JP2572555B2 - 新規ジケトピロロピロール及び着色剤 - Google Patents

新規ジケトピロロピロール及び着色剤

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JP2572555B2 JP6211203A JP21120394A JP2572555B2 JP 2572555 B2 JP2572555 B2 JP 2572555B2 JP 6211203 A JP6211203 A JP 6211203A JP 21120394 A JP21120394 A JP 21120394A JP 2572555 B2 JP2572555 B2 JP 2572555B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はピロロピロールをベースとする新
規化合物、それらの製造法及び高分子有機材料の着色の
ための使用に関する。
【0002】ジケトピロロピロールは公知化合物であ
り、例えば、米国特許第4,415,685号又はヨー
ロッパ特許出願公開公報第0 133 156号に有機
ポリマーの着色用顔料として記載されている。それらの
顔料特性は常に満足できるものとは限らない。今や、選
ばれた基を分子に導入することにより、ある顔料特性を
予期せぬ程改良することができることが判明した。
【0003】したがって、本発明の物質は、後述する新
規な式(V)の化合物である。
【0004】本発明は、a)式(I):
【0005】
【化6】
【0006】(式中、A及びBは、同一又は互いに異
る、アリール基又は複素環式芳香族残基を表し、R1
びR2 は、水素原子を表し、そしてXは−O−原子を表
す)で示されるピロロピロール、及び後述する式(IV)
のピロロピロールを含有する組成物にも関する。
【0007】残基A及びBは、好ましくは同一であり好
ましくはアリールを表す。
【0008】非置換アルキル基は、分枝状又は非分枝状
であってもよく、好ましくは1−18個、特に1−12
個、とりわけ好ましくは、1−6個のC−原子を有して
もよい。例としては、メチル、エチル、イソプロピル、
sec.−ブチル、 tert.−ブチル、tert. −アミル、オク
チル、デシル、ドデシル及びステアリルが挙げられる。
【0009】A及びBが、アリール基を表す場合には、
単環式もしくは二環式の残基、例えば、フェニル、4−
ビフェニリルもしくはナフチル、特にまた非置換もしく
は非水溶化置換基で置換されたフェニルが挙げられる。
非水溶化置換基は、例えば、ハロゲン、例えば、塩素、
臭素もしくはフッ素;C1 −C6 −アルキル、例えば、
メチル、エチル、イソプロピルもしくは tert.−ブチル
である。
【0010】アルキル基は、1−12個、好ましくは1
−6個、特に1−4個のC−原子を有する、分枝状又は
非分枝状のアルキル鎖、及び好ましくは単環式もしくは
二環式のアリール残基を含有するようなものである。例
としては、ベンジル及びフェニルエチルが挙げられる。
【0011】A及びBが複素環式芳香族残基を意味する
場合には、好ましくは単環式−ないし三環式である。こ
れらは純粋な複素環式であっても又は複素環式環及び1
個もしくはそれ以上の縮合ベンゼン環を有するものであ
ってもよく、例えば、ピリジル、ピリミジル、ピラジニ
ル、トリアジニル、フリル、ピロリル、チエニル、キノ
リル、クマリニル、ベンゾフラニル、ベンゾイミダゾリ
ル又はベンゾオキサゾリルである。複素環式芳香族残基
は通常置換基を有してもよく、例えば、ヨーロッパ特許
第0061426号において言及されているようなもの
である。
【0012】アリール基は、例えば、フェニル又はナフ
チル、特に非置換又はハロゲン、例えば、塩素もしくは
臭素、C1 −C6 −アルキル又はC1 −C6 −アルコキ
シで置換されたフェニルを挙げることができる。
【0013】Lが、式:M+n/nの基を表す表す場合に
は、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属又は遷移
金属カチオン、好ましくはNa+ 、K+ 、Mg2+、Ca
2+、Sr2+、Ba2+、Mn2+、Zn2+、Zn2+、C
2+、Ni2+、Cd2+、Co2+、Al3+及びCr3+を挙
げることができる。
【0014】式(I)の組成物の成分b)は4個以下の
基:−SO3 L、−CO2 L、−PO3 (L)2 又は下
記式:
【0015】
【化7】
【0016】で示される基を含むことができるが、好ま
しくはこれらの基の1個を残基A及びB毎に有すること
ができる。式:−SO3 Lの基が好ましい。
【0017】本発明による組成物は個々のピロロピロー
ル成分a)及びb)を所望の比で混合することにより、
又はまたピロロピロール成分a)の部分的スルホン化、
アルキル化又はアシル化により得ることができる。
【0018】少なくとも1個の−SO3 L基を含有する
本発明による組成物の成分b)は、それ自体公知の方法
により、例えばピロロピロール成分a)をオレウム、硫
酸、液状三酸化硫黄又はクロロスルホン酸を用いてスル
ホン化することにより(この際、基A及びBの少なくと
も1個がスルホン化されうる部位を有していなければな
らない)製造することができる。スルホン化剤の設定す
べき濃度及び選択すべき反応条件は、ピロロピロール分
子内に導入すべきスルホン酸基の数と密接に関連してい
る。このようにして得られた生成物は続いて本発明によ
り問題になる金属塩、例えば、酢酸塩、炭酸塩、塩化
物、硝酸塩もしくは硫酸塩との、又はアミンとの反応に
より対応する金属−もしくはアミン塩誘導体に変換され
る。
【0019】本発明による組成物の成分a)のピロロピ
ロールは公知の化合物であり、例えば、米国特許第4,
579,949号により製造することができる。
【0020】少なくとも1個の−CO2 L−もしくは−
PO3 (L)2 基を含有する本発明による組成物の成分
b)は、例えば、対応するカルボキシル−、カルボニト
リル−、カルボン酸エステル−、リン酸−もしくはリン
酸エステル基を含有するピロロピロール誘導体から得る
ことができ、この際ニトリル基もしくはエステル基は通
常のけん化法により遊離酸に変換される。これらの酸は
次に本発明により問題になる金属塩もしくはアミンとの
反応によりそれらの金属−もしくはアミン塩に変換する
ことができる。このために必要な出発製品は、例えば、
ヨーロッパ特許出願第0094911号により、別に尚
1個のニトリル−、カルボン酸−、カルボン酸エステル
−、リン酸−もしくはリン酸エステル基を含有するニト
リル誘導体から、強塩基の存在下でのコハク酸エステル
との反応により製造することができる。
【0021】本発明による組成物の成分の量比は任意に
変えることができる。好ましい量比は成分b)が0.1
〜25重量%と成分a)が99.9〜75重量%であ
る。本発明の組成物は顔料として高分子有機材料の着色
のために使用することができる。
【0022】使用目的により、本発明による原料成分を
不透明な又透明な顔料にすることができる。
【0023】不透明な顔料形が所望の場合は、通常、水
又は有機溶剤中での、場合により加圧下での加温後処理
が目的に適っていることが判る。好ましくは有機溶剤、
例えば、ハロゲン原子、アルキル−もしくはニトロ基で
置換されたベンゼン、例えば、キシレン、クロロベンゼ
ン、o−ジクロロベンゼン又はニトロベンゼン;並びに
ピリジン塩基、例えば、ピリジン、ピコリン又はキノリ
ン;更にケトン、例えば、シクロヘキサノン;アルコー
ル、例えば、イソプロパノール、ブタノール又はペンタ
ノール;エーテル、例えば、エチレングリコールモノメ
チル−又は−モノエチルエーテル;アミド、例えば、ジ
メチルホルムアミド又はN−メチルピロリドン、並びに
ジメチルスルホキシド又はスルホランを使用する。この
後処理はまた水中で、場合により加圧下で、有機溶剤の
存在下及び/又は界面活性剤を添加して行うことができ
る。
【0024】本発明による組成物で染色もしくは着色で
きる高分子有機材料としては、単一又は混合物での、例
えば、セルロースエーテル及び−エステル、例えば、エ
チルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース、
ブチルセルロース、天然樹脂又は合成樹脂、例えば、重
合樹脂又は縮合樹脂、例えば、アミノ樹脂、特に尿素−
及びメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、アルキド樹脂、
フェノール樹脂、ポリカーボネート、ポリオレフィン、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリウレ
タン、ポリエステル、ゴム、カゼイン、シリコーン及び
シリコーン樹脂が挙げられる。
【0025】前記高分子有機化合物は単一又は混合物状
でプラスチック材料、溶融体又は紡糸液、ラッカー、塗
装剤もしくは印刷インクの形で存在することができる。
使用目的により、本発明による組成物はトナー又は調製
物の形で添加するのが有利であることが判る。着色すべ
き高分子有機材料に適用する場合には、本発明による組
成物を0.01〜30重量%、好ましくは0.1〜10
重量%の量、添加することができる。
【0026】高分子有機物質の、この組成物による着色
は、例えば、かかる組成物を場合によりこれらの物質の
マスターバッチの形で、圧延機、混合−又は粉砕装置を
用いて混入することにより行う。この着色された材料は
次いでそれ自体公知の方法で、例えば、つや出し、圧
縮、押出し成形、塗装、鋳造又は噴入鋳造法により、所
望の最終製品形にされる。軟質成形体の製造又はその難
形成性を下げるためには、高分子化合物に成形前にいわ
ゆる柔軟剤を加えることが望ましいことが多い。このよ
うなものとして、例えば、リン酸、フタール酸又はセバ
チン酸のエステルが役立つことができる。本発明による
組成物をポリマーへ添加する前又は後に柔軟剤を添加す
ることができる。更に、高分子有機物質に別の異った色
調を与える目的で、本発明の組成物の他に尚充填剤もし
くは他の着色要素、例えば、白色−、多色−又は黒色顔
料を任意量添加することも可能である。
【0027】ラッカー及び印刷インクの着色のためには
高分子有機材料及び本発明の組成物を、場合により付加
剤、例えば、充填剤、他の顔料、乾燥促進剤又は柔軟剤
と共に、共通の有機溶剤又は溶剤混合物に十分に分散な
