JP2569460Y2 - 加熱蒸散装置 - Google Patents

加熱蒸散装置

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JP2569460Y2
JP2569460Y2 JP1992050189U JP5018992U JP2569460Y2 JP 2569460 Y2 JP2569460 Y2 JP 2569460Y2 JP 1992050189 U JP1992050189 U JP 1992050189U JP 5018992 U JP5018992 U JP 5018992U JP 2569460 Y2 JP2569460 Y2 JP 2569460Y2
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敏夫 阿部
邦浩 岡田
志延 山本
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、通電により発熱する発
熱体を内蔵し、それより発熱した熱にてボトル内の芳香
剤、殺虫剤、忌避剤、殺ダニ剤、殺菌剤等の薬剤を吸上
げたボトルの吸液芯を加熱し、あるいは上記薬剤を含浸
した含浸体を加熱することにより、この薬剤を蒸散させ
る加熱蒸散装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭63−165182号公報に示す
ように、装置本体内に吸液芯を有するボトルを装着し、
その吸液芯を装置本体内に設けた発熱体で加熱して吸液
芯で吸い上げた薬液中の薬剤を蒸散させ、その薬剤を装
置本体の上蓋に形成した揮散孔より外部に揮散する加熱
蒸散装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかる加熱蒸散装置で
あると揮散孔から異物が装置本体内に入り混んだり、幼
児が誤って指を入れて火傷をする等安全性に問題があっ
た。
【0004】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにした加熱蒸散装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】装置本体1の冠部21に
設けた揮散孔28内または周辺に、間隔寸法を発熱体2
3における放熱部26の内径以下の寸法とした複数のヒ
レ片36を有する保護部24を設け、あるいは、内径寸
法を発熱体23における放熱部26の内径以下の寸法と
した主揮散孔30を有する保護部24を設けるようにす
る。または、装置本体1の冠部21に設けた揮散孔28
自体の内径寸法を発熱体23における放熱部26の内径
以下の寸法とする。
【0006】
【作 用】装置本体1内に異物が揮散孔28より入り
込もうとする際、あるいは装置本体1内に幼児等が誤っ
て指を入れそうになった際、発熱体23における放熱部
26の内径以下の間隔寸法とした複数のヒレ片36を有
する保護部24、あるいは発熱体23における放熱部2
6の内径以下の内径寸法とした主揮散孔30を有する保
護部24、または発熱体23における放熱部26の内径
以下の内径寸法とした揮散孔28を設けた冠部21によ
り、異物や幼児等の指の侵入を防ぎ、火傷等を防止して
安全性の向上を図る。
【0007】
【実 施 例】図1、図2、図3に示すように、装置本
体1は下部本体2と上部本体3より成り、下部本体2は
外側筒体4と内側筒体5を連結壁6で一体的に連結して
両者間に環状空間7を構成してあり、図4に示すよう
に、下部本体2の下方の外側筒体4に切欠部8があって
下方及び側方に開口したボトル収納室9を構成し、内側
筒体5の上部は小径筒状体10となり、上壁11に通気
孔12が形成され、小径筒状体10の周壁に複数の発熱
体支持部13が放射状に一体的に設けてあり、上壁11
の通気孔12周縁における下面及び小径筒状体10の内
周面に支持突片14,15がそれぞれ一体的に設けら
れ、内側筒体5の下部大径内周面にボトル支持部16が
一体的に設けてあり、下部大径下面、つまりボトル収納
室9の切欠部8と反対側の下部縁にボトル係止フック1
7が水平に一体的に設けてある。前記上部本体3は筒体
20と冠部21より成り、その筒体20の下端周縁が下
部本体2の外側筒体4の上端周縁に嵌合して連結されて
中空部22を構成し、この中空部22内に発熱体23と
保護部24が配設してある。前記発熱体23はリング状
となって取付板25に取着され、この発熱体23の内周
面に放熱部26が設けてあり、その取付板25を前記発
熱体支持部13にスナップ式に嵌合係止して発熱体23
