JP2570511B2 - 発音体支持機構 - Google Patents
発音体支持機構Info
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- JP2570511B2 JP2570511B2 JP3089449A JP8944991A JP2570511B2 JP 2570511 B2 JP2570511 B2 JP 2570511B2 JP 3089449 A JP3089449 A JP 3089449A JP 8944991 A JP8944991 A JP 8944991A JP 2570511 B2 JP2570511 B2 JP 2570511B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打撃方向いずれの側か
らの打撃に対しても、発音体を発音可能な状態で有効に
支持する発音体支持機構に関する。
らの打撃に対しても、発音体を発音可能な状態で有効に
支持する発音体支持機構に関する。
【0002】
【従来技術】打撃に応じて発音する発音体、例えば、音
板打楽器等の発音体を支持する構造として、従来より次
のような技術が提案されている。すなわち、ゴム又は此
と同効の物質からなる紐又は帯状体の上面に縦設した突
状と、この突状の上に多数隆起した、その先端に膨瘤部
を設定した止片とを備えて、この止片の膨瘤部に琴板に
穿設した取附孔を嵌合押圧し、琴板の不協和音発生や音
程の狂いを防止する「シロフオンに於ける琴板取附具」
(実公昭31ー18342号公報)。ゴムまたは合成樹
脂等の有弾性プラスチック製の音板受に形成した、受支
部と頭とを有する取付子に音板の側辺の切欠きをフリー
状態に係合し、音板の切欠きが取付子に触れても金属音
を発せず、音板のフリー状態を確保する「鉄琴等の音板
受装置」(実公昭33ー4343号公報)。「両枠上に
円筒状ゴムまたは弾性プラスチック等を被覆した音板支
持ピンを1/2ピッチ相互に千鳥状に設け、これに音板
を着脱自在に取附け、音響効果を良好にする「シロホ
ン」(実公昭37ー822号公報)。「凹欠を設けた掛
金具を派生音板の前方の音板受材に並列して植設しこれ
に音板を透通した綴紐を掛け、音板を音響受材に支承す
るに際し、綴紐の外れる傾向を防止する「木琴」(実公
昭39ー10826号公報)。
板打楽器等の発音体を支持する構造として、従来より次
のような技術が提案されている。すなわち、ゴム又は此
と同効の物質からなる紐又は帯状体の上面に縦設した突
状と、この突状の上に多数隆起した、その先端に膨瘤部
を設定した止片とを備えて、この止片の膨瘤部に琴板に
穿設した取附孔を嵌合押圧し、琴板の不協和音発生や音
程の狂いを防止する「シロフオンに於ける琴板取附具」
(実公昭31ー18342号公報)。ゴムまたは合成樹
脂等の有弾性プラスチック製の音板受に形成した、受支
部と頭とを有する取付子に音板の側辺の切欠きをフリー
状態に係合し、音板の切欠きが取付子に触れても金属音
を発せず、音板のフリー状態を確保する「鉄琴等の音板
受装置」(実公昭33ー4343号公報)。「両枠上に
円筒状ゴムまたは弾性プラスチック等を被覆した音板支
持ピンを1/2ピッチ相互に千鳥状に設け、これに音板
を着脱自在に取附け、音響効果を良好にする「シロホ
ン」(実公昭37ー822号公報)。「凹欠を設けた掛
金具を派生音板の前方の音板受材に並列して植設しこれ
に音板を透通した綴紐を掛け、音板を音響受材に支承す
るに際し、綴紐の外れる傾向を防止する「木琴」(実公
昭39ー10826号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
はいずれも、打撃方向に対して発音体である音板の配設
方向に制限があるという問題があった。すなわち、打撃
方向が、音板に対して、音板支持部材と反対側である場
合には有効であるが、打撃方向を逆にした場合、すなわ
ち、音板に対して、音板支持部材と同一方向側にした場
合には、打撃時の衝撃吸収と打撃に伴い発生する振動の
保持とを両立できず、その適切な振動の保障が不可能に
なると共に、その振動の速やかな減衰を招致してしま
い、その自然な発音の実現はきわめて困難であった。こ
れは、音板支持部材が音板の片側にしか配設されてない
ため、この音板支持部材と反対側から打撃しないと、打
撃時の衝撃を吸収する緩衝効果が得られない構成を成し
ているためである。なお、音板支持部材には、膨瘤部を
有する止片や頭を有する取付子が突設されているので、
例えば、音板側を重力方向下向きに配設し、音板に対し
て重力方向下側から打撃すると、打撃時の衝撃は音板支
持部材により吸収されるが、打撃により音板支持部材に
一旦当接した音板は、重力により落下して上記膨瘤部や
頭に接触すると、止片や取付子の嵌合位置を通る音板の
長手方向軸回りに、音板が回転変位した状態で支持さ
れ、その自由振動状態が妨げられてしまう。このことに
より、音板振動の減衰が非常に早まってしまうのであ
る。このような、発音体に対する打撃方向の制限は、例
えば、音板打楽器等、発音体を備えた楽器、もしくは、
各種の発音機構の設計に際し、音板の配置や打撃方向の
設計の自由度を低下させるという問題もあった。さら
に、綴紐で音板を支持構造は、その機械的強度および振
動特性の観点から発音体である音板の打撃方向の厚みが
所定厚み以上の発音体でないと適用し難いものであり、
しかも、音板に、その幅方向に沿って音板の振動特性を
損なうことなく綴紐の貫通孔を穿設する加工技術は極め
て困難であるので、その汎用性が低いという不都合もあ
り、上記従来技術には、未だ改善の余地があった。
はいずれも、打撃方向に対して発音体である音板の配設
方向に制限があるという問題があった。すなわち、打撃
方向が、音板に対して、音板支持部材と反対側である場
合には有効であるが、打撃方向を逆にした場合、すなわ
ち、音板に対して、音板支持部材と同一方向側にした場
合には、打撃時の衝撃吸収と打撃に伴い発生する振動の
保持とを両立できず、その適切な振動の保障が不可能に
なると共に、その振動の速やかな減衰を招致してしま
い、その自然な発音の実現はきわめて困難であった。こ
れは、音板支持部材が音板の片側にしか配設されてない
ため、この音板支持部材と反対側から打撃しないと、打
撃時の衝撃を吸収する緩衝効果が得られない構成を成し
ているためである。なお、音板支持部材には、膨瘤部を
有する止片や頭を有する取付子が突設されているので、
例えば、音板側を重力方向下向きに配設し、音板に対し
て重力方向下側から打撃すると、打撃時の衝撃は音板支
持部材により吸収されるが、打撃により音板支持部材に
一旦当接した音板は、重力により落下して上記膨瘤部や
頭に接触すると、止片や取付子の嵌合位置を通る音板の
長手方向軸回りに、音板が回転変位した状態で支持さ
れ、その自由振動状態が妨げられてしまう。このことに
より、音板振動の減衰が非常に早まってしまうのであ
る。このような、発音体に対する打撃方向の制限は、例
えば、音板打楽器等、発音体を備えた楽器、もしくは、
各種の発音機構の設計に際し、音板の配置や打撃方向の
設計の自由度を低下させるという問題もあった。さら
に、綴紐で音板を支持構造は、その機械的強度および振
動特性の観点から発音体である音板の打撃方向の厚みが
所定厚み以上の発音体でないと適用し難いものであり、
しかも、音板に、その幅方向に沿って音板の振動特性を
損なうことなく綴紐の貫通孔を穿設する加工技術は極め
て困難であるので、その汎用性が低いという不都合もあ
り、上記従来技術には、未だ改善の余地があった。
【0004】本発明は、上記従来技術の課題を一挙に解
決し、簡単な構成で、打撃方向のいずれの側からの打撃
に対しても、打撃時の衝撃吸収と発音体の好適な振動と
を両立可能な発音体支持機構の提供を目的とする。
決し、簡単な構成で、打撃方向のいずれの側からの打撃
に対しても、打撃時の衝撃吸収と発音体の好適な振動と
を両立可能な発音体支持機構の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1に記載の構成は、所定方向からの打
撃により発音する発音体が複数並列する楽器の発音体の
支持機構において、 該発音体は、該発音体振動時の節の
位置で、該発音板の打撃方向の一方の面に対向する第1
の支持部材と打撃方向の他方の面に対向する第2の支持
部材との間で支持され、 該第1の支持部材には少なくと
も1本のピンを設け、 該ピンの周囲には、該発音体と該
第1の支持体の間のみに第1の緩衝部材を設け、 該発音
体は、振動時の少なくとも1つの節の位置近傍に設けた
該ピンより大きい直径を持つ貫通孔を有し、 該ピンは該
貫通孔に接触しないように貫通し、 該第2の支持部材
は、該発音体の振動時の節の位置で該発音体と該第2の
支持部材との間のみに設けた第2の緩衝部材で該発音体
を支持していることを特徴とする発音体支持機構を要旨
とするものである。
になされた請求項1に記載の構成は、所定方向からの打
撃により発音する発音体が複数並列する楽器の発音体の
支持機構において、 該発音体は、該発音体振動時の節の
位置で、該発音板の打撃方向の一方の面に対向する第1
の支持部材と打撃方向の他方の面に対向する第2の支持
部材との間で支持され、 該第1の支持部材には少なくと
も1本のピンを設け、 該ピンの周囲には、該発音体と該
第1の支持体の間のみに第1の緩衝部材を設け、 該発音
体は、振動時の少なくとも1つの節の位置近傍に設けた
該ピンより大きい直径を持つ貫通孔を有し、 該ピンは該
貫通孔に接触しないように貫通し、 該第2の支持部材
は、該発音体の振動時の節の位置で該発音体と該第2の
支持部材との間のみに設けた第2の緩衝部材で該発音体
を支持していることを特徴とする発音体支持機構を要旨
とするものである。
【0006】
【作用】上記請求項1に記載の構成は、所定方向からの
打撃により発音する発音体を、それに対向する第1の支
持部材で第1の緩衝部材を介してその打撃方向の一方の
面側からその振動時の節の位置近傍で支持すると共に、
該打撃方向他方の面に対向する第2の支持部材により第