いし溶解させる。この際、それぞれの成分をそれだけ
で、又はまたお互い同志分散もしくは溶解することも、
及び最初にすべての成分を合わせることもできる。
【0028】得られた着色は、例えば、合成物質、繊
維、ラッカー又は印刷インクにおいて、良好な一般特
性、例えば、高い着色強度、良好な分散性、良好な耐ラ
ッカー性、耐移行性、耐熱性、耐光性及び耐候性によ
り、並びに良好な光彩により際立って優れている。
【0029】それに加えて、この組成物は非スルホン
化、非カルボキシル化、非リン酸化又は非−N−イミド
メチル化ピロロピロールと比較して、特にラッカー及び
印刷インクにおいて流動性が改良されており、並びに応
用に際しては耐熱性及び遅燃性(Verzugseigerschaft)も
しくは難燃性が改良されている。
【0030】上述したように、本発明の物質は、式:−
SO3 L、−CO2 L、−PO3 (L)2 又は下記式:
【0031】
【化8】
【0032】で示される基を少なくとも一つ含む式(I
V):
【0033】
【化9】
【0034】(式中、A2 及びB2 は、同一又は互いに
異るアリール又は複素環式芳香族残基を表し、R6 及び
7 は、水素原子を表し、Xは、−O−原子を表し、L
は、式:M+n/nもしくはN+ H(R8 )(R9 )(R
10)を表し、Mは,1、2又は3価の金属カチオンを表
し、nは、1、2又は3を表し、R8 、R9 及びR
10は、互いに独立して、−H、アルキル、アラルキル、
5 −C6 −シクロアルキル−もしくはアリール残基を
表すが、但し式(IV)の化合物が−SO3 L基を有する
場合にはLはナトリウムカチオンを表さなくてもよい)
で示される新規化合物である。
【0035】種々の記号A2 、B2 、R6 ないしR10
X、L、M、n、q及びrの意味もしくは好ましいもの
は、上記式(I)の化合物の対応する基について先に述
べたと同じである。
【0036】特に好適な化合物は、式(V):
【0037】
【化10】
【0038】(式中、A3 及びB3 は、フェニル又はナ
フチルを表し、m1 及びp1 は、0又は1を表し、この
際m1 とp1 の合計は少なくとも1であり、nは、1、
2又は3をを表し、Mは、アルカリ土類金属もしくは遷
移金属カチオン、又はLi+ 若しくはK+ を表す)で示
される化合物である。
【0039】格別に重要なものは式(V)〔式中、A3
及びB3 は、フェニルを表し、m及びp は、0又
は1を表し、この際m1 とp1 の合計が少なくとも1で
あり、nは、1又は2を表し、Mは、K+ 、Ca2+、M
2+、Sr2+、Ba2+、Zn2+又はCd2+を表す〕で示
される化合物である。
【0040】式(IV)及び(V)の化合物は、冒頭で述
べた式(I)の組成物の成分b)の製造のために述べた
のと同じ製造方法により得ることができる。
【0041】式(IV)及び(V)の化合物は有用な新規
中間体であり、例えば、更に別のピロロピロールの合成
のために、例えば、対応するスルホン−、カルボン−又
はリン酸誘導体から酸アミド及び酸エステル誘導体の製
造に用いることができる。
【0042】式(IV)及び(V)の化合物はまた先に述
べた高分子有機材料の着色用顔料として用いることがで
きる。
【0043】これに対して、これらは粗生成物として又
は適切な状態調節/後処理により、例えば、本発明の組
成物について先に述べたように用いることができる。
【0044】
【実施例】次の実施例においてはパーセントは重量パー
セントを意味する。
【0045】実施例1:1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロール6gを10分
かけて撹拌しながら10−15℃で発煙硫酸(25%S
3 )78g中に添加した。得られた混合物を3時間1
5−20℃で撹拌しついで氷800g上に加えた。16
時間20℃に放置後、生じた懸濁液をろ過し、得られた
暗赤色の生成物を少量の水で3回洗浄後、80℃でアン
モニア溶液を添加しながら約700gの水に溶解した。
得られた桜桃色の溶液を80℃で撹拌しながら塩化アン
モニウム45gと混合しついで30分間80℃で後撹拌
した。析出した沈澱物を60℃でろ別し、2%の塩化ア
ンモニウム溶液で洗浄しついで100℃で乾燥した。暗
赤色の生成物7.6g が得られるが、これは主に1,4
−ジケト−3,6−ジフェニル−ピロロ−〔3,4−
c〕−ピロール−4′−モノスルホン酸のアンモニウム
塩であった。この生成物は冷水に溶解し桜桃色を呈す
る;沸騰させるとこの水溶液は橙赤色へ変色した。熱い
溶液を冷却するともとの色に戻る。
【0046】実施例2:1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロール10g を10
分かけて撹拌しながら5−10℃で発煙硫酸(12.5
%SO3 )150g に添加した。得られた混合物を16
時間20℃で撹拌しついで氷700g に加えた。得られ
た溶液を水で1100g とし、ついで75℃で撹拌しな
がら塩化ナトリウム60g と混合した。得られた懸濁液
の色は短時間内に橙色から赤色に変った。斑点試験では
にじみ出しは無色であった。70−75℃で0.5時間
