JP2580324Y2 - レベルセンサ及びその保持装置 - Google Patents
レベルセンサ及びその保持装置Info
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- JP2580324Y2 JP2580324Y2 JP1992070044U JP7004492U JP2580324Y2 JP 2580324 Y2 JP2580324 Y2 JP 2580324Y2 JP 1992070044 U JP1992070044 U JP 1992070044U JP 7004492 U JP7004492 U JP 7004492U JP 2580324 Y2 JP2580324 Y2 JP 2580324Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電子レベル装置から
射出されたレーザビームの高さ位置を検知するレベルセ
ンサに関し、特に建築等の墨出し作業に用いるレベルセ
ンサに関する。
射出されたレーザビームの高さ位置を検知するレベルセ
ンサに関し、特に建築等の墨出し作業に用いるレベルセ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のレベルセンサをマーキング
用棒状体に固定した状態を示す斜視図、図7はレベルセ
ンサを用いた墨出し作業を説明するための図である。
用棒状体に固定した状態を示す斜視図、図7はレベルセ
ンサを用いた墨出し作業を説明するための図である。
【0003】図6に示すように、従来のレベルセンサ1
01はスタッフアダプタ108を介してマーキング用棒
状体(いわゆるバカ棒)104に固定される。スタッフ
アダプタ108は、断面U字状のスライド部109と、
このスライド部109と一体に成型された平板状のセン
サ取付部110とを備えている。レベルセンサ101は
スタッフアダプタ108のセンサ取付部110にセンサ
固定ねじ109で固定される。スタッフアダプタ108
のスライド部109はマーキング用棒状体104にスラ
イド自在に嵌合し、スライド部109の側面に取り付け
られたアダプタ固定ねじ119をねじ込むことにより、
スライド部109がマーキング用棒状体104に固定さ
れる。
01はスタッフアダプタ108を介してマーキング用棒
状体(いわゆるバカ棒)104に固定される。スタッフ
アダプタ108は、断面U字状のスライド部109と、
このスライド部109と一体に成型された平板状のセン
サ取付部110とを備えている。レベルセンサ101は
スタッフアダプタ108のセンサ取付部110にセンサ
固定ねじ109で固定される。スタッフアダプタ108
のスライド部109はマーキング用棒状体104にスラ
イド自在に嵌合し、スライド部109の側面に取り付け
られたアダプタ固定ねじ119をねじ込むことにより、
スライド部109がマーキング用棒状体104に固定さ
れる。
【0004】このレベルセンサ101を用いて建築の墨
出し作業を行うには、図7に示すように、まず部屋のほ
ぼ中央に電子レベル装置120を三脚121を用いてセ
ットする。
出し作業を行うには、図7に示すように、まず部屋のほ
ぼ中央に電子レベル装置120を三脚121を用いてセ
ットする。
【0005】次に、壁面122に押し付けたマーキング
用棒状体104の上面104aを墨出ししようとする高
さ位置H(例えば床から1mの位置)に合わせる。
用棒状体104の上面104aを墨出ししようとする高
さ位置H(例えば床から1mの位置)に合わせる。
【0006】その後、壁面122に押し付けられたマー
キング用棒状体104に沿ってスタッフアダプタ108
をスライドさせ、レーザビームの高さ位置Bと床から1
mの高さ位置とのオフセット量hを求める。そして、レ
ベルセンサ101がレーザビームの高さ位置Bを検知し
たときアダプタ固定ねじ119をねじ込み、スタッフア
ダプタ108をマーキング用棒状体104に固定させ
る。
キング用棒状体104に沿ってスタッフアダプタ108
をスライドさせ、レーザビームの高さ位置Bと床から1
mの高さ位置とのオフセット量hを求める。そして、レ
ベルセンサ101がレーザビームの高さ位置Bを検知し
たときアダプタ固定ねじ119をねじ込み、スタッフア
ダプタ108をマーキング用棒状体104に固定させ
る。
【0007】最後に、レベルセンサ101が固定された
マーキング用棒状体104を壁面122に沿って移動さ
せ、レベルセンサ101でレーザビームの高さ位置Bを
検知する度にマーキング用棒状体104の上面104a
の位置をエンピツ107でマーキングし、墨出し作業を
進める。このようにして壁面122の床から1mの位置
に線を引くことができる。
マーキング用棒状体104を壁面122に沿って移動さ
せ、レベルセンサ101でレーザビームの高さ位置Bを
検知する度にマーキング用棒状体104の上面104a
の位置をエンピツ107でマーキングし、墨出し作業を
進める。このようにして壁面122の床から1mの位置
に線を引くことができる。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】ところが、レベルセン
サ101の受光部101aの受光中心からマーキング用
棒状体104の長手方向に沿って延びる延長線Lと、マ
ーキング用棒状体104の上面104aのマーキング位
置(エンピツの先を当てる位置)とは一定の距離(オフ
セット量d)だけ離れているので、マーキング用棒状体
104が傾いたとき、墨出し高さに誤差(傾き量をθと
すると誤差はdsinθ)が生じるという問題があっ
た。
サ101の受光部101aの受光中心からマーキング用
棒状体104の長手方向に沿って延びる延長線Lと、マ
ーキング用棒状体104の上面104aのマーキング位
置(エンピツの先を当てる位置)とは一定の距離(オフ
セット量d)だけ離れているので、マーキング用棒状体
104が傾いたとき、墨出し高さに誤差(傾き量をθと
すると誤差はdsinθ)が生じるという問題があっ
た。
【0009】また、レベルセンサ101を固定するため
にスタッフアダプタ108が必要であるので、作業者が
支えるべき全体の重量が重く、作業しずらいとともに、
レベルセンサ101を固定するセンサ固定ねじ109が
レベルセンサ101の背面側へ出っ張るので、壁面12
2に押し付けたときにセンサ固定ねじ109が障害にな
り、マーキングしにくいという問題があった。
にスタッフアダプタ108が必要であるので、作業者が
支えるべき全体の重量が重く、作業しずらいとともに、
レベルセンサ101を固定するセンサ固定ねじ109が
レベルセンサ101の背面側へ出っ張るので、壁面12
2に押し付けたときにセンサ固定ねじ109が障害にな
り、マーキングしにくいという問題があった。
【0010】この考案はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は墨出しの高さ誤差を小さくすると
ともに、、墨出し作業を容易にすることができるレベル
センサを提供することである。
たもので、その課題は墨出しの高さ誤差を小さくすると
ともに、、墨出し作業を容易にすることができるレベル
センサを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の考案のレベルセンサは、電子レベル装
置から射出されたレーザビームを検知する受光部をセン
サケースの前面に有するレベルセンサにおいて、前記セ
ンサケースの背面に固定され、マーキング用棒状体の長
手方向の長溝に沿ってスライド可能に装着されるスライ
ド部材と、前記センサケースが固定される前記スライド
部材の前面に設けられ、前記スライド部材を前記マーキ
ング用棒状体の長手方向の任意の位置に固定可能な固定
手段とを備えていることを特徴とする。
め請求項1記載の考案のレベルセンサは、電子レベル装
置から射出されたレーザビームを検知する受光部をセン
サケースの前面に有するレベルセンサにおいて、前記セ
ンサケースの背面に固定され、マーキング用棒状体の長
手方向の長溝に沿ってスライド可能に装着されるスライ
ド部材と、前記センサケースが固定される前記スライド
部材の前面に設けられ、前記スライド部材を前記マーキ
ング用棒状体の長手方向の任意の位置に固定可能な固定
手段とを備えていることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の考案のレベルセンサ保護装
置は、電子レベル装置から射出されたレーザビームを検
知する受光部をセンサケースの前面に有するレベルセン
サを保持するレベルセンサ保持装置において、長溝を有
するマーキング用棒状体と、前記センサケースの背面に
固定されるとともに、前記マーキング用棒状体の長溝に
沿ってスライド可能に装着されるスライド部材と、前記
センサケースが固定される前記スライド部材の前面に設
けられ、前記スライド部材を前記マーキング用棒状体の
長手方向の任意の位置に固定可能な固定手段とを備えて
いることを特徴とする。
置は、電子レベル装置から射出されたレーザビームを検
知する受光部をセンサケースの前面に有するレベルセン
サを保持するレベルセンサ保持装置において、長溝を有
するマーキング用棒状体と、前記センサケースの背面に
固定されるとともに、前記マーキング用棒状体の長溝に
沿ってスライド可能に装着されるスライド部材と、前記
センサケースが固定される前記スライド部材の前面に設
けられ、前記スライド部材を前記マーキング用棒状体の
長手方向の任意の位置に固定可能な固定手段とを備えて
いることを特徴とする。
【0013】
【0014】
【作用】前述のようにマーキング用棒状体の前面でマー
キング用棒状体の長手方向の長溝に沿ってスライド可能
なスライド部材を介して、センサケースをマーキング用
棒状体に装着し、センサケースが固定されるスライド部
材の前面に、スライド部材をマーキング用棒状体の長手
方向の任意の位置に固定可能な固定手段を設けたので、
レベルセンサの横幅を小さくすることができるととも
に、マーキング用棒状体を壁面に接触させてスライド部
材の位置変更ができるし、固定手段がスライド部材の側
面にあるときに比べ固定手段の操作スペースが大きいた
めその操作が容易である。 また、マーキング用棒状体を
壁面に接触させて作業するとき、マーキング用棒状体が
左右方向へ傾くことはしばしば起こるが、マーキング用
棒状体が前後方向へ傾くことは、マーキング用棒状体が
壁面に接触しているので、起こり難い。したがって、セ
ンサケースとマーキング用棒状体とがマーキング用棒状
体の左右方向でずれた位置にある場合に比べ、この考案
ではセンサケースとマーキング用棒状体とが左右方向の
ずれが少ないマーキング用棒状体の前後方向の位置にあ
るので、受光位置に対するマーキング位置の誤差が少な
い。
キング用棒状体の長手方向の長溝に沿ってスライド可能
なスライド部材を介して、センサケースをマーキング用
棒状体に装着し、センサケースが固定されるスライド部
材の前面に、スライド部材をマーキング用棒状体の長手
方向の任意の位置に固定可能な固定手段を設けたので、
レベルセンサの横幅を小さくすることができるととも
に、マーキング用棒状体を壁面に接触させてスライド部
材の位置変更ができるし、固定手段がスライド部材の側
面にあるときに比べ固定手段の操作スペースが大きいた
めその操作が容易である。 また、マーキング用棒状体を
壁面に接触させて作業するとき、マーキング用棒状体が
左右方向へ傾くことはしばしば起こるが、マーキング用
棒状体が前後方向へ傾くことは、マーキング用棒状体が
壁面に接触しているので、起こり難い。したがって、セ
ンサケースとマーキング用棒状体とがマーキング用棒状
体の左右方向でずれた位置にある場合に比べ、この考案
ではセンサケースとマーキング用棒状体とが左右方向の
ずれが少ないマーキング用棒状体の前後方向の位置にあ
るので、受光位置に対するマーキング位置の誤差が少な
い。
【0015】
【実施例】以下この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0016】図1はこの考案の一実施例に係るレベルセ
ンサをマーキング用棒状体に固定した状態を示す斜視図
である。マーキング用棒状体4のセンサ取付面4aに
は、マーキング用棒状体4の長手方向に沿うあり5が設
けられている。このマーキング用棒状体4に固定された
レベルセンサのセンサケース1の前面には、図示しない
電子レベル装置から射出されたレーザビームを受光する
受光部1a、レーザビームの受光位置を表示する表示部
1b及び各種のスイッチ1cがそれぞれ配設されてい
る。一方、センサケース1の背面には、マーキング用棒
状体4のあり5と嵌合する嵌合部としてのあり溝2が設
けられている。また、センサケース1の上部にはねじ孔
6が設けられ、このねじ孔6にはセンサ固定ねじ3がね
じ込まれている。
ンサをマーキング用棒状体に固定した状態を示す斜視図
である。マーキング用棒状体4のセンサ取付面4aに
は、マーキング用棒状体4の長手方向に沿うあり5が設
けられている。このマーキング用棒状体4に固定された
レベルセンサのセンサケース1の前面には、図示しない
電子レベル装置から射出されたレーザビームを受光する
受光部1a、レーザビームの受光位置を表示する表示部
1b及び各種のスイッチ1cがそれぞれ配設されてい
る。一方、センサケース1の背面には、マーキング用棒
状体4のあり5と嵌合する嵌合部としてのあり溝2が設
けられている。また、センサケース1の上部にはねじ孔
6が設けられ、このねじ孔6にはセンサ固定ねじ3がね
じ込まれている。
【0017】次に、このレベルセンサを用いた墨出し作
業を説明する。
業を説明する。
【0018】まず部屋のほぼ中央に電子レベル装置をセ
ットする。
ットする。
【0019】次に、マーキング用棒状体4を壁面に押し
付け、墨出ししようとする高さの位置Hにマーキング用
棒状体4の上面4bを合わせる。
付け、墨出ししようとする高さの位置Hにマーキング用
棒状体4の上面4bを合わせる。
【0020】その後、壁面に押し付けられたマーキング
用棒状体4に対してセンサケース1をスライドさせ、レ
ーザビームの高さ位置Bと床からの高さ位置Hとのオフ
セット量hを求める。マーキング用棒状体4のあり5と
センサケース1のあり溝2とはスライド可能な状態で嵌
合しているので、センサケース1はマーキング用棒状体
4の長手方向に沿ってスムースにスライドする。
用棒状体4に対してセンサケース1をスライドさせ、レ
ーザビームの高さ位置Bと床からの高さ位置Hとのオフ
セット量hを求める。マーキング用棒状体4のあり5と
センサケース1のあり溝2とはスライド可能な状態で嵌
合しているので、センサケース1はマーキング用棒状体
4の長手方向に沿ってスムースにスライドする。
【0021】レベルセンサがレーザビームの高さ位置B
を検知したとき、センサ固定ねじ3をねじ込み、センサ
ケース1をマーキング用棒状体4に固定させる。センサ
固定ねじ3をねじ込むと、センサ固定ねじ3の先端がマ
ーキング用棒状体4のあり5の頂面を押圧するので、あ
り5とセンサケース1のあり溝2とが互いに反対方向へ
逃げようとしてセンサケース1はセンサ固定ねじ3をね
じ込んだ位置で固定される。
を検知したとき、センサ固定ねじ3をねじ込み、センサ
ケース1をマーキング用棒状体4に固定させる。センサ
固定ねじ3をねじ込むと、センサ固定ねじ3の先端がマ
ーキング用棒状体4のあり5の頂面を押圧するので、あ
り5とセンサケース1のあり溝2とが互いに反対方向へ
逃げようとしてセンサケース1はセンサ固定ねじ3をね
じ込んだ位置で固定される。
【0022】最後に、レベルセンサが固定されたマーキ
ング用棒状体4を壁面に沿って移動させ、レベルセンサ
がレーザビームの高さ位置Bを検知する度にマーキング
用棒状体4の上面4bの位置をエンピツ7でマーキング
し、墨出し作業を進める。マーキングの際、マーキング
用棒状体4が垂直方向に対して少し傾いていたとして
も、レベルセンサの受光部1aの受光中心からマーキン
グ棒状体4の長手方向に沿って延びる延長線L上にマー
キング用棒状体4の上面4bが位置するので、墨出し高
さに生じる誤差が少なく、正確な墨出しができる。
ング用棒状体4を壁面に沿って移動させ、レベルセンサ
がレーザビームの高さ位置Bを検知する度にマーキング
用棒状体4の上面4bの位置をエンピツ7でマーキング
し、墨出し作業を進める。マーキングの際、マーキング
用棒状体4が垂直方向に対して少し傾いていたとして
も、レベルセンサの受光部1aの受光中心からマーキン
グ棒状体4の長手方向に沿って延びる延長線L上にマー
キング用棒状体4の上面4bが位置するので、墨出し高
さに生じる誤差が少なく、正確な墨出しができる。
【0023】また、スタッフアダプタ108を用いずに
レベルセンサをマーキング用棒状体4に直接固定するよ
うにしたので、レベルセンサをスタッフアダプタ108
に固定するためのセンサ固定ねじ109が壁面に向かっ
て出っ張ることがなく、マーキングし易く、レベルセン
サもスライドさせ易いし、しかもスタッフアダプタ10
8を用いない分作業者が支えるべき全体の重量は減り、
作業し易い。
レベルセンサをマーキング用棒状体4に直接固定するよ
うにしたので、レベルセンサをスタッフアダプタ108
に固定するためのセンサ固定ねじ109が壁面に向かっ
て出っ張ることがなく、マーキングし易く、レベルセン
サもスライドさせ易いし、しかもスタッフアダプタ10
8を用いない分作業者が支えるべき全体の重量は減り、
作業し易い。
【0024】前述の実施例ではセンサケース1にあり溝
2、マーキング用棒状体4にあり5をそれぞれ設けた場
合について述べたが、これに代え、センサケース1にあ
り5、マーキング用棒状体4にあり溝2を設けるように
してもよい。
2、マーキング用棒状体4にあり5をそれぞれ設けた場
合について述べたが、これに代え、センサケース1にあ
り5、マーキング用棒状体4にあり溝2を設けるように
してもよい。
【0025】図2はこの考案の他の実施例に係るレベル
センサをマーキング用棒状体に固定した状態を示す斜視
図である。前述の実施例と共通する部分には同一符号を
付して説明を省略する。
センサをマーキング用棒状体に固定した状態を示す斜視
図である。前述の実施例と共通する部分には同一符号を
付して説明を省略する。
【0026】前述の実施例ではセンサケース1の背面
に、マーキング用棒状体4のあり5と嵌合するあり溝2
を嵌合部として設けた場合について述べたが、これに代
え、図2に示すように、センサケース11の背面に嵌合
部としてU字溝12を設けるようにしてもよい。この実
施例ではセンサケース11の側面部に図示しないねじ孔
を設け、このねじ孔にセンサ固定ねじ13を取り付け、
センサ固定ねじ13をマーキング用棒状体14の側面1
4cに向けてねじ込むことによりセンサケース11をマ
ーキング用棒状体14に固定する構成とした。
に、マーキング用棒状体4のあり5と嵌合するあり溝2
を嵌合部として設けた場合について述べたが、これに代
え、図2に示すように、センサケース11の背面に嵌合
部としてU字溝12を設けるようにしてもよい。この実
施例ではセンサケース11の側面部に図示しないねじ孔
を設け、このねじ孔にセンサ固定ねじ13を取り付け、
センサ固定ねじ13をマーキング用棒状体14の側面1
4cに向けてねじ込むことによりセンサケース11をマ
ーキング用棒状体14に固定する構成とした。
【0027】この実施例によれば、図1の実施例の効果
と同様の効果を得ることができるとともに、嵌合部をU
字溝12にしたので、サイズ(横幅)の異なる角材であ
っても、断面方形の角材であればマーキング用棒状体1
4として使用することができるので、あり5やあり溝2
等を有する専用のマーキング用棒状体を要せず、建築現
場に廃材として見つけることができる木片などを利用し
て墨出し作業を行うことができる。
と同様の効果を得ることができるとともに、嵌合部をU
字溝12にしたので、サイズ(横幅)の異なる角材であ
っても、断面方形の角材であればマーキング用棒状体1
4として使用することができるので、あり5やあり溝2
等を有する専用のマーキング用棒状体を要せず、建築現
場に廃材として見つけることができる木片などを利用し
て墨出し作業を行うことができる。
【0028】図3はこの考案の他の実施例に係るレベル
センサの分解斜視図、図4は図3のIV−IV線に沿う
断面図、図5は図3のレベルセンサをマーキング用棒状
体に固定した状態を示す縦断面図である。
センサの分解斜視図、図4は図3のIV−IV線に沿う
断面図、図5は図3のレベルセンサをマーキング用棒状
体に固定した状態を示す縦断面図である。
【0029】図5に示すように、センサケース21の背
面21aは平坦面であり、その背面21aには穴30と
ねじ穴31とが設けられている。センサケース21をマ
ーキング用棒状体24に取り付けるための平板状のスラ
イド部材8には、スライド部材固定ねじ9用の孔8a、
センサ位置決め用の位置決めピン10及びセンサ固定ね
じ23用の孔32がそれぞれ設けられている。図3及び
図4に示すようにマーキング用棒状体24は断面台形状
をなし、このマーキング用棒状体24には長手方向に沿
う長溝33が設けられ、その長溝33は幅の小さい溝3
3aと幅の大きい溝33bとからなる。マーキング用棒
状体の一側面24cにはスケール目盛34が施され、上
面部24a及び下面部24bはマーキングし易くするた
めに面取りしてある。
面21aは平坦面であり、その背面21aには穴30と
ねじ穴31とが設けられている。センサケース21をマ
ーキング用棒状体24に取り付けるための平板状のスラ
イド部材8には、スライド部材固定ねじ9用の孔8a、
センサ位置決め用の位置決めピン10及びセンサ固定ね
じ23用の孔32がそれぞれ設けられている。図3及び
図4に示すようにマーキング用棒状体24は断面台形状
をなし、このマーキング用棒状体24には長手方向に沿
う長溝33が設けられ、その長溝33は幅の小さい溝3
3aと幅の大きい溝33bとからなる。マーキング用棒
状体の一側面24cにはスケール目盛34が施され、上
面部24a及び下面部24bはマーキングし易くするた
めに面取りしてある。
【0030】センサケース21をマーキング用棒状体2
4に取り付けるには、予めスライド部材8をマーキング
用棒状体24のセンサ取付面24dに取り付けておく。
スライド部材8を取り付けるには、スライド部材固定ね
じ9を、マーキング用棒状体24のセンサ取付面24d
側からスライド部材8の孔32、マーキング用棒状体2
4の長溝33へと挿入し、長溝33の溝33b内のナッ
ト34にねじ込む。その後、センサケース21の背面を
スライド部材8に当てる。このときスライド部材8の位
置決めピン35がセンサケース21の穴30に挿入し、
センサケース21のねじ穴31がスライド部材8の孔3
2に合致するようにする。
4に取り付けるには、予めスライド部材8をマーキング
用棒状体24のセンサ取付面24dに取り付けておく。
スライド部材8を取り付けるには、スライド部材固定ね
じ9を、マーキング用棒状体24のセンサ取付面24d
側からスライド部材8の孔32、マーキング用棒状体2
4の長溝33へと挿入し、長溝33の溝33b内のナッ
ト34にねじ込む。その後、センサケース21の背面を
スライド部材8に当てる。このときスライド部材8の位
置決めピン35がセンサケース21の穴30に挿入し、
センサケース21のねじ穴31がスライド部材8の孔3
2に合致するようにする。
【0031】最後に、センサ固定ねじ23をマーキング
用棒状体24の背面24e側からセンサケース21のね
じ穴31にねじ込む。このようにしてセンサケース21
はスライド部材8とともにマーキング用棒状体24に固
定される。なお、スライド部材固定ねじ9をゆるめるこ
とによりレベルセンサをマーキング用棒状体24に沿っ
てスライドさせることができる。
用棒状体24の背面24e側からセンサケース21のね
じ穴31にねじ込む。このようにしてセンサケース21
はスライド部材8とともにマーキング用棒状体24に固
定される。なお、スライド部材固定ねじ9をゆるめるこ
とによりレベルセンサをマーキング用棒状体24に沿っ
てスライドさせることができる。
【0032】この実施例によれば、図1の実施例と同様
の効果を得ることができるとともに、マーキング用棒状
体24の側面24cにスケール目盛34を施したので、
そのマーキング用棒状体24の上面24a又は下面24
bを用いてマーキングしたとき、そこを基準としてスケ
ール目盛34で読み取った所定の位置にマーキングする
ことができ、一回の測定で複数のマーキングが可能にな
る。
の効果を得ることができるとともに、マーキング用棒状
体24の側面24cにスケール目盛34を施したので、
そのマーキング用棒状体24の上面24a又は下面24
bを用いてマーキングしたとき、そこを基準としてスケ
ール目盛34で読み取った所定の位置にマーキングする
ことができ、一回の測定で複数のマーキングが可能にな
る。
【0033】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案によれば、
レベルセンサの横幅を小さくすることができるととも
に、マーキング用棒状体を壁面に接触させてスライド部
材の位置変更ができるし、固定手段がスライド部材の側
面にあるときに比べ固定手段の操作スペースが大きいた
めその操作が容易であり、作業性が良い。 また、マーキ
ング用棒状体が少し傾いたとしても、墨出し高さに生じ
る誤差が少なく、正確な墨出しができる。
レベルセンサの横幅を小さくすることができるととも
に、マーキング用棒状体を壁面に接触させてスライド部
材の位置変更ができるし、固定手段がスライド部材の側
面にあるときに比べ固定手段の操作スペースが大きいた
めその操作が容易であり、作業性が良い。 また、マーキ
ング用棒状体が少し傾いたとしても、墨出し高さに生じ
る誤差が少なく、正確な墨出しができる。
【図1】図1はこの考案の一実施例に係るレベルセンサ
をマーキング用棒状体に固定した状態を示す斜視図であ
る。
をマーキング用棒状体に固定した状態を示す斜視図であ
る。
【図2】図2はこの考案の他の実施例に係るレベルセン
サをマーキング用棒状体に固定した状態を示す斜視図で
ある。
サをマーキング用棒状体に固定した状態を示す斜視図で
ある。
【図3】図3はこの考案の他の実施例に係るレベルセン
サの分解斜視図である。
サの分解斜視図である。
【図4】図4は図3のIV−IV線に沿う断面図であ
る。
る。
【図5】図5は図3のレベルセンサをマーキング用棒状
体に固定した状態を示す縦断面図である。
体に固定した状態を示す縦断面図である。
【図6】図6は従来のレベルセンサをマーキング用棒状
体に固定した状態を示す斜視図である。
体に固定した状態を示す斜視図である。
【図7】図7は従来のレベルセンサを用いた墨出し作業
を説明するための図である。
を説明するための図である。
1 センサケース 1a 受光部 2 あり溝 3 センサ固定ねじ 4 マーキング用棒状体 5 あり
Claims (2)
- 【請求項1】 電子レベル装置から射出されたレーザビ
ームを検知する受光部をセンサケースの前面に有するレ
ベルセンサにおいて、 前記センサケースの背面に固定され、マーキング用棒状