が取付けられ、その放熱部26と取付板25の通気孔2
7と上壁11の通気孔12と冠部21に形成した揮散孔
28が同軸状に連通している。このように構成すること
で、装置本体1内部に装置本体1外部から前記発熱体2
3の放熱部26の周隙を経て揮散孔28へ連通する空間
と、装置本体1外部から発熱体23の外周辺及び発熱体
23上方を経て揮散孔28へ連通する空間とを有するよ
うになっている。
【0008】前記保護部24は図5に示すように、漏斗
状で蒸散薬剤が揮散する中央部の主揮散孔30を有する
本体部31と、この本体部31の外周縁に一体的に設け
た第1・第2下部取付脚32,33と、本体部31の上
面に一体的に設けた複数の支持突片34と、第1下部取
付脚32の上部に一体的に設けた上部取付片35より成
り、主揮散孔30の内周縁には一対のヒレ片36,36
が径方向に相対向して一体的に下向きに設けてあり、第
1下部取付脚32が下部本体2の連結壁6に設けた第1
保護部支持台37に支持され、第2下部取付脚33が発
熱体支持部13に設けた第2保護部支持台38に支持さ
れ、支持突片34が冠部21の下面に当接し、上部取付
片35が冠部21の下面に設けた係止受け部39に支持
されて保護部24は主揮散孔30が揮散孔28と同心状
で、かつ揮散孔28より下方で、しかも発熱体23の上
方を覆うように取付けてあり、一対のヒレ片36,36
の対向端部間の間隔Lは前記放熱部26の内径d1 より
小さくなっている。ボトル40は薬剤を含浸した被加熱
体45としての吸液芯41を備え、ボトル40はボトル
収納部9内に装着されてボトル下面40aがボトル係止
フック17に弾性的に接触して支持突片14,15及び
ボトル支持部16に接して保持され、その吸液芯41が
通気孔12,27より放熱部26内に臨んでおり、前記
一対のヒレ片36,36の対向端部間の間隔Lは吸液芯
41の外径d2 より小さくなっている。前記保護部24
とヒレ片36は透明又は、半透明の材料、例えば、ポリ
フェニルサルホン、ポリアリルサルホン、ポリサルホ
ン、ポリスチレン、アクリル、ポリプロピレン、ポリメ
チルペンテン、ポリエーテルケトン、ポリカーボネー
ト、ナイロン、AS、ABS樹脂等、使用時の熱に耐え
られるもの、及び耐薬品性を有するものとなり、第1下
部取付脚32の下部において内側筒体5に取付けたラン
プ42を点灯することで主揮散孔30の周辺をライトア
ップできる。43はランプ42からボトルを照明するた
めのスリット、44は連結壁6に形成した通気孔であ
る。
【0009】次に使用方法及び作用を説明する。装置本
体1底部に一体に設けられたボトル係止フック17に薬
液中に一部を浸漬した吸液芯41を有するボトル40を
装置本体1前面底部より図6に示すようにスライド式に
ワンタッチ装着する。この時、吸液芯41が発熱体加熱
部センター、つまり放熱部26の中心にくるよう、ボト
ル支持部16及び支持突片14,15によりボトル40
を固定支持する。前述の状態から通電を開始すると、ラ
ンプ42がつき、上部本体3とは別部材として成型され
た光透過性材料より成るヒレ片36と一体の保護部24
に向けて、光が導かれ、通電の有無が確認出来る。ま
た、下部本体2に設けたスリット43からもれる光によ
ってボトル40を照明し、ボトル内部液面の照明による
液面確認効果が出る。更に揮散孔28内部から照射され
る光によって、薬剤の蒸散が目視できるとともに、ヒレ
片36と一体に光る保護部24、及びボトル40を通し
て照明されることによるイルミネーション効果がある。
発熱体23の加熱により、吸液芯41が加熱されて薬剤
が揮散すると共に、ヒレ片36及び保護部24が発熱体
23の熱上昇及び伝導熱により加熱される。すなわち、
図1に矢印で示すような空気流れが発生する。
【0010】次に実施例による効果を説明する。発熱体
23における放熱部26の内径以下の間隔寸法とした複
数のヒレ片36を有する保護部24により、異物や幼児
等の指の侵入を防ぎ火傷等を防止する。つまり、前記保
護部24のヒレ片36により、揮散孔28内部および、
中央部の主揮散孔30内部において外部から発熱体加熱
部への異物や幼児等の指の侵入を防止し、例えば、幼児
が中央部の主揮散孔30より指を入れて吸液芯41、発
熱体加熱部に直接触れて火傷したり、薬剤がついてなめ
たりしないよう、安全機構として機能する。ヒレ片36
および保護部24は、揮散孔28内部かつ揮散孔28と
発熱体23の間に設けられているため、発熱体23から
放射した熱は熱上昇により、ヒレ片36及び保護部24
にぶつかり、その後さらに上昇していくため発熱体23
から放射した熱の多くがヒレ片36及び保護部24に吸
収され、これらが熱くなり、そして保護部24周辺(例
えば上面)も伝導熱により温かくなり、保温効果を生じ
て熱上昇気流も自然発生する。加熱されて揮散した薬剤
はそれ自身の熱上昇気流により、発熱体加熱部周辺より
揮散し、ヒレ片36及び保護部24による上記の熱上昇
気流も加わり、さらに発熱体23外周辺及び上方の気流
により揮散が促進されて中央部の主揮散孔30を通り、
揮散孔28より上昇揮散するから、薬剤の揮散がスムー
ズとなって装置本体1内部に薬剤がこもったりすること
がない。保護部24は揮散孔28より一段低めに設けら
れている構造であるから、横風が吹いても、直接、横風
が保護部24にあたりにくく、冷却されず、前記薬剤付
着現象も生じにくい。また、保護部24の中央と周囲の
通気部より、少なくとも二重の熱上昇気流が発生し、揮
散孔から外気への二重の熱上昇気流となるため、横風や
雰囲気の乱れ等が生じても揮散への影響が著しく抑えら
れるので、良好な薬剤揮散が得られる。以上の様に揮散
した薬剤が装置本体内部に付着せず、汚染しにくいのみ
ならず、薬剤のロスもなく有効に薬剤揮散ができ、所定
の薬剤で十分な効果が期待できる。また、保護部24が
多くの熱を吸収するため揮散孔28周辺上面の冠部21
温度はあまり上昇せず、加熱を防止し、火傷の危険が少
なくなるから安全性が向上する。すなわち、電気用品取
締法において、例えば100V通電使用の電気燻蒸殺虫
器では外郭の外面温度が70℃以下であることの規定が
あるため、従来の器具では、揮散部分周辺温度を70℃
以下にするために冠部と発熱体の距離を大きくとる必要
があったり、又は受熱部を設け、この70℃以下の温度
を維持していた。前者の場合、器具の大型化をもたら
し、後者の場合、器具の高さは抑えられるものの、中央
部の通気部と発熱体加熱部との距離が近くなり、実際の
使用面で指を入れて火傷する等の危険性があった。本考
案では、70℃以下の温度を容易に維持でき、実使用上
の安全性を向上させ、且装置本体の高さも抑えることが
できる。
【0011】また、第1保護部支持台37から保護部2
4の縦方向に延びる第1下部取付脚32は、上方からの
外力が下方に伝わりやすいようにほぼ鉛直にして太くし
てあるから、上方からの圧力、例えば踏みつけ等による
破損を抑える作用をする。また、保護部24およびヒレ
片36は光透過性材料で成型され、ランプ42より導光
することにより揮散孔28内部を光らせる事が出来るの
で、特に夜間、発熱体直上部の揮散孔28が認識でき、
例えば、装置本体移動時等に、誤って指を入れて火傷す
ることがないよう、ヒレ片36と併せて機能する。更
に、揮散孔28から照射される光が蒸散薬剤に当たり、
光束の通路のみが散乱光のため、一様に光って見える。
また、揮散孔28周辺からライトアップすることによ
り、装置本体1から上方に向けて、上記チンダル光が生
じ、イルミネーション効果も向上する。更に、薬剤の蒸
散が目で見えるため、蒸剤粒子の動きから使用空間の外
気の流れも確認でき、装置本体1を風上に置けば、十分
な薬剤効果が発揮される。また、蒸散薬剤粒子が確認で
き、ひいてはボトル40内の薬液がなくなったことが認
識できる。ボトル40は装置本体1底部に一体に設けた
ボトル係止フック17、支持突片14,15、ボトル支
持部16によって保持され、ボトル係止フック17がボ
トル底面から上方に向かう力によってボトル40を保持
しているため、ボトル胴部を持って前方向へ軽くスライ
ドさせるだけで取り外すことができ、過度な力を必要と
しない。また、ボトル装着についても軽くスライドさせ
るだけでよいワンタッチ着脱方式である。更に部品数も
少なくてすみコスト低減となる。ボトル40は、ほぼ完
全に切欠部8から露出状態にあるから、ボトル40内の
薬液残量の確認が容易であるとともに、発熱体23から
放出される熱の影響が少なく、更に上昇気流によりボト
ル内部の昇温を抑え、内圧上昇による吸液芯からの薬液
もれを防止出来る。また、下部本体2に設けたスリット
43からもれる光によってボトル40が照らされ、夜間
のボトル内の液量確認が容易であり、イルミネーション
効果も向上する。
【0012】次にヒレ片36の取付け構造の変形例を説
明する。図7、図8に示すように、冠部21の上部容器
凸部50にリング状のネジ体50aを一体的に設け、こ
のネジ体50aにリング状のネジ体51を螺合して複数
のヒレ片36より形成される保護部24とともに冠部2
1に取付ける。図9、図10に示すように、保護部24
の中央部の主揮散孔30に縦板状のヒレ片36を放射状
に一体的に設け、冠部21の揮散孔28の下部と保護部
24に相互に係合する係合部52,53を一体的に形成
して保護部24を揮散孔28の下部に取付ける。図1
1、図12に示すように、保護部24の下部に筒状体5
4を一体的に形成し、この筒状体54の下部とヒレ片3
6の下部とに下部フック55、上部当接部56を設けて
発熱体23に保護部24を係止して取付ける。図13、
図14に示すように、保護部24(ヒレ片36)に取付
片57を設け、保護部24(ヒレ片36)を発熱体23
の上面に載置すると共に、取付片57を冠部21の取付
凹部58に係合して保護部24を冠部21と発熱体23
で挟持して取付ける。図15、図16に示すように、保
護部24を複数のブリッジ59で冠部21に一体的に設
け、ヒレ片36を中央部の主揮散孔30周辺より下方に
突出せしめる。図17、図18に示すように、保護部2
4に筒状体60を一体的に設け、その下部にフック61
を設け、上部に支持部62を設けて保護部24(ヒレ片
36)を発熱体23に取付ける。図19、図20に示す
ように、冠部21の揮散孔28周縁下部に複数のヒレ片
36(保護部24)を下向きに一体的に設ける。図2
1、図22に示すように、ヒレ片36をリング状とし、
保護部24の中央部の主揮散孔30の周縁下部にブリッ
ジ63を介して一体に設ける。図23、図24に示すよ
うに、ヒレ片36をL字状として保護部24の中央部の
主揮散孔30の周縁下部に一体的に設ける。図25、図
26、図27に示すように、ヒレ片36を棒状として保
護部24の中央部の主揮散孔30の周縁下部に架橋状に
一体的に設ける。次に他の実施例として、図28、図2
9、図30は、保護部24を透孔64を有するヒレ片3
6とそのヒレ片36の上面に複数の連結片65を介して
設けたリング状のフック66より一体的に構成し、冠部
21の揮散孔28周縁にリブ67を介して取付板68を
一体的に設け、この取付板68の中央孔68a周縁に沿
ってフック受け68bを一体的に設けて、保護部24の
フック66をフック受け68bに係合して保護部24を
揮散孔28に取付けてあり、前記ヒレ片36の透孔64
は放熱部26内径以下の径となっているし、ヒレ片36
の上面と取付板68の中央孔68a周縁下面との間に隙
間が形成してある。また、保護部24のフック66を取
付板68の中央孔68a周縁に一体的に設けても良い
し、保護部24のフック66を冠部21の揮散孔28に
係止しても良いし、一体的に設けても良い。
【0013】以上のようにヒレ片36の形状は各種形状
等が考えられ、これらは突起状、リング状、板状等の選
択が可能である。ヒレ片36の少なくとも一部が発熱体
加熱部上の一部に位置することにより、異物や幼児等の
指の侵入の防止に効果があると共に、保護部24への熱
供給をも果たす事が出来る。この場合ヒレ片36が薬剤
揮散に支障をきたさないようにすることが重要であり、
この点から見ればヒレ片の形状は、吸液芯中央直上部が
開口する形状が蒸散薬剤の蒸散通路を妨げず薬剤付着が
防止できるから好ましい。また、ヒレ片36の取付け構
造について考えれば、ヒレ片36のみを上部本体3、保
護部24と別部材として装着することも可能であるし、
ヒレ片36を保護部24と兼用した構造とすることもで
きる。また、上部本体3および、または保護部24にヒ
レ片36を一体成型することも可能である。保護部24
と一体成型したヒレ片36を別部材として独立させる場
合は、冠部21や発熱体24等に接着、溶着などの固着
や、ネジ込み、嵌合などの固定により設置することもで
き、特に装着方向を上方からにすればより作業性も向上
する。又上部本体3と発熱体23の間に挟持することも
できる。この場合、発熱体押さえ部材的機能としても作
用させることができ、発熱体23を所定位置に強固に固
定できる。更に、別部材として設置したヒレ片36およ
び、または保護部24を上部本体3へ直接接触させな
い、接触面積を小さくする、あるいは、接触箇所を発熱
体23からはなれた位置に設置する等により、伝導熱を
下げることができ、上部本体3への熱伝導を抑制するこ
とができる。ヒレ片36および、または保護部24を上
部本体3と共にブリッジ等を介して一体成型した場合、
ブリッジを細くしたり、距離を保つことにより伝導熱を
下げることができ、冠部への熱伝導を抑制することがで
きる。ヒレ片36が発熱体23を包括する様な形状で設
置した場合にはヒレ片36の保護部24が兼用できる。
しかも発熱体23のより近傍に設けることが可能で発熱
体23から放出される熱を効率よく吸収し、熱上昇気流
も発生し易くなる。また、発熱体の保温効果も向上し、
発熱体自身の発熱量を抑えたものでも同等の揮散が期待
できる。以上のように、ヒレ片36は冠部21の揮散孔
28内部、または保護部24の中央部の主揮散孔30内
部にあり、発熱体加熱部直上部中心に近く、ヒレ片36
の受熱量は保護部のそれより多いことが望ましい。この
理由としては、仮にヒレ片が薬剤の蒸散通路上にあった
としても、ヒレ片自身の高い受熱により、冷却されず、
揮散薬剤の凝結を防止する。更には、ヒレ片周囲の保護
部に対しても熱伝導により保温効果を高める作用を有し
ているからである。
【0014】次に他の実施例として、装置本体1の冠部
21に設けた揮散孔28内または周辺に、主揮散孔30
を有する保護部24を設け、この主揮散孔30の内径寸
法を発熱体23における放熱部26の内径以下の寸法と
すると共に、主揮散孔30と発熱体23との距離を20
mm以下とする。または、前記揮散孔28自体の内径寸
法を発熱体23における放熱部26の内径以下の寸法と
すると共に、この揮散孔28と発熱体23との距離を2
0mm以下とする。これにより、発熱体23における
熱部26の内径以下の内径寸法とした主揮散孔30を有
する保護部24、または発熱体23における放熱部26
の内径以下の内径寸法とした揮散孔28を設けた冠部2
1により、異物や幼児等の指の侵入を防ぎ、火傷等を防
止する。そして、揮散孔28の内径、または、揮散孔2
8に設けた保護部24の主揮散孔30の内径を放熱部2
6の内径以下としたことで、揮散孔28付近または保護
部24に蒸散した薬液が付着し汚染する恐れがあった
が、本考案者らは鋭意研究を重ねた結果次のようなこと
を見出した。発熱体23により加熱された被加熱体45
(吸液芯41または含浸体46)から蒸散した薬剤が、
被加熱体45上で一端絞り込まれるように収束されて上
昇し、ある程度上昇したところで拡散する。これは、被
加熱体45から蒸散した薬剤は、一般に放熱部26内周
より生じる熱上昇気流に乗って揮散孔28または主揮散
孔30へ向けて揺らぎながら上昇するが、これにさらに
発熱体23周辺及び発熱体23上方を経て揮散孔28ま
たは主揮散孔30へ向かう清浄な熱上昇気流が加わるこ
とにより、蒸散した薬剤が清浄な空気に包み込まれ、さ
らに被加熱体45上で収束されて、収束されつつ上昇
し、揮散孔28または主揮散孔30通過後に拡散するよ
うになる。このとき、揮散孔28または主揮散孔30と
発熱体23との距離を20mm以下とすることにより、
前述の清浄な熱上昇気流は、発熱体23上方の内部空間
的制約を受けて、自然に揮散孔28または主揮散孔30
へ向かう気流となり、蒸散した薬剤の収束が促進され、
しかも装置本体1内部での揺らぎを抑えて理想的な蒸散
が可能となる。また、装置本体1内部に清浄な熱上昇気
流を整えるための整流板を設ける。あるいは揮散孔28
または主揮散孔30周辺形状をロート状にする等によ
り、より一層スムースな気流を生じさせることもでき
る。
【0015】次に前述した実施例における装置本体1の
冠部21に設けた揮散孔28内または周辺に、主揮散孔
30を有する保護部24を設け、この主揮散孔30の内
径寸法を発熱体23における放熱部26の内径以下の寸
法とすると共に、この主揮散孔30と発熱体23との距
離を20mm以下としたものについて具体的に説明す
る。図31に示すように、装置本体1の冠部21に内側
にへこんだ凹部70を形成し、該凹部70に揮散孔28
を形成する。そして、保護部24は主揮散孔30を有し
内周側が高くなるリング状の保護部本体71aと該保護
部本体71aの上面に設けた複数のフック71bとより
なり、保護部24のフック71bを前記凹部70に下方
より係合して保護部24を揮散孔28に取り付けてお
り、前記保護部24の主揮散孔30は放熱部26内径以
下の径とすると共に、その主揮散孔30と発熱体23と
の距離を20mm以下としている。図32に示すよう
に、保護部24は円筒部72aと該円筒部72aの内周
側に設けられ主揮散孔30を有し内周側が高くなるリン
グ状の保護部本体72bと該保護部本体72bの下面に
設けられた複数の取付片72cとよりなり、取付片72
cを装置本体1の冠部21に設けた揮散孔28に取り付
けて保護部24を揮散孔28に上方より装着する構成と
なっており、前記保護部24の主揮散孔30は放熱部2
6内径以下の径とすると共に、その主揮散孔30と発熱
体23との距離を20mm以下としている。図33に示
すように、保護部24は主揮散孔30を有しリング状の
保護部本体73aと該保護部本体73aの下面に設けら
れた複数の取付片73bとよりなり、取付片73bを装
置本体1の冠部21に設けた揮散孔28に取り付けて保
護部24を揮散孔28に上方より装着する構成となって
