JP2578735B2 - 保護ワニス - Google Patents

保護ワニス

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JP2578735B2 JP13104187A JP13104187A JP2578735B2 JP 2578735 B2 JP2578735 B2 JP 2578735B2 JP 13104187 A JP13104187 A JP 13104187A JP 13104187 A JP13104187 A JP 13104187A JP 2578735 B2 JP2578735 B2 JP 2578735B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、強酸に対して侵されにくく、機械的にも丈
夫な新しいワニスに関するものである。
従来の技術 ポリエステル等の熱硬化性材料やポリスチレン、ポリ
(メタ)アククリレート等の熱可塑性材料をはじめとす
る多数の材料は、硫酸等の強酸に侵されやすい。この問
題は、特に航空機産業において深刻である。例えば、定
期運航の飛行機は、高度10,000mの大気中で火山が原因
と思われる約75%の硫酸を含む雲の中を通過する必要の
あることがしばしばある。
発明が解決しようとする問題点 機体表面の透明部分はたいていメチルポリメタクリレ
ートで製造されているが、この部分がすぐに劣化する。
このため、この透明部分は、頻繁に磨き直すか、場合に
よっては何回か航行するごとに交換する必要がある。
この問題点を解決するために、本特許出願人は、重合
後には、有機溶媒、特にアルコールや、硫酸その他の強
酸に侵されないだけでなく、熱硬化性材料または熱可塑
性材料に完全に付着する保護ワニスを完成した。本発明
の別の目的は、熱および/または機械的力により被被覆
材料と一体にして成形可能であり、表面上の応力によっ
て亀裂の入ることのない保護ワニスを提供することであ
る。
問題点を解決するための手段 つまり、本発明によれば、保護ワニスであって、少な
くとも1種のハロゲン系溶媒および/または少なくとも
1種のケトン系溶媒中に下記のポリマーを下記の割合
で、すなわち、 − 平均分子量が15,000〜800,000のポリマー(A)を9
5〜99.9重量%と、 − 平均分子量が500〜4,000のポリマー(B)を0.1〜
5重量%と を溶液として含み、上記ポリマー(A)と上記ポリマー
(B)は、 − 下記の化学式で表わされる少なくとも1種のフッ素
化モノマー、 H2C=C(R1)−C(O)−O− −C(R2)(R3)−CnF2n+1-mHm ‥(I) (ただし、R1はメチル気、水素原子、塩素原子、または
フッ素原子であり、 R2とR3は、H、CH3、CH2−CH3またはCF3であり、互いに
同じでも異なっていてもよく、 nは1〜20の整数であり、 mは0〜2nの整数である)を50〜100重量%と、 − 少なくとも1種のビニルモノマー(II)を0〜50重
量%と を重合させて製造することを特徴とするワニスが提供さ
れる。
驚くべきことに、本発明のワニスで被覆したサンプル
片には、アルコールまたは酸の存在下で曲げ試験を行っ
たあとも亀裂がまったく見られない。例えば、AIR9106A
規格(実施例1を参照のこと)に記載の条件でひび割れ
閾値を測定すると、このサンプル片ではひび割れ閾値
は、イソプロパノールの存在下では約1.9Kg/mm2であ
り、75重量%の硫酸の存在下での最大ひび割れ閾値は2.
