JP2573662B2 - 歯付きベルト - Google Patents

歯付きベルト

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JP2573662B2
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    • F16G1/00Driving-belts
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、エラストマー材料またはこれに類似する材
料から作られた歯付きベルトの改良技術、とりわけ、ベ
ルト歯のカバーの継ぎ目部分の信頼性を高めるための改
良技術に係る。
(従来の技術) 周知のように、エラストマー材料の歯付きベルトは、
延びない長細い複数の埋込み材と、ベルトの少なくとも
一方の表面から片持ち状態に突き出していて、スペース
と交互に設けられている複数の歯と、布地材料のカバー
とから構成されている。前記布地材料のカバーは少なく
とも1つのゴム引きの層から形成され、このゴム引きの
層はスペースおよび歯の表面に付着されている。
布地の2つの端部は継ぎ目を介して突合わせ接合され
ているかまたは短い接合代に沿って互いに重ね合わされ
る。布地は、特に、歯の強度を高める役割を備えてい
る。歯は変形可能なエラストマー材料から作られてい
る。
実際には、歯の一方の端部の固定されたブラケットと
して把握することができる。このブラケットの表面の最
も広がった箇所が、横向きに加わる荷重を受けるように
なっている。この関連技術によれば、固定された歯の部
分がエラストマー材料に最も近接したベース部分に相当
している。このエラストマー材料には、ベルトの長手方
向に沿って延びない挿入体が埋設されている。また一方
の側面が荷重受け表面を形成し、この一方の側面には、
プーリ溝の片方の側部から加わる横向きのスラスト力が
作用するようになっている。
布地は歯を構成するエラストマー材料に一体化され、
歯の変形に抵抗するようになっている。従って、布地を
構成する糸を適切に選択すれば、カバーを取り付けてい
ない歯を使用する場合に比べて歯の駆動力を著しく高め
ることができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、布地の継ぎ目部分が歯の強度面から見
て弱い箇所である。実際には、この継ぎ目の箇所は歯の
側部かまたは歯の先端部に配置されており、ベルトの歯
がプーリの溝に係合したりこのプーリの溝から離脱する
際に繰返し擦すられる。こうした動作に伴って大きな圧
力が継ぎ目に加わり、布地の端部が引き剥がされてしま
う好ましくない状況が生じていた。
当然のことながら、継ぎ目部分を引き延ばしたり、縮
小したり、あるいは漸進的に延伸すると、歯の補強構造
全体の剛性が著しく低下し、必要とする駆動力を伝達で
きなくなる。しかも、僅かでも布地の端部の接合箇所が
剥がれると、ベルトの寿命に大きく影響を及ぼし、水の
ような物質が簡単に侵入してベルト内部の挿入体を浸食
して機能を損なわせ、ベルトの寿命に大きく影響を及ぼ
してしまう恐れがある。
概して、前述した係合および離脱の移行の過程だけで
なく、ベルトがプーリに円弧状に巻き付いていて、歯の
1つがプーリの溝に長期間にわたって係合したままの状
態になっている場合にも、ベルトの継ぎ目部分は損傷を
受け易い。
荷重が加わった状態で布地の継ぎ目部分が損傷する理
由については、以下に説明されている。荷重が加わって
いる状況下では、ベルトの歯は「3箇所にヒンジを備え
た」円弧からなる抵抗構造体として把握することができ
る。最初のヒンジは、ベースから最も奥まった位置にあ
ってベルトの中心軸に沿って位置している。また残りの
2つのヒンジは、ベルトのベースに近接して配置されて
いる。最も遠い位置にあるヒンジは、2つのロッドを介
してベースから最も近い位置にあるヒンジと連結されて
いる。これらロッドの一方はプーリの溝の側部から加わ
