JP2578746C - - Google Patents

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JP2578746C
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は楽譜情報に変換規則を適用し、それぞれの特長を生かした任意のより
音楽的な音源情報に変換することのできる自動演奏装置に関するものである。 従来の技術 近年、楽器の自動演奏が注目されており、従来の技術としては特開昭57−9
4797号公報に示されているような電子楽器の自動演奏装置がある。以下図面
を参照しながら上述した従来の自動演奏装置の一例について説明する。 第7図は従来の自動演奏装置を示すものである。第7図において1は楽譜情報
を記憶する楽譜情報メモリ、9は効果指示部、8は音源制御部、5は音源部、6
は外部入力端子である。 以上のように構成された自動演奏装置について以下その動作について説明する
。 音源制御部8は楽譜情報メモリ1のなかのコード化された楽譜情報、または外
部から入力された楽譜情報を順次読みとり、効果指示部9からの指示にもとづき
音色効果リズム効果等を適宜変化させて、音源部5を制御して、音源部5から楽
音を発生させて自動演奏を行う。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では音源制御部8は楽譜情報を有するだけで、
記憶された楽譜情報どおりに音源部5を制御する音源情報を出力するだけであり
、つまり内部から新たに音源制御情報を発生することなく楽譜どおりの機械的な
出力しか得られない。またはハード上でコントロールするので、たかだか音色効
果、リズム効果等を変化させた程度の単純なアレンジ演奏しか行えないという問
題点を有していた。以下さらに詳細に説明する。 作曲家が音楽をイメージし、音楽を表現するための言語を使って、それを記述
したのが楽譜である。演奏家は、作曲家の意図、作曲された時代、楽器の特性な
どを考え、さらに自分の解釈や思い入れ、を加味して演奏し、それが聴く人々に
感銘を与えるのである。 従って、同じ楽譜の演奏でも、演奏する人が違い、また楽器が違うと、結果と
して聞こえる音楽は全く異なったものとなる。 例えば、同じ楽譜を使ってピアノを演奏しても、幼稚園児が演奏した音楽と練 達の音楽家が演奏した音楽とでは、人々に与える感銘は全く違うのは衆知の事で
ある。あたかも素晴らしい文字がコンピュータを使った音声合成で読み上げられ
るのと、年輪を重ねた渋い声優が、心を込めて読み上げる朗読との違いのような
ものである。 前者の楽譜に記された音符をただひたすら間違わないように演奏する。結果は
目の前で演奏されるときには可愛さはあるが、音楽はロボットが演奏した様な無
味乾燥なものとなる。それに比べて、練達の音楽家が演奏した場合は、演奏を聴
く人々に感動をもたらす極めて芸術性の高い音楽となる。 その違いはただ楽譜を間違わないように弾いた音楽と、音楽家が全身全霊を賭
けて作曲家の思いやその時代性、演奏する楽器の特性さらに会場の雰囲気までも
加味して演奏された音楽との違いである。 これは、具体的には楽譜に記載されている音符情報に演奏家が工夫した細かい
音符情報を演奏情報としてつけ加えて演奏されるのである。練達の音楽家が幼稚
園児が持っていない特別の素晴らしい音を懐に隠し持っているわけではない。 自動演奏に近い概念でプリセット式のものがある。これは人間が楽譜を理解し
て恣意的にシステムに演奏情報を記録しそれを再現するのである。 また類似の物に、人間が演奏した鍵盤情報を電子的に記憶し、それを再生でき
るものがある。さらにその情報を人間が編集してより芸術性の高い音楽を演奏す
るものもある。 これらは、人間が楽譜全面に渡って演奏情報を付加し、詳細演奏情報付きの楽
譜を機械に覚え込ませる。従って同じ原楽譜を使って異なったイメージの音楽を
