JP2569582Y2 - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
- Publication number
- JP2569582Y2 JP2569582Y2 JP1992047454U JP4745492U JP2569582Y2 JP 2569582 Y2 JP2569582 Y2 JP 2569582Y2 JP 1992047454 U JP1992047454 U JP 1992047454U JP 4745492 U JP4745492 U JP 4745492U JP 2569582 Y2 JP2569582 Y2 JP 2569582Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- diagnostic apparatus
- ultrasonic diagnostic
- ultrasonic
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、超音波診断装置に関
し、更に詳しくは、Ｓ／Ｎ比を向上させることが出来る
超音波診断装置に関する。
し、更に詳しくは、Ｓ／Ｎ比を向上させることが出来る
超音波診断装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は、従来の超音波診断装置の一例の
ブロック図である。この超音波診断装置５１において、
プローブ２およびビームフォーマ３は、タイミング制御
回路５４の指令に基づいて、超音波パルスを所定時間ご
とに所定方向に送波し、その送波と送波の間に超音波エ
コーを受信し、エコー信号をＢモード処理部５とミキサ
ー６ａ，６ｂとに送る。
ブロック図である。この超音波診断装置５１において、
プローブ２およびビームフォーマ３は、タイミング制御
回路５４の指令に基づいて、超音波パルスを所定時間ご
とに所定方向に送波し、その送波と送波の間に超音波エ
コーを受信し、エコー信号をＢモード処理部５とミキサ
ー６ａ，６ｂとに送る。
【０００３】Ｂモード処理部５は、エコー信号からＢモ
ード情報を抽出し、ＤＳＣ（デジタルスキャンコンバー
タ）１３へ出力する。ＤＳＣ１３は、前記Ｂモード情報
からＢモード画像を生成する。そして、ディスプレイ１
４は、前記ＤＳＣ１３で生成されたＢモード画像を表示
する。
ード情報を抽出し、ＤＳＣ（デジタルスキャンコンバー
タ）１３へ出力する。ＤＳＣ１３は、前記Ｂモード情報
からＢモード画像を生成する。そして、ディスプレイ１
４は、前記ＤＳＣ１３で生成されたＢモード画像を表示
する。
【０００４】一方、ミキサー６ａ，６ｂは、エコー信号
からドプラ信号を検出し、アンチエリアシングフィルタ
７ａ，７ｂへ出力する。スイッチ５８ａ，５８ｂは、タ
イミング制御回路５４の指令に基づいて所定期間のみオ
ンとなり、目的深度からのドプラ信号のみをアンチエリ
アシングフィルタ７ａ，７ｂから積分器９ａ，９ｂへ通
過させる。積分器９ａ，９ｂは、目的深度からのドプラ
信号を積分し、サンプルホールド１０ａ，１０ｂおよび
ウォールフィルタ１１ａ，１１ｂを通じて、ＦＦＴ１２
へ出力する。ＦＦＴ１２は、目的深度からのドプラ信号
の周波数分析し、その結果をＤＳＣ１３へ出力する。Ｄ
ＳＣ１３は、前記周波数分析の結果に基づいてスペクト
ラム画像を生成する。そして、ディスプレイ１４は、前
記ＤＳＣ１３で生成されたスペクトラム画像を表示す
る。
からドプラ信号を検出し、アンチエリアシングフィルタ
７ａ，７ｂへ出力する。スイッチ５８ａ，５８ｂは、タ
イミング制御回路５４の指令に基づいて所定期間のみオ
ンとなり、目的深度からのドプラ信号のみをアンチエリ
アシングフィルタ７ａ，７ｂから積分器９ａ，９ｂへ通
過させる。積分器９ａ，９ｂは、目的深度からのドプラ
信号を積分し、サンプルホールド１０ａ，１０ｂおよび
ウォールフィルタ１１ａ，１１ｂを通じて、ＦＦＴ１２
へ出力する。ＦＦＴ１２は、目的深度からのドプラ信号
の周波数分析し、その結果をＤＳＣ１３へ出力する。Ｄ
ＳＣ１３は、前記周波数分析の結果に基づいてスペクト
ラム画像を生成する。そして、ディスプレイ１４は、前
記ＤＳＣ１３で生成されたスペクトラム画像を表示す
る。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の超音波診断
装置５１では、スイッチ５８ａ，５８ｂと積分器９ａ，
９ｂとによりボックス積分回路を構成し、目的深度から
のドプラ信号のみを取り出して積分している。ここで、
スイッチ５８ａ，５８ｂの特性を図７の（ａ）に示すよ
うな方形波と考えると、ボックス積分回路は、連続する
ドプラ信号に方形波を時間領域でたたみこんでいること
になる。また、これを周波数領域から観ると、図７の
（ｂ）に示すようなsin(x)/xを乗算していることにな
る。
装置５１では、スイッチ５８ａ，５８ｂと積分器９ａ，
９ｂとによりボックス積分回路を構成し、目的深度から
のドプラ信号のみを取り出して積分している。ここで、
スイッチ５８ａ，５８ｂの特性を図７の（ａ）に示すよ
うな方形波と考えると、ボックス積分回路は、連続する
ドプラ信号に方形波を時間領域でたたみこんでいること
になる。また、これを周波数領域から観ると、図７の
（ｂ）に示すようなsin(x)/xを乗算していることにな
る。
【０００６】しかし、図７の（ｂ）に示すようなsin(x)
/xは、メインローブ以外にサイドローブ（斜線部）を持
っているから、そのサイドローブのために、不必要な周
波数成分をも後段に送ってしまっている。そして、その
ため、超音波診断装置５１のＳ／Ｎ比に悪影響を与えて
いる。そこで、この考案の目的は、サイドローブをなる
べく小さくして不必要な周波数成分を後段に送ることを
抑制し、Ｓ／Ｎ比を改善できるようにした超音波診断装
置を提供することにある。
/xは、メインローブ以外にサイドローブ（斜線部）を持
っているから、そのサイドローブのために、不必要な周
波数成分をも後段に送ってしまっている。そして、その
ため、超音波診断装置５１のＳ／Ｎ比に悪影響を与えて
いる。そこで、この考案の目的は、サイドローブをなる
べく小さくして不必要な周波数成分を後段に送ることを
抑制し、Ｓ／Ｎ比を改善できるようにした超音波診断装
置を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この考案の超音波診断装
置は、目的深度に対応した所定期間の受信信号のみを選
択して積分するボックス積分回路を有するパルスドプラ
ー法の超音波診断装置において、前記所定期間中に、前
記積分の積分係数を、周波数領域におけるサイドローブ
を小さくするように時間変化させることを構成上の特徴
とするものである。
置は、目的深度に対応した所定期間の受信信号のみを選
択して積分するボックス積分回路を有するパルスドプラ
ー法の超音波診断装置において、前記所定期間中に、前
記積分の積分係数を、周波数領域におけるサイドローブ
を小さくするように時間変化させることを構成上の特徴
とするものである。
【０００８】上記構成において、積分係数が一定の積分
器の前段にプログラマブルアンプを設置してボックス積
分回路を構成し、そのプログラマブルアンプのゲイン
を、所定期間の開始時になめらかに上げると共に所定期
間の終了時になめらかに下げるようにするのが好まし
い。
器の前段にプログラマブルアンプを設置してボックス積
分回路を構成し、そのプログラマブルアンプのゲイン
を、所定期間の開始時になめらかに上げると共に所定期
間の終了時になめらかに下げるようにするのが好まし
い。
【０００９】
【作用】この考案の超音波診断装置では、所定期間中に
ボックス積分回路の積分係数を時間変化させる。この時
間変化のさせ方は、周波数領域におけるサイドローブを
小さくするものであればよく、例えば、ハニング関数や
ハミング関数に準じて時間変化させればよい。周波数領
域におけるサイドローブが小さくなる結果、不必要な周
波数成分を後段に送ることが抑制され、Ｓ／Ｎ比を改善
できるようになる。
ボックス積分回路の積分係数を時間変化させる。この時
間変化のさせ方は、周波数領域におけるサイドローブを
小さくするものであればよく、例えば、ハニング関数や
ハミング関数に準じて時間変化させればよい。周波数領
域におけるサイドローブが小さくなる結果、不必要な周
波数成分を後段に送ることが抑制され、Ｓ／Ｎ比を改善
できるようになる。
【００１０】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの考案をさら
に詳細に説明する。なお、これによりこの考案が限定さ
れるものではない。図１は、この考案の一実施例の超音
波診断装置のブロック図である。この超音波診断装置１
において、プローブ２およびビームフォーマ３は、タイ
ミング制御回路４の指令に基づいて、超音波パルスを所
定時間ごとに所定方向に送波し、その送波と送波の間に
超音波エコーを受信し、エコー信号をＢモード処理部５
とミキサー６ａ，６ｂとに送る。
に詳細に説明する。なお、これによりこの考案が限定さ
れるものではない。図１は、この考案の一実施例の超音
波診断装置のブロック図である。この超音波診断装置１
において、プローブ２およびビームフォーマ３は、タイ
ミング制御回路４の指令に基づいて、超音波パルスを所
定時間ごとに所定方向に送波し、その送波と送波の間に
超音波エコーを受信し、エコー信号をＢモード処理部５
とミキサー６ａ，６ｂとに送る。
【００１１】Ｂモード処理部５は、エコー信号からＢモ
ード情報を抽出し、ＤＳＣ（デジタルスキャンコンバー
タ）１３へ出力する。ＤＳＣ１３は、前記Ｂモード情報
からＢモード画像を生成する。そして、ディスプレイ１
４は、前記ＤＳＣ１３で生成されたＢモード画像を表示
する。
ード情報を抽出し、ＤＳＣ（デジタルスキャンコンバー
タ）１３へ出力する。ＤＳＣ１３は、前記Ｂモード情報
からＢモード画像を生成する。そして、ディスプレイ１
４は、前記ＤＳＣ１３で生成されたＢモード画像を表示
する。
【００１２】一方、ミキサー６ａ，６ｂは、エコー信号
からドプラ信号を検出し、アンチエリアシングフィルタ
７ａ，７ｂへ出力する。プログラマブルゲインアンプ８
ａ，８ｂは、タイミング制御回路４からのトリガ信号Ｔ
Ｒに基づいて、台形波状にゲインを時間変化させる。積
分器９ａ，９ｂは、プログラマブルゲインアンプ８ａ，
８ｂの出力信号を一定の積分係数で積分し、サンプルホ
ールド１０ａ，１０ｂおよびウォールフィルタ１１ａ，
１１ｂを通じて、ＦＦＴ１２へ出力する。ＦＦＴ１２
は、目的深度からのドプラ信号の周波数分析し、その結
果をＤＳＣ１３へ出力する。ＤＳＣ１３は、前記周波数
分析の結果に基づいてスペクトラム画像を生成する。そ
して、ディスプレイ１４は、前記ＤＳＣ１３で生成され
たスペクトラム画像を表示する。
からドプラ信号を検出し、アンチエリアシングフィルタ
７ａ，７ｂへ出力する。プログラマブルゲインアンプ８
ａ，８ｂは、タイミング制御回路４からのトリガ信号Ｔ
Ｒに基づいて、台形波状にゲインを時間変化させる。積
分器９ａ，９ｂは、プログラマブルゲインアンプ８ａ，
８ｂの出力信号を一定の積分係数で積分し、サンプルホ
ールド１０ａ，１０ｂおよびウォールフィルタ１１ａ，
１１ｂを通じて、ＦＦＴ１２へ出力する。ＦＦＴ１２
は、目的深度からのドプラ信号の周波数分析し、その結
果をＤＳＣ１３へ出力する。ＤＳＣ１３は、前記周波数
分析の結果に基づいてスペクトラム画像を生成する。そ
して、ディスプレイ１４は、前記ＤＳＣ１３で生成され
たスペクトラム画像を表示する。
【００１３】図２は、プログラマブルゲインアンプ８ａ
および積分器９ａにより構成されるボックス積分回路の
詳細回路図である。プログラマブルゲインアンプ８ｂお
よび積分器９ｂにより構成されるボックス積分回路につ
いても同様である。プログラマブルゲインアンプ８ａ
は、アンプ２０ａと，ゲイン制御回路２１ａとからな
る。ゲイン制御回路２１ａは、アンプ２０ａのゲインを
台形波状に時間変化させる関数を記憶しており、タイミ
ング信号ＴＲが入力されると、その関数に基づくゲイン
制御信号ＧＣをアンプ２０ａに出力する。図３に、タイ
ミング信号ＴＲとゲイン制御信号ＧＣとを例示する。ゲ
イン制御信号ＧＣにより、アンプ２０ａのゲインは台形
波状に時間変化する。この結果、ボックス積分回路とし
ての積分係数は、図４の（ａ）のように台形波状に時間
変化する。
および積分器９ａにより構成されるボックス積分回路の
詳細回路図である。プログラマブルゲインアンプ８ｂお
よび積分器９ｂにより構成されるボックス積分回路につ
いても同様である。プログラマブルゲインアンプ８ａ
は、アンプ２０ａと，ゲイン制御回路２１ａとからな
る。ゲイン制御回路２１ａは、アンプ２０ａのゲインを
台形波状に時間変化させる関数を記憶しており、タイミ
ング信号ＴＲが入力されると、その関数に基づくゲイン
制御信号ＧＣをアンプ２０ａに出力する。図３に、タイ
ミング信号ＴＲとゲイン制御信号ＧＣとを例示する。ゲ
イン制御信号ＧＣにより、アンプ２０ａのゲインは台形
波状に時間変化する。この結果、ボックス積分回路とし
ての積分係数は、図４の（ａ）のように台形波状に時間
変化する。
【００１４】ボックス積分回路の積分係数が図４の
（ａ）のように台形波状に時間変化するとき、これを周
波数領域から観ると、ボックス積分回路は、図４の
（ｂ）に示すような関数を乗算していることになる。こ
れは、図７の（ｂ）に示す従来に比較すると、サイドロ
ーブが小さくなっている。従って、不必要な周波数成分
を後段に送ることが抑制され、Ｓ／Ｎ比を改善できるよ
うになる。
（ａ）のように台形波状に時間変化するとき、これを周
波数領域から観ると、ボックス積分回路は、図４の
（ｂ）に示すような関数を乗算していることになる。こ
れは、図７の（ｂ）に示す従来に比較すると、サイドロ
ーブが小さくなっている。従って、不必要な周波数成分
を後段に送ることが抑制され、Ｓ／Ｎ比を改善できるよ
うになる。
【００１５】他の実施例としては、ボックス積分回路を
デジタル化し、図５に示すようなハニング窓で積分係数
を時間変化させるものが挙げられる。
デジタル化し、図５に示すようなハニング窓で積分係数
を時間変化させるものが挙げられる。
【００１６】
【考案の効果】この考案の超音波診断装置によれば、ボ
ックス積分回路から後段に不必要な周波数成分を送るこ
とが抑制されるため、Ｓ／Ｎ比を改善できる。
ックス積分回路から後段に不必要な周波数成分を送るこ
とが抑制されるため、Ｓ／Ｎ比を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この考案の一実施例の超音波診断装置のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図２】図１の超音波診断装置におけるボックス積分回
路の詳細回路図である。
路の詳細回路図である。
【図３】図１の超音波診断装置におけるタイミング信号
とゲイン制御信号の例示図である。
とゲイン制御信号の例示図である。
【図４】図１の超音波診断装置におけるボックス積分回
路の積分係数の時間変化と周波数変化の概念図である。
路の積分係数の時間変化と周波数変化の概念図である。
【図５】この考案の他の実施例におけるボックス積分回
路の積分係数の時間変化の概念図である。
路の積分係数の時間変化の概念図である。
【図６】従来の超音波診断装置の一例のブロック図であ
る。
る。
【図７】図６の超音波診断装置におけるスイッチの特性
の時間変化と周波数変化の概念図である。
の時間変化と周波数変化の概念図である。
１ 超音波診断装置 ８ａ，８ｂ プログラマブルゲインアンプ ９ａ，９ｂ 積分器 ２０ａ アンプ ２１ａ ゲイン制御回路
Claims (2)
- 【請求項１】 被検体からの超音波信号からドプラ信号
を取得する超音波診断装置であって、 前記超音波信号を直交検波する検波手段と、 方形波よりもサイドローブが抑制された波形を用いて、
前記検波手段からの信号から所望の信号を取り出すゲー
ティング手段と、 前記ゲーティング手段からの信号を積分する積分手段と
を備えたことを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項２】 前記方形波よりもサイドローブが抑制さ
れた波形が、台形波又はハニング窓の波形であることを
特徴とする請求項１に記載の超音波診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992047454U JP2569582Y2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992047454U JP2569582Y2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH069607U JPH069607U (ja) | 1994-02-08 |
| JP2569582Y2 true JP2569582Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=12775602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992047454U Expired - Lifetime JP2569582Y2 (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569582Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59153826U (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-16 | 大阪製缶株式会社 | 収納容器 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57200139A (en) * | 1981-06-05 | 1982-12-08 | Olympus Optical Co | Ultrasonic inspecting apparatus |
| JPH0736813B2 (ja) * | 1989-09-28 | 1995-04-26 | 株式会社島津製作所 | ドプラ断層超音波診断装置 |
| JPH0420337A (ja) * | 1990-05-15 | 1992-01-23 | Fuji Electric Co Ltd | 超音波パルスドップラ血流速検出装置 |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP1992047454U patent/JP2569582Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH069607U (ja) | 1994-02-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
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|
| R250 | Receipt of annual fees |
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