JP2571433Y2 - 砥石のワンタッチ着脱装置 - Google Patents

砥石のワンタッチ着脱装置

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JP2571433Y2
JP2571433Y2 JP1074492U JP1074492U JP2571433Y2 JP 2571433 Y2 JP2571433 Y2 JP 2571433Y2 JP 1074492 U JP1074492 U JP 1074492U JP 1074492 U JP1074492 U JP 1074492U JP 2571433 Y2 JP2571433 Y2 JP 2571433Y2
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JP
Japan
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notch
pad
input boss
radial
groove
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Application number
JP1074492U
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JPH0570860U (ja
Inventor
満浩 大塚
Original Assignee
三和研磨工業株式会社
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Publication date
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は砥石直径が小径(例えば
直径125mm以下)で低速回転(例えば回転数400
0rpm以下、周速度1000m/min以下)におい
て使用されるハンドポリッシャー、デイスクグラインダ
ー、デイスクサンダー等の電動工具やエアー工具におけ
る砥石のワンタッチ着脱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来ハンドポリッシャーのモーター出力
軸に接続される入力ボスと砥石ホルダー(砥石パッド
等)とのワンタッチ式の着脱装置は各種提案されている
(例えば実開昭58ー55845、同58ー8562、
同62ー8063)。ところがそれらは入力ボスと砥石
ホルダーとの嵌合部分の摩擦や両者間に配置した弾性リ
ングの摩擦により嵌合状態を保持するものである為、保
持力が小さく、外れやすい。又回転力の伝達時に生ずる
振動等により摩耗が起こり、がたが生じ、一層抜け易く
なる。中心を維持するセンターリング作用が小さく、こ
の面からも振動の影響を受けやすく、砥石の変則的な摩
耗や振れを生じ易い。又逆方向に回転力を受けた場合に
外れる恐れがあるという問題点があった。
【0003】
【考案の目的】本考案は、入力ボスと砥石ホルダーとの
嵌合結合部の保持力を高め、正逆両方向どちらの回転力
が加わっても外れることがなく、捩り振動等による摩耗
や騒音を防止すること、センターリング機能を長期間安
定に保持し得るようにすること、砥石をワンタッチで着
脱できるようにすること等を目的としている。
【0004】
【考案の構成】第1の考案は筒状入力ボスの下端に外向
きのつば部を設けると共につば部の外周上に半径方向溝
を設け、又上記半径方向溝と円周方向に所定角隔てた中
間高さ位置に入力ボスの長手方向にのびる長孔を設け、
入力ボスの外周に嵌合したスリーブと上記つば部の間に
ばねを縮設すると共に、スリ−ブに固定した半径方向ね
じの内先端を上記長孔を通して入力ボス内へ突出させ、
入力ボスに下方から嵌合する柱状継手部を有する砥石パ
ッドの柱状継手部外周に上端が開放した長手方向溝を設
けてその下端に円周方向に対し先端へ行くにつれて下る
傾斜溝を設け、長手方向溝を下端まで半径方向ねじに嵌
め砥石パッドを回して半径方向ねじが傾斜溝上を移動し
て入力ボスが下方へ充分押された時上記半径方向溝に嵌
る突起を柱状継手部の下端に設けたことを特徴とする砥
石のワンタッチ着脱装置である。第2の考案は筒状入力
ボス内に、内周上に切欠を有しその切欠から円周方向一
方へ行くにつれて高くなる円筒カムを有するカラーと、
上記切欠に対応する切欠を内周に有する環状ゴムパッド
と、上記切欠に対応する切欠を内周に有する環状のキャ
ップとを上から下へ順に各切欠を軸方向に合わせて固定
し、上記キャップとゴムパッドとカラーに下方から嵌合
する柱状継手部を有する砥石パッドの柱状継手部の上端
に先端が突出して上記切欠を通過可能な半径方向ピンを
設け、上記半径方向ピンを円筒カムのカム面上を高い方
へ移動して入力ボスが下方へ充分押された時上記キャッ
プの切欠に嵌る突起を柱状継手部の下端に設けたことを
特徴とする砥石のワンタッチ着脱装置である。
【0005】
【実施例】図1ないし図3は第1の考案を示しており、
図1の筒状ボス1の上端のねじ孔2にはモータ出力軸3
の下端のねじ部4が段部5まで螺合している。入力ボス
1は下端に外向きのつば部6を備え、つば部6の180
度離れた2箇所には半径方向溝(切欠)7が入力ボス1
の底部を貫通するように設けてあり、各溝7から90度
離れた中間高さの位置に上下方向に延びる長孔8が設け
てある。入力ボス1の外周にスリーブ9が摺動自在に嵌
