JP2581806Y2 - 患者移動用具 - Google Patents

患者移動用具

Info

Publication number
JP2581806Y2
JP2581806Y2 JP9426492U JP9426492U JP2581806Y2 JP 2581806 Y2 JP2581806 Y2 JP 2581806Y2 JP 9426492 U JP9426492 U JP 9426492U JP 9426492 U JP9426492 U JP 9426492U JP 2581806 Y2 JP2581806 Y2 JP 2581806Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patient
plate
flat plate
moving tool
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9426492U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0650625U (ja
Inventor
久登 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
West Japan Railway Co
Original Assignee
West Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by West Japan Railway Co filed Critical West Japan Railway Co
Priority to JP9426492U priority Critical patent/JP2581806Y2/ja
Publication of JPH0650625U publication Critical patent/JPH0650625U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2581806Y2 publication Critical patent/JP2581806Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、病院,療養所その他の
施設において、疾病や怪我などのため自力で起き上がる
ことの出来ない患者を、寝たままの状態で、最少人数の
介助者によりベッドからストレッチャー等へ容易に移動
させることができ、しかも、患者に余分の負担を与える
おそれのない移動用具に関する。
【0002】
【従来の技術】寝たきりの患者を、ベッドから手術台等
の目的の場所へ移動するための移動用具として、実公昭
62−43549号公報に記載のものがある。図12の
(B)に示すように、同公報に記載された移動用具30
は、平行に配置した複数の支持体32の両端側に、2本
の支軸31を平行に且つ回転可能に取り付け、各支持体
32に挟まれた区画ごとに上記支軸31の外周面に円筒
管33を嵌着すると共に、支軸31と支軸31の間には
適宜間隔をおいて複数の補助円筒管34を回転自在に取
着し、同図の(A)に示すように、支軸31の円筒管3
3及び補助円筒管34の表面にわたって短辺方向へ回転
可能なように無端ベルト状の表カバー36を装着したと
いうものである。
【0003】上記移動用具30で患者をベッドから目的
の場所へ移動するには、この移動用具30の一方の側縁
部を患者の身体の下へ横側から差し込んだのち、支軸3
1の両端に設けた握り部35を回して表カバー36を回
転させることにより、患者を表カバー36上に乗せた状
態で、移動用具30の中央部まで移動させる。しかるの
ち、支軸31両端の各握り部35を介助者が持ち、担架
の要領で患者を運搬する。
【0004】このように上記の移動用具30は、患者を
移動させるためには、支軸31を回して表カバー36を
回転させて患者を乗せたのち、移動用具30自体を持ち
上げるという作業が必要である。そのため、体重の大き
い患者にあっては、移動作業が重労働であるという問題
があった。
【0005】前記移動用具30に改良を加えた従来の移
動用具として、図13に掲げたものがある。この移動用
具40は、強化プラスチック等からなる平板41の表面
に、テフロン膜等を表面に形成した内部カバー42を装
着し、さらにその表面をナイロン等からなる表カバー4
3で覆ったものであり、表カバー43は、内部カバー4
2の表面に沿って、回転するようになされている。
【0006】この移動用具40で患者を移動させる手順
は次のとおりである。まず、患者の寝ているベッドの横
へ、ストレッチャー等を並べる。次に、患者の下へ横側
から上記移動用具40の一方の側縁部を差し込んで、患
者の身体の一部を当該移動用具40の一方の側縁部上に
乗せる。この状態において、ベッドにおけるストレッチ
ャーとは反対の側から患者の腰及び肩をストレッチャー
の方向へ押すと、移動用具40の表カバー43が回転す
ることにより、当該移動用具40自体が移動すると同時
に、患者は移動用具40の中央部へ位置を変える。この
ようにして、最終的に患者を、移動用具40の中央部に
位置する状態でベッドからストレッチャー上へ移動する
ことができる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の移動用具4
0は、患者を持ち上げることなく移動させることを可能
にしたものであるが、その移動可能距離には制限があ
る。というのは、患者を移動させるにあたり、移動用具
40自体がベッド横のストレッチャー上まで到達したと
きに、表カバー43の回転により、患者を移動用具40
の中央部付近に位置させなくてはならない。それ故、移
動用具40の移動可能距離は、最大限、移動用具40の
幅寸法程度に限られる。もし、幅寸法を越える距離を移
動させた場合には、患者が表カバー43の回転により移
動用具40の反対側の側縁部からはみ出すことになる。
従って、上記従来の移動用具40の移動可能距離は、せ
いぜい40〜70cm程度であった。
【0008】また上記移動用具40は、ベッドにおける
ストレッチャーが置かれるのとは反対側の側方位置に、
介助者が患者の腰及び肩を押すための作業空間を必要と
する。けれども、病院等において、すべてのベッドを両
側方に空間をあけて設置することは困難であり、一部の
ベッドは壁際によせて設置されざるを得ないのが現実で
ある。そして、このように壁際へ設置されている場合
は、先にベッドを移動させて介助者の作業空間を設けて
からでなければ、上記移動用具40の使用が出来ないた
め、実用的ではなかった。
【0009】さらに、上記移動用具40では、患者の移
動に際し、患者の腰及び肩を押す必要があるため、患者
に余分の負担を与えるおそれがあるという問題もある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記従来の患
者移動用具の欠点に鑑みて創案されたものである。本考
案に係る患者移動用具(以下、「本案移動用具」と言
う)の構成の特徴とするところは、上下にわずかな隙間
を置いて平行に配置した2枚の平板間に、弾性体が当該
平板の長手方向に適宜間隔を置いて挟持され、この弾性
体どうしの各間において下側の平板の下面に当該平板の
短辺方向と平行な板状脚部が適宜間隔を置いて取着さ
れ、表面摩擦係数の小さい布等を素材として無限軌道に
形成されたベルトが前記弾性体どうしの各間を通って前
記下側の平板の上面及び前記板状脚部の表面に沿って摺
動回転し得るように装着されていることである。
【0011】また、本案移動用具は、上述の基本構成
に、下記〜に掲げるような構成を付加することがで
きる。 弾性体どうしの各間において、下側の平板の上面及び
板状脚部の表面を、表面摩擦係数の小さい布等からなる
滑りカバーで被覆し、ベルトをこの滑りカバーの表面上
を摺動回転し得るように装着する。 弾性体及び板状脚部を、平板上に仰臥状態の患者にお
ける身長方向の体重分布に応じて、分散配置する。 平板における長辺側の側部に、把手を着脱可能に装着
するための取付部材を設ける。 板状脚部を、平板の短辺方向に対して直角な断面が逆
台形又はこれと類似の形状に形成する。
【0012】
【作用】本案移動用具で患者を移動するには、ベッドに
寝ている患者を平板上に乗せたのち、この状態で移動用
具全体を、隣に並べたストレッチャー等まで引っ張れば
よい。従って、ベッドにおけるストレッチャー等とは反
対側の位置に、介助者の作業空間を設ける必要がない。
【0013】本案移動用具は、前記構成により、患者が
載置される平板と移動用のベルトとが別体に構成されて
あるので、患者の身体を押したり、平板上における患者
の位置を変更したりすることなく、本案移動用具を引っ
張るだけで水平移動させることが可能である。しかも、
移動用具の移動用ベルトは、平板の短辺方向と平行に設
けた板状脚部の表面を摺動回転するので、移動中、とり
わけベッドとこれの隣に並べたストレッチャーとの境目
を通過する際に、振動を生ずることが少ない。それ故、
患者に余分な負担を与えるおそれがない。
【0014】また、本案移動用具は、平板とは別体に構
成したベルトの回転により移動するから、移動に必要な
力が少なくて済み、その上、移動可能距離に制限がな
い。
【0015】前記付加構成を採用することにより、平
板及び板状脚部の表面を被覆した滑りカバーの表面上
を、移動用ベルトが摺動回転するようになる。従って、
平板及び板状脚部の材質にかかわりなく、ベルトの滑ら
かな回転状態を確保することができる。
【0016】前記付加要件を採用することにより、板
状脚部に加わる仰臥状態の患者の体重を適当に分散させ
て、一箇所に集中させることがなくなる。従って、患者
を乗せた移動用具を引っ張った際に、その力が無駄なく
効率的に使われるから、移動に要する力がより少なくて
済む。
【0017】前記付加要件を採用することにより、移
動用具の移動を、把手を引っ張ることにより行えるか
ら、作業が容易になる。しかも、この把手を着脱可能に
したので、移動用具の移動時以外には把手を取り外して
おくことにより、患者の乗降等他の作業時に支障を来さ
ないようにすることができる。
【0018】前記付加要件を採用して、板状脚部の断
面形状を逆台形又はこれと類似の形状とすることによ
り、板状脚部の底面におけるベルトの回転方向に沿った
稜線に面取りを施したのと同じ形状となる。依って、ベ
ルトがその正規の位置から多少ずれたとしても、ベルト
と板状脚部との間で引っ掛かりが生じないから、滑らか
な摺動回転を持続させることができる。
【0019】
【実施例】図1は、本案移動用具1の一実施例を上面側
から見た斜視図、図2の(A)乃至(D)は、それぞれ
同本案移動用具1の平面図、正面図、底面図及び右側面
図である。図面に示すように、本案移動用具1は、間に
弾性体4を挟持させることによりわずかな隙間を置いて
上下に平行に配置した2枚の平板2,3と、弾性体4ど
うしの間を通って、下側の平板3の上面及び当該平板3
の下面に設けた板状脚部5の表面に沿って摺動回転する
ベルト6とから成っている。
【0020】平板2,3の材質には、軽く充分な強度を
持つプラスチックを使用するのが一般的であるが、他に
アルミニウム等の軽量金属など、軽量で且つ耐久性を有
する材質であれば使用可能である。本実施例における平
板2,3の寸法は、その長さ(長辺方向の寸法)が約1
80cm、幅(短辺方向の寸法)が約45cmとされ
る。但し、これらの寸法は、使用対象や使用場所等の条
件に応じて適宜変更される。例えば、長さ寸法は、子供
用か大人用か更には婦人専用かで変更してもよい。ま
た、幅寸法についても、手術室への移動用であるか診療
室への移動用であるか、それともシーツ交換時における
ベッド上での移動用であるか等に応じ、最適の寸法に設
定される。なお、上側の平板2の上表面は、なるべく平
滑な面に形成されていることが望ましい。
【0021】平板2,3の間に挟持される弾性体4は、
合成樹脂等からなるスポンジ状発砲体が材質として最適
であるが、適度の弾性を有するものであれば、その材質
は限定的なものではない。本実施例では、長さを平板
2,3の幅寸法と同じ45cm、幅を5cm、厚みを1
cmに製作した複数個の弾性体4を、それぞれ平板2,
3の短辺方向に対して平行となるように所定間隔を置い
て配列した。なお、弾性体4の配列間隔は、後述する板
状脚部による患者の体重の分散が最適となるように設定
される。また、弾性体4を、平板2,3の全幅に渡るも
のとはせずに、短い寸法のものを平板2,3の幅方向に
間隔を置いて列設してもよい。
【0022】上記弾性体4を、平板2,3間に挟持させ
た状態で固定するには、普通、接着剤が使用されるが、
さらに平板2,3の四隅及び適当な中間位置において、
ボルトを上側の平板2から弾性体4を貫通させて下側の
平板3の下面より突出させたのち、ナットを締めつける
ことにより固定する手段を併用するのが望ましい。
【0023】本実施例における板状脚部5は、図3に示
す如く、板状のゴム体を弾性体4どうしの各間に位置す
るように下側の平板3の下面に貼着して設けたものであ
る。但し、その材質は必ずしも大きい弾性が要求される
わけではないので、合成ゴム以外のプラスチックでも使
用可能であり、さらには、下側の平板3と一体成形する
ことも妨げない。板状脚部5の長さ寸法は、平板3の幅
寸法(約45cm)に等しくされ、厚みは約1.5cm
である。また、その底面5aにおける長手方向の稜線に
は面取り5b,5bが施されている。従って、当該板状
脚部5を、平板2,3の側方から見た端面5cは、ほぼ
逆台形またはこれに類似の形状を呈している。
【0024】ところで板状脚部5は、全てを同一幅寸法
とするのではなく、図1に例示する如く、設置箇所によ
って幅寸法が異なるように設定される。これは、患者が
平板2上に仰臥した状態において、その体重分布が身体
の部位によって異なるので、仮に全ての板状脚部5を同
一幅寸法とした場合は、これに加わる荷重に大小が生ず
るため、ベルト6に摺動回転が滑らかな部位と抵抗の大
きい部位とが生じ、その結果、本案移動用具1の移動を
円滑に行えなくなる。そこで本実施例では、患者の頭部
から肩部にかけての領域、及び腰部から臀部にかけての
領域の板状脚部5の幅寸法を比較的狭くして、患者の体
重が分散され易くした。なお、この板状脚部5の幅寸法
は、当該板状脚部5の設置個数や材質等を勘案して適宜
設定すればよい。
【0025】本案移動用具1の移動用のベルト6は、表
面摩擦係数が小さく、且つ強靭で耐久性に優れた布,シ
ート,フィルム等からなる。その材質としては、例えば
絹布や表面加工を施したナイロン布等の織布のほか、合
成繊維の不織布や合成樹脂製フィルムなども考えられ
る。
【0026】本実施例では、図3に示す如く、同質又は
表面摩擦係数の小さい異なる素材からなる滑りカバー7
で、下側の平板3の上面及び板状脚材5の表面を被覆
し、その表面上をベルト6が摺動回転するように構成し
た。この構成により、ベルト6は、平板3や板状脚材5
の材質にかかわらず、図4に示す、平板2,3の間隙を
通って板状脚部5の表面を通過する軌道を、円滑かつ確
実に摺動回転することができる。なお、滑りカバー7
は、絹その他の布や合成樹脂製のシート,フィルム等を
貼着することによって得られるが、ベルト6の回転軌道
の表面全体に樹脂コーティングを施すことにより形成し
てもよい。
【0027】図5は、本案移動用具1に患者を乗せた状
態で移動させる際に使用する把手10と、この把手10
を着脱可能に装着するための取付部材8とを示したもの
である。本案移動用具1に患者を乗せて移動させる際に
は、把手10の有ることが望ましいが、その他のとき、
例えば患者が本案移動用具1に乗降する際には、把手1
0が邪魔になる場合がある。そこで、本実施例では、把
手10を本案移動用具1に対して着脱自在とした。すな
わち、図示する如き2個のコ字形の取付部材8を、弾性
体4の取着位置において、上下の平板2,3を挟むよう
に本案移動用具1の長辺側の側部へそれぞれ嵌着したの
ち、これを貫通させたボルト20で固定する。このと
き、各取付部材8の係合部8aを、平板2,3の側縁か
らやや突出させておく。そして、取付部材8の係合部8
aには切欠8bを設けておき、他方、把手10の両端面
には、先端を大径とした係止突起10aを設けておく。
かかる構成により、係止突起10aを前記切欠8bに係
合せしめることで、把手10を、本案移動用具1の側部
へ着脱可能に取り付けることができる。
【0028】なお、図1及び図2に図示するように、取
付部材8,9を本案移動用具1の両側部に設けることが
望ましい。また、取付部材8,9の固定位置は、患者を
乗せて移動する際に、比較的大きい荷重が加わる患者の
肩及び腰に相当する位置とする。これにより、移動時に
おける患者の姿勢を安定させることができる。
【0029】以下、本案移動用具1を用いて、患者をベ
ッドからストレッチャーへ移動する手順を、図6乃至図
11を参照して説明する。まず始めに、図6のように、
患者Pの寝ているベッドBの隣へ、ストレッチャーSを
並べる。このとき、患者Pの下に、バスタオルTを予め
敷いておく。
【0030】次いで、図7のように、患者Pをやや横を
向かせ、患者Pの背中側から、本案移動用具1をバスタ
オルTの下へ差し込む。
【0031】患者Pを元の仰臥状態に戻すと、図8のよ
うに、患者Pは本案移動用具1のやや側端部へ寄った位
置に乗った状態になっている。そこで、バスタオルTを
引っ張って、患者Pを本案移動用具1のほぼ中央部まで
滑らせる。
【0032】続いて、図9に示すように、バスタオルT
の端を折り返し、本案移動用具1の側部に把手10を取
り付けたのち、図10に示す如く把手10を持って本案
移動用具1を引っ張り、図11のように、本案移動用具
1全体をストレッチャーSの上へ移動させる。
【0033】
【考案の効果】本案移動用具は、患者を乗せる平板の下
部に移動用のベルトを設けたので、一人の介助者でも、
患者を容易に移動することができる。特に、実施例に記
載の如く、ベルトを患者の体重分布に応じて分散配置し
た場合は、体重80kgの患者をその4分の1程度の約
20kgの力で移動させることが可能である。
【0034】移動に際し、患者の肩や腰を押したりする
必要がなく、移動中の振動も少ないから、患者に余分な
負担を与えるおそれがない。
【0035】移動用具を引っ張ることで患者の移動を行
うから、従来の如く、ベッドにおけるストレッチャーと
の反対側の位置に介助者の作業空間を設ける必要がな
い。従って、壁際に設置されたベッドの患者の移動も容
易に行えるので、きわめて実用的である。
【0036】さらに本案移動用具は、患者を乗せる平板
と移動用ベルトとを別体に構成してあるから、移動可能
距離には特に制限がなく、2m以上の長距離移動も容易
である。それ故、例えば、患者がベッドの端の方に寝て
いる場合やベッドの幅が広い場合でも、ベッドの幅を越
えて、患者をストレッチャーまで確実に移動させること
が出来る。
【0037】このように、本案移動用具は、少数の介助
者で、患者に余分な負担を与えることなく、ベッドから
ストレッチャー等への移動を簡単且つ確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案移動用具の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本案移動用具の一実施例を示すものであって、
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図、
(D)は右側面図である。
【図3】本案移動用具における板状脚部及び移動用ベル
トの構成の一例を示すものであって、底面側から見た要
部の一部切欠斜視図である。
【図4】本案移動用具の一実施例の側面断面図である。
【図5】本案移動用具における把手の取付構造の一例を
示すものであって、要部を示す斜視図である。
【図6】本案移動用具を使用して患者をベッドからスト
レッチャーへ移動させる手順を示すものであって、ベッ
ドの横へストレッチャーを並べた状態を示す平面図であ
る。
【図7】本案移動用具を用いて患者をベッドからストレ
ッチャーへ移動させる手順を示すものであって、患者の
下へ本案移動用具を差し込む要領を示す平面図である。
【図8】本案移動用具を用いて患者をベッドからストレ
ッチャーへ移動させる手順を示すものであって、患者を
元の仰臥状態に戻したのち、本案移動用具の中央部へ滑
らせる要領を示す平面図である。
【図9】本案移動用具を用いて患者をベッドからストレ
ッチャーへ移動させる手順を示すものであって、患者を
本案移動用具の中央部まで移動させたのち、把手を取り
付ける手順を示す平面図である。
【図10】本案移動用具を用いて患者をベッドからスト
レッチャーへ移動させる手順を示すものであって、移動
途中の状態を示す平面図である。
【図11】本案移動用具を用いて患者をベッドからスト
レッチャーへ移動させる手順を示すものであって、移動
終了時の状態を示す平面図である。
【図12】実公昭62−43549号公報に記載された
従来の移動用具を示すものであって、(A)は平面図、
(B)は内部構造を示す平面図である。
【図13】従来の移動用具の他の例を示す部分切欠斜視
図である。
【符号の説明】
1 本案移動用具 2 上側の平板 3 下側の平板 4 弾性体 5 板状脚部 6 ベルト 7 滑りカバー 8 把手の取付部材 10 把手 B ベッド P 患者 S ストレッチャー T バスタオル

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下にわずかな隙間を置いて平行に配置
    した2枚の平板間に、弾性体が当該平板の長手方向に適
    宜間隔を置いて挟持され、この弾性体どうしの各間にお
    いて下側の平板の下面に当該平板の短辺方向と平行な板
    状脚部が適宜間隔を置いて設けられ、表面摩擦係数の小
    さい布等を素材として無限軌道に形成されたベルトが前
    記弾性体どうしの各間を通って前記下側の平板の上面及
    び前記板状脚部の表面に沿って摺動回転し得るように装
    着されていることを特徴とする患者移動用具。
  2. 【請求項2】 前記弾性体どうしの各間において、前記
    下側の平板の上面及び前記板状脚部の表面が、表面摩擦
    係数の小さい布等からなる滑りカバーで被覆され、前記
    ベルトはこの滑りカバーの表面上を摺動回転し得るよう
    に装着されている請求項1に記載の患者移動用具。
  3. 【請求項3】 前記弾性体及び板状脚部は、平板上に仰
    臥状態の患者における身長方向の体重分布に応じて、分
    散配置されている請求項1又は2に記載の患者移動用
    具。
  4. 【請求項4】 前記平板における長辺側の側部に、把手
    を着脱可能に装着するための取付部材が設けられている
    請求項1,2又は3に記載の患者移動用具。
  5. 【請求項5】 前記板状脚部は、前記平板の短辺方向に
    対して直角な断面が逆台形又はこれと類似の形状に形成
    されている請求項1,2,3又は4に記載の患者移動用
    具。
JP9426492U 1992-12-22 1992-12-22 患者移動用具 Expired - Fee Related JP2581806Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9426492U JP2581806Y2 (ja) 1992-12-22 1992-12-22 患者移動用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9426492U JP2581806Y2 (ja) 1992-12-22 1992-12-22 患者移動用具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0650625U JPH0650625U (ja) 1994-07-12
JP2581806Y2 true JP2581806Y2 (ja) 1998-09-24

Family

ID=14105429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9426492U Expired - Fee Related JP2581806Y2 (ja) 1992-12-22 1992-12-22 患者移動用具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2581806Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136549A (ja) * 2000-11-06 2002-05-14 Okuma Seisakusho:Kk 介護用キャリア

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0650625U (ja) 1994-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5860174A (en) Patient transfer mattress system
US4970738A (en) Patient transfer device
US5577281A (en) Stretcher
EP3614988B1 (en) Patient repositioning sheet and sling
US4723327A (en) Patient mover
US5274862A (en) Patient turning device and method for lateral traveling transfer system
US6289534B1 (en) Patient lift
US20070079438A1 (en) Patient lift and transfer device
JPH05506584A (ja) ベッド
JPH06339500A (ja) 患者移動パッド
US11331236B2 (en) Patient transfer device
WO2004050002A1 (en) Support structure
US7478444B1 (en) Patient transfer device
JP2581806Y2 (ja) 患者移動用具
KR102460807B1 (ko) 환자용 침대 시스템
JPH0143066Y2 (ja)
US7685656B1 (en) Transfer device
JPH04336064A (ja) 患者移送用ベッド
JP2006136622A (ja) 人体移送装置
JP3575995B2 (ja) ベッド装置及びベッド装置用テーブル板
JPH022333Y2 (ja)
JPH0558749B2 (ja)
GB2300619A (en) Patent Transfer Aid
JP3375261B2 (ja) ベッド装置
JPH0621469Y2 (ja) ベッドにおける床部構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees