JP2586720B2 - 動画像信号の符号化方式 - Google Patents

動画像信号の符号化方式

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JP2586720B2 JP26864990A JP26864990A JP2586720B2 JP 2586720 B2 JP2586720 B2 JP 2586720B2 JP 26864990 A JP26864990 A JP 26864990A JP 26864990 A JP26864990 A JP 26864990A JP 2586720 B2 JP2586720 B2 JP 2586720B2
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淳一 大木
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、帯域圧縮技術を用いた動画像信号の符号化
方式に関する。
(従来の技術) 従来の帯域圧縮技術を用いた動画像信号の符号化方式
としては、たとえば1989年電子情報通信学会春季全国大
会、資料番号D−233に記載の「ISDN対応カラー動画像
テレビ電話装置」などが知られている。この動画像信号
の符号化方式では、画面内の顔領域を抽出してマップを
作成する。そして、画像符号化部ではフレーム間フレー
ム内適応予測を行い、この時もし顔の領域であれば最終
段まで符号化をし、それ以上の領域であれば1つ前の段
階で符号化を止めることにより符号量を減らしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上述した従来の動画像信号の符号化方式
では、顔以外の背景の部分も粗く符号化するから背景部
分の雑音により無駄な情報が発生してしまう。また、連
続する画面間で背景部分から顔部分に変化したとする
と、粗い符号化から細かい符号化に変るから、予測誤差
信号がここでもかなり発生してしまい、無駄な情報を符
号化することになってしまう。この結果符号化効率が低
下してしまう。
(課題を解決するための手段) 本発明に係る第1の動画像信号の符号化方式は、画面
上の相関を利用した動画像信号の符号化方式であって、
入力する動画像信号の1画面を複数画素からなるブロッ
クに分割し、ブロック毎に前画面との間における動きを
検出し、動きが検出されたブロックは有効ブロックと
し、動きが検出されなかったブロックは無効ブロックと
してフレーム毎に第1の有効ブロックマップを作成する
手段と、該第1の有効ブロックマップに対して第1の重
みづけを行う手段と、前画面における第4の有効ブロッ
クマップに対して第2の重みづけを行う手段と、前記第
1の重み付けを行った第1の有効ブロックマップと前記
第2の重みづけを行った第4の有効ブロックマップとを
加算合成して重みづけが形成された第2の有効ブロック
マップを得る手段と、該第2の有効ブロックマップ内の
各ブロックの近傍のブロックを参照し、近傍のブロック
および対象ブロックの値の合計値が予め定められた第1
の闘値以上のときには当該対象ブロックを有効ブロック
とし、第1の闘値未満のときには当該対象ブロックを無
効ブロックとするセグメンテーションを行って第3の有
効ブロックマップを得る手段と、該第3の有効ブロック
マップ内の無効ブロックについて近傍のブロックを参照
し、近傍のブロックの値の合計値が予め定められた第2
の闘値以上のときには当該無効ブロックを有効ブロック
に置き替え、近傍のブロックの値の合計値が第2の闘値
未満のときには当該無効ブロックを無効ブロックのまま
として第4の有効ブロックマップを得る手段と、前記動
画像信号の入力時から前記第4の有効ブロックマップの
生成時までの時間の遅延を前記動画像信号に与える手段
と、遅延を与えられた前記動画像信号について、前記第
4の有効ブロックマップで有効ブロックとされた領域
を、画面間の相関、画面内の相関またはその両方を用い
て符号化を行う手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る第2の動画像信号の符号化方式は、画面
間の相関を利用した動画像信号の符号化方式であって、
入力する動画像信号の1画面を複数画素からなるブロッ
クに分割し、ブロック毎に前画面との間における動きを
検出し、動きが検出されたブロックは有効ブロックと
し、動きが検出されなかったブロックは無効ブロックと
してフレーム毎に第1の有効ブロックマップを作成する
手段と、該第1の有効ブロックマップに対して第1の重
みづけを行う手段と、前画面における第4の有効ブロッ
クマップに対して第2の重みづけを行う手段と、前記第
1の重み付けを行った第1の有効ブロックマップと前記
第2の重みづけを行った第4の有効ブロックマップとを
加算合成して重みづけが成された第2の有効ブロックマ
ップを得る手段と、前記前画面における第4の有効ブロ
ックマップの有効ブロック数に対する前記第1の有効ブ
ロックマップの有効ブロック数が予め定められた第1の
闘値以上である場合には前記第2の有効ブロックマップ
内の各ブロックの近傍のブロックを参照し、近傍のブロ
ックおよび対象ブロックの値の合計値が予め定められた
第2の闘値以上のときには当該対象ブロックを有効ブロ
ックとし、第2の闘値未満のときには当該対象ブロック
を無効ブロックとして前記第2の有効ブロックマップか
ら第3の有効ブロックマップを得、前記前画面における
第4の有効ブロックマップの有効ブロック数に対する前
記第1の有効ブロックマップの有効ブロック数が予め定
められた第1の闘値未満である場合には前記第2の有効
ブロックマップ内の各ブロックの近傍のブロックを参照
し、近傍のブロックおよび対象ブロックの値が予め定め
られた第3の闘値以上のときには当該対象ブロックを有
効ブロックとし、第3の闘値未満のときには当該対象ブ
ロックを無効ブロックとして前記第2の有効ブロックマ
ップから第3の有効ブロックマップを得るセグメンテー
ションを行う手段と、該第3の有効ブロックマップ内の
無効ブロックについての近傍のブロックを参照し、近傍
のブロックの値の合計値が予め定められた第4の闘値以
上のときには当該無効ブロックを有効ブロックに置き替
え、近傍のブロックの値の合計値が第4の闘値未満のと
きには当該無効ブロックを無効ブロックのままとして第
4の有効ブロックマップを得る手段と、前記動画像信号
