JP2576341B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2576341B2
JP2576341B2 JP4266216A JP26621692A JP2576341B2 JP 2576341 B2 JP2576341 B2 JP 2576341B2 JP 4266216 A JP4266216 A JP 4266216A JP 26621692 A JP26621692 A JP 26621692A JP 2576341 B2 JP2576341 B2 JP 2576341B2
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tape cassette
tape
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正人 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセットに係り、
特に検出孔部を有するテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】テープカセットにおいては、例えば「特
開昭61−42790号公報」に開示されるもののよう
に、カセット匣体の所定位置に検出部を設け、この検出
部の孔の有無を磁気記録再生装置側に配設された検出ス
イッチによって検出することにより、テープカセット内
に収納されている磁気テープに関する情報、例えばテー
プの種類等を自動的に識別するようにしたものが各種提
案されている。
【0003】近年この種のテープカセットの自動検出機
構においては、上述の如きテープの種類の識別に加え
て、テープカセットの有無、即ちテープカセットが磁気
記録再生装置内に装着されているか否かの判別を検出ス
イッチによって行うようにしたものがある。
【0004】この場合、テープカセットの有無の検出用
スイッチをテープの種類の識別用スイッチとは別個に配
設し、テープカセットを磁気記録再生装置に装着した状
態では一方の検出スイッチによってテープカセットの検
出が行われ、これによってテープカセットが装着されて
いるとの判断が成されると共に、他方の検出スイッチが
テープカセットの検出部の孔の有無を検出し、これによ
ってテープの種類の識別が行われる如く成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このテープカセットの自動検出機構においては、テープ
カセットの有無検出用の検出スイッチとテープ種類の識
別用の検出スイッチとが別個に設けられるので、検出ス
イッチの個数を多く必要とし、このため磁気記録再生装
置側の機構が複雑となり、小型化の妨げとなっていた。
【0006】本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、
テープカセットの検出部を従来と異なる構成とし、検出
スイッチの節約を図るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のテープカセ
ットは、所定部面に複数の検出孔部を有し、この検出孔
部は少なくとも一個が閉塞されて成り、検出孔部に対応
して磁気記録再生装置側に設けられた複数の検出手段と
しての検出スイッチによって閉塞された検出孔部が検出
されるようにしたものである。
【0008】
【作用】このように構成したことにより、全ての検出ス
イッチによって何らの検出も行われないときには、磁気
記録再生装置にテープカセットが装着されていないと判
断することができ、このため磁気記録再生装置側に特別
の検出スイッチを設けることなくテープカセットの有無
の検出を行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1において1はテープカセット、特にPC
M記録に用いられる超小型、例えば略25×20×5m
mの大きさのテープカセットを全体として示し、2はカ
セット匣体で、このカセット匣体2は上ハーフ3と下ハ
ーフ4を螺子5によって止着合体して構成されている。
【0010】6はリール軸挿入孔、7はリール軸挿入孔
6に遊嵌されるようにカセット匣体2内に収納配置され
るハブで、このハブ7には、図には表われないが、カセ
ット匣体2内において磁気テープが巻装されている。
【0011】この磁気テープは、カセット匣体2内の所
定のテープパスを通ってカセット匣体2の前面部に表出
されるも、この前面のテープ表出部は、前面蓋8によっ
て閉塞されている。即ちこの前面蓋8は、カセット匣体
2の前端部に上下方向に回動可能に軸支され、テープカ
セットの保存状態では前面のテープ表出部を閉塞して磁
気テープを保護し、テープカセットの使用状態即ちテー
プカセットを磁気記録再生装置に装着した状態では上方
向に回動されて磁気テープが表出される如くなされる。
【0012】尚、このテープカセット1は、いわゆる両
面使用が可能なもので、図において上ハーフ3側の面が
A面、下ハーフ4側の面がB面と成され、このAB面を
反転させて磁気記録再生装置に装着することにより、往
復記録再生を行うことができる。
【0013】このように形成されるテープカセット1の
上下ハーフ3,4の表面には、その後端部中央におい
て、カセット匣体2内に収納される磁気テープの種類を
識別するための検出部10,11が設けられている。本
例ではこの二個の検出部10,11が一組と成されてい
る。
【0014】この検出部10,11の構造を図2を参照
してさらに詳細に説明するに、カセット匣体2の上下ハ
ーフ3,4には互いに対応して上下に貫通する孔部1
2,13が夫々形成され、この孔部12,13の開口部
は薄肉部14,15によって閉塞されており、テープカ
セットの製造工程においてこの薄肉部14,15を必要
に応じて特殊工具を用いて打抜くことによって孔部1
2,13を開放するように成される。
【0015】尚、本例ではテープカセットの両面使用が
可能であるため、この検出部10,11の孔部12,1
3の開放は、AB両面側に対称的に行われるものであ
る。
【0016】そしてこのテープカセット1の検出部にお
いては、左右両検出部10,11とも孔部12,13が
開放されているという組合せが禁止され、即ち両検出部
10,11の薄肉部14,15を打抜いて孔部12,1
3を開放したテープカセットは製造しないように成され
ている。
【0017】従って、本例のテープカセットは、両検出
部10,11の孔部12,13のうち、少なくとも一方
が閉塞された構成と成され、即ち、図2Aに示す如く、
検出部10の孔部12は開放され、検出部11の孔部1
3は塞がれているもの、またこれとは逆に同図Bに示す
ように検出部11の孔部13は開放され、検出部10の
孔部12は塞がれているもの、及び同図Cの如く両検出
部10,11とも孔部12,13が塞がれているもの
の、計三通りの組合せが可能と成されている。
【0018】一方、このテープカセット1が装着される
磁気記録再生装置(図示せず)側には、テープカセット
1を装着した状態で両検出部10,11の孔部12,1
3に対応するように検出手段としての検出スイッチ1
6,17が配設されており、この各検出スイッチ16又
は17の検出ピン16a又は17aと対応する検出部1
0又は11の孔部12又は13が開放されていればこの
開放された孔部12又は13内に検出ピン16a又は1
7aが入り、即ち検出スイッチ16又は17はオンとな
ることはなく、また両孔部12,13が閉塞されていれ
ば両検出ピン16a,17aが押されて両検出スイッチ
16,17はオンとなり、このようにして閉塞された状
態の検出部10,11が検出される。
【0019】そして、磁気記録再生装置内にテープカセ
ット1が装填されていない状態では、両検出スイッチ1
6,17とも検出ピン16a,17aが押されることは
なく、即ち両検出スイッチ16,17によって何らの検
出も行われず、このようなときには両検出スイッチ1
6,17と接続される検出回路によって「テープカセッ
ト無し」、即ちテープカセットが磁気記録再生装置に装
着されていないとの判断が成される。この場合は、記録
あるいは再生ボタンを操作しても磁気記録再生装置は作
動せず、また磁気記録再生装置の表示部にテープカセッ
ト装着可能の表示が成される。
【0020】また、テープカセット1を磁気記録再生装
置に装着すると、図2A〜Cに夫々示す如く両検出スイ
ッチ16,17の検出ピン16a,17aの一方又は両
方が押されて検出部10,11が検出され、このときに
は検出回路によって「テープカセット有り」、即ちテー
プカセット1が磁気記録再生装置内に装着されていると
の判断が成される。この場合は、記録あるいは再生ボタ
ンを操作すると磁気記録再生装置が作動すると共に、図
2A〜Cの各検出部10,11の孔部12,13の有無
の組合せに応じ、予め設定された検出モードに基づいて
三種類のテープの種類の識別が行われる。
【0021】このように本例においては、テープカセッ
ト1の両検出部10,11に対応して設けられた二個の
検出スイッチ16,17によってテープカセットの有無
の検出と三種のテープの種類の識別を行うことができ
る。
【0022】以上の如く本例のテープカセットは、二個
の検出部10,11の孔部12,13の少なくとも一個
を閉塞して形成し、この閉塞された検出部10,11を
検出スイッチ16,17によって検出するようにしたこ
とにより、両検出スイッチ16,17によって何らの検
出も行われない状態では磁気記録再生装置にテープカセ
ットが装着されていないと判断されるように成すことが
できるので、磁気記録再生装置側に特にカセット有無の
検出スイッチを増設することなくテープカセットの有無
の検出を行うことができるので検出スイッチの数を節約
でき、このため磁気記録再生装置の小型化に対応でき
る。
【0023】尚、本例ではテープカセットの検出部を二
個一組とし、これに対応して検出スイッチを二個設けた
例を示したが、必要に応じてこれら検出部及び検出スイ
ッチを増設してもよい。
【0024】例えば図3に示す模式図は、テープカセッ
トの検出部20を三個一組とし、この検出部20と対応
して磁気記録再生装置側の検出スイッチ22を三個設け
たものであり、同図A〜Cは三個の検出部20のうち二
個を孔部21とし、一個を閉塞部21aとした場合、D
〜Fは一個を孔部21とし、二個を閉塞部21aとした
場合、Gは三個とも閉塞部21aとした場合で、七通り
の検出部20の組合せが可能と成され、従って本例にお
いては、テープカセットの有無の検出と、七種のテープ
種類の識別を行うことができることになる。
【0025】さらにこれに限ることなく、テープカセッ
トの検出部及び磁気記録再生装置の検出スイッチをこれ
以上に設けてもよいことは勿論である。
【0026】また、本例においては本発明をPCM記録
用の超小型カセットに適用した場合を示したが、これに
限ることなく一般のオーディオ用コンパクトカセットや
ビデオカセットにおいても充分に適用可能なものであ
る。
【0027】
【発明の効果】以上の如く本発明のテープカセットによ
れば、複数の検出孔部の少なくとも一個を閉塞して形成
し、この閉塞された検出孔部が検出手段によって検出さ
れるようにしたことにより、全ての検出手段によって何
らの検出も行われないときにはテープカセットが磁気記
録再生装置に装着されていないと判断されるように成す
ことができて、テープカセットの有無検出はカセットに
収納される磁気テープの情報検出手段と兼用されること
になり、このため磁気記録再生装置側に特にテープカセ
ットの有無検出用の検出手段を設ける必要がないので検
出手段の節約が図られ、磁気記録再生装置の小型化に対
応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカセットの斜視図である。
【図2】実施例を示す要部の拡大断面図である。
【図3】他の実施例を説明する模式図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 10,11 検出部 12,13 孔部 16,17 検出スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要部面に複数個の検出孔部が配設さ
    れ、該検出孔部は少なくとも一個が閉塞されて成り、上
    記検出孔部に対応して磁気記録再生装置側に設けられた
    複数の検出手段によって上記閉塞された検出孔部が検出
    され、全ての検出手段において何らの検出も行われない
    状態ではテープカセットが磁気記録再生装置に装着され
    ていないと判断されるようにしたことを特徴とするテー
    プカセット。
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