撹拌後、沈澱物をろ別しついで5%の塩化ナトリウム溶
液で中性になるまで洗浄した。2回水洗後、湿った生成
物を水に懸濁させた。水で600g にした懸濁液を90
−95℃で20分以内に塩化バリウム(BaCl2 ・2
2 O)25g の水(100g )溶液と混合し、1時間
沸騰を続けた。生じた沈澱をろ別し、6回冷水で洗浄し
ついで急速冷凍乾燥した。暗赤色生成物19.4g が得
られるが、これらは主として1,4−ジケト−3,6−
ジフェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロール−4′,
4″−ジスルホン酸のバリウム塩であった。
【0047】 水量算定(130℃における損失重量:3.2%; 補正分析値: 実測値:Na:0.51%,Ba:22.0%,S:1
1.0% 計算値: −− , 23.53% 1
0.98% 得られた生成物はラッカー及び合成物質を耐光性のある
赤色調に着色する。HDPEにおける耐熱性は優れてい
る。
【0048】実施例3:実施例2において述べたと同様
の方法で、1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ
−〔3,4−c〕−ピロール−4′,4″−ジスルホン
酸のカルシウム塩が得られた;収量:16.7g . 分析:水の150℃で放出された損失重量:6.2%; Ca(補正)実測値:7.94%,計算値:8.42% S (補正)実測値:12.42%,計算値:13.1
8% 得られた生成物はラッカー及びPVCを耐光性の赤色調
に着色し極めて良好な耐移行性を有する。
【0049】実施例4:1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロール70g を20
分かけて5−12℃で発煙硫酸(12.5%SO3 )1
050g に添加した。20℃で16時間撹拌後、このス
ルホン化混合物を撹拌しながら氷に加え、最終容量を9
000mlにした。生じた溶液を22℃で塩化ナトリウム
450g と混合した。やがて橙色の沈澱が生じた。この
懸濁液を75℃まで加熱すると懸濁液の色はここで赤色
に変った。75℃で30分撹拌後、懸濁液をろ過し、つ
いで吸引ろ過物を3回水洗した。この湿った生成物を水
に懸濁させ、水で1500g にし、ついで、得られた懸
濁液を撹拌しながら75℃で水酸化ナトリウム溶液を用
いてpH7にした。0.5時間撹拌後この懸濁液を再度ろ
過し、残渣を2回冷水で洗浄しついで120℃で真空乾
燥した。1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−c〕−ピロール4′,4″−ジスルホン酸の
ナトリウム塩113g が暗赤色生成物の形で得られた。
【0050】実施例5:1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロール20g を5−
10℃で撹拌しながら発煙硫酸(12.5%SO3 )3
00gに添加した。20℃で19時間撹拌後、反応混合
物を氷に加え、ついで混合物を水で2000g にした。
次に20℃で撹拌しながらヘキサメチレンジアミン8.
05g の水(200g )溶液及びギ酸8.3g を20分
かけて滴加した。最初に混濁が生じ、添加の最後には沈
積物が析出しはじめた。20−25℃で5時間撹拌後、
懸濁液をろ過しついで冷水で中性になるまで洗浄した。
90℃で真空乾燥すると1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロール−4′,4″
−ジスルホン酸のヘキサメチレンジアミン塩33.5g
が得られた。
【0051】分析:C2428482 として: 計算値:C:51.05%,H:5.00%,N:9.
92%,S:11.36%; 実験値:C:50.18%,H:5.12%,N:9.
65%,S:11.23% 同様の方法で1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロ
ロ−〔3,4−c〕−ピロール−4′,4″−ジスルホ
ン酸のジ−o−トリルグアニジン−、ジシクロヘキシル
アミン−及びC1225及びC1836−/C2245−アミ
ン塩が製造された。
【0052】実施例6:1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロール20g を5−
10℃で撹拌しながら発煙硫酸(12.5%SO3 )3
00g中に添加した。20℃で19時間撹拌後、反応混
合物を氷に加え、ついで混合物を水で2000g にし
た。得られた溶液に10分かけて4−トルイジン14.
85g の100%酢酸(70g )溶液を滴加した。4−
トルイジン溶液を添加する間に沈澱物が析出した。20
℃で4時間撹拌後、橙赤色の沈澱がろ別され、冷水で中
性になるまで洗浄し、ついで90℃で真空乾燥した。
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−c〕−ピロール−4′,4″−ジスルホン酸の4−ト
ルイジン塩42.9g が得られた。
【0053】分析値: 実則値:C:57.34%,H:4.62%,N:8.
