JP2572216B2 - スクロ−ル圧縮機のクランク軸構造 - Google Patents
スクロ−ル圧縮機のクランク軸構造Info
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- JP2572216B2 JP2572216B2 JP22958386A JP22958386A JP2572216B2 JP 2572216 B2 JP2572216 B2 JP 2572216B2 JP 22958386 A JP22958386 A JP 22958386A JP 22958386 A JP22958386 A JP 22958386A JP 2572216 B2 JP2572216 B2 JP 2572216B2
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- Japan
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- crankshaft
- collar
- diameter
- small
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は旋回スクロールに枢着され、主軸回転に伴っ
て旋回スクロールを旋回移動させるスクロール圧縮機の
クランク軸構造に関するものである。
て旋回スクロールを旋回移動させるスクロール圧縮機の
クランク軸構造に関するものである。
従来の技術 第５図に示す如く、主軸２に偏心して連結するクラン
ク軸１は軸受７を介し旋回スクロール８に枢着される。
主軸２は軸受９を介しケーシング10に枢支される。固定
スクロール11はケーシング10に固定され、旋回スクロー
ル８と係合し、吸入媒体を所定圧力に圧縮すべく機能す
る。従来一般に採用されるクランク軸1Aの構造としては
第６図および第７図に示すものが上げられる。直径d4の
クランク軸1Aは直径d2の主軸に旋回半径Ｒだけ偏心して
連結形成される。なお中心O1は主軸中心、中心点O2はク
ランク軸中心である。この場合クランク軸1Aの外周が主
軸２の外周から食み出ると、主軸２に挿着される軸受９
をクランク軸1A側から取り出すことができない。このた
めクランク軸1Aの外周は主軸２と同一面上又はそれ以下
に形成される必要がある。
ク軸１は軸受７を介し旋回スクロール８に枢着される。
主軸２は軸受９を介しケーシング10に枢支される。固定
スクロール11はケーシング10に固定され、旋回スクロー
ル８と係合し、吸入媒体を所定圧力に圧縮すべく機能す
る。従来一般に採用されるクランク軸1Aの構造としては
第６図および第７図に示すものが上げられる。直径d4の
クランク軸1Aは直径d2の主軸に旋回半径Ｒだけ偏心して
連結形成される。なお中心O1は主軸中心、中心点O2はク
ランク軸中心である。この場合クランク軸1Aの外周が主
軸２の外周から食み出ると、主軸２に挿着される軸受９
をクランク軸1A側から取り出すことができない。このた
めクランク軸1Aの外周は主軸２と同一面上又はそれ以下
に形成される必要がある。
発明が解決しようとする問題点 従ってクランク軸1Aの直径が強度上の要請で定めら
れ、旋回半径Ｒが決められると、主軸２の直径が必然的
に決定される。このため主軸２の直径は必要以上に大径
となる場合が生ずると共に、軸受９も大型のものにな
り、ケーシング10も大型となる。従って重量アップの欠
点が生ずると共に、コスト高となる欠点が生ずる。
れ、旋回半径Ｒが決められると、主軸２の直径が必然的
に決定される。このため主軸２の直径は必要以上に大径
となる場合が生ずると共に、軸受９も大型のものにな
り、ケーシング10も大型となる。従って重量アップの欠
点が生ずると共に、コスト高となる欠点が生ずる。
本発明は以上の欠点を解決するもので、クランク軸、
主軸、軸受等を必要にして十分の形状のものから形成せ
しめ、機械の軽量化を図り、コスト低減を図ると共に、
主軸用軸受のクランク軸側からの取り外しを容易にする
スクロール圧縮機のクランク軸構造を提供することにあ
る。
主軸、軸受等を必要にして十分の形状のものから形成せ
しめ、機械の軽量化を図り、コスト低減を図ると共に、
主軸用軸受のクランク軸側からの取り外しを容易にする
スクロール圧縮機のクランク軸構造を提供することにあ
る。
問題点を解決するための手段 本発明はこのために、ケーシングに枢支される主軸の
先端側に一体的に形成され、前記主軸外径から出張らな
い外径の小径部に摺動可能に装着され前記小径部に回転
方向の移動を拘束されて支持されるカラを有するスクロ
ール圧縮機のクランク軸構造であって、前記カラは前記
主軸と旋回半径分だけ偏心して配置されてなるスクロー
ル圧縮機のクランク軸構造を構成するものである。
先端側に一体的に形成され、前記主軸外径から出張らな
い外径の小径部に摺動可能に装着され前記小径部に回転
方向の移動を拘束されて支持されるカラを有するスクロ
ール圧縮機のクランク軸構造であって、前記カラは前記
主軸と旋回半径分だけ偏心して配置されてなるスクロー
ル圧縮機のクランク軸構造を構成するものである。
作用 クランク軸が主軸端に着脱可能に挿着されるカラから
形成され、その外周直径が主軸直径に関係なく決められ
るため、クランク軸および主軸寸法を必要にして十分の
ものから形成できる。また主軸から軸受を取り外す場合
には該カラを取り外すことにより容易に行われる。
形成され、その外周直径が主軸直径に関係なく決められ
るため、クランク軸および主軸寸法を必要にして十分の
ものから形成できる。また主軸から軸受を取り外す場合
には該カラを取り外すことにより容易に行われる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第１図および第２図に示す如く、主軸２のクランク軸
側の端部には直径d3の小径部３が形成され、この小径部
３は主軸２と同心に形成されるので、容易に削り出し可
能となる。クランク軸１を形成するカラ４は第３図およ
び第４図にも示す如く、クランク軸１の所定外径に相当
