JP2576121Y2 - ピックアップ装置の伝送線路装置 - Google Patents
ピックアップ装置の伝送線路装置Info
- Publication number
- JP2576121Y2 JP2576121Y2 JP1992068691U JP6869192U JP2576121Y2 JP 2576121 Y2 JP2576121 Y2 JP 2576121Y2 JP 1992068691 U JP1992068691 U JP 1992068691U JP 6869192 U JP6869192 U JP 6869192U JP 2576121 Y2 JP2576121 Y2 JP 2576121Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pickup device
- cover film
- flexible substrate
- transmission line
- boundary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、信号記録媒体の信号ト
ラックを横切る方向に移動可能に支持されるピックアッ
プ装置に対して電気信号の授受を行う為にフレキシブル
基板を用いたピックアップ装置の伝送線路装置に関す
る。
ラックを横切る方向に移動可能に支持されるピックアッ
プ装置に対して電気信号の授受を行う為にフレキシブル
基板を用いたピックアップ装置の伝送線路装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】ディスク等の信号記録媒体に記録された
信号を再生する為、あるいは信号記録媒体に信号を記録
する為のピックアップ装置としては、代表的なものとし
てレーザービームを用いて光学的に信号再生、あるいは
信号記録を行う光ピックアップ装置が存在し、このよう
なピックアップは、例えば実開昭６３−５５２６５号公
報に示される如く、互いに平行な２本のガイドシャフト
によりガイドされて信号記録媒体の信号トラックを横切
る方向（トラッキング方向）に移動可能に成されてい
る。
信号を再生する為、あるいは信号記録媒体に信号を記録
する為のピックアップ装置としては、代表的なものとし
てレーザービームを用いて光学的に信号再生、あるいは
信号記録を行う光ピックアップ装置が存在し、このよう
なピックアップは、例えば実開昭６３−５５２６５号公
報に示される如く、互いに平行な２本のガイドシャフト
によりガイドされて信号記録媒体の信号トラックを横切
る方向（トラッキング方向）に移動可能に成されてい
る。
【０００３】ところで、ピックアップ装置は、本体シャ
ーシに固定されるプリント基板上に形成される他の回路
との間で電気信号の授受を行う必要がある。例えば、光
ピックアップ装置の場合、光源となるレーザーダイオー
ドに電源を供給したり、光量を制御する制御信号を供給
したり、あるいは、信号記録媒体から読み取られた信号
を検出する為の光検出素子に電源を供給したり、該光検
出素子から得られる検出信号を送出したりする必要があ
る。その為、ピックアップ装置は、本体シャーシに固定
されるプリント基板上の回路との電気信号の授受を行う
為に、例えば実開平２−１０１３６７号公報に示される
如く、樹脂フィルムに導電パターンを形成してなるフレ
キシブル基板が伝送ケーブルとして使用されることが従
来から行われている。
ーシに固定されるプリント基板上に形成される他の回路
との間で電気信号の授受を行う必要がある。例えば、光
ピックアップ装置の場合、光源となるレーザーダイオー
ドに電源を供給したり、光量を制御する制御信号を供給
したり、あるいは、信号記録媒体から読み取られた信号
を検出する為の光検出素子に電源を供給したり、該光検
出素子から得られる検出信号を送出したりする必要があ
る。その為、ピックアップ装置は、本体シャーシに固定
されるプリント基板上の回路との電気信号の授受を行う
為に、例えば実開平２−１０１３６７号公報に示される
如く、樹脂フィルムに導電パターンを形成してなるフレ
キシブル基板が伝送ケーブルとして使用されることが従
来から行われている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ピックアッ
プ装置が移動され、あるいは、組立て作業によりフレキ
シブル基板が撓んだり、伸びたりして変形されると、フ
レキシブル基板の端部の半田付けされたり、あるいはソ
ケットに挿入される接続部分に力が印加される。そし
て、その接続部分は、電気的な接続を行う関係上、カバ
ーフィルムが被覆されておらず、導電パターンが露呈さ
れている。また、前記フレキシブル基板は、絡まった
り、駆動装置に食い込まれたりしてピックアップ装置の
移動の妨げにならないように長さ的に過剰な余裕を持た
せることができない。そして、従来のフレキシブル基板
のカバーフィルムの終端形状は、直線状であった為、そ
のカバーフィルムの終端形状に添ってフレキシブル基板
が折れ曲がり易い。その為、フレキシブル基板は、ピッ
クアップ装置の移動に伴って端部のカバーフィルムが被
覆されている部分といない部分との境目に機械疲労が蓄
積され、あるいはフレキシブル基板の接続作業等の組立
て作業中に生じる力により前記境目部分における導電パ
ターンが割れてしまうという問題があった。
プ装置が移動され、あるいは、組立て作業によりフレキ
シブル基板が撓んだり、伸びたりして変形されると、フ
レキシブル基板の端部の半田付けされたり、あるいはソ
ケットに挿入される接続部分に力が印加される。そし
て、その接続部分は、電気的な接続を行う関係上、カバ
ーフィルムが被覆されておらず、導電パターンが露呈さ
れている。また、前記フレキシブル基板は、絡まった
り、駆動装置に食い込まれたりしてピックアップ装置の
移動の妨げにならないように長さ的に過剰な余裕を持た
せることができない。そして、従来のフレキシブル基板
のカバーフィルムの終端形状は、直線状であった為、そ
のカバーフィルムの終端形状に添ってフレキシブル基板
が折れ曲がり易い。その為、フレキシブル基板は、ピッ
クアップ装置の移動に伴って端部のカバーフィルムが被
覆されている部分といない部分との境目に機械疲労が蓄
積され、あるいはフレキシブル基板の接続作業等の組立
て作業中に生じる力により前記境目部分における導電パ
ターンが割れてしまうという問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の問題点
に鑑みて成されたピックアップ装置の伝送線路装置で、
ピックアップ装置に対して電気信号の授受を行うフレキ
シブル基板がベースフィルムに形成された導電パターン
上にカバーフィルムを被覆して構成され、前記フレキシ
ブル基板において前記カバーフィルムが被覆されていな
い端部を接続用端子と成すとともに、前記カバーフィル
ムの終端形状を非直線状に成している。
に鑑みて成されたピックアップ装置の伝送線路装置で、
ピックアップ装置に対して電気信号の授受を行うフレキ
シブル基板がベースフィルムに形成された導電パターン
上にカバーフィルムを被覆して構成され、前記フレキシ
ブル基板において前記カバーフィルムが被覆されていな
い端部を接続用端子と成すとともに、前記カバーフィル
ムの終端形状を非直線状に成している。
【０００６】
【作用】本考案は、接続用端子を形成する為にカバーフ
ィルムが被覆されていない部分が端部に形成されたフレ
キシブル基板において、前記カバーフィルムの終端形状
を非直線状に成し、カバーフィルムが被覆されている部
分といない部分との境目に印加される力を分散させてそ
の境目部分が折れ曲がりにくくしている。
ィルムが被覆されていない部分が端部に形成されたフレ
キシブル基板において、前記カバーフィルムの終端形状
を非直線状に成し、カバーフィルムが被覆されている部
分といない部分との境目に印加される力を分散させてそ
の境目部分が折れ曲がりにくくしている。
【０００７】
【実施例】図２は本考案の一実施例を示す構成図であ
る。同図において、１は互いに平行に架設されたガイド
レール２ａ，２ｂにガイドされてディスク３の信号トラ
ックを横切る方向（径方向）に移動可能に支持されてい
る光ピックアップ装置、４は本体シャーシ（図示せず）
に固定されているプリント基板５上の本体回路との電気
信号の授受を行う為の伝送ケーブルとなるフレキシブル
基板である。
る。同図において、１は互いに平行に架設されたガイド
レール２ａ，２ｂにガイドされてディスク３の信号トラ
ックを横切る方向（径方向）に移動可能に支持されてい
る光ピックアップ装置、４は本体シャーシ（図示せず）
に固定されているプリント基板５上の本体回路との電気
信号の授受を行う為の伝送ケーブルとなるフレキシブル
基板である。
【０００８】フレキシブル基板４は、図１に示す如く、
ポリイミド樹脂から成るベースフィルム６と、該べース
フィルム６上に形成された銅箔の導電パターン７と、該
導電パターン７を挾み込むべく被覆されたポリイミド樹
脂のカバーフィルム８とから構成されている。また、前
記フレキシブル基板４は、カバーフィルム８が被覆され
ていない端部がプリント基板５上の回路パターンに接続
される接続用端子と成され、導電パターン７が露出され
ている。そして、カバーフィルム８の終端形状を円弧状
に成し、該カバーフィルム８が被覆されている部分とい
ない部分との境目、すなわち接続用端子の境目を円弧状
にしている。その為、光ピックアップ装置１が駆動さ
れ、ディスク３の径方向に移動する際に、あるいはフレ
キシブル基板４の接続等の組立て作業中に生じる力によ
り前記フレキシブル基板４の接続用端子の境目部分に力
が印加されてもその力が前記境目部分に集中されること
が防止され、その境目部分の折れ曲がりが発生しにく
い。
ポリイミド樹脂から成るベースフィルム６と、該べース
フィルム６上に形成された銅箔の導電パターン７と、該
導電パターン７を挾み込むべく被覆されたポリイミド樹
脂のカバーフィルム８とから構成されている。また、前
記フレキシブル基板４は、カバーフィルム８が被覆され
ていない端部がプリント基板５上の回路パターンに接続
される接続用端子と成され、導電パターン７が露出され
ている。そして、カバーフィルム８の終端形状を円弧状
に成し、該カバーフィルム８が被覆されている部分とい
ない部分との境目、すなわち接続用端子の境目を円弧状
にしている。その為、光ピックアップ装置１が駆動さ
れ、ディスク３の径方向に移動する際に、あるいはフレ
キシブル基板４の接続等の組立て作業中に生じる力によ
り前記フレキシブル基板４の接続用端子の境目部分に力
が印加されてもその力が前記境目部分に集中されること
が防止され、その境目部分の折れ曲がりが発生しにく
い。
【０００９】したがって、フレキシブル基板４の導電パ
ターン７の割れ（クラック）が発生するのを防止するこ
とができる。
ターン７の割れ（クラック）が発生するのを防止するこ
とができる。
【００１０】尚、前述の実施例において、フレキシブル
基板４のカバーフィルム８の終端形状を円弧状にした
が、円弧状に限らず波形等、非直線状であれば良い。
基板４のカバーフィルム８の終端形状を円弧状にした
が、円弧状に限らず波形等、非直線状であれば良い。
【００１１】また、前述の実施例において、フレキシブ
ル基板４のプリント基板５に接続する端のみに付いてカ
バーフィルム８の終端形状を説明したが、こちら側の端
に限定されるものではなく、光ピックアップ装置１に接
続される端のカバーフィルム８の終端形状を非直線状に
成すことも有効である。
ル基板４のプリント基板５に接続する端のみに付いてカ
バーフィルム８の終端形状を説明したが、こちら側の端
に限定されるものではなく、光ピックアップ装置１に接
続される端のカバーフィルム８の終端形状を非直線状に
成すことも有効である。
【００１２】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案に依れば、カバ
ーフィルムが被覆されている部分といない部分との境目
を非直線状に成し、ピックアップ装置の移動に伴って前
記境目に機械疲労が蓄積されることを防止し、あるいは
フレキシブル基板の接続等の組立て作業中に生じる力が
前記境目に集中されるのを防止しているので、その境目
に折れ曲がりが発生しにくく、その境目部分において導
電パターンが割れるのを防止したピックアップ装置の伝
送線路装置が提供できる。
ーフィルムが被覆されている部分といない部分との境目
を非直線状に成し、ピックアップ装置の移動に伴って前
記境目に機械疲労が蓄積されることを防止し、あるいは
フレキシブル基板の接続等の組立て作業中に生じる力が
前記境目に集中されるのを防止しているので、その境目
に折れ曲がりが発生しにくく、その境目部分において導
電パターンが割れるのを防止したピックアップ装置の伝
送線路装置が提供できる。
【図１】本考案の主要部分であるフレキシブル基板の特
徴部分を示す斜視図である。
徴部分を示す斜視図である。
【図２】本考案の一実施例を示す構成図である。
１ 光ピックアップ装置 ４ フレキシブル基板 ６ べースフィルム ７ 導電パターン ８ カバーフィルム
Claims (1)
- 【請求項１】 信号記録媒体の信号トラックを横切る方
向に移動可能に支持されるピックアップ装置に対してフ
レキシブル基板を用いて電気信号の授受を行うピックア
ップ装置の伝送線路装置であって、前記フレキシブル基
板は、ベースフィルムに形成された導電パターン上にカ
バーフィルムが被覆され、該カバーフィルムが被覆され
ていない端部が接続用端子と成されるとともに、前記カ
バーフィルムの終端形状が非直線状に成されているピッ
クアップ装置の伝送線路装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992068691U JP2576121Y2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | ピックアップ装置の伝送線路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992068691U JP2576121Y2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | ピックアップ装置の伝送線路装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0638010U JPH0638010U (ja) | 1994-05-20 |
| JP2576121Y2 true JP2576121Y2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=13381042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992068691U Expired - Lifetime JP2576121Y2 (ja) | 1992-10-01 | 1992-10-01 | ピックアップ装置の伝送線路装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2576121Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-01 JP JP1992068691U patent/JP2576121Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0638010U (ja) | 1994-05-20 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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