JP2582060B2 - 指針式タイマ−時計 - Google Patents

指針式タイマ−時計

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JP2582060B2
JP2582060B2 JP61303034A JP30303486A JP2582060B2 JP 2582060 B2 JP2582060 B2 JP 2582060B2 JP 61303034 A JP61303034 A JP 61303034A JP 30303486 A JP30303486 A JP 30303486A JP 2582060 B2 JP2582060 B2 JP 2582060B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタイマー機能を備えた指針式電子時計に関す
る。更に詳しくは、指針式電子時計に於いて文字板上に
形成された窓部に表われる数字を用いた窓部表示タイマ
ーの改良に関する。
〔従来の技術〕
指針式時計の付加機能としてカレンダ機能やアラーム
機能に比べタイマー機能を有する商品の開発が遅れてい
る。その理由として、タイマー設定時間の目安に何を用
いたら良いのか苦慮する点である。最近になってタイマ
ー設定時間の目安に時計ケースの円周上のベゼルを用い
たものが商品化されたが、本来時計になかった商品をか
なり追加しておりコスト高となっている。
そこで、指針式カレンダ時計で日付が表示されていた
窓部を用いてタイマー設定時間の目安とする事が考えら
れる。類似の発想として特開昭52−110068号に、アラー
ム設定時刻の目安としてカレンダ時計の曜日あるいは日
付が表示されていた窓部を用いた曜板と日板を時円板と
分円板に替える事でアラーム設定時刻を表示するものが
ある。
このように、環状の円板に文字や数字が印刷されたも
のを回転させることによって得られる文字板に形成され
た窓部での表示を目安とする方法ではカレンダ時計の部
品及び機構を数多く利用できるので有力な方式といえ
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし窓部表示を目安とする指針式タイマー時計にお
いて前述の特開昭52−110068号のアラーム設定時刻の目
安に窓部表示を用いた場合と同様に窓部表示をタイマー
時間の設定のみに用いると、タイマーを設定してスター
ト後に窓部表示は初めのタイマー設定時間のままであ
り、タイマースタート中に随時タイマーの残存時間を窓
部表示にて携帯者が知る事ができず問題であった。デジ
タル式のタイマー時計では、タイマースタート中に随時
タイマーの残存時間を携帯者が知る事ができる様になっ
ており、タイマースタート中にタイマー残存時間を知る
事ができない仕様では携帯者は満足し得ない。
本発明は以上のような問題点を解消させ携帯者に満足
してもらえるタイマー時間の目安に窓部表示を用いた指
針式タイマー時計を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 時刻を指針及び文字板によってアナログ表示する時刻
表示装置と、タイマー時間目安部材である数字を円周上
に有する数字表示円板と、前記文字板に形成され前記数
字表示円板の数字のうち少なくとも一部をタイマー時間
として透視する窓部とを備えた指針式時計に於いて、前
記数字表示円板を駆動するための円板駆動手段と、タイ
マー時間の情報を記憶可能なタイマーカウンタと、該タ
イマーカウンタにタイマー時間の情報を書込むタイマー
セット手段と、タイマー機能をスタートするためのタイ
マースタート手段と、前記タイマーメモリからの情報に
基づきタイマーのタイムアップ警報音を発生するタイマ
ー音発生手段とを有し、前記タイマースタート手段に制
御されタイマークロックを出力するタイマークロック発
生手段を設け、該タイマークロック発生手段からのタイ
マークロックを前記タイマーカウンタと前記円板駆動手
段に供給する事によりタイマーカウンタを減算動作され
るのに同期して前記数字表示円板を駆動する様に構成し
た事を特徴とする。
〔実施例〕
以下図面により本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明を使用した指針式タイマー時計の外観
図を示しており、111は時計ケース、100は文字板、101
は文字板の一部に設けられた窓部、102は時針、103は分
針であり、該時計102、分針103、及び前記文字板100は
時刻をアナログ表示する時刻表示装置を構成する。
104はタイマー時間と目付の共用の目安部材である数
字表示円板であり、該数字表示円板104の一部が窓部101
から見えている。時計ケース111の側面には、リューズ1
05、モード切換ボタン106、タイマーセットボタン107、
タイマースタートボタ108、時刻セットボタン109、初期
セットボタン110を有しており、リューズ105は後述のリ
セットスイッチ11を動作させ、モード切換ボタン106は
プッシュ・プル・タイプのボタンであり後述のモードス
イッチ14を動作させ、タイマーセットボタン107は後述
のタイマーセットスイッチ13を動作させ、タイマースタ
ートボタン108は後述のタイマースタートスイッチ16を
動作させ、時刻セットボタン109は後述の時刻セットス
イッチ12を動作させ、初期セットボタン110は後述の初
期セットスイッチ15を動作させる。
第2図は第1図における前記数字表示円板104の全体
を示す斜視図であり、204は前記数字表示円板104の円周
上に刻印された0〜30、の数字であり、該数字204を
日付と30分タイマーに本実施例では共用するために、31
日とタイマー時間0分の共通表示としてを設けた。
また、数字表示円板104は後述する円板駆動手段によ
り駆動される。
第3図は第1図に示した指針式タイマー時計の実施例
の回路ブロック線図である。本実施例は前記数字表示円
板104の数字204を日付と30分タイマーに共用し、指針は
1分運針しており時刻が午前0時0分になると通常モー
ドでは前記数字表示円板104を駆動する事で1日分の日
送りを行い、またタイマーモードのタイマースタート中
にタイマーのタイムアップまで残存時間を随時前記窓部
101にて分表示する指針式タイマー時計である。
以下第3図を説明する。
文字板100、窓部101、時針102、分針103及び数字表示
円板104の第1図との同一番号は、同一要素なので説明
を省略する。
301は時間基準源であり、時間基準信号P301(32768H
z)を発生する。
302は分周回路であり、前記時間基準源301からの時間
基準信号P301を入力とする複数段の分周器より成り分周
信号P302の信号群を出力する。
1はスイッチ回路であり、11、12、13、14、15及び16
は、第1図で説明したリセットスイッチ、時刻セットス
イッチ、タイマーセットスイッチ、モードスイッチ、初
期セットスイッチ及びタイマースタートスイッチの6個
のスイッチを有し、それぞれのスイッチはリセット信号
P11、時刻セットP12、タイマーセット信号P13、モード
信号P14、初期セット信号P15及びタイマースタート信号
P16を出力する。
また前記スイッチ回路1は、INV17及び18を有し、INV
17は前記リセットスイッチ11からのリセット信号P11
入力とし反転された信号であるリセット反転信号P17
出力し、INV18は前記モードスイッチ14からのモード信
号P14を入力とし反転された信号であるモード反転信号P
18を出力する。
2は時刻表示手段であり、時刻信号発生回路第21、時
刻電磁修正回路22、2入力アンドゲート23(以下AND)
と2入力オアゲート24(以下OR)より構成される。
時刻信号発生回路21は前記分周回路302からの所定の
分周信号P302と前記スイッチ回路1からリセット反転信
号P17を入力とし、前記リセット反転信号P17が“H"レベ
ルの第1図のリューズ105が押し込まれている時に時刻
駆動用の1分周期である時刻信号P21を出力する。
AND23の一方の入力端子には前記スイッチ回路1から
のリセット信号P11が入力され、もう一方の入力端子に
はスイッチ回路1からの時刻セット信号P12が入力され
る。時刻電磁修正回路22は前記分周回路302からの所定
の分周信号P302と前記AND23からの出力信号を入力と
し、前記リセット信号P11と前記時刻セット信号P12が共
に“H"レベルすなわち第1図のリューズ105が引かれて
いる状態で時刻セットボタン109の操作に従い時刻電磁
修正用の時刻修正信号P22を出力する。OR24の一方の入
力端子には前記時刻信号P21が入力され、もう一方の入
力端子には前記時刻修正信号P22が入力され、出力端子
からは時刻表示信号P2が出力される。
400は遅針駆動手段であり、指針駆動回路404と第1の