27%,S:9.64% 計算値:C:57.99%,H:4.56%,N:8.
45%,S:9.68%;
【0054】実施例7:実施例4により得られた1,4
−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−c〕
−ピロール−4′,4″−ジスルホン酸のナトリウム塩
5.1g を水150g 及び結晶性硫酸マグネシウム5g
と共に17時間撹拌しながら沸騰するまで加熱した。得
られた熱懸濁液をろ過し、その残渣を5回熱水で洗浄し
ついで110℃で真空乾燥した。対応するマグネシウム
塩5g が暗赤色生成物として得られた。
【0055】分析:Mg 計算値:5.15%; Mg 実験値(補正):4.49%; Na実験値(補正):0.5%; 水分実験値:9.3% 得られた生成物はラッカー及び合成物質を好ましい耐光
性及び耐移行性を有する赤色調に着色し、HDPEにお
いて極めて良好な耐熱性を示す。同様の方法で1,4−
ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−c〕−
ピロール−4′,4″−ジスルホン酸のアルミニウム
−、亜鉛−、カドミウム−、銅−及びニッケル塩が得ら
れた。これらは特にラッカー及び合成物質の着色に適し
ており、HDPEにおいて全般的に良好な顔料特性及び
耐熱性を示す。
【0056】実施例8:1,4−ジケト−3,6−ジフ
ェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロール20g を5−
10℃で15分以内に発煙硫酸(12.5%SO3 )3
00g中に添加した。15−20℃で0.5時間撹拌
後、4−8℃で無水酢酸17g を20分間で滴加した。
得られた混合物を次に21時間20℃で撹拌した。無水
酢酸添加後5時間で橙色結晶が析出しはじめた。反応の
終りには粗結晶の懸濁液が存在した。冷却しながら10
−20℃で1時間かけて100%酢酸100g を滴加し
た;再び溶解が始まった。得られた混合物を更に24時
間20℃で撹拌し、生じた懸濁液をガラスヌッチュろ過
器でろ過し、残渣を3回100%酢酸で洗浄した。生成
物を100%酢酸に懸濁させ、再びろ別しついで5回1
00%酢酸で洗浄した。真空乾燥すると暗色粉末29g
が得られ、これは燃焼分析及びNMR−スペクトルによ
ると1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−
〔3,4−c〕−ピロール−4′,4″−ジスルホン酸
に相当した。
【0057】実施例9:実施例8により得られた遊離の
1,4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4
−c〕−ピロール−4′,4″−ジスルホン酸10g を
撹拌しながら20℃でクロロスルホン酸105g 中に添
加した。得られた溶液を5℃に冷却し、次に塩化チオニ
ル49g を10分間で滴下した。混合物を3.5時間6
0℃で撹拌しついで10℃に冷却した。反応混合物を次
に撹拌しながら氷1200g と塩化ナトリウム200g
の混合物に加えた。析出した沈澱物をろ別し、ついで1
0%塩化ナトリウム溶液で酸がなくなるまで洗浄した。
70℃で真空乾燥すると塩化ナトリウムを含有する1,
4−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−
c〕−ピロール−4′,4″−ジスルホン酸クロリドが
暗赤色粉末の形で得られた。
【0058】実施例10:1,4−ジケト−3,6−ジ
フェニルピロロ−〔3,4−c〕−ピロール14.5g
を0−5℃で10分間かけて撹拌しながら96%硫酸2
90g中に添加した。1時間撹拌後、硫酸−モノ水和分
290g を加えた;直ちに溶解が始まった。5℃でN−
ヒドロキシメチルフタルイミド18.1g を15分間で
加えた。温度を3時間で14℃に上昇させ次いで16時
間15−20℃で後撹拌した。得られた混合物を次いで
氷水3000g に加え、析出した黄褐色沈澱物をろ別
し、水で酸がなくなるまで洗浄した。80℃で乾燥する
と黄褐色の粗生成物29.9g が得られた。精製のため
にこの粉末状粗生成物をエタノール300mlと共に1時
間沸点でよく撹拌し、沈澱物を熱時ろ別し、エタノール
で洗浄しついで60℃で乾燥した。下記式:
【0059】
【化11】
【0060】の化合物の混合体からなる黄褐色生成物が
得られた。
【0061】実施例11A:プロペラ撹拌機を備えた3
50mlのスルホン化フラスコに、ナトリウム4.83g
、スルホコハク酸−ビス−2−エチルヘキシルエステ
ル−Na−塩(乳化剤として)0.1g 及びtert. −ア
ミルアルコール85mlを入れ、ついでこの混合物を95
−102℃に加温した。激しく撹拌しながら溶解金属を
アルコールに溶解した。得られた溶液を約90℃まで冷
却した。次にこの溶液に乾燥3−シアノ安息香酸15.
