JP2582912B2 - 折たたみ可能の火災時避難用はしご - Google Patents

折たたみ可能の火災時避難用はしご

Info

Publication number
JP2582912B2
JP2582912B2 JP1511507A JP51150789A JP2582912B2 JP 2582912 B2 JP2582912 B2 JP 2582912B2 JP 1511507 A JP1511507 A JP 1511507A JP 51150789 A JP51150789 A JP 51150789A JP 2582912 B2 JP2582912 B2 JP 2582912B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ladder
longitudinal member
fire
fire evacuation
pivot point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1511507A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04502943A (ja
Inventor
エリクソン,ヨーラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUKANSAMU AB
Original Assignee
SUKANSAMU AB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from SE8803954A external-priority patent/SE468020B/sv
Application filed by SUKANSAMU AB filed Critical SUKANSAMU AB
Publication of JPH04502943A publication Critical patent/JPH04502943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2582912B2 publication Critical patent/JP2582912B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06CLADDERS
    • E06C1/00Ladders in general
    • E06C1/02Ladders in general with rigid longitudinal member or members
    • E06C1/38Special constructions of ladders, e.g. ladders with more or less than two longitudinal members, ladders with movable rungs or other treads, longitudinally-foldable ladders
    • E06C1/383Foldable ladders in which the longitudinal members are brought together on folding
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06CLADDERS
    • E06C7/00Component parts, supporting parts, or accessories
    • E06C7/18Devices for preventing persons from falling
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06CLADDERS
    • E06C7/00Component parts, supporting parts, or accessories
    • E06C7/18Devices for preventing persons from falling
    • E06C7/186Rail or rope for guiding a safety attachment, e.g. a fall arrest system
    • E06C7/187Guiding rail
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06CLADDERS
    • E06C9/00Ladders characterised by being permanently attached to fixed structures, e.g. fire escapes
    • E06C9/06Ladders characterised by being permanently attached to fixed structures, e.g. fire escapes movably mounted
    • E06C9/08Ladders characterised by being permanently attached to fixed structures, e.g. fire escapes movably mounted with rigid longitudinal members
    • E06C9/085Ladders characterised by being permanently attached to fixed structures, e.g. fire escapes movably mounted with rigid longitudinal members ladders unfolded in the direction of the longitudinal members

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は折たたみ可能の火災時避難用はしごに関す
る。
折たたみ可能のはしごはよく知られている。火災時避
難用はしごとして用いられる場合、それらは建物の壁の
少なくとも1つの窓の近傍に取付けられる。使用されな
い間には、はしごは、侵入者が使い得ない形になるよう
に折たたみされる。この折たたみされた状態では、はし
ごはほとんど気付かれない。レリーズ機構を作動させる
ことにより、このはしごをたたまれていない状態にする
ことができる。そのときこのはしごは、横棒が壁から外
方に、ほぼ横方向に水平に向くはしごになる。
今日多くの既存の建物は十分な火災時避難用設備を備
えていない。例えば、多くの比較的大きい建物は、各階
に、何らかの種類の階段に続いている1つ、またはそれ
以上の火災時出口をもっているが、極めて多くの場合、
火災時にはパニックが起こり、これら火災時出口におい
て混雑が起こる。火災時に人が死ぬ1つの理由はここに
ある。
別の大きな問題が1階または2階しかない家屋におい
てある。何故ならば、この種の家屋には、火災時出口が
稀にしか設けられていないからである。その理由は、普
通の火災時避難設備のためのコストが高いからである。
多数の人が火災で死ぬもう1つの理由がここにある。
上記問題は、前記の基本型式のはしごを用いることに
よって解決され得ると思われる。何故ならば、そのよう
なはしごは、大体において安価で、そしてまた美観上好
都合に建物に取付けられ得るはずであるからである。
従来、多くの人がそのようなはしごを提供することを
試みたが、それは可能であるはずなのに未だ成功してい
ない。その理由は多分、公知のはしごのすべてが何らか
の機能上の欠点を露呈するからであろう。例えばEP−A
−0 230 502によって金属製のそのような火災時避難
用はしごが公知になっていて、それは相互に平行に配置
された少なくとも2本の縦部材、すなわち1本の内側縦
部材と1本の外側縦部材を含んでいて、それら縦部材は
複数の互いに平行に横棒によって相互に結合され、それ
ら横棒の端部はそれぞれの縦部材にピボット式に結合さ
れている。前記の内側縦部材は、実質的にチャンネル形
になっていて、互いにほぼ平行に延びる2つの部分を連
結する中間部分をもち、該2つの部分は取付け手段と係
合する手段を備えている。前記の外側縦部材は、チャン
ネル形になっていて、互いにほぼ平行に延びている2つ
の部分を相互に連結する中間部分をもち、前記横棒の各
々は、断面が実質的に中空に四角形であって、ピボット
点と突当り端部と面取り端部とをもっている。折たたみ
された状態ではそれら横棒の少なくとも大部分は、前記
の2つの縦部材によって画定された空間内に収容され、
折たたみされていない状態では前記の突当り端部の各々
がそれぞれの縦部材の前記中間部分の内面に、横棒が縦
部材に対してほぼ直角に保たれる形で係合する。
上記の公知のはしごでは、ある種の欠点、特に強度に
関しての欠点を有することが知られている。堅固さに対
する要求を満たすために、このはしごは横棒が比較的短
く、約40cmにされている。これは、突当り端部およびピ
ボット点に働く最大のモーメントを制限することを意図
してである。さらに、このはしごは、長期間使われた後
には、恐らく横棒の突当り端部における極端に大きい圧
力によって、過度の遊びが生じ、その結果、折たたみさ
れていないはしごの安定性が低下することがあることが
知られている。
驚くべきことに、各横棒のピボット点を、各ピボット
軸に平行でかつそれぞれの横棒に沿う中央線を含む平面
から離れた位置、すなわち当該平面に対して離心した位
置に配置し、各横棒のピボット点は当該平面の各々の側
に位置するように前述の種類のはしごを構成することに
よって、上記の欠点が解決することが発見された。
横棒のピボット点を離心した位置に位置決めすること
は、従来、幾つかの引例で見られるように公知である。
しかし、それら引例のいずれにおいても、そのような方
法によってはしごの強度と、非常に長い期間の安定性が
増大することが教示されていない。これら公知の引例
は、この解決に向う方向とは反対の方向に当業者を導く
ように見受けられる。例えば、引例GB−A−2 099 0
59とUS−A−3 575 263とは両者とも、はしごを折た
たみされた状態でさらにコンパクトにするためにピボッ
ト点の位置を離心させることを教示している。他の引例
US−A−3 414 081は、レーリズされたときに「自分
で」(重力により)開く(折たたみされていない状態に
なる)はしごを提供するためにこのようなピボット点の
位置決めをすることを教示している。さらに別の引例GB
−A−2 115 051は、逆向きに働く、つまり上方に向
って開くはしごにするためにピボット点のこのような位
置決めをすることを教示している。したがって、従来技
術においては折たたみ可能なはしごの強度と長期間の安
定性を増大させるためにピボット点を離心させるように
当業者を導くような教示は存在しない。特に、断面形が
中空で閉じた形、つまり四角形の横棒をもつ折たたみ可
能のはしごについての教示はない。
EP−A−0 230 502によって公知のはしごについて
のさらに他の欠点は、それがどんな家屋にも取付けられ
るものではないことである。その理由は、ブラケットが
横棒のピボット点に位置決めされねばならないこと、す
なわち、同一のボルトが横棒のため、およびブラケット
のために位置決めされなければならないことである。し
かし、多くの壁には、ブラケットを取付け得る場所とし
てある定まった場所しか与えられていない。これらの取
付け可能な場所が、はしごにおけるブラケット取付け可
能な位置と、どのような場所ででも一致するとは限らな
い。したがって、面倒な改造とコストの増大なしには、
はしごを壁に確実に取付けることは必ずしも可能ではな
い。
したがって、本発明のさらに他の目的は、上記の欠点
を除去した取付け手段を有するはしごを提供することに
ある。
以降において、添付の図面を参照しつつ、本発明の1
つの実施例を、詳細に説明する。図面において、 第1図は、折たたみされた火災時非難用はしごの一部
分を後方の下方から見た斜視図、 第2図は、開かれた位置にある同じはしごの図、 第3図は、開かれている横棒を後方の下方から見た
図、 第4図は、内側縦部材と、その取付け用のブラケット
の1つの水平断面図、 第5図は、内側縦部材の一部分の斜視図、 第6図は、外側縦部材の一部分の斜視図、 第7図は、横棒の斜視図、 第8図は、ブラケットの斜視図、 第9図は、外側縦部材に滑りロックが引っ掛けられて
いるはしごの平面図、 第10図は、望ましい滑りロックの中央を通る水平断面
図、 第11図は、望ましい滑りロックの正面図である。
図面から明らかなように、このはしごは、細長くて互
いに平行な2本の縦部材1,2を含んでいて、それら縦部
材の各々は、チャンネルの断面形を有し、金属で作られ
ている。一方の縦部材1はブラケット4によって壁に確
実に取付けられる。はしごの長さに沿って間隔をおい
て、複数の互いに平行な横棒3があり、これらは断面が
中空に四角形の金属で作られている。
第5図で最もよく表わされているように、内側縦部材
1は、対称に形成されてほぼ平行に延びている2つの脚
状部分10と、それらの間にあるほぼ平らであって湾曲し
ていない中間部分11をもっている。両方の脚状部分10の
間の内法距離はほぼ横棒3の幅に対応している。脚状部
分10の各々は、中間部分11からある一定の距離のところ
に長さ方向に延びている突起部12を備えている。その突
起部12は、平面であった脚状部分10の主な面と平行して
いる外向きの頂面15と、脚状部分に対して垂直すなわち
中間部分11に平行なサイド部分14を備えている。それに
対応した形で、各脚状部分10の内側には、長さ方向に延
びるチャンネル(溝)13がある。突起部12の頂面15の中
央に位置している細い溝16がある。この溝16は、横棒3
を取付けるための幾つかの孔17のセンタリング用の線の
役をする。これらの孔17は、場合によっては取付け用の
ブラケット4を取付けるためにも用いられることができ
る。上記の溝16上には、取付け用のブラケット4のため
に一組の第2の孔18が位置している。これら孔18の位置
は、建物の構造に依存して決まる。
突起部12の中のチャンネル13は、取付け用のブラケッ
ト4を取付けるために用いられるボルトの頭50(第4
図)が、チャンネル13の中に完全に入り込んでそれによ
って回転が妨げられるような寸法をもつ。したがって、
ボルトの頭50の高さはチャンネル13の深さに等しいかま
たはより小さい。そしてさらに、チャンネル13の幅は、
ボルトの頭50の最大の幅よりも幾分か小さい。チャンネ
ル13の幅がボルトの頭50の最小の幅にほぼ対応している
のが望ましい。
第4図において、どのようにボルト51がそのような孔
18を通して延びていて、どのように取付け用のブラケッ
ト4がボルト51とナット52によって取付けられているか
が最もよく示されている。この図ではまた、このように
取付けられたボルト51が内側縦部材1の内部空間に侵入
してはいないことを示している。したがって、縦部材に
沿うどの位置にでも、ピボット結合されている横棒3の
運動を妨げないように取付け用のブラケット4を取付け
ることが可能である。
第6図において外側縦部材2が最もよく示されてい
る。外側縦部材2もやはりチャンネル形の角材でできて
いて、互いに平行な2つの脚状部分20と全体として真直
な中間部分21で成っている。中間部分21と脚状部分20の
間の遷移域の外側には、安全ハーネス(safety harnes
s)の滑り装置と組合って働くための、長さ方向に延び
る引っ掛かり手段22がある。これら脚状部分20の他方の
端には、はしごが折たたみされたときに内側縦部材1の
脚状部分10の外向きの面と組合って働くように意図され
た、それ自体としては周知の案内フランジ23が配置され
ている。それにより、内側縦部材の縁部表面19は、外側
縦部材2の脚状部分20の、案内フランジ23に近接した内
面に接触する。脚状部分20は幾つかの孔27をもち、それ
ら孔27は内側縦部材1の第1の孔17に対応している。脚
状部分20の各々には、内側縦部材1の突起部12の頂面15
と対応して孔27のためのセンタリング用溝26が設けられ
ている。溝26、したがって孔27は、内側縦部材1の中間
部分11から溝16までの距離に等しい距離だけ中間部分21
から離れた位置に配置されている。
第7図は横棒3の1つを示している。この横棒3は、
断面が四角形であり、ぎざぎざを付けた上向き面30、ぎ
ざぎざを付けた下向き面31、および1対の側面32をもっ
ている。
内側縦部材1にピボット式に取付けられる横棒3の端
部には、横棒の延び方向に対して垂直な突当り端部33が
ある。この端部においては、この突当り端部33は、横棒
3の下向き面31に近い方に位置している。さらに、横棒
3のこの端部には、突当り端部33と上向き面30との間に
わたる面取り端部34がある。
横棒3の、外側縦部材2の中に取付けられる端部は上
記と同様の形になっているが、突当り端部と面取り端部
の配置が反対になっている。したがって、この端部にお
いては垂直な突当り端部35は横棒の上向き面30の近くに
位置し、面取り端部36は下向き面31の近くに位置してい
る。横棒3の鉛直な側面32の各各には、上方に1本、下
方に1本の、長さ方向に延びる溝37A,37Bがある。上方
の溝37Aは、上向き面30の近く、つまり上向き面30と中
央にある仮想線、すなわち中央線の間に位置し、下側の
溝37Bは、上記の仮想線と下向き面31の間に位置し、こ
れら2つの溝37A,37Bは、上記の中央線から相等しい距
離のところにあり、かつ、それら溝の一方の端は面取り
端部と、ほぼその中央で交差している。上記の溝37Aと3
7Bの各々の上の、各々の面取り端部34,36の近傍に、そ
れぞれ孔38Aと38Bが位置しており、それらの孔38A,38B
は、それぞれ最も近い突当たり端部33,35から相等しい
距離のところにある。したがってこれらの孔38A,38Bは
対称に位置している。
縦部材1,2、横棒3の異なる型材は押出しされたアル
ミニウムの型材でできていて、陽極酸化処理されてい
る。したがって、表面のぎざぎざや、センタリング用溝
等のすべての溝のような細かい加工部は、この押出しの
プロセスにより、同時に容易に作られることは、当業者
には理解される。したがって、これらのセンタリング用
溝を作るために付加的な作業をする必要がないので、も
ちろん、時間も節約される。EP−A−0 230 502で公
知であるはしごとは対照的に、横断方向に孔の位置をマ
ーキングする必要は、どの型材においてももはやない。
さらに、取付け用のブラケット4を取付けるときにボル
ト51の回り止めをする必要がなく、しかも、前述のよう
に、ボルトの頭が横棒を妨害することがない。
いま、第3図を参照すると、ここでは、はしごが開か
れた位置にあるときに横棒3が内側および外側の縦部材
1,2と、どのように係合しているかが最もよく示されて
いる。ここでは、突当り端部35と33は、それぞれ中間部
分11,21の内面に接触している。各ピボット点の位置、
すなわちボルト51や孔58A,17等の位置は、突当り端部3
3,35がそれぞれ中間部分11と21に接触するときに各横棒
が縦部材1および2に対して垂直に位置するように定め
られている。突当り端部33と35は横棒3の延び方向に対
して垂直の方向に延びているので、突当り端部33と35の
各々はそれぞれ、中間部分11と21に平行に延びることに
なる。このような配置にすれば、各々の突当り端部33,3
5において大きな接触面が得られる。面取り端部34と36
は、そのどの部分も縦部材1,2に接触することなしに、
横棒をピボット点の回りに、折たたみされる位置へ回転
することを可能にしている。第3図においては、そこに
示されたはしごの部分は、外側縦部材2を上方に、この
図ではほぼ紙面に沿って動かすことにより、折たたみさ
れる位置へと動かされることになる。
実質的に同じ断面形状をもって作られた2つのはしご
の比較試験において(表1参照)、本発明による孔の位
置決めが、はしごの強度に驚くほど大きな効果を及ぼす
ことが知られた。
この試験は、各はしご(折たたみされていない状態
の)の外側縦部材2に荷重をかけることによって行われ
た。ここで、本発明にしたがって作られたはしごは、EP
−A−0 230 502において示されたものにしたがって
作られたはしごよりも幅が12.5%大きい(50mm大きく、
その結果、より容易にかつ安全に使われる)ことに注意
すべきである。換言するならば、本発明にしたがって作
られたはしごには、12.5%高いモーメントが加わったこ
とになる。それにもかかわらず、本発明にしたがって作
られたはしごは、84%高い力に耐えた。さらに、それに
対応して、本発明によるはしごは下向きの運動に抵抗し
た。このことは、強度に関してだけでなく安定性に関し
ても重要なことである。何故ならば、縦部材に対する突
当り端部とピボット軸の位置決めは、一旦それらが所定
の位置からずれ始めたならば、最適ではなくなるからで
ある。
取付け用のブラケット4は、後方プレート部40と、そ
れの延長部にある1対の取付け耳部41を含んでいて、取
付け耳部41にはブラケット4を壁に取付けるための孔42
がある。後方プレート部40から直角方向に1対の把握フ
ランジ43が延びている。それらの把握フランジは、それ
ぞれ互いに向かい合っている溝44を備えていて、それら
溝44は、内側縦部材1の突起部12の外側と同じ形状をも
っている。したがって、ブラケット4の外方に延びてい
る部分は、内側縦部材の下半分(それの外面)の形状に
対応する形状をもっている。把握フランジ43には貫通孔
45があり、その貫通孔45は、取付け用のブラケットが内
側縦部材1上にはめ込まれるときに、内側縦部材の孔1
7,18と一致させることができる高さに配置されている。
取付け用のブラケット4は、内側縦部材1の突起部12に
よってこの位置に案内される。
もし取付け用ののブラケットが、横棒のピボット点に
一致するように取付けされてよいならば、第2図に示さ
れている貫通ボルト53を使うことができる。
このはしごは、何階かの家屋の壁に取付けられる場合
には、各階から地面まではしごを開くことができるよう
に、いくつかのセクションに分けて連結されることがで
きている。この場合、連結装置(図示せず)はその上半
分は1つの外側縦部材の下端部の中に、そしてその下半
分は下側に隣接している外側縦部材の上端部の中に入る
ように設置される。上記の連結装置と一方の縦部材を貫
通しているレリーズ・ピンによって、隣り合った縦部材
の両者の端が結合される。レリーズ・ピンが引き抜かれ
ると、はしごは、レリーズ・ピンが引き抜かれた場所か
ら下方の全長にわたって、自重によって開く。したがっ
て、このはしごは、下方からは開かれ得ない。その結
果、侵入者を防ぐ保安上の要求を満たしている。ブラケ
ットは約1.5mの間隔で取付けられなければならない。壁
の小さな盛上がりを乗り越えるための特殊なブラケット
がある。バルコニー等は特別なはしごのセクションによ
ってバイバスされ得る。はしごは、折たたみされた形で
は、壁面上の50mmのストリップとして見えるだけであ
る。
はしごの底部にロックピンを設けるならば、このはし
ごは、例えば煙突掃除人やその他の産業のサービス職人
によって使われる優れた検査または作業用のはしごにな
る。そのようなはしごではまた、認可された者だけがそ
れを使い得るように、錠を具備させることができる。
追加的保護手段として安全ベルトがある。ベルトを取
付ける前にそれは腰の回りに固定され、滑りロックが外
側縦部材2に引っ掛けられる。正常な降り方ならば、滑
りロックは追従して下降する。しかし、その人が足を踏
み外す(例えば滑って)とか気を失ったならば滑りロッ
クが直ちにロック状態になり、墜落を防止する。望まし
い安全ベルトは、はしごの長さに沿ったどの位置にでも
取付けられ得る。
第9図において、第1の望ましい型の滑りロックが外
側縦部材2にスナップはめ式に取付けられた状態が示さ
れている。この滑りロックは滑りボディ61をもってい
て、その滑りボディ61は、それの湾曲した端部に内向き
に突出したフランジ部分62を備えている。このフランジ
部分62は、外側縦部材2の一方のフランジ部22と係合す
る。滑りボディ61には、前記フランジ部分62の近傍にお
いて、内側部分63が設けられていて、この内側部分63
は、外側縦部材の対応する曲率(例えばγ=5〜7mm)
にほぼ一致して、滑らかに湾曲している。このことは、
滑りロック6をスナップばめで取付けることを容易にす
るという本発明の一つの特徴である。従来公知の滑りロ
ックは、この場所において鋭く曲がった隅部をもってい
るので、滑りロック6の取付けが面倒である。
軸64の、回りでピボット式に回転するようにブレーキ
手段7が取付けられている。このブレーキ手段7は孔71
を備え、この孔71によって滑りロック6を安全ハーネス
(図示せず)と連結することができる。ブレーキ手段7
はさらに、内向きの湾曲した表面72をもっていて、この
表面72は、外側縦部材2の外面の1つに押し当たったと
きにそれと協働してブレーキ作用を発生することが意図
されている。
第10図は、滑りロックの第2の望ましい方式の実施例
を示している。滑りロックをスナップばめするための2
つの特別なユニット8のうちの1つがこの図で明瞭に示
されている。このような装置8は、ばねで内方に作用す
る2つのピン81,82を含んでいる。これらのピンのうち
の一方81は、滑りロック6を外側縦部材2のフランジ部
分22から離れないように保つことを主な機能とする。も
う一方のピン82は、滑りロックが滑っているとき、それ
を定常状態に保つことを主な機能としている。ピン82
は、滑りロック6が滑っているときに、がたつきがない
ように、弾力的な力を外側縦部材2のフランジ部分22に
作用させる。第2のピン82を押すばね力は、第1のピン
81のためのばね力をよりも大きい。これは安全性を提供
する。すなわち、滑りロック6は、実質的な力を行使し
ないと外され得ない。何故ならば、滑りロック6が外側
縦部材2から取り外されるためには、第2のピン82が押
されなければならないからである。
第10図はさらに、滑りロックが、ボディ部分61の孔66
の中にあってばね力を受けているボール65を備えている
ことを示している。このばね力を受けたボール65は、あ
る程度の力が行使されない限り、ブレーキ手段7がブレ
ーキ作用位置へ動かされることを阻止する。
第11図においては、ブレーキ手段の湾曲した部分72が
どのように設計されているかということと、ブレーキ手
段7がブレーキ作用位置へ動かされることができる前に
ボール65を押込まなければならないということが、より
明瞭に示されている。ただしこの図では、ピン81と82は
取付けられていない。既に前述したように、滑りロック
6は、外側縦部材2にスナップはめの動作で取付けられ
る。そのスナップはめ動作は、対称的に配置された2本
の第1のピン81によって生ずる。滑りロック6が滑って
いるときには、やはり対称的に配置されている2本の第
2のピン82が、滑りロックの安定した動きを表現する。
本発明は、上述した望ましい方式の実施例に限定され
るのではなく、特許請求の範囲の中で変形され得るもの
である。例えば、押出しのプロセスの間にはセンタリン
グ用の溝が作られないようにし、その代わり、押出しさ
れた型材を所望の長さに切断して孔明けを行うための設
備を用いることが可能である。さらには、はしごを作る
ためには、他の金属(例えば、マグネシア)とかファイ
バー複合材料のような他の材料も用いられ得るであろ
う。
この滑りロックが、別個のユニットとして、すなわち
この種のはしごと共にだけではなくして使われ得ること
が理解されるべきである。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に平行に配置された1本の内側の縦部
    材(1)と1本の外側の縦部材(2)で成る少なくとも
    2本の縦部材を含み、前記縦部材は、両端がそれぞれの
    縦部材にピポット式に結合される相互に平行な複数の横
    棒(3)によって相互に連結され、前記内側の縦部材
    (1)は、ほぼ平行に延びていて取付け手段(4)と係
    合するための係合手段(12)を有する2つの部分(10)
    を連結する中間部分(11)をもつほぼチャンネル形に形
    成されており、前記外側の縦部材(2)は、ほぼ平行に
    延びる2つの部分(20)を連結する中間部分(21)をも
    つチャンネル形に形成されており、前記横棒(3)の各
    々は、ほぼ四角形で中空の断面と、区域によって変化す
    る断面の壁厚とをもち、かつピボット点(38)、突当り
    端部(33,35)。面取り端部(34,36)を備え、折たたみ
    された状態では横棒(3)の少なくとも大部分が前記縦
    部材(1,2)によって画定される空間の中に収容され、
    折たたみされていない状態では、前記横棒が前記縦部材
    に対してほぼ垂直に保たれるように、各々の前記突当り
    端部(33,35)がそれぞれの縦部材の中間部分(11,21)
    の内面に係合する、金属製の火災時避難用はしごにおい
    て、 各々の横棒(3)のピボット点(38)は、各ピボット軸
    に平行でかつその横棒(3)に沿う中央線を含む平面に
    対して軸心をした位置に配置され、各横棒(3)は、当
    該平面の各々の側に位置決めされたピボット点をもち、
    さらに、各々の横棒の壁部の、ピボット点(38)が存在
    する各々の区域は、それらの区域の間の区域の大部分の
    壁厚よりも厚い断面の壁厚をもち、後者の区域は各々の
    前記横棒の壁部のほぼ中央に位置することを特徴とする
    火災時避難用はしご。
  2. 【請求項2】前記の係合手段(12)が、各側の同じ高さ
    にあって、外向きに突出して長さ方向に延びている部分
    (14,15)で成り、その部分(14,15)の断面形がU字形
    であり、したがって内側の溝(13)が形成されている、
    請求項1に記載の火災時避難用はしご。
  3. 【請求項3】内側の縦部材(1)のピボット点のための
    各々の孔(17,18)が、前記の係合手段(12)の中央線
    上に位置している、請求項2に記載の火災時避難用はし
    ご。
  4. 【請求項4】外側の縦部材(1)のピボット点のための
    各々の孔(27)は、内側縦部材(1)の孔(17)がその
    中間部分(11)の内面に対して位置決めされているのと
    同じ距離だけ外側の縦部材の中間部分(21)の内面から
    離れて位置決めされている、請求項3に記載の火災時避
    難用はしご。
  5. 【請求項5】各横棒(3)の各側面(32)に、上側の孔
    (38A)と下側の孔(38B)のセンタリングのための、長
    さ方向に延びている1本の上側のセンタリング用溝(37
    A)と1本の下側のセンタリング用溝(37B)が設けられ
    ている、請求項1に記載の火災時避難用はしご。
  6. 【請求項6】係合手段(12)の溝の深さが、用いられる
    ボルト(51)の頭(50)の厚さに等しいか、またはそれ
    より大きい、請求項2に記載の火災時避難用はしご。
  7. 【請求項7】係合手段(12)の溝の幅が、ボルト(51)
    の頭(50)の最大の幅よりも小さい、請求項2に記載の
    火災時避難用はしご。
  8. 【請求項8】前記の取付け手段が内側の縦部材(1)の
    外方へ向く表面の係合部分に少なくとも対応するように
    設計された内側表面をもつブラケット(4)である、請
    求項1に記載の火災時避難用はしご。
  9. 【請求項9】前記の外側の縦部材(2)が滑りロック
    (6)と係合するための手段(22)を備え、当該滑りロ
    ック(6)が、その外側の把握フランジ(62)とその長
    さ方向に延びる主な部分(61)の間に滑らかに湾曲する
    部分(63)をもつことを特徴とする、請求項1に記載の
    火災時避難用はしご。
  10. 【請求項10】前記の滑りロック(6)が、それにピボ
    ット式に取付けられたブレーキ手段(7)を含み、その
    ブレーキ手段(7)は外側の縦部材(2)の表面に対応
    するブレーキ作用面(72)をもち、さらに、前記滑りロ
    ック(6)は、ピボット軸のまわりで旋回するブレーキ
    手段(7)がある距離だけ旋回させられたときに当該ブ
    レーキ手段(7)にある大きさの力を作用させる抵抗手
    段(65)を備えていることを特徴とする、請求項9に記
    載の火災時避難用はしご。
JP1511507A 1988-10-31 1989-10-23 折たたみ可能の火災時避難用はしご Expired - Lifetime JP2582912B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE8803955 1988-10-31
SE8803955-7 1988-10-31
SE8803954A SE468020B (sv) 1988-10-31 1988-10-31 Utfaellbar brandstege
SE8803954-0 1988-10-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04502943A JPH04502943A (ja) 1992-05-28
JP2582912B2 true JP2582912B2 (ja) 1997-02-19

Family

ID=26660339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1511507A Expired - Lifetime JP2582912B2 (ja) 1988-10-31 1989-10-23 折たたみ可能の火災時避難用はしご

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5339920A (ja)
EP (1) EP0440728B1 (ja)
JP (1) JP2582912B2 (ja)
AU (1) AU4507289A (ja)
DE (1) DE68911538T2 (ja)
WO (1) WO1990005234A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2698404B1 (fr) * 1992-11-25 1995-02-03 Coutier Ind Echelle de sécurité et son procédé d'assemblage in situ.