る横向きの荷重に晒され、圧縮状態に置かれる。ベルト
の移動方向が逆になれば、圧縮されていたロッドは今度
は引張力に晒されることになる。
ベルトの一方の側に設けられ、ベルトの歯の輪郭に沿
って設けられる弾性材料は、前述したロッドの一方と常
に同じ働きをし、プーリの溝の側部から受けるスラスト
力の伝わる地点に近接して位置しているか否かにより、
引っ張られたり圧縮される状態となる。
ベルトの片側に設けられる布地の継ぎ目部分は、エラ
ストマー材料に作用する応力の影響を強く受け、またこ
れら応力は運動方向が変化すれば引っ張り応力となるた
め、布地の端部は常にお互いに引き剥がされるような動
きをする点に注目することができる。
しかしながら、必要とされる駆動力ますます大きくな
っていっており、これに伴い布地の継ぎ目部分に加わる
接合部を引き延ばそうとする力も増加し、継ぎ目が剥が
れてしまいベルトの寿命が短くなるリスクも大きくなっ
てきている。
(課題を解決するための手段) 本発明の目的は、前述した欠点のすべてを解消した、
エラストマー材料からなる歯付きベルトを提供すること
にある。
従って、本発明は、2つの表面(3、4)によって形
作られているエラストマー材料またはこれに類似する材
料から作られた歯付きベルト(1)であって、 当該歯付きベルトは、 2つの表面の間の所定の面に沿って平行に配置された
延びない複数の挿入体(7)と、 スペース(9)が交互に設けられ、前記表面の少なく
とも一方から片持ち状態に突き出している複数の歯
(8)とを有しており、 各々の歯は、2つの側部、先端部および2つの円弧に
よって形成されており、当該円弧は側部と前記表面上に
位置する歯のベースとの間を湾曲面で連絡しており、 歯とスペースは少なくとも1つの布地材料の層(10)
によって被覆され、当該層の両端部が互いに接続されて
おり、 当該歯付きベルトは、歯(8)の少なくとも1つに、
歯の先端部にエラストマー材料と少なくとも前記布地材
料の層(10)とが両側に突起の設けられた少なくとも1
つのくぼみ(11)を形成するように形作られており、 前記突起の外側表面は歯の輪郭に沿っていて、布地材
料の層(10)の端部の継ぎ目(12、18、18′、34、38)
は前記くぼみに沿って配置され、 その結果、歯の先端部に位置する継ぎ目とベルトに接
する表面との間で擦すり接触が起こらず、くぼみ(11)
の輪郭に沿った圧縮状態に応じて曲がる箇々の突起の変
形により、継ぎ目は外部からベルト側部に作用する力に
対し保護されている歯付きベルトにおいて、 少なくとも、前記層の継ぎ目(12、18、18′、34、3
8)が歯の先端部に設けられたくぼみ(11)内に配置さ
れており、当該くぼみは少なくとも低に曲線部分(13、
19)を有し、この曲線部分が所定の半径rを備え、しか
もくぼみの最大深さと最大幅の間の比率h/aが0.1から5
の範囲にあり、ただし、 aは、ベルトの表面に平行な向きに、くぼみの2つの
境界地点(14、15;22、23)の間で歯の先端部に沿って
測った最大幅であり、 hは、くぼみの前記境界地点を連絡する直線と歯の軸
線の向きに見てくぼみの最も内側に位置する地点との間
で測定した最大深さであることを特徴とする歯付きベル
トを提供することである。
従って、上記本発明によれば、次に示す効果がある。
布地材料層、即ちカバー層の継ぎ目12、18、18′が
歯の先端部のくぼみ11内に配置されているので、歯がプ
ーリの溝内に噛合して歯先端部がプーリ溝内壁により圧
縮されるとき、継ぎ目がプーリ溝の底部と擦すれるおそ
れがないと共に、歯先端部の2つの突起部が互いに接近
するよう曲げ変形されるので継ぎ目には継ぎ目端部どう
しを互に接近させる力が作用する。このため、継ぎ目が
プーリ溝の底部と擦すれて摩耗することがなくまた継ぎ
目を開く方向の力が作用することもないので、継ぎ目は
良好な継ぎ目状態が維持され、ベルトの信頼性及び耐久
性を向上し得る。
くぼみの底部に半径rの曲線部分を設けているの
で、上記2つの突起部はこの曲線部分を介して円滑に連
結されるので、該突起部の曲げ変形が安定し、かつ継ぎ
目がこの曲線部分に設けられた場合に継ぎ目に局部的応
力等が発生し難く、継ぎ目の信頼性及び耐久性を一層向
上し得る。
くぼみの最大深さと最大幅の間の比率h/aが0.1から
5の範囲にあるので、この比率が0.1より小さい場合に
歯頂部が殆ど平面になって継ぎ目がプーリ溝の底部に擦
すれて開いたり又はこの比率が5より大きい場合にくぼ
みが深くなり過ぎて2つの突起部の繰り返し曲げ変形に
より挿入体7に悪影響を及ぼしたりする等のことがな
く、継ぎ目及び挿入体の状態が一層安定する。
(実施例) 第1図において、参照番号1は同期伝導装置を示して
いる。この同期伝導装置は、2つの表面3および4によ
って形作られているエラストマー材料の歯付きベルト2
と、2つの歯付きプーリとを備えている。これら歯付き
プーリは、それぞれが駆動プーリ5と被駆動プーリ6で
ある。
歯付きベルト2は、延びない複数の補強挿入体7を備
えている。この補強挿入体7は、アラミド繊維、ガラス
繊維あるいはこれらと同等の材料から作られたコードの
形をしている。また歯付きベルト2は、表面3から片持
ち状態に突き出していて、スペース9が交互に設けられ
た複数の歯8を備えている。歯8とスペース9は、布地
材料のカバー10により被覆されている。
本発明の重要な特徴は、歯の少なくとも1つに、歯の
先端部のエラストマー材料とこの箇所に張り付けられた
布地10がくぼみ11を形成し、カバー10の端部の継ぎ目が
このくぼみ11の輪郭に沿って位置するように構成したこ
とにある。
第1図の実施例では、前記継ぎ目はくぼみの一方の側
部地点12に設けられている。
第2図と第3図は、くぼみ11とこのくぼみに沿った継
ぎ目の位置に関連して、本発明の他の実施例の主な特徴
を明らかにしている。
第2図の実施例において、くぼみ11は3つの曲線部分
から形成されている。具体的に言えば、くぼみ11の境界
地点14および15をつなぐ直線上の一点を中心としてある
大きさの半径を備えた第1の円弧13と、第1の円弧とは
反対向きの湾曲面を備えていて、第2図に示した地点1
6′および17′を半径の起点とする別の2つの円弧16、1
7とにより、前記くぼみ11は形作られている。この実施
例では、カバーの継ぎ目は、くぼみの輪郭に沿った地点
18に配置されている。
第3図の実施例では、くぼみ11は、それぞれ19、20お
よび21で示した3つの円弧から形成されている。また継
ぎ目部分18′は円弧19の中央部に配置されている。
第3図の実施例は、平らな部分26、27を設けることに
より、くぼみの境界地点22、23が歯の先端部の境界地点
24、25から間隔を開けられていることが、第2図のもの
とは異なっている。この実施例によれば、歯8を構成す
るエラストマー材料とカバー布10は、全体として歯の先
端部のかなり広い部分にわたってくぼみができるように
形作られている。
第2図と第3図の実施例に見られるように、2つの直
線bとb′は、それぞれが歯の先端部とくぼみの低の最
も奥まった地点への接線であり、これら直線が接する位
置には、くぼみの持つ輪郭とベルト表面の上側輪郭形状
によって2つの突起が形成されている。これら突起によ
り、ベルト歯の先の部分は曲げ作用が加わると他の部分
に対して変形することができる。こうして、以下に詳細
に説明するように、歯に作用する荷重が存在する場合に
は、継ぎ目の端部は互いに接近するようになる。
本発明のある種の実施例では、歯を構成するエラスト
マー材料と布地カバーは、寸法が歯の他の部分と以下の
比率関係にあるくぼみを形成している。
くぼみの境界地点14、15または24、25間で測った距離
aと歯のベースAの比率a/Aは、0.05から0.9の範囲、好
ましくは0.2から0.6の範囲にある。くぼみの深さhと歯
の丈Hの比率h/Hは、0.05から0.7の範囲にあり、場合に
よっては1の値をとることがあり、好ましくは0.13から