0g 及び続いて蒸溜コハク酸−ジ−tert. −ブチルエス
テル11.8g を加えた。得られた混合物を弱く還流さ
せて(約95℃から最高101℃)加温しついでこの温
度で6時間更に撹拌した。続いて35℃まで冷却し、メ
タノール85mlを滴加し、反応混合物を酢酸13g を用
いて徐々に中和し、メタノール30mlで希釈し、2時間
還流させながら沸騰させ50℃でろ過した。生成物をメ
タノール、次にアセトン続いて希塩酸(0.1N )で洗
浄した。80℃で真空炉で乾燥すると下記式:
【0062】
【化12】
【0063】の橙色生成物が得られた。
【0064】実施例11B:プロペラ撹拌機を備えた2
00mlのスルホン化フラスコにカルシウム−tert. −ブ
チレート8.7g 、tert. −ブタノール55ml、3−シ
アノ安息香酸−イソプロピルエステル(蒸溜されたも
の)9.65g 及び蒸溜されたコハク酸ジイソプロピル
エステル5.6g を順々に入れた。反応混合物を還流温
度まで加温(約85℃)しついで5時間還流しつづけ
た。続いて50℃に冷却し、メタノール55mlをこれに
滴加し、酢酸6.9g 及びメタノール5mlの混合物を用
いて徐々に中和し、ついでメタノール200ml及び水5
0mlを含むビーカに混合物全部を移した。短時間撹拌
後、生成物をろ過し、残渣を水性メタノール(1:1)
で洗浄しついで80℃で真空炉で乾燥した。理論値の約
41.3%に相当する粗生成物4.75g が得られた。
【0065】このようにして得られた粗生成物(1,4
−ジケト−3,6−ジフェニルピロロ−〔3,4−c〕
ピロール−3′,3″−イソプロポキシカルボニル)
3.70g をジメチルスルホキシド45ml及び水15ml
の混合物に入れついで30%苛性ソーダ液467g 及び
水5mlの溶液と混合した。2.5時間撹拌後、pH値を約
12に調整した。濃塩酸(水で1:1に希釈)を加える
ことにより反応混合物のpHを1.5まで下げついで混合
物を3時間還流加熱した。次に80℃まで冷却し得られ
た生成物をろ過しついでメタノール、アセトン及び温水
で順に洗浄した。80℃で真空炉中で乾燥すると実施例
11Aにおいて与えられた構造の化合物が橙色粉末とし
て得られた。
【0066】実施例11C:実施例11Bの化合物0.
94g を1:1のジメチルスルホキシド−水混合物(6
0ml)中に懸濁させついで30%苛性ソーダ液1.47
g と混合した。得られた懸濁液を2時間60℃で撹拌し
た。引き続いて酢酸0.5mlを加え、この際pH値を8.
5に調整した。これに続いて酢酸カルシウム0.44g
をこれに加えついで反応混合物を更に3時間還流加熱し
た。60℃に冷却した後、懸濁液を水120mlで希釈
し、30分間この温度で撹拌しついでろ過した。得られ
た顔料−塩を熱水で洗浄しついで真空炉中80℃で一晩
乾燥した。このようにして下記式:
【0067】
【化13】
【0068】の橙色粉末が得られ、これは応用すると極
めて良好な顔料特性を示す。
【0069】実施例11D:前記実施例11Cに従い、
酢酸カルシウムの代りに酢酸亜鉛・2H2 O0.607
g を用いる以外は同様の操作で下記式:
【0070】
【化14】
【0071】の化合物が得られ、PVCに用いると橙色
着色を示す。
【0072】参考例12A:実施例4により製造された
化合物7.0g を98%硫酸60g に溶解し、ついでこ
の溶液を水で2リットルに希釈した。続いて米国特許第
4,579,949号の実施例6により製造された顔料
140g を含水プレスケーキとして加え、その全量を水
で4リットルにし、ついで4時間室温で撹拌した。次に
混合物を75℃に加熱し、次に塩化ナトリウム100g
を30分間以内に添加し、続いて30分間この温度で更
に撹拌した。次にこの懸濁液を室温まで冷却し、ろ別し
残渣をまず最初に2%塩化ナトリウム溶液2リットルで
次に水で洗浄した。含水混合物480g が得られたが、
これを実施例12Bないし12Eにより更に手を加え
た。
【0073】参考例12B:参考例12Aにより得られ
た含水混合物120g を真空下約80℃で一晩乾燥し
た。下記式:
【0074】
【化15】
【0075】の化合物からなる生成物混合物36g が得
られた。
【0076】参考例12C:参考例12Aにより得られ
た含水混合物120g を1500mlの容量に至るまで水
に分散させついで90−95℃に加熱した。BaCl2
・2H2 O 4.5g を少量の水に溶解しついで30分
以内に滴加した。得られた懸濁液を1時間この温度で後
撹拌し、次に室温まで冷却し、ろ過し、ついで得られた
生成物を水洗し乾燥した。下記式:
【0077】
【化16】
【0078】の化合物からなる混合物39.3g が得ら
れた。
【0079】参考例12D:前記参考例12Cに従い、
BaCl2 ・2H2 Oの代りにAl2(SO43 ・1
8H2 O 8g を用いた他は同様の操作で下記式:
【0080】
【化17】
【0081】の化合物からなる混合物34.7g が得ら
れた。
【0082】参考例12E:BaCl2 ・2H2 Oの代
りにMg SO4 3g を用いた他は参考例12Cと同様に
行って、下記式:
【0083】
【化18】
【0084】の化合物からなる混合物35.6g が得ら
れた。
【0085】参考例13:米国特許第4,579,94
9号の実施例12により製造された顔料1.42g を9
8%H2 SO4 300mlに溶解し次に水で1500mlに
希釈した。得られた懸濁液を還流加熱した。続いて米国
特許第4,579,949号の実施例6により製造した
化合物33.2g を含水プレスケーキとして、得られた
紫色溶液に少しずつ添加し、ついで4時間後撹拌した。
撹拌しながら60℃に冷却し、ろ過し得られた生成物を
中性になるまで水洗した。80℃で一晩真空乾燥すると
下記式:
【0086】
【化19】
【0087】の化合物からなる混合物32.7g が得ら
れた。
【0088】参考例14:実施例11Aにより製造され
た化合物1.84g を水300ml及び30%苛性ソーダ
液15mlに溶解した。続いて米国特許第4,579,9
49号の実施例6により製造された化合物33g を含水
プレスケーキとして加えた。得られた懸濁液を3時間撹
拌し、75℃まで加熱しついでこの温度で30分以内に
水50ml中のBaCl2 ・2H2 O4.5g の水(50
ml)溶液と混合しついで2時間後撹拌した。室温まで冷
却した後、懸濁液をろ過し、残渣を中性になるまで洗浄
しついで80℃で一晩真空乾燥した。下記式:
【0089】
【化20】
【0090】の化合物からなる混合物35.3g が得ら
れた。
【0091】参考例15:厳密に比較しうる条件で、実
施例参考Bにより得られた混合物の6%アルキドメラミ
ン−ラッカー溶解物の粘度をファルマ・ブルックフィー
ルド・エンジニアリング(FirmaBrookfield Engineerin
g) 研究所、スタウトン、マサチューセッツ、アメリカ
合衆国(Stoughton, Mass., USA) の回転粘度計を用いて
測定すると、種々のスピンドル速度(1,5,6,30
及び60U./分)で、参考例12Bにより得られた混合
物に対しては、無処理の顔料(米国特許第4,579,
949号の実施例6)の各々より低い粘性値が得られ、
それ故に応用した際、有利な流動学的挙動が得られた。
【0092】実施例16:プロペラ撹拌機を備えた10
0mlスルホン化フラスコにアルゴン下でカリウム−ter
t. ブチレート6.94g 、tert. −ブタノール35m
l、未精製4−シアノリン酸−ジエチルエステル10.
63g 及びコハク酸−ジイソプロピルエステル4.09
g を順々に入れた。反応混合物を78−81℃(還流)
まで加温しついで4.5時間この温度を保った。続いて
反応混合物を50℃まで冷却し、50ml滴下ロートに注
入し10分以内に氷水100mlに滴加した。短時間撹拌
した後、懸濁液を濃塩酸(約18%)22mlと混合し、
pH1.5とした。次に得られた懸濁液を室温で撹拌しつ
いでろ過した。得られた生成物を熱水で洗浄し80℃で
真空炉内で乾燥した。生成物3.11g が得られたが、
これは主に次式:
【0093】
【化21】
【0094】(式中、Rはエチル、イソプロピル及び t
ert.−ブチルを表す)に相当する化合物の混合物からな
る。この混合物を塩酸を用いて水−ジメチルホルムアミ
ド混合物(1:1)中で、下記式:
【0095】
【化22】
【0096】(式中、Rは前記の意味を有する)の対応
するリン酸−モノエステル誘導体に変換した。
【0097】参考例17:25%SO3 −含有の発煙硫
酸40g 及び硫酸−モノ水和物40gの混合物に、2−
5℃で10分かけて、ヨーロッパ特許出願第01849
82号の実施例6により製造した1,4−ジケト−3−
フェニル−6−(4′−クロロフェニル)−ピロロ−
〔3,4−c〕−ピロール5.0g を添加した。5℃で
0.5時間撹拌後、混合物を17時間20℃で更に撹拌
した。得られた混合物を氷水に加えた。混合物の重量は
420g に達した。この混合物を70−75℃で塩化ナ
トリウム30g と混合しついで1時間同じ温度で更によ
く撹拌した。20℃まで冷却した後、析出した沈澱物を
ろ別し、5%塩化ナトリウム溶液で酸がなくなるまで洗
浄し、120℃で乾燥した。塩化ナトリウム含有量を考
慮すると、下記式:
【0098】
【化23】
【0099】の1,4−ジケト−3−フェニル−6−
(4′−クロロフェニル)−ピロロ−〔3,4−c〕−
ピロールのモノスルホン酸のナトリウム塩6.4g が得