演奏しようとすると、全面的に作り直す必要があった。 本発明は上記問題点に鑑みなされたもので変換規則の恣意的な適用により、よ
り音楽的でかつ個人の好みに合った多彩な自動演奏を実現することができる自動
演奏装置を提供するものである。 問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の自動演奏装置は、予め音高、音長等の情
報がコード化された楽譜情報を記憶する第1のメモリと、楽器別、音楽ジャンル
別、演奏家別、音階変換、に対応する複数の変換規則群を記憶する第2のメモリ と、上記第2のメモリから任意の変換規則群の選択する変換規則群選択部と、上
記選択された変換規則群の中から適用可能な任意の変換規則を選択し、上記選択
された変換規則を上記楽譜情報に適用して音源情報に変換する楽譜情報処理部と
、上記音源情報に対応した楽音を発生する音源部とを備えたものである。 作 用 本発明は上記の構成により、音高,音長などの複数の情報コード化された楽譜
情報を第1のメモリに記憶し上記楽譜情報を音楽ジャンル別,楽器別,演奏家別
等に対応する複数の変換規則群メモリ中の選択された任意の変換規則群中の適用
可能な変換規則(例えば(1).強迫は音量を増す(2).付点8分音符と16
分音符とをつづける場合のリズムは、付点8分音符を長めに16分音符を短めに
演奏してリズムを強調する(3).楽器がピアノの場合、一定のインターバル以
上離れた連続2音は前音の発音時間を短くして人間の手動作の物理的な限界によ
る特徴を出すなど)によって処理して音源情報として出力し、音源部で上記音源
情報に対応する楽音を楽譜情報処理と同時に発生するようにするものである。 例えば、熟達の音楽演奏家の演奏情報を基の楽譜と照合しながら分析し、そこ
から抽出した演奏するための規則を変換規則として装置に記憶する場合、作曲家
、音楽の時代性や範疇等を踏まえて、楽譜の全体構造、さらに部分構造などに応
じて、それを演奏するための詳細楽譜に変換するための変換規則を分析し抽出す
る。 これらの変換規則を、楽譜に適用することに依って、その楽譜に対応する詳細
な演奏情報を創り出す。当然、この変換規則は同じ様な音楽ジャンル(作曲家や
時代性や楽器構成など)に属する別の楽譜に適用して効果を発揮する。 また異なる演奏家から抽出した変換規則を同じ楽譜に適用すると、異なった演
奏効果をもたらす。 結果として得られた演奏情報を別の音源部に入力することに依って、音楽性の
高い音楽を演奏させ、人々に感動を与え様とするものである。 この変換規則を別の変換規則(複数の規則群内蔵している)を入れ換える、さ
らには順次学習する、ユーザーが特別の変換規則をつけ加えるなどによってより
高度な音楽演奏が実現できるようになって行くものである。 実施例 以下、本発明の自動演奏装置の第1の実施例について図面を参照しながら説明
する。 第1図は本発明の自動演奏装置の第1の実施例のブロック図を示すものである
。第1図において、1は楽譜情報メモリ、2は複数の変換規則群メモリ、3は任
意の変換規則群を選択する変換規則群選択部、4は楽譜情報処理部、5は電子楽
器のように電気的に楽音を発生する音源部である。 以上のように構成された自動演奏装置について、以下その動作について説明す
る。 音高,音長などの複数の情報が予めコード化された楽譜情報は楽譜情報メモリ
1に記憶されている。複数の変換規則群メモリ2のなかの任意の変換規則群を変
換規則群選択部3で選択し楽譜情報処理部4で上記選択された変換規則群のなか
から適用可能な任意の変換規則を選択し、上記選択された変換規則を上記楽譜情
報に適用してより音楽的演奏を行うべき音源情報に変換し、音源部5で上記音源
情報に対応した音楽的な楽音を発生する。 このようにして本実施例によれば、変換規則の恣意的な適用により、より音楽
的かつ個人の好みに合った多彩な自動演奏を実現する。例えば音階変換規則を複