0.3の範囲の値とされる。
また、比率h/aは0.1から5の範囲、好ましくは0.2か
ら2の範囲にある。ここで、 h−歯の中心軸に沿って測ったくぼみの最大深さであ
る。
H−表面3から最も遠い位置にある歯の先端部の地点
とベースAの間の歯の丈に相当している。
A−ベルト側部が半径Rの円弧に連続し表面3へと移
行していく箇所で、接線tおよびt′の交点の間で測っ
た歯のベースである。
歯の側部について説明する。歯の側部の先の部分は、
くぼみの両側に突起を形作っている箇々の壁の一方の側
部を構成している。歯の側部の相対的な輪郭には様々な
形状から形作ることができる。例えば、直線状または曲
率の一定した曲線を用いることができ、円弧や長円形、
双曲線や3次曲線の形状を取り入れたり、また3以上の
べき指数を備えることもできる。
歯の側部は、放物線の円弧を用いて形成するとよい。
この放物線は歯の先端部の境界地点に頂点を備えてお
り、また以下の式によって特定される輪郭を備えてい
る。
y=Kx2 なお、Aが5.50mmで、Hが3.5mmのケースを例にとれ
ば、Kは0.70から1.64の範囲で変化する。
通例では、ベルトのピッチpが2から20mmの範囲また
はこれを越える範囲にあれば、Kの値は0.1から20の範
囲、好ましくは0.35から10の範囲に設定することができ
る。
スペースと歯を覆っているカバー10について説明す
る。このカバーには、例えば米国特許第3,621,727号に
記載の特徴を備えているゴム引きをした単一層の布地、
または縦糸と横糸が米国特許第3,937,094号に記載の特
徴を備えているような二重層の布地、あるいはユニロイ
ヤル(UNIROYAL)の名義の米国特許第4,514,179号に記
載されているような延びない布地、さらには歯付きベル
トの歯およびこれら歯の間のスペースを被覆する用途に
汎用されてきている他の布地も利用することができる。
布地としては、ポリアミド66やアラミド、あるいはそ
の他の類似する素材から作られた縦糸と横糸を持つ矩形
の織布を用いることが好ましい。この織布の糸の配置
は、第4図に概略的に示されている。図中にて、参照番
号30はベルトに対して長手方向に配列された横糸を表わ
している。また参照番号31は、横糸30を正確な位置に保
持しておく縦糸を指している。
第4図から明らかなように、縦糸31と横糸30はいずれ
も所定の厚みsを備えたゴムコンポジションに埋め込ま
れている。
さらに、カバー布に通常用いられる材料、歯の先端部
を形成するエラストマー材料の形状並びに布の形状との
関連において、布の厚みsと低の曲線部分の湾曲半径r
の比率は、0.1から10の範囲、好ましくは0.25から5の
範囲に含まれるようにするのが好ましい。
例えば、側部が放物線の輪郭を持ち、ピッチpが3mm
であり、歯の丈Hが1.2mm、またベースAが1.95mmであ
る歯付きベルトの場合、比率s/rは、第1の実施例では
2.5に、また別の実施例では4.4とすることができる。第
1の実施例では厚みsは0.4mmにでき、また第2の実施
例では0.7mmとすることができる。半径rはいずれの実
施例においても0.16mmである。
9.525mmのピッチp、3.36mmの歯の丈Hおよび5.65mm
の歯のベースAを備えた歯付きベルトの他の実施例で
は、比率s/rは0.26とされ、布の厚みsは0.7mmに、また
半径rは2.73mmに設定されている。
なお、一層または複数の層の布から作られているカバ
ーは、弾性的に延びるものかまたは延びないものが使わ
れる。
歯付きベルトを製造する従来の方法に則り、延びる種
類のナイロン製布地を用いることもできる。すなわち、
先ずモールドの突起部の周囲にこの布地を巻き付けてお
き、次いでエラストマー材料の圧力によってこの布を押
し広げ、モールドの突起部に沿って位置決めすることが
行なわれてきている。これに対し、延びない布地の場合
にはモールドの突起部に予め位置決めしておき、ベルト
の歯を形成するエラストマーコンポジションを注入する
ことが行なわれている。
(発明の効果) 本発明によれば、前述した目的を達成することができ
る。
実際に、歯の先端部に位置するくぼみの壁に沿って継
ぎ目18、18′を設けておけば、継ぎ目の部分とプーリの
歯に係合する表面とは一致することがない。従って、本
発明のこうした解決策によれば、従来の伝導装置に生じ
ていた継ぎ目の引き剥がしに伴う不具合な問題点をすべ
て解消することができる。
また、本発明の解決策の主な特徴は継ぎ目部分が擦す
り作用を受けないようにしたことにあり、このためプー
リの歯の輪郭に正確に一致しないベルトでも使用するこ
とができる。実際に、継ぎ目の設けられたベルトの歯の
側部とプーリの歯の側部が干渉し合う場合は勿論のこ
と、両者が適正に嵌まり合う場合にでも、前記接触区域
から外れた位置に継ぎ目を配置しない限り好結果は得ら
れていない。
さらに本発明の解決策によれば、カバー層の端部を重
ね合わせて継ぎ目を構成し、歯の輪郭面の内側に設ける
ような場合にでも、従来のように歯の先端部の継ぎ目が
プーリの溝の底に当たって面接触が妨げられることがな
く、補強挿入体に悪影響を及ぼすことがない。
また今までは、継ぎ目を備えた歯に荷重が加わる状況
の下で、継ぎ目の端部を開こうとする力について充分な
把握がされてきていない。これに対し、本発明の場合に
はこうした継ぎ目の端部を互いに接近させようとする力
が存在している。実際には、第5図から明らかなよう
に、プーリの歯からベルトの歯の先の部分じ伝えられる
荷重T1は、突起の一方を他方の突起に対して曲げようと
する。このため、突起の一方の部分32には引張力が加わ
り、反対の部分33には圧縮力が加わる。
第6図に示すように、くぼみの壁33に沿って継ぎ目34
を設置すれば、この壁が圧縮された状況の下では布地の
端部は互いに接近しようとする。第6図がこうした状況
を示しており、反対の突起に荷重T1は加わっても同じこ
とが起きる。
実際には、こうした場合には、第7図に見られるよう
に突起を形成する歯の側部の上側区域35に引張力が加わ
り、継ぎ目の配置されているくぼみの壁36は圧縮され
る。継ぎ目がくぼみの中央に配置されていれば、2つの
突起が常に互いに接近しようとするため、布地の端部は
大きな外力を受けることがない。
歯の受ける荷重の状況には、第8図に概略的に示す状
態も考慮に入れておく必要がある。この例では、ベルト
の歯の丈がプーリの溝の深さよりも大きい場合、ベルト
の歯にはプーリの溝の底から圧縮作用が加わるようにな
る。この図から明らかなように、くぼみの壁に沿った力
P1とP2の成分は、くぼみの一方の側部に設けられた継ぎ
目38の端部を互いに接近させようとするスラスト力とな
っている。
このように、本発明の重要な特徴は、カバー層の継ぎ
目はいかなる荷重条件の下でも圧縮力を受け、常に好ま
しい状態を保ちながら信頼性の高い継ぎ目部分の得られ
ることにある。
とりわけ、耐久性のあるベルトを製造する上で、本発
明の好ましい実施例を用いれば好結果が得られる。この
好ましい実施例は、継ぎ目の設けられたくぼみの幾何学
形状に特徴があり、また最大深さと最大幅の比率(h/
a)に代表される継ぎ目の設けられたくぼみの幾何学形
状にも特徴があり、またくぼみの曲率に関係した、布地
の厚みと底の湾曲半径の比率(s/r)で表わされる寸法
的な特徴をも備えている。
前述した比率h/aとs/rの値を適用すれば、与えられる
諸条件、特にエラストマー材料とこれとは性質の異なる
布地材料の使用により起きる現象、また温度条件や駆動
装置の稼動現場の周囲環境がベルトに及ぼす影響を考慮
に入れたとしても、格段に優れた結果が得られている。
さらに、同じカバーに対しても様々な要望のあること
も考慮に入れておかなくてはならない。先に指摘した比
率に則って製品を製造することで得られる好結果につい
て、さらに詳細な説明を加えることは差し控える。
実際には、歯を形成するエラストマー材料とそのカバ
ー層はくぼみを構成するように形作られ、このカバー層
の端部を接続する継ぎ目をくぼみに沿って配置してある
ため、従来の技術に見られるような歯の外側表面を擦す
り継ぎ目を開いてしまうことがない。
しかしながら、くぼみの底にあてがわれている布地に
加わる曲げ作用と、くぼみの幾何学形状に見合う突起の
変形作用により、布地を構成する紐および/または横糸
は厚みsのほぼ層全体にわたって繰り返して曲げ作用を
受ける。
実際の製造に当たり、長手方向にだけ横糸を設けて布
地層のカバーを簡単に製作するような場合には、この横
糸は繰返して曲げ荷重に晒され、所定の半径rで形成さ
れたくぼみの底がヒンジとして機能し、横糸はこのヒン
ジを中心として回転するようになる。
こうしたことから、半径rが小さいと紐には荷重が集
中して加わり危険である。従って、所定の幾何学形状を
したくぼみに対し、横糸の横断寸法とゴム引きした層の
全体厚を薄くし、前述した度重なる曲げ作用により層が
疲労変形してしまうのを防ぐようにされる。
また、横糸は特にベルトの駆動力を増加させる役割を
備えている。横糸を細くし層の全体厚を薄くすれば歯の
先端部の大きな変形にもよく耐え、適当な寸法の布地を
使用しさえすれば歯を充分に補強することができる。
しかも、前述した様々な条件に加えて、先に指摘した
比率を取り入れた本発明の好ましい実施例によれば、ベ
ルトの寿命を延ばすことができる。
さらに、カバーを二重層の布地から構成する場合に
は、二重層の布地の厚みを薄くするか、または歯を構成
するエラストマー材料並びにこの歯の表面に付着される
カバー層を、くぼみの底の半径を大きくとってしかも比
率h/aを変化させないように成形すれば、単一層の布地
から得られる理想的な状況と同じ結果が得られる。
本発明の好ましい実施例を幾つか図示し説明してきた
が、発明のアイディアに則り特許請求の範囲内で如何よ
うにも修正し変更することができる。
例えば、カバー層の端部を突合わせ接続したり重ね合
わすことができ、またベルトを構成する材料は、米国特
許第4,371,363号に記載の同じ歯形と寸法を持つベルト
に用いられているようなエラストマーにすることがで
き、また歯付きベルトに汎用されているポリウレタンや
その他の柔軟性のあるエラストマー材料を使用すること
ができる。
さらに、布地は本明細書に記載の特徴と特性値を備え
ることもできるが、従来の歯付きベルトに以前から用い
られてきているその他の布地、例えば通称「あや織り」
と呼ばれている織り方で作られたナイロン地でもよい。
このあや織りのナイロン地は横糸が縦糸とは違ったより
合わせ構造からなり、280gr/m2(グラム/平方メート
ル)の重量を備え、厚みが0.7mmである。
本発明の解決策に則って構成されたベルトは、先端部
にカバー層の継ぎ目の設けられたくぼみを持つただ1つ
の歯を備えることができ、あるいは歯とこれら歯のカバ
ーのすべてを同じ形状にしたり、それぞれの歯に形の違
いくぼみを設けることもできる。カバーを複数の層から
構成する場合には、最も内側の布地の継ぎ目はベルトに
沿った任意の地点に配置しても差し支えない。ただし、
最も外側に位置する布地の部分は、問題を残さないため
にも、1つの歯の先端部に設けられたくぼみに沿って配
置される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、歯付きベルトを用いた伝導装置の概略説明図
と、プーリの溝に嵌まっているベルトの歯の拡大図であ
る。 第2図と第3図は、それぞれ本発明のベルトの歯の構成
例を示している。 第4図は、他の輪郭に沿って設けられる布地を示してい
る。 第5図から第8図は、歯の輪郭に沿って配置された布地
の継ぎ目に荷重がどのように作用するかを説明するため
の概略説明図である。 1……同期伝導装置 2……歯付きベルト 3、4……歯付きベルトの表面 5……駆動プーリ 6……被駆動プーリ 7……補強挿入体 8……歯付きベルトの歯 9……歯付きベルトの歯の間のスペース 10……カバー 11……歯のくぼみ 12……くぼみの一方の側部地点 13……くぼみの円弧 14、15……くぼみの境界地点 16、17……くぼみの円弧 16′、17′……円弧の半径の中心点 18……カバーの継ぎ目 A……歯のベース a……境界地点の間の距離 H……歯の丈 h……くぼみの深さ t、t′……接線 R、r……半径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−160649(JP,A) 実開 昭58−80644(JP,U)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの表面(3、4)によって形作られて
    いるエラストマー材料またはこれに類似する材料から作
    られた歯付きベルト(1)であって、 当該歯付きベルトは、 2つの表面の間の所定の面に沿って平行に配置された延
    びない複数の挿入体(7)と、 スペース(9)が交互に設けられ、前記表面の少なくと
    も一方から片持ち状態に突き出している複数の歯(8)
    とを有しており、 各々の歯は、2つの側部、先端部および2つの円弧によ
    って形成されており、当該円弧は側部と前記表面上に位
    置する歯のベースとの間を湾曲面で連絡しており、 歯とスペースは少なくとも1つの布地材料の層(10)に
    よって被覆され、当該層の両端部が互いに接続されてお
    り、 当該歯付きベルトは、歯(8)の少なくとも1つに、歯
    の先端部のエラストマー材料と少なくとも前記布地材料
    の層(10)とが両側に突起の設けられた少なくとも1つ
    のくぼみ(11)を形成するように形作られており、 前記突起の外側表面は歯の輪郭に沿っていて、布地材料
    の層(10)の端部の継ぎ目(12、18、18′、34、38)は
    前記くぼみに沿って配置され、 その結果、歯の先端部に位置する継ぎ目とベルトに接す
    る表面との間で擦すり接触が起こらず、くぽみ(11)の
    輪郭に沿った圧縮状態に応じて曲がる箇々の突起の変形
    により、継ぎ目は外部からベルト側部に作用する力に対
    し保護されている歯付きベルトにおいて、 少なくとも、前記層の継ぎ目(12、18、18′、34、38)
    が歯の先端部に設けられたくぼみ(11)内に配置されて
    おり、当該くぼみは少なくとも底に曲線部分(13、19)
    を有し、この曲線部分が所定の半径rを備え、しかもく
    ぼみの最大深さと最大幅の間の比率h/aが0.1から5の範
    囲にあり、ただし、 aは、ベルトの表面に平行な向きに、くぼみの2つの境
    界地点(14、15;22、23)の間で歯の先端部に沿って測
    った最大幅であり、 hは、くぼみの前記境界地点を連絡する直線と歯の軸線
    の向きに見てくぼみの最も内側に位置する地点との間で
    測定した最大深さであることを特徴とする歯付きベル
    ト。
  2. 【請求項2】請求項1記載の歯付きベルトにおいて、少
    なくとも、前記布地材料の層の継ぎ目はくぼみ内に配置
    され、当該くぼみは、このくぼみの底と両側壁とをそれ
    ぞれ形成している3つの曲線部分(13、16、17;19、2
    0、21)により形作られていることを特徴とする歯付き
    ベルト。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の歯付きベルトにおい
    て、前記くぼみの輪郭は歯の中心軸を基準として対称で
    あることを特徴とする歯付きベルト。
  4. 【請求項4】請求項2記載の歯付きベルトにおいて、3
    つの曲線部分は円弧であり、底の湾曲が壁の湾曲とは逆
    向きになっていることを特徴とする歯付きベルト。
  5. 【請求項5】請求項1記載の歯付きベルトにおいて、前
    記比率h/aが0.20から2の範囲内にあることを特徴とす
    る歯付きベルト。
  6. 【請求項6】請求項1記載の歯付きベルトにおいて、く
    ぼみ内に配置されている少なくとも前記層の厚みと底の
    半径rの比率s/rが0.1から10の範囲内にあることを特徴
    とする歯付きベルト。
  7. 【請求項7】請求項6記載の歯付きベルトにおいて、比
    率s/rが0.25から5の範囲内にあることを特徴とする歯
    付きベルト。
  8. 【請求項8】請求項1記載の歯付きベルトにおいて、く
    ぼみの最大幅aと歯のベースAとの比率a/Aが0.05から
    0.9の範囲にあり、ただし、 Aは、歯の側部が湾曲した円弧に連続していく箇所で、
    歯の側部への接線の交点の間に位置する歯のベースであ
    ることを特徴とする歯付きベルト。
  9. 【請求項9】請求項8記載の歯付きベルトにおいて、比
    率a/Aが0.2から0.6の範囲内にあることを特徴とする歯
    付きベルト。
  10. 【請求項10】請求項1記載の歯付きベルトにおいて、
    くぼみの深さhと歯の丈Hの間の比率が0.05から0.7の
    範囲内にあることを特徴とする歯付きベルト。
  11. 【請求項11】請求項10記載の歯付きベルトにおいて、
    比率h/Hが0.13から0.3の範囲内にあることを特徴とする
    歯付きベルト。
  12. 【請求項12】請求項1記載の歯付きベルトにおいて、
    突起はくぼみから外に向けて放物線の円弧の形をした輪
    郭によって形作られ、前記放物線円弧は歯の先端部の境
    界地点に頂点を備えており、前記放物線円弧の輪郭は歯
    の側部全体にわたり、且つ該放物線円弧が、 y=Kx2 の式によって特定され、 この式において、Kは0.1から20の範囲にあることを特
    徴とする歯付きベルト。
  13. 【請求項13】請求項1から12の何れか一つに記載の歯
    付きベルトにおいて、前記くぼみに沿った継ぎ目は、布
    地端部を突合わせ接合することにより形成されているこ
    とを特徴とする歯付きベルト。
  14. 【請求項14】請求項1から12の何れか一つに記載の歯
    付きベルトにおいて、継ぎ目は布地端部を重ね合わすこ
    とにより形成されていることを特徴とする歯付きベル
    ト。
  15. 【請求項15】請求項1から14の何れか一つに記載の歯
    付きベルトにおいて、少なくとも前記層の継ぎ目がくぼ
    みの中央に配置されていることを特徴とする歯付きベル
    ト。
  16. 【請求項16】請求項1記載の歯付きベルトにおいて、
    当該歯付きベルトは、互いに重ね合わされ、且つ少なく
    とも1つのベルトの歯の先端部の領域にくぼみを形成し
    ている2つのゴム引きの層を有しており、最も外側に位
    置する布地の継ぎ目が前記くぼみに沿って配置されてい
    ることを特徴とする歯付きベルト。
  17. 【請求項17】請求項1から16の何れか一つに記載の歯
    付きベルトと少なくとも2つのプーリ(5、6)とを有
    しており、 プーリの各々は、スペースが交互に設けられベルトの歯
    に噛み合う複数の歯を備えている同期伝導装置におい
    て、 歯がプーリの溝に侵入する際、箇々の突起は溝の側部に
    よって曲げられ変形することを特徴とする同期伝導装
    置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の同期伝導装置であって、
    くぼみを有する歯の丈が、歯の係合するプーリの溝の深
    さよりも大きく、 くぼみの内側に配置された布地の継ぎ目は、前記くぼみ
    の側部に沿って作用する圧縮力の成分により継ぎ目自身
    が閉じるように力を加えられることを特徴とする同期伝
    導装置。
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