JP2579129Y2 - 耳 掻 き - Google Patents

耳 掻 き

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JP2579129Y2
JP2579129Y2 JP1991108249U JP10824991U JP2579129Y2 JP 2579129 Y2 JP2579129 Y2 JP 2579129Y2 JP 1991108249 U JP1991108249 U JP 1991108249U JP 10824991 U JP10824991 U JP 10824991U JP 2579129 Y2 JP2579129 Y2 JP 2579129Y2
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earpick
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藤 誠 佐
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佐藤 誠
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の目的】この考案は、耳垢を取り除くために古く
から用いられてきている棒状の耳掻きの改良された構造
を提供しようとするものである。
【0002】
【従来技術】耳掻きは、耳の穴の奥、特に中耳周壁に溜
まる耳垢を取り除くために、耳掻き部をスプーン形状と
したものが、今でもなおその主流を成している。この伝
統的な構造からなる耳掻きでは、その耳掻き部のスプー
ンの凹部を何時も中耳周壁方向に向けて使用するように
しなければ用を成さないが、他人の手を借りずに自らで
それを使う場合、暫く使用している間にその凹部の方向
が定かでなくなり、その都度耳から外して目で確認しな
がら、それなりに神経を使って使用しなければならず、
結構煩わしい思いを強いられることになる。
【0003】そのため、耳掻きの柄の部分に耳掻き部の
スプーン形状の向きが分かるようにした印を付けたり、
その断面形状に工夫を凝らしたもの等が提供されてい
る。しかし、それでもなかなかそれらを案内として耳掻
き部のスプーン形状の凹部を所望する方向にうまく向け
た操作をすることが難しく、したがって、この従来から
の耳掻きを使って自分自身で上手に耳垢を取り除こうと
すると、その都度歯痒い思いをしなければならないこと
になる。
【0004】そこで、基本的な構造をそれら伝統的な耳
掻きから変えて、先細りのスクリュー形状の耳掻きも提
案されているが、この構造の耳掻きの場合、耳の穴が使
う人毎に、その曲がり方や大きさが異なっているため、
うまく合う人とそうでない人の場合を生じ、そのため
か、この構造のものは、これまでのところ耳掻きとして
はそれほど広く普及はせず、どちらかというと、伝統的
な耳掻きで耳の中に掻き落とした耳垢を取り出すためだ
けに使用される補助的な器具となってしまっている嫌い
がある。
【0005】このような耳掻きの状況に鑑み、この考案
では、1人で使用する上で最も都合の良い耳掻きの構造
の開発に取り組み、その都度実験を繰り返して来た結
果、遂にここにきて、従前までのように向きに神経を使
うこともなく、直ぐ誰にでも使いこなせるようにした耳
掻きの実現化に成功することができたものである。以下
では、この考案の耳掻きの構成を、図面に示すこの考案
を代表する実施例に基づきながら、詳細に説明しようと
するものである。
【0006】
【考案の構成】この考案の耳掻きは、基本的に次のよう
な構成から成るものである。即ち、伝統的な耳掻きと同
じように、その全体構成を大きく分けると、適宜長さで
細棒状の耳掻き柄部1と、該耳掻き柄部1の先端に連続
的に形成された耳掻き部2とからなるものであって、そ
の中、耳掻き部2の形状が、耳穴より小さい円形、また
はそれに類似する、楕円形、クローバー型等の輪郭を有
する平板形状であって、しかも、耳掻き柄部1接続側を
除く外周面21と、耳掻き部表裏面22,23の外周縁
とで形成される表裏の角部24,25が、略90度に形
