JP2572502Y2 - 人工芝生 - Google Patents

人工芝生

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JP2572502Y2
JP2572502Y2 JP1992032538U JP3253892U JP2572502Y2 JP 2572502 Y2 JP2572502 Y2 JP 2572502Y2 JP 1992032538 U JP1992032538 U JP 1992032538U JP 3253892 U JP3253892 U JP 3253892U JP 2572502 Y2 JP2572502 Y2 JP 2572502Y2
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JP
Japan
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turf
base mat
artificial
heating element
memory alloy
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JP1992032538U
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JPH0589508U (ja
Inventor
君治 宮崎
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Obayashi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はテニスコート、野球場等
にも使用されている人工芝生に関する。
【0002】
【従来の技術】アストロタークとの通称を持つ合成樹脂
が米国で開発されて以来、テニスコートあるいはドーム
球場のグランドやドームの床等に人工芝生が多用されて
いる。この芝生は合成樹脂製ベースマット上に同じく樹
脂製の数cmの長さで直立する疑似芝の葉(芝葉)を一定
間隔で緻密に一体成形したものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、最近はスポー
ツ関連のみならず、産業機械展や他の製造関連催し物、
産業イベント、意見交換会場等多様な用途に応じて人工
芝生を敷設したり撤去したりしていた。
【0004】本考案は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、その目的は人工芝生の芝葉に相当する部分の剛
性、長さ、ねばりを自由に調整変化させ、多様な表面状
況を可能とすることにより、人工芝生の撤去や敷きなお
しが不要となる人工芝生を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の人工芝生は発熱体とベースマットとの積層
構造体上に合成樹脂による疑似芝の葉を形成し、該疑似
芝の葉の葉間に形状記憶合金を該ベースマットと一体に
配設したのである。あるいは根、茎に該当するベースマ
ット及び芝の葉を合成樹脂によって形成する人工芝生に
おいて、ベースマット内に発熱体を一体に埋設し、かつ
芝の葉は形状記憶合金を芯にして形成してもよい。
【0006】
【作用】ベースマット中の発熱体、ベースマットとの積
層構造体にした発熱体等何れの場合においても発熱体の
発熱量や温度を制御することにより、形状記憶合金の変
態を任意に制御できるものである。形状記憶合金の形状
変化にて芝の葉の形状や向きを変え、その表面状況に任
意の変化をもたらす。
【0007】
【実施例】以下、この考案の好適な実施例について図面
を参照にして説明する。図1は人工芝生1の断面を示
し、人工芝生1は合成樹脂製のベースマット2の表面に
長さ、幅ともに一定の大きさに合成樹脂で成形した薄片
状の人工芝の葉(以下芝葉と略記)3を一体に構成して
いる。素材はポリプロピレン系、ナイロン系などであ
る。そして、ベースマット2の下層に面発熱体5を積層
状に一体に敷設している。面発熱体5は細いヒーター線
を配設したものやフィルム状の抵抗発熱体、薄鋼板に渦
電流を生じさせる発熱手段など何れでもよい。芝葉3と
芝葉3との間に一定の変態温度を受けて形状が変わる形
状記憶合金7をベースマット2に植設するようにして配
置している。この実施例中の形状記憶合金7は中途部分
を一回転させた形状になっていて、受ける温度変化に応
じ、一回転させた部分の半径が変わるものである。面発
熱体5の発熱温度を制御したとき、形状記憶合金7の形
状変化が芝葉3を支える支持強度や弾撥力の変化になっ
て、結果的に人工芝生1の表面状況を制御するものであ
る。
【0008】図2は別の実施例を示す断面図である。こ
の人工芝生9は通常温度で緩く弯曲している形状記憶合
金7aを合成樹脂で被覆するようにして構成した芝葉3
aを具備している。芝葉3aはヒーター線11を配した
ベースマット2aの表面に密に植設している。この人工
芝生9も人工芝生1と同じようにヒーター線11の発熱
温度を制御し、芝葉3aの状況を変化させるものであ
る。なお、ベースマット2中に形状記憶合金7を混入す
ることも有り得る。
【0009】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案の人
工芝生によれば、発熱体とベースマットとの積層構造体
上に合成樹脂による疑似芝葉を形成し、その間隙に形状
記憶合金を配設しているので、発熱体の発熱温度を変え
ることにより、使用目的にあった芝目あるいは芝葉の剛
性、弾性を制御し、最適なグランド面ないし床面を得る
効果がある。したがって、従来の如く人工芝生を撤去す
るような作業は不要である。また、芝葉の部分に形状記
憶合金を埋設し、同様にベースマット中にヒーター等の
発熱体を埋設配置している場合には表面構造が従来の人
工芝生と変わらず、取り扱いやすい利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の別の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 人工芝生 3 ベースマット 3 芝葉 5 面発熱体 7 形状記憶合金 9 人工芝生 11 ヒーター線

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体とベースマットとの積層構造体上
    に合成樹脂による疑似芝の葉を形成し、該疑似芝の葉の
    葉間に形状記憶合金を該ベースマットと一体に配設した
    ことを特徴とする人工芝生。
  2. 【請求項2】 根、茎に該当するベースマット及び芝の
    葉を合成樹脂によって形成する人工芝生において、ベー
    スマット内に発熱体を一体に埋設し、かつ芝の葉は形状
    記憶合金を芯にして形成したことを特徴とする人工芝
    生。
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JPH0589508U JPH0589508U (ja) 1993-12-07
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