JP2586371Y2 - 小型モータおよびそのハウジング - Google Patents
小型モータおよびそのハウジングInfo
- Publication number
- JP2586371Y2 JP2586371Y2 JP1989114395U JP11439589U JP2586371Y2 JP 2586371 Y2 JP2586371 Y2 JP 2586371Y2 JP 1989114395 U JP1989114395 U JP 1989114395U JP 11439589 U JP11439589 U JP 11439589U JP 2586371 Y2 JP2586371 Y2 JP 2586371Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- pole
- magnet
- core
- partition plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Brushless Motors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、特にOA機器等の内部の電源、回路基盤でど
の熱源の冷却ファンに適する小型モータおよびそのハウ
ジングに関する。
の熱源の冷却ファンに適する小型モータおよびそのハウ
ジングに関する。
本考案はファンモータのモータ部に積層構造をもたな
い絞りコアを採用することにより小径なモータを構成し
回路基板も同一ハウジング内に組み込むものである。
い絞りコアを採用することにより小径なモータを構成し
回路基板も同一ハウジング内に組み込むものである。
従来、冷却ファンモータは、モータ部に積層コアを使
用したり、コアレスで分散した巻線をもつ構造が多い。
用したり、コアレスで分散した巻線をもつ構造が多い。
従来の技術では、第4図(a)に示すようにモータ部
にコアを使用したり、第4図(b)に示すようにコアレ
スモータのときでも分散した巻線があるため小径のモー
タをつくるのは難しかった。本考案は、かかる課題を解
決するためになされたものである。
にコアを使用したり、第4図(b)に示すようにコアレ
スモータのときでも分散した巻線があるため小径のモー
タをつくるのは難しかった。本考案は、かかる課題を解
決するためになされたものである。
従来の課題を解決するために、本考案は下記の構成を
採用した。すなわち、 底面が連結された内外二重の円筒形状をなし、その外
側円筒は三角形状の出っ張りが形成された2対のヨーク
からなり、両ヨークの内側円筒はその先端を互いに接合
してシャフトに固定され内ヨークを形成し、上記内ヨー
クの内部に駆動コイルを配置するとともに、上記内ヨー
クを囲繞して界磁極が形成されており、さらに、内ヨー
クと界磁極との軸方向中心は互いにずらされていること
を特徴とする小型モータである。
採用した。すなわち、 底面が連結された内外二重の円筒形状をなし、その外
側円筒は三角形状の出っ張りが形成された2対のヨーク
からなり、両ヨークの内側円筒はその先端を互いに接合
してシャフトに固定され内ヨークを形成し、上記内ヨー
クの内部に駆動コイルを配置するとともに、上記内ヨー
クを囲繞して界磁極が形成されており、さらに、内ヨー
クと界磁極との軸方向中心は互いにずらされていること
を特徴とする小型モータである。
積層コアを使用せず円筒コイルと絞りコア2個の構成
により、小径小型のモータが構成される。
により、小径小型のモータが構成される。
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、ハウジング1の内部には仕切り板2
が設けられている。仕切り板2の片側(上部)にはモー
タ部をまた、仕切り板2の反対側(下部)には回路基板
3を配する形をしており、仕切り板2にシャフト4が固
定されておりシャフトの一端は回り止めをかねて前面ホ
ルダ26に固定されている。シャフトの他端の中心部に
は、穴6が第1図(a)に示す様に設けられていてコイ
ル端子8の出口になっており、駆動コイル7のコイル端
子8を回路基板3側へ誘導している。絞りコア上9と絞
りコア下10は、その先端同志を突き合わされて内ヨーク
を形成し、その内部に円筒巻された駆動コイル7を保持
するかたちにサブアセンブルされたのちシャフト4に挿
入固定されている。また第3図に示すように絞りコア上
9と絞りコア下10の端面のある二重筒型をしており、上
述したように絞り加工で容易に製作できる。そして、そ
の外周面はモータのコギング用に対向する三角形状の出
っ張り11と29があり、軸方向に組み合わせる時は端部が
お互いかぶさりあうように印籠構造で磁束を有効に運べ
るようになっている。また、ホールセンサ22の位置はほ
ぼ三角形の谷間に位置するように回路基板3にセットさ
れ、マグネット12の端面位置に仕切り板の穴20を通して
向き合ってセットされている。冷却用のファン13は内周
に外ヨーク23とマグネット12をかかえ両端部は保持カバ
ー上14と保持カバー下15でベアリング16の外輪28に固定
され回転(ロータ)としてはベアリング外輪28、保持カ
バー上14,保持カバー下15,マグネット12,外ヨーク23が
一体となって回転することになる。また、次にモータ動
作を第2図、第3図で説明すると、駆動コイル7に電流
が通ると駆動コイル7を上から見て、左巻き方向だと上
にN極上にN極下にS極がコイルの中心軸上に発生し磁
束は絞りコア9の内径部を通り外周部の出っ張り上11に
導かれ、この出っ張り上11のマグネット12(各マグネッ
ト片は、半径方向に着磁されており、外ヨーク23と組み
合わされて第2図に示すように4極構造になっている)
のS極内面と対向する側面からマグネット12のS極へ流
れ外ヨーク23を通ってマグネット12のN極へ入り、その
マグネット12のN極と対向している出っ張り下29の外周
へ磁束が飛び絞りコア下10を経由して元の駆動コイル7
のS極へ戻るという経路を取る。
が設けられている。仕切り板2の片側(上部)にはモー
タ部をまた、仕切り板2の反対側(下部)には回路基板
3を配する形をしており、仕切り板2にシャフト4が固
定されておりシャフトの一端は回り止めをかねて前面ホ
ルダ26に固定されている。シャフトの他端の中心部に
は、穴6が第1図(a)に示す様に設けられていてコイ
ル端子8の出口になっており、駆動コイル7のコイル端
子8を回路基板3側へ誘導している。絞りコア上9と絞
りコア下10は、その先端同志を突き合わされて内ヨーク
を形成し、その内部に円筒巻された駆動コイル7を保持
するかたちにサブアセンブルされたのちシャフト4に挿
入固定されている。また第3図に示すように絞りコア上
9と絞りコア下10の端面のある二重筒型をしており、上
述したように絞り加工で容易に製作できる。そして、そ
の外周面はモータのコギング用に対向する三角形状の出
っ張り11と29があり、軸方向に組み合わせる時は端部が
お互いかぶさりあうように印籠構造で磁束を有効に運べ
るようになっている。また、ホールセンサ22の位置はほ
ぼ三角形の谷間に位置するように回路基板3にセットさ
れ、マグネット12の端面位置に仕切り板の穴20を通して
向き合ってセットされている。冷却用のファン13は内周
に外ヨーク23とマグネット12をかかえ両端部は保持カバ
ー上14と保持カバー下15でベアリング16の外輪28に固定
され回転(ロータ)としてはベアリング外輪28、保持カ
バー上14,保持カバー下15,マグネット12,外ヨーク23が
一体となって回転することになる。また、次にモータ動
作を第2図、第3図で説明すると、駆動コイル7に電流
が通ると駆動コイル7を上から見て、左巻き方向だと上
にN極上にN極下にS極がコイルの中心軸上に発生し磁
束は絞りコア9の内径部を通り外周部の出っ張り上11に
導かれ、この出っ張り上11のマグネット12(各マグネッ
ト片は、半径方向に着磁されており、外ヨーク23と組み
合わされて第2図に示すように4極構造になっている)
のS極内面と対向する側面からマグネット12のS極へ流
れ外ヨーク23を通ってマグネット12のN極へ入り、その
マグネット12のN極と対向している出っ張り下29の外周
へ磁束が飛び絞りコア下10を経由して元の駆動コイル7
のS極へ戻るという経路を取る。
従って、絞りコア上9,絞りコア10とマグネット12の吸
引(反発)によりロータが回転しマグネット12の極の切
り替わり部がホールセンサ22を通るホールセンサ22がマ
グネット12の極の変化を検知し電流の向きを切り替え、
今後は上がS極、下がN極になり二つのベアリング16,1
6Aの予圧を同時にとるためにマグネット12の軸方向中心
位置とヨーク上、下の軸方向中心位置をずらしてあるた
め(マグネット12とヨークの軸方向中心を合わそうとす
る力が発生するので)マグネット12と一体の保持カバー
上、下14,15は左方向のスラスト力を受ける。そうする
とベアリング16,16Aのベアリング内輪24,24Aはシャフト
4のフランジ25と前面ホルダ26の出っ張り部27により左
方向の動きを規制されているのでベアリング外輪28,28A
は左方向のスラスト力を保持カバー上、下14,15から得
てベアリング16,16Aに同時に予圧がかかることになる。
引(反発)によりロータが回転しマグネット12の極の切
り替わり部がホールセンサ22を通るホールセンサ22がマ
グネット12の極の変化を検知し電流の向きを切り替え、
今後は上がS極、下がN極になり二つのベアリング16,1
6Aの予圧を同時にとるためにマグネット12の軸方向中心
位置とヨーク上、下の軸方向中心位置をずらしてあるた
め(マグネット12とヨークの軸方向中心を合わそうとす
る力が発生するので)マグネット12と一体の保持カバー
上、下14,15は左方向のスラスト力を受ける。そうする
とベアリング16,16Aのベアリング内輪24,24Aはシャフト
4のフランジ25と前面ホルダ26の出っ張り部27により左
方向の動きを規制されているのでベアリング外輪28,28A
は左方向のスラスト力を保持カバー上、下14,15から得
てベアリング16,16Aに同時に予圧がかかることになる。
磁束が絞りコア下10の内径部を通り外周部の出っ張り
下29に導かれこの出っ張り下29のマグネット12(第2図
に示すように4極に着磁されている)のS極内面と対向
する側面からマグネット12のS極へ流れ外ヨーク23を通
って、マグネット12のN極へ入り、そのマグネット12の
N極と対向している出っ張り上11の外周へ磁束が飛び絞
りコア上9を経由して元の駆動コイル7のS極へ戻ると
いう経路を取り回転トルクを引き続き発生させロータが
回転する。
下29に導かれこの出っ張り下29のマグネット12(第2図
に示すように4極に着磁されている)のS極内面と対向
する側面からマグネット12のS極へ流れ外ヨーク23を通
って、マグネット12のN極へ入り、そのマグネット12の
N極と対向している出っ張り上11の外周へ磁束が飛び絞
りコア上9を経由して元の駆動コイル7のS極へ戻ると
いう経路を取り回転トルクを引き続き発生させロータが
回転する。
出っ張り11,出っ張り下29の形状により回転トルクの
デットポイントをクリアするコギングトルクを与えてい
る。
デットポイントをクリアするコギングトルクを与えてい
る。
なお、第1図において風はファン13の回転に伴って風
は風取入れ口5とカバー17のカバー穴18、回路基板3の
回路基板穴19を仕切り板2の仕切り板穴20を通して流入
しファン13によりエネルギーを与えられたのち、吹き出
し口21から外部にはきだされる。ハウジング1内周のシ
ャフト4の中心からの半径は吹き出し口21に近づくにつ
れて段々大きくなっている。
は風取入れ口5とカバー17のカバー穴18、回路基板3の
回路基板穴19を仕切り板2の仕切り板穴20を通して流入
しファン13によりエネルギーを与えられたのち、吹き出
し口21から外部にはきだされる。ハウジング1内周のシ
ャフト4の中心からの半径は吹き出し口21に近づくにつ
れて段々大きくなっている。
以上、本考案は小型モータは積層コアを使用せず、円
筒コイルと絞りコア2個の構成により、内ヨークを構成
したので、積層コアを使用したモータや巻線を分散した
コアレスモータより構造が簡単である。その上、絞りコ
アはプレスの絞り加工で量産性があり製造が容易でコス
トも少なくてすみ、小径小型のモータが構成されるとい
う効果を有する。
筒コイルと絞りコア2個の構成により、内ヨークを構成
したので、積層コアを使用したモータや巻線を分散した
コアレスモータより構造が簡単である。その上、絞りコ
アはプレスの絞り加工で量産性があり製造が容易でコス
トも少なくてすみ、小径小型のモータが構成されるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図(a),(b),(c)は本考案の断面図および
側面図、第2図は本考案のモータ部の横断面図および磁
束の経路である。第3図は本考案の絞りコア上、下の外
観図、第4図(a),(b)は従来の冷却ファンの断面
図である。 1……ハウジング 2……仕切り板 3……回路基板 4……シャフト 5……風取入れ口 6……穴 7……駆動コイル 8……コイル端子 9……絞りコア上 10……絞りコア下 11……出っ張り上 12……マグネット 13……ファン 14……保持カバー上 15……保持カバー下 16……16Aベアリング 17……カバー 18……カバー穴 19……回路基板穴 20……仕切り盤穴 21……吹き出し口 22……ホールセンサ 23……外ヨーク 24……24Aベアリング内輪 25……フランジ 26……前面ホルダ 27……出っ張り部 28……28Aベアリング 29……出っ張り下
側面図、第2図は本考案のモータ部の横断面図および磁
束の経路である。第3図は本考案の絞りコア上、下の外
観図、第4図(a),(b)は従来の冷却ファンの断面
図である。 1……ハウジング 2……仕切り板 3……回路基板 4……シャフト 5……風取入れ口 6……穴 7……駆動コイル 8……コイル端子 9……絞りコア上 10……絞りコア下 11……出っ張り上 12……マグネット 13……ファン 14……保持カバー上 15……保持カバー下 16……16Aベアリング 17……カバー 18……カバー穴 19……回路基板穴 20……仕切り盤穴 21……吹き出し口 22……ホールセンサ 23……外ヨーク 24……24Aベアリング内輪 25……フランジ 26……前面ホルダ 27……出っ張り部 28……28Aベアリング 29……出っ張り下
Claims (2)
- 【請求項1】底面が連結された内外二重の円筒形状をな
し、その外側円筒は左右が非対称の三角状の出っ張りが
形成された1対のヨークからなり、両ヨークの内側円筒
はその先端を互いに接合してシャフトに固定された内ち
ヨークを形成し、上記内ヨークの内部に駆動コイルを配
置するとともに、上記内ヨークを囲撓して界磁極が形成
されており、さらに、内ヨークと界磁極との軸方向中心
は互いにずらされていることを特徴とする小型モータ。 - 【請求項2】内部が仕切り板で仕切られ、仕切り板の一
方側にはモータ駆動回路装置が取り付けられ、他方側に
はモータシャフトおよび転流用磁束計が取りつけられて
いることを特徴とする請求項1記載のモータ用ハウジン
グ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989114395U JP2586371Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 小型モータおよびそのハウジング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989114395U JP2586371Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 小型モータおよびそのハウジング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0354363U JPH0354363U (ja) | 1991-05-27 |
JP2586371Y2 true JP2586371Y2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=31662766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989114395U Expired - Lifetime JP2586371Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 小型モータおよびそのハウジング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2586371Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57192780U (ja) * | 1981-05-30 | 1982-12-07 | ||
JPH0746894B2 (ja) * | 1987-07-16 | 1995-05-17 | ミネベア株式会社 | ブラシレスdcモ−タ |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP1989114395U patent/JP2586371Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0354363U (ja) | 1991-05-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |