JP2585816B2 - 紙用偽造防止印刷インキ - Google Patents
紙用偽造防止印刷インキInfo
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- JP2585816B2 JP2585816B2 JP30617389A JP30617389A JP2585816B2 JP 2585816 B2 JP2585816 B2 JP 2585816B2 JP 30617389 A JP30617389 A JP 30617389A JP 30617389 A JP30617389 A JP 30617389A JP 2585816 B2 JP2585816 B2 JP 2585816B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing ink
- paper
- oil
- printing
- counterfeit printing
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、有価証券など偽造されることにより財産権
の侵害のおそれを防止することを目的とした、偽造防止
用印刷インキに関する。
の侵害のおそれを防止することを目的とした、偽造防止
用印刷インキに関する。
（従来の技術） 有価証券類は、偽造を防止する手段として、過去に種
々の方法が考案されて来た。例えば、紙幣の様に紙を漉
くときに透しを入れる方法、また、赤外線を反射もしく
は吸収する物質を塗布する方法、また、紫外線を反射も
しくは吸収する物質を塗布する方法、およびそれらを感
知する装置または磁性物質を塗布する方法などがある。
々の方法が考案されて来た。例えば、紙幣の様に紙を漉
くときに透しを入れる方法、また、赤外線を反射もしく
は吸収する物質を塗布する方法、また、紫外線を反射も
しくは吸収する物質を塗布する方法、およびそれらを感
知する装置または磁性物質を塗布する方法などがある。
（発明が解決しようとする課題） これらの方法、すなわち、赤外線もしくは紫外線に反
射もしくは吸収することを特徴とする方法は、一般に困
難ではあるが、偽造することが不可能でないこと、ま
た、磁性体を用いる方法は、情報の入力，出力に際して
高価な機械を必要とすることなどから、本発明者らは種
々検討を重ねた結果、印刷用紙に印刷することによって
透し模様を入れることが出来、さらに蛍光物質を該印刷
インキに混入させることによる２種の異なった形で偽造
を防止する方法を発明した。
射もしくは吸収することを特徴とする方法は、一般に困
難ではあるが、偽造することが不可能でないこと、ま
た、磁性体を用いる方法は、情報の入力，出力に際して
高価な機械を必要とすることなどから、本発明者らは種
々検討を重ねた結果、印刷用紙に印刷することによって
透し模様を入れることが出来、さらに蛍光物質を該印刷
インキに混入させることによる２種の異なった形で偽造
を防止する方法を発明した。
（課題を解決するための手段） 本発明は有価証券など偽造されることにより、財産権
の侵害のおそれを防止することを目的とした紙用偽造防
止印刷インキに関する。
の侵害のおそれを防止することを目的とした紙用偽造防
止印刷インキに関する。
本発明は、不乾性油、植物油変性アルキッド樹脂もし
くは脂肪酸変性アルキッド樹脂、および無色または淡色
の蛍光物質を含むことを特徴とする紙用偽造防止印刷イ
ンキに関する。
くは脂肪酸変性アルキッド樹脂、および無色または淡色
の蛍光物質を含むことを特徴とする紙用偽造防止印刷イ
ンキに関する。
本発明の紙用偽造防止印刷インキは、不乾性油とし
て、ツバキ油、オリーブ油、ヒマシ油、ヤシ油、大豆
油、菜種油、サフラワー油、脱水ヒマシ油などの植物性
不乾性油、および樹脂成分として植物油変性アルキッド
または脂肪族変性アルキッドを含む。これらを含む印刷
インキを、凸版印刷、活版印刷、ドライオフセット等の
印刷方式で印刷すると透かし模様を形成することができ
る。
て、ツバキ油、オリーブ油、ヒマシ油、ヤシ油、大豆
油、菜種油、サフラワー油、脱水ヒマシ油などの植物性
不乾性油、および樹脂成分として植物油変性アルキッド
または脂肪族変性アルキッドを含む。これらを含む印刷
インキを、凸版印刷、活版印刷、ドライオフセット等の
印刷方式で印刷すると透かし模様を形成することができ
る。
さらに、透し模様のみでは、偽造を試みる者にとって
偽造される可能性もあり、本発明者は、可視光では無
色、もしくは極く薄く着色した物であって、それらが紫
外線ランブ、もしくは高演色ランプ、高圧水銀灯等によ
り照射すると発行する物質である蛍光物質、例えばスチ
ルベン系、イミダゾール系、チオフェン系、トリアゾー
ル系、イミダゾロン系、クマリン系および無機蛍光物質
である、ZnS:Cu等の蛍光を発する亜鉛系化合物、Y2O3:E
uなどの蛍光を発する希土類系化合物、MgWO4など無機の
蛍光物質、を添加し印刷インキを作成した。
偽造される可能性もあり、本発明者は、可視光では無
色、もしくは極く薄く着色した物であって、それらが紫
外線ランブ、もしくは高演色ランプ、高圧水銀灯等によ
り照射すると発行する物質である蛍光物質、例えばスチ
ルベン系、イミダゾール系、チオフェン系、トリアゾー
ル系、イミダゾロン系、クマリン系および無機蛍光物質
である、ZnS:Cu等の蛍光を発する亜鉛系化合物、Y2O3:E
uなどの蛍光を発する希土類系化合物、MgWO4など無機の
蛍光物質、を添加し印刷インキを作成した。
本インキは、有価証券用紙に印刷したときに透し模様
を形成し、さらに紫外線を当てると、透し模様部分が発
光し、偽造されたものかどうかの判断が簡単に判別する
ことが出来た。
を形成し、さらに紫外線を当てると、透し模様部分が発
光し、偽造されたものかどうかの判断が簡単に判別する
ことが出来た。
また本印刷インキ中には、必要によってすなわち粘土
調整用などの理由によって沈降性硫酸バリウム、軟質炭
酸カルシューム、水酸化アルミニューム、シリカ、クレ
ーおよび一般の印刷インキに用いられるロジン変性フェ
ノール樹脂およひ耐摩擦性を付与するコンパウンド類な
どを使用することが出来る。
調整用などの理由によって沈降性硫酸バリウム、軟質炭
酸カルシューム、水酸化アルミニューム、シリカ、クレ
ーおよび一般の印刷インキに用いられるロジン変性フェ
ノール樹脂およひ耐摩擦性を付与するコンパウンド類な
どを使用することが出来る。
（実施例） 以下、実施例により本発明を説明する。例中、部とは
重量部を、％は重量％をそれぞれ表す。
重量部を、％は重量％をそれぞれ表す。
実施例１ 脱水ヒマシ油20％、サフラワー油変性アルキッド67％
およびシンロイヒ社製ルミライトブルー８％、ワックス
コンパウンド５％にて混合し、三本ロールで練肉し、印
刷インキを作成した。この様にして作成した印刷インキ
を証券用紙に凸版印刷で印刷したところ、印刷されたと
ころは透しが入り、さらにブラックランプを照射したと
ころ、青く発光した。
およびシンロイヒ社製ルミライトブルー８％、ワックス
コンパウンド５％にて混合し、三本ロールで練肉し、印
刷インキを作成した。この様にして作成した印刷インキ
を証券用紙に凸版印刷で印刷したところ、印刷されたと
ころは透しが入り、さらにブラックランプを照射したと
ころ、青く発光した。
実施例２ サフラワー油30％、脂肪酸変性アルキッド55％および
日本チバガイギー社製UVTEXOB有機蛍光体10％、ワック
スコンパウンド５％にて混合し、三本ロールで練肉し印
刷インキを作成した。このインキを実施例１と同様に印
刷したところ、透しが入り、さらにブラックランプを照
射したところ、青く発光した。
日本チバガイギー社製UVTEXOB有機蛍光体10％、ワック
スコンパウンド５％にて混合し、三本ロールで練肉し印
刷インキを作成した。このインキを実施例１と同様に印
刷したところ、透しが入り、さらにブラックランプを照
射したところ、青く発光した。
Claims (1)
- 【請求項１】不乾性油、植物油変性アルキッド樹脂もし
くは脂肪酸変性アルキッド樹脂、および無色または淡色
の蛍光物質を含むことを特徴とする紙用偽造防止印刷イ
ンキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30617389A JP2585816B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | 紙用偽造防止印刷インキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30617389A JP2585816B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | 紙用偽造防止印刷インキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03166276A JPH03166276A (ja) | 1991-07-18 |
| JP2585816B2 true JP2585816B2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=17953919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30617389A Expired - Fee Related JP2585816B2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | 紙用偽造防止印刷インキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2585816B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1992020748A1 (en) * | 1991-05-17 | 1992-11-26 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Invisible ink composition, invisible printed matter, and invisible printing application system |
| JP2002523610A (ja) * | 1998-08-27 | 2002-07-30 | スーペリア マイクロパウダーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー | 蛍リン光粉体、蛍リン光粉体の製造方法、及び同粉体を使用した装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2021141A (en) * | 1933-05-01 | 1935-11-19 | Nat Listing Exchange | Watermarking composition |
| JPS5414806A (en) * | 1977-07-01 | 1979-02-03 | Toppan Printing Co Ltd | Ink |
| JPS5550074A (en) * | 1978-10-06 | 1980-04-11 | Dainippon Printing Co Ltd | Printing ink composition |
-
1989
- 1989-11-24 JP JP30617389A patent/JP2585816B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03166276A (ja) | 1991-07-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |