JP2576410B2 - 光学記号読取装置 - Google Patents
光学記号読取装置Info
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Description
特に、自動焦点型バーコード読取装置に関する。
ードラベルの読取距離を変えても、ビデオ信号の増幅器
の特性を変えず、読取範囲内で妥当な回路特性を持たせ
て利用していた(例えば特開平2−244289号参
照)。またビームの焦点位置を変えてもビデオ信号の増
幅器の回路特性はそのままであった。
である。レーザ発振器51を出射したビームは光学系5
2により所要のビーム径に絞られ、孔あきミラー53を
通り、ポリゴンミラー54で偏向され扇形走査ビーム5
5となりバーコード56を走査する。バーコード56か
らの散乱反射光は往路と同じ経路をたどり、孔あきミラ
ー53で散乱反射光を受け光電変換器57で電気信号に
変換され、ビデオアンプ58で増幅、微分、2値化さ
れ、解読器59で元のデータに復元される。
位置が変ると扇形走査のためスポット移動速度(ビーム
光路長×スポット角速度)が変化し、またビーム焦点の
前後でのスポット径も変化するので、ビデオ信号周波数
が変化する。なお、前記ビーム光路長とはビームの偏向
の原点からバーコードラベルの位置までの距離をいう。
ビーム径の変化の様子を示す図であって、同図(a)は
バーコードのパターンの一例を示し、同図(b)は
(a)のバーコードを近距離(装置寄り)で読み取った
ときのアナログビデオ信号、同図(c)は同じバーコー
ドを遠距離で読み取ったときのアナログビデオ信号であ
る。図に示すように、(b)のビーム径のほうが(c)
の場合より大きくなっている。また図7(b)の横軸の
時間は同図(c)の2倍の値にとってある。
取ではビデオ信号の周波数は遠距離における場合より小
さくなっている。また近距離においてはビーム径が大き
く、そのため、ビデオ信号の立上り立下りが、遠距離
(c)の場合と比較して緩やかになっている。
ト移動速度に応じて異なり、スポット移動速度が早けれ
ば基本周波数は大きくなる。また、ビデオ信号の立上り
時間、立下り時間はビーム径およびスポット移動速度に
よって異なり、ビーム径が大きいとき又はスポット移動
速度が遅いときは、立上り時間、立下り時間は大きくな
る(すなわち信号の変化が緩やかになる)。
置においては、バーコードの読取位置が変っても、即
ち、ビデオ信号の周波数特性や立上り立下り特性が変っ
ても、増幅器の回路定数を変えていないのが普通であ
る。これはビーム光路長の変動が大きくないので読取上
実害がないためである。しかし、バーコードラベルの読
取距離変動すなわち読取深度が大きい場合は、ビデオ信
号の特性が大きく変化する。したがって、アナログビデ
オ信号からデジタルビデオ信号にバーコードに忠実に再
生することが困難であった。本発明は上記の点にかんが
みて成されたもので、バーコードのビデオ信号を最適に
処理し、読取信頼性を向上させることを目的とする。
ザ光源からのビームを偏向してバーコードに走査し、バ
ーコードからの反射光をビデオ信号に光電変換し、前記
ビデオ信号を増幅器で増幅し、増幅されたビデオ信号を
微分回路で微分し、その後2値化してデジタル信号を得
る光学記号読取装置において、ビームの偏向の原点から
前記バーコードの位置までの距離(ビーム光路長)を測
定する距離センサを設け、距離センサの出力値に応じ
て、前記増幅器の周波数帯域を可変設定するように構成
した。
の検出したビーム光路長に応じて増幅回路の周波数帯域
を設定するので、アナログビデオ信号をその周波数特性
に合せて増幅することができ、したがって、アナログビ
デオ信号からデジタルビデオ信号にバーコードに忠実に
再生できるので、読取信頼性を向上させることができ
る。
る。図1は本発明の一実施例の原理を説明するブロック
図である。図中、1はビデオアンプであり、図6のビデ
オアンプ58に相当する。ビデオアンプ1はアナログビ
デオ信号を増幅する増幅器4、増幅されたアナログ信号
を微分する微分回路5、微分回路5の出力を2値化する
2値化回路6で構成され、光電変換器57(図6)から
アナログビデオ信号2を入力して、2値化回路6からデ
ジタルビデオ信号3を出力する。光学系の構成は図6と
同様である。
外面からバーコードラベルまでの距離を測定する距離セ
ンサ、50はビーム走査部の外面からポリゴンミラー5
4(図6)の表面までの装置内部の光路長に相当する信
号を発生させる内部光路長信号発生器である。51は距
離センサ9および信号発生器50の各出力を加算する加
算器であって、加算器51の出力は制御信号7および8
としてそれぞれ増幅器4および微分回路5に与えられ、
増幅器4の周波数帯域および微分回路5の微分定数が設
定される。なお、図の微分回路5はCR回路として示し
てあるが、これは微分回路を象徴的に表わしたものであ
って、微分回路としてはその他にも様々に回路構成でき
ることは勿論である(本明細書の以下の説明においても
同様)。また制御信号7,8は、増幅器4および微分回
路5のいずれか一方だけに与えて、増幅器4の周波数帯
域および微分回路5の微分定数のうちいずれか一方だけ
を変えるようにしてもよい。
し、増幅器と微分回路のペアを3組設けた。すなわち、
第1のペアは増幅器10と微分回路13であり、第2は
増幅器11と微分回路14のペアであり、第3は増幅器
12と微分回路15のペアである。22は距離センサで
あり、この距離センサ22の出力には図1の内部光路長
信号発生器9の信号値が予め加算されている。23は距
離センサ22の出力を3段階の信号値に変換する変換器
であり、変換器23の出力は同期切換器17,20に与
えられ、変換器23の信号値に応じて上記3つのペアの
うちいずれか1つの増幅器および微分回路に切り換えら
れる。光電変換器57(図6)からのアナログビデオ信
号16は上記選択された増幅器および微分回路を経て信
号21として2値化回路(たとえば図1の2値化回路
6)へ出力される。
は、ビーム光路長とビームスポット径が与えられば、一
義的に決定することができる。したがって、バーコード
までの距離に応じて(図2の場合は距離を3段階に分け
る)、増幅器および微分回路の特性を設定しておく。
ベルの読取位置が変化しても、その変化は距離センサ
9,22によって検知され、それに応じて増幅器の周波
数帯域および/または微分回路の微分定数を変化させる
ので、ビデオ信号は適切に増幅、微分されるので、バー
コードの読取率は向上する。
例の光学記号読取装置は、1個のレーザ光源の出力を複
数のレーザビームに分割する手段と、焦点位置およびビ
ーム方向が異なる走査系で構成される光学系とを備えた
記号読取装置である。
ムスプリッタ303で2分割され、分割されたビームは
光学系305,305Aにより所要のビーム径に絞ら
れ、孔あきミラー307,307Aを通り、ポリゴンミ
ラー309,309Aで偏向されパターン形成ミラー3
11,311Aで反射されてバーコード313を走査す
る。バーコード313からの散乱反射光は往路と同じ経
路をたどり、孔あきミラー307,307Aで散乱反射
光を受け光電変換器315,315A、ビデオアンプ3
17,317Aで増幅、微分、2値化され、デコーダ3
19,319Aで元のデータに復元される。
ーコードラベル313までの距離を測定する距離セン
サ、323はビーム走査部の外面からポリゴンミラー3
09,309Aの表面までの内部光路長に相当する信号
を発生させる内部光路長信号発生器である。325は距
離センサ321および信号発生器323の各信号を加算
して、その加算値のレベルに応じた信号をビデオアンプ
317,317Aの各々に出力するレベル変換器325
である。ビデオアンプ317,317Aの内部には、図
2に示すような複数の、増幅器と微分回路のペアが設け
られ、レベル変換器325の出力に応じて1つのペアが
選択される。
記号読取装置は、複数のレーザ光源と、焦点位置が異な
りビーム方向がほぼ同じ走査手段から成る光学系とを備
えた記号読取装置である。
うに、複数のレーザ光源403と、収束光学系405
と、ズーム拡がり縮小系(たとえばプリズム)407と
から構成され、n本ビーム409を出射する。出射した
ビームは孔あきミラー411を通り、ポリゴンミラー4
13で偏向されパターン形成ミラー415で反射されて
バーコード417を走査する。バーコード417からの
散乱反射光は往路と同じ経路をたどり、孔あきミラー4
11で散乱反射光を受けフォトダイオード419で光電
変換され、ビデオアンプ421で増幅、微分、2値化さ
れ、デコーダ423で元のデータに復元される。
ーコードラベル417までの距離を測定する距離セン
サ、427はビーム走査部の外面からポリゴンミラー4
13の表面までの内部光路長に相当する信号を発生させ
る内部光路長信号発生器である。429は距離センサ4
25および信号発生器427の各出力信号を加算して、
その加算値のレベルに応じた信号をビデオアンプ421
に出力するレベル変換器である。ビデオアンプ421の
内部には、図2に示すような複数の、増幅器と微分回路
のペアが設けられ、レベル変換器429の出力に応じて
1つのペアが選択される。
ては、複数のビーム光のうち、近距離側(つまり装置寄
り)のビームについて焦点位置を短くし、かつビーム径
を太し、遠距離で最適な焦点位置とビーム径にするよう
にするとよい。これは、図5の例で言えば、複数の収束
光学系405のうち近距離側のものを上記のように設計
することにより実現できる。
ザ光源に接続された、ビーム光路長が異なってもビーム
径が変化しない自動焦点機構を備えた光学記号読取装置
に適用することできる。この種の自動焦点機構はたとえ
ば特開平4−357572号「焦点可変光学装置」に示
されている。この場合も上記実施例と同様に走査光学系
からバーコードパターンまでの距離を検出し、その距離
に応じて、ビデオ増幅器の周波数帯域または微分回路の
微分定数を設定してやればよい。なお前記距離情報は自
動焦点機構のレンズ駆動部にも与えられる。
は、ビデオ信号の特性に応じて最適に信号処理したの
で、ビデオ信号をバーコードの幅に忠実に再生すること
が可能になり、自動焦点型バーコードリーダの読取率を
向上させるという効果を奏する。
ある。
る。
る。
図である。
グビデオ信号の変化を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 レーザ光源からのビームを偏向してバー
コードに走査し、バーコードからの反射光をビデオ信号
に光電変換し、前記ビデオ信号を増幅器で増幅し、増幅
されたビデオ信号を微分回路で微分し、その後2値化し
てデジタル信号を得る光学記号読取装置において、ビー
ムの偏向の原点から前記バーコードの位置までの距離を
測定する距離センサと、前記距離センサの出力値に応じ
て、前記増幅器の周波数帯域を設定する設定手段とを設
けたことを特徴とする光学読取装置。 - 【請求項2】 前記増幅器が周波数帯域の異なる複数の
増幅器から成り、前記設定手段が、前記距離センサの出
力値に応じて、前記複数の増幅器のうちいずれか1つの
増幅器を選択する請求項1に記載の光学記号読取装置。 - 【請求項3】 1個のレーザ光源と、前記レーザ光源の
出力を複数に分割する手段と、焦点位置およびビーム方
向がそれぞれ異なる複数の走査光学系とを備えた請求項
1または2に記載の光学記号読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6152626A JP2576410B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 光学記号読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6152626A JP2576410B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 光学記号読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07334597A JPH07334597A (ja) | 1995-12-22 |
JP2576410B2 true JP2576410B2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=15544498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6152626A Expired - Lifetime JP2576410B2 (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 光学記号読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2576410B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7290711B2 (en) * | 2004-09-30 | 2007-11-06 | Symbol Technologies, Inc. | System and method for reducing motion sensitivity in an imager based optical code reader |
CN103150539B (zh) * | 2013-03-18 | 2016-02-10 | 苏州斯普锐智能系统有限公司 | 一种条码扫描器及其条码扫描方法 |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP6152626A patent/JP2576410B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07334597A (ja) | 1995-12-22 |
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