JP2584494Y2 - 振動パーツフィーダにおけるコイルばねのからみほぐし装置 - Google Patents

振動パーツフィーダにおけるコイルばねのからみほぐし装置

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は振動パーツフィーダにお
けるコイルばねのからみほぐし装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】図1はコイルばねmの斜
視図であり、矢印方向に次工程へ供給したい場合には、
図2に示すようにからんでいては1個づつこの姿勢で供
給することができない。これに対処するために、例えば
実公昭52−4693号公報においては、振動パーツフ
ィーダのボウルの内周壁部に形成された螺旋状のトラッ
クの排出端部近くの直上方に、ほぼ直方形状の密閉空間
を有するケーシングを取り付け、この下壁部は空気を噴
き抜けさせるための誘導板とされており、この下方を通
過するトラック上のからんだコイルばねを、下方からの
噴出空気により上方へと噴き飛ばし、上壁部に衝突させ
てからみをほぐし、下方に落下したコイルばねを次工程
へと供給するようにしている。
【0003】しかし、このようなコイルばねのからみほ
ぐし装置では、トラックの下方から大量の空気を噴出し
なければならず、圧縮空気の消費量が大量となり、か
つ、またケーシングの上壁部に衝突した後、落下すると
再びからむ場合もある。
【0004】また、特公昭55−5445号公報のコイ
ルばね送給装置によれば、振動パーツフィーダのボウル
の中央部に陣笠状のコイル衝撃体を設け、この下方に導
いたからんだコイルばねにボウルの底壁面から空気を噴
出させ、陣笠の内壁面に衝突させることによりからんだ
コイルをほぐすようにしているが、やはり大量の噴出空
気を必要とし、かつ陣笠に衝突した後、再びからむこと
が多かった。
【0005】
【考案が解決しようとする問題点】本考案上述の問題
に鑑みてなされ、振動パーツフィーダにおいて、からん
だコイルばねをからみほぐし装置に導いて、このからみ
ほぐし装置において噴出する空気によりからんだコイル
ばねをほぐすが、圧縮空気の消費量を更に少なくし、か
つ一旦ほぐされたコイルばねが再びからむことを防止す
ようにして、次工程にからんでいないコイルばねを供
給することのできる振動パーツフィーダにおけるコイル
ばねのからみほぐし装置を提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、円周壁
部にスパイラル状のトラックを形成させたボウルを、ね
じり振動によりコイルばねを移送させるようにした振動
パーツフィーダにおいて、前記トラックの側壁部に1個
のコイルばねの径よりわずかに大きい切欠きを形成し、
該切欠きで、からんでいないコイルばねは該切欠きを通
って次工程へと導き、からんだコイルばねは下流側の前
記側壁部の存在しないトラック部から径外方へと落下さ
せ、連絡通路で受けて、該連絡通路の底壁に形成した開
口から下方のコイルばねのからみほぐし装置内へと導
き、からみをほぐした後に、前記ボウル内に戻すように
したコイルばねのからみほぐし装置であって、前記コイ
ルばねのからみほぐし装置は、ほぼ水平に配設された円
筒体と、該円筒体の内壁の上壁部に軸心に沿って所定の
ピッチで固定された複数の平板と、前記円筒体の一端部
の底壁部に設けられた第1空気噴出口と、前記円筒体の
他端部に接続された導出ガイドパイプと、該導出ガイド
パイプの他端部に対向して緩衝作用を与えるべく設けら
れた壁と、前記導出ガイドパイプ内を上方へと吹き上げ
るための第2空気噴出口とを備え、前記第2空気噴出口
から空気を噴出させて、前記導出ガイドパイプを上昇さ
せて前記壁で緩衝作用のある衝突を受けて、前記ボウル
内に戻すようにしたことを特徴とする振動パーツフィー
ダにおけるコイルばねのからみほぐし装置によって達成
される。
【0007】
【作用】からんだコイルばねは側壁部の存在しないトラ
ック部から連絡通路へと落下し、連絡通路に形成した開
口からコイルばねのからみほぐし装置に導かれる。から
みほぐし装置のほぼ水平に配設された円筒体それ自体
で密閉空間を形成しているが、この一端側の底壁部に設
けられた空気噴出口から空気を噴出させ、一端側から供
給されたからんだコイルばねを該円筒体の内周壁面に沿
って圧送させながらこの円筒体の軸心に沿って移送させ
るのであるが、この移送途上において、上壁部に形成さ
れた複数の平板にコイルばねの巻きピッチに対応する空
間がくい込まれ、かつくい込まれながら、ヘリカルな搬
送力を受けるので、相互にからんだコイルばねは効率よ
くそのからみがほぐされ、またヘリカルな運動中に何回
も平板に巻きピッチの空間がくい込んで、執拗なからみ
を効率よくほぐしながら円筒体の他端側へと移送させ
る。この他端側からは、ほぼ完全にからみをほぐされた
コイルばねが再びボウル内へと戻される。そして、ボウ
ル内へと戻されたコイルばねは切欠きを通って次工程へ
と供給される。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例による振動パーツフィ
ーダにおけるコイルばねのからみほぐし装置について図
面を参照して説明する。
【0009】図3及び図4は、本考案の実施例による
動パーツフィーダにおけるコイルばねのからみほぐし装
置の全体を示すが、本装置は主として振動パーツフィー
ダ1、これにコイルばねを投入するための振動ホッパ
V、振動パーツフィーダ1の排出端に接続されるリニア
振動フィーダ3及び振動パーツフィーダ1に近接して配
設される本考案にかかわるからみほぐし装置4とからな
っている。
【0010】振動パーツフィーダ1は公知のように構成
されるが、その内周壁部に螺旋状のトラック6を巻装さ
せたわん状の容器(ボウル)5を備えており、この底部
に一体的に固定された可動コア7と下方のベースブロッ
ク8とは等角度間隔に配設された重ね板ばね11により
結合されている。ベースブロック8上にはコイル9を巻
装させた電磁石10が固定されており、これは可動コア
7と空隙をおいて対向している。ねじり振動駆動部は以
上のように構成されるが、その全体は筒状のカバー12
により被覆されており、振動パーツフィーダ1の全体は
防振ゴム13により基台16上に支持されている。また
この基台16は、高さ調節用のねじ15により台板14
上に振動パーツフィーダ1の全体を周囲の装置と高さ調
節を行えるように支持している。
【0011】振動ホッパVは、多量のコイルばねを貯蔵
しているホッパHと電磁振動フィーダ2とからなってお
り、ホッパHの下端開口部に図示する電磁振動フィーダ
2を配設しており、これはトラフ40を振動させること
によりホッパHからコイルばねを引き出して、振動パー
ツフィーダ1のボウル5の中央部にコイルばねmを供給
するようにしている。トラフ40はベースブロック41
と前後一対の板バネ46、47により結合されており、
またベースブロック41にはコイル44を巻装させた電
磁石45が固定されている。電磁振動フィーダ2は以上
のように構成されるが、これはコイルばね43により架
台42上に支持されている。
【0012】リニア振動フィーダ3も以上のように構成
されるが、ボウル5の内周壁部に形成されたトラック6
の排出端部にコイルばね供給トラック17、続いて整列
トラック22がそれぞれ接続され、整列トラック22の
端部に近接してsの空隙をおいてトラフ23は配設さ
れ、これは取り付け部材24、25により板バネ取り付
けブロック26に固定されており、これはまた、ベース
ブロック27と前後一対の板バネ28、29により結合
されている。ベースブロック27上にはコイル31を巻
装させた電磁石32が固定されており、これは板バネ取
り付けブロック26に固定された可動コア30と空隙を
おいて対向している。リニア振動フィーダ3は以上のよ
うに構成されるが、この全体は防振ゴム33により基台
34上に支持されており、またこれは、支柱35に高さ
調節用ねじを介して基台16上に支持されている。
【0013】ボウル5のトラック6の端部には、その側
壁部5aの端部に1個のコイルばねmの径よりわずかに
大きい高さを有する切欠き5bが形成されており、また
この下流側の側壁部5aの存在しないトラック6の端部
6aはボウル5の径外方向に向かって下向きに傾斜して
いる。
【0014】切欠き5bの径外方向には、これに近接し
てコイルばね供給トラック17がボウル5と一体的に設
けられており、これはボウル5と同心的な整列トラック
22に接続されており、その排出端部に切欠き21を備
えてこの部分を狭路としている。すなわち、ここまでた
どり着いたコイルばねmは1列とされて下流側のリニア
振動フィーダ3に接続されている。
【0015】トラック6の端部6aの下方には連絡通路
18がボウル5に一体的に形成されており、ここに落下
したからんだコイルばねmは本考案にかかわるからみほ
ぐし装置4へと導かれるように構成されている。
【0016】連絡通路18は図4に明示されるように、
整列トラック22に平行して弧状の連絡トラック19に
連通しており、この底壁部に円形の開口20が形成され
ており、ここを通って、からんだコイルばねmがからみ
ほぐし装置4に導かれるようになっている。
【0017】図8に明示されるように、からみほぐし装
置4は全体として前記開口20に整列した弧状の導入ガ
イドパイプ60、この排出側で接続された円筒体61、
この排出側に気密に接続された垂直ガイドパイプ69、
この上端部に気密に接続された湾曲した導出ガイドパイ
プ62、これに一体的に形成されたコイルばね排出口部
63とからなっている。
【0018】コイルばね排出口部63は、導出ガイドパ
イプ62の径より大径として形成され、この開口端部に
網66、スポンジ65、薄板67が取り付け部材64に
より取り付けられている。また、底壁部に形成された開
口68は、振動パーツフィーダ1のボウル5の底壁面に
対向して形成されている。
【0019】円筒体61は、図9に示すように半円筒体
61A及び61Bとからなっており、これらのフランジ
部70、71を整合させて、ボルト挿通孔74にボルト
73を挿通させ、ワッシャー76を介在させ、ナット7
5を螺着し、締め付けることにより、これらが一体化さ
れて円筒体61を構成する。更にこの半円形のフランジ
部93、94に円形の蓋92をあてがい、やはりボルト
73により円筒体61に固定される。尚、蓋92には上
述の導入ガイドパイプ60が一体的に固定されており、
他端側はフランジ部71の延長部72に垂直ガイドパイ
プ69が固定されている。
【0020】円筒体61の上側半円筒体61Aの上壁部
には、長方形状の平板81が所定のピッチで固定されて
おり、本実施例ではこのピッチはコイルばねmの高さよ
り僅かに小さい。また、上側半円筒体61Aの中央部よ
りやや下流側には、隔壁90が形成されており、これと
上側半円筒体61Aの端壁部91との間に透明材でなる
覗窓82が締め具83により開閉自在に取り付けられて
いる。
【0021】以上のようにして円筒体61は密閉構造と
して形成されているのであるが、その一端部で底壁部に
は空気噴出パイプ77が取り付けられており、この第1
空気噴出口77aは図11に示すように、円筒体61の
円周面に対しほぼ接線方向tを向いているが、本実施例
では更に円筒体61の軸心の方向に傾いている。以上の
ように構成されるからみほぐし装置4は、円筒体61の
底壁面に垂直に取り付けられた取付板78、L字形の支
持部材79にボルト80を介して、基台16に支持され
る。また、空気噴出パイプ77は圧縮空気供給パイプ8
5に接続されており、これは図示せずとも電磁弁に接続
されてやはり図示しない制御器によりその開閉が行われ
る。
【0022】振動パーツフィーダ1には更に、空検知装
置48が設けられており、これは公知の構造を有する
が、基台16に固定された支柱49にアーム50を介し
て図4に明示されるように揺動可能に取り付けられた平
板51を備えており、この下端部にコイルばねmが存在
しない時には、ボウル5の底壁面に設置された、図示し
ないリミットスイッチをオンとするが、この下にコイル
ばねmが到来し、平板51を上に上げるとリミットスイ
ッチがオフとなるように構成されている。
【0023】本考案の実施例によるコイルばねのからみ
ほぐし装置4は、以上のように構成されるが、次にこの
作用について説明する。
【0024】ホッパHには、図示せずとも多量のコイル
ばねmが投入されており、この電磁振動フィーダ2を駆
動すると上記のホッパHから順次コイルばねを切り出し
て、トラフ40の振動によりコイルばねmが振動パーツ
フィーダ1のボウル5に供給される。
【0025】振動パーツフィーダ1は、コイル9に交流
を通電することにより電磁石10と可動コア7との間に
交番磁気吸引力が発生し、これによりボウル5は公知の
ねじり振動を行なう。これによりボウル5内のトラック
6上をコイルばねmが上昇していくが、この時ボウル5
内には図4に明示するようにコイルばねmが多量に存在
しているので、空検知装置48の平板51はコイルばね
mにより上方に変位してリミットスイッチをオフとして
いる。従って、電磁振動フィーダ2の駆動は停止されて
いる。
【0026】ボウル5内では、トラック6に沿ってコイ
ルばねmが移送されるのであるが、これが図7に明示さ
れるように、トラック6の端部近くに至るとボウル5の
側壁部5aに形成された切欠き5bに、からんでいない
コイルばねmはここを通り抜けてコイルばね供給トラッ
ク17側に滑落し、以後、図4に明示されるように整列
トラック22の切欠き21に至ると1列とされて、リニ
ア振動フィーダ3に供給される。リニア振動フィーダ3
ではその姿勢を保持して、その排出端部から図示しない
次工程に1個宛供給される。他方、図7に明示されるよ
うに、からんだコイルばねmは、切欠き5bを通過する
ことができず、トラック6の端部6aが径外方向に下向
きに傾斜していることにより、連絡通路18内に落下
し、更にこれから連絡トラック19を、振動により移送
されて開口20を落下して、からみほぐし装置4内に導
かれる。
【0027】円筒体61の一端部に配設された第1空気
噴出口77aから圧縮空気を噴出させているので、この
近傍に導入されたコイルばねmは、圧縮空気により円筒
体61の内周壁面に沿って圧送され、ヘリカルな運動を
行ないながら円筒体61の上壁部に至ると平板81に衝
突する。この時、からんだコイルばねの巻きピッチに対
応する空間は平板81に挟み込まれる形になり、尚、こ
のからんだコイルばねmに空気の圧力が加わって、から
みがほぐされるのであるが、更にこのコイルばねmに後
続するコイルばねmが衝突することにより、確実にコイ
ルばねのからみはほぐされる。以上のような作用を円筒
体61の軸心に沿ってコイルばねmがヘリカル運動を行
なうことにより、隔壁90に衝突する時には、完全にそ
のからみがほぐされており、更にヘリカル運動を続ける
ことによって円筒体61のコイルばねmは端部に至り、
上方に空気を噴出する第2空気噴出口84a上の上方に
舞い上がり、垂直ガイドパイプ69上を上昇し、更に湾
曲した導出ガイドパイプ62を通ってコイルばね排出口
部63の端部に設けられた網66とスポンジ65とでな
る壁にぶつかるが、この時スポンジ65の緩衝作用によ
り、コイルばねmは何ら損傷されることなく開口68を
通って振動パーツフィーダ1のボウル5内に戻される。
このからみをほぐされたコイルばねmは、図7に明示さ
れるようにトラック6を上昇してきて、既にからみをほ
ぐされてきているので、切欠き5bを通り、コイルばね
供給トラック17上に導かれて、リニア振動フィーダ3
から次工程に供給される。また、仮にからみほぐし装置
4でからみがほぐされなかったとしても、ボウル5に再
び戻されることにより図7に示される切欠き5bに至っ
た時には、ここを通過することなく連絡通路18内に落
下し、からみほぐし装置4で再び同じ作用を受ける。
【0028】本考案の実施例によるからみほぐし装置4
は、以上のように構成され、かつ作用を行なうので、円
筒体61内では密閉した空間内をコイルばねが圧送さ
れるので、無駄に空気を消費することなく効率よくヘリ
カル運動を行なって、上述のコイルばねほぐし作用を受
けるので、従来のからみほぐし装置に比べて空気の消費
量を小とし、かつ従来では上方に吹き飛ばして上壁部に
衝突させた後、自然落下させていたので、再びからむ恐
れがあったが、本実施例ではヘリカル運動を行ない、こ
の間、平板81に何度も衝突し、かつそのコイルピッチ
の対応する空間内に平板81が挟み込む作用で確実に
からみがほぐされ、再びからみ合うということはない。
【0029】以上、本考案の実施例について説明した
が、勿論、本考案はこれに限定されることなく、本考案
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0030】例えば以上の実施例では、空気噴出パイプ
77の第1空気噴出口77aを円筒体61の周方向に沿
う方向に向けながら、かつ円筒体61の軸心に対し斜め
方向を向くように配設させて、円筒体61内をコイルば
ねmにヘリカルな運動を起こさせるようにしたが、すな
わち軸心方向に沿う移送力を与えるようにしたが、この
ような第1空気噴出口77aの配設にかえて、この第1
空気噴出口77aを円筒体61の軸心に対し垂直方向、
すなわちこの円周方向に平行に向け、かつ円筒体61を
その軸心方向で下流側に向けて下向きに傾斜することに
より、軸心方向に沿う移送力を与えてヘリカル運動をお
こさせるようにしてもよい。
【0031】尚また、以上の実施例ではコイルばねmの
ほぐし装置について説明したが、電球のフィラメントの
ようなコイル状の部品も本考案ではコイルばねと均等物
であるものとする。
【0032】
【考案の効果】 以上述べたように、本考案の振動パーツ
フィーダにおけるコイルばねのからみほぐし装置によれ
ば、コイルばねのからみほぐし装置の空気消費量を大幅
に減少させ、かつからんだコイルばねのほぐし作用を従
来より大幅に向上させることができ、そして振動パーツ
フィーダからは、何らからんでいないコイルばねを次工
程へと供給することができる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に適用されるコイルばねの斜視
図である。
【図2】同コイルばねのからんだ状態を示す斜視図であ
る。
【図3】本考案の実施例によるコイルばねのからみほぐ
し装置の部分破断側面図である。
【図4】部分破断同平面図である。
【図5】同装置の要部の拡大平面図である。
【図6】図5における[6]−[6]線方向の拡大断面
図である。
【図7】同要部の斜視図である。
【図8】同装置における更に要部の部分破断拡大側面図
である。
【図9】同装置の分解斜視図である。
【図10】同装置の縦断面図である。
【図11】同装置の横断面図である。
【符号の説明】1 振動パーツフィーダ 4 コイルばねのからみほぐし装置 5 ボウル 5a 側壁部 5b 切欠き 6 トラック 6a 端部 18 連絡通路 20 開口 61 円筒体62 導出ガイドパイプ 65 スポンジ 66 網 77a 第1空気噴出口 81 平板84a 第2空気噴出口 m コイルばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周壁部にスパイラル状のトラックを形
    成させたボウルを、ねじり振動によりコイルばねを移送
    させるようにした振動パーツフィーダにおいて、前記ト
    ラックの側壁部に1個のコイルばねの径よりわずかに大
    きい切欠きを形成し、該切欠きで、からんでいないコイ
    ルばねは該切欠きを通って次工程へと導き、からんだコ
    イルばねは下流側の前記側壁部の存在しないトラック部
    から径外方へと落下させ、連絡通路で受けて、該連絡通
    路の底壁に形成した開口から下方のコイルばねのからみ
    ほぐし装置内へと導き、からみをほぐした後に、前記ボ
    ウル内に戻すようにしたコイルばねのからみほぐし装置
    であって、前記コイルばねのからみほぐし装置は、ほぼ
    水平に配設された円筒体と、該円筒体の内壁の上壁部に
    軸心に沿って所定のピッチで固定された複数の平板と、
    前記円筒体の一端部の底壁部に設けられた第1空気噴出
    口と、前記円筒体の他端部に接続された導出ガイドパイ
    プと、該導出ガイドパイプの他端部に対向して緩衝作用
    を与えるべく設けられた壁と、前記導出ガイドパイプ内
    を上方へと吹き上げるための第2空気噴出口とを備え、
    前記第2空気噴出口から空気を噴出させて、前記導出ガ
    イドパイプを上昇させて前記壁で緩衝作用のある衝突を
    受けて、前記ボウル内に戻すようにしたことを特徴とす
    振動パーツフィーダにおけるコイルばねのからみほぐ
    し装置。
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