JP2573837Y2 - 車両検知装置 - Google Patents

車両検知装置

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JP2573837Y2
JP2573837Y2 JP1992088883U JP8888392U JP2573837Y2 JP 2573837 Y2 JP2573837 Y2 JP 2573837Y2 JP 1992088883 U JP1992088883 U JP 1992088883U JP 8888392 U JP8888392 U JP 8888392U JP 2573837 Y2 JP2573837 Y2 JP 2573837Y2
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利一郎 山下
和実 福田
高重 松田
治 里西
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、有料道路あるいは、駐
車場等における有人料金収受システム及び自動料金収受
システムに利用される車両検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に料金収受システムにおいては、通
行車両の進入、発進を検知する為に車両検知装置が設置
されている。
【0003】図6は、上記車両検知装置63の外観を示
す斜視図である。車両進入路62の両側に対向して光学
式の車両分離器64,65が設けられる。車両分離器6
4,65の直下の車両進入路62上に埋設された踏板式
感圧センサ66が設けられる。
【0004】図7は踏板式感圧センサ66の斜視図、図
8は横断面図、図9は接点体91の横断面図である。
【0005】図7、図8にて、踏板本体71はゴム等の
弾性体製の長方形の板形である。上面には長手方向に沿
う4つの山aが設けられる。各山aの下方は長手方向に
沿う長方形の板形の空洞81a〜81dがあけられる。
また各空洞の下方には剛体製の基板82が埋込まれてい
る。接点体91は断面外形が空洞81a〜81dの断面
形状に等しい、ごむ等の弾性体製の矩形筒92である。
上下の内面には電極93,94が貼付けられている。こ
の接点体91は踏板本体71の空洞81a〜dに挿入さ
れる。
【0006】図10に示すように踏板式感圧センサ66
の出力、車両分離器64,65の出力は演算器67に送
られる。
【0007】以上において、今、通行車両61が車両検
知装置63に接近し、踏板式感圧センサ66を矢印Aま
たはB方向に踏圧すると、踏板本体71および接点体9
1の矩形筒92が変形して両電極93,94が短絡され
ることで、車軸の踏圧すなわち車両の通過が検知され
る。以後説明の都合上空洞81a〜81dに挿入された
接点体91を91a〜91dとする。上記車輪の踏圧順
序に応じて接点体91は91a→91b→91c→91
dまたは91d→91c→91b→91aの順に作動
し、通行車両61の前進、後進を示す時系列信号が出力
される。演算器67はこの時系列信号および車両分離器
64,65からの信号を受け、車両分離器64,65が
車両61で遮光されている間の時系列信号より、通過車
両の進向方向(前進か後進か)および軸数を演算し出力
する。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の車両検
知装置においては、感圧センサが微少間隔を有する上下
電極(接点)の短絡により車両通過を検知するため、上
下接点のたわみや矩形筒内部の気圧減少等の原因により
車両未通過時に短絡する可能性があった。
【0009】また踏板内の四つの感圧センサのうち、一
つのセンサに寿命や短絡等不良などが発生して、取り換
えの必要な場合、従来の踏板では四つの感圧センサが踏
板本体に固定(埋設)されているため、踏板本体全体を
とりかえる必要があった。
【0010】さらに踏板重量や大きさを考慮すると踏板
の取換、保守作業は大がかりで困難なものであった。
【0011】従って、これらの欠点に対する改善が望ま
れていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
【0013】すなわち、車両進入路の両側に対向して設
けられる光学式の車両分離器と、同車両分離器の直下間
に設けられる踏板式感圧センサと、上記車両分離器およ
び踏板式感圧センサの出力を受け車両の進行方向および
車軸数を算出する演算器とを有する車両検知装置におい
て、上記踏板式感圧センサは長手方向に沿う複数の溝を
持つ長方形板形の剛体製のハウジングと、下部断面が上
記ハウジングの溝の断面に同じで、かつ上部断面が下部
断面の幅より狭い幅を持つとともに上記ハウジングの長
さにほぼ等しい弾性体製の踏棒と、同踏棒に長手軸に沿
って貫通挿入され、かつ歪により光伝達率の変る光ファ
イバーと、同光ファイバーの一方の端部に設けられる発
光ダイオードと、他方の端部に設けられかつ出力を上記
演算器へ送るフォトカプラと、上記ハウジングの溝間の
幅よりも所定長長い幅および同ハウジングにほぼ等しい
長さの長方形の剛体製の固定板とを設ける。
【0014】
【作用】上記手段において、ハウジングの各溝に、踏棒
の下部が挿入される。次に各踏棒間に固定板が置かれ、
ハウジングにボルト止めされる。
【0015】各光ファイバーの一方の端部に光ダイオー
ドが設けられる。また他方の端部にフォトカプラが設け
られ、その出力はそれぞれ演算器へ送られる。
【0016】以上において車両が通ると、車両のタイヤ
が踏棒上に乗る。すると踏棒の上部が押えられ、光ファ
イバーが加圧される。この加圧により光ファイバーが変
形し、その歪に応じて光伝達率が変化し、発光ダイオー
ドの光を受けるフォトカプラの出力が変化する。この時
系列信号が演算器へ送られる。演算器は従来通り演算し
て、通った車両の進行方向および車軸数を出力する。
【0017】
【実施例】本考案の一実施例を図1〜図5により説明す
る。なお、従来例で説明した部分は、説明を省略し、こ
の考案に関する部分を主体に説明する。
【0018】図1は踏板式感圧センサ本体21の斜視図
である。図2は分解図、図3は図1のA−A断面の一部
である。図4はブロック線図、図5は作用説明図であ
る。
【0019】図2において、ハウジング31は鋼材等の
剛体製の長方形の板で、その上面に長手方向に沿う4本
の溝aがあけられる。
【0020】踏棒32は、ゴム等の弾性体製で、その詳
細を図3に示すように、下部断面が溝aの断面に同じ
で、上部断面が下部断面の幅よりも狭い幅を持つ山形に
なっている。そして段差部はテーパ状に形成されてい
る。上部の隅もテーパ状に形成されている。長さはハウ
ジング31の長さにほぼ等しい。
【0021】踏棒32の中央上下には長手方向に沿って
ゴム光ファイバーケーブル11が貫通挿入されている。
【0022】固定板33は鋼材等の剛体製の長方形の板
で、その幅は溝aの間隔から踏板32の上部断面の幅を
引いた寸法で、長さはハウジング31の長さにほぼ等し
い。さらに固定板33の下部側面はテーパ状に形成され
ている。また両側の固定板33aは取付後、側面がハウ
ジング31の側面にそろうよう幅が形成されている。
【0023】踏板式感圧センサ本体21の組立ては、図
2に示すように、ハウジング31の溝aに踏棒32の下
部を挿入し、次に踏棒32間に固定板33,33aを置
き、ボルト34でハウジング31に固定する。このと
き、踏棒32の上部は、図2に示すように固定板33の
上面からΔhだけ突出している。
【0024】この踏板式感圧センサ本体21は従来と同
様、進入路上に据付けられる。以後説明の都合上、車両
61の前進方向側から各踏棒32と、ゴム光ファイバー
ケーブル11にはそれぞれ符番32a〜32d、11a
〜11dを付ける。
【0025】各ゴム光ファイバーケーブル11a〜11
dの一端部には図4に示すように発光ダイオード41a
〜41dがそれぞれ設けられる。また他端部にはフォト
カプラ42a〜42dがそれぞれ設けられる。これらは
それぞれ波形成形アンプ43a〜43dを経て演算器6
7へ送られる。
【0026】以上において、車両61の検知動作は以下
のようである。通行車両61が前進してきて、その車輪
が踏板32a〜32dを順次踏圧すると、弾性体である
突起部が押され変形し、ゴム光ファイバーケーブル11
a〜11dを順次圧縮及び曲げ変形させる。ゴム光ファ
イバーケーブル11a〜11dの変形によりその伝達率
が変化し、光量が変化するとフォトカプラ42a〜42
dによって変換された電圧値も変化する。そして電圧変
化がアンプ43a〜43dによりそれぞれ増幅、波形成
形され出力される。アンプ43a〜43dの出力波形の
タイムチャート図を図5に示す。これらの時系列信号は
演算器67に送られ、従来と同様に演算され、車両61
が前進であることと、その軸数が出力される。
【0027】このように本実施例によれば、従来と同様
な性能で車両を検知できる。また非接触方式であるた
め、信頼性がより向上する。また踏板32a〜32dは
ボルト34を外せば簡単に交換できるので、保守、輸送
の面で優れている。
【0028】このようにして、車両の進行方向および車
軸数が自動的に検出される。また消耗した踏棒及び固定
板は容易に交換できる。従って信頼性の高い車両検知装
置がえられる。
【0029】なお、ゴム光ファイバーケーブル部の変更
により、従来の接触型を含め、あらゆる種類のセンサへ
の対応が可能である。すなわちセンサの種類を選ばない
構造になっている。
【0030】
【考案の効果】以上に述べたように、本考案では、車両
進入路を挟み対峙して設置された光学式の車両分離器の
直下の路面に踏板式感圧センサ本体を埋設し、各踏棒を
個々に脱着可能な構造とすることで、設置性、交換性、
保守性及び輸送の面で優れた車両検知装置を提供でき
る。
【0031】さらに、歪により光伝達率の変る光ファイ
バーケーブルを用いたので、感圧部の非接触化により、
より信頼性が向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の踏板式感圧センサ本体の斜
視図である。
【図2】同実施例の踏板式感圧センサ本体の分解図であ
る。
【図3】同実施例の図1のA−A断面の部分図である。
【図4】同実施例のブロック線図である。
【図5】同実施例の作用説明図である。
【図6】従来例の全体斜視図である。
【図7】同従来例の踏板の全体斜視図である。
【図8】同従来例の踏板の横断面図である。
【図9】同従来例の接点体の横断面図である。
【図10】同従来例の構成ブロック図である。
【符号の説明】
11,11a〜11d ゴム光ファイバーケーブル 21 踏板式感圧センサ本体 31 ハウジング 32,32a〜32d 踏棒 33 固定板 41a〜41d 発光ダイオード 42a〜42d フォトカプラ 43a〜43d 波形成形アンプ 51a〜51d 出力波形 61 通行車両 62 車両進入路 63 車両検知装置 64,65 車両分離器 66 踏板(従来型) 71 踏板本体(従来型) 81a 〜81d 空洞部 82 基板 91 接点体 92 矩形筒 93 上部電極(接点) 94 下部電極(接点)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 里西 治 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (56)参考文献 特開 平2−219198(JP,A) 特開 昭53−29155(JP,A) 実開 昭55−86299(JP,U) 実開 昭53−33479(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08G 1/00 - 1/16

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両進入路の両側に対向して設けられる
    光学式の車両分離器と、同車両分離器の直下間に設けら
    れる踏板式感圧センサと、上記車両分離器および踏板式
    感圧センサの出力を受け車両の進行方向および車軸数を
    算出する演算器とを有する車両検知装置において、上記
    踏板式感圧センサは長手方向に沿う複数の溝を持つ長方
    形板形の剛体製のハウジングと、下部断面が上記ハウジ
    ングの溝の断面に同じで、かつ上部断面が下部断面の幅
    より狭い幅を持つとともに上記ハウジングの長さにほぼ
    等しい弾性体製の踏棒と、同踏棒に長手軸に沿って貫通
    挿入され、かつ歪により光伝達率の変る光ファイバー
    と、同光ファイバーの一方の端部に設けられる発光ダイ
    オードと、他方の端部に設けられかつ出力を上記演算器
    へ送るフォトカプラと、上記ハウジングの溝間の幅より
    も所定長長い幅および同ハウジングにほぼ等しい長さの
    長方形の剛体製の固定板とを備えてなることを特徴とす
    る車両検知装置。
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JP4089134B2 (ja) * 2000-06-05 2008-05-28 三菱電機株式会社 軸数検知装置、車種判別装置および料金収受システム
GB0103666D0 (en) * 2001-02-15 2001-03-28 Secr Defence Road traffic monitoring system
GB0103665D0 (en) * 2001-02-15 2001-03-28 Secr Defence Road traffic monitoring system
KR100878510B1 (ko) * 2007-09-03 2009-01-13 성균관대학교산학협력단 광섬유의 마이크로벤딩을 이용한 차량감지센서 및 이를이용한 차량감지장치

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