おり、前記保護部24の主揮散孔30は放熱部26内径
以下の径とすると共に、その主揮散孔30と発熱体23
との距離を20mm以下としている。また、前記揮散孔
28においては揮散孔28周縁に下垂する円筒状の整流
板74を一体的に設けている。図34に示すように、装
置本体1の冠部21に内側にへこんだ凹部75を形成
し、該凹部75に揮散孔28を形成する。そして、保護
部24は主揮散孔30を有し内周側が高くなるリング状
に形成され、前記冠部21の凹部75に上部より挿入係
合して保護部24を揮散孔28に取り付けており、前記
保護部24の主揮散孔30は放熱部26内径以下の径と
すると共に、その主揮散孔30と発熱体23との距離を
20mm以下としている。さらに、凹部75は整流板と
して機能し、凹部75と保護部24とで2段揮散孔構造
としている。
【0016】次に前述した実施例における揮散孔28自
体の内径寸法を発熱体23における放熱部26の内径以
の寸法とすると共に、この揮散孔28と発熱体23と
の距離を20mm以下としたものについて具体的に説明
する。図35,図36,図37に示すように、装置本体
1内において、吸液芯41を隙間を有して囲繞する放熱
部26を設け、該放熱部26の一部側に発熱体23を設
けている。そして、装置本体1の冠部21に変則楕円形
にへこんだ凹部76を形成し、該凹部76に変則楕円形
の揮散孔28を形成し、該揮散孔28の内径の長手方向
の一部が発熱体23の上方に位置するようになってい
る。また、揮散孔28の内径の短い間隔は放熱部26の
内径以下とすると共に、この揮散孔28と発熱部23の
距離を20mm以下としたものである。図38に示すよ
うに、ボトル40、及びボトル40の薬液中に一部を浸
漬した吸液芯41を用いる代わりに、ボトル40と同様
の容器47を備え、該容器47の内部中間部に保持体4
8を設け、該保持体48の上に被加熱体45として薬剤
を含浸した含浸体46を容器47より上方に突出するよ
うに設けたものを用いて、前記含浸体46を隙間を有し
て囲繞する放熱部26を設け、該放熱部26の一部側に
発熱体23を設けている。そして、装置本体1の冠部2
1に二段階にへこんだ凹部77を形成し、該凹部77に
揮散孔28を形成し、揮散孔28の内径を放熱部26の
内径以下とし、その揮散孔28と発熱体23との距離を
20mm以下としている。図39,図40に示すよう
に、装置本体1の冠部21に内側にお椀状にへこんだ凹
部78を形成し、該凹部78に揮散孔28を形成する。
そして、該揮散孔28の内径を放熱部26の内径以下と
し、その揮散孔28と発熱体23との距離を20mm以
下としている。また、凹部78には揮散孔28の周囲に
複数の連通孔79を形成している。
【0017】以上のように蒸散した薬剤が収束して上昇
していく部分に揮散孔28または保護部24の主揮散孔
30を設けたことで、揮散孔28付近または揮散孔28
に設けた保護部24に蒸散薬剤が付着することが無くな
る。さらに、揮散孔28または保護部24の主揮散孔3
0が小さいので、装置本体1外部からの横風等の流入も
減り、装置本体1内における乱流の発生を防止すること
ができる。よって、被加熱体45より蒸散した薬剤を良
好に装置本体1外部に揮散することができる。
【0018】ここで、前記薬剤付着が生じにくい温度と
しては、薬剤の種類によっても異なるが、例えば電気蚊
取器として用いる場合、脂肪族炭化水素形溶剤に、 アレスリン dl−3−ally1−2−methy1−4−oxo
−2−cyclopentenyl dl−cis/t
rans−chrysanthemate レスメトリン (5−benzy1−3−fury1)methy1
dl−cis/trans−chrysanthema
te フェノトリン 3−phenoxybenzy1 d−cis/tra
ns−chrysanthemate フラメトリン [5−(2−propyny1)−2−fury1]m
ethy1 dl−cis/trans−chrysa
nthemate プラレスリン (s)−2−methy1−4−oxo−3−(2−p
ropyny1)cyclopent−2−eny1
(1R)−cis/trans−chrysanthe
mate ペルメトリン 3−phenoxybenzy1 dl−cis/tr
ans−3−(2,2−dichloroviny1)
−2,2−dimethy1 cyclopropan
ecarboxylate等の殺虫剤を含有した薬剤を
用いたものでは、揮散孔28周壁、又は保護部24の温
度は、薬剤凝結現象が起こりにくい温度以上に保つこと
が好ましく、揮散孔28周壁、又は保護部24が薬剤蒸
散軌道を妨げないときは、部材温度を50℃以上とし、
より好ましくは70℃以上、部材の耐熱温度以下に保つ
ことがよい。また、揮散孔28周壁又は保護部24を上
部本体3上面より低く設けて、該部位を容易に触れるこ
とができない構造にすれば、該部位温度を70℃以上、
好ましくは80℃以上、部材の耐熱温度以下に保つこと
によって、揮散孔28周壁又は保護部24に薬剤が付着
することが更に抑制される。このためには、上記の如
く、揮散孔28周壁又は保護部24を発熱体23近傍に
設置したり、揮散孔28周壁、又は保護部24外周に連
通孔を設けたり、発熱体温度を高くすることもできる。
例えば、120〜130℃の発熱体を用いた場合、揮散
孔と発熱体の距離、あるいは、保護部と発熱体の距離を
15mm未満、好ましくは、10mm未満とすることに
より、適切な温度に保つことが可能である。ヒレ片およ
び、または保護部の材質は前述の導光性材以外にもアル
ミ、ステンレス、銅、真ちゅう等の金属や、アルミナ、
ガラス、陶器等のセラミック、フェノール樹脂、ナイロ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の高分子樹脂等、使用時
の熱に耐えられるもの、及び耐薬品性を有するものなら
ばいずれも使用できる。ヒレ片およびまたは保護部の形
状は、本実施例に限定されるものではなく、任意であ
る。発熱体の形状は環状のものに限らず、U字状や数個
の発熱体の組み合わせとすることもできる。装置本体及
びボトル形状は、本実施例に限定されるものではなく、
任意である。使用する薬剤は殺虫剤、除菌剤、香料、消
臭剤等、従来より用いられている蒸散性薬剤を使用でき
る。
【0019】
【考案の効果】発熱体23における放熱部26の内径以
下の間隔寸法とした複数のヒレ片36を有する保護部2
4を設けたことにより、装置本体1内に異物が揮散孔2
8より入り込もうとする際、あるいは装置本体1内に幼
児等が誤って指を入れそうになった際、保護部24によ
り異物や幼児等の指の侵入を防ぐことができ、火傷等を
防止して安全性の向上を図ることができる。 また、発熱
体23における放熱部26の内径以下の内径寸法とした
主揮散孔30を有する保護部24を設けたことにより、
装置本体1内に異物が揮散孔28より入り込もうとする
際、あるいは装置本体1内に幼児等が誤って指を入れそ
うになった際、やはり保護部24により異物や幼児等の
指の侵入を防ぐことができ、火傷等を防止して安全性の
向上を図ることができる。しかも、主揮散孔30と発熱
体23との距離を20mm以下としたことにより、蒸散
した薬剤が清浄な空気に包み込まれて、さらに収束して
上昇する部分、すなわち発熱体23の上方20mm以下
となる部分に主揮散孔30を設けているから、主揮散孔
30周辺に薬剤が付着することを防止することができ
る。 また、揮散孔28自体の内径寸法を発熱体23にお
ける放熱部26の内径以下の寸法としたことのより、装
置本体1内に異物が揮散孔28より入り込もうとする
際、あるいは装置本体1内に幼児等が誤って指を入れそ
うになった際、やはり揮散孔28を設けた冠部21によ
り異物や幼児等の指の侵入を防ぐことができ、火傷等を
防止して安全性の向上を図ることができる。しかも、揮
散孔28と発熱体23との距離を20mm以下としたこ
とにより、蒸散した薬剤が清浄な空気に包み込まれて、
さらに収束して上昇する部分、すなわち発熱体23の上
方20mm以下となる部分に揮散孔28を設けているか
ら、揮散孔28周辺に薬剤が付着することを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体縦断面図である。
【図2】全体平面図である。
【図3】全体底面図である。
【図4】全体底視斜視図である。
【図5】保護部の斜視図である。
【図6】ボトル取付け動作説明図である。
【図7】ヒレ片取付構造の他の例を示す平面図である。
【図8】図7のA−A断面図である。
【図9】ヒレ片取付構造の他の例を示す平面図である。
【図10】図9のB−B断面図である。
【図11】ヒレ片取付構造の他の例を示す平面図であ
る。
【図12】図11のC−C断面図である。
【図13】ヒレ片取付構造の他の例を示す平面図であ
る。
【図14】図13のD−D断面図である。
【図15】ヒレ片取付構造の他の例を示す平面図であ
る。
【図16】図15のE−E断面図である。
【図17】ヒレ片取付構造の他の例を示す平面図であ
る。
【図18】図17のF−F断面図である。
【図19】ヒレ片取付構造の他の例を示す平面図であ
る。
【図20】図19のG−G断面図である。
