JP2586773B2 - サイホン制御弁 - Google Patents

サイホン制御弁

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JP2586773B2
JP2586773B2 JP4062424A JP6242492A JP2586773B2 JP 2586773 B2 JP2586773 B2 JP 2586773B2 JP 4062424 A JP4062424 A JP 4062424A JP 6242492 A JP6242492 A JP 6242492A JP 2586773 B2 JP2586773 B2 JP 2586773B2
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Doryokuro Kakunenryo Kaihatsu Jigyodan
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サイホン原理を利用
した液体移送に使用するためのサイホン制御弁に関し、
特に、受圧部品の強度を向上させたことによって繰り返
し操作による受圧部品の破損が無く、移送する液体が高
放射性液体であっても安全にサイホンの圧力切り換え制
御ができるサイホン制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高放射性液体を1つの槽から別の槽へ移
送するに際しては、サイホンおよびサイホン制御弁を用
いた送液システムが従来から用いられている。この送液
システムの一例を図4を参照して説明すると、高放射性
液体を収容した槽Aと、この液体を移す別の槽Bと、こ
れらの槽A、Bを接続する配管と、配管からの分岐管に
取付けたデミスタとを、セル内部に配置する。デミスタ
からの配管をセル外部に導き、この配管にフィルタ、圧
空作動弁、槽V、サイホン制御弁をこの順に配置する。
サイホン制御弁は換気ライン(−数mmH2 O)、真空
ライン(−9mWG)および操作圧ラインと接続されて
いて、操作圧ラインは0.6kg/cm2の空気を送る
電磁弁S1および1.4kg/cm2 の空気を送る電磁
弁S2を備えている。また圧空作動弁は1.4kg/c
2 の空気を送る電磁弁S3を備えている。
【0003】図5は従来のサイホン制御弁の構造を模式
的に示すものであって、操作圧ラインと連通する受圧室
51、換気ラインと連通する換気ライン室52、サイホ
ンラインと連通するサイホンライン室53、および真空
ラインと連通する真空室54を上方からこの順に有して
いる。下端に弁座部56を有するセンターロッド55
を、受圧室上方から受圧室51および換気ライン室52
を通してサイホンライン室53まで貫通させてある。換
気ライン室52内のセンターロッド55外周面からセン
ターロッド内部を通って下端弁座部56に開口する穿孔
57を設けてある。受圧室頂部はダイアフラム58で塞
がれており、受圧室51と換気ライン室52との間、お
よび換気ライン室52とサイホンライン室53との間は
ダイアフラム59、60により仕切られている。中心に
弁座部を有する弁座板61をサイホンライン室53と真
空室54の間に配置する。センターロッド55は、換気
ライン室52に配置されたばね62によって上方に付勢
されている。真空室54内には、ばね63により上方に
付勢されている弁台座64を配置し、上ボール弁65と
下ボール弁66とを一体構造にした弁体を弁台座64の
上に載置して、下ボール弁66は弁座板61の弁座部に
当接するように弁台座ばね63によって上方に付勢さ
れ、上ボール弁65はセンターロッド55が下降したと
きにセンターロッド下端の弁座部56と当接するように
されている。
【0004】図5はサイホン制御弁が位置(1)の状
態、すなわち図4における槽Vと換気ラインとが通気状
態とされサイホン作用は生じない状態を示している。こ
の状態においては、電磁弁S1およびS2は非励磁
(閉)とされ、電磁弁S3は非励磁(閉)とされ圧空作
動弁は作動せずに開とされている。かような位置(1)
においては、図5のサイホン制御弁の受圧室51には操
作圧ラインから操作圧が送られず、そのためセンターロ
ッド55はばね62により付勢されて最も高い位置に置
かれ、上ボール弁65はセンターロッド下端の弁座部5
6と当接せずに開となり、一方、下ボール弁66はばね
63により付勢されて弁座板61の弁座に当接し閉とな
る。従って、換気ラインが、サイホン制御弁の換気ライ
ン室52およびサイホンライン室53を介して、槽V、
デミスタ、配管等と連通し換気されている。
【0005】図4における槽A内の液体を槽Bへサイホ
ン作用によって送液するに際しては、電磁弁S3を励磁
(開)して1.4kg/cm2 の空気を圧空作動弁へ送
りこの弁を閉とし、電磁弁S1とS2を励磁(開)して
操作圧ラインから1.4kg/cm2 の操作圧をサイホ
ン制御弁の受圧室51に送る。これによって、サイホン
制御弁は図6に示した位置(3)の状態となる。すなわ
ち、操作圧により受圧室51のダイアフラム59が押し
下げられてセンターロッド55は最も低い位置に置か
れ、上ボール弁65はセンターロッド下端の弁座と当接
して閉とされ、さらに下ボール弁66も押し下げられて
弁座板61の弁座から離れて開となる。従って、真空ラ
インが、真空室54およびサイホンライン室53を介し
て槽Vと連通し、槽V内が真空とされる。
【0006】槽V内が十分に真空になった時点で、電磁
弁S2のみを非励磁(閉)として操作圧ラインから0.
6kg/cm2 の操作圧をサイホン制御弁の受圧室51
に送る。これによって、サイホン制御弁は図7に示した
位置(2)の状態となる。すなわち、位置(3)のとき
より若干低い操作圧を受圧室51に送ることによって、
受圧室のダイアフラム59を位置(3)よりも弱く押し
下げ、その結果、センターロッド55は最も高い位置
(1)(図5)と最も低い位置(3)(図6)の中間の
位置(2)(図7)に置かれる。これによって、上ボー
ル弁65も下ボール弁66も閉となり、サイホンライン
室53は真空室54とも換気ライン室52とも連通しな
い状態となる。この状態において、電磁弁S3を非励磁
(閉)として圧空作動弁を開とすることによって、槽V
から配管までが減圧されてサイホン状態となり、槽A内
の液体が槽Bへ移送されることになる。
【0007】所定量の液体の移送が終了した時点で電磁
弁S1を非励磁(閉)とすることにより、サイホン制御
弁の受圧室51への操作圧の供給が停止し、センターロ
ッド55はばね62の付勢によって再び最高位置(1)
へ戻り、下ボール弁66もばね63により押し上げられ
て閉とされ、図5のような換気ラインとの接続状態に戻
る。その結果、サイホン作用がなくなり、槽Bへの液体
の移送も停止する。
【0008】なお、サイホン制御弁内部の弁の作動を確
認するために、センターロッドの上下動によって作動す
るマイクロスイッチ機構が受圧室上方に設けてある。す
なわち図5に示したように、受圧室51上方にセンター
ロッド55を突出させ、突出させたセンターロッドの所
定高さに接点板67a、67bを突設し、センターロッ
ドの上下動により接点板67aがマイクロスイッチ68
aと接触し、あるいは接点板67bがマイクロスイッチ
68bと接触することによって、上ボール弁65および
下ボール弁66の作動を確認することができるようにな
っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したごとき構造の
従来のサイホン制御弁においては、受圧用および仕切り
用のダイアフラム59、60として高分子フィルムから
なるダイアフラムを使用しているため、繰り返し操作に
対して十分な強度が無く、通常使用状態で破損すること
が多い。特に高放射性液体を取り扱う場合に、ダイアフ
ラムの破損が生じると放射性ミスト等がサイホン制御弁
の外部に漏れだして放射能汚染を起こす可能性がある。
またダイアフラム等の破損によりサイホン制御弁を修理
するに際しては、放射能の除染を行う必要があり、この
除染作業においてさらに被曝の発生や放射能汚染の可能
性が生ずる。
【0010】さらに従来のサイホン制御弁は、受圧室5
1、換気ライン室52、サイホンライン室53、真空室
54という4つのブロックから構成されていて構造が複
雑であり、機械的に弱い高分子フィルム製のダイヤフラ
ムを使用しているため、分解・組立に熟練を必要とす
る。
【0011】そこでこの発明は、繰り返し操作によって
も故障を生じ難く、その結果信頼性を向上でき、しかも
分解・組立等のしやすいように構造を簡単にした、新規
かつ改良されたサイホン制御弁を提供することを目的と
してなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明のサイ
ホン制御弁は、図1に示す実施例の参照番号を用いて述
べれば、上方に操作圧ラインと連通する受圧室1を、中
間に換気ラインおよびサイホンラインと連通する中間室
2を、下方に真空ラインと連通する真空室3を有し、中
心孔6を有する仕切板7を受圧室1と中間室2との間に
配置し、中心孔8を有する中間室仕切板9を中間室2内
に配置して上部の換気ライン室4と下部のサイホンライ
ン室5とに区分し、中心に弁座部10を有する弁座板1
1を中間室2と真空室3との間に配置し、下端に弁座部
12を有するセンターロッド13を受圧室1上方から受
圧室1、仕切板7の中心孔6および中間室仕切板9の中
心孔8を通して中間室下部のサイホンライン室5まで貫
通させ、換気ライン室4内のセンターロッド13外周面
からセンターロッド内部を通って下端弁座部12に開口
する穿孔14を設け、受圧室1内のセンターロッド13
にベローズ支持板15を突設して、仕切板7とベローズ
支持板15との間にベローズ支持板15を介してセンタ
ーロッドを上方に付勢するばね16を配置するととも
に、仕切板7とベローズ支持板15との間にステンレス
鋼製受圧室ベローズ17を固着配設し、サイホンライン
室5内のセンターロッド13にベローズ支持部18を設
けて、中間室仕切板9とベローズ支持部18との間にス
テンレス鋼製中間室ベローズ19を固着配設し、ばね2
0により上方に付勢されている弁台座21を真空室3内
に配置し、上ボール弁22と下ボール弁23とを一体構
造にした弁体24を弁台座21の上に載置して、下ボー
ル弁23は弁座板11の弁座部10に当接するように弁
台座ばね20によって付勢され、上ボール弁22はセン
ターロッド13が下降したときにセンターロッド下端の
弁座部12と当接するようにされていることを特徴とす
るものである。
【0013】
【作 用】操作圧ラインから受圧室1へ送る操作圧を変
化させることにより受圧室ベローズ17の押圧程度を加
減でき、センターロッド13を上下動させることができ
る。操作圧とセンターロッドの高さと上ボール弁22、
下ボール弁23の開閉との関係は、図5、図6および図
7に示した従来のサイホン制御弁と同じである。この関
係をまとめると下表のようになる。
【0014】 操作圧 センターロッドの高さ ボール弁の開閉 位置(1) 図1 最も低い 最も高い 上ボール弁開 下ボール弁閉 位置(3) 図2 最も高い 最も低い 上ボール弁閉 下ボール弁開 位置(2) 図3 中間 中間位置 上ボール弁閉 下ボール弁閉
【0015】
【実施例】図1、図2および図3に示す好ましい実施例
を参照して、この発明のサイホン制御弁の構造を詳述す
る。
【0016】この発明によるサイホン制御弁は、受圧室
1、中間室2および真空室3の3つのブロックをボルト
(図示せず)により連結して構成されており、従来のサ
イホン制御弁が受圧室、換気ライン室、サイホンライン
室および真空室の4つのブロックからなっているのに比
べて、構造的に簡略化されている。仕切板7および弁座
板11は、それぞれ受圧室1と中間室2および中間室2
と真空室3とを連結する際にそれらの間に固定され、中
間室仕切板9は中間室2内にねじ(図示せず)により固
定される。受圧室1上方から貫通させたセンターロッド
13と受圧室1頂部との間の隙間にはOリングを配して
気密性が保たれるようにしてある。
【0017】この発明においては、従来のサイホン制御
弁で用いられていたダイアフラムに代えて、SUS31
6Lのごときステンレス鋼製のベローズ17、19を使
用している。受圧室ベローズ17とベローズ支持板15
および仕切板7との接続、中間室ベローズ19とセンタ
ーロッドのベローズ支持部18および中間室仕切板9と
の接続は、溶接固定によってなされている。この実施例
では、ベローズ支持部18はセンターロッド13外周面
に形成した肩部から構成されている。
【0018】弁体24は、下ボール弁23に上ボール弁
22をねじ込んで一体構造とされており、下ボール弁2
3は弁台座21の上に単に載置されている。なお、ボー
ル弁22、23と当接する弁座部12、10には表面硬
化処理を施すことが好ましく、これによって繰り返し作
動による磨耗を防止することができる。
【0019】図1に示す位置(1)、図2に示す位置
(3)および図3に示す位置(2)は、それぞれ従来の
サイホン制御弁における図5の位置(1)、図6の位置
(3)および図7の位置(4)に相当する。すなわち、
図1の位置(1)においては、換気ラインが、サイホン
制御弁の換気ライン室4さらにはサイホンライン室5を
介して、槽V、デミスタ、配管等(図4参照)と連通し
換気されている状態となている。また図2の位置(3)
においては、真空ラインが、真空室3およびサイホンラ
イン室5を介して槽Vと連通し、槽V内が真空とされ
る。さらに図3の位置(2)においては、上ボール弁2
2も下ボール弁23も閉となり、サイホンライン室5は
真空室3とも換気ライン室4とも連通しない状態とな
る。
【0020】図1の位置(1)から図3の位置(2)へ
の切換は、操作圧ラインから受圧室1に送られる操作圧
により受圧室ベローズ17が押圧される押圧力が、受圧
室内のばね16の弾性力に打ち勝ってばね16を圧縮
し、これによりセンターロッド13が押し下げられるこ
とによってなされるが、図示の実施例では、この切換点
の調整機構が設けられている。すなわち図3からわかる
ように、仕切板7の中心孔6近傍でばね16を支持する
と共に、中心孔近傍の仕切板部分7aをその周辺の仕切
板7bと別体として、中心孔近傍仕切板部分7aを周辺
仕切板7bに捩じ込むことにより両者が一体とされてい
る。中心孔近傍仕切板部分7aを回転して周辺仕切板7
bに対して上下させることによって、ばね16の弾性力
を調整できるようになっている。かような受圧室1内の
ばね調整機構によって、位置(1)から位置(2)への
切換点を調整することができる。
【0021】さらに、図3の位置(2)から図2の位置
(3)への切換は、弁台座21を押し上げるばね20の
弾性力が、センターロッド13の押し下げ力に打ち勝っ
てセンターロッドを押し上げることによってなされる
が、図示の実施例では、この切換点の調整機構が設けら
れている。すなわち図2からわかるように、弁台座21
のばね20下部に台座25を設け、台座25と螺合する
ねじ26を真空室3外部から捩じ込んで、真空室外部か
らねじ26を回転させて台座25を上下させることによ
ってばね20の弾性力を調整できるようになっている。
なお、ねじ26と真空室底部との隙間はOリングを配し
て、機密が保たれるようにされている。かような弁台座
21のばね調整機構によって、位置(2)から位置
(3)への切換点を調整することができる。
【0022】サイホン制御弁内部の弁体24の作動を確
認するために、図示の実施例においても従来と同様なマ
イクロスイッチ機構を設けてある。すなわち、図3から
わかるように、受圧室1上方にセンターロッド13突出
させ、突出させたセンターロッドの所定高さに接点板3
0a、30bを突設し、センターロッドの上下動により
接点板がマイクロスイッチ31a、31bと接触するこ
とによって、ボール弁22、23の作動を確認できる。
特に図示の実施例では、受圧室1上方に突出させたセン
ターロッド13の外周にねじ(図示せず)を切り、接点
板を備えた環状部材32a,32bをセンターロッド1
3外周に螺合させ、環状部材32a,32bを回転して
センターロッドに対して上下させることによって接点板
30a,30bの高さを調整し、マイクロスイッチ31
a,31bの作動点を変えることができるようになって
いる。
【0023】
【発明の効果】上述したところからわかるように、この
発明のサイホン制御弁においては、受圧手段として従来
のダイアフラムに代えてステンレス鋼製ベローズを使用
したことによって、強度がはるかに向上した結果、通常
使用状態において破損することが皆無となり、繰り返し
寿命も飛躍的に向上し、信頼性を高めることができる。
特に高放射性液体を取り扱う場合にも、サイホン制御弁
の破損に伴う放射性ミスト等の弁外への漏れが無くな
り、安全性が向上する。また放射能汚染発生の可能性も
皆無となるため、放射能除染作業の必要がなくなり、そ
の結果、部品の劣化や弁座漏れ等の機能障害の発生も無
くすことができる。
【0024】さらに、サイホン制御弁の構造を従来の4
ブロック構造から3ブロック構造としたことにより、分
解・組立が容易となり、作業者の熟練も不要となる。ま
た、受圧室内のばね調整機構を設けることによって位置
(1)から位置(2)への切換点の調整が可能となり、
さらには弁台座のばね調整機構を設けることによって位
置(2)から位置(3)への切換点の調整が可能とな
り、かような調整機構によりサイホン制御弁の確実な作
動を保証し、保全性・信頼性を向上させることができ
る。また、マイクロスイッチの作動点調整機構を設ける
ことによって弁作動の検出・確認がより一層確実とな
り、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のサイホン制御弁の好ましい実施例の
断面図であり、位置(1)の状態を示している。
【図2】図1のサイホン制御弁における位置(3)の状
態を示す断面図。
【図3】図1のサイホン制御弁における位置(2)の状
態を示す断面図。
【図4】サイホン制御弁の使用例を示す説明図。
【図5】従来のサイホン制御弁の例を示す断面模式図で
あり、位置(1)の状態を示している。
【図6】図5のサイホン制御弁における位置(3)の状
態を示す断面模式図。
【図7】図5のサイホン制御弁における位置(2)の状
態を示す断面模式図。
【符号の説明】
1…受圧室、 2…中間室、 3…真空室、 4
…換気ライン室、5…サイホンライン室、 6…中心
孔、 7…仕切板、8…中心孔、 9…中間室仕切
板、 10…弁座部、11…弁座板、 12…弁座
部、 13…センターロッド、14…穿孔、 15
…ベローズ支持板、 16…ばね、17…受圧室ベロ
ーズ、 18…ベローズ支持部、19…中間室ベロー
ズ、 20…ばね、 21…弁台座、22…上ボー
ル弁、 23…下ボール弁、 24…弁体。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に操作圧ラインと連通する受圧室
    (1)を、中間に換気ラインおよびサイホンラインと連
    通する中間室(2)を、下方に真空ラインと連通する真
    空室(3)を有し、 中心孔(6)を有する仕切板(7)を受圧室と中間室と
    の間に配し、中心孔(8)を有する中間室仕切板(9)
    を中間室内に配して上部の換気ライン室(4)と下部の
    サイホンライン室(5)とに区分し、中心に弁座部(1
    0)を有する弁座板(11)を中間室と真空室との間に
    配し、 下端に弁座部(12)を有するセンターロッド(13)
    を受圧室上方から受圧室、仕切板(7)の中心孔および
    中間室仕切板(9)の中心孔を通して中間室下部のサイ
    ホンライン室まで貫通させ、換気ライン室内のセンター
    ロッド(13)外周面からセンターロッド内部を通って
    下端弁座部(12)に開口する穿孔(14)を設け、 受圧室内のセンターロッド(13)にベローズ支持板
    (15)を突設して、仕切板(7)とベローズ支持板
    (15)との間にベローズ支持板を介してセンターロッ
    ドを上方に付勢するばね(16)を配置するとともに、
    仕切板(7)とベローズ支持板(15)との間にステン
    レス鋼製受圧室ベローズ(17)を固着配設し、 サイホンライン室内のセンターロッド(13)にベロー
    ズ支持部(18)を設けて、中間室仕切板(9)とベロ
    ーズ支持部(18)との間にステンレス鋼製中間室ベロ
    ーズ(19)を固着配設し、 ばね(20)により上方に付勢されている弁台座(2
    1)を真空室内に配置し、上ボール弁(22)と下ボー
    ル弁(23)とを一体構造にした弁体(24)を弁台座
    (21)の上に載置して、下ボール弁(23)は弁座板
    (11)の弁座部(10)に当接するように弁台座ばね
    (20)によって付勢され、上ボール弁(22)はセン
    ターロッド(13)が下降したときにセンターロッド下
    端の弁座部(12)と当接するようにされていることを
    特徴とするサイホン制御弁。
  2. 【請求項2】 仕切板(7)の中心孔(6)近傍でばね
    (16)を支持すると共に、中心孔近傍の仕切板部分
    (7a)をその周辺の仕切板(7b)と別体として、中
    心孔近傍仕切板部分(7a)を周辺仕切板(7b)に捩
    じ込むことにより両者が一体とされており、中心孔近傍
    仕切板部分(7a)を回転して周辺仕切板(7b)に対
    して上下させることによってばね(16)の弾性力を調
    整できるようにした請求項1記載のサイホン制御弁。
  3. 【請求項3】 弁台座(21)のばね(20)下部に台
    座(25)を設け、台座と螺合するねじ(26)を真空
    室(3)外部から捩じ込んで、真空室外部からねじ(2
    6)を回転させて台座(25)を上下させることによっ
    てばね(20)の弾性力を調整できるようにした請求項
    1記載のサイホン制御弁。
  4. 【請求項4】 受圧室(1)上方にセンターロッド(1
    3)を突出させ、突出させたセンターロッドの所定高さ
    に接点板(30a、30b)を突設し、センターロッド
    の上下動により接点板がマイクロスイッチ(31a、3
    1b)と接触することによって弁体(24)の作動を確
    認できるようにした請求項1記載のサイホン制御弁。
  5. 【請求項5】 受圧室(1)上方に突出させたセンター
    ロッド(13)の外周にねじを切り、接点板(30a、
    30b)を備えた環状部材(32a、32b)をセンタ
    ーロッド(13)外周に螺合させ、環状部材を回転して
    センターロッドに対して上下させることによって接点板
    (30a、30b)の高さを調整できるようにした請求
    項4記載のサイホン制御弁。
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