する直径d1を有すると共に、偏心孔4Aを形成する。偏心
孔4Aは旋回半径Ｒだけ直径d1の円から偏心すると共に小
径部３に挿着し得る寸法（D3）から形成される。また小
径部３に拘止するためのキー溝６が形成される。キー溝
６は偏心方向に一致する。第１図および第２図はカラ４
を小径部３に挿着した状態を示すもので、カラ４はキー
５を介し小径部３に固定される。カラ４の外周は第２図
に示す如く、主軸２の外周より食み出す場合も生ずるが
差支えない。
側の端部には直径d3の小径部３が形成され、この小径部
３は主軸２と同心に形成されるので、容易に削り出し可
能となる。クランク軸１を形成するカラ４は第３図およ
び第４図にも示す如く、クランク軸１の所定外径に相当
する直径d1を有すると共に、偏心孔4Aを形成する。偏心
孔4Aは旋回半径Ｒだけ直径d1の円から偏心すると共に小
径部３に挿着し得る寸法（D3）から形成される。また小
径部３に拘止するためのキー溝６が形成される。キー溝
６は偏心方向に一致する。第１図および第２図はカラ４
を小径部３に挿着した状態を示すもので、カラ４はキー
５を介し小径部３に固定される。カラ４の外周は第２図
に示す如く、主軸２の外周より食み出す場合も生ずるが
差支えない。
以上の如く、カラ４を用いることにより所望外径のク
ランク軸１が形成され、クランク軸１は第５図に示す如
く、カラ４を軸受７に嵌合せしめ旋回スクロール８に枢
着される。
ランク軸１が形成され、クランク軸１は第５図に示す如
く、カラ４を軸受７に嵌合せしめ旋回スクロール８に枢
着される。
主軸２の軸受９を主軸２から取り出す場合には、前記
した如く、まずカラ４を小径部３が引き抜いた後容易に
行われる。
した如く、まずカラ４を小径部３が引き抜いた後容易に
行われる。
本実施例でカラ４と小径部３との固定をキー５を用い
て行ったが、勿論これに限定しない。またカラ４の材質
も限定するものでない。なおカラ４の加工は公知の加工
技術により容易に行われ、主軸から偏心するクランク軸
1Aを削り出す技術に較べて極めて容易に加工できる。
て行ったが、勿論これに限定しない。またカラ４の材質
も限定するものでない。なおカラ４の加工は公知の加工
技術により容易に行われ、主軸から偏心するクランク軸
1Aを削り出す技術に較べて極めて容易に加工できる。
発明の効果 以上の説明によって明らかな如く、本発明によればク
ランク軸、主軸、軸受等が必要にして十分の形状のもの
から形成され、機械の軽量化およびコスト低減が図れる
効果が上げられる。
ランク軸、主軸、軸受等が必要にして十分の形状のもの
から形成され、機械の軽量化およびコスト低減が図れる
効果が上げられる。
第１図は本発明一実施例の正面図、第２図は第１図の一
部側面図、第３図は実施例のカラの正面図、第４図は第
３図の軸断面図、第５図は実施例の旋回スクロールに枢
着された状態を示す断面図、第６図は従来のクランク軸
の正面図、第７図は第６図の側面図である。 1,1A……クランク軸、２……主軸、３……小径部、４…
…カラ、4A……偏心孔、５……キー、６……カー溝、7,
9……軸受、８……旋回スクロール、10……ケーシン
グ、11……固定スクロール
部側面図、第３図は実施例のカラの正面図、第４図は第
３図の軸断面図、第５図は実施例の旋回スクロールに枢
着された状態を示す断面図、第６図は従来のクランク軸
の正面図、第７図は第６図の側面図である。 1,1A……クランク軸、２……主軸、３……小径部、４…
…カラ、4A……偏心孔、５……キー、６……カー溝、7,
9……軸受、８……旋回スクロール、10……ケーシン
グ、11……固定スクロール
Claims (1)
- 【請求項１】ケーシングに枢支される主軸の先端側に一
体的に形成され、前記主軸外径から出張らない外径の小
径部に摺動可能に装着され前記小径部に回転方向の移動
を拘束されて支持されるカラを有するスクロール圧縮機
のクランク軸構造であって、前記カラは前記主軸と旋回
半径分だけ偏心して配置されることを特徴とするスクロ
ール圧縮機のクランク軸構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22958386A JP2572216B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | スクロ−ル圧縮機のクランク軸構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22958386A JP2572216B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | スクロ−ル圧縮機のクランク軸構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6388291A JPS6388291A (ja) | 1988-04-19 |
| JP2572216B2 true JP2572216B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=16894456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22958386A Expired - Lifetime JP2572216B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | スクロ−ル圧縮機のクランク軸構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2572216B2 (ja) |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP22958386A patent/JP2572216B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6388291A (ja) | 1988-04-19 |
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