JP2583362Y2 - 軟質カプセルと安全開孔器具 - Google Patents

軟質カプセルと安全開孔器具

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JP2583362Y2
JP2583362Y2 JP2391692U JP2391692U JP2583362Y2 JP 2583362 Y2 JP2583362 Y2 JP 2583362Y2 JP 2391692 U JP2391692 U JP 2391692U JP 2391692 U JP2391692 U JP 2391692U JP 2583362 Y2 JP2583362 Y2 JP 2583362Y2
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JP
Japan
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capsule
needle
cap
soft capsule
opening device
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP2391692U
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JPH0577219U (ja
Inventor
賢三 木津井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Mikimoto Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は液状化粧料を充填した軟
質カプセルとそれより安全に内容物を取り出す安全開孔
器具の組合わせに関する。
【0002】
【従来の技術】空気に触れることによって変質する可能
性のある液状化粧料を空気を遮断して使用者に届けるた
めに軟質カプセルに充填することが行われている。通常
ゼラチンにグリセリンなどを加えて柔軟にした楕円体又
は球体の形にしたゼラチン基剤に液状化粧品を充填した
ものである。
【0003】使用時に、これをとり出すには、針の先の
他端に、指先で保持するための棒状の把持体を取付けた
ものを付属させ、この針で軟質カプセルを突き破り、指
でカプセルを押圧して化粧料を押し出して使用してい
る。しかし、一定の内容量に対し表面積を最小にしてゼ
ラチン基剤の使用量を最小にするには、球体又は楕円体
が好適であることから、通常軟質カプセルは球体又は楕
円体となっており、これをそのまま使用者に届けると、
転動して取扱いが不便である。またこれを指でつまん
で、これに前記針を突きさすに当っては、カプセルの外
径が5〜10mmと小さく、これを指でつまんで針を突き
さすときに針が滑ったり、指の間でカプセルがころがっ
て針で指先を刺す危険があった。又針には他端に棒状把
持体を設けていても、小さいために放置すると、踏むな
どして怪我をするおそれがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、球体
ないし楕円体の軟質カプセルが転動落下して、これを捜
す等の手間がなく、安定して机上に載置できるばかりで
なく、化粧箱内に安定して形よく配列できると共に、使
用時には指先を突き刺すなどの危険なく安全に孔をあけ
内容物を取り出すことができる軟質カプセルと安全開孔
器具の組み合わせに関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案者は前記の課題を
解決するため鋭意研究を行った結果、軟質カプセルに魚
の尾鰭状の板体を取付け、一方、針は筒形キャップの内
部に設けると共に尾鰭状板体が挿入できるスリットを設
けることによって解決できることを見い出し本考案を完
成した。
【0006】すなわち本考案は、液体化粧料を内部に充
填した楕円体又は球体の一端に尾鰭状の板体を取り付け
てなる軟質カプセルと、該楕円体又は球体の直径の1〜
1.7倍相当の内径の筒形キャップの開口部に該尾鰭板
を挿入し得るスリットを設けると共に、該筒形キャップ
の中央軸近傍に針先が筒形の外まで出ない針を植設して
なる前記軟質カプセルの安全開口器具とを組み合わせて
なる化粧品である。
【0007】図面について説明する。図1は本考案の尾
鰭板付カプセルの平面図である。尾鰭板は、紙のように
薄いものはカプセルを保持する力がないが、カプセルと
同じ材質の軟質体で、厚さが1mm以上であれば十分に保
持することができる。大きさは指先で挟んで保持できれ
ばよく、カプセル体から10mm以上程度が好ましく、尾
鰭の角度は70度以上、好ましくは90度前後である。
【0008】図2は開口器具の立面図である。この開口
器具のキャップは、硬質のプラスチック樹脂で作る。樹
脂は硬質であれば、熱可塑性樹脂、熱硬化樹脂いずれで
もよく、材質は限定するものではない。このキャップの
開口部には、キャップの中心軸をはさんで前後にスリッ
トを入れ、キャップの直径方向にカプセルの尾鰭板が出
入り出来るようになっている。このキャップの内部に
は、ほぼキャップの中心軸に針先が筒形の外まで出ない
ように針が設けられている。針は筒形の長さ方向の全長
に近く、キャップの頭部に植えられていてもよいが、カ
プセルの大きさが楕円体の長さ方向でも、10mm以下程
度のものが多いので、スリットの切れ混み最上部付近に
植設された長さ10mm程度のものでよい。
【0009】キャップの外面には、転動防止用の突起を
設けておくのが好ましい。またキャップの筒形は円筒に
限ることなく、図3に示した様な角筒としてもよいこと
は勿論で、この場合は、転動防止用の突起が不用である
ことは申すまでもない。
【0010】キャップの相当内径は、カプセルを内部に
押し込んだ時に針がカプセルの中心軸(球体ならば直径
軸、楕円体ならば長径軸)を著しくはずれない程度の内
径であればよい。角筒の場合は断面積を円に換算した時
の直径が相当内径である。換言すれば楕円体(短径)又
は球体の直径の1〜1.7倍程度の相当内径とする。カ
プセルの短径より内径が小さければ、カプセルを挿入す
ることができず、一方、1.7倍超であると、針がカプ
セルの中心軸を著しく外れる可能性があり、カプセルに
開く孔が尾鰭板の反対側の中心を著しく外れることにな
り、開口後カプセルを指先で押圧して内部の液体化粧料
を押し出す時、化粧料が横方向へとび出すおそれがあ
る。1.5倍程度が好ましい。
【0011】本考案の安全開孔器具の使用方法を述べ
る。本考案の尾鰭板付カプセルは、化粧箱の中に収納し
た時に、箱内に敷設した発泡樹脂体に切り込みを設けた
様な床上に尾鰭板を押し込むことによって、カプセルを
上方に保持して、適宜の形に配列でき、化粧箱内の収納
個数を数えるにも便利であると共に、美観のある陳列を
することができるので販売上有利である。
【0012】また使用に当っては、指先で尾鰭板をつま
んで、開孔器具のキャップの下端から、カプセルを先頭
にして、尾鰭板がスリットに挿入されるように押し込む
ことによって、カプセルの尾鰭板と反対側の頂部に針で
孔が開けられる。これを取り出して、尾鰭板の方向から
指先でカプセルを押圧することにより、内部の化粧料を
手のひらに取り出すことができる。この開孔器具は針が
キャップの内部にかくされており、使用しない時に、指
先や、その他踏みつけて怪我をするようなことがなく安
全である。
【0013】
【考案の効果】本考案のカプセルは尾鰭板がついている
ので、化粧箱内にカプセルを上にして整列して配列でき
るので、陳列上美観を呈すると共に、カプセル数を数え
るにも便利である。この尾鰭板があるので机上に置いて
もカプセルが転動落下することがない。またこの尾鰭板
を保持することでカプセルを保持することになるので、
カプセルを指先から取り落すこともない。使用に当って
は、尾鰭板をつまんで、カプセルを先頭にして開孔器具
のキャップの内部に押し込むだけで、カプセルが前後左
右に逃げることがなくカプセルの尾鰭板の反対側の頂部
に安全に孔を開けることができる。開孔器具の針はキャ
ップ内にかくれているので、指先やその他を突き刺して
怪我をすることがなく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の尾鰭板付カプセルの平面図である。
【図2】本考案の開孔器具の立面図である。
【図3】本考案の別の態様のキャップの断面図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体化粧料を内部に充填した楕円体又は
    球体の一端に尾鰭状の板体を取り付けてなる軟質カプセ
    ルと、該楕円体又は球体の直径の1〜1.7倍相当の
    径の筒形キャップの開口部に該尾鰭板を挿入し得るスリ
    ットを設けると共に、形キャップの中央軸近傍に針
    先が筒形の外まで出ない針を植設してなる前記軟質カプ
    セル安全開口器具とを組み合わせてなる化粧品
JP2391692U 1992-03-23 1992-03-23 軟質カプセルと安全開孔器具 Expired - Lifetime JP2583362Y2 (ja)

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JPH0577219U JPH0577219U (ja) 1993-10-22
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