合し、スリーブ9の180度離れた2箇所に設けた半径
方向のねじ孔10に外側から半径方向ねじ11が螺合
し、このねじ11は長孔8を通り、内先端が入力ボス1
の内部に突出している。スリーブ9とつば部6の間には
コイルばね12が縮設され、その弾力によりスリーブ9
は常時上方へ押され、これにより、図1のように入力ボ
ス1の下方へ砥石パッド13が離れている時には、ねじ
11は長孔8の上端部に圧接している。
【0006】砥石パッド13は中央部に入力ボス1に嵌
合する柱状継手部14を一体的に備え、柱状継手部14
の180度離れた2箇所には、上端が開放した長手方向
溝16と長手方向溝16の下端に連続し同一円周方向
(上方から見て時計方向)に対し90度余り先端へ行く
につれて下る傾斜溝16aとが設けてあり、長手方向溝
16の真下の柱状継手部14の下端に、前記半径方向溝
7に嵌合する半径方向の突起17が突出している。図示
の砥石パッド13は下面に布ファスナ18(商品名マジ
ックテープ)を備え、図示されていない環状の砥石の上
面の布ファスナが接合するようになっている。
【0007】図1で入力ボス1を保持した状態で砥石パ
ッド13を持ち上げ、柱状継手部14を入力ボス1内に
嵌め、溝16をねじ11に合せ、ねじ11が溝16の下
端に達した時、砥石パッド13を下方から見て右方向に
回す。そうするとねじ11が傾斜溝16aに案内されて
下降し、ばね12がつば部6を下方へ押す力が増す。砥
石パッド13を90度回すと突起17が溝7に嵌り、回
り止めが施され、つば部6は充分大きな力で砥石パッド
13に押圧される。回転力はモータ軸3から入力ボス
1、突起17を経て砥石パッド13に伝達され、研磨作
業が可能となる。モータ軸3を止め、砥石パッド13を
外すには、入力ボス1に対し砥石パッド13をばね12
の弾力に抗して引き下げ、突起17を溝7から外し、そ
の状態で砥石パッド13を下から見て左に90度回すと
ねじ11が傾斜溝16aから長手方向溝16に入り、砥
石パッド13はばね12の弾力と重力の作用で下方へ離
れ、図1の分離状態に戻る。
【0008】第2の考案を示す図4において筒状入力ボ
ス20はねじ孔2の下側に段部21と、円周の180度
離れた位置を平行に切り欠いた断面形状の内筒面22
と、ねじ孔23とを順番に備え、内筒面22には環状カ
ラー24とスポンジ状の環状ゴムパッド25が嵌合し、
ねじ孔23には環状キャップ26が螺合し、内周の18
0度離れた位置の切欠27、28、29が中心線と平行
な直線上に整列した状態で、ピン30を孔31から孔3
2内へ打ち込むことにより一体化している。カラー24
は切欠27の部分から、下方から見て時計方向へ行くに
つれて高くなる円筒カム33を有する。砥石パッド13
の柱状継手部14は、上端部に先端が突出して切欠2
7、28、29を通過可能な半径方向ピン34を有す
る。
【0009】カラー24、ゴムパッド25、キャップ2
6を組込んだ入力ボス20に対して砥石パッド13を持
ち上げ、切欠27、28、29にピン34を合わせて柱
状継手部14を挿入し、ピン34が切欠27を通過した
状態で砥石パッド13を下から見て右に回すと、ピン3
4が円筒カム33上を摺動してゴムパッド25を圧縮
し、キャップ26が下方へ押される。砥石パッド13を
90度回すと突起17が切欠29に嵌り、接合が終わ
り、研磨作業が可能になる。砥石パッド13を外すに
は、砥石パッド13を引き下げ、ピン17を切欠29か
ら外した状態で砥石パッド13を下から見て左に回す。
ピン34が切欠27に合致すると、砥石パッド13はゴ
ムパッド25の弾力と重力の作用で下方へ抜ける。
【0010】
【考案の効果】第1の考案においては、作業時に砥石パ
ッド13が入力ボス1のつば部6にばね12の弾力によ
り一定の保持力で押し付けられ、突起17が溝7に嵌合
しているので、作業中に嵌合時のがたによる振動を防止
することができ、嵌合面の隙間に砥石の粉や石の粉が入
っても、振動により嵌合面が摩耗して寿命を大幅に低下
させることが無い。又正逆どちらの方向に回転力が加わ
っても回り止め構造は強固であり、挿入部径(柱状継手
部14)もコンパクトに設計できる。勿論砥石パッド1
3の着脱は殆どワンタッチででき、着脱作業が容易にな
る。なお入力ボス1の内周面と砥石パッド挿入面(柱状
継手部14)に上方へ行くにつれて細くなるテーパを設
けると、センターリング作用が大きくなり、着脱しやす
く、接触面積が大きくなり、剛性も強く、振動や摩耗も
一層防止できる。第2の考案においては、第1の考案の
効果の外に、カラー24、ゴムパッド25等が入力ボス
20内に内蔵されるので、外観がコンパクトにまとま
り、砥石の粉等の侵入を防止できるため、作動が長期間
安定する利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 砥石パッド装着前における一部縦断斜視図で
ある。
【図2】 砥石パッド装着後における縦断面図である。
【図3】 一部を縦断面で示す分解斜視図である。
【図4】 第2の考案の一部を縦断面で示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 入力ボス 6 つば部 7 半径方向溝 8 長孔 9 スリーブ 11 半径方向ねじ 12 ばね 13 砥石パッド 14 柱状継手部 16 長手方向溝 16a 傾斜溝 17 突起