2の緩部衝材を介して上記打撃方向の他方の面側からも
その振動時の節の位置近傍で支持するよう働く。すなわ
ち、発音体をその打撃方向に沿って配設した第1の支持
部材および第1の緩衝部材と、第2の支持部材および第
2の緩衝部材とによりその振動時の節の位置近傍で挟持
し、打撃方向いずれの側からの打撃に対しても、打撃時
の衝動を吸収すると共に、打撃に伴い発生する振動は保
持するのである。また、第1の支持部材に少なくとも1
本のピンを設け、発音体には貫通孔を有し、ピンを該貫
通孔に貫通することで発音体の位置を発音体振動の節の
位置近傍で固定し、ずれることがないようにしたもので
ある。発音体振動の節の位置に緩衝部材を配置すること
で個々の発音体の振動を阻害することがないし、複数の
発音体が並列する楽器においては、発音体がずれること
により隣接する他の発音体の振動も阻害することがな
い。 なおピンの周囲には、該発音体と該第1の支持体の
間のみに第1の緩衝部材を設けたことにより、打撃時の
衝動を吸収するが、発音体はピンより大きい直径を持つ
貫通孔を有するのでピンは該貫通孔に接触せず、貫通孔
内では緩衝部材が存在しないので、発音体の自由振動を
ピンと緩衝部材が妨げることがない。従って、本発明の
発音体支持機構は、発音体を、打撃方向に沿ってそのい
ずれの側から打撃しても自然な振動を妨げることなく、
衝撃により発音体の位置がずれることなく支持すること
ができる。
打撃により発音する発音体を、それに対向する第1の支
持部材で第1の緩衝部材を介してその打撃方向の一方の
面側からその振動時の節の位置近傍で支持すると共に、
該打撃方向他方の面に対向する第2の支持部材により第
2の緩部衝材を介して上記打撃方向の他方の面側からも
その振動時の節の位置近傍で支持するよう働く。すなわ
ち、発音体をその打撃方向に沿って配設した第1の支持
部材および第1の緩衝部材と、第2の支持部材および第
2の緩衝部材とによりその振動時の節の位置近傍で挟持
し、打撃方向いずれの側からの打撃に対しても、打撃時
の衝動を吸収すると共に、打撃に伴い発生する振動は保
持するのである。また、第1の支持部材に少なくとも1
本のピンを設け、発音体には貫通孔を有し、ピンを該貫
通孔に貫通することで発音体の位置を発音体振動の節の
位置近傍で固定し、ずれることがないようにしたもので
ある。発音体振動の節の位置に緩衝部材を配置すること
で個々の発音体の振動を阻害することがないし、複数の
発音体が並列する楽器においては、発音体がずれること
により隣接する他の発音体の振動も阻害することがな
い。 なおピンの周囲には、該発音体と該第1の支持体の
間のみに第1の緩衝部材を設けたことにより、打撃時の
衝動を吸収するが、発音体はピンより大きい直径を持つ
貫通孔を有するのでピンは該貫通孔に接触せず、貫通孔
内では緩衝部材が存在しないので、発音体の自由振動を
ピンと緩衝部材が妨げることがない。従って、本発明の
発音体支持機構は、発音体を、打撃方向に沿ってそのい
ずれの側から打撃しても自然な振動を妨げることなく、
衝撃により発音体の位置がずれることなく支持すること
ができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の好適ないくつかの実施例を図
面に基づいて説明する。 第1実施例 本発明の第1実施例である音板支持機構を図1、図2に
基づいて説明する。図1、図2に示すように、音板支持
機構1は、音板2の打撃方向(図1の上下方向)に沿っ
て一方の側に配設した第1の支持部材であるベース3、
該ベース3と上記音板2に対してその打撃方向反対側に
配設したフレーム4、フレーム4の下面には、音板2の
振動時に振動の節となる位置近傍に第2の支持部材であ
るフレームレール4A,4Bが連設されている。第1の
支持部材であるベース3と音板2との間のみには、第1
の緩衝部材であるフェルト8A,8Bを配設し、ベース
3には、ピン5Λ,5Bが打ち込まれている。発音体で
ある上記音板2は金属製であるが、木製、合成樹脂製、
セラミックス製等各種の素材から成形可能である。該音
板2の短手方向略中央であって、該音板2の打撃による
振動時に節となる位置近傍にはピン5A、5Bの径より
大きい径を持つ貫通孔2A,2Bが穿設されている。こ
こで、打撃による振動とは、設定された音階に調律され
た音板2が音階の基音を発生する振動状態を意味する。
ベース3に設けたピン5A,5Bは、音板に穿設された
貫通孔2A,2Bを貫通して、音板2の水平方向(図2
の左右方向)への移動を規制する。ピンは貫通孔の径よ
り小さく、ピンと貫通孔は接触しない。第1の支持部材
である上記ベース3、上記フレーム4は、金属、木、合
成樹脂等で成形されている。また、第2の支持部材であ
るフレームレール4A,4Bの上記音板との間には、第
2の支持部材と発音板との間のみに第2の緩衝部材とし
てのフェルト6A,6Bが貼着され、さらに、このフェ
ルト上には、同じく第2の緩衝部材としての紐7A,7
Bが貼着されている。この紐7A,7Bは、上記音板2
の上記フレーム4側の下面2Cに当接し、これを下側か
ら支持している。
面に基づいて説明する。 第1実施例 本発明の第1実施例である音板支持機構を図1、図2に
基づいて説明する。図1、図2に示すように、音板支持
機構1は、音板2の打撃方向(図1の上下方向)に沿っ
て一方の側に配設した第1の支持部材であるベース3、
該ベース3と上記音板2に対してその打撃方向反対側に
配設したフレーム4、フレーム4の下面には、音板2の
振動時に振動の節となる位置近傍に第2の支持部材であ
るフレームレール4A,4Bが連設されている。第1の
支持部材であるベース3と音板2との間のみには、第1
の緩衝部材であるフェルト8A,8Bを配設し、ベース
3には、ピン5Λ,5Bが打ち込まれている。発音体で
ある上記音板2は金属製であるが、木製、合成樹脂製、
セラミックス製等各種の素材から成形可能である。該音
板2の短手方向略中央であって、該音板2の打撃による
振動時に節となる位置近傍にはピン5A、5Bの径より
大きい径を持つ貫通孔2A,2Bが穿設されている。こ
こで、打撃による振動とは、設定された音階に調律され
た音板2が音階の基音を発生する振動状態を意味する。
ベース3に設けたピン5A,5Bは、音板に穿設された
貫通孔2A,2Bを貫通して、音板2の水平方向(図2
の左右方向)への移動を規制する。ピンは貫通孔の径よ
り小さく、ピンと貫通孔は接触しない。第1の支持部材
である上記ベース3、上記フレーム4は、金属、木、合
成樹脂等で成形されている。また、第2の支持部材であ
るフレームレール4A,4Bの上記音板との間には、第
2の支持部材と発音板との間のみに第2の緩衝部材とし
てのフェルト6A,6Bが貼着され、さらに、このフェ
ルト上には、同じく第2の緩衝部材としての紐7A,7
Bが貼着されている。この紐7A,7Bは、上記音板2
の上記フレーム4側の下面2Cに当接し、これを下側か
ら支持している。
【0008】一方、上記音板2の打撃による振動時に節
となる位置近傍に近接対向する上記ベース3の下側の面
には、ピン5A,5Bが挿入されている。このピン5
A,5Bの外周はゴムカバー9A,9Bにより被覆され
ており、音板2の貫通孔2A,2Bとの直接接触を避け
ている。なお、上記ピン5A,5Bの頭部は、その貫通
孔2A,2Bに挿通されており、このピン5A,5Bの
頭頂部は音板2の下面2Cより僅かに高い位置にあり、
音板2の打撃による振動時でも、該音板2との嵌合状態
を維持する。さらに、このピン9A,9Bの周囲であっ
て、上記ベース3と上記音板2の上面2Dとの間のみに
は、第1の緩衝部材として機能するフェルト8A,8B
が介装されている。
となる位置近傍に近接対向する上記ベース3の下側の面
には、ピン5A,5Bが挿入されている。このピン5
A,5Bの外周はゴムカバー9A,9Bにより被覆され
ており、音板2の貫通孔2A,2Bとの直接接触を避け
ている。なお、上記ピン5A,5Bの頭部は、その貫通
孔2A,2Bに挿通されており、このピン5A,5Bの
頭頂部は音板2の下面2Cより僅かに高い位置にあり、
音板2の打撃による振動時でも、該音板2との嵌合状態
を維持する。さらに、このピン9A,9Bの周囲であっ
て、上記ベース3と上記音板2の上面2Dとの間のみに
は、第1の緩衝部材として機能するフェルト8A,8B
が介装されている。
【0009】このように、音板2は、ピン5A,5Bに
より水平面内での位置を規制されている。一方、音板2
は、フレーム4に連設されたフレームレール4A,4
B、フェルト6A,6B、紐7A,7B、ベース3とフ
ェルト8A,8Bとにより挟持されることで、垂直方
向、すなわち、打撃方向の位置を規制されている。ここ
で、ベース3側を重力方向上に、フレーム4側を重力方
向下に向けて各々固定し、重力方向下側、すなわち、音
板2を下面2C側から打撃すると、打撃時の衝撃で音板
2は重力方向上側につき上げられるが、この衝撃はベー
ス3側に介装されたフェルト8A,8Bにより吸収され
る。その後、音板2は自重で落下して、その振動時の節
の位置近傍でフレーム4側の紐7A,7Bの上に乗り、
自由振動するのである。なお、図1と上下を逆向きにし
て、ベース3側を重力方向下に向けて配置し、音板2を
重力方向下側に位置する上面2D側から、重力方向と逆
向きに打撃すると、音板2はピン5A,5Bの規制を受
けながらフレーム4側に向かって変位するが、その打撃
時の衝撃は、紐7A,7B、フェルト6A,6Bにより
吸収される。その後音板2に重力のみが作用する状態に
移行すると、音板2はピン5A,5Bおよびフェルト8
A,8Bの規制を受けながら、自由振動し、発音する。
また、この場合、音板2を、重力方向上側に位置する下
面2C側から重力方向に沿って打撃すると、音板2は、
ピン5A,5Bの規制を受けながらフェルト8A,8B
の支持により自由振動する。この場合は、打撃時の衝撃
が、フェルト8A,8Bにより吸収され、その後の振動
状態は、フェルト6A,6B、紐7A,7Bおよびフェ
ルト8A,8Bにより維持される。
より水平面内での位置を規制されている。一方、音板2
は、フレーム4に連設されたフレームレール4A,4
B、フェルト6A,6B、紐7A,7B、ベース3とフ
ェルト8A,8Bとにより挟持されることで、垂直方
向、すなわち、打撃方向の位置を規制されている。ここ
で、ベース3側を重力方向上に、フレーム4側を重力方
向下に向けて各々固定し、重力方向下側、すなわち、音
板2を下面2C側から打撃すると、打撃時の衝撃で音板
2は重力方向上側につき上げられるが、この衝撃はベー
ス3側に介装されたフェルト8A,8Bにより吸収され
る。その後、音板2は自重で落下して、その振動時の節
の位置近傍でフレーム4側の紐7A,7Bの上に乗り、
自由振動するのである。なお、図1と上下を逆向きにし
て、ベース3側を重力方向下に向けて配置し、音板2を
重力方向下側に位置する上面2D側から、重力方向と逆
向きに打撃すると、音板2はピン5A,5Bの規制を受
けながらフレーム4側に向かって変位するが、その打撃
時の衝撃は、紐7A,7B、フェルト6A,6Bにより
吸収される。その後音板2に重力のみが作用する状態に
移行すると、音板2はピン5A,5Bおよびフェルト8
A,8Bの規制を受けながら、自由振動し、発音する。
また、この場合、音板2を、重力方向上側に位置する下
面2C側から重力方向に沿って打撃すると、音板2は、
ピン5A,5Bの規制を受けながらフェルト8A,8B
の支持により自由振動する。この場合は、打撃時の衝撃
が、フェルト8A,8Bにより吸収され、その後の振動
状態は、フェルト6A,6B、紐7A,7Bおよびフェ
ルト8A,8Bにより維持される。
【0010】以上説明したように、本第1実施例によれ
ば、音板2を重力方向に沿って下側から打撃しても、音
板2の自由振動を実現できる。したがって、従来の音板
打楽器のように、重力方向に沿って上側からのみでな
く、下側から打撃しても音板の基音を正確に発音させら
れるので、音板2の配置およびその打撃方向の重力方向
に対する制限を解消することができる。また、音板2に
貫通孔2A,2Bを穿設するだけで支持できるので、簡
単な構成で、厚みの比較的薄い音板2にも適用でき、広
い汎用性を発揮する。
ば、音板2を重力方向に沿って下側から打撃しても、音
板2の自由振動を実現できる。したがって、従来の音板
打楽器のように、重力方向に沿って上側からのみでな
く、下側から打撃しても音板の基音を正確に発音させら
れるので、音板2の配置およびその打撃方向の重力方向
に対する制限を解消することができる。また、音板2に
貫通孔2A,2Bを穿設するだけで支持できるので、簡
単な構成で、厚みの比較的薄い音板2にも適用でき、広
い汎用性を発揮する。
【0011】変形例 なお、本第1実施例では、第1および第2の緩衝部材と
して、フェルト6A,6Bと紐7A,7Bとの組合せ、
または、フェルト8A,8Bを使用した例について説明
したが、例えば、紐だけ、紐およびフェルトの組合せ、
フェルトのみ、ゴムおよびこれらの組合せ等、適宜選択
しても同様な効果を奏する。また、例えば、図3に示す
ように、音板2に直接接触する紐7A,7Bが該音板2
の長手方向に対して各々直交する向きに、該紐7A,7
Bをフェルト6A,6Bに貼着するよう構成すると、各
音板2の打撃に伴う振動時、該音板2をその節の位置近
傍で正確に支持できるので、各音板2の基音をより一層
正確に発音させることができる。
して、フェルト6A,6Bと紐7A,7Bとの組合せ、
または、フェルト8A,8Bを使用した例について説明
したが、例えば、紐だけ、紐およびフェルトの組合せ、
フェルトのみ、ゴムおよびこれらの組合せ等、適宜選択
しても同様な効果を奏する。また、例えば、図3に示す
ように、音板2に直接接触する紐7A,7Bが該音板2
の長手方向に対して各々直交する向きに、該紐7A,7
Bをフェルト6A,6Bに貼着するよう構成すると、各
音板2の打撃に伴う振動時、該音板2をその節の位置近
傍で正確に支持できるので、各音板2の基音をより一層
正確に発音させることができる。
【0012】第2実施例 次に、本発明の第2実施例を図4に基づいて説明する。
本第2実施例と既述した第1実施例との相違は、本第2
実施例が、音板2の水平面内の移動を規制するピンの一
方を隣設する音板の間に配設した点である。
本第2実施例と既述した第1実施例との相違は、本第2
実施例が、音板2の水平面内の移動を規制するピンの一
方を隣設する音板の間に配設した点である。
【0013】図4に示すように、音板2には1つの貫通
孔2Aのみを穿設し、ピン5Aはこの貫通孔2Aに挿通
させる。音板2の貫通孔2Aを穿設した側とその長手方
向逆側には、隣設された音板2の間にゴムカバーで被覆
したピン12をフレームレール4Bに植設する。
孔2Aのみを穿設し、ピン5Aはこの貫通孔2Aに挿通
させる。音板2の貫通孔2Aを穿設した側とその長手方
向逆側には、隣設された音板2の間にゴムカバーで被覆
したピン12をフレームレール4Bに植設する。
【0014】本第2実施例のように、音板2の貫通孔2
Aに挿通するピン5Aと隣設する音板2の間に介装した
ピン12とにより、音板2の水平面内の位置を規制する
よう構成しても、既述した第1実施例と同様な効果を発
揮する。
Aに挿通するピン5Aと隣設する音板2の間に介装した
ピン12とにより、音板2の水平面内の位置を規制する
よう構成しても、既述した第1実施例と同様な効果を発
揮する。
【0015】第3実施例 次に、本発明の第3実施例を図5、図6に基づいて説明
する。本第3実施例と既述した第1実施例との相違は、
本第3実施例が、フレームを各音板毎に独立に配設した
点である。
する。本第3実施例と既述した第1実施例との相違は、
本第3実施例が、フレームを各音板毎に独立に配設した
点である。
【0016】図5、図6に示すように、音板22は、第
1の支持部材であるベース23A,23B)第2の支持
部材であるフレーム24A,24Bにより両側から各々
独立に支持されると共に、ピン25Aで平面内での位置
を規制されている。ベース23A,23Bと音板22と
の間のみには第1の緩衝部材であって、音板22との接
触面積の小さな四角の断面形状のフェルト26A,26
Bが介装され、フレーム24A,24Bと音板22との
間のみには第2の緩衝部材であって、音板22との接触
面積の小さい断面楔型形状のフェルト28A,28Bが
介装されている。なお、フレーム24Aは、ネジ29A
でベース23Aに固定されている。
1の支持部材であるベース23A,23B)第2の支持
部材であるフレーム24A,24Bにより両側から各々
独立に支持されると共に、ピン25Aで平面内での位置
を規制されている。ベース23A,23Bと音板22と
の間のみには第1の緩衝部材であって、音板22との接
触面積の小さな四角の断面形状のフェルト26A,26
Bが介装され、フレーム24A,24Bと音板22との
間のみには第2の緩衝部材であって、音板22との接触
面積の小さい断面楔型形状のフェルト28A,28Bが
介装されている。なお、フレーム24Aは、ネジ29A
でベース23Aに固定されている。
【0017】以上説明したように、本第3実施例によれ
ば、既述した第1実施例の各効果に加えて、次のような
効果を奏する。すなわち、各音板22を各々独立の一対
のフレーム24A,24Bで支持するため、音板22の
長手方向に対して直交する方向に沿って各音板22を正
確に支持でき、しかも、各フェルト26A,26B、2
8A,28Bと各音板22との接触面積を最小にしてい
るため、音板22の打撃に伴う自由振動を妨げることが
ないので、基音を正確に発音させることができる。
ば、既述した第1実施例の各効果に加えて、次のような
効果を奏する。すなわち、各音板22を各々独立の一対
のフレーム24A,24Bで支持するため、音板22の
長手方向に対して直交する方向に沿って各音板22を正
確に支持でき、しかも、各フェルト26A,26B、2
8A,28Bと各音板22との接触面積を最小にしてい
るため、音板22の打撃に伴う自由振動を妨げることが
ないので、基音を正確に発音させることができる。
【0018】なお、各フェルト26A,26B、28
A,28Bに代えて、例えば、図7に示すように、フレ
ーム24Aにフェルト30を貼着し、その上に紐31を
貼着して緩衝部材を構成することもできる。
A,28Bに代えて、例えば、図7に示すように、フレ
ーム24Aにフェルト30を貼着し、その上に紐31を
貼着して緩衝部材を構成することもできる。
【0019】応用例 次に、上記第3実施例の音板支持構造をチェレスタの音
板支持機構に適用した応用例を、図8に基づいて説明す
る。図8に示すように、チェレスタ41は、音板42、
これを支持する音板支持機構43、演奏者が操作する鍵
盤44、その鍵盤44の操作に応じて上記音板42を打
撃するアクション45から構成されている。棚板50に
載置されたバランスレール51に植設されたバランスピ
ン52の回りに回動する鍵53は、操作に応じた力をキ
ャプスタンスクリュー54を介してサポートレール55
に回動自在に連設されたサポート56に伝達する。その
サポート56は、ジャック57を介してハンマーローラ
ー58を押し上げ、脱進させてハンマーシャンク59
を、同図で反時計方向に回転させる。すると、ハンマー
シャンク59の先端に連設されたハンマー60が音板4
2を、重力方向に沿って下側から打撃して発音させる。
このとき、ダンパーレール61に回動自在に連設された
ダンパーレバー62によりダンパーワイヤー63を介し
てダンパー64は音板42から離れているので、打撃さ
れた音板42の発音は、共鳴箱65で共鳴する。このチ
ェレスタ41のように、アクション45により重力方向
に沿って下から打撃して発音させる音板42の支持に応
用すると、既述した各実施例の支持機構はきわめて有効
である。
板支持機構に適用した応用例を、図8に基づいて説明す
る。図8に示すように、チェレスタ41は、音板42、
これを支持する音板支持機構43、演奏者が操作する鍵
盤44、その鍵盤44の操作に応じて上記音板42を打
撃するアクション45から構成されている。棚板50に
載置されたバランスレール51に植設されたバランスピ
ン52の回りに回動する鍵53は、操作に応じた力をキ
ャプスタンスクリュー54を介してサポートレール55
に回動自在に連設されたサポート56に伝達する。その
サポート56は、ジャック57を介してハンマーローラ
ー58を押し上げ、脱進させてハンマーシャンク59
を、同図で反時計方向に回転させる。すると、ハンマー
シャンク59の先端に連設されたハンマー60が音板4
2を、重力方向に沿って下側から打撃して発音させる。
このとき、ダンパーレール61に回動自在に連設された
ダンパーレバー62によりダンパーワイヤー63を介し
てダンパー64は音板42から離れているので、打撃さ
れた音板42の発音は、共鳴箱65で共鳴する。このチ
ェレスタ41のように、アクション45により重力方向
に沿って下から打撃して発音させる音板42の支持に応
用すると、既述した各実施例の支持機構はきわめて有効
である。
【0020】以上、本発明のいくつかの実施例について
説明したが、本発明は、このような実施例に何等限定さ
れるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲内に
おいて、例えば、自動音板打楽器やドアホーン等、音板
を重力方向に沿って重力と反対側から打撃する音板の支
持構造に適用する等、種々の態様により実現し得ること
は勿論である。
説明したが、本発明は、このような実施例に何等限定さ
れるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲内に
おいて、例えば、自動音板打楽器やドアホーン等、音板
を重力方向に沿って重力と反対側から打撃する音板の支
持構造に適用する等、種々の態様により実現し得ること
は勿論である。
【0021】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明は、発音体
をその打撃方向に沿って配設した第1の支持部材および
第1の緩衝部材と、第2の支持部材および第2の緩衝部
材とによりその振動時の節の位置近傍で挟持して支持す
るため、打撃方向いずれの側からの打撃に対しても、打
撃時の衝撃吸収と打撃に伴い発生する振動の保持とを両
立し、その自然な振動を保障すると共に、その振動の減
衰を抑制できるので、打撃方向に対する発音体の配設方
向に係わらず、その好適な発音を常時実現できるという
きわめて優れた効果を奏する。また、発音体に設けた貫
通孔内では緩衝部材やピンが発音体と接触せず、発音体
の自然な振動を妨げることがなく、その好適な発音を実
現できる。また、第1の支持部材に設けたピンが発音体
の貫通孔を貫通するので、支持位置がずれないことによ
り、好適な発音を常時実現維持できる。また、発音体に
対する打撃方向を所望の方向に設定できるため、例え
ば、音板打楽器等、複数の発音体が並列する楽器、もし
くは、各種の発音機構の設計に際し、音板の設置に制限
を受けないので、設計の自由度を飛躍的に向上できる。
さらに、支持する発音体の打撃方向の厚みに制限を受け
ない構成のため、各種の発音体に対して適応できるの
で、その汎用性が高まるという利点も生じる。
をその打撃方向に沿って配設した第1の支持部材および
第1の緩衝部材と、第2の支持部材および第2の緩衝部
材とによりその振動時の節の位置近傍で挟持して支持す
るため、打撃方向いずれの側からの打撃に対しても、打
撃時の衝撃吸収と打撃に伴い発生する振動の保持とを両
立し、その自然な振動を保障すると共に、その振動の減
衰を抑制できるので、打撃方向に対する発音体の配設方
向に係わらず、その好適な発音を常時実現できるという
きわめて優れた効果を奏する。また、発音体に設けた貫
通孔内では緩衝部材やピンが発音体と接触せず、発音体
の自然な振動を妨げることがなく、その好適な発音を実
現できる。また、第1の支持部材に設けたピンが発音体
の貫通孔を貫通するので、支持位置がずれないことによ
り、好適な発音を常時実現維持できる。また、発音体に
対する打撃方向を所望の方向に設定できるため、例え
ば、音板打楽器等、複数の発音体が並列する楽器、もし
くは、各種の発音機構の設計に際し、音板の設置に制限
を受けないので、設計の自由度を飛躍的に向上できる。
さらに、支持する発音体の打撃方向の厚みに制限を受け
ない構成のため、各種の発音体に対して適応できるの
で、その汎用性が高まるという利点も生じる。
【0022】
【図1】 本発明第1実施例の側断面図である。
【図2】 本発明第1実施例の底面図である。
【図3】 本発明第1実施例の変形例の平面図である。
【図4】 本発明第2実施例の平面図である。
【図5】 本発明第3実施例の側面図である。
【図6】 同じくそのA−A断面図である。
【図7】 同じくその変形例の部分側断面図である。
【図8】 本発明の応用例を示す部分側断面図である。
1・・・音板支持機構、2・・・音板、3・・・ベース、4・・・フ
レーム、6A,6B、8A,8B・・・フェルト、7A,
7B・・・紐
レーム、6A,6B、8A,8B・・・フェルト、7A,
7B・・・紐
Claims (1)
- 【請求項1】 所定方向からの打撃により発音する発音
体が複数並列する楽器の発音体の支持機構において、 該発音体は、該発音体振動時の節の位置で、該発音板の
打撃方向の一方の面に対向する第1の支持部材と打撃方
向の他方の面に対向する第2の支持部材との間で支持さ
れ、 該第1の支持部材には少なくとも1本のピンを設け、 該ピンの周囲には、該発音体と該第1の支持体の間のみ
に第1の緩衝部材を設け、 該発音体は、振動時の少なくとも1つの節の位置近傍に
設けた該ピンより大きい直径を持つ貫通孔を有し、 該ピンは該貫通孔に接触しないように貫通し、 該第2の支持部材は、該発音体の振動時の節の位置で該
発音体と該第2の支持部材との間のみに設けた第2の緩
衝部材で該発音体を支持している ことを特徴とする発音
体支持機構。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3089449A JP2570511B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 発音体支持機構 |
US07/801,047 US5235892A (en) | 1990-12-05 | 1991-12-03 | Celesta promptly responsive to high speed keying-in |
EP19910120862 EP0489430A3 (en) | 1990-12-05 | 1991-12-04 | Celesta promptly responsive to high speed keying-in |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3089449A JP2570511B2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 発音体支持機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04299393A JPH04299393A (ja) | 1992-10-22 |
JP2570511B2 true JP2570511B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=13970999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3089449A Expired - Lifetime JP2570511B2 (ja) | 1990-12-05 | 1991-03-28 | 発音体支持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570511B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3059730A1 (en) | 2015-02-23 | 2016-08-24 | Yamaha Corporation | Musical bar for musical instrument |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4632089B2 (ja) * | 2005-12-13 | 2011-02-16 | ヤマハ株式会社 | 音板打楽器の音源ユニット |
JP4632090B2 (ja) * | 2005-12-13 | 2011-02-16 | ヤマハ株式会社 | 鍵盤式音板打楽器 |
JP2008170700A (ja) * | 2007-01-11 | 2008-07-24 | Yamaha Corp | 鍵盤式打楽器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6347915Y2 (ja) * | 1985-03-08 | 1988-12-09 |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP3089449A patent/JP2570511B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3059730A1 (en) | 2015-02-23 | 2016-08-24 | Yamaha Corporation | Musical bar for musical instrument |
US9570054B2 (en) | 2015-02-23 | 2017-02-14 | Yamaha Corporation | Musical bar for musical instrument |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04299393A (ja) | 1992-10-22 |
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