8Kg/mm2である。
本発明の保護ワニスは、ハロゲン系溶媒および/また
はケトン系溶媒を50〜90重量%含んでいることが好まし
い。
さらに、ポリマー(A)の平均分子量が50,000〜300,
000であり、ポリマー(B)の平均分子量が500〜2,000
であることが好ましい。
また、化学式(I)のフッ素化モノマーは、2,2,2−
トリフルオロエチルアクリレートまたは2,2,2−トリフ
ルオロエチルメタクリレートであることが好ましい。
ポリマー(A)とポリマー(B)を製造するのに使用
できるビニルモノマー(II)としては、メタクリル酸等
の(メタ)アクリル酸モノマー、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、メチルメタクリレート、グリシジルメタクリレート
等の(メタ)アクリレート、または、2−クロロエチル
メタクリルレート、2,2,2−トリクロロエチルメタクリ
レート等の塩素化(メタ)アクリレートを挙げることが
できる。
本発明において使用可能なハロゲン系溶媒としては、
特に、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロ
エタン、1,1−ジクロロエタン等の塩素系溶媒またはこ
れら溶媒の組合せが考えられる。しかし、ジクロロメタ
ンを単独で、または他の塩素溶媒および/またはケトン
系溶媒と組合せて用いることが好ましい。この場合に
は、熱硬化性材料または熱可塑性材料の表面に完全に付
着するワニスが得られる。
本発明におけるケトン系溶媒とは、ケトン基−C
(O)−を少なくとも1つ含む有機物のことを意味す
る。本発明で使用可能なケトン系溶媒としては、例えば
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、イソホロンを列挙することができる。これらケトン
系溶媒は、単独で、または、他のケトン系溶媒と組合せ
て用いるとよい。場合によっては、1つまたは複数のハ
ロゲン系溶媒と上記のケトン系溶媒を組合せて用いても
よい。
ハロゲン系溶媒および/またはケトン系溶媒は、ワニ
スの50〜95重量%とする。この割合は、70〜85重量%で
あることが好ましい。
場合によっては、本発明のワニスを希釈するために、
ワニス中に極性溶媒を添加することがある。使用する極
性溶媒としては、例えばエチルアセテート、ブチルアセ
テート等のアセテートが挙げられる。また、トルエン、
キシレン等の溶媒をワニスの10重量%まで使用して本発
明のワニスを希釈することもできる。
さらに、本発明では上記のワニスの製造方法が提供さ
れる。この方法によれば、温度20〜70℃、好ましくは40
〜60℃で、先に定義した化学式(I)のフッ素化モノマ
ーの少なくとも1種を50〜100重量%と、やはり先に定
義した化学式(II)のモノマーの少なくとも1種を0〜
50重量%含むモノマーを、少なくとも1種の触媒の存在
下で溶液で重合させる。
本発明の好ましい実施例においては、ハロゲン系溶媒
である塩素系溶媒、例えばジクロロメタン、1,2−ジク
ロロエタン、1,1−ジクロロエタン等またはこれら溶媒
を組合せた溶媒中で上記重合反応を行わせる。また、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、イソホロン等のケトン系溶媒をハロゲン系溶媒と組
合せた溶媒中で上記重合反応を行わせることもできる。
場合によっては、極性希釈剤および/または極性の小さ
な希釈剤、さらにはこれら希釈剤の2種以上の混合物を
上記溶媒に添加する。極性希釈剤としては、例えば、エ
チルアセテート、ブチルアセテート等のアセテートが挙
げられる。また、極性の小さな希釈剤としては、トルエ
ンやキシレンが使用される。
本発明に適する重合触媒としては、過酸化物、例えば
ベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペルオキシド、タ
ーチオブチルペルデカノエート、ターチオブチルペルベ
ンゾエート、アセチルシクロヘキサンスルホニルペルオ
キシド、メチルエチルケトンペルオキシド、ターチオブ
チルペルオキシドや、ペルオキシジカーボネート、例え
ばビス(4−ターチオブチルシクロヘキシル)ペルオキ
シジカーボネート、n−ブチルペルオキシジカーボネー
ト、シクロヘキシルペルオキシジカーボネート、ビス
(2−エチルヘキシル)ペルオキシカーボネート、イソ
プロピルペルオキシカーボネートが挙げられる。また、
アゾ化合物、例えば2,2′−アゾビスイソブチロニトリ
ル、4,4′−アゾビス(4−シアノペンタン)酸を用い
ることもできる。本発明の方法を実施する際に使用する
触媒の量は、重合させるモノマーの0.1〜2重量%であ
る。しかし、触媒の量は、0.1〜1重量%であることが
好ましい。
本発明のワニスのもう1つの製造方法によれば、ハロ
ゲン系溶媒の少なくとも1種および/またはケトン系溶
媒の少なくとも1種の中で、先に定義したポリマー
(A)の少なくとも1種以上と、やはり先に定義したポ
リマー(B)の少なくとも1種以上を混合させる。ポリ
マー(B)は、連鎖抑制剤、例えばメルカプタンの存在
下で化学式(I)のフッ素化モノマーの少なくとも1種
と化学式(II)のビニルモノマーの少なくとも1種を、
先に記した所定の割合でラジカル重合させることにより
得られる。
本発明のワニス、様々な熱可塑性材料や熱硬化性材
料、例えば、メチルポリメタクリレート、ABS樹脂、ポ
リスチレンに対して優れた付着性を示す。
本発明のワニスの乾燥抽出物は、5〜50重量%、好ま
しくは15〜30重量%である。
本発明のワニスは弾性があり、機械的強度が大きいの
で特に曲げ試験に強い。
場合によっては、本発明のワニス中にアジュバント、
例えば可塑剤を添加することがある。可塑剤としては、
ジブチルフタレートやジエチルフタレート等のフタレー
トが挙げられる。
本発明のワニスは従来通りの方法で塗布する。すなわ
ち、溶射ガンによるか、浸漬法を用いてワニスを塗布す
る。また、機械を用いて熱成形前に平らな板の上にワニ
スを塗ることや、熱成形した板の上にワニスを塗ること
も可能である。
実施例 以下の実施例により本発明をよりよく理解できよう。
ただし、本発明が以下の実施例に限定されることはな
い。
実施例1 冷却装置、機械的攪拌装置、窒素吹込装置、温度制御
装置を備える反応容器内に以下の装入物を導入する(単
位は重量部)。
−ジクロロメタン :150 −2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート :100 −メタクリル酸 : 2 −メチルメタクリレート : 1 −ビス(4−ターチオブチルシクロヘキシル)ペルオキ
シジカーボネート 0.6 温度を40℃に保って、この反応媒体を12時間攪拌す
る。次いでこの反応媒体を室温にまで冷却する。重合度
は85%である。8日後には重合度が98%になる。このよ
うにして得られたワニスは、平均分子量が145,000のポ
リマー(A)96.6重量%と、平均分子量が700のポリマ
ー(B)3.4重量%を含んでいる。
幅25.5mm、厚さ2.9mm、長さ180mmのメチルポリメタク
リレートサンプル片にワニスを約0.3mmの厚さに塗布す
る。
このサンプル片に75重量%の硫酸を作用させてもワニ
ス層の劣化はまったく観察されない。
空軍の仕様書にあるAIR9106A規格に従うひび割れ閾値
測定において、長さ100mmにわたってひび割れをテスト
し、ワニス塗布サンプル片に0.79Kgの力を加える場合に
は、以下の結果が得られる。
・イソプロパノールを作用させた場合のひび割れ閾値 :
1.9kg/mm2 ・75重量%の硫酸を作用させた場合のひび割れ閾値:2.8
kg/mm2 実施例2 実施例1と同じ反応容器内に以下モノマーを重合させ
てワニス100部を製造する(単位は重量部)。混合させ
るモノマーは、 −2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート :75 −2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート :25 −メタクリル酸 : 2 −メチルメタクリレート : 1 である。この重合は、ビス(4−ターチオブチルシクロ
ヘキシルペルオキシカーボネート0.5部、ジクロロメタ
ン150部、メチルエチルケトン150部の存在下で行う。
重合は、温度50℃で12時間行わせる。続いて反応混合
物を室温まで冷却して8日間そのまま放置する。
このようにして得られたワニスは、平均分子量が115,
000のポリマー(A)98.8重量%と、平均分子量が1,200
のポリマー(B)1.2重量%を含んでいる。
このワニスは熱硬化性材料や熱可塑性材料に対する付
着性が優れており、75重量%の硫酸の存在下でも劣化し
ない。
実施例1と同じ条件で行ったひび割れ試験の結果は以
下の通りである。
・ 75重量%の硫酸を作用させた場合のひび割れ閾値2.
8kg/mm2 実施例3 実施例1と同じ反応容器内に以下のモノマーを溶液で
重合させてワニス100部を製造する(単位は重量部)。
混合させるモノマーは、 −2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート :100 −メチルメタクリレート : 1 −メタクリル酸 : 2 である。この重合は、ビス(4−ターチオブチルシクロ
ヘキシル)ペルオキシジカーボネート0.3部、2,2′−ア
ゾビスイソブチロニトリル0.3部、1,2−ジクロロエタン
150部、メチルエチルケトン150部の存在下で行う。
重合は、温度60℃で12時間行わせる。続いて反応混合
物を室温まで冷却して8日間そのまま放置する。
このようにして得られたワニスは、平均分子量が50,0
00のポリマー(A)97.5重量%と、平均分子量が900の
ポリマー(B)2.5重量%を含んでいる。
このワニスは熱硬化性材料や熱可塑性材料に対する付
着性が優れており、75重量%の硫酸の存在下でも劣化し
ない。
実施例1と同じ条件で行ったひび割れ試験の結果は以
下の通りである。
・ イソプロパノールを作用させた場合のひび割れ閾値
1.82kg/mm2 ・ 75重量%の硫酸を作用させた場合のひび割れ閾値2.
8 kg/mm2 実施例4 実施例1と同じ反応容器内に以下のモノアーを溶液で
重合させてワニス100部を製造する(単位は重量部)。
混合させるモノマーは、 −メチルメタクリレート :25 −2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート :75 −メタクリル酸 : 2 −フタレート中の28%のアセチルシクロヘキサンスルホ
ニルペルオキシド : 0.2 −ビス(4−ターチオブチルシクロヘキシル)ペルオキ
シジカーボネート : 0.2 である。この重合は、ジクロロメタン150部と1,2−ジク
ロロエタン150部の存在下で行う。温度52℃で12時間重
合を行わせた後、得られた生成物を室温で8日間放置す
る。
得られたワニスは平均分子量が65,000のポリマー
(A)97.1重量%と、平均分子量1,000のポリマー
(B)2.9重量%を含んでいる。
このワニスは熱硬化性材料や熱可塑性材料に対する付
着性が優れており、75重量%の硫酸の存在下でも劣化し
ない。
実施例1と同じ条件で行ったひび割れ試験の結果は以
下の通りである。
・ 75重量%の硫酸を作用させた場合のひび割れ閾値2.
8kg/mm2 実施例5(比較例) 実施例1と同じ反応容器内に以下の装入物を導入する
(単位は重量部)。
−2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート :100 −メチルメタクリレート : 1 −メタクリル酸 2 −ビス(4−ターチオブチルシクロヘキシル)ペルオキ
シジカーボネート :0.6 −エチルアセテート 150 ゲルに透過させてクロマトグラフィーを行うと、得ら
れるクロマトグラムは単一のピークをもつガスウ型の曲
線である。このピークは平均分子量47,000のポリマー
(A)に対応する。
重合反応は温度80℃で行わせる。
このようにして得られたワニスをメチルポリメタクリ
レート上に塗布すると、硫酸またはイソプロパノールが
存在していないときでも曲げ試験によってひび割れが生
じる。
実施例6(比較例) この実施例はほとんど実施例5と同じである。相異点
は、溶媒を1,2−ジクロロエタンにしたことと、重合反
応の温度を83.5℃にしたことである。
このようにして得られたワニスをポリメチルメタクリ
レート上に塗布すると、硫酸またはイソプロパノールが
存在していないときでも曲げ試験によってひび割れが生
じる。
透過させてクロマトグラフィーを行うと、得られるク
ロマトグラムは単一のピークをもつガスウ型の曲線であ
る。このピークは平均分子量85,000のポリマー(A)に
対応する。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1種のハロゲン系溶媒および/
    または少なくとも1種のケトン系溶媒中に下記ポリマー
    (A)および(B)をポリマー総重量に対して下記割
    合: (A) 平均分子量が15,000〜800,000のポリマー:95〜
    99.9重量% (B) 平均分子量が500〜4,000のポリマー:0.1〜5重
    量% で含む溶液からなる保護ワニスであって、 上記のポリマー(A)および(B)が下記モノマー1)
    と2)とを下記比率で重合させて得られたものであるこ
    とを特徴とする保護ワニス: 1) 化学式(I)で表わされる少なくとも1種のフッ
    素化モノマー:50〜100重量% H2C=C(R1)−C(O)−O−C(R2)(R3)−CnF2n+1-mHm (I) (ここで、 R1はメチル基、水素原子、塩素原子またはフッ素原子で
    あり、R2とR3はH,CH3,CH2−CH3またはCF3であり、互い
    に同一でも異なっていてもよく、 nは1〜20の整数であり、 mは0〜2nの整数である) 2) 少なくとも1種のビニルモノマー(II):0〜50重
    量%。
  2. 【請求項2】ハロゲン系溶媒および/またはケトン系溶
    媒を50〜90重量%含む特許請求の範囲第1項に記載の保
    護ワニス。
  3. 【請求項3】ポリマー(A)の平均分子量が50,000〜30
    0,000である特許請求の範囲第1項または第2項に記載
    の保護ワニス。
  4. 【請求項4】ポリマー(B)の平均分子量が500〜2,000
    である特許請求の範囲第1〜3項のいずれか一項に記載
    の保護ワニス。
  5. 【請求項5】化学式(I)のフッ素化モノマーが2,2,2
    −トリフルオロエチルメタクリレートおよび/または2,
    2,2−トリフルオロエチルアクリレートである特許請求
    の範囲第1〜4項のいずれか一項に記載の保護ワニス。
  6. 【請求項6】ビニルモノマー(II)が(メタ)アクリル
    酸モノマー、メタ(アクリレート)または塩素化メタク
    リレートからなる群の中から選択される特許請求の範囲
    第1〜5項のいずれか一項に記載の保護ワニス。
  7. 【請求項7】ケトン系溶媒がアセトン、メチルエチルケ
    トン、メチルイソブチルケトン、イソホロンからなる群
    の中から選択される特許請求の範囲第1〜6項のいずれ
    か一項に記載の保護ワニス。
  8. 【請求項8】ハロゲン系溶媒がジクロロメタン、クロロ
    ホルム、1,2−ジクロロエタン、1,1−ジクロロエタンか
    らなる群の中から選択される特許請求の範囲第1〜7項
    のいずれか一項に記載の保護ワニス。
  9. 【請求項9】ハロゲン系および/またはケトン系溶媒溶
    媒中で、少なくとも1種の触媒の存在下で、温度20〜70
    ℃で、下記モノマー1)および2)を下記比率: 1) 化学式(I)で表わされる少なくとも1種のフッ
    素化モノマー:50〜100重量% H2C=C(R1)−C(O)−O−C(R2)(R3)−CnF2n+1-mHm (I) (ここで、 R1はメチル基、水素原子、塩素原子またはフッ素原子で
    あり、R2とR3はH,CH3,CH2−CH3またはCF3であり、互い
    に同一でも異なっていてもよく、 nは1〜20の整数であり、 mは0〜2nの整数である) 2) 少なくとも1種のビニルモノマー(II):0〜50重
    量% で溶液重合させて得られる下記ポリマー(A)および
    (B): (A) 平均分子量が15,000〜800,000をポリマー:95〜
    99.9重量% (B) 平均分子量が500〜4,000のポリマー:0.1〜5重
    量% をポリマー総重量に対して上記割合で含むことを特徴と
    する、ハロゲン系および/またはケトン系溶媒溶媒中に
    上記ポリマー(A)および(B)を含む保護ワニスの製
    造方法。
  10. 【請求項10】重合反応を40〜60℃で行う特許請求の範
    囲第9項に記載の方法。
  11. 【請求項11】重合反応をジクロロメタン、クロロホル
    ム、1,2−ジクロロエタン、1,1−ジクロロエタンからな
    る群の中から選択されるハロゲン系溶媒中で行う特許請
    求の範囲第9または第10項に記載の方法。
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