られた。
【0100】この生成物を参考例12A/12Bと同様
に顔料混合物に加工したが、これはラッカーにおいて流
動学的特性の改良に寄与するものであった。
【0101】参考例18:25%SO3 −含有の発煙硫
酸40g 及び硫酸−モノ水和物40gの混合物に、2−
5℃で、ヨーロッパ特許出願第0184982号の実施
例6と同様に4−クロロベンゾニトリルの代りに4−メ
チルベンゾニトリルを出発原料として製造した1,4−
ジケト−3−フェニル−6−(4′−メチルフェニル)
−ピロロ−〔3,4−c〕−ピロール5.0g を10分
かけて添加した。得られた混合物を17時間20℃でよ
く撹拌し、それから氷水に加えた。混合物の重量は44
0g に達した。70−75℃に加温した混合物を30分
かけて塩化ナトリウム40g と混合しついで1時間70
−75℃で更によく撹拌した。この懸濁液を20℃まで
冷却した後、析出した沈澱物をろ別し、10%塩化ナト
リウム溶液で酸がなくなるまで洗浄し、120℃で乾燥
した。塩化ナトリウム含有量を考慮すると、下記式:
【0102】
【化24】
【0103】の1,4−ジケト−3−フェニル−6−
(4′−メチルフェニル)−ピロロ−〔3,4−c〕−
ピロールのジスルホン酸のナトリウム塩8.5g が得ら
れた。
【0104】この生成物を参考例12A/12Bと同様
に顔料混合物に加工したが、これはラッカーにおいて流
動学的特性の改良に寄与するものであった。
【0105】参考例19:25%SO3 −含有の発煙硫
酸40g を硫酸−モノ水和物40g と混合し、ついで得
られた混合物を2−5℃まで冷却した。10分かけてこ
の混合物に撹拌しながら、イソフタロニトリルの代りに
p−フェニルベンゾニトリルから出発した他は米国特許
第4,579,949号の実施例38と同様にして製造
された1,4−ジケト−3,6−ジ−(ビフェニル)−
ピロロ−〔3,4−c〕−ピロール5g を添加した。得
らえた混合物を20℃で18時間撹拌後、氷水に加え
た。混合物の重量は470g に達した。この混合物を7
0−75℃まで加熱しついで塩化ナトリウム20g と混
合した。70−75℃で1時間撹拌後、沈澱物を20℃
でろ別し、4%塩化ナトリウム溶液で酸がなくなるまで
洗浄し、ついで120℃で乾燥した。塩化ナトリウム含
有量を考慮すると下記式:
【0106】
【化25】
【0107】の1,4−ジケト−3,6−ジ−(ビフェ
ニル)−ピロロ−〔3,4−c〕−ピロール−ジスルホ
ン酸のジナトリウム塩6.3g が得られた。
【0108】この生成物を参考例12A/12Bと同様
に顔料混合物に加工したが、これはラッカーにおいて流
動学的特性の改良に寄与するものであった。
【0109】参考例20:参考例19において発煙硫酸
及び硫酸−モノ水和物からの12.5%SO3 を含む混
合物の代りに硫酸−モノ水和物80g を用いてその他は
その実施例の通りに行うと、塩化ナトリウム含有量を考
慮して、上記式の1,4−ジケト−3,6−ジ(ビフェ
ニル)−ピロロ−〔3,4−c〕−ピロロジスルホン酸
のジナトリウム塩6.6g が得られた。
フロントページの続き (72)発明者 アラン・クロード・ロッシャー スイス国、1700 フリブール、ルート・ ドゥ・シッフェネン 38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(IV)の化合物が、式(V): 【化1】 (式中、A3 及びB3 は、フェニル又はナフチルを表
    し、m1 及びp1 は、0又は1を表し、この際m1 及び
    1 の合計は少なくとも1であり、nは、1、2又は3
    を表し、Mは、アルカリ土類金属若しくは遷移金属カチ
    オン、又はLi+ 若しくはK+ を表す)で示される化合
    物。
  2. 【請求項2】 A3 及びB3 が、フェニル又はナフチル
    を表し、m1 及びp1 が、0又は1を表し、この際m1
    及びp1 の合計は少なくとも1であり、nが、1,2又
    は3を表し、Mが、K+ 、Ca2+,Mg2+,Sr2+,B
    2+,Zn2+又はCd2+を表す請求項1記載の式(V)
    の化合物。
  3. 【請求項3】 式(V): 【化2】 (式中、A3 及びB3 は、フェニル又はナフチルを表
    し、m1 及びp1 は、0又は1を表し、この際m1 及び
    1 の合計は少なくとも1であり、nは、1、2又は3
    を表し、Mは、アルカリ土類金属若しくは遷移金属カチ
    オン、又はLi+ 若しくはK+ を表す)で示される化合
    物を含有することを特徴とする高分子有機材料の着色
    剤。
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