数設定することにより、任意のどの音階による自動演奏も可能であり、一部のピ
アノのようなアコースティック楽器では不可能な純正律音階等による自動演奏も
可能である。 第2図は本発明の自動演奏装置の第2の実施例のブロック図である。 第2図において6aは楽譜情報を外部から受取り楽譜情報メモリ1aに入力す
る外部入力端子であり、その他の構成は第1の実施例の構成と同様なものである
。 本実施例によれば、楽譜情報メモリ1aによって楽譜情報を外部から入力し一
時記憶させて使うことが可能となり、楽譜情報を任意に書換え使用することがで
きるようになる。つまり、光学的に記憶された読出し専用メモリ,レコード,E
P.読出し専用メモリ,マスク読出し専用メモリ等各種読出し専用メモリ,テー
プ,フロッピィディスク等の各種ランダムアクセスメモリ等の外部記憶手段の利
用、楽譜データベースからの電話回転等のよるオンライン化利用、キーボード等
の入力手段の利用が可能となる。また、パターン認識装置などを用いて楽譜を直 接読取ることも可能である。 第3図は本発明の自動演奏装置の第3の実施例のブロック図である。 第3図において、6bは変換規則群、またはそれを構成する変換規則を外部か
ら受取り変換規則群メモリ2bに入力する外部入力端子であり、その他の構成は
第1の実施例の構成と同様なものである。 本実施例によれば、変換規則群メモリ2bによって変換規則群またはそれを構
成する変換規則を外部から受取り選択的に書き換えることができるようになる。
つまり光学的に記録された読み出し専用メモリ,レコード,EP.読出し専用メ
モリ,マスク読出し専用メモリ等各種読出し専用メモリ、テープフロッピーディ
スク等の各種ランダムアクセスメモリ等から受取り、選択的に書換えることがで
きるようになる。 第4図は本発明の自動演奏装置の第4の実施例のブロック図である。 第4図において、7は21〜2nのn個の複数の変換規則群メモリのなかから、
複数の変換規則群メモリ21から任意に複数の変換規則群メモリ22から任意に、
以下同様、複数の変換規則群メモリ2nから任意に同時に適当な変換規則群を選
択する変換規則群選択部で、それ以外は第1の実施例の構成と同様なものである
。変換規則群選択部7を同時に21〜2nのn個の変換規則群メモリのなかから複
数の変換規則群を選択することにより1つの変換規則群メモリのなかから任意の
変換規則群しか選択しない場合に比べて、楽器の特色、音楽ジャンル別の特色、
音階変換規則、演奏家別等の特色を重複してつけることができるので、ほりリア
ルかつ音楽的な演奏を実現できる。 第5図は本発明の自動演奏装置の第5図の実施例のブロック図である。 第5図において、4aは楽譜情報を一旦音源制御情報に変換する楽譜情報処理
部、8は上記音源制御情報を一時記憶し、順次対応する音源情報に変換し出力す
る音源制御部で、その他の構成は第1の実施例の構成と同様なものである。 本実施例によれば楽譜情報処理部4aで楽譜情報が一旦変換された音源制御情
報を音源制御部8で一時記憶し、順次対応する音源情報に変換し出力することに
より処理結果を何時でも何度でも再生検証することができる。 第6図は本発明の自動演奏装置の第6の実施例のブロック図である。 第6図において、1aは複数の変換規則群を記憶する楽譜情報メモリであって
、外部入力端子6aを有し、ここから楽譜情報を受け取り選択的に書換えること
ができる。2bは楽譜情報を記憶する変換規則群メモリであって、外部入力端子
6bを有し、楽譜情報を外部入力端子10bから入力される楽譜データベースの
中から選択的に受け取り一時記憶する。なお、その他の構成は第1の実施例の構
成と同様なものである。また、ここでの効果は第2の実施例の効果と第3の実施
例の効果を組合せたものである。 なお第1,第2,第3,第4,第5,第6の各実施例において音源部5は電子
楽器を使ったが、ピアノのようなアコースティック楽器でも良い。 発明の効果 以上のように本発明は複数の変換規則群の第2のメモリと上記複数の変換規則
群メモリ中の任意の群を選択する変換規則群選択部と、上記選択された変換規則
群のなかから適用可能な任意の変換規則を選択し、上記選択された変換規則を楽
譜情報に適用して音源情報を出力する楽譜情報処理部を設けることにより、変換
規則の恣意的な適用により、より音楽的かつ楽器別,音楽ジャンル別,演奏家別
,音階別等、個人の好みに合ったアレンジをした多彩な自動演奏を実現すること
ができる。 また、同じ楽譜情報から、複数の多彩なアレンジ演奏を生みだすことができる
ので、アレンジ効果の差異を聴覚によって把握することが可能で、音楽教育上有
益である。 また、作編曲家が、作編曲を行った場合、その効果を演奏家、オーケストラが
不在でも、リアルに確かめることができ、強力な作編曲支援手段となる。 また、楽器編成、リズム等をユーザーが任意に変えることができ、より自由度
の高い自動演奏を楽しめる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の第1の実施例における自動演奏装置のブロック図、第2図は
同第2の実施例のブロック図、第3図は同第3の実施例のブロック図、第4は同
第4の実施例のブロック図、第5図は同第5の実施例のブロック図、第6図は同
第6の実施例のブロック図、第7図は従来の自動演奏装置のブロック図である。 1,1a……楽譜情報メモリ、2,2b……変換規則群メモリ、3…変換規則
群選択部、4,4a……楽譜情報処理部、5……音源部、6,6a,6b……外
部入力端子、7……変換規則群選択部、音源制御部、9……効果制御部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)予め音高、音長等の情報がコード化された楽譜情報を記憶する第1のメモ
    リと、楽器別、音楽ジャンル別、演奏家別、音階変換、に対応する複数の変換規
    則群を記憶する第2のメモリと、上記第2のメモリから任意の変換規則群を選択
    する変換規則群選択部と、上記選択された変換規則群の中から適用可能な任意の
    変換規則を選択し、上記選択された変換規則を上記楽譜情報に適用して音源情報
    に変換する楽譜情報処理部と、上記音源情報に対応した楽音を発生する音源部と
    を備えた自動演奏装置。 (2)楽譜情報を記憶する第1のメモリは外部入力端子を有し、かつ楽譜情報を
    外部の楽譜情報データベースから選択的に受取り、一時記憶する機能を有する特
    許請求の範囲第1項記載の自動演奏装置。 (3)複数の変換規則群を記憶する第2のメモリは、外部入力端子を有し、かつ
    変換規則群、またはそれを構成する変換規則を外部から受取り選択的に書換える
    機能を有する特許請求の範囲第1項記載の自動演奏装置。 (4)変換規則選択部は複数の変換規則群を記憶する複数個の変換規則群の中ら
    、それぞれ任意の変換規則群を選択する特許請求の範囲第1項記載の自動演奏装
    置。 (5)楽譜情報処理部と音源部の間に音源制御部を有し、上記楽譜情報処理部で
    楽譜情報を一旦音源制御情報に変換し、上記音源制御部で上記音源制御情報を一
    時記憶し、順次対応する音源情報に変換し出力する特許請求の範囲第1項記載の
    自動演奏装置。 (6)楽譜情報を記憶する第1のメモリは第1の外部入力端子を有し、かつ上記
    楽譜情報を外部の楽譜データベースから選択的に受取り一時記憶する機能を有し
    、かつ複数の変換規則群を記憶する第2のメモリは第2の外部入力端子を有し、
    かつ変換規則群、またはそれを構成する変換規則を外部から受取り選択的に書換
    える機能を有する特許請求の範囲第1項記載の自動演奏装置。

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