成されて成るものとすると共に、耳掻き部2内には、表
裏面22,23に貫通する刳り貫き孔3が、複数個形成
されて成るようにした耳掻きとするものである。
【0007】耳掻き柄部1および耳掻き部2は、特にそ
の素材が限定されるものではなく、例えば、全体が木や
竹、象牙等の天然素材、あるいはステンレス材、プラス
チックス材等適宜素材を加工して一本物状のものとして
形成したものとする外、前記した素材を適宜組み合わせ
て形成したものとすること等も自由に選択することがで
きる。また、耳掻き柄部1に、彫り物を施したり、滑り
止めのために梨地表面仕上げとする等、従前までの耳掻
きに採用されてきている適宜加工手段を採用したものと
することも勿論可能である。
【0008】耳掻き部2は、耳掻き柄部1に接続する側
を除き、全体形状を平板状であって、標準的な耳穴より
も小さい円形、あるいはそれに近い輪郭形状、例えば楕
円形であったり、クローバー型、花びら型等の輪郭形状
のものに形成されるものであり、しかも、耳掻き柄部1
の接続側を除く外周面21と、耳掻き部表裏面22,2
3の外周縁とで形成される表裏の角部24,25が、略
90度、即ち、その角部24,25が殆ど面取りのなさ
れていない(但し、膚に傷を付けてしまうほどの鋭さで
あってはならない)に形成されていなければならない。
また、この耳掻き部2の耳掻き柄部1に対する接続角
は、全く直線状(即ち、180度)に接続されたものか
ら、10度前後の角度に傾斜させたものまでが包含され
ており、必要に応じた適宜接続角のものとして形成する
ようにすればよい。
【0009】刳り抜き孔3は、上記した耳掻き部2の表
裏面22,23に貫通する如くして複数個形成される小
孔であって、その部分に掻き落とした耳垢を、耳の中か
ら取り出すときに、耳掻き部2の周辺に離散、滑落して
しまわないよう確実に保持する機能を果たさせるもので
あり、したがって、その孔の断面形は必ずしも円形に拘
らず、四角形、クローバー型等適宜断面形状のものの採
用が可能である。以下、図面に示す幾つかの実施例に従
って、この発明の耳掻きの構造を、より具体的に開示す
ることにする。
【0010】
【実施例1】図1の耳掻き部2を主体とした要部拡大正
面図、図2の同側面図に示されている例のものは、この
考案を最も良く代表する耳掻きの例である。即ち、この
実施例によるものは、単一素材、例えばステンレス材で
1本物状に形成される耳掻きであって、耳掻き柄部1
は、掴み易いようにその全体外表面に細溝状に浅い切り
込みを小間隔に施した丸棒状の部材から成り、その先端
側を潰して略円形状の平板からなる耳掻き部2となし、
その外周面21と表裏面22,23との境界である角部
24,25が、図2の側面図から明確に理解されるよう
に、略90度となるように規制して形成されている。
【0011】なお、角部24,25を除く角部、例えば
刳り抜き孔3あるいは開放部31と、耳掻き部2の表裏
面22,23との境界に形成される各角部の形状は、上
記した角部24,25に課せられているような規制は必
要なく、面取りあるいはその他の処理を施したものとし
ても差し支えない。また、刳り抜き孔3は、耳掻き部2
の大きさからして、その直径は1mm程度の小孔とな
り、掻き落とした耳垢の塊の大部分は、そこを通過する
虞はない。
【0012】そして、この耳掻き部2に、2個の円形状
の刳り抜き孔3,3が、横並びとであって、何れも表裏
面22,23を貫通する如くして形成された上、図1の
正面図で明らかな如く、夫々真横方向であって、互いに
逆方向となる方向に向けて外周面21の一部を開放する
ようにした開放部31,31が形成された構造のものと
している。
【0013】なお、この例では、刳り抜き孔3を2個形
成したものとしているが、勿論それ以上の個数の刳り抜
き孔3が形成されることを妨げるものではない。しか
し、耳掻き部2の大きさからして、刳り抜き孔3の個数
が増えると、個々の刳り抜き孔3の孔の大きさは、それ
だけ小さいものとせざるを得ず、あまり孔が小さくなり
過ぎてしまうと、耳垢を耳掻き部2上に止どめ置く機能
が失われてしまう虞があるため、実質上、多くても3個
程度に止どめて形成するのが望ましい。
【0014】
【作用効果】以上、この考案を代表する実施例からも理
解されるように、耳掻き柄部1を指で抓み、先端の耳掻
き部2を特にその面24,25の向きに気を使うことな
く、静かに耳の孔に差し込みながら、指を使って耳掻き
柄部1を適宜回転させると、表裏に相対する各角部2
4,25の中、回転方向側に面する角部24あるいは2
5が耳孔内の膚を擦る状態を実現し、その作用は、該角
部24,25が規制された略90度の角度に形成されて
いる結果、鋭利な刃物ほどではないが、やや刃物的な作
用となって膚に付着した耳垢を効果的に掻き落とすこと
になる。しかも、指で操作する耳掻き柄部1の回転方向
がどちらであっても、各角部24,25とも同じく略9
0度に規制して形成されているため、前記した耳垢を膚
から掻き落とす作用に変わりはなく、使用者は、従前ま
でのもののように、耳掻き部2の面の向きに気を使うこ
ともなく、殆ど無頓着に操作するだけで耳垢を膚から落
としてしまうことができることになる。
【0015】その後、耳掻き部2の表裏面22,23の
何れかの面を使って、その面22あるいは23上に、先
に掻き落とした耳垢を載せるようにして耳孔の外に取り
出すか、面22あるいは23の下で押さえつけ、膚との
間に耳垢を挾むような状態で引き出すようにすると、耳
垢は、刳り抜き孔3に引っ掛かった状態となって耳掻き
部2の周辺に飛散、滑落してしまうことも少なく、ま
た、膚の上を滑らして引き出す時にも取り残してしまう
虞も少なくできるものである。
【0016】特に実施例に示したように、刳り抜き孔
3,3が夫々真横方向に開放部31,31を有する構造
のものとしたものでは、左右の形状を全く意識しないで
使用することを可能にすると共に、耳垢の掻き落としの
際には、この部分が凹凸のある耳垢を膚から掻き落とす
上で有利に作用する外、耳垢を取り出すときには、その
耳垢の引っ掛かりを一層確実なものとするという効果が
得られることになる。
【0017】上述の如く、この考案の耳掻きは、その構
成が極めて簡単であって製造が容易であることから、従
前までのものに比較しても単価的に何等不利になること
もなく、したがって、広く購入、使用できるようにする
ものである上、その使用上では、従前までのもののよう
な煩わしさを伴うことなく、極めて簡単な操作で確実な
耳垢取りを実現でき、自らで耳掻きを使用する人々に大
いに歓迎されるものとなることが予想される。
【図面の簡単な説明】
【図 1】耳掻き部を主体とした要部拡大正面図であ
る。
【図 2】同上要部拡大側面図である。
【符号の説明】
1 耳掻き柄部 2 耳掻き部 21 同外周面 22 同表面 23 同裏面 24 同表面側の角部 25 同裏面側の角部 3 刳り抜き孔 31 同開放部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜長さで細棒状の耳掻き柄部と、該耳
    掻き柄部先端に連続的に形成された耳掻き部とからな
    り、その耳掻き部の形状は、耳穴より小さい円形、また
    はそれに類似した平板形状で、耳掻き柄部の接続側を除
    く外周面と耳掻き部表裏面外周縁とで形成される表裏角
    部が、略90度に形成されると共に、耳掻き部内には、
    表裏に貫通する刳り貫き孔が、耳掻き部に複数個形成さ
    れて成るものとした耳掻き。
  2. 【請求項2】 各刳り貫き孔が、耳掻き部の外周面にそ
    の1部を開放する如くして形成されて成る、請求項1記
    載の耳掻き。
JP1991108249U 1991-12-02 1991-12-02 耳 掻 き Expired - Lifetime JP2579129Y2 (ja)

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JPS478371U (ja) * 1971-02-27 1972-09-30
JPS58188042U (ja) * 1982-05-10 1983-12-14 古謝 宏元 空洞のある綿棒

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