめる装置。
  13. 【請求項13】前記各ロールはその縦軸のまわりで前記
    ロールを回転させる手段(62)に接続されている請求項
    12に記載の木材チップの繊維をゆるめる装置。
  14. 【請求項14】前記ピラミッド(100)はロール上で互
    いに約1/2インチ離れて位置し、前記ピラミッドはその
    ピラミッドのピーク(106)からそのピラミッドのベー
    ス(108)まで少くとも約5mmの寸法を有する請求項13に
    記載の木材チップの繊維をゆるめる装置。
  15. 【請求項15】ロール間のスペースが最も小さい領域で
    は、1個のロールのピラミッド形突起のピーク(106)
    は、他方のロールのピラミッド形突起(100)のピーク
    (106)と実質上一線に並んでいる請求項14に記載の木
    材チップの繊維をゆるめる装置。
  16. 【請求項16】ロール間のスペースが最も小さい領域で
    は、片方のロールのピラミッド形突起(100)が他方の
    ピラミッド形突起(100)の間に実質上かみ合うように
    配置されている請求項13に記載の木材チップの繊維をゆ
    るめる装置。
  17. 【請求項17】前記ロールはごく接近して位置し、前記
    ロールのうち片方のロールの前記ピラミッド形突起(10
    0)は他方のロールのピラミッド形突起(100)とかみ合
    っている請求項16に記載の木材チップの繊維をゆるめる
    装置。
  18. 【請求項18】前記ロールの少くとも片方のロールの非
    常に積極的に輪郭づけた表面は、実質上滑らかな表面を
    もつロールに円周方向と縦方向の谷(102,104)を切り
    欠くことによって形成されたピラミッド形突起(100)
    を有し、前記ピラミッド(100)は、前記谷(102,104)
    を切り欠いたのち残ったロール材料で形成され、前記ピ
    ラミッド(100)は隣接するピラミッド(100)から約1/
    2インチだけ離れて位置し、前記各ピラミッド(100)は
    ピラミッド(100)のピーク(106)から実質上谷(102,
    104)の底部にあるピラミッド(100)のベース(108)
    までの高さが約5mmである請求項10に記載された木材チ
    ップの繊維をゆるめる装置。
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