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状入力ボスの下端に外向きのつば部を
    設けると共につば部の外周上に半径方向溝を設け、又上
    記半径方向溝と円周方向に所定角隔てた中間高さ位置に
    入力ボスの長手方向にのびる長孔を設け、入力ボスの外
    周に嵌合したスリーブと上記つば部の間にばねを縮設す
    ると共に、スリ−ブに固定した半径方向ねじの内先端を
    上記長孔を通して入力ボス内へ突出させ、入力ボスに下
    方から嵌合する柱状継手部を有する砥石パッドの柱状継
    手部外周に上端が開放した長手方向溝を設けてその下端
    に円周方向に対し先端へ行くにつれて下る傾斜溝を設
    け、長手方向溝を下端まで半径方向ねじに嵌め砥石パッ
    ドを回して半径方向ねじが傾斜溝上を移動して入力ボス
    が下方へ充分押された時上記半径方向溝に嵌る突起を柱
    状継手部の下端に設けたことを特徴とする砥石のワンタ
    ッチ着脱装置。
  2. 【請求項2】 筒状入力ボス内に、内周上に切欠を有し
    その切欠から円周方向一方へ行くにつれて高くなる円筒
    カムを有するカラーと、上記切欠に対応する切欠を内周
    に有する環状ゴムパッドと、上記切欠に対応する切欠を
    内周に有する環状のキャップとを上から下へ順に各切欠
    を軸方向に合わせて固定し、上記キャップとゴムパッド
    とカラーに下方から嵌合する柱状継手部を有する砥石パ
    ッドの柱状継手部の上端に先端が突出して上記切欠を通
    過可能な半径方向ピンを設け、上記半径方向ピンを円筒
    カムのカム面上を高い方へ移動して入力ボスが下方へ充
    分押された時上記キャップの切欠に嵌る突起を柱状継手
    部の下端に設けたことを特徴とする砥石のワンタッチ着
    脱装置。
JP1074492U 1992-03-04 1992-03-04 砥石のワンタッチ着脱装置 Expired - Lifetime JP2571433Y2 (ja)

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JPH0570860U JPH0570860U (ja) 1993-09-24
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KR100973157B1 (ko) * 2008-07-16 2010-07-30 김경진 핸드 그라인더의 디스크홀더 착탈장치
KR102045341B1 (ko) * 2018-01-12 2019-11-15 권정자 핸드 그라인더의 그라인더 날 고정장치

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JPH0570860U (ja) 1993-09-24

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