US5788011A (en) * 1996-08-16 1998-08-04 Asc Incorporated Foldable ladder
US5967257A (en) 1998-05-13 1999-10-19 Begin; Raymond O. Folding escape/rescue ladder
US6536558B2 (en) 2001-02-16 2003-03-25 Harold E. Price Folding ladder
US6578905B1 (en) * 2002-05-08 2003-06-17 International Truck Intellectual Property Company, L.L.C. Vehicle sleeper compartment bunk bed ladder
US6622822B1 (en) 2002-08-01 2003-09-23 Volvo Trucks North America, Inc. Bunk ladder
US7159693B2 (en) * 2004-08-17 2007-01-09 Mettler Mark D Window shutter escape ladder
US20060081417A1 (en) * 2004-10-15 2006-04-20 Reddco Inc. Collapsible escape ladder
KR101043604B1 (ko) 2008-07-03 2011-06-22 강석범 안전하강수단과 자동개방수단을 구비한 비상탈출용 사다리
US8443938B2 (en) 2010-11-04 2013-05-21 Ardisam, Inc. Hunting ladder stand having collapsible ladder segments
US20190383098A1 (en) * 2018-06-14 2019-12-19 Shou-I Sun Horizontally extendable ladder

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3414081A (en) * 1967-05-18 1968-12-03 Albert F. Wedvik Contractible ladder
US4193475A (en) * 1974-05-09 1980-03-18 D B Industries, Inc. Rigid rail safety device
GB1503161A (en) * 1975-12-31 1978-03-08 Barrow Hepburn Equip Ltd Safety rail
US4085818A (en) * 1976-05-20 1978-04-25 Swager William E Plastic ladder and safety device
GB2099059A (en) * 1981-05-19 1982-12-01 Cb Marketing Projects Ltd Improvements in or relating to ladders
US4425983A (en) * 1981-10-09 1984-01-17 Reinhard Cheyenne A Folding fire escape ladder
NO166295B (no) * 1985-07-12 1991-03-18 Modum Stiger A S Utfellbar stige for bruk baade som fastmontert brannredningsstige og som flyttbar stige.
EP0230502B1 (de) * 1986-01-28 1990-07-25 MODUM International A/S Zusammenklappbare, diebstahlsichere Feuerleiter mit separaten Auslösestationen und Sicherheitsgurten mit Verriegelungsarmen

Also Published As

Publication number Publication date
DE68911538T2 (de) 1994-05-26
WO1990005234A1 (en) 1990-05-17
EP0440728B1 (en) 1993-12-15
US5339920A (en) 1994-08-23
EP0440728A1 (en) 1991-08-14
JPH04502943A (ja) 1992-05-28
AU4507289A (en) 1990-05-28
DE68911538D1 (de) 1994-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0527766B1 (en) Collapsible ladder
JP2582912B2 (ja) 折たたみ可能の火災時避難用はしご
US4445589A (en) Window assembly including a storable fire escape
US4461502A (en) Adjustable bar lock
US4949810A (en) Attachment to stabilize and expand the use of hollow rung ladders
US6135239A (en) Fire escape ladder
US20040045770A1 (en) Extension ladder having an anti-slipping mechanism
WO2005124089A1 (en) An improved ladder safety device
US4089390A (en) Ladder hook assembly and ladder
US4245717A (en) Fire escape ladder
EP0163659A1 (en) A unitary window safety bars and exterior fire escape ladder
KR102075935B1 (ko) 건물용 비상탈출기구
US4572329A (en) Rail assembly with climber shoes and fall-preventing means
WO1998044219A1 (en) Scaffold hatch system
EP1031677A2 (en) Scaffolding attachment
US816896A (en) Fire-escape.
US4901818A (en) Fire fighting roof ladder accessory
GB2123470A (en) Fire escape ladder
JP3015768B2 (ja) 脱出可能な格子状枠組構造体
JP2949463B2 (ja) 折り畳み式梯子
GB2432394A (en) A ladder safety device
JP2683867B2 (ja) 避難梯子
WO2001011178A1 (en) Safety latch assembly for an extension ladder system
GB2147935A (en) Flexible ladders and stand-off members for such ladders
KR200269310Y1 (ko) 매입형 비상탈출장치