JP2587217B2 - 3次元モ−タの回転磁界発生装置 - Google Patents

3次元モ−タの回転磁界発生装置

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JP2587217B2
JP2587217B2 JP61070418A JP7041886A JP2587217B2 JP 2587217 B2 JP2587217 B2 JP 2587217B2 JP 61070418 A JP61070418 A JP 61070418A JP 7041886 A JP7041886 A JP 7041886A JP 2587217 B2 JP2587217 B2 JP 2587217B2
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stator
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智昭 矢野
真 金子
光信 太田
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National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ロボットアームの軽量化等のために用いる
3次元モータの回転磁界発生装置に関するものである。
[従来の技術] 本発明者らは、先に、一台で3自由度の制御を行うこ
とのできる3次元モータ、即ち、互いに直交する3方向
の軸のまわりにそれぞれ回転磁界を発生させる巻線を設
け、それによって任意の方向の合成回転磁界を発生可能
としたステータ内に、任意の方向に回転可能に支持され
たロータを設けてなる3次元を提案している(特開昭60
−204252号)。
上記のような3次元モータを駆動するには、その駆動
方向に応じた回転磁界を発生させる必要があるが、その
ためにはステータの巻線に供給する電流として、単なる
正弦波振動電流ではなく、特殊な波形をした電流を流す
必要がある。而して、このような特殊な電流を供給する
装置は、構成が複雑で高価なものとなるが避けられな
い。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、3次元モータにおける巻線を、正弦
波電流のような単純な波形の電流によって所要の向きの
回転磁界を発生させることが可能な構成とし、それによ
って電流を供給するための装置の簡単化及び低コスト化
を図ることにある。
[問題点を解決するため手段] 上記目的を達成するため、本発明の回転磁界発生装置
は、一部を切除した球形状を有し、その切除部分からロ
ータ軸を突出可能にしたステータと、上記ステータ内に
おいてその中心を通る任意の軸のまわりに回転可能に支
持されたロータと、上記ロータを任意の方向に回転させ
るための回転磁界を発生させる磁極をステータに設けた
3次元モータにおいて、上記磁極を、同一平面内になく
且つ中心において互いに交差する3方向の軸のまわりに
それぞれ回転磁界を発生させるところの3組の磁界発生
用巻線をステータに配設することによって構成し、位置
指定に応じて各巻線に流す回転磁界発生用の正弦波電流
の振幅、位相及び周波数のデータを出力する制御部に、
そのデータに基づく正弦波電流を上記3組の巻線に供給
するドライバを接続したことを特徴とするものである。
[作 用] 制御部にモータの位置指令を入力すると、制御部から
位置指令に応じて各巻線に流す回転磁界発生用の正弦波
電流の振幅、位相及び周波数データがドライバに伝達さ
れる。ドライバはそのデータに応じた正弦波電流を巻線
に供給し、各巻線に生じる正弦波磁界の合成により所期
の回転磁界が形成される。その回転磁界は、上記位置指
令に応じて、任意の軸のまわりに任意の周波数で回転す
る任意の大きさのものとして発生させることができ、そ
の回転磁界によってロータが任意の軸のまわりに回転駆
動される。
[実施例] 第1図は、本発明の3次元モータにおけるモータ本体
の各構成部材を分離した状態において示し、第2図はそ
の組立状態を部分断面によって示すもので、一対のアー
ム1,1の間に、球におけるX軸上の対向両頂部を切落し
た形状のステータ2を軸3により固定し、その軸3にス
テータ2のまわりにおいてZ軸のまわりに回転するリン
グ状の第1枠4を回転自在に取付け、その回転の方向・
量及びトルクを検出するポテンショメータ5及びトルク
センサ6を上記一対のアーム1,1に支持させている。
上記第1枠4には、同じくリング状の第2枠7を、上
記Z軸と直交するY軸のまわりに回転可能に取付け、そ
の回転の方向・量及びトルクを検出するトルクセンサ8
及びポテンショメータ9を第1枠4に支持させている。
また、上記ステータ2の内部に設けたロータ11は、そ
のロータ11から突出させた一対の軸12,12を、第2枠7
に対して上記Y軸と直交するX軸のまわりに回転可能に
取付け、その回転の方向・量及びトルクを検出するポテ
ンショメータ13及びトルクメータ14を第2枠7に支持さ
せている。
これにより、ロータ11はステータ2に対して、空間に
おける任意の軸のまわりに回転可能に且つ回転の方向・
量及びトルクが検出可能な状態に支持される。
上記ステータ2は、同一形状の6個の磁極16a〜16c、
16′a〜16′cを備えたもので、第3図はその一つの構
成を示し、コア18とそれに捲回した巻線19を備えてい
る。第4図は、各磁極の位置関係を示すため、ステータ
2を平面状に展開して示すものであり、この第4図及び
第1図から明らかなように、右側及び左側のそれぞれに
三つの磁極16a,16b,16c、16a′,16b′,16c′を120゜間
隔に配列することにより、X軸まわりに二つの磁極環を
構成し、且つ左右の磁極環相互間においては、60゜だけ
位相がずれるようにし、さらに各磁極の幅をZ軸まわり
に対して45゜の角を張る大きさに設定し、これによりス
テータ2全体としての幅がZ軸に対して90゜の角を張る
ようにしている。
而して、第5図に模式図に示すよに、上記右側の磁極
環における第1の磁極16aと左側の磁極環における磁極1
6a′とが球の中心を挟んで対向して、第1の磁界φ
構成し、これと同様に、右側及び左側の磁極環における
磁極16b,16b′及び磁極16c,16c′同士が対向して、それ
ぞれ第2及び第3の磁界φ2を構成し、これらの各
磁界の大きさは、 |φ1|=A1sin(ω1t+Ψ) |φ2|=A2sin(ω2t+Ψ) |φ3|=A3sin(ω3t+Ψ) と表わされ、上記各各式における振幅A1,A2,A3、周波数
(角速度)ω12、及び位相Ψ12を変化
させることにより、φ+φ+φで表わされる合成
磁界は、任意の軸まわりで回転する任意の大きさの回転
磁界となる。
上記回転磁界を発生させるため、各磁極の巻線にはド
ライバ(第6図参照)が接続され、さらにそのドライバ
には制御部が接続される。
制御部は、位置指令に応じて各巻線に流す回転磁界発
生用の正弦波電流の振幅、位相及び周波数のデータを出
力するもので、この制御部に位置指令を与えると、各巻
線に流すべき電流の振幅、及び位相のデータが出力さ
れ、それがドライバに伝達されて、ドライバから上記デ
ータに基づく電流が巻線に供給される。
これをさらに詳細に説明すると、制御部は三つのドラ
イバを介して上記磁界φ〜φを作る巻線にそれぞれ
接続され、各ドライバは第6図に示すように構成されて
いる。即ち、ドライバにおいては、制御部からの位相デ
ータがバッファIIにラッチされてサインROMに伝達され
る。上記位相データに基づいてサインROMから読出され
た正弦波信号は、次段のD/AコンバータIIに送られる。
一方、制御部からの振幅データはバッファIにラッチさ
れてD/AコンバータIに伝えられ、そこでD/A変換され
て、参照信号として上記D/AコンバータIIに取り込ま
れ、そのD/AコンバータIIにおいて電流値指令信号が生
成され、その信号が電流供給アンプAmpに送られ、その
アンプから巻線に所期の電流が供給される。巻線に対す
る電流の供給は、三つのドライバによって3組の巻線に
個別的に行われ、従って3組の巻線毎に異なる三つの正
弦波磁界の合成によって、所期の回転磁界が生成され
る。その回転磁界は第1図におけるロータ11に作用し
て、ロータ11を終局的に空間における任意の軸のまわり
に回転させる。
上記モータ本体としては、誘導形及び同期形のいずれ
の形のものとしても構成できる。
また、上記構成の3自由度モータは、従来の誘導モー
タと同様に位置制御することができる。
従来の1自由度ACモータに用いられているサーボ方式
について説明すると、位置誤差−速度特性は第7図の通
りとし、即ち、同図におけるイの部分は最大トルクで定
格速度に至る部分を示し、ロの部分は設定Δx位置誤差
より誤差−速度関数による速度曲線をなぞっている部分
を示している。而して、目標位置で電流フィールドバッ
クをかけることにより停止する。
最大トルクの発生に関して述べれば、予め実験により
最大トルクを発生するスベリSがわかっていることが重
量である。電源周波数を、 とし、電圧を第8図で設定する。なお、静止周波数は、
Sf/100である。
第9図は、以上のサーボ方式を図示したものであり、
また第10図はこの考えを3自由度モータに拡張した制御
方式を図示したものであり、これらの制御により軸12を
所期の向きに回転させることができる。
[発明の効果] 本発明の回転磁界発生装置によれば、巻線に流す電流
として正弦波電流を用いつつも、ロータを任意の軸のま
わりに回転させる所期の回転磁界を生じさせることがで
き、このように正弦波電流を駆動電流として用いること
ができるので、巻線に電流を供給するドライバ及びそれ
を制御する制御部の構成を簡単で安価なものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のモータ本体の各部を分離して
示す斜視図、第2図はその組立状態の部分断面図、第3
図はステータを構成する磁極の転倒状態の斜視図、第4
図は上記ステータの切断展開図、第5図は上記ステータ
により構成される合成磁界の説明図、第6図はドライバ
の一部を示すブロック構成図、第7図及び第8図は従来
のACモータのサーボ方式の一例説明するための線図、第
9図はそのサーボ方式を示すブロック構成図、第10図は
3自由度モータの制御方式を示すブロック構成図であ
る。 2……ステータ、11……ロータ、 19……巻線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 光信 東京都品川区大井1−49−10 株式会社 ハーモニツク・ドライブ・システムズ内 合議体 審判長 奥村 寿一 審判官 奥村 元宏 審判官 手島 聖治 (56)参考文献 特開 昭60−204252(JP,A) 特開 昭59−162763(JP,A) 特開 昭55−139071(JP,A) 特開 昭56−132157(JP,A) 特開 昭56−28093(JP,A) 特開 昭56−28460(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一部を切除した球形状を有し、その切除部
    分からロータの軸を突出可能にしたステータと、上記ス
    テータ内においてその中心を通る任意の軸のまわりに回
    転可能に支持されたロータと、上記ロータを任意の方向
    に回転させるための回転磁界を発生させる磁極をステー
    タに設けた3次元モータにおいて、 上記磁極を、同一平面内になく且つ中心において互いに
    交差する3方向の軸のまわりにそれぞれ回転磁界を発生
    させるところの3組の磁界発生用巻線をステータに配設
    することによって構成し、位置指定に応じて各巻線に流
    す回転磁界発生用の正弦波電流の振幅、位相及び周波数
    のデータを出力する制御部に、そのデータに基づく正弦
    波電流を上記3組の巻線に供給するドライバを接続し
    た、 ことを特徴とする3次元モータの回転磁界発生装置。
JP61070418A 1986-03-28 1986-03-28 3次元モ−タの回転磁界発生装置 Expired - Lifetime JP2587217B2 (ja)

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