JP2579672Y2 - 電気2重層コンデンサ - Google Patents

電気2重層コンデンサ

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JP2579672Y2 JP5098892U JP5098892U JP2579672Y2 JP 2579672 Y2 JP2579672 Y2 JP 2579672Y2 JP 5098892 U JP5098892 U JP 5098892U JP 5098892 U JP5098892 U JP 5098892U JP 2579672 Y2 JP2579672 Y2 JP 2579672Y2
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原 修 身 市
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村 達 治 北
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各セルの集電体とし
て、導電性ゴムのシートを用いた電気2重層コンデンサ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気2重層コンデンサのセルの構造は、
公知のように、電解液を含浸させた活性炭からなる2つ
の分極性電極を、絶縁性を有し且つイオン透過性を有す
るセパレータを挟んで対向配置し、前記分極性電極の背
部に集電体を配設すると共に、集電体を除いた部分の周
囲を、電解液の漏れを防ぐためにガスケットでシールす
るという構造にされていた。そして、そのようなセル
を、必要に応じて複数個積層し、内部抵抗を小にするた
め集電体の背後から圧力を加えて使用していた。
【0003】しかし、最近では、樹脂性のケースを電槽
として用意し、この中に複数個のセルを立て並べて入れ
た電気2重層コンデンサ装置が提案されている(例、実
開昭51−097733号公報)。複数個のセルを立て並べて電
槽に入れることにすれば、ガスケットを廃止できるの
で、ガスケットの占める体積分だけ小型にすることが出
来る。逆に、もし同じ大きさのままなら、ガスケットが
占めていた体積だけ、セルの体積を増やすことが出来る
ので、容量を増大することが出来る。
【0004】図3は、そのような従来の電気2重層コン
デンサ装置を示す図である。図3において、1は電槽、
1−1は電槽内面、2はくさび型スペーサ、3は中間ユ
ニットセル、4は終端ユニットセル、41は終端集電体
である。電槽1は、樹脂性のケースであり、金型によっ
て成型される。従って、成型の際の金型の抜けを良くす
るため、電槽内面1−1には、開口部に向かって開くよ
うなテーパが付けられている。
【0005】図4は、中間ユニットセル3と終端ユニッ
トセル4の構成を示す図である。31は導電性ゴムから
成る中間集電体、32は固形の活性炭ペレットから成
り、電解液が含浸させてある分極性電極、33は多孔性
プラスチック等で出来ているセパレータである。終端集
電体41は、例えば銅板を導電性ゴムのシートで覆った
構造とされている。ガスケットは、設けられていない。
【0006】中間集電体31の材料として導電性ゴムを
用いる理由は、重量が軽い上、電解液として硫酸を用い
た場合でも、腐食されないからである。もし金属板とし
た場合には、重い上、硫酸に腐食されてしまう。終端集
電体41を導電性ゴムのシートで覆ったのも、硫酸に腐
食されないようにするためである。
【0007】図5は、終端集電体41と中間集電体31
の平面図である。41−2は端子である。分極性電極3
2のペレットは、導電塗料等の導電性接着剤で、中間集
電体31あるいは終端集電体41に接着されている。図
4と照合することによって理解されるように、分極性電
極32は、中間集電体31に対しては両面に接着され、
終端集電体41に対しては片面に接着される。
【0008】中間集電体31に分極性電極32を接着す
るに当たっては、表裏の分極性電極間が、偶然に混入な
り発生なりした水滴等によって連絡されることがないよ
う、周囲に縁部31−1が残るような平面配置で、接着
される。終端集電体41に接着される分極性電極32
は、中間集電体31に接着された分極性電極32に対向
するよう接着されるから、終端集電体41のサイズを中
間集電体31のサイズと同じにすると、終端集電体41
にもやはり縁部41−1が残る。
【0009】図4の下部に示すように、終端ユニットセ
ル4は、終端集電体41から隣の中間集電体31までの
構成部分を指し、中間ユニットセル3は、或る中間集電
体31から隣りの中間集電体31までの構成部分を指
す。中間ユニットセル3も終端ユニットセル4も、全体
としては薄い平板状の形をしている。
【0010】薄い平板状の中間ユニットセル3を立て並
べ、その両端に終端ユニットセル4を配設して電槽1に
入れた状態では、終端集電体41と電槽内面1−1との
間に、くさび状の隙間が出来てしまう。各ユニットセル
での電解液の分布を均一にしたり、内部抵抗を小にする
ためには、終端集電体41の両側から全面にわたって略
均一な押圧力を加えてやる必要がある。そこで、前記の
隙間にくさび型スペーサ2が、押し込まれている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
(問題点) しかしながら、前記した従来の電気2重層コンデンサ装
置では、中間集電体が、隣接する中間集電体と接触故障
を起こすことがあるという問題点があった。
【0012】(問題点の説明) 図6に、従来の電気2重層コンデンサの配設状態下端部
