JP2582705Y2 - 冷温器 - Google Patents

冷温器

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JP2582705Y2
JP2582705Y2 JP8006492U JP8006492U JP2582705Y2 JP 2582705 Y2 JP2582705 Y2 JP 2582705Y2 JP 8006492 U JP8006492 U JP 8006492U JP 8006492 U JP8006492 U JP 8006492U JP 2582705 Y2 JP2582705 Y2 JP 2582705Y2
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元明 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、体表より全身的・局所
的に適正な物理的刺激を生体におよぼし、心身両面の効
果的な生体反応を期待する温熱刺激療法に使用する冷温
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷温器を手指をもって操作し、体表より
全身的・局所的に温灸、指圧、マッサージの原理を総括
した物理的刺激を生体におよぼし、心身両面の効果的な
生体反応により病気を治療すると同時に、健康増進、疲
労回復、病気の予防を目的とする温熱刺激療法は、科学
的な家庭療法としてよく知られている。
【0003】図4は従来のこの種冷温器の分解斜視図で
ある。図において、2は金属材料からなる有底円筒状の
外管で、底部には細孔3が設けられており、また、底部
に近接して外周の長さ方向に複数の通気孔4が形成され
ている。5は金属材料からなり、外管1内に挿入される
有底円筒状の内管で、底部には線香挿入孔6が開口され
ており、他端には頭部7が設けられている。8は底部に
近接して長さ方向に開口された線香操作孔で、底部側に
は切起しによって形成された一対の線香保持用ばね9が
設けられている。10は特殊な材料からなる線香であ
る。
【0004】上記のような冷温器を組立てるには、内管
5の線香挿入孔6から内管5内に線香10を挿入し、先
端部を底部から突出させた状態で線香保持用ばね9によ
り両側から保持する。ついで、内管5を外管2内に挿入
し、線香10の突出部を外管2の通気孔4の付近に位置
させる。このときの状態を図5に示す。
【0005】次に、上記のように構成した冷温器1によ
る治療方法の一例を説明する。先ず、内管2内に挿入す
る前に、内管5から突出した線香10の先端部に点火
し、これを外管2内に挿入する。このとき、線香10の
先端部を外管2の細孔3から5mm程度離して保持す
る。この状態で図6に示すように手指で外管2と内管5
を同時に握り、例えば、冷温器1の先端部で全身的又は
局所的に摩擦し、あるいは冷温器1を垂直に立てて底部
を皮膚に圧迫させる。これにより、線香10からの熱エ
ネルギーと通気孔4からの煙に含まれる薬効との相乗作
用により種々の病気を効果的に治療し、また、健康を増
進する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記のように冷温器1
による温熱刺激療法はきわめて有効なものであるが、治
療中線香10の先端部を常に冷温器1の細孔3から5m
m程度離しておかなければならない。しかしながら、内
管5は外管2にゆるく嵌入されているため自重により自
然降下してしまうので、外管2と内管5を同時に固定し
て保持しなければならず、治療中も常に図6に示すよう
に、親指を内管5の頭部7に当てて線香10の燃焼に合
わせて内管5の位置を調整しなければならず、きわめて
面倒である。特に、2本の冷温器1を握って治療を行な
う治療法の場合は、2本の冷温器1の内管5の位置を1
本の指で調整しなければならないので、さらに面倒であ
る。
【0007】本考案は、上記の課題を解決すべくなされ
たもので、内管が自然降下せず、その上位置調整が容易
で使い勝手のよい冷温器を得ることを目的としたもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案に係る冷温器は、
底部に細孔を有し、底部に近接して外周の長さ方向に複
数の通気孔が設けられた外管と、底部に線香挿入孔を有
し底部に近接して線香保持用ばねが設けられて外管内に
挿入される内管と、先端部が外部に突出した状態で内管
内に保持される線香とからなり、内管の外径とほぼ等し
い内径の第1の貫通穴と、外管の外径とほぼ等しい内径
で第1の貫通穴に連通する第2の貫通穴とが設けられた
保持具の第1の貫通穴に内管を嵌入すると共に、内管と
保持具の第2の貫通穴との間に外管の一部を嵌入したも
のである。
【0009】また、上記の冷温器において、保持具の第
1、第2の貫通穴の内壁に複数の突条又は突出部を設
け、あるいは、上記第1、第2の貫通穴をそれぞれ開口
部から内側に向って縮径するテーパー状に形成したもの
である。
【0010】
【作用】内管の線香挿入口から線香を挿入し、一部が外
部に突出した状態で線香保持用ばねにより保持する。つ
いで、保持具の第1の貫通穴に内管を嵌入し、線香の突
出部に点火する。そして、内管を外管内に挿入して内管
と保持具の第2の貫通穴との間に外管の一部を嵌入し、
線香の先端部が外管の細孔から所定の距離だけ離れた位
置にあるようにすれば、内管は保持具の摩擦力によりそ
の位置に保持される。治療中に線香が燃焼して短かくな
ると、内管を指で押圧し、保持具の摩擦力に抗して下降
させ、線香の先端部を常に所定の位置に保持する。
【0011】
【実施例】図1は本考案実施例の分解斜視図である。な
お、図4、図5の従来例と同じ部分にはこれと同じ符号
を付し、説明を省略する。11は耐熱性合成樹脂、硬質
ゴム等からなる円筒状の保持具で、その実施例を図3に
示す。
【0012】図3において、12は保持具11の一端か
ら全長Lの例えば1/4〜1/5のL2 の範囲に設けら
れた第1の貫通穴で、その内径D4 は内管5の外径D2
とほぼ等しく形成されている。また、13は他端から第
1の貫通穴12に連通して設けられた第2の貫通穴で、
開口部側から第1の貫通穴12に向って縮径されたテー
パー状に形成されており、第1の貫通穴12との連通部
の内径D3 は、外管2の外径D1 とほぼ等しく形成され
ている。なお、14は第1の貫通穴12と第2の貫通穴
13との連通部に形成された段部である。15,16は
第1、第2の貫通穴12,13の内壁から中心部に向っ
て僅かに突設された突条、17は保持具12の外周に設
けた例えばしぼ模様の如きすべり止め用の凹凸部であ
る。
【0013】次に、上記のように構成した本考案の作用
を説明する。先ず、線香10が装着された内管5を保持
具11の第1の貫通穴12に嵌入する。これにより、内
管5は第1の貫通穴12に設けた突条15により保持さ
れる。この状態で線香10に点火する。ついで、外管2
内に内管5を挿入し、外管2の端部を内管5と保持具1
2との間に、その先端部が段部15に当接するまで嵌入
する。これにより、外管5は第2の貫通穴13に設けた
突条16によって保持される。このときの状態を図2に
示す。
【0014】このようにして、外管2と内管5は保持具
12に設けた突条15,16の摩擦抵抗によって保持具
12に保持されているので、自重により内管5が下降す
るおそれはない。治療中に線香が燃焼して短かくなった
ときは、内管5の頭部7を指で圧下し、突条15,16
の摩擦に抗して内管5を所定の位置まで下降させればよ
い。
【0015】上記の説明では、保持具12の第1、第2
の貫通穴12,13の内壁に、中心部側に僅かに突出す
る複数の突条15,16を設けた場合を示したが、突条
15,16に代えてそれぞれ複数個の突出部を設けても
よく、あるいは第1、第2の貫通穴12,13をそれぞ
れテーパー状に形成し、突条15,16あるいは突出部
を省略してもよい。
【0016】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案に係る冷温
器は外管と内管を一つの保持器で摩擦保持するようにし
たので、治療中に内管が自重により下降するおそれがな
く、また、治療中に線香が燃焼したときは内管を指で圧
下して下降させることにより、線香の先端部を常に所定
の位置に保持することができるので、使い勝手のよい冷
温器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の分解斜視図である。
【図2】図1の組立図である。
【図3】(a)は本考案の要部をなす保持具の実施例の
断面図、(b)はその左側面図、(c)は右側面図であ
る。
【図4】従来の冷温器の分解斜視図である。
【図5】図4の組立図である。
【図6】冷温器の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 冷温器 2 外管 3 細孔 4 通気孔 5 内管 6 線香挿入孔 9 線香保持用ばね 10 線香 11 保持具 12 第1の貫通穴 13 第2の貫通穴 15,16 突条

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に細孔を有し該底部に近接して複数
    の通気孔が設けられた外管と、底部に線香挿入孔を有し
    該底部に近接して線香保持用ばねが設けられ前記外管内
    に挿入される内管と、先端部が外部に突出した状態で前
    記内管内に保持される線香とからなり、 前記内管の外径とほぼ等しい内径の第1の貫通穴と、前
    記外管の外径とほぼ等しい内径で前記第1の貫通穴に連
    通する第2の貫通穴とが設けられた保持具の第1の貫通
    穴に前記内管を嵌入すると共に、該内管と前記保持具の
    第2の貫通穴との間に前記外管の一部を嵌入したことを
    特徴とする冷温器。
  2. 【請求項2】 保持具の第1、第2の貫通穴の内壁にそ
    れぞれ複数の突条又は突出部を設けたことを特徴とする
    請求項1記載の冷温器。
  3. 【請求項3】 保持具の第1、第2の貫通穴を、それぞ
    れ開口部から内側に向って縮径するテーパー状に形成し
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の冷温器。
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