JP2583211Y2 - プラスチック光ファイバ - Google Patents
プラスチック光ファイバInfo
- Publication number
- JP2583211Y2 JP2583211Y2 JP1992066270U JP6627092U JP2583211Y2 JP 2583211 Y2 JP2583211 Y2 JP 2583211Y2 JP 1992066270 U JP1992066270 U JP 1992066270U JP 6627092 U JP6627092 U JP 6627092U JP 2583211 Y2 JP2583211 Y2 JP 2583211Y2
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- JP
- Japan
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- optical fiber
- plastic optical
- plastic
- plastic tube
- tube
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プラスチック光ファイ
バに関し、更に詳しくは、端面及び外周が互いに融着接
続されたプラスチック光ファイバに関するものである。
バに関し、更に詳しくは、端面及び外周が互いに融着接
続されたプラスチック光ファイバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス光ファイバを接続するに
は、両端を融着し、その上に補強材を入れて収縮チュー
ブなどで被覆したり、あるいは、コネクタを使用する方
式などが用いられているが、プラスチック光ファイバの
場合は、ファイバ自体のロスが大きいため、接続して長
尺物として使用することがほとんどなく、接続する必要
が生じた際も、単にコネクタを接続(突き合わせ接続)
するだけであった。
は、両端を融着し、その上に補強材を入れて収縮チュー
ブなどで被覆したり、あるいは、コネクタを使用する方
式などが用いられているが、プラスチック光ファイバの
場合は、ファイバ自体のロスが大きいため、接続して長
尺物として使用することがほとんどなく、接続する必要
が生じた際も、単にコネクタを接続(突き合わせ接続)
するだけであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、近年、特殊
な機能を有するプラスチック光ファイバ(例えば、放射
線吸収ファイバ)と通常のクリアープラスチック光ファ
イバとを接続して使用することが行われるようになり、
プラスチック光ファイバ同志を接続する必要性が増大し
てきている。
な機能を有するプラスチック光ファイバ(例えば、放射
線吸収ファイバ)と通常のクリアープラスチック光ファ
イバとを接続して使用することが行われるようになり、
プラスチック光ファイバ同志を接続する必要性が増大し
てきている。
【0004】この場合、上述のような端面を融着させた
だけのプラスチック光ファイバでは融着接続部の強度が
低く、しかも軸ずれがおこらないように融着させるに
は、熟練を要し、時間がかかるためコスト高となるとい
う問題がある。
だけのプラスチック光ファイバでは融着接続部の強度が
低く、しかも軸ずれがおこらないように融着させるに
は、熟練を要し、時間がかかるためコスト高となるとい
う問題がある。
【0005】一方、コネクタを使用すると、接続ロスが
大きく、外径が大きくなり、しかもコストが高くなる。
大きく、外径が大きくなり、しかもコストが高くなる。
【0006】本考案の目的は、このような従来技術の問
題点を解消し、融着接続の強度が高くて、接続ロスが少
なく、しかも外径が小さくて、低コストのプラスチック
光ファイバを提供することにある。
題点を解消し、融着接続の強度が高くて、接続ロスが少
なく、しかも外径が小さくて、低コストのプラスチック
光ファイバを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案者は、上記目的を
達成すべく検討を重ねた結果、プラスチック光ファイバ
の端部をプラスチックチューブ内に挿入して、プラスチ
ック光ファイバの端面同志を融着するとともに、プラス
チックチューブとプラスチック光ファイバとを融着すれ
ばよいことを見出し、本考案を完成した。
達成すべく検討を重ねた結果、プラスチック光ファイバ
の端部をプラスチックチューブ内に挿入して、プラスチ
ック光ファイバの端面同志を融着するとともに、プラス
チックチューブとプラスチック光ファイバとを融着すれ
ばよいことを見出し、本考案を完成した。
【0008】即ち、本考案は、プラスチックチューブ内
に挿入したプラスチック光ファイバの端部をその端面に
おいて互いに融着接続するとともに、該プラスチックチ
ューブと該プラスチック光ファイバとを融着させたこと
を特徴とするプラスチック光ファイバである。
に挿入したプラスチック光ファイバの端部をその端面に
おいて互いに融着接続するとともに、該プラスチックチ
ューブと該プラスチック光ファイバとを融着させたこと
を特徴とするプラスチック光ファイバである。
【0009】
【作用】本考案によれば、プラスチックチューブ内にプ
ラスチック光ファイバの端部を挿入して、端面同志を融
着接続するものであるから、プラスチック光ファイバの
端部をプラスチックチューブ内に挿入するだけで、軸ず
れを起こすことなく、簡単にファイバ端面同志を正確に
軸合わせすることができ、接続ロスが少なく、外径の小
さいプラスチック光ファイバを低コストで得ることがで
きる。
ラスチック光ファイバの端部を挿入して、端面同志を融
着接続するものであるから、プラスチック光ファイバの
端部をプラスチックチューブ内に挿入するだけで、軸ず
れを起こすことなく、簡単にファイバ端面同志を正確に
軸合わせすることができ、接続ロスが少なく、外径の小
さいプラスチック光ファイバを低コストで得ることがで
きる。
【0010】しかも、プラスチック光ファイバの端面同
志を融着させるだけでなく、その上をプラスチックチュ
ーブで被覆し、更に、プラスチックチューブとプラスチ
ック光ファイバとを融着させているので、プラスチック
光ファイバの融着接続部の強度が大幅に向上する。
志を融着させるだけでなく、その上をプラスチックチュ
ーブで被覆し、更に、プラスチックチューブとプラスチ
ック光ファイバとを融着させているので、プラスチック
光ファイバの融着接続部の強度が大幅に向上する。
【0011】
【実施例】図1は、本考案のプラスチック光ファイバの
一例を示す縦断面図であり、プラスチック光ファイバ1
及び2の端部1A及び2Aがプラスチックチューブ3内
に挿入され、プラスチック光ファイバ1及び2の端面1
B及び2Bが互いに融着接続されている。
一例を示す縦断面図であり、プラスチック光ファイバ1
及び2の端部1A及び2Aがプラスチックチューブ3内
に挿入され、プラスチック光ファイバ1及び2の端面1
B及び2Bが互いに融着接続されている。
【0012】プラスチック光ファイバ1及び2は、それ
ぞれコア11及び12とクラッド12及び22とで構成
されており、更に、プラスチックチューブ3とクラッド
12及び22とを融着させている。
ぞれコア11及び12とクラッド12及び22とで構成
されており、更に、プラスチックチューブ3とクラッド
12及び22とを融着させている。
【0013】プラスチックチューブ3は、熱可塑性樹脂
からなり、その長さは、通常10〜15mm、厚さは、
0.2〜0.5mmであることが望ましい。
からなり、その長さは、通常10〜15mm、厚さは、
0.2〜0.5mmであることが望ましい。
【0014】プラスチック光ファイバ1及び2の挿入を
容易にするために、プラスチックチューブ3の両端部の
内径を大きくしておいてもよい。
容易にするために、プラスチックチューブ3の両端部の
内径を大きくしておいてもよい。
【0015】プラスチックチューブ3は、通常、半径方
向に若干の伸長回復弾性を有しており、プラスチック光
ファイバ1及び2の外径よりも若干小さい内径を有する
プラスチックチューブ3内に、プラスチック光ファイバ
1及び2を挿入して両端面1B及び2Bをつき合わせれ
ばその弾性により、両光ファイバ1及び2が正確に軸合
わせされた状態で強固に保持される。
向に若干の伸長回復弾性を有しており、プラスチック光
ファイバ1及び2の外径よりも若干小さい内径を有する
プラスチックチューブ3内に、プラスチック光ファイバ
1及び2を挿入して両端面1B及び2Bをつき合わせれ
ばその弾性により、両光ファイバ1及び2が正確に軸合
わせされた状態で強固に保持される。
【0016】また、クラッド12及び22においても光
の伝送を行う場合は、プラスチックチューブ3における
光の吸収を防ぐために、プラスチックチューブ3を透明
とし、その屈折率をクラッド12及び22の屈折率より
も小さくするのが好ましい。
の伝送を行う場合は、プラスチックチューブ3における
光の吸収を防ぐために、プラスチックチューブ3を透明
とし、その屈折率をクラッド12及び22の屈折率より
も小さくするのが好ましい。
【0017】更に、プラスチックチューブ3とクラッド
12及び22とを融着させているので、プラスチックチ
ューブ3をクラッド12及び22と融着可能な樹脂で形
成する必要があり、特にクラッド12及び22と同系統
の樹脂で形成するのが好ましい。
12及び22とを融着させているので、プラスチックチ
ューブ3をクラッド12及び22と融着可能な樹脂で形
成する必要があり、特にクラッド12及び22と同系統
の樹脂で形成するのが好ましい。
【0018】プラスチックチューブ3とクラッド12及
び22とは、5mm以上、好ましくは10mm前後の長
さにわたって融着していれば接続部の強度を高めるうえ
で十分である。
び22とは、5mm以上、好ましくは10mm前後の長
さにわたって融着していれば接続部の強度を高めるうえ
で十分である。
【0019】このように、プラスチック光ファイバ1及
び2の端部1A及び2Aをプラスチックチューブ3内に
挿入した後、加熱して、プラスチック光ファイバ1及び
2の端面1B及び2Bを互いに融着接続させる。
び2の端部1A及び2Aをプラスチックチューブ3内に
挿入した後、加熱して、プラスチック光ファイバ1及び
2の端面1B及び2Bを互いに融着接続させる。
【0020】かかる融着を行うための加熱手段として
は、例えば、放電、加熱、高周波加熱、超音波加熱、電
熱線加熱などを用いることができる。その際、プラスチ
ックチューブ3の部分をも同時に加熱して、該プラスチ
ックチューブ3とプラスチック光ファイバ1及び2のク
ラッド12及び22とを融着させる。
は、例えば、放電、加熱、高周波加熱、超音波加熱、電
熱線加熱などを用いることができる。その際、プラスチ
ックチューブ3の部分をも同時に加熱して、該プラスチ
ックチューブ3とプラスチック光ファイバ1及び2のク
ラッド12及び22とを融着させる。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、融着接続部の強度が高
くて、接続ロスが少なく、しかも外径が小さくて、低コ
ストのプラスチック光ファイバを提供することができ
る。
くて、接続ロスが少なく、しかも外径が小さくて、低コ
ストのプラスチック光ファイバを提供することができ
る。
【図1】本考案のプラスチック光ファイバの一例を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
1、2 プラスチック光ファイバ 1A、2A プラスチック光ファイバの端部 1B、2B プラスチック光ファイバの端面
Claims (1)
- 【請求項1】 プラスチックチューブ内に挿入したプラ
スチック光ファイバの端部をその端面において互いに融
着接続するとともに、該プラスチックチューブと該プラ
スチック光ファイバとを融着させたことを特徴とするプ
ラスチック光ファイバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992066270U JP2583211Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | プラスチック光ファイバ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992066270U JP2583211Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | プラスチック光ファイバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623007U JPH0623007U (ja) | 1994-03-25 |
JP2583211Y2 true JP2583211Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=13310991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992066270U Expired - Fee Related JP2583211Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | プラスチック光ファイバ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583211Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58109718U (ja) * | 1982-01-21 | 1983-07-26 | 大電株式会社 | 光フアイバの接続構造 |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP1992066270U patent/JP2583211Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0623007U (ja) | 1994-03-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |