JP2580487Y2 - ガスクロマトグラフ質量分析計 - Google Patents

ガスクロマトグラフ質量分析計

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JP2580487Y2
JP2580487Y2 JP36392U JP36392U JP2580487Y2 JP 2580487 Y2 JP2580487 Y2 JP 2580487Y2 JP 36392 U JP36392 U JP 36392U JP 36392 U JP36392 U JP 36392U JP 2580487 Y2 JP2580487 Y2 JP 2580487Y2
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JP
Japan
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airtight tube
mass spectrometer
vacuum chamber
gas chromatograph
column
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JP36392U
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弘明 和気
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガスクロマトグラフと
質量分析計を結合したガスクロマトグラフ質量分析計に
係り、特には、両者間を結合するインターフェイス部分
の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスクロマトグラフ質量分析計の
インターフェイス部分には、図2に示す構成を採用した
ものがある。
【0003】同図において、符号1は質量分析計の真空
チャンバ、2はこの真空チャンバ1を構成するための隔
壁、3は真空チャンバ1内に配置されたイオン源ボック
スで、その内部に中空のイオン化室3aが形成されてい
る。4はガスクロマトグラフのオーブン、5はこのオー
ブン4を構成するための隔壁、6はインターフェイスブ
ロックである。このインターフェイスブロック6は、そ
の中央に貫通孔6aが形成され、その貫通孔6aにガイド
パイプ8が挿着されている。また、インターフェイスブ
ロック6の貫通孔6aに沿って試料ガスの吸着防止のた
めの加熱ヒータと、温度制御用の温度センサの各収納部
10,12がそれぞれ配置されている。そして、このイ
ンターフェイスブロック6が質量分析計の隔壁2に固定
されるとともに、ガイドパイプ8の一端が前記イオン化
室3a内に開口し、さらに、ガイドパイプ8と隔壁2と
の間に断熱ブロック14が介設されている。
【0004】16はガス試料の成分分離用のカラム(主
にキャピラリカラム)であり、このカラム16がガイド
パイプ8内に挿通されている。そして、このカラム16
は、フェルール18、ワッシャ20、および袋ナット2
2によってインターフェイスブロック6に固定されると
ともに、真空チャンバ1およびガイドパイプ8の内部が
気密封止されるようになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このガスク
ロマトグラフ質量分析計を用いて試料ガスを分析する場
合、その試料ガスの種類に応じてそれぞれ最適の分配特
性をもつカラム16を選択することが必要となる。
【0006】このような場合には、真空チャンバ1内を
大気圧になるまでリークした後、袋ナット22を緩めて
カラム16をガイドパイプ8から引き出して交換してい
る。
【0007】つまり、従来のものでは、カラム16を取
り外す際には、予め200℃以上に加熱されていたイオ
ン源ボックス3を冷やしてから、真空チャンバ1内をリ
ークする必要があり、そのため、カラム16を交換した
後に分析を再開するには、真空チャンバ1内を大気圧状
態から高真空状態になるまで再度真空引きしてから、イ
オン源ボックス3を200℃以上に再加熱しなければな
らなくなり、分析に手間がかかるという不具合があっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述した課題
を解決するためになされたものであって、ガスクロマト
グラフと質量分析計とを結合するインターフェイス部分
の構造を改良することにより、質量分析計の真空チャン
バ内をリークしなくても、カラムの交換を容易に行える
ようにするものである。
【0009】そのため、本考案のガスクロマトグラフ質
量分析計においては、ガスクロマトグラフのオーブンを
構成する隔壁と、質量分析計の真空チャンバを構成する
隔壁との間を気密管で接続して前記気密管内と真空チャ
ンバとを互いに連通し、この気密管には、該気密管を開
閉する真空バルブを配置するとともに、この真空バルブ
よりも大気側の位置に気密管内を予備排気する予備排気
手段を接続する一方、カラム装填用のインターフェイス
挿着具を備え、このインターフェイス装填具は、前記オ
ーブンから気密管を通って真空チャンバに至る長さを有
し、かつ、その内部に前記長さ方向に沿ってカラム挿通
孔を形成するとともに、大気側から気密管に対して挿脱
可能に設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成において、カラム交換の際には、予備
排気手段を起動して、気密管内を予備排気する。この状
態で、インターフェイス挿着具を引き出して、気密管を
真空バルブで閉鎖する。そして、インターフェイス挿着
具を取り出した後、カラムを引き出して交換する。
【0011】また、カラムを新たに装填する場合には、
予備排気手段を起動して、気密管内を予備排気する。こ
の状態で、インターフェイス挿着具にカラムを挿入した
後、真空バルブを開いてインターフェイス挿着具をオー
ブン側から気密管に向けて挿入する。
【0012】したがって、質量分析計の真空チャンバ内
をリークすることなくカラムの交換を行うことができ
る。
【0013】
【実施例】図1は本考案の実施例に係るガスクロマトグ
ラフ質量分析計のインターフェイス部分の縦断面図であ
り、図2に示した従来例に対応する部分には、同一の符
号を付す。
【0014】図1において、符号1は質量分析計の真空
チャンバ、2はこの真空チャンバ1を構成するための隔
壁、3は真空チャンバ1内に配置されたイオン源ボック
スで、その内部に中空のイオン化室2aが形成されてい
る。4はガスクロマトグラフのオーブン、5はこのオー
ブン4を構成するための隔壁である。
【0015】そして、本例では、上記のオーブン4を構
成する隔壁5と、真空チャンバ1を構成する隔壁2との
間が気密管30で接続されて気密管30内と真空チャン
バ1とが互いに連通されている。この気密管30には、
該通路30を開閉する真空バルブ32が配置されるとと
もに、この真空バルブ32よりも大気側の位置に気密管
30内を予備排気する手段としての排気管32が設けら
れており、この排気管32に図示省略したロータリポン
プが接続されている。
【0016】36はカラム装填用のインターフェイス挿
着具であり、このインターフェイス装填具36は、オー
ブン4から気密管30を通って真空チャンバ1に至る長
さを有し、その内部には長さ方向に沿って貫通孔36が
形成され、その貫通孔36にカラム挿通孔となるガイド
パイプ8が挿着されている。また、このガイドパイプ8
の外周部には紐状の加熱ヒータ38が巻回されるととも
に、温度制御用の温度センサ40が設けられており、さ
らに、外ケース42とガイドパイプ8との間に断熱材4
4が充填されている。そして、このインターフェイス挿
着具36は、真空チャンバ1側において外ケース42と
ガイドパイプ8とが互いに熔接されて真空シールされる
一方、オーブン4側においてはフェルール18、ワッシ
ャ20、および袋ナット22が設けられ、これら18,
20,22によって、ガイドパイプ8内に挿入されるカ
ラム16がインターフェイス挿着具36に固定されると
ともに、ガイドパイプ8の内部が気密封止されるように
なっている。
【0017】そして、インターフェイス挿着具36は、
大気側から気密管30に対して挿脱可能に設けられてお
り、この挿着具36の挿着状態においては、図示のよう
に、ガイドパイプ8の真空チャンバ1側の一端がイオン
化室3a内に開口する一方、オーブン4側では、その隔
壁5に取り付けられたOリング46に外ケース42が当
接して、気密管30が密閉されるようになっている。
【0018】上記構成において、カラム16を交換する
際には、ロータリポンプを起動して排気管34を通じて
気密管30内を予備排気する。この状態で、インターフ
ェイス挿着具36を真空バルブ32を通過する位置まで
引き出した後、気密管30を真空バルブ32で閉鎖す
る。そして、インターフェイス挿着具36全体を取り出
した後、袋ナット22を緩めてカラム16をガイドパイ
プ8から引き出して交換する。
【0019】また、カラム16を新たに装填する場合に
は、インターフェイス挿着具36のガイドパイプ8内に
カラム16を挿入した後、袋ナット22を締めた状態で
オーブン4と真空バルブ32の間までインターフェイス
挿着具36を挿入し、次に、ロータリポンプを起動し
て、排気管34を通じて気密管30内を予備排気する。
この状態で、真空バルブ32を開いてインターフェイス
挿着具36を大気側から気密管30に向けて挿入する。
【0020】このようにして、質量分析計の真空チャン
バ1内をリークすることなくカラム16の交換を行う。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、質量分析計のイオン源
ボックスを冷やしたり、熱したりする必要がないばかり
か、真空チャンバ内をリークしなくても、カラムの交換
を容易に行えるので、従来よりも、分析時間の一層の効
率化が図れる等の優れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るガスクロマトグラフ質量
分析計のインターフェイス部分の縦断面図である。
【図2】従来のガスクロマトグラフ質量分析計のインタ
ーフェイス部分の縦断面図である。
【符号の説明】
1…真空チャンバ、2…隔壁、4…オーブン、5…隔
壁、8…ガイドパイプ、16…カラム、30…気密管、
32…真空バルブ、34…排気管(予備排気手段)、36
…インターフェイス挿着具。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスクロマトグラフのオーブンを構成す
    る隔壁と、質量分析計の真空チャンバを構成する隔壁と
    の間を気密管で接続して前記気密管内と真空チャンバと
    を互いに連通し、この気密管には、該気密管を開閉する
    真空バルブを配置するとともに、この真空バルブよりも
    大気側の位置に気密管内を予備排気する予備排気手段を
    接続する一方、 カラム装填用のインターフェイス挿着具を備え、このイ
    ンターフェイス装填具は、前記オーブンから気密管を通
    って真空チャンバに至る長さを有し、かつ、その内部に
    前記長さ方向に沿ってカラム挿通孔を形成するととも
    に、大気側から気密管に対して挿脱可能に設けたことを
    特徴とするガスクロマトグラフ質量分析計。
JP36392U 1992-01-09 1992-01-09 ガスクロマトグラフ質量分析計 Expired - Lifetime JP2580487Y2 (ja)

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JPH0557665U JPH0557665U (ja) 1993-07-30
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CN111954811B (zh) * 2018-04-13 2024-02-02 沃特世科技公司 具有集成色谱柱的质谱仪离子源
CN109557217A (zh) * 2019-01-27 2019-04-02 广西科技大学鹿山学院 一种气相色谱——质谱接口密封压环压紧装置

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JPH0557665U (ja) 1993-07-30

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