JP2578318B2 - 給餌方法 - Google Patents

給餌方法

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JP2578318B2
JP2578318B2 JP6084425A JP8442594A JP2578318B2 JP 2578318 B2 JP2578318 B2 JP 2578318B2 JP 6084425 A JP6084425 A JP 6084425A JP 8442594 A JP8442594 A JP 8442594A JP 2578318 B2 JP2578318 B2 JP 2578318B2
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達也 鶴見
俊昭 西阪
芳一 水戸
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株式会社日本アルミ
社団法人マリノフォーラム二十一
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
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  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば養魚槽の稚魚等
に粉体状の人工配合飼料を給餌する給餌装置に関するも
のである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】従来、養魚槽においては、
人手により給餌するのが一般的であった。また自動的な
給餌装置として、人工配合飼料を貯留する貯留槽と、こ
の貯留槽内の人工配合飼料を切出す回転フィーダーと、
この回転フィーダーにより切出した人工配合飼料を短管
から吹出すためのブロワーとを備え、タイマーにより設
定した時刻に設定した時間だけ給餌するものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】例えば栽培漁業にお
ける稚魚育成のための養魚槽は、通常複数槽設置されて
おり、これら各槽に粉体状の人工配合飼料を給餌するた
めには、次のような条件が必要である。すなわち、人工
配合飼料を貯蔵位置から各養魚槽に運搬する。この距離
は10〜100m程度である。また、各養魚槽毎に予め
計重された所定量の人工配合飼料を槽面積に対して可能
な限り均一に分散散布する。これは、集中投餌した場
合、各稚魚当りの投餌量にばらつきを生じて成長度に不
均一を生じるためであり、さらには人工配合飼料が養魚
槽の底に沈み易く、有効に稚魚に与えられないばかりで
なく、残餌となり、養魚槽の底を汚すので清掃に大きな
労力を要するからである。また給餌頻度は、1日当り数
回から数十回に分けて与える。また給餌の時刻、1回当
りの給餌量、1回当りの給餌時間等は、稚魚の成長に応
じて適切な条件を設定する。特に初期段階では微量の人
工配合飼料を長時間にわたって散布する必要がある。ま
た人工配合飼料の粒径等の種類についても、稚魚の成長
や種類等に応じて適切なものを選定しなれければなら
ず、複数種類の人工配合飼料を適切な比率で混合して給
餌する必要が生じる。
【0004】しかしながら上記従来の人手による給餌方
法では、気象条件の厳しい日も含め、絶え間なく給餌す
る必要があり、大きな労力を要する。また異なった種類
の人工配合飼料を混合して給餌する場合、各養魚槽毎に
人工配合飼料の混合比を適切に調整して給餌しなければ
ならず、この点でも大きな労力を要する。また均一散
布、あるいは微量・長時間散布の点で、ばらつきと限界
がある。
【0005】また上記従来の給餌装置では、複数の養魚
槽への給餌は不可能であり、各養魚槽毎に給餌装置を必
要とするので不経済である。また異なった種類の人工配
合飼料を混合して給餌する場合、人手により各養魚槽毎
に人工配合飼料の混合比を適切に調整してから貯留槽に
投入しなければならず、大きな労力を要する。また散布
範囲が給餌装置のごく近くに限られ、集中散布しかでき
ない。これを解決するために養魚槽の4隅に各々給餌装
置を設置することも考えられるが、これでは非常に不経
済であり、しかも均一性に限界がある。また養魚槽上に
レールを設置して、給餌装置をレールに沿って移動させ
ることも考えられるが、コストが膨大で非現実的であ
る。また人工配合飼料を予め計重してから貯留槽に投入
する必要があり、充分な省力化が図れない。
【0006】また養魚槽周辺は高湿度環境下にあり、槽
近傍に位置する従来の給餌装置では、短管を通して容易
に湿気や水蒸気が浸入する。この結果短管内および貯留
槽内の人工配合飼料は吸湿し、装置各部で付着や詰まり
を生じ、供給に支障を生じ易かった。さらには、吸湿し
た人工配合飼料は酸化変質しやすく、飼料そのものの機
能をも失うことがあった。
【0007】なお、例えば実開平1−137158号公
報に記載されているように、水あるいは空気を利用して
餌箱の餌を輸送する自動餌まき機が提案されているが、
このような装置では1種類の餌を複数の給餌箇所に同時
に給餌することしかできない。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明の給餌方法は、
貯留槽内の粉体状の人工配合飼料を、空気輸送によっ
て、所定の養魚槽の水面上に供給し、自転する複数の給
餌ノズルから水面に散布することを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】人工配合飼料は、自転する複数の給餌ノズルか
ら散布されるので、広範囲に均一に散布される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の給餌方法を採用してなる給餌装置の
輸送部の構成図、図2は同じく散布部の構成図であり、
給餌装置は輸送部と散布部とで構成されている。図1に
おいて、給餌ユニットのケース1の外部に設置された複
数(本実施例では3個)の貯留槽2,3,4には相互に
異なる種類の人工配合飼料が貯留されている。貯留槽
2,3,4の下端は分岐管5a,6a,7aを介して配
管5,6,7に接続されており、分岐管5a,6a,7
aには開閉弁8,9,10が介装されている。配管5,
6,7の一端は流量調整弁11,12,13を介して大
気に開放されており、配管5,6,7の他端はコネクタ
15,16,17を介して配管18,19,20の一端
に接続されている。配管18,19,20の他端は分岐
コネクタ21を介して配管22の一端に接続されてお
り、配管22の他端は計量ホッパー23の上端部に接続
されている。配管18,19,20には電動式の開閉弁
24,25,26が介装されており、配管22にはエゼ
クター27が介装されている。開閉弁24,25,26
とエゼクター27とは貯留槽2,3,4の人工配合飼料
を計量ホッパー23に供給する第1の供給機構を構成し
ている。
【0011】計量ホッパー23は例えばロードセル等か
らなる計重装置29により支持されており、計量ホッパ
ー23の排出口は電動式の開閉弁31aとフレキシブル
チューブ30と電動式の開閉弁31とを介して輸送用ホ
ッパー32の上端に接続されている。輸送用ホッパー3
2は例えばロードセル等からなる計重装置33により支
持されており、輸送用ホッパー32の排出口はロータリ
ーバルブ34と分岐管35aとを介して配管35に接続
されている。
【0012】配管35の一端はコネクタ36を介して配
管37の一端に接続されており、配管37の他端は圧縮
空気供給源の一例としてのオイルレス式のコンプレッサ
ー38の圧縮空気吐出口に接続されている。配管37に
は開閉弁39が介装されており、配管35には電磁式の
開閉弁40が介装されている。配管35のコネクタ36
と開閉弁40との間の位置からは分岐管35bが分岐し
ており、分岐管35bの先端はエゼクター27の駆動用
空気流入口に接続されている。分岐管35bには電磁式
の開閉弁41が介装されている。
【0013】配管35の他端はコネクタ42を介して分
配器43の人工配合飼料流入口に接続されており、分配
器43の複数の人工配合飼料流出口には配管45(図1
及び図2では3本だけ図示している)の一端が各々接続
されている。配管45の他端は分岐コネクタ46を介し
て複数の配管47の一端に接続されており、配管47の
他端には自転式の給餌ノズル48が接続されている。給
餌ノズル48は養魚槽49の水面上に位置している。
【0014】給餌ユニットのケース1内には例えばマイ
クロコンピュータ等からなる制御装置50が設置されて
いる。制御装置50は、計重装置29,33や分配器4
3等からの検出信号を読込んで、予め設定されたデータ
やプログラムにしたがって開閉弁24,25,26,3
1やロータリーバルブ34や分配器43等を制御する。
配管35,45は人工配合飼料を輸送する輸送路を構成
しており、配管35は輸送路の主通路を構成し、配管4
5は輸送路の分岐路すなわち枝通路を構成している。開
閉弁31およびロータリーバルブ34は計量ホッパー2
3の人工配合飼料を輸送路に供給する第2の供給機構を
構成している。
【0015】図3は分配器43の概略平面図で、ケーシ
ング51の内壁面に固着されたブラケット52,53に
よって図外の軸受を介して回動自在に支持されたねじ軸
54は、ステッピングモータ55により軸芯周りに回動
せしめられる。ねじ軸54には移動体56が螺合してお
り、移動体56はねじ軸54の回動によってねじ軸54
の軸芯方向に移動する。移動体56にはゴムホース等の
可撓配管57を介して作動流体供給管58(図1には図
示していない)が接続されており、空気等の作動流体が
供給される。可撓配管57と作動流体供給管58との間
には、ケーシング51の内壁面に配置された電磁弁59
が介装されており、電磁弁59により可撓配管57と作
動流体供給管58との連通状態が切換えられる。移動体
56はゴムホース等の可撓配管60を介してコネクタ4
2に接続されており、人工配合飼料が気流と共に供給さ
れる。ブラケット52とブラケット53との間には複数
のブロック63からなる固定体64がねじ軸54と平行
に配置されており、各ブロック63は移動体56と所定
間隙をあけて対向可能である。各ブロック63には配管
45が接続されている。可撓配管57,60は、移動体
56の移動に対応できるように、長さに余裕を持って配
管されている。
【0016】図4は分配器43の要部拡大縦断正面図、
図5は同要部拡大平面図で、移動体56は、一端部に小
径部69aが形成されたシリンダ室69を構成するほぼ
円筒状の本体部56aと、本体部56aの他端を閉塞す
る閉塞部56bとにより構成されている。
【0017】閉塞部56bは、ほぼ円筒状の筒状部56
cと、筒状部56cの軸芯方向中央部外周から半径方向
に突出するほぼ環状板状の環状板部56dとにより構成
されており、環状板部56dは図外の複数のボルトによ
り本体部56aに固定されている。移動体56の本体部
56aには、シリンダ室69の上下に孔70,71が穿
設されており、孔70にはナット72が嵌合固定されて
いる。ナット72はねじ軸54に螺合しており、孔71
には移動体56を案内する案内棒73が相対摺動自在に
嵌合している。
【0018】案内棒73はブラケット52,53(図
4)により両端を支持されており、ねじ軸54と平行に
配置されている。固定体64の各ブロック63は、ほぼ
直方体状のブロック本体63aと、ブロック本体63a
の上下を覆うカバー体63bとにより構成されており、
ブロック本体63aには孔74,75が穿設されてい
る。孔74,75には支持棒76,77が嵌合してお
り、支持棒76,77はねじ軸54と平行でかつブラケ
ット52,53(図4)により両端を支持されている。
【0019】シリンダ室69にはピストン79が摺動自
在に嵌合しており、ピストン79の一端部はシリンダ室
69の小径部69aに嵌合し、ピストン79の他端部に
は移動体56の閉塞部56bの筒状部56cの一端部が
嵌合している。ピストン79の軸芯方向中央部には大径
部79aが形成されており、大径部79aはシリンダ室
69を作動流体室69bとばね室69cとに区画してい
る。ばね室69cの他端部周壁には雌ねじが螺設されて
おり、この雌ねじにはほぼ環状板状のばね受け80が螺
合している。ばね受け80とピストン79の大径部79
aとの間にはコイルスプリングからなるばね81が介装
されており、ばね81はピストン79を固定体64側に
付勢している。ばね受け80には複数のねじ孔82が円
周方向等間隔おきに螺設されており、各ねじ孔82には
一端がピストン79の大径部79aに当接するストッパ
83の他端部が螺合している。
【0020】移動体56の本体部56aには、作動流体
室69bと第1の可撓配管57とを連通させる連通孔8
4が形成されており、ピストン79を作動させるための
空気等の作動流体は作動流体供給管58(図3)と可撓
配管57と連通孔84とを介して作動流体室69bに供
給される。ピストン79の一端部外周に形成された環状
溝にはOリング85が装着され、ピストン79の大径部
79aの外周に形成された環状溝にはOリング86が装
着され、移動体6の閉塞部56bの筒状部56cの一端
部外周に形成された環状溝にはOリング87が装着され
ている。
【0021】ピストン79には第1の貫通孔89が軸芯
方向に沿って形成されており、移動体56の閉塞部56
bには貫通孔89と可撓配管60とを連通させる貫通孔
90が貫通孔89と一直線状に形成されている。固定体
64の各ブロック63のブロック本体63aには、貫通
孔89と同径でかつ貫通孔89と一直線状をなし得る貫
通孔91が形成されており、貫通孔91は配管45に連
通している。ピストン79の一端面に貫通孔89の開口
部を囲むように形成された環状溝には、シール部を構成
する弾性ゴム製のリング状のパッキン92が装着されて
おり、固定体64の各ブロック63のブロック本体63
aには、パッキン92に当接し得るリング状の突出部6
3cが一体に突設されている。
【0022】固定体64の各ブロック63のカバー体6
3bの先端部にはスリット93が所定間隔おきに形成さ
れており、移動体56の本体部56aの上面に形成され
た凹部には、スリット93を検出する透過式のホトセン
サ94が設置されている。ホトセンサ94は、発光部と
受光部とを備えており、発光部から発射された光が受光
部に入射することによりスリット93を検出する。ホト
センサ94の検出信号出力端は制御装置50(図1)の
入力端に電気的に接続されており、ステッピングモータ
55および電磁弁59の制御信号入力端は制御装置50
の出力端に電気的に接続されている。
【0023】次に動作を説明する。制御装置50は、予
め設定された時刻に、設定された1または2以上の養魚
槽49に対して、設定された人工配合飼料を単独である
いは適切に混合して供給する。すなわち所定時刻になる
と、制御装置50は開閉弁24,41を開弁させる。こ
れによりエゼクター27が作動し、貯留槽2に貯留され
ている人工配合飼料が計量ホッパー23に供給される。
制御装置50には予め空荷状態における計量ホッパー2
3の重量が設定されており、計量ホッパー23の重量は
計重装置29により常に計重され、計重装置29の計測
信号は制御装置50に入力されているので、制御装置5
0は計量ホッパー23に供給された人工配合飼料の重量
を演算できる。計量ホッパー23に所定量の人工配合飼
料が供給されると、制御装置50は開閉弁24を閉弁さ
せ、開閉弁25を開弁させる。これにより貯留槽3に貯
留されている人工配合飼料が計量ホッパー23に供給さ
れる。そして計量ホッパー23に所定量の人工配合飼料
が供給されると、制御装置50は開閉弁25を閉弁さ
せ、開閉弁26を開弁させる。これにより貯留槽4に貯
留されている人工配合飼料が計量ホッパー23に供給さ
れる。そして計量ホッパー23に所定量の人工配合飼料
が供給されると、制御装置50は開閉弁26を閉弁させ
る。以上の動作により、計量ホッパー23に3種類の人
工配合飼料が各々各別に設定された重量だけ収容され
る。もちろん、必要に応じて2種類の人工配合飼料を計
量ホッパー23に収容したり、あるいは1種類の人工配
合飼料のみを計量ホッパー23に収容するように設定す
ることも可能である。
【0024】次に制御装置50は、開閉弁31を開弁さ
せて計量ホッパー23の人工配合飼料を輸送用ホッパー
32に供給した後、開閉弁31を閉弁させる。次に制御
装置50は、分配器43を制御して配管35と予め設定
された所定の養魚槽49に対応する配管45とを連通さ
せ、ロータリーバルブ34を作動させる。これにより輸
送用ホッパー32に収容された人工配合飼料が分岐管3
5aを介して配管35に供給される。配管35にはコン
プレッサー38から圧縮空気が供給されているので、配
管35に供給された人工配合飼料は気流と共に分配器4
3と配管45等とを通って給餌ノズル48の噴射口から
所定の養魚槽49の水面に給餌される。
【0025】この給餌の間に制御装置50は、上記と同
様の動作により計量ホッパー23に次の養魚槽49への
給餌のための人工配合飼料を供給させる。輸送用ホッパ
ー32が空になると、制御装置50は計重装置33の計
測信号によりそれを知り、分配器43を作動させて次の
養魚槽49を選択すると共に、計量ホッパー23の人工
配合飼料を輸送用ホッパー32に供給させ、さらに上記
と同様の動作により次の養魚槽49に給餌する。
【0026】以上の動作が繰返され、任意数の養魚槽4
9に各々任意の種類の人工配合飼料が単独あるいは任意
の混合比で任意の量だけ供給される。これで1回の給餌
が完了し、制御装置50は次回の給餌時刻まで待機状態
になる。なお1日の給餌回数は任意に設定可能であり、
各養魚槽49に対する単位給餌量当りの給餌時間も、ロ
ータリーバルブ34の回転数を制御することにより調整
可能であるので、任意に設定可能である。もちろん、各
回の給餌毎に給餌する養魚槽49や人工配合飼料の給餌
量や混合比等を任意に異ならせて設定することができ
る。
【0027】次に分配器43の動作の詳細を説明する。
いま、作動流体室69bには所定圧力の作動流体が供給
されており、図示のようにピストン79がばね81の付
勢力に抗してストッパ83に当接しているものとする。
制御装置50からの指令によりステッピングモータ55
が作動すると、ねじ軸54が回動し、これにより移動体
56が案内棒73に案内されて移動する。移動体56が
固定体64の所定のブロック73の位置まで移動し、ホ
トセンサ94がスリット93を検出すると、ホトセンサ
94の検出信号が制御装置50に入力され、制御装置5
0はステッピングモータ55を停止させる。そして制御
装置50は電磁弁59を作動させる。これにより作動流
体室69bの作動流体圧が開放され、ピストン79がば
ね81の付勢力により図4の左方に移動し、ピストン7
9の一端面がブロック63に押圧される。この状態でブ
ロック63の突出部63cがパッキン92に当接し、パ
ッキン92は弾性変形する。この状態で配管35を通っ
て人工配合飼料が気流と共に供給されると、人工配合飼
料は可撓配管60と貫通孔90と貫通孔89と貫通孔9
1とを通って配管45に流入し、所定の養魚槽49に給
餌される。所定量の給餌が完了すると、制御装置50は
ロータリーバルブ34を停止させ、電磁弁59を作動さ
せる。これにより作動流体供給管58から可撓配管57
と連通孔84とを通って作動流体室69bに所定圧力の
作動流体が供給され、ピストン79はばね81の付勢力
に抗して図4の右方に移動し、ストッパ83に当接す
る。以下同様の動作が繰返され、給餌が行われる。
【0028】このように、複数の貯留槽2,3,4のう
ちの任意数の貯留槽2,3,4から各々任意量の人工配
合飼料を排出させて空気輸送し、この空気輸送の輸送路
の複数の分岐路のうちの1つの分岐路を分配器43によ
り任意に選択することにより、複数の給餌箇所のうちの
任意の給餌箇所に任意種類かつ任意量の人工配合飼料を
給餌するので、給餌時刻、給餌回数、給餌量、給餌時
間、人工配合飼料の種類、混合比等を各給餌箇所毎に任
意に設定して完全に自動的に給餌することができ、した
がって各給餌箇所に対してその稚魚の種類や成長段階に
応じた最適な給餌を行える。
【0029】また本実施例のように輸送用ホッパー32
を設ければ、1つの養魚槽49への給餌時間を利用して
次の養魚槽49への給餌のための人工配合飼料を計量ホ
ッパー23に供給して計重できるので、給餌を能率良く
行える。
【0030】また本実施例のように配管5,6,7の一
端を流量調整弁11,12,13を介して大気に開放す
れば、貯留槽2,3,4から計量ホッパー23への人工
配合飼料の単位時間当りの供給量を任意に可変できる。
【0031】また本実施例のようにエゼクター27によ
り計量ホッパー23に人工配合飼料を供給すれば、輸送
用の圧縮空気の一部を利用でき、コンプレッサー38の
他に人工配合飼料供給用の動力源を別途設ける必要がな
い。
【0032】また本実施例のように、分岐コネクタ46
により配管45を各々複数の配管47に分岐させ、しか
も自転式の給餌ノズル48から人工配合飼料を散布する
ように構成すれば、各養魚槽49の水面全体に良好に人
工配合飼料を均一散布できる。
【0033】
【別の実施例】図6は本発明の給餌方法を採用してなる
別の給餌装置の輸送部の構成図、図7は同じく散布部の
構成図である。図6に示すように、貯留槽2,3,4内
に吸込管101,102,103を設置し、吸込管10
1,102,103の上端を配管104,105,10
6の一端に接続し、配管104,105,106の他端
をコネクタ15,16,17に接続すると共に、ブロワ
ー107を設けて、ブロワー107の吸引口を配管10
8の一端に接続し、配管108の他端を計量ホッパー2
3の上端に接続して、ブロワー107により計量ホッパ
ー23内を負圧にすることにより貯留槽2,3,4の人
工配合飼料を吸込むようにしてもよい。
【0034】図8は本発明の給餌方法を採用してなる更
に別の給餌装置の輸送部の構成図、図9は同じく散布部
の構成図である。図8に示すように、貯留槽2,3,4
の排出口付近にスクリューコンベヤ110,111,1
12を設け、スクリューコンベヤ110,111,11
2によりフレキシブルチューブ113,114,115
と受けホッパー116とフレキシブルチューブ117と
電動式の開閉弁118とを介して計量ホッパー23に人
工配合飼料を供給するようにしてもよい。このようにス
クリューコンベヤ110,111,112を用いれば、
供給量の微量調整が可能であり、人工配合飼料を正確に
所定量供給できる。分岐管35cは、計量ホッパー23
内の圧力を均一にするためのものである。なおこの実施
例では、輸送用ホッパー32を省略している。
【0035】またこの実施例では、配管37にエアード
ライヤ119が介装され、配管37のエアードライヤ1
19と開閉弁39との間の位置から分岐管37aが分岐
し、分岐管37aからさらに分岐管37b,37cが分
岐して、貯留槽2,3,4の上端部に常温の乾燥空気を
供給するようになされている。分岐管37aには開閉弁
120が介装されており、貯留槽2,3,4の上端には
排気用のエアフィルタ121,122,123が設置さ
れている。したがって、貯留槽2,3,4の上端部に乾
燥空気によるエアーカーテンが形成され、貯留槽2,
3,4内の人工配合飼料の吸湿や熱影響が阻止されるの
で、酸化や腐敗を良好に防止できる。また輸送用の空気
も乾燥空気であるので、人工配合飼料の吸湿による輸送
路の詰まり等を良好に防止できる。エアードライヤ11
9からの乾燥空気を貯留槽2,3,4の下端部から吹込
んで、人工配合飼料を直接乾燥させるようにしてもよ
い。エアードライヤ119はもちろん第1あるいは第2
の実施例における給餌装置に設けてもよい。
【0036】なお上記各実施例においては、貯留槽2,
3,4を3個設けたが、本発明はこのような構成に限定
されるものではなく、これらの設置数は必要に応じて適
宜決定すればよい。
【0037】また上記各実施例においては、分配器43
として移動体56が往復直線運動を行うものを用いた
が、本発明はこのような構成に限定されるものではな
く、例えばロータリー式の分配器を用いてもよい。
【0038】また上記各実施例においては、分岐コネク
タ46により配管45を各々複数の配管47に分岐さ
せ、しかも自転式の給餌ノズル48から人工配合飼料を
散布するようにしたが、本発明はこのような構成に限定
されるものではなく、例えば配管45の他端を養魚槽4
9の水面上あるいは水中に位置させ、配管45の他端か
ら人工配合飼料を噴出するように構成してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の給餌方法によれ
ば、養魚槽の水面上まで空気輸送してきた人工配合飼料
を、自転する複数の給餌ノズルから散布するようにした
ので、広範囲に均一に散布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の給餌方法を採用してなる給餌装置の
輸送部の構成図である。
【図2】 図1と同じく散布部の構成図である。
【図3】 分配器の概略平面図である。
【図4】 分配器の要部拡大縦断正面図である。
【図5】 分配器の要部拡大平面図である。
【図6】 本発明の給餌方法を採用してなる別の給餌装
置の輸送部の構成図である。
【図7】 図6と同じく散布部の構成図である。
【図8】 本発明の給餌方法を採用してなる更に別の給
餌装置の輸送部の構成図である。
【図9】 図8と同じく散布部の構成図である。
【符号の説明】
2,3,4 貯留槽 48 給餌ノズル 49 養魚槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水戸 芳一 大阪府大阪市淀川区三国本町3丁目9番 39号 株式会社日本アルミ内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯留槽内の粉体状の人工配合飼料を、空
    気輸送によって、所定の養魚槽の水面上に供給し、自転
    する複数の給餌ノズルから水面に散布することを特徴と
    する給餌方法。
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