の入力時から前記第4の有効ブロックマップの生成時ま
での時間の遅延を前記動画像信号に与える手段と、遅延
を与えられた前記動画像信号について、前記第4有効ブ
ロックマップで有効ブロックとされた領域を、画面間の
相関、画面内の相関またはその両方に用いて符号化を行
う手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る第3の動画像信号の符号化方式は、画面
間の相関を利用した動画像信号の符号化方式であって、
入力する動画像信号の1画面を複数画素からなるブロッ
クに分割し、ブロック毎に前画面との間における動きを
検出し、動きが検出されたブロクは有効ブロックとし、
動きが検出されなかったブロックは無効ブロックとして
フレーム毎に第1の有効ブロックマップを作成する手段
と、該第1の有効ブロックマップに対して第1の重みづ
けを行う手段と、前画面における第6の有効ブロックマ
ップに対して第2の重みづけを行う手段と、前記第1の
重み付けを行った第1の有効ブロックマップと前記第2
の重みづけを行った第6の有効ブロックマップとを加算
合成して重みづけが成された第2の有効ブロックマップ
得る手段と、該第2の有効ブロックマップ内の各ブロッ
クの近傍のブロックを参照し、近傍のブロックおよび対
象ブロックの値の合計値が予め定められた第1の闘値以
上のときには当該対象ブロックを有効ブロックとし、第
1の闘値未満のときには当該対象ブロックを無効ブロッ
クとするセグメンテーションを行って第3の有効ブロッ
クマップを得る手段と、該第3の有効ブロックマップ内
の無効ブロックについて近傍のブロックを参照し、近傍
のブロックの値の合計値が予め定められた第2の闘値以
上のときには当該無効ブロックを有効ブロックに置き替
え、近傍のブロックの値の合計値が第2の闘値未満のと
きには当該無効ブロックを無効ブロックのままとして第
4の有効ブロックマップを得る手段と、該第4の有効ブ
ロックマップの有効ブロック数が予め定められた第3の
闘値以上の場合は前記第4の有効ブロックマップの有効
ブロックを全て無効ブロックに置き換えて第5の有効ブ
ロックマップとし、前記第4の有効ブロックマップの有
効ブロック数が予め定められた第3の闘値未満の場合は
前記第4の有効ブロックマップをそのままで第5の有効
ブロックマップとする手段と、該第5の有効ブロックマ
ップを1フレーム時間遅延して第6の有効ブロックマッ
プを得る手段と、前記動画像信号の入力時から前記第4
の有効ブロックマップの生成時までの時間の遅延を前記
動画像信号に与える手段と、遅延を与えられた前記動画
像信号について、前記第4の有効ブロックマップで有効
ブロックとされた領域を、画面間の相関、画面内の相関
またはその両方を用いて符号化を行う手段とを有するこ
とを特徴とする。
(作用) テレビ電話などにおいては、背景部分は固定でおもに
話者が動くことから、話者の部分を切出して符号化を行
えば、背景などからの雑音によって発生する無駄な符号
化情報量を除去でき、符号化能率を上げることができ
る。
本発明においては、画面間での話者の動きを検出し、
動きがあった部分に対してセグメンテーション(動領域
の連結および切り落とし)を行うことにより、話者領域
を切出す。従ってまず前後の画面間での動きを検出する
必要がある。この前後の画面間での動きの検出方法とし
ては、動き補償の原理を用いるものがあり、たとえば二
宮らによる「動き補償フレーム間符号化方式」(信学論
(B)J63−B、11、pp.1140−1147、昭51−11)が知ら
れている。この方法は画面を小さなブロックに分割し、
各ブロック毎に記憶されている前画面の画像の中で、最
も高い相関をもつブロックを算出し、該当するブロック
間の位置の差(動ベクトル)と、この該当するブロック
間で空間的に同じ位置にある画素の振幅値の差(動き補
償予測誤差)とを伝送する方法である。本発明と動き補
償の動ベクトル検出方法とは直接関係はなく、動き補償
動ベクトルは、上記以外の方法で求められたものであっ
てもかまわない。
次に、本発明に係る第1および第2の動画像信号の符
号化方式における話者の切出し方について図面を参照し
ながら詳細に説明する。第1図の時刻t0,t1,t2に示すよ
うに話者が動いたと仮定する。そして、時刻t1と時刻t2
の画面間で動き補償を行い動きを求めると、第2図の矢
印で示される動ベクトルが求められる。ここで時刻t2と
時刻t3の画面間での動きがおもに□の部分だけであった
とすると、その動ベクトルは第7図(A)の矢印で示す
様になる。背景部分に存在する孤立した矢印部分は、背
景の雑音により発生した動ベクトルであるとする。そし
て、動ベクトルが発生したブロックを有効ブロックと
し、動ベクトルが発生しなかったブロックを無効ブロッ
クとする。以上の処理によって得られた時刻t1,t2間の
有効ブロックマップを第3図(B)に、時刻t2,t3間の
有効ブロックマップを第7図(B)に示す。第3図
(B)および第7図(B)の黒く塗られた部分が有効ブ
ロックである。第3図(A)は、時刻t0と時刻t1の画面
間で求められた第4の有効ブロックマップであるとす
る。そして、現画面の有効ブロックマップすなわち第1
の有効ブロックマップに第1の重みづけを行い、前画面
の有効ブロックマップである第4の有効ブロックマップ
に対しては第2の重みづけを行う。以下に重みづけの一
例を示す。例えば、前フレームの有効ブロックを1と
し、無効ブロックを0とする。現フレームの有効ブロッ
クを2とし、現フレームの無効ブロックを前フレームの
無効ブロックと同様に0とする。この様にして重みづけ
を行った前フレームの有効ブロックマップと、現フレー
ムの有効ブロックマップを加算合成し、第2の有効ブロ
ックマップを得る。以上の様な重みづけによって得た時
刻t2における第2の有効ブロックマップは、第4図
(A)の様になる。次に、第4図(A)の加算合成され
た第2の有効ブロックマップに対してセグメンテーショ
ンを行う。
本発明に係る第1の動画像信号の符号化方式における
セグメンテーションの一例を第4図、第5図を参照しな
がら説明する。例えば第5図のkをセグメンテーション
の対象ブロックとすると、ブロックkの近傍のブロック
a,b,c,d,e,f,g,hの値を参照する。すなわち第4図
(A)の第2の有効ブロックマップの各ブロックの値を
参照する。近傍のブロックa,b,c,d,e,f,g,hおよびブロ
ックkの値の合計値が予め定められた第1の闘値以上の