拡大図を示す。符号は図4,図5のものに対応してい
る。中間集電体31の材料は、前記したように導電性ゴ
ムであり、これには柔軟性がある。そのため、電槽1内
に立て並べる作業を行っている時とか、或いは運搬時の
振動とかにより、予期せぬ力が加わり、隣接する中間集
電体31の下端側の縁部31−1が曲がって、接触故障
を起こすことがあった。本考案は、このような問題点を
解決することを課題とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本考案では、両面に固形の分極性電極が貼られた導
電性ゴムの中間集電体と、片面に固形の分極性電極が貼
られた終端集電体と、前記各分極性電極を対向配置する
際に介在され、絶縁性を有しイオン透過性を有するセパ
レータとを具え、中間集電体と終端集電体が立て並べて
配設される電気2重層コンデンサにおいて、中間集電体
として縁部を硬化処理した導電性ゴムを用いることとし
た。
【0014】
【作 用】導電性ゴム製の中間集電体の縁部を硬化処
理しておくと、中間集電体の立て並べ作業時や運搬時
に、中間集電体を下方に押圧するような力が加わって
も、その下端の縁部は曲がることがない。従って、隣接
する中間集電体同士が、下端の縁部で接触故障を起こす
ことが防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本考案の電気2重層コンデンサで
使用する中間集電体31を示す図である。符号は、図5
のものに対応している。本考案では、中間集電体31の
縁部31−1に、硬化処理を施す。縁部31−1に引か
れている2重斜線は、硬化処理が施されていることを示
している。
【0016】硬化処理は、例えば、縁部31−1の表裏
に、耐電解液性にすぐれた合成樹脂を、コーティングす
るという処理である。電解液としては硫酸が用いられる
場合が多いが、その場合には、耐硫酸性にすぐれた合成
樹脂(例、エポキシ樹脂,ポリカルボシイミド,ナフタ
リン系樹脂)を使用することになる。このような硬化処
理により、縁部31−1だけは硬化される。
【0017】図2は、本考案の電気2重層コンデンサの
配設状態下端部拡大図である。符号は図6のものに対応
している。縁部31−1は硬化されており、柔軟性がな
いから、中間ユニットセル3が電槽1内に立て並べられ
たり、振動で多少力がかかったりしても、下端側の縁部
31−1が曲がることはない。従って、隣接する中間集
電体31が、接触故障を起こすことが防止される。
【0018】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案の電気2重層コ
ンデンサによれば、導電性ゴム製の中間集電体の縁部を
硬化処理しておくので、中間集電体の立て並べ作業時や
運搬時に、中間集電体を下方に押圧するような力が加わ
っても、その下端の縁部は曲がることがない。従って、
下端の縁部で、隣接する中間集電体と接触故障を起こす
ことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の電気2重層コンデンサで使用する中
間集電体を示す図
【図2】 本考案の電気2重層コンデンサの配設状態下
端部拡大図
【図3】 電気2重層コンデンサ装置の概要構成を示す
【図4】 中間ユニットセルと終端ユニットセルの構成
を示す図
【図5】 終端集電体と中間集電体の平面図
【図6】 従来の電気2重層コンデンサの配設状態下端
部拡大図
【符号の説明】
1…電槽、1−1…電槽内面、2…くさび型スペーサ、
3…中間ユニットセル、31…中間集電体、31−1…
縁部、32…分極性電極、33…セパレータ、4…終端
ユニットセル、41…終端集電体、41−1…縁部、4
1−2…端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 櫛 引 克 彦 藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車株式会 社 藤沢工場内 (72)考案者 市 原 修 身 藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車株式会 社 藤沢工場内 (72)考案者 関 根 康 浩 藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車株式会 社 藤沢工場内 (72)考案者 北 村 達 治 藤沢市土棚8番地 いすゞ自動車株式会 社 藤沢工場内 (56)参考文献 特開 昭58−101416(JP,A) 特開 平1−313918(JP,A) 特公 昭46−35099(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01G 9/016 H01G 9/155

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面に固形の分極性電極が貼られた導電
    性ゴムの中間集電体と、片面に固形の分極性電極が貼ら
    れた終端集電体と、前記各分極性電極を対向配置する際
    に介在され、絶縁性を有しイオン透過性を有するセパレ
    ータとを具え、中間集電体と終端集電体が立て並べて配
    設される電気2重層コンデンサにおいて、中間集電体と
    して縁部を硬化処理した導電性ゴムを用いたことを特徴
    とする電気2重層コンデンサ。
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