JP2586744Y2 - マグネットカップリング装置 - Google Patents

マグネットカップリング装置

Info

Publication number
JP2586744Y2
JP2586744Y2 JP1993050392U JP5039293U JP2586744Y2 JP 2586744 Y2 JP2586744 Y2 JP 2586744Y2 JP 1993050392 U JP1993050392 U JP 1993050392U JP 5039293 U JP5039293 U JP 5039293U JP 2586744 Y2 JP2586744 Y2 JP 2586744Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
cylinder
outer cylinder
outer peripheral
coupling device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993050392U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0717993U (ja
Inventor
利通 市川
Original Assignee
株式会社千代田製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社千代田製作所 filed Critical 株式会社千代田製作所
Priority to JP1993050392U priority Critical patent/JP2586744Y2/ja
Publication of JPH0717993U publication Critical patent/JPH0717993U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2586744Y2 publication Critical patent/JP2586744Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M27/00Means for mixing, agitating or circulating fluids in the vessel
    • C12M27/02Stirrer or mobile mixing elements

Landscapes

  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係るマグネットカップ
リング装置は、培養装置に組み込んで、培養槽の培養液
を撹拌するのに利用する。
【0002】
【従来の技術】各種微生物や植物細胞等を培養する為
に、バイオリアクタ、或はジャーファーメンタと呼ばれ
る培養装置が使用されている。この培養装置は有底円筒
状の培養槽を有する。培養作業を行なう際には、この培
養槽内に培養液と共に植物細胞等を投入し、培養液を撹
拌しつつ、所定の培養作業を行なう。
【0003】培養液の撹拌作業は、上記培養槽の中心部
に設けた撹拌軸並びにこの撹拌軸に固定の撹拌翼を回転
させる事で行なう。この場合に於いて、上記撹拌軸を回
転させるのは、培養槽外に設けた電動モータにより、マ
グネットカップリング装置を介して行なう。
【0004】図4は、従来から培養装置に組み込まれて
いるマグネットカップリング装置の1例を示している。
培養槽の底板1の中心部には、上端が塞がれ下端が開口
した円筒状の内筒2の下端部を液密に貫通させており、
この内筒2を、上記底板1の上面から鉛直方向上方に伸
ばしている。上記内筒2の上端面中心部には支持円柱部
3を、鉛直方向上方に向け形成している。そして、この
支持円柱部3にステンレス鋼製のスリーブ11aを外嵌
固定している。このスリーブ11aは、上記支持円柱部
3に外嵌される円筒部13の下端部に外向きフランジ状
の鍔部39を形成したもので、この鍔部39と上記内筒
2の上端面との間に設けたピン12により、内筒2に対
する回転防止を図っている。又、上記内筒2の下部外周
面にも、同様のスリーブ11bを外嵌固定している。
【0005】又、上記内筒2の内側には駆動軸4を、こ
の内筒2の下端開口から挿入している。そして、この駆
動軸4の上部外周面で上記内筒2の内側位置部分に、駆
動側永久磁石5を支持固定している。この駆動側永久磁
石5の外周面には、N極とS極とが、円周方向に亙って
交互に配置されている。
【0006】一方、上記内筒2の周囲には外筒6が、上
下1対の滑り軸受7a、7bにより、回転自在に支持さ
れている。これら各滑り軸受7a、7bは、ポリ四弗化
エチレン、ナイロン等の滑り易い材料により、図5〜6
に示す様な形状に形成されており、上記外筒6に加わる
スラスト荷重とラジアル荷重とを支承する。即ち、各滑
り軸受7a、7bは、円筒部8の下端縁に外向フランジ
状の鍔部9を形成して成り、円筒部8の内周面と鍔部9
の下面とに複数の凹溝10、10を形成している。そし
て、各滑り軸受7a、7bの円筒部8、8と各スリーブ
11a、11bの円筒部13、13とによりラジアル滑
り軸受を構成し、各滑り軸受7a、7bの鍔部9、9と
各スリーブ11a、11bの鍔部39、39とによりス
ラスト滑り軸受を構成して、ラジアル荷重及びスラスト
荷重を、それぞれ上下2箇所で支持している。尚、上記
1対の滑り軸受7a、7bは、それぞれ上記外筒6の外
周面から内周面に貫通したボルト19a、19bにより
係止して、上記外筒6に対する回転防止を図っている。
【0007】更に、上記外筒6の上下方向中間部で、上
記駆動側永久磁石5の外周面と対向する部分は、薄肉部
15としている。そして、この薄肉部15の外周面に従
動側永久磁石16を固定し、この従動側永久磁石16の
内周面を、上記薄肉部15及び内筒2を介して、前記駆
動側永久磁石5の外周面と対向させている。この従動側
永久磁石16の内周面にはN極とS極とを円周方向に亙
って、上記駆動側永久磁石5の内周面のS極並びにN極
と同一角ピッチで、交互に配置している。上記従動側永
久磁石16の外側は、カバー17により覆っている。
【0008】上記外筒6の内周面と内筒2の外周面との
間には円筒状の隙間18を介在させて、これら両周面同
士が接触する事を防止すると共に、前記各滑り軸受7
a、7bに形成した凹溝10、10を通じてこの隙間1
8内に、培養槽内に存在する流体を流通させる様にして
いる。
【0009】上述の様に構成されるマグネットカップリ
ングの使用時には、図示しない電動モータにより、前記
駆動軸4を介して駆動側永久磁石5を回転駆動し、上記
従動側永久磁石16を固定した外筒6を、この内筒2の
周囲で回転させる。
【0010】外筒6の回転に伴って上下1対の滑り軸受
7a、7bが、この外筒6と共に回転する。この結果、
各滑り軸受7a、7b下端の鍔部9、9部分に作用する
遠心力に基づいて、各鍔部9、9の下面に形成した凹溝
10、10の内側に存在する流体を直径方向内側から外
側に向けて流すポンプ作用が生じる。このポンプ作用に
基づいて、上記外筒6の上端側開口から吸引された流体
が上記隙間18内に送り込まれ、この隙間18内の流体
が上記外筒6の下側から排出される。
【0011】培養装置を使用する際には、培養作業の開
始に先立って培養槽内に高温の水蒸気若しくは熱湯等の
高温流体を送り込み、上記培養槽各部を加熱滅菌処理す
る。この際、上記駆動軸4を回転駆動する事で、各滑り
軸受7a、7bに形成した凹溝10、10によるポンプ
作用を発生させ、上記隙間18内にも、滅菌用の高温流
体を流通させる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】上述した様な従来のマ
グネットカップリング装置の場合、次に述べる様な解決
すべき課題が存在する。即ち、上述した従来のマグネッ
トカップリング装置の場合、外筒6の回転に伴う遠心力
に基づいて、上下1対の滑り軸受7a、7bの鍔部9、
9の下面に形成した凹溝10、10部分でのポンプ作用
のみで、上記隙間18内に高温流体を流通させ滅菌処理
を行っていたが、鍔部9、9の直径は限られており、得
られるポンプ作用もそれほど大きくはならない。
【0013】この為、本考案者は先に、外筒6と各滑り
軸受7a、7bとの係止手段である前記ボルト19a、
19bに代えて、内部が中空である係止ピン(図示せ
ず)を組み込み、凹溝10、10部分で発生するポンプ
作用とこの中空の係止ピンの内側部分で発生するポンプ
作用とを併用した構造を考案した(実願平4−7136
0号)。ところが、この様な先考案によっても、必ずし
も十分なポンプ作用を期待できない。従って、上記隙間
18内を流通する高温流体の量もそれほど大きくはなら
ず、この隙間18内の滅菌処理を必ずしも効率良く行な
えない。
【0014】この結果、滅菌処理時間が長くなり、作業
時間に要する手間が増大する。本考案のマグネットカッ
プリング装置は、上述の様な事情に鑑みて考案したもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】本考案のマグネットカッ
プリング装置は、前述した従来のマグネットカップリン
グ装置と同様に、撹拌すべき液体を貯溜する容器の底板
を液密に貫通してこの底板の上面から鉛直方向上方に伸
びた、上端が塞がれ下端が開口した円筒状の内筒と、こ
の内筒の上端面中心部から鉛直方向上方に延びた支持円
柱部と、上記内筒の内側に下方から挿入された駆動軸
と、上記内筒の内側位置でこの駆動軸の外周面に固定さ
れた駆動側永久磁石と、上記内筒の周囲に回転自在に支
持された外筒と、この外筒に固定されて、その内周面が
上記駆動側永久磁石の外周面と対向する従動側永久磁石
と、上記外筒の内周面と内筒の外周面との間に設けられ
た円筒状の隙間と、上記外筒の上端部内周面に内嵌さ
れ、その内周面を上記支持円柱部の外周面に摺接させ
た、上記液体の上下方向に亙る流通を許容する上部ラジ
アル滑り軸受と、上記外筒の下部内周面に内嵌され、そ
の内周面を上記内筒の外周面に摺接させた、上記液体の
上下方向に亙る流通を許容する下部ラジアル滑り軸受
と、少なくとも上記外筒の上端部と上記内筒の上端面で
上記支持円柱部の周囲部分との間に設けられ、上記液体
の放射方向に亙る流通を許容するスラスト滑り軸受とを
備えている。
【0016】特に、本考案のマグネットカップリング装
置に於いては上記外筒の内周面と外周面とを貫通して設
けられ、この外筒の外周面から放射方向に亙って突出す
ると共に、それぞれの内端開口を上記隙間に通じさせた
複数本のチューブと、上記外筒の上端部に、それぞれが
この外筒の外周面の接線に対し平行な方向に亙って設け
られ、それぞれの内端開口を上記隙間に通じさせた複数
の通路と、上記外筒の下端面に、この外筒の外周面の接
線に対し平行な方向に亙って設けられ、それぞれの内端
部を上記隙間に通じさせた複数の凹溝とを備えている。
そして、複数の通路の凹溝の外端部と上記複数の通路の
外端開口とを、上記外筒の回転方向前側に対向させてい
る。
【0017】
【作用】上述の様に構成される本考案のマグネットカッ
プリング装置により、駆動軸の回転駆動時に駆動側永久
磁石、従動側永久磁石を介して外筒を回転駆動する際の
作用自体は、前述した従来のマグネットカップリング装
置と同様である。
【0018】特に、本考案のマグネットカップリング装
置の場合、外筒の回転に伴い、この外筒の上端部に設け
た複数の通路の外端開口並びに外筒の下端面に設けた複
数の凹溝の外端部から、各通路並びに凹溝内に、外筒の
周囲に存在する高温流体を取り込む。この様に取り込ま
れた高温流体は、外筒の内周面と内筒の外周面との間の
隙間に送り込まれ、この隙間を通過する間に滅菌を行な
った後、遠心力に基づくポンプ作用により、複数のチュ
ーブを通じて外筒の周囲に排出される。
【0019】この結果、短時間の間に多量の高温流体
を、上記隙間内に流通させる事が可能となり、この隙間
内の滅菌処理を効率良く行なえる。
【0020】
【実施例】図1〜3は本考案の実施例を示している。前
述した従来装置と同様、培養槽の底板1の中心部に、上
端が塞がれ下端が開口した円筒状の内筒2の下端部を液
密に貫通させ、この内筒2を上記底板1の上面から鉛直
方向上方に伸ばしている。上記内筒2の上端面中心部に
は支持円柱部3を、鉛直方向上方に向け形成している。
又、上記外筒6の内周面と内筒2の外周面との間には円
筒状の隙間18を介在させ、外筒6の回転に伴ってこれ
ら両周面同士が摺接する事のない様にしている。
【0021】上記内筒2の内側には駆動軸4を、この内
筒2の下端開口から挿入し、この駆動軸4の上部外周面
で上記内筒2の内側位置部分に、駆動側永久磁石5を支
持固定している。又、上記内筒2の周囲には外筒6を、
上部滑り軸受20と下部滑り軸受24とにより、回転自
在に支持している。上記内筒2の上面でこの支持円柱部
3の周囲部分には、耐摩耗性に優れた超硬鋼により円輪
状に造られた、スラスト受金23を載置している。この
内の上部滑り軸受20は、円筒部21の上端部外周面に
外向きフランジ状の鍔部22を形成して成る。この円筒
部21の内周面及び下端面には、前述した従来の滑り軸
受と同様に、複数の凹溝10を形成している。又、この
上部滑り軸受20に於いては、円筒部21の内周面と支
持円柱部3との摺接面でラジアル荷重を、円筒部21の
下端面と上記スラスト受金23の上面との摺接面でスラ
スト荷重を、それぞれ支承する。上記各凹溝10は、後
述するチューブ28に、上記隙間18の上端部を介して
通じている。
【0022】一方、下部滑り軸受24は、円筒部25の
外周面と鍔部26の上面とに、やはり従来と同様に、複
数の凹溝10を形成している。この下部滑り軸受24の
円筒部25は、上記外筒6に加わるラジアル荷重を支承
する。そして、上記各凹溝10の上端を、上記隙間18
の下端部に通じさせている。従って、上記上部、下部両
滑り軸受20、24に形成した複数の凹溝10、10を
通じて隙間18内に、培養槽内に存在する流体が流通自
在である。
【0023】上記内筒2の周囲に、上記隙間18を介し
て回転自在に設けられる外筒6の上端面は、上記上部滑
り軸受20の上端部に形成した鍔部22の下面と当接し
ている。そして、この鍔部22の円周方向複数個所には
ボルト挿通用の通孔30を設け、この通孔30と整合す
る上記外筒6の上端面複数箇所には、ねじ孔31を形成
している。
【0024】外筒6及び上部滑り軸受20を覆う抑え部
材32は金属により造られており、主部33の上面に短
筒部33aを、下部外周縁部に垂下壁33bを、それぞ
れ設けている。上記短筒部33aには、撹拌軸34の下
端部を挿入し更に固定している。上記主部33の内側は
中空部35とし、この中空部35に、上記主部33の側
面に設けた複数(図3で4個)の通路27、27の内端
部を通じさせている。又、前記上部滑り軸受20の円筒
部21に形成した複数の凹溝10の上端は、この中空部
35に開口している。尚、上記各通路27、27は、上
記外筒6の外周面の接線方向と平行な方向に設けられて
いる。
【0025】上記抑え部材32を構成する主部33の下
面が上部滑り軸受20の鍔部22の上面に、垂下壁33
bの内周面中間部に形成された段部37が外筒6の上端
面外周縁に、垂下壁33bの下部内側面が外筒6の上端
部外周面に、それぞれ当接する。この状態で前記通孔3
0及びねじ孔31と整合する、上記主部33の複数箇所
には、ボルト挿通用の通孔36が形成されている。そし
て、これら互いに整合する通孔36、30に挿通したボ
ルト38をねじ孔31に螺合し、更に緊締する事によ
り、上部滑り軸受20の鍔部22を、外筒6の上端面と
抑え部材32の下面との間で挟持している。
【0026】又、上記外筒6の外周面には複数本のチュ
ーブ28、28(図3では4本)を、放射方向に亙って
等間隔に、外筒6の外周面から突出する状態で設けてい
る。このチューブ28、28の基端部は、上記外筒6を
貫通して、それぞれの内端開口を上記隙間18に通じさ
せている。又、各チューブ28、28の外端部は、この
外端開口が上方に向く様に、斜切している。
【0027】更に、前記外筒6の下端面に、この外筒6
の接線に対し平行な方向に、凹溝29、29を形成して
いる。この凹溝29、29の内端部は、前記下部滑り軸
受24に形成した凹溝10を通じて、上記隙間18に通
じている。
【0028】特に本考案のマグネットカップリング装置
によれば、前記隙間18内の滅菌処理を、迅速且つ確実
に行なえる。即ち、培養装置を使用する際には、培養作
業の開始に先立って、培養槽内に高温の水蒸気を送り込
む事により培養装置各部を加熱滅菌処理する、所謂空滅
菌処理を行う。本実施例では、この空滅菌処理を行う場
合に、前記チューブ28、28の外端開口から直接水蒸
気を送り込める。即ち、水蒸気は、培養槽の蓋に支持さ
れたノズルから、下方に向け噴出する為、この水蒸気が
上記各チューブ28、28の外端開口より、各チューブ
28、28内に直接送り込まれる。そして、この様にし
て各チューブ28、28内に送り込まれた水蒸気は、各
チューブ28、28から隙間18内に入り込み、更に上
部、下部両滑り軸受20、24に形成された凹溝10、
10を通じて上記隙間18外に排出される。
【0029】次に、培養液を培養槽内に入れ、図示しな
いヒータ、或は加熱ジャケット等によりこの培養液を加
熱して、培地滅菌を行う。この際、図示しないモータに
より、前記駆動軸4を介して駆動側永久磁石5を回転駆
動する。これにより、従動側永久磁石16を固定した外
筒6が内筒2の周囲で回転する。
【0030】外筒6の下端部に形成した凹溝29、29
は、前述の様に外筒6の外周面の接線方向と平行な方向
に形成されている。しかも、回転時に各凹溝29、29
の外端開口が回転方向前側に位置する様に、回転方向を
規制している為、外筒6の回転(図3の矢印a方向)に
伴い凹溝29、29が、図2に矢印cで示す様に、周囲
の培養液を掻き込む様にして内部に取り込む。この取り
込まれた高温の培養液は、各凹溝29、29の内端開口
から前記下部滑り軸受24の凹溝10内に送り込まれ、
更に前記隙間18に達する。次いでこの培養液は、外筒
6の回転に伴う遠心力に基づくポンプ作用によって、前
記各チューブ28、28内に、それぞれの内端開口から
吸引され、更に各チューブ28、28の外端開口から排
出される。
【0031】一方、前述した様に、主部33に設けられ
た複数の通路27、27も、外筒6の回転に伴い周囲の
培養液を、図2に矢印bで示す様に、内部に取り込む。
この取り込まれた高温流体は、前記中空部35を通じ
て、上記凹溝29、29から取り込まれた高温流体と同
様に上記隙間18に達し、この隙間18内の滅菌を行っ
た後、外筒6の回転に伴う遠心力に基づくポンプ作用に
より、図2に矢印dで示す様に、チューブ28、28か
ら排出される。
【0032】この結果、上記外筒6の内周面と内筒2の
外周面との間に設けられた円筒状の隙間18内に、短時
間の間に加熱された培養液を多量に流通させる事が可能
となり、この隙間18内の滅菌処理を効率良く行なえ
る。
【0033】
【考案の効果】本考案のマグネットカップリング装置
は、以上に述べた通り構成され作用する為、滅菌作業の
能率化を図って、滅菌作業を含む培養作業の時間短縮を
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のマグネットカップリング装置を示す要
部縦断面図。
【図2】図1の上部拡大断面図。
【図3】図2の上方から見た図。
【図4】従来のマグネットカップリング装置の1例を示
す縦断面図。
【図5】滑り軸受の底面図。
【図6】図5のA−A断面図。
【符号の説明】
1 底板 2 内筒 3 支持円柱部 4 駆動軸 5 駆動側永久磁石 6 外筒 7a、7b 滑り軸受 8 円筒部 9 鍔部 10 凹溝 11a、11b スリーブ 12 ピン 13 円筒部 14 挿入孔 15 薄肉部 16 従動側永久磁石 17 カバー 18 隙間 19a、19b ボルト 20 上部滑り軸受 21 円筒部 22 鍔部 23 スラスト受金 24 下部滑り軸受 25 円筒部 26 鍔部 27 通路 28 チューブ 29 凹溝 30 通孔 31 ねじ孔 32 抑え部材 33 主部 33a 短筒部 33b 垂壁部 34 撹拌軸 35 中空部 36 通孔 37 段部 38 ボルト 39 鍔部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撹拌すべき液体を貯溜する容器の底板を
    液密に貫通してこの底板の上面から鉛直方向上方に伸び
    た、上端が塞がれ下端が開口した円筒状の内筒と、この
    内筒の上端面中心部から鉛直方向上方に延びた支持円柱
    部と、上記内筒の内側に下方から挿入された駆動軸と、
    上記内筒の内側位置でこの駆動軸の外周面に固定された
    駆動側永久磁石と、上記内筒の周囲に回転自在に支持さ
    れた外筒と、この外筒に固定されて、その内周面が上記
    駆動側永久磁石の外周面と対向する従動側永久磁石と、
    上記外筒の内周面と内筒の外周面との間に設けられた円
    筒状の隙間と、上記外筒の上端部内周面に内嵌され、そ
    の内周面を上記支持円柱部の外周面に摺接させた、上記
    液体の上下方向に亙る流通を許容する上部ラジアル滑り
    軸受と、上記外筒の下部内周面に内嵌され、その内周面
    を上記内筒の外周面に摺接させた、上記液体の上下方向
    に亙る流通を許容する下部ラジアル滑り軸受と、少なく
    とも上記外筒の上端部と上記内筒の上端面で上記支持円
    柱部の周囲部分との間に設けられ、上記液体の放射方向
    に亙る流通を許容するスラスト滑り軸受とを備えたマグ
    ネットカップリング装置に於いて、上記外筒の内周面と
    外周面とを貫通して設けられ、この外筒の外周面から放
    射方向に亙って突出すると共に、それぞれの内端開口を
    上記隙間に通じさせた複数本のチューブと、上記外筒の
    上端部に、それぞれがこの外筒の外周面の接線に対し平
    行な方向に亙って設けられ、それぞれの内端開口を上記
    隙間に通じさせた複数の通路と、上記外筒の下端面に、
    この外筒の外周面の接線に対し平行な方向に亙って設け
    られ、それぞれの内端部を上記隙間に通じさせた複数の
    凹溝とを備え、この複数の凹溝の外端部と上記複数の通
    路の外端開口とを、上記外筒の回転方向前側に対向させ
    た事を特徴とするマグネットカップリング装置。
  2. 【請求項2】 複数本のチューブの外端部が、上方に開
    口する方向に斜切されている、請求項1に記載のマグネ
    ットカップリング装置。
JP1993050392U 1993-08-25 1993-08-25 マグネットカップリング装置 Expired - Lifetime JP2586744Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993050392U JP2586744Y2 (ja) 1993-08-25 1993-08-25 マグネットカップリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993050392U JP2586744Y2 (ja) 1993-08-25 1993-08-25 マグネットカップリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0717993U JPH0717993U (ja) 1995-03-31
JP2586744Y2 true JP2586744Y2 (ja) 1998-12-09

Family

ID=12857609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993050392U Expired - Lifetime JP2586744Y2 (ja) 1993-08-25 1993-08-25 マグネットカップリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2586744Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011106572A1 (de) * 2011-06-16 2012-12-20 Krones Aktiengesellschaft Blasformmaschine mit gleitlagergeführten Schwenkwellen
KR101247515B1 (ko) * 2012-10-15 2013-03-26 김창수 버섯종균 배양장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0717993U (ja) 1995-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4993841A (en) Magnetic impeller means for a mixing vessel
JP5143737B2 (ja) 磁気シール組立体
US6854877B2 (en) Mixer for aseptic liquids
US4934828A (en) Apparatus for mixing viscous materials
KR102296384B1 (ko) 마그네틱 교반기용 임펠러 및 이를 포함하는 마그네틱 교반기
CN103112936A (zh) 一种污水处理搅拌装置及其安装和拆卸方法
KR101968176B1 (ko) 인라인 펌프에 구비되는 메카니컬씰 교환 커플링 장치
JP2586744Y2 (ja) マグネットカップリング装置
KR20050006195A (ko) 교반기 드라이브
KR101693580B1 (ko) 디스크형 전열판을 이용한 증발농축건조장치
CN109097254A (zh) 一种微生物培养装置
JP2585063Y2 (ja) マグネットカップリング装置
JP5203410B2 (ja) 濃縮器
JP2588070Y2 (ja) マグネットカップリング装置
US3921709A (en) Apparatus for indirect heat treatment of liquids
US5533803A (en) Magnetic stirring apparatus with contactless coupling between stirring shaft and stirring tool
BRPI0621228A2 (pt) recipientes de fermentação
KR102416207B1 (ko) 마그네틱 교반기의 용접 냉각장치
CN205954055U (zh) 大型旋转导流式高效搅拌淬火池
CN211025155U (zh) 一种用于葡萄糖酸内酯的真空浓缩装置
JP2000130601A (ja) 軸のシール構造
KR100480840B1 (ko) 액체농축기
US2868279A (en) Evaporator
CN218961799U (zh) 一种减少外逸的加热萃取装置
RU194552U1 (ru) Мешалка

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term