【図21】ヒレ片取付構造の他の例を示す平面図であ
る。
【図22】図21のH−H断面図である。
【図23】ヒレ片取付構造の他の例を示す平面図であ
る。
【図24】図23のI−I断面図である。
【図25】ヒレ片取付構造の他の例を示す平面図であ
る。
【図26】図25のJ−J断面図である。
【図27】図25のK−K断面図である。
【図28】他の実施例の平面図である。
【図29】図28のL−L断面図である。
【図30】ヒレ片の斜視図である。
【図31】他の実施例の縦断面図である。
【図32】他の実施例の縦断面図である。
【図33】他の実施例の縦断面図である。
【図34】他の実施例の縦断面図である。
【図35】他の実施例の縦断面図である。
【図36】図35の側面縦断面図である。
【図37】図35の平面図である。
【図38】他の実施例の縦断面図である。
【図39】他の実施例の縦断面図である。
【図40】図39の平面図である。
【符号の説明】
1…装置本体、21…冠部、23…発熱体、24…保護
部、26…放熱部、28…揮散孔、30…主揮散孔、3
6…ヒレ片、40…ボトル、41…吸液芯、45…被加
熱体、46…含浸体。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体1に装着した薬剤を含浸した被
    加熱体45を発熱体23で加熱することにより薬剤を蒸
    散させ、前記装置本体1における発熱体23上方に冠部
    21を設け、該冠部21における発熱体23の略上方に
    揮散孔28を設けて、該揮散孔28より蒸散した薬剤を
    装置本体1外部に揮散する加熱蒸散装置において、 前記装置本体1内に設けた発熱体23に装置本体1内の
    被加熱体45周隙を囲繞する放熱部26を設け、装置
    本体1外部から前記発熱体23の放熱部26の周隙を経
    て揮散孔28へ連通する空間と、装置本体1外部から発
    熱体23の外周辺及び発熱体23上方を経て揮散孔28
    へ連通する空間とを有し、前記揮散孔28内または周辺
    、この揮散孔28内方に伸張しかつ前記冠部21上
    面より低い位置に配置する複数のヒレ片36を有する
    護部24を設け、この各ヒレ片36の間隔寸法を発熱体
    23における放熱部26の内径以下の寸法としたことを
    特徴とする加熱蒸散装置。
  2. 【請求項2】 装置本体1に装着した薬剤を含浸した被
    加熱体45を発熱体23で加熱することにより薬剤を蒸
    散させ、前記装置本体1における発熱体23上方に冠部
    21を設け、該冠部21における発熱体23の略上方に
    揮散孔28を設けて、該揮散孔28より蒸散した薬剤を
    装置本体1外部に揮散する加熱蒸散装置において、 前記装置本体1内に設けた発熱体23に装置本体1内の
    被加熱体45の周隙を囲繞する放熱部26を設け、装置
    本体1外部から前記発熱体23の放熱部26の周隙を経
    て揮散孔28へ連通する空間と、装置本体1外部から発
    熱体23の外周辺及び発熱体23上方を経て揮散孔28
    へ連通する空間とを有し、前記揮散孔28内または周辺
    に、主揮散孔30を有する保護部24を設け、この主揮
    散孔30の内径寸法を発熱体23における放熱部26の
    内径以下の寸法とすると共に、主揮散孔30と発熱体2
    3との距離を20mm以下とした ことを特徴とする加熱
    蒸散装置。
  3. 【請求項3】 装置本体1に装着した薬剤を含浸した被
    加熱体45を発熱体23で加熱することにより薬剤を蒸
    散させ、前記装置本体1における発熱体23上方に冠部
    21を設け、該冠部21における発熱体23の略上方に
    揮散孔28を設けて、該揮散孔28より蒸散した薬剤を
    装置本体1外部に揮散する発熱蒸散装置において、 前記装置本体1内に設けた発熱体23に装置本体1内の
    被加熱体45周隙を囲繞する放熱部26を設け、装置
    本体1外部から前記発熱体23の放熱部26の周隙を経
    て揮散孔28へ連通する空間と、装置本体1外部から発
    熱体23の外周辺及び発熱体23上方を経て揮散孔28
    へ連通する空間とを有し、前記揮散孔28自体の内径
    を発熱体23における放熱部26の内径以下の寸法と
    すると共に、この揮散孔28と発熱体23との距離を2
    0mm以下としたことを特徴とする加熱蒸散装置。
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