モータ402とにより構成される。指針駆動回路401は前記
時刻表示手段2からの時刻表示信号P2が入力され、出力
端子から指針駆動信号P401を出力する。該指針駆動信号
P401は前記第1のモータ402は供給される事により、第
1のモータ402に連動する前記分針103を駆動して分針10
3とメカ的に連動する前記時針102と合わせて運針表示を
行う。
3は日付表示手段であり、日送り信号発生回路31、円
板電磁修正回路32、2入力アンドゲート33(以下AN
D)、2入力アンドゲート34(以下AND)、2入力オアゲ
ート35(以下OR)と計時カウンタ36より構成される。計
時カウンタ36は計数値が時計102、分針103及び文字板10
0より表示される時刻に対応し、さらに60進部37と24進
部38より成る。前記60進部37は60進のカウンタであり、
入力端子Iには前記時刻表示手段2からの時刻表示信号
P2が入力され、入力端子Rには前記スイッチ回路1から
の初期セット信号P15が入力される。
前記24進部38は24進のカウンタであり、入力端子Iに
は前記60進部37の最終出力段である60進の信号を出力す
る出力端子Qに接続され、入力端子Rには前記初期セッ
ト信号P15が入力され、出力端子Qからは最終出力段で
ある24進の日送りのタイミングである日送りタイミング
信号P38を出力する。
前記AND33の第1の入力端子には前記スイッチ回路1
からのリセット反転信号P17が入力され、第2の入力端
子には前記計時カウンタ36からの日送りタイミング信号
P36が入力される。
前記日送り信号発生回路31は前記分周回路302からの
所定の分周信号P302と前記AND33からの出力信号を入力
とし、前記リセット反転信号P17が“H"レベルすなわち
第1図のリューズ105が押し込まれている時には常に前
記日送りタイミング信号P36のタイミングに従い上記モ
ードでは24時間周期である日送り駆動用の日送り信号P
31を出力する。
前記AND34の一方の入力端子には前記スイッチ回路1
からのリセット信号P11が入力され、もう一方の入力端
子にはスイッチ回路1からのタイマーセット信号P13
入力される。
前記円板電磁修正回路32は前記分周回路302からの所
定の分周信号P302と前記AND34からの出力信号を入力と
し、前記リセット信号P11が“H"レベルすなわち第1図
のリューズ105が引かれている状態で、ここでは円板電
磁修正用のボタンとして用いられるタイマーセットボタ
ン107の操作に従い円板電磁修正用の円板修正信号P32
出力する。
前記OR35の一方の入力端子には前記日送り信号P31
入力され、もう一方の入力端子には前記円板修正信号P
32が入力され、出力端子からは日付表示信号P3が出力さ
れる。
4はモード切換手段であり、早送り信号発生回路41、
Dタイプ−プリップフロップ回路42、43(以下D−F
F)、2入力アンドゲート44、45(以下AND)と2入力オ
アゲート46(以下OR)より構成される。
早送り信号発生回路41は前記分周回路302からの所定
の分周信号P302を入力とし、32Hzの日板早送り駆動用の
早送り信号P41を出力する。D−FF42の入力端子DはVDD
端子に接続され、入力端子CLは前記スイッチ回路1から
のモード信号P14を入力とし、入力端子Rは後述する計
数演算手段9からのアップ0検出信号P94を入力とす
る。そして、前記D−FF42の出力端子Qからは第1図の
モード切換ボタン106を押してある状態から引き出す操
作すなわちタイマーモードへの切換操作に基づいてタイ
マーモードへ移行する時に早送り切換の制御を行うタイ
マー移行制御信号P42が出力される。
D−FF43の入力端子DはVDD端子に接続され、入力端
子CLはスイッチ回路1からのモード反転信号P18を入力
とし、入力端子Rは後述する計数演算手段9からの一致
検出信号P93を入力とする。
そして、前記D−FF43の出力端子Qからは第1図のモ
ード切換ボタン106を引いてある状態から押し込む操作
すなわち日付表示(通常)モードへの切換操作に基づい
て日付表示モードへ移行する時に早送り切換の制御を行
う日付移行制御信号P43が出力される。
前記AND44の一方の入力端子には前記早送り信号P41
入力され、もう一方の入力端子には前記タイマー移行制
御信号P42が入力される。
前記AND45の一方の入力端子には早送り信号P41が入力
され、もう一方の入力端子には前記日付移行制御信号P
43が入力される。前記OR46の一方の入力端子にはAND44
からの出力信号が入力され、もう一方の入力端子にはAN
D45からの出力信号が入力され、出力端子からはモード
切換信号P4を出力する。
5はタイマーセット手段であり、セット信号発生回路
51と3入力アンドゲート52(以下AND)により構成され
る。AND52の第1の入力端子には前記スイッチ回路1か
らのタイマーセット信号P13が入力され、第2の入力端
子にはスイッチ回路1からのリセット反転信号P17が入
力され、第3の入力端子にはスイッチ回路1からのモー
ド信号P14が入力される。
セット信号発生回路51は前記分周回路302からの所定
の分周信号P302と前記AND52からの出力信号を入力と
し、前記リセット反転信号P17と前記モード信号P14が共
に“H"レベルすなわち第1図のリューズ105が押し込ま
れていて、モード切換ボタン106が引き出されたタイマ
ーモード時にタイマーセットボタン107の操作に従いタ
イマーをセットするためのセット信号P5を出力する。
6はタイマースタート手段であり、3入力オアゲート
61(以下OR)とDタイプ−フリップフロップ62(以下D
−FF)より構成される。
OR61の第1の入力端子には前記スイッチ回路1からの
モード反転信号P18が入力され、第2の入力端子には後
述する計数演算手段9からのアップ0検出信号P94が入
力され、第3の入力端子には後述する計数演算手段9か
らのダウン0検出信号P95が入力される。
D−FF62の入力端子DはVDD端子に接続され、入力端
子CLにはスイッチ回路1からのタイマースタート信号P
16が入力され、入力端子Rには前記OR61からの出力信号
が入力される。
そして、D−FF62は出力端子QBからCL端子が“L"レベ
ルから“H"レベルへの変化すなわち第1図におけるタイ
マースタートボタン108を押すスタート操作に基づい
て、タイマースタート制御用の“L"レベルのスタート信
号P6を出力する。
7はタイマーロック発生手段であり、分周部71とクロ
ック発生部72より構成される。分周部71は複数段の分周
器より成り入力端子Rが“L"レベルの時のみ分周動作を
行なう。分周部71の入力端子Iには前記時間基準源301
からの時間基準信号P301が入力され、入力端子Rには前
記タイマースタート手段6からのスタート信号P6が入力
されており、スタート信号P6は停止時に“H"レベルであ
りスタート時に“L"レベルなのでスタート中のみ分周動
作を行いタイマー分周信号P71の信号群を出力する。
クロック発生部72は前記分周部71からの所定のタイマ
ー分周信号P71を入力とし、タイマースタート中にタイ
マー残存時間を制御するための1分周期のタイマークロ
ックP7を出力する。
8は円板駆動手段であり、逆転信号発生回路81、4入
力オアゲート82(以下OR)、2入力オアゲート83(以下
OR)、円板駆動回路84、第2のモータ85と2入力アンド
ゲート86(以下AND)により構成される。
逆転信号発生手段81は前記分周回路302からの所定の
分周信号P302と前記タイマークロック発生手段7からの
タイマークロックP7を入力とし、前記タイマークロック
P7のタイミングに従い1分周期の円板逆転駆動用の逆転
信号P81を出力する。
AND86の一方の入力端子には前記スイッチ回路1から
のモード反転信号P15が入力され、もう一方の入力端子
には前記日送り信号発生回路31からの日送り信号P31
入力され、前記モード反転信号P13が“H"レベルすなわ
ち第1図のモード切換ボタン106が押し込まれた通常モ
ード時のみ出力端子から前記日送り信号P31が出力され
る。
OR82の第1の入力端子には該AND86からの出力信号が
入力され、第2の入力端子には前記円板電磁修正回路32
からの円板修正信号P32が入力され、第3の入力端子に
は前記タイマーセット手段5からのセット信号P5が入力
され、第4の入力端子には前記モード切換手段4からの
モード切換信号P4が入力される。
OR83の一方の入力端子にはOR82からの出力信号が入力
され、もう一方の入力端子には逆転信号発生回路81から
の逆転信号P81が入力される。円板駆動回路84はOR83か
らの出力信号が入力され、出力端子から数字表示円板10
4を駆動できる円板駆動信号P84を出力する。
該円板駆動信号P84は第2のモータ85に供給される事
により、第2のモータ85に連動する前記数字表示円板10
4を駆動して窓部101にてモードに応じた数字表示を行
う。
9は計数演算手段であり、日付カウンタ91、円板位置
カウンタ92、一致検出回路93、アップ0検出回路94とダ
ウン0検出回路95により構成される。日付カウンタ91は
計数値が日付に対応する31進のアップ・カウンタであ
り、入力端子UPへの信号に従いアップカウントし、入力
端子Rへの“H"レベルの信号により計数値が“0"にリセ
ットされる。
前記日付カウンタ91の入力端子UPには前記日付表示手
段3からの日付表示信号P3が入力され、入力端子Rには
前記スイッチ回路1からの初期セット信号P15が入力さ
れ、出力端子Qから日付の計数値の信号群である日付計
数信号P91が出力される。
円板位置カウンタ92は計数値が前記数字表示円板104
の位置に対応してタイマーカウンタとして機能する31進
のアップ・ダウン・カウンタで、タイマーモード時には
タイマー時間の情報を記憶可能なタイマーカウンタとし
て機能し、入力端子UPへの信号に従いアップカウント
し、入力端子DOWNへの信号に従いダウンカウントし、入
力端子Rへの“H"レベルの信号により計数値が“0"にリ
セットされる。
前記円板位置カウンタ92の入力端子UPには前記円板駆
動手段8のOR82からの出力信号が入力され、入力端子DO
WNには前記タイマークロック発生手段7からのタイマー
クロックP7が入力され、入力端子Rに前記スイッチ回路
1からの初期セット信号P15が入力され、出力端子Qか
ら円板位置の計数値の信号群である円板位置計数信号P
92が出力される。
一致検出回路93は前記日付計数信号P91と前記円板位
置計数信号P92とを入力とし、2つの入力信号の計数値
が一致した事を検出すると一致検出信号P93を出力す
る。
アップ0検出回路94は前記円板位置計数信号P92を入
力とし、前記円板位置カウンタがアップカウントしてき
て計数値が“0"となった事を検出した時にアップ0検出
信号P94を出力する。
ダウン0検出回路95は円板位置計数信号P92を入力と
し、前記円板位置カウンタ92がダウンカウントしてきて
計数値が“0"となった事を検出した時にダウン0検出信
号P95を検出する。
500はタイマー音発生手段であり、ブザー用信号発生
回路501とブザー502とにより構成される。
ブザー用信号発生回路501は、前記分周回路302からの
所定の分周信号P302と前記ダウン0検出回路P95を入力
とし、ダウン0検出信号P95の出力タイミングに従い数
十秒間にわたりブザー駆動用のブザー用信号P501を出力
する。
ブザー502に前記ブザー用信号発生回路501からのブザ
ー用信号P501が供給される事によりタイマーがタイムア
ップすると数十秒間のタイムアップ警報音が発生する。
次に上記構成を有する指針式タイマー時計の動作を第
1図及び第3図を参照しながら説明する。
まず初めに、時刻と前記計時カウンタ36の計数値との
対応関係、日付及び数字表示円板104と前記日付カウン
タ91及び円板位置カウンタ92の計数値との対応関係をイ
ニシャライズするための初期設定の動作を説明する。
リューズ105を引き出した時計リセット状態で時刻リ
セットボタン109の操作を行うと時刻表示手段2から時
刻修正信号P22が時刻表示信号P2として出力し、運針駆
動手段400を介して時針102・分針103が駆動され、時刻
修正が行われる。
そして、上記時刻修正により時針102・分針103を12時
00分(0時00分)に合わせる。リューズ105を引き出し
た計時リセット状態で円板電磁修正用のボタンとして、
ここでは用いられるタイマーセットボタン107の操作を
行うと日付表示手段3から円板修正信号P32が出力し、
円板駆動手段8を介して数字表示円板104が駆動され、
日付修正が行われる。
そして、上記日付修正により窓部101にを合わせ
る。この時刻が0時00分で日付がの時計リセット状態
で初期セットボタ110を押す。すると、計時カウンタ3
6、日付カウンタ91及び円板位置カウンタ92がリセット
され各々の計数値が“0"となり、初期設定される。
この初期設定で、時刻と計時カウンタ36の計数値との
対応関係がイニシャライズされた事で時計リセット解除
状態において丁度夜中の0時00分に日送り信号発生回路
31から日送り信号P31が出力され円板駆動手段8を介し
て日送りが行なわれ、日付及び数字表示円板104と日付
カウンタ91及び円板位置カウンタ92の計数値との対応関
係がイニシャライズされた事で数字表示円板104のモー
ド切換時のタイマーモードへの切換で窓部101の表示が
丁度(タイマー時間=0分)となり、通常モードへの
切換で窓部101の表示が日付に正確に戻る。
次に、引き続きリューズ105を引き出した時計リセッ
ト状態のまま現存時刻及び現存の日付に合わせる動作を
説明する。
まず時刻セットボタン109を操作して時刻を午後7時0
2分(現存の時刻とする)に合わせる。先程の0時00分
からの修正では19時間と2分を駆動する時刻修正信号P
22(19×60+2=1142発)が出力され、また時刻修正信
号P22は時刻表示信号P2として計時カウンタ36にも供給
され、計時カウンタ36の24進部38の計数値が“19"、60
進部37の計数値が“2"となっている。
またタイマーセットボタン107を操作し日付を6日
(現存の日付とする)に合わせる。先程のからの修正
では6日分を駆動する円板修正信号P32(6発)が出力
される。
また円板修正信号P32は日付表示信号P3として日付カ
ウンタ91に、円板駆動手段8のOR82からの出力信号とし
て円板位置カウンタ92にも供給され、日付カウンタ91及
び円板位置カウンタ92の計数値がアップカウントされ
“6"となっている。
次に、上記時計リセット状態からリューズ105を押し
込んだ後の時計リセット解除状態の動作を説明する。
(この時モード切換ボタン106は押し込まれた通常モー
ドとする。)時計リセット解除状態となると時刻信号発
生回路21から1分周期に時刻信号P21が出力される様に
なり時刻表示信号P2として運針駆動手段400を介して時
針102・分針103を1分運針させる。
また時刻信号P21は時刻表示信号P2として計時カウン
タ36にも供給された計数値が時刻に対応して1分周期で
“1"ずつ加算される。
そして、やがて時刻が夜中の12時00分(0時00分)に
なると計時カウンタ36の計数値は一周して“0"となり、
計時カンウンタ36から日送りタイミング信号P36が出力
され、該信号のタイミングに従い日送り信号発生回路31
から日送り信号P31が出力され円板駆動手段8を介して
数字表示円板104が駆動され、ここでは日付である窓部1
01の表示は6日から7日になる。
同時に日送り信号P31は、日付表示信号P3として日付
カウンタ91に、円板駆動手段8のOR82からの出力信号と
して円板位置カウンタ92にも供給され、日付カウンタ91
及び円板位置カウンタ92の各々の計数値に日付に対応し
て“1"加算され、各々の計数値は“7"となる。
次に、上記通常モード切換ボタン106を引き出した後
の動作を説明する。モード切換ボタン106が引き出され
るとモード切換手段4のD−FF42からタイマー移動制御
信号P42が出力され、モード切換手段4から32Hzの早送
り信号P41がモード切換信号P4として出力され円板駆動
手段8によって数字表示円板104が早送り駆動される。
同時に早送り信号P41は円板駆動手段8のOR82からの
出力信号として円板位置カウンタ92にも供給され、円板
位置カウンタ92の計数値は32Hzで“1"ずつ加算される。
そして、円板位置カウンタ92の計数値が一周して“0"
となるとアップ0検出回路94からアップ0検出信号P94
が出力され、アップ0検出信号P94によってD−FF42の
タイマー移行制御信号P42がリセットされモード切換手
段4からのモード切換信号P4としての早送り信号P41
出力は停止する。
すなわち、先程の円板位置カウンタ92の計数値“7"か
ら一周して“0"まで24発加算され、計数値に対応する窓
部101の表示が(ここではタイマー時間=0分を表わ
す)まで数字表示円板104を早送り駆動された後に停止
し、タイマーモードへの移行が終了する。
一方、日付カウンタ91は引き続き現存の日付を計数す
る。
次に、上記タイマーモードにおけるタイマーの設定時
間のセットの動作を説明する。タイマーセットボタ107
の操作を行うと、タイマーセット手段5からセット信号
P5が出力され円板駆動手段8によってタイマーセットボ
タ107の操作に従い数字表示円板104が駆動され窓部101
にタイマー設定時間が表示される。
今、タイマー設定時間として20分を設定を行うと、セ
ット信号P5が20発出力され窓部101にタイマー設定時間
の20分が表示されると共に、円板駆動手段8のOR82の出
力信号としては20発のセット信号P5が円板位置カウンタ
92にも供給され、円板位置カウンタ92の計数値はアップ
カウントされて“20"となる。一方日付カウンタ91は引
き続き現存の日付を計数する。
次に、本発明を説明する上で最も重要な動作である上
記タイマー設定モードからタイマーをスタートした後の
動作を説明する。
タイマースタートボタン108を押すと、タイマースタ
ート手段6のスタート信号P6が“H"レベルから“L"レベ
ルとなりタイマークロック発生手段7の分周部71のリセ
ットが解除されタイマークロック発生手段7から1分周
期のタイマークロックP7が出力される。
タイマークロック信号P7が円板位置カウンタ92に供給
する事により円板位置カウンタ92の減算動作である計数
値を1分周期で“1"ずつダウンカウントさせる。
また、タイマーのスタート中にタイマークロック発生
手段7からのタイマークロックP7はこの時にはタイマー
カウンタである円板位置カウンタ92に供給されると共
に、円板駆動手段8の逆転信号発生回路81に供給する事
により逆転信号発生回路81から1分周部の円板逆転駆動
用の逆転信号P81が出力され、円板駆動信号P84として数
字表示円板104を1分に1ステップ逆転駆動させる。
すなわち、タイマーのスタート後にタイマーの残存時
間を計数する円板位置カウンタ92の計数値を1分周期で
“1"ずつダウンカウントする事に同期して、数字表示円
板104を1分に1ステップ逆転駆動させる事で窓部101か
ら表示される数字204(ここでは、20、19、…2、1)
にてタイマーの残存時間が表わされる。
タイマーをスタートさせて20分後の20発目のタイマー
クロック信号P7により円板位置カウンタ92の計数値は
“0"となり、窓部101から見える数字204が1からに換
わりタイマー時間が0分となり、タイマーがタイムアッ
プした事が示される。
それと同時にダウン0検出回路95からダウン0検出信
号P95が出力されダウン0検出信号P95に基づいてブザー
用信号発生回路501からブザー用信号P501が出力され、
数十秒間のタイマーのタイムアップ警報音が鳴るととも
にタイマースタート手段6からスタート信号P6は“L"レ
ベルから“H"レベルに戻りタイマーストップ状態に戻
る。
次に上記のタイマーがタイムアップした後のタイマー
モードからモード切換ボタン106を押し込んだ後の動作
を説明する。モード切換ボタン106が押し込まれるとモ
ード切換手段4のD−FF43から日付移行制御信号P43
出力され、モード切換手段4から32Hzの早送り信号P41
がモード切換信号P4として出力され円板駆動手段8によ
って数字表示円板104が早送り駆動される。
同時に早送り信号P41は円板駆動手段8のOR82からの
出力信号として円板位置カウンタ92にも供給され、円板
位置カウンタ92の計数値は32Hzで“1"ずつ加算される。
そして、円板位置カウンタ92の計数値が、日付の7日
を計数している日付カウンタ91の計数値の“7"と一致す
ると一致検出回路93から一致検出信号P93が出力され、
一致検出信号P93によってD−FF43の日付移行制御信号P
43がリセットされモード切換手段4からのモード切換信
号P4としての早送り信号P41の出力は停止する。先程の
円板位置カウンタ92の計数値“0"から“7"まで7発加算
され、計数値に対応する窓部101の表示がから7(こ
こでは7日を表わす)まで数字表示円板104を早送り駆
動された後に停止し、通常モードへ戻る移行動作が終了
する。
そして、通常モードに復帰後は前述の通常モードの動
作を行う。
以上の説明で明らかなようにタイマーのスタート中に
はタイマークロック発生手段7からのタイマークロック
P7を、円板位置カウンタ92に供給すると共に、円板駆動
手段8に供給する事によりタイマーカウンタである円板
位置カウンタ92の計数値を1分周期で“1"ずつ減算動作
させるのに同期して数字表示円板104を1分に1ステッ
プ逆転駆動させて窓部101から表示される数字204を変え
る事でタイマーの残存時間を随時窓部101に表われる様
にした。
また本実施例では数字表示円板104をタイマー時間と
日付の共用の目安部材とし、窓部101から表示される数
字204はタイマーモードの時にはタイマー時間であり通
常モードの時には日付である場合だったが、本発明は数
字表示円板104をタイマー時間の費用とし、窓部101から
表示される数字204が常にタイマー時間である場合も当
然含まれる。
〔発明の効果〕
上記のごとく本発明によれば、指針式電子時計の文字
板に設けた表示窓内の数字表示円板を用いてタイマー時
間のセットを行うとともに、タイマー動作中には前記数
字表示円板を減算方向に回転させることにより残存時間
表示を行わせることが出来るため、デジタル時計に於け
るタイマー機能と同様、極めて使いやすいものとするこ
とが出来る。
さらに本実施例のごとく数字表示板として従来のカレ
ンダー機能に於ける日板を兼用した場合には、機構部品
の追加を最小限とし、回路の追加のみによって機能性を
アップすることが可能となり、指針式電子時計の機能性
向上に大なる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を使用した指針式タイマー時計の外観
図、 第2図は第1図における数字表示円板の全体を示す斜視
図、 第3図は第1図に示した指針式タイマー時計の実施例の
回路ブロック線図である。 5……タイマーセット手段、 6……タイマースタート手段、 7……タイマークロック発生手段、 8……円板駆動手段、 92……円板位置カウンタ、 100……文字板、 101……窓部、 104……数字表示円板、 500……タイマー音発生手段。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時刻を指針及び文字板によってアナログ表
    示する時刻表示装置と、数字を円周上に有しカレンダ機
    能を表示する日板と、前記文字板に形成されたカレンダ
    表示窓部とを備えた指針式時計において、前記日板を駆
    動するための日板駆動手段と、カレンダの情報を記憶可
    能なカレンダカウンタと、前記日板の位置に同期しタイ
    マー時間の情報を記憶可能なタイマーカウンタと、該タ
    イマーカウンタと前記カレンダーカウンタとの一致を検
    出する一致回路と、前記タイマーカウンタにタイマー時
    間の情報を書込むタイマーセット手段と、タイマー機能
    をスタートするためのタイマースタート手段と、前記タ
    イマーカウンタからの情報に基づきタイマーのタイムア
    ップ警報音を発生するタイマー音発生手段と、前記タイ
    マースタート手段に制御されたタイマークロックを出力
    するタイマークロック発生手段と、前記カレンダ機能と
    タイマー機能とを切り換えるためのモード切換手段を設
    け、該モード切換手段の制御に基づいて前記日板をタイ
    マー表示円板として用いるタイマー機能モードを設定す
    る事により前記タイマークロック発生手段からのタイマ
    ークロックを前記タイマーカウンタと前記日板駆動手段
    とに供給し、前記タイマーカウンタを減算動作されるの
    に同期して前記日板をタイマー表示円板として駆動する
    と共に、前記モード切換手段の制御に基づくタイマー機
    能モードからカレンダ機能モードへの復帰時には復帰パ
    ルスを前記タイマーカウンタと前記日板駆動手段とに供
    給し、前記一致回路より一致検出信号が出力された時に
    前記日板をカレンダ表示位置で停止させ、前記日板の数
    字のうちの31の位置をタイマー機能に於けるタイムアッ
    プ位置であるゼロ位置と共用する事を特徴とする指針式
    タイマー時計。
  2. 【請求項2】前記日板の数字のうちの1ないし30の数字
    を用いてタイマー機能が30分タイマーである様に構成し
    た事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の指針式タ
    イマー時計。
  3. 【請求項3】前記日板の数字のうちの31の位置にタイマ
    ー機能におけるゼロ表示マークを設けた事を特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の指針式タイマー時計。
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JPS5937799A (ja) * 1982-08-25 1984-03-01 Nippon Gakki Seizo Kk 動電型電気音響変換器

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