ときには対象ブロックkを有効ブロックとし、近傍のブ
ロックa,b,c,d,e,f,g,hおよびブロックkの値の合計値
が予め定められた第1の闘値未満のときには対象ブロッ
クkを無効ブロックとする。
一方、本発明に係る第2の動画像信号の符号化方式に
おいては、前フレームの有効ブロック数の値すなわち第
4の有効ブロックマップ内の有効ブロック数を分母と
し、現フレームの有効ブロックマップである第1の有効
ブロックマップ内の有効ブロック数を分子としたときの
割合が、予め定められた第1の闘値以上の場合と、第1
の闘値未満の場合とではそのセグメンテーションが異な
る。たとえば、前記割合が前記第1の闘値以上である、
現フレームの有効ブロック数が前フレームの有効ブロッ
ク数と同程度または1/2以上の場合におけるセグメンテ
ーションの一例について説明する。第5図のkをセグメ
ンテーションの対象ブロックとすると、ブロックkの近
傍のブロクa,b,c,d,e,f,g,hの値を参照する。すなわち
第4図(A)の第2の有効ブロックマップの値を参照
し、近傍のブロックa,b,c,d,e,f,g,hおよびブロックk
の値の合計値が予め定められた第2の闘値以上のときは
対象ブロックkを有効ブロックとし、近傍のブロックa,
b,c,d,e,f,g,hおよびブロックkの値の合計値が予め定
められた第2の闘値未満のときは対象ブロックkを無効
ブロックとする。
以上に説明したセグメンテーションによって得られた
本発明に係る第1および第2の動画像信号の符号化方式
における第3の有効ブロックマップを第4図(B)示
す。第3の有効ブロックマップには、孤立無効ブロック
が発生する場合がある。従って、第3の有効ブロックマ
ップ内の有効ブロック領域のみを符号化すると、有効ブ
ロック領域内に孤立して存在する無効ブロック領域が符
号化されないからその孤立無効ブロック領域に符号化歪
が発生してしまい、非常に見苦しい符号化画像となって
しまうことがある。そこで、孤立無効ブロック領域の除
去を行う。孤立無効ブロック領域の除去方法としては、
セグメンテーションと同様な処理を無効ブロックを対象
に行う。本発明に係る第1の動画像信号の符号化方式で
は、無効ブロックの近傍のブロックを参照し、近傍のブ
ロックの値の合計値が予め定められた第2の闘値以上の
ときに、その対象となる無効ブロックの値を有効ブロッ
クを示す値に置き替える。一方、本発明に係る第2の動
画像信号の符号化方式においては、無効ブロックの近傍
のブロックを参照し、近傍のブロックの値の合計値が予
め定められた第4の闘値以上のときに、その対象となる
無効ブロックの値を有効ブロックを示す値に置き替え
る。以上の処理により第4図(B)で孤立無効ブロック
であった領域を除去し、第4の有効ブロックマップを得
る。孤立無効ブロック領域を除去した第4の有効ブロッ
クマップを第6図に示す。そして、第6図の有効ブロッ
クの領域内すなわち話者領域内の動画像信号を画面間の
相関または画面内の相関のいづれか一方あるいはその両
方を用いて符号化することにより、背景などの雑音によ
り発生する無駄な情報を容易に削除でき、符号化効率を
高めることができる。
前述した本発明における第2の動画像信号の符号化方
式におけるセグメンテーションでは、現フレームの有効
ブロック数と前フレームの有効ブロック数との割合が前
記第1の闘値以上、すなわち現フレームの有効ブロック
数が前フレームの有効ブロック数と同程度または1/2以
上の場合であったが、時刻t3のときの様に前フレームの
有効ブロック数と現フレームの有効ブロック数との割合
が前記第1の闘値未満であり、現フレームの有効ブロッ
ク数が前フレームの有効ブロック数よりもかなり少ない
場合、たとえば1/2未満の場合におけるセグメンテーシ
ョンの一例について第6図、第7図、第8図、第9図を
参照しながら説明する。第6図の時刻t2で求められた第
4の有効ブロックマップと第7図(B)の時刻t3におけ
る第1の有効ブロックマップのそれぞれに前記第1およ
び第2の重みづけを行って合成すると、第8図(A)に
示す第2の有効ブロックマップが得られる。この第2の
有効ブロックマップに対して前記第2の闘値にもとづい
てセグメンテーションを行うと、第8図(B)の斜線で
示す第3の有効ブロックマップが得られる。そして、第
3の有効ブロックマップに対して前記第4の闘値にもと
づいて孤立無効ブロック領域の除去を行い、第4の有効
ブロックマップを得る。このとき、時刻t3において求め
られた第3の有効ブロックマップには孤立無効ブロック
が存在しないから、第4の有効ブロックマップは第3の
有効ブロックマッブと同じになる。そして、この第4の
有効ブロックマップ内の有効ブロック領域内のみ動画像
信号の符号化を行う。しかしながら、この第4の有効ブ
ロックマップの有効ブロック領域は、第8図(B)に示
すように話者の胸の部分や頭部右上の部分が欠けてしま
っているから、このままで符号化を行うと胸の部分や頭
部に未符号化領域が発生し、符号化画像の話者領域に不
連続な部分が発生してしまって符号化画像が見苦しくな
ることが考えられる。従って、時刻t3のときの様に前フ
レームの有効ブロック数と現フレームの有効ブロック数
との割合が前記第1の闘値未満で現フレームの有効ブロ
ック数が少ない場合には、セグメンテーションにおける
闘値を切替えることによって話者領域の欠損を防ぐ。た
とえば、第8図(A)の重みづけがなされた第2の有効
ブロックマップについてセグメンテーションを実行する
際に、kが0以上であったらセグメンテーションの対象
ブロックであるkを有効ブロックとするように、セグメ
ンテーションにおける闘値の値を十分低くすると、第9
図に示すような第3の有効ブロックマップを得ることが
でき、話者領域の欠損を防げる。このときのセグメンテ
ーションの闘値を第3の闘値とする。以上の様に前フレ
ームの有効ブロック数と現フレームの有効ブロック数と
の割合が、前記第1の闘値以上のときには、前記第2の
闘値を選択してセグメンテーションを行い、前フレーム
の有効ブロック数と現フレームの有効ブロック数との割
合が前記第1の闘値未満であって現フレームの有効ブロ
ック数が前フレームの有効ブロック数よりもかなり少な
い場合には、前記第3の闘値を選択してセグメンテーシ
ョンを行う。そして、第6図あるいは第9図の有効ブロ
ック領域内すなわち話者領域内の動画像信号を画面間の
相関または画面内の相関のいづれか一方あるいはその両
方を用いて符号化することにより、背景などの雑音によ
り発生する無駄な情報を容易に削除でき、符号化効率を
高めることができる。以上に述べたことから明らかな様
に、本発明に係る第1の動画像信号の符号化方式と本発
明に係る第2の動画像信号の符号化方式とは、前記第2
の有効ブロックマップから前記第3の有効ブロックマッ
プを得るときのセグメンテーションに相違点がある。
次に、本発明に係る第3の動画像信号の符号化方式に
おける話者の切出し方について図面を参照しながら詳細
に説明する。第10図の時刻t0,t1,t2に示すように話者が
動いたと仮定する。そして、時刻t0と時刻t1の画面間で
の動きを示す動ベクトルを求めると、第11図の矢印で示
される領域が求められる。ここで背景部分の孤立した矢
印部分は、背景の雑音により発生した動ベクトルである
とする。そして、動ベクトルが発生したブロックを有効
ブロックとし、動ベクトルが発生しなかったブロックを
無効ブロックとする。以上の処理によって得られた時刻
t1における有効ブロックマップを第12図(B)に示す。
第12図(B)の黒く塗られた部分が有効ブロックであ
る。第12図(A)は、時刻t0と時刻t0よりも1画面前の
時刻t0−1の画面間で求められた第6の有効ブロックマ
ップであるとする。そして、現画面の有効ブロックマッ
プ(第12図(B))すなわち第1の有効ブロックマップ
に第1の重みづけを行い、前画面の有効ブロックマップ
(第12図(A))である第6の有効ブロックマップに対
しては第2の重みづけを行う。以下に重みづけの一例を
示す。例えば、前フレームの有効ブロックを1とし、無
効ブロックを0とする。現フレームの有効ブロックを2
とし、現フレームの無効ブロックを前フレームの無効ブ
ロックと同様に0とする。この様にして重みづけを行っ
た前フレームの有効ブロックマップと、現フレームの有
効ブロックマップとを加算合成し、第2の有効ブロック
マップを得る。第2の有効ブロックマップは、第12図
(C)の様になる。次に、第12図(C)の加算合成され
た第2の有効ブロックマップに対してセグメンテーショ
ンを行う。このセグメンテーションの一例を第5図、第
12図を参照しながら説明する。例えば第5図のkをセグ
メンテーションの対象ブロックとすると、ブロックkの
近傍のブロックa,b,c,d,e,f,g,hの値を参照する。すな
わち第12図(C)の第2の有効ブロックマップの値を参
照する。近傍のブロックa,b,c,d,e,f,g,hおよびブロッ
クkの値の合計値が予め定められた第1の闘値以上のと
きには、対象ブロックkを有効ブロックとし、近傍のブ
ロックa,b,c,d,e,f,g,hおよびブロックkの値の合計値
が予め定められた第1の闘値未満のときには、対象ブロ
ックkを無効ブロックとする。
以上に述べたセグメンテーションによって得られた第
3の有効ブロックマップを第12図(D)示す。第3の有
効ブロックマップには、場合によって動き部分に孤立無
効ブロック領域が発生することがある。これは、第1の
有効ブロックマップを得る際、画面間で差分値が動ベク
トル検出の闘値よりも少し低かったブロック、たとえば
輝度変化が少なく絵柄が平坦なブロックなどは動ベクト
ルが検出されなくなり無効ブロックとなる。その結果、
動き部分に孤立した無効ブロック領域が発生することが
ある。孤立無効のブロック領域の一例を第13図に示す。
第13図の様に、孤立無効ブロック領域を含む第13の有効
ブロックマップ内の有効ブロック領域のみ動画像信号の
符号化を実行すると、有効ブロック領域内の孤立した無
効ブロック領域は符号化が行われないから孤立無効ブロ
ックの領域と周囲の領域とで符号化画像の連続性がなく
なり、符号化歪が発生してしまう。その結果、非常に見
苦しい符号化画像となってしまうことがある。そこで、
孤立無効ブロック領域の除去を行う。孤立無効ブロック
領域の除去方法としては、セグメンテーションと同様な
処理を無効ブロックを対象に行う。すなわち無効ブロッ
クの近傍のブロックを参照し、近傍のブロックの値の合
計値が予め定められた第2の闘値以上のときにはその対
象となる無効ブロックの値を有効ブロックを示す値に置
き替える。以上の処理により第13図で孤立無効ブロック
であった領域を除去し、第4の有効ブロックマップを得
る。第12図(D)の第3の有効ブロックマップには孤立
無効ブロック領域がないから、第4の有効ブロックマッ
プは第12図(D)に示す第3の有効ブロックマップと同
様である。
次に、時刻t2における処理について説明する。時刻t1
と時刻t2の画面間での動きを示す動ベクトルを求めて第
1の有効ブロックマップを作成すると、第14図(A)に
示す様になる。この第1の有効ブロックマップに対して
第1の重みづけを行う。そして前画面である時刻t1にお
ける第4の有効ブロックマップは第12図(D)であるか
ら、第12図(D)の第4の有効ブロックマップに対して
第2の重みづけを行って、第1の重みづけを行った第1
の有効ブロックマップと加算合成すると、第14図(B)
に示す第2の有効ブロックマップが得られる。第14図
(B)と第2の有効ブロックマップに対して前記セグメ
ンテーションを行うと、第14図(C)に示す第3の有効
ブロックマップが得られる。次に、第3の有効ブロック
マップに対して孤立無効ブロック領域の除去を行う。第
14図(C)の第3の有効ブロックマップには孤立無効ブ
ロック領域が存在しないので、第3の有効ブロックマッ
プをもって第4の有効ブロックマップとし、当該第4の
有効ブロックマップの黒く塗られた有効ブロックがセグ
メンテーションによって得られた話者領域となる。時刻
t2における実際の話者領域は画面のほぼ左半分であるの
に対して、セグメンテーションによって得られた話者領
域は画面の左半分の背景部分にたいぶはみだしているか
ら、第14図(C)の第4の有効ブロックマップをこのま
ま用いると背景の雑音も符号化してしまう可能性があ
り、あまり好ましくない。時刻t1,t2の場合の様に動き
が大きく、セグメンテーションで得られた有効ブロック
の数が多い場合には、前画面における有効ブロックマッ
プの影響を受けて有効ブロックが前画面の話者領域にふ
くらんでしまうためである。従って、画面間での動きが
大きい場合、すなわち第4の有効ブロックマップの有効
ブロック数が予め定められた第3の闘値以上の場合に
は、第4の有効ブロックマップに対してリセットを行
い、第4の有効ブロックマップ内の有効ブロックを全て
無効ブロックに置き換えて第5の有効ブロックマップと
する。第5の有効ブロックマップは1フレーム時間遅延
されて第6の有効ブロックマップとなり、次の時刻にお
いてセグメンテーションに用いられる。たとえば、第12
図(A)を前フレームの第4の有効ブロックマップと
し、第12図(B)を現フレームの有効ブロックマップす
なわち第1の有効ブロックマップとする。そして、時刻
t1において得られた第4の有効ブロックマップの有効ブ
ロック数が前記第3の闘値以上であったとすると、第4
の有効ブロックマップ内の有効ブロックを全て無効ブロ
ックに置き換えて第5の有効ブロックマップとするか
ら、第5の有効ブロックマップが1フレーム時間遅延さ
れて得られる時刻t2における第6の有効ブロックマップ
も全て無効ブロックとなる。その結果、時刻t2における
第1の有効ブロックマップが第14図(A)であったとす
ると、重みづけが行われた第2の有効ブロックマップは
第14図(D)の様になり、この第2の有効ブロックマッ
プに対して前記セグメンテーションを行うと、第14図
(A)に示す様な第3の有効ブロックマップが得られ
る。この第3の有効ブロックマップには孤立無効ブロッ
ク領域が含まれていないので、第3の有効ブロックマッ
プがそのまま第4の有効ブロックマップとなり、背景部
分を削除することができる。
以上の様にして得た第4の有効ブロックマップの有効
ブロック領域内すなわち話者領域内の動画像信号を画面
間の相関または画面内の相関のいづれか一方あるいはそ
の両方を用いて符号化することにより、背景などの雑音
により発生する無駄な情報を容易に削除でき、符号化効
率を高めることができる。
前述した本発明に係る第1、第2および第3の動画像
信号の符号化方式における各闘値および重みづけの値に
ついては、予め統計的に調べた最適値を用いる。一例と
して第1の重み付けで現フレームの有効ブロックを2、
無効ブロックを0とし、第2の重み付けで全フレームの
有効ブロックを1、無効ブロックを0とした場合には、
第1の闘値を8、第2の闘値を5とすることで実現でき
る。また、セグメンテーションおよび孤立無効ブロック
領域除去における参照のブロックの配置は、前述したも
の以外およびブロック数でもかまわない。
(実施例) 次に、図面を参照しながら本発明について詳細に説明
する。
第15図に本発明に係る第1の動画像信号の符号化方式
の一実施例を示す。入力する動画像信号は、線10を介し
て動ベクトル検出部1および遅延部8に供給される。動
ベクトル検出部1は、前画面の動画像信号を蓄えてお
き、新たに線10を介して入力する動画像信号を水平方向
n画素×垂直方向n画素の複数画素からなるブロックに
分割し、それぞれブロック毎に記憶されている前画面の
画像との間で最も高い相関をもつブロックを算出し、該
当するブロック間の差を示す動ベクトルを求め、動ベク
トルが発生したブロックを有効ブロックとし、動ベクト
ルが発生しなかったブロックを無効ブロックとして第1
の有効ブロックマップを得る。動ベクトル検出部1で得
られた第1の有効ブロックマップは、重みづけ部2に出
力される。重みづけ部2は、動ベクトル検出部1から入
力する第1の有効ブロックマップに対して、予め定めら
れた第1の重みづけを行う。重みづけ部2で重みづけが
成された第1の有効ブロックマップは、加算器4に出力
される。加算器4は、重みづけ部2から入力する第1の
有効ブロックマップと重みづけ部3から入力する前画面
の動画像信号における第4の有効ブロックマップとを加
算し、重みづけが成された第2の有効ブロックマップを
得る。加算器4で得られた第2の有効ブロックマップ
は、セグメンテーション部5に出力される。セグメンテ
ーション部5は、加算器4から入力する第2の有効ブロ
ックマップ内の全てのブロックに対してセグメンテーシ
ョン処理を行う。例えば、第5図に示す様にセグメンテ
ーションの対象となるブロックをkとすると、kおよび
kの近傍のa,b,c,d,e,f,g,hのブロックの値を参照し、
それらの値の合計値が予め定められた第1の闘値以上で
あればそのブロックkを有効ブロックとし、それらの値
の合計値が第1の闘値未満の場合にはそのブロックkを
無効ブロックとして第3の有効ブロックマップを得る。
セグメンテーション部5で得られた第3の有効ブロック
マップは、孤立無効ブロック除去部6に出力される。孤
立無効ブロック除去部6は、セグメンテーション部5か
ら入力する第3の有効ブロックマップに含まれている無
効ブロックに対して孤立無効ブロック除去の処理を行
い、有効ブロックの連結を行う。孤立無効ブロック除去
の処理は、セグメンテーションと同様に対象となる無効
ブロックの近傍のブロックを参照し、近傍のブロックの
値の合計値が予め定められた第2の闘値以上の場合はそ
の無効ブロックを有効ブロックとする。近傍のブロック
の値の合計値が予め定められた第2の闘値未満の場合
は、その無効ブロックは無効ブロックのままとする。
以上の処理によって孤立無効ブロック領域の除去を行
った第4の有効ブロックマップを得る。孤立無効ブロッ
ク除去部6で得られた第4の有効ブロックマップは、重
みづけ部および符号化部7に出力される。重みづけ部3
は、孤立無効ブロック除去部6から与えられた第4の有
効ブロックマップに対して、第2の重みづけを行って、
加算器4に重みづけが成された第4の有効ブロックマッ
プを出力する。遅延部8は、入力する動画像信号に対し
て入力動画像信号が供給されてから第4の有効ブロック
マップが符号化部7に与えられるまでの遅延時間補償を
行い、第4の有効ブロックマップと入力動画像信号の時
間合せを行う。遅延部8の出力である時間補償された入
力動画像信号は、符号化部7に出力される。符号化部7
は、孤立無効ブロック除去部6から入力する第4の有効
ブロックマップ内の有効ブロック領域すなわち話者領域
であると示されているブロック部分についてのみ遅延部
8から入力する動画像信号の符号化を行い、無効ブロッ
クで示される背景部分の動画像信号については符号化を
行わない。符号化の方法としては、動き補償などの画面
間の相関を利用した方法、または直交交換などの画面内
の相関を利用した方法、あるいは画面間および画面内の
両方の相関を利用した方法を用いる。前述した各闘値に
ついては、予め統計的に調べた最適値を用いる。
第16図に本発明に係る第2の動画像信号の符号化方式
の一実施例を示す。入力する動画像信号は、線10を介し
て動ベクトル検出部1および遅延部8に供給される。動
ベクトル検出部1は、前画面の動画像信号を蓄えてお
き、新たに線10を介して入力する動画像信号を水平方向
n画素×垂直方向n画素の複数画素からなるブロックに
分割し、それぞれブロック毎に記憶されている前画面の
画像との間で最も高い相関をもつブロックを算出し、該
当するブロック間の位置の差を示す動ベクトルを求め、
動ベクトルが発生したブロックを有効ブロックとし、動
ベクトルが発生しなかったブロックを無効ブロックとし
て第1の有効ブロックマップを得る。動ベクトル検出部
1で得られた第1の有効ブロックマップは、重みづけ部
2および比率判定部8に出力される。重みづけ部2は、
動ベクトル検出部1から入力する第1の有効ブロックマ
ップに対して、予め定められた第1の重みづけを行う。
重みづけ部2で重みづけが成された第1の有効ブロック
マップは、加算器4に出力される。加算器4は、重みづ
け部2から入力する第1の有効ブロックマップと重みづ
け部3から入力される前画面の動画像信号における第4
の有効ブロックマップとを加算し、重みづけが成された
第2の有効ブロックマップを得る。加算器4で得られた
第2の有効ブロックマップは、セグメンテーション部5
に出力される。比率判定部9は、孤立無効ブロック除去
部6から入力する前フレーム(前画面)の有効ブロック
マップである第4の有効ブロックマップ内の有効ブロッ
ク数に対する動ベクトル検出部1から入力する第1有効
ブロックマップ内の有効ブロック数の割合を判定し、そ
の判定結果が予め定められた第1の闘値以上であるかま
たは第1の闘値未満であるかを示す判定信号をセグメン
テーション部5に出力する。セグメンテーション部5
は、加算器4から入力する第2の有効ブロックマップ内
の全てのブロックに対して、セグメンテーション処理を
行う。例えば、比率判定部9から入力する判定信号が第
1の闘値以上であることを示している場合には、セグメ
ンテーションにおける闘値として第2の闘値を選択し、
前記判定信号が第1の闘値未満であることを示している
場合にはセグメンテーションにおける闘値として第3の
闘値を選択して、それぞれセグメンテーションを行う。
第5図に示す様にセグメンテーションの対象となるブロ
ックをkとすると、kおよびkの近傍のa,b,c,d,e,f,g,
hのブロックの値の合計値を参照し、それらの値が比率
判定部9から与えられた判定信号により選択された闘値
以上であればそのブロックkを有効ブロックとし、参照
ブロックの値の合計値が前記選択された闘値未満の場合
には、そのブロックkを無効ブロックとして第3の有効
ブロックマップを得る。セグメンテーション部5で得ら
れた第3の有効ブロックマップは、孤立無効ブロック除
去部6に出力される。孤立無効ブロック除去部6は、セ
グメンテーション部5から与えられた第3の有効ブロッ
クマップに含まれている無効ブロックに対して孤立無効
ブロック除去の処理を行い、有効ブロックの連結を行
う。孤立無効ブロックの除去の処理は、セグメンテーシ
ョンと同様に対象となる無効ブロックの近傍のブロック
を参照し、近傍のブロックの値の合計値が予め定められ
た第4の闘値以上の場合はその無効ブロックを有効ブロ
ックとする。近傍のブロックの値の合計値が予め定めら
れた第4の闘値未満の場合は、この無効ブロックは無効
ブロックのままとする。以上の処理によって孤立無効ブ
ロックの除去を行った第4の有効ブロックマップを得
る。孤立無効ブロック除去部6で得られた第4の有効ブ
ロックマップは、重みづけ部3、比率判定部9および符
号化部7に出力される。重みづけ部3は、孤立無効ブロ
ック除去部6から与えられた第4の有効ブロックマップ
に対して第2の重みづけを行い、加算器4に重みづけが
成された第4の有効ブロックマップを与える。遅延部8
は、入力する動画像信号に対して入力動画像信号が供給
されてから第4の有効ブロックマップが符号化部7に与
えられるまでの遅延時間補償を行い、第4の有効ブロッ
クマップと入力動画像信号の時間合せを行う。遅延部8
の出力である時間補償された入力動画像信号は、符号化
部7に出力される。符号化部7は、孤立無効ブロック除
去部6から入力する第4の有効ブロックマップ内の有効
ブロック領域すなわち話者領域であると示されているブ
ロック部分についてのみ遅延部8から入力する動画像信
号の符号化を行い、無効ブロックで示される背景部分の
動画像信号については符号化を行わない。符号化の方法
としては、動き補償などの画面間の相関を利用した方
法、または直交変換などの画面内の相関を利用した方
法、あるいは画面間および画面内の両方の相関を利用し
た方法を用いる。前述した各闘値については、予め統計
的に調べた最適値を用いる。
第17図に本発明に係る第3の動画像信号の符号化方式
の一実施例を示す。入力する動画像信号は、線10を介し
て動ベクトル検出部1および遅延部8に供給される。動
ベクトル検出部1は、前画面の動画像信号を蓄えてお
き、新たに線10を介して入力する動画像信号を水平方向
n画素×垂直方向n画素の複数画素からなるブロックに
分割し、それぞれのブロック毎に記憶されている前画面
の画像との間で最も高い相関をもつブロックを算出し、
該当するブロック間の位置の差を示す動ベクトルを求
め、動ベクトルが発生したブロックを有効ブロックと
し、動ベクトルが発生しなかったブロックを無効ブロッ
クとして第1の有効ブロックマップを得る。動ベクトル
検出部1で得られた第1の有効ブロックマップは、重み
づけ部2に出力される。重みづけ部2は、動ベクトル検
出部1から入力する第1の有効ブロックマップに対し
て、予め定められた第1の重みづけを行う。重みづけ部
2で重みづけが成された第1の有効ブロックマップは、
加算器4に出力される。加算器4は、重みづけ部2から
入力する第1の有効ブロックマップと、重みづけ部3か
ら入力する前画面の動画像信号における第6の有効ブロ
ックマップとを加算して重みづけが成された第2の有効
ブロックマップを得る。加算器4で得られた第2の有効
ブロックマップは、セグメンテーション部5に出力され
る。セグメンテーション部5は、加算器4から入力する
第2の有効ブロックマップ内の全てのブロックに対し
て、セグメンテーション処理を行う。例えば、第5図に
示す様にセグメンテーションの対象となるブロックをk
とすると、kおよびkの近傍のa,b,c,d,e,f,g,hのブロ
ックを値を参照し、それらの値の合計値が予め定められ
た第1の閾値以上であればそのブロックkを有効ブロッ
クとし、近傍のブロックおよびkの値の合計値が第1の
閾値未満の場合にはそのブロックkを無効ブロックとし
て第3の有効ブロックマップを得る。セグメンテーショ
ン部5で得られた第3の有効ブロックマップは、孤立無
効ブロック除去部6に出力される。孤立無効ブロック除
去部6は、セグメンテーション部5から入力する第3の
有効ブロックマップに含まれている無効ブロックに対し
て孤立無効ブロック領域除去の処理を行い、有効ブロッ
クの連結を行う。孤立無効ブロック領域除去の処理は、
セグメンテーションと同様に対象となる無効ブロックの
近傍のブロックを参照し、近傍のブロックの値の合計値
が予め定められた第2の閾値以上の場合はその無効ブロ
ックを有効ブロックとする。近傍のブロックの値の合計
値が予め定められた第2の閾値未満の場合は、その無効
ブロックは無効ブロックのままとする。以上の処理によ
って孤立無効ブロックの除去を行った第4の有効ブロッ
クマップを得る。孤立無効ブロック除去部6で得られた
第4の有効ブロックマップは、有効ブロック数判定部1
1、有効ブロックリセット部12および符号化部7に出力
される。有効ブロック数判定部11は、孤立無効ブロック
除去部6から入力する第4の有効ブロックマップの有効
ブロック数が予め定められた第3の閾値以上の場合に
は、有効ブロックリセット部12にリセット実行の指示を
与える。また、有効ブロック数判定部11は、孤立無効ブ
ロック除去部6から入力する第4の有効ブロックマップ
の有効ブロック数が予め定められた第3の閾値未満の場
合には、有効ブロックリセット部12にリセット停止の指
示を与える。有効ブロックリセット部12は、有効ブロッ
ク数判定部11からリセット実行の指示が与えられた場合
には、孤立無効ブロック除去部6から入力する第4の有
効ブロックマップの有効ブロックを全て無効ブロックに
置き換えて第5の有効ブロックマップとする。また、有
効ブロックリセット部12は、有効ブロック数判定部11か
らリセット停止の指示が与えられた場合には、孤立無効
ブロック除去部6から入力する第4の有効ブロックマッ
プをそのままで第5の有効ブロックマップとする。有効
ブロックリセット部12で得られた第5の有効ブロックマ
ップは、フレーム遅延部13に出力される。フレーム遅延
部13は、有効ブロックマップックリセット部12から入力
する第5の有効ブロックマップを1フレーム時間遅延さ
せて第6の有効ブロックマップを得る。フレーム遅延部
13で得られた第6の有効ブロックマップは、重みづけ部
に出力される。重みづけ部3は、フレーム遅延部13から
入力する第6の有効ブロックマップに対して第2の重み
づけを行って加算器4に重みづけが成された第6の有効
ブロックマップを出力する。遅延部8は、入力する動画
像信号に対して入力動画像信号が供給されてから第4の
有効ブロックマップが符号化部7に与えられるまで遅延
時間補償を行い、第4の有効ブロックマップと入力画像
信号の時間合せを行う。遅延部8の出力である時間補償
された入力動画像信号は、符号化部7に出力される。符
号化部7は、孤立無効ブロック除去部6から入力する第
4のブロックマップ内の有効ブロック領域すなわち話者
領域であると示されている部分についてのみ、遅延部8
から入力する動画像信号の符号化を行い、無効ブロック
で示される背景部分の動画像信号については符号化を行
わない。符号化の方法としては、動き補償になどの画面
間の相関を利用した方法、または直交変換などの画面内
の相関を利用した方法、あるいは画面間および画面内の
両方の相関を利用した方法を用いる。前述した各閾値お
よび参照ブロック配置などについては、予め統計的に調
べた最適値を用いる。
(発明の効果) 以上に詳しく説明したように、本発明の動画像信号の
符号化方式は、セグメンテーションによって得た話者領
域内の動画像信号を符号化することにより、背景部分の
雑音により発生する無駄な情報を削除でき、符号化の効
率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第
7図、第8図、第9図、第10図、第11図、第12図、第13
図および第14図は本発明の作用を説明する図、第15図は
本発明に係る第1の動画像信号の符号化方式の一実施例
を示す図、第16図は本発明に係る第2の動画像信号の符
号化方式の一実施例を示す図、第17図は本発明に係る第
3の動画像信号の符号化方式の一実施例を示す図であ
る。 1……動ベクトル検出部、2,3……重みづけ部、4……
加算器、5……セグメンテーション部、6……孤立無効
ブロック除去部、7……符号化部、8……遅延部、9…
…比率判定部、11……有効ブロック数判定部、12……有
効ブロックリセット部、13……フレーム遅延部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面間の相関を利用した動画像信号の符号
    化方式において、入力する動画像信号の1画面を複数画
    素からなるブロックに分割し、ブロック毎に前画面との
    間における動きを検出し、動きが検出されたブロックは
    有効ブロックとし、動きが検出されなかったブロックは
    無効ブロックとしてフレーム毎に第1の有効ブロックマ
    ップを作成する手段と、該第1の有効ブロックマップに
    対して第1の重みづけを行う手段と、前画面における第
    4の有効ブロックマップに対しての第2重みづけを行う
    手段と、前記第1の重み付けを行った第1の有効ブロッ
    クマップと前記第2の重みづけを行った第4の有効ブロ
    ックマップとを加算合成して重みづけが成された第2の
    有効ブロックマップを得る手段と、該第2の有効ブロッ
    クマップ内の各ブロックの近傍のブロックを参照し、近
    傍のブロックおよび対象ブロックの値の合計値が予め定
    められた第1の闘値以上のときには当該対象ブロックを
    有効ブロックとし、第1の闘値未満のときには当該対象
    ブロックを無効ブロックとするセグメンテーションを行
    って第3の有効ブロックマップを得る手段と、該第3の
    有効ブロックマップ内の無効ブロックについて近傍のブ
    ロックを参照し、近傍のブロックの値の合計値が予め定
    められた第2の闘値以上のときには当該無効ブロックを
    有効ブロックに置き替え、近傍のブロックの値の合計値
    が第2の闘値未満のときには当該無効ブロックを無効ブ
    ロックのままとして第4の有効ブロックマップを得る手
    段と、前記動画像信号の入力時から前記第4の有効ブロ
    ックマップの生成時までの時間の遅延を前記動画像信号
    に与える手段と、遅延を与えられた前記動画像信号につ
    いて、前記第4の有効ブロックマップで有効ブロックと
    された領域を、画面間の相関、画面内の相関またはその
    両方を用いて符号化を行う手段とを有することを特徴と
    する動画像信号の符号化方式。
  2. 【請求項2】画面間の相関を利用した動画像信号の符号
    化方式において、入力する動画像信号の1画面を複数画
    素からなるブロックに分割し、ブロック毎に前画面との
    間における動きを検出し、動きが検出されたブロックは
    有効ブロックとし、動きが検出されなかったブロックは
    無効ブロックとしてフレーム毎に第1の有効ブロックマ
    ップを作成する手段と、該第1の有効ブロックマップに
    対して第1の重みづけを行う手段と、前画面における第
    4の有効ブロックマップに対して第2の重みづけを行う
    手段と、前記第1の重み付けを行った第1の有効ブロッ
    クマップと前記第2の重みづけを行った第4の有効ブロ
    ックマップとを加算合成して重みづけが成された第2の
    有効ブロックマップを得る手段と、前記前画面における
    第4の有効ブロックマップの有効ブロック数に対する前
    記第1の有効ブロックマップの有効ブロック数が予め定
    められた第1の闘値以上である場合には前記第2の有効
    ブロックマップ内の各ブロックの近傍のブロックを参照
    し、近傍のブロックおよび対象ブロックの値の合計値が
    予め定められた第2の闘値以上のときには、当該対象ブ
    ロックを有効ブロックとし、第2の闘値未満のときには
    当該対象ブロックを無効ブロックとして前記第2の有効
    ブロックマップから第3の有効ブロックマップを得、前
    記前画面における第4の有効ブロックマップの有効ブロ
    ック数に対する前記第1の有効ブロックマップの有効ブ
    ロック数が予め定められた第1の闘値未満である場合に
    は前記第2の有効ブロックマップ内の各ブロックの近傍
    のブロックを参照し、近傍のブロックおよび対象ブロッ
    クの値の合計値が予め定められた第3の闘値以上のとき
    には当該対象ブロックを有効ブロックとし、第3の闘値
    未満のときには当該対象ブロックを無効ブロックとして
    前記第2の有効ブロックマップから第3の有効ブロック
    マップを得るセグメンテーションを行う手段と、該第3
    の有効ブロックマップ内の無効ブロックについて近傍の
    ブロックを参照とし、近傍のブロックの値の合計値が予
    め定められた第4の闘値以上のときには当該無効ブロッ
    クを有効ブロックに置き替え、近傍のブロックの値の合
    計値が第4の闘値未満のときには当該無効ブロックを無
    効ブロックのままとして第4の有効ブロックマップを得
    る手段と、前記動画像信号の入力時から前記第4の有効
    ブロックマップの生成時までの時間の遅延を前記動画像
    信号に与える手段と、遅延を与えられた前記動画像信号
    について、前記第4の有効ブロックマップで有効ブロッ
    クとされた領域を、画面間の相関、画面内の相関または
    その両方を用いて符号化を行う手段とを有することを特
    徴とする動画像信号の符号化方式。
  3. 【請求項3】画面間の相関を利用した動画像信号の符号
    化方式において、入力する動画像信号の1画面を複数画
    素からなるブロックに分割し、ブロック毎に前画面との
    間における動きを検出し、動きが検出されたブロックは
    有効ブロックとし、動きが検出されなかったブロックは
    無効ブロックとしてフレーム毎に第1の有効ブロックマ
    ップを作成する手段と、該第1の有効ブロックマップに
    対して第1の重みづけを行う手段と、前画面における第
    6の有効ブロックマップに対して第2の重みづけを行う
    手段と、前記第1の重み付けを行った第1の有効ブロッ
    クマップと前記第2の重みづけを行った第6の有効ブロ
    ックマップとを加算合成して重みづけが成された第2の
    有効ブロックマップを得る手段と、該第2の有効ブロッ
    クマップ内の各ブロックの近傍のブロックを参照し、近
    傍のブロックおよび対象ブロックの値の合計値が予め定
    められた第1の闘値以上のときには当該対象ブロックを
    有効ブロックとし、第1の闘値未満のときには当該対象
    ブロックを無効ブロックとするセグメンテーションを行
    って第3の有効ブロックマップを得る手段と、該第3の
    有効ブロックマップ内の無効ブロックについて近傍のブ
    ロックを参照し、近傍のブロックの値の合計値が予め定
    められた第2の闘値以上のときには当該無効ブロックを
    有効ブロックに置き替え、近傍のブロックの値の合計値
    が第2の闘値未満のときには当該無効ブロックを無効ブ
    ロックのままとして第4の有効ブロックマップを得る手
    段と、該第4の有効ブロックマップの有効ブロック数が
    予め定められた第3の闘値以上の場合は前記第4の有効
    ブロックマップの有効ブロックを全て無効ブロックに置
    き換えて第5の有効ブロックマップとし、前記第4の有
    効ブロックマップの有効ブロック数が予め定められた第
    3の闘値未満の場合は前記第4の有効ブロックマップを
    そのままで第5の有効ブロックマップとする手段と、該
    第5の有効ブロックマップを1フレーム時間遅延して第
    6の有効ブロックマップを得る手段と、前記動画像信号
    の入力時から前記第4の有効ブロックマップの生成時ま
    での時間の遅延を前記動画像信号に与える手段と、遅延
    を与えられた前記動画像信号について、前記第4の有効
    ブロックマップで有効ブロックとされた領域を、画面間
    の相関、画面内の相関またはその両方を用いて符号化を
    行う手段とを有することを特徴とする動画像信号の符号
    化方式。
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