体の長手方向の長溝に沿ってスライド可能に装着される
スライド部材と、 前記センサケースが固定される前記スライド部材の前面
に設けられ、前記スライド部材を前記マーキング用棒状
体の長手方向の任意の位置に固定可能な 固定手段とを備
えていることを特徴とするレベルセンサ。 - 【請求項2】 電子レベル装置から射出されたレーザビ
ームを検知する受光部をセンサケースの前面に有するレ
ベルセンサを保持するレベルセンサ保持装置において、 長溝を有するマーキング用棒状体と、 前記センサケースの背面に固定されるとともに、前記マ
ーキング用棒状体の長溝に沿ってスライド可能に装着さ
れるスライド部材と、 前記センサケースが固定される前記スライド部材の前面
に設けられ、前記スライド部材を前記マーキング用棒状
体の長手方向の任意の位置に固定可能な固定手段と を備
えていることを特徴とするレベルセンサ保持装置 。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992070044U JP2580324Y2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | レベルセンサ及びその保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992070044U JP2580324Y2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | レベルセンサ及びその保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628623U JPH0628623U (ja) | 1994-04-15 |
JP2580324Y2 true JP2580324Y2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=13420189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992070044U Expired - Fee Related JP2580324Y2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | レベルセンサ及びその保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580324Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007263770A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Matsushita Denko Denro System Kk | 受光器ホルダ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6897004B2 (ja) * | 2016-04-15 | 2021-06-30 | オムロン株式会社 | 光学式センサ取付用アダプタおよび光学式センサの取付位置の調整方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0424409Y2 (ja) * | 1984-12-14 | 1992-06-09 | ||
JPH02141813U (ja) * | 1989-04-28 | 1990-11-29 | ||
JP3035413U (ja) * | 1996-07-29 | 1997-03-18 | 株式会社大京工業所 | 装飾性を有するファスナ− |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP1992070044U patent/JP2580324Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007263770A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-10-11 | Matsushita Denko Denro System Kk | 受光器ホルダ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0628623U (ja) | 1994-04-15 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |