JP2584481Y2 - ディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置

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JP2584481Y2
JP2584481Y2 JP1992016870U JP1687092U JP2584481Y2 JP 2584481 Y2 JP2584481 Y2 JP 2584481Y2 JP 1992016870 U JP1992016870 U JP 1992016870U JP 1687092 U JP1687092 U JP 1687092U JP 2584481 Y2 JP2584481 Y2 JP 2584481Y2
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display device
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JP1992016870U
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Inventor
利夫 三木
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神鋼電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】この考案は、例えば、バーチャルリアリテ
ィ演出に用いて好適なディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ・グラフィックスに
より生成された3次元画像を、人間の頭部に装着させた
ゴーグル状のディスプレイ装置に表示し、これにより、
いわゆるバーチャルリアリティ(仮想現実感)を装着者
に視覚させる表示技術が各種開発されている。このよう
なバーチャルリアリティに用いられるディスプレイ装置
は、例えば、図3および図4に示す構造のヘッドマウン
トディスプレイが知られている。
【0003】図3において、1はヘルメット、2はこの
ヘルメットに取り付けられるゴーグル型のディスプレイ
装置である。このディスプレイ装置2は、光学レンズ3
と、液晶パネル4と、バックライト5とから構成されて
いる。バックライト5から照射された光は、液晶パネル
4を介して所定の画像となり、この画像が光学レンズ3
を経て装着者の両眼に像を形成するようになっている。
なお、液晶ディスプレイだけでなく、デイスプレイとし
てEL,PDP等のフラットディスプレイを使用しても
良い。
【0004】次に、図4はヘルメット1に装着されるデ
ィスプレイ装置2の慣性モーメントを少なくしたヘッド
マウントデイスプレイの一例である。すなわち、該装置
2をヘルメット1の上部に取り付け、頭部の回転(動
き)に応じて生成される慣性モーメントを低減させたも
のである。このようにして取り付けられたディスプレイ
装置2では、光路Lで示すように、画像を形成する光が
反射ミラー6で反射された後、光学レンズ3を介して装
着者の眼球網膜上に結像する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のディスプレイ装置2では、長時間装着すると、装着
者の体温によりゴーグル内の温度が上昇する等の理由に
より、光学レンズ3に結露を生じることが起こり得る。
そこで、こうしたことを防止するため、図5に示すもの
では、ゴーグル内に外気を導入する送風ファン7を設け
ている。
【0006】しかしながら、ディスプレイ装置2に送風
ファン7を設けた構造にすると、ヘッドマウントディス
プレイの重量が増加するので、装着者の頭部に与える負
担が多くなり、長い時間連続して装着するには不適なも
のになる。すなわち、従来のディスプレイ装置2では、
長時間装着すると結露が生じ、これを防止するために送
風ファン7を設けると重量増加を招き、長時間の装着に
は不向きになるといった互いに相反する問題がある。こ
の考案は上述した事情に鑑みてなされたもので、装着者
に負担を与えることなく長時間装着でき、しかも結露を
防止できるディスプレイ装置を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の考案にあっては、身体頭部に
装着されるゴーグル状の装置等に適用され表示画像光を
装着者の両眼へ投影する光学手段を備えるディスプレイ
装置であって、前記光学手段は前記表示画像光を透過す
る面が互いに対向し合う2つの光学子からなり、前記2
つの光学子は、互いに間隔をおいて対向する面が平面状
で、かつ、互いに逆反対に向けられた面が凸面状をなす
片凸レンズであって、前記互いに対向する面の間に密着
挟持され且つ前記表示画像光を透過すると共に前記光学
子を加熱する加熱手段を具備し、前記加熱手段は、前記
光学子の間に挟持された電気抵抗体と、該電気抵抗体に
連続してその周縁部に設けられた電極とから構成された
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】この考案によれば、加熱手段が表示画像光を
過させつつ光学手段を加熱して光学手段の結露を防止
し、この加熱手段が原因となって視認性を低下させるこ
とができる。また、片凸レンズの組み合わせにより光学
子を構成し、これらの互いに対向する平面の間に加熱手
段を挟持させた構造であるから、加熱手段の平面性を高
めることができるとともに、電気抵抗体の損傷を防止す
ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの考案の実施例につ
いて説明する。図1はこの考案の概念を説明するための
概略構成を示す図である。この図に示す構成が図3およ
び図4に示した従来例と異なる点は、光学レンズ3に後
述する電極8と透明ヒータ9とを設けたことにある。な
お、この図に示す構成と従来例とでは、光学レンズ3の
構成が異なる以外、他の構造は同一であるため、その全
体構造については図示を省略する。
【0010】図1において、同図(イ)、(ロ)はそれ
ぞれ光学レンズ(両凸レンズ)3の正面図および側面図
である。これらに図示するように、光学レンズ3の上部
周縁および下部周縁には電極8が設けられると共に、こ
の電極8に接続される透明ヒータ9がレンズ表面に薄膜
形成されている。電極8は、例えば、アルミニウムある
いは金等をレンズ表面に蒸着した金属電極である。また
透明ヒータ9は、可視領域における光透過率が70%以
上の材料、例えば、ITO,CTO,In23,CdO
等を用い、これらを公知の「CVD」や「PVD」など
の手法により電極8間のレンズ表面に薄膜形成する。こ
こで、透明ヒータ9の膜厚およびその面積は、光学レン
ズ3に対して必要な発熱量を与える抵抗値となるように
種々設定される。また、透明ヒータ9は、装着者の眼球
に対向するよう、光学レンズ3の片側の表面にのみ形成
されても良いし、レンズ両面に形成されても良い。
【0011】このような構造によれば、電極8を介して
透明ヒータ9に電流を供給することで該ヒータ9が発熱
し、光学レンズ3に所定の熱量を与える。これにより、
光学レンズ3表面が加熱されるため、ゴーグルを長時間
装着する場合でも結露を防止することが可能になる。し
かも、このようにすることで、従来のようにゴーグル内
に外気を導入する送風ファン7(図5参照)を必要とし
なくなるため、重量増加を招致せず、装着者の頭部に与
える負担も少なくなり、長時間の装着も可能になる訳で
ある。
【0012】次に、図2は、この考案の第1実施例にか
かる詳細な構成を示す図である。
【0013】この第1実施例にあっては、片凸レンズを
2枚合せて両凸レンズの光学レンズ3を構成する。この
場合には、図2に示すように、これら片凸レンズの間に
透明ヒータ9を密着挟持し、その上部周縁および下部周
縁に電極8を形成する。ここでも、本実施例に対比して
レンズ外面に透明導電膜を形成した場合を考える。この
場合、透明導電膜は非常に薄い膜であるため、極めて傷
が生じやすい。従って、レンズ外面に形成した透明導電
膜に傷を生じた場合、不測の発熱斑を生じる等の不具合
を引き起こし、延ては視認性の低下を招く。そこで、本
実施例ではレンズを2枚合わせとし、その内面に透明導
電膜を形成して外的に生じる傷を防止している。なお本
実施例では、透明導電膜を2枚あわせのレンズの内面の
全面に形成しても帯状に形成しても同様の効果を得るこ
とが可能である。
【0014】なお、上述した実施例においては、「CV
D」や「PVD」などの手法により電極8間のレンズ表
面に薄膜形成するが、これに替えて、例えば、スプレー
方式あるいはスピンコート方式で透明ヒータ材を塗布
し、この後にエッチングを施して所望のヒータ形状に成
形することも可能である。
【0015】さらに、第1実施例にあっては、電極8の
間に透明ヒータ9を形成しているが、これに替えて、電
極8を形成せず、透明ヒータ9を直接通電する態様にす
ることも可能である。また、透明ヒータ9は、常時通電
させて発熱させても良いし、結露発生時点にのみ通電し
て結露を除去するようにしても良い。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、加熱手段が表示画像光を透過させつつ光学手段を加
熱して光学手段の結露を防止し、この加熱手段が原因と
なって視認性を低下させることもない。しかもこの加熱
手段は、装着者に負担を与える程重量が増加しないの
で、長時間の装着が可能になる。また、この加熱手段
は、装着者に負担を与える程重量が増加しないので、良
好な装着感が得られる。さらに、片凸レンズの組み合わ
せにより光学子を構成し、これらの互いに対向する平面
の間に加熱手段を挟持させた構造であるから、電気抵抗
体をレンズの表面に塗布する場合に比して、加熱手段に
おいて容易に平面性を達成することができるとともに、
電気抵抗体の損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の概念を示す平面図および側面図。
【図2】 この考案の第1実施例を示す平面図および側
面図。
【図3】 従来例を説明するための図。
【図4】 従来例を説明するための図。
【符号の説明】
1……ヘルメット、2……ディスプレイ装置、3……光
学レンズ、4……液晶パネル、5……バックライト、6
……反射ミラー、7……送風ファン、8……電極、9…
…透明ヒータ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 身体頭部に装着されるゴーグル状の装置
    等に適用され表示画像光を装着者の両眼へ投影する光学
    手段を備えるディスプレイ装置であって、 前記光学手段は前記表示画像光を透過する面が互いに対
    向し合う2つの光学子からなり、 前記2つの光学子は、互いに間隔をおいて対向する面が
    平面状で、かつ、互いに逆反対に向けられた面が凸面状
    をなす片凸レンズであって、前記互いに対向する面の間
    に密着挟持され且つ前記表示画像光を透過すると共に前
    記光学子を加熱する加熱手段を具備し、 前記加熱手段は、前記光学子の間に挟持された電気抵抗
    体と、該電気抵抗体に連続してその周縁部に設けられた
    電極とから構成されたことを特徴とするディスプレイ装
    置。
JP1992016870U 1992-03-27 1992-03-27 ディスプレイ装置 Expired - Lifetime JP2584481Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008053923A (ja) * 2006-08-23 2008-03-06 Shimadzu Corp 頭部装着型表示装置
JP6359909B2 (ja) * 2014-07-29 2018-07-18 京セラ株式会社 ウェアラブル装置

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JPH0434512A (ja) * 1990-05-31 1992-02-05 Shimadzu Corp 映像表示装置

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