JP2568472B2 - 耐熱性複合部材およびその成形体 - Google Patents

耐熱性複合部材およびその成形体

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JP2568472B2 JP5089796A JP8979693A JP2568472B2 JP 2568472 B2 JP2568472 B2 JP 2568472B2 JP 5089796 A JP5089796 A JP 5089796A JP 8979693 A JP8979693 A JP 8979693A JP 2568472 B2 JP2568472 B2 JP 2568472B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動車用セラ
ミックフィルタ、セラミック触媒の保持材、耐火断熱
材、さらには高温用ガスケットなどとして使用される耐
熱性複合部材およびその成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、自動車の排気管では、管接続
部に介在されるガスケット、あるいは、排ガス中の窒素
酸化物の還元等の浄化のためのセラミック触媒等を排気
管に保持させるための保持材として、従来では、耐熱性
無機質繊維基材としてのセラミック繊維と、無機質膨脹
材としての膨脹処理未膨脹バーミキュライトと、有機結
合材とを配合し抄造してなる耐熱性複合材や該耐熱性
複合部材を所定形状に型成形してなる成形体を用いてい
る。この耐熱性複合材は、セラミック繊維30〜45
wt%、膨脹処理未膨脹バーミキュライト鉱物45〜6
0wt%、有機結合材6〜13wt%の配合比率となっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の耐熱性複合材およびその成形体は、熱的に弱
い有機結合材の配合比率が比較的多いうえ、セラミック
繊維が30wt%を越えてバーミキュライト鉱物の熱膨
脹特性を抑制しているので、加熱時の機械的強度が十分
でなく、ガスケット材などとして使用した際に高温ガス
流体によって、この複合材が飛散するおそれがあり、
また、かさ密度を一定以上に大きくすることができない
ので、圧縮剛性も低く、高い圧縮荷重を受けると、収縮
変形を起しやすく、さらに、振動などの機械的負荷に対
する抵抗力も弱くて耐久性に劣るものであった。特に、
上記かさ密度を一定以上に大きくすることができないこ
とから、ガスの浸透漏れのおそれがあり、シール性を十
分に発揮させることができなかった。
【0004】本発明は上記のような課題を解消するため
になされたもので、高温下での使用においても機械的強
度の低下がなく、耐ガスアタック性や耐振動性の向上を
図れ、しかもガス浸透漏れのおそれがなく優れたシール
性能を発揮させることができる耐熱性複合材およびそ
の成形体を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る耐熱性複合部材は、セラミッ
ク繊維15〜30wt%、無機質膨脹材5〜30wt
%、無機質充填材15〜30wt%、無機結合材1〜2
5wt%、有機結合材0〜5wt%からなり、そのかさ
密度が0.3g/cm3 以上に設定されたものである。
【0006】また、請求項2の発明に係る耐熱性複合部
材の成形体は、上記請求項1に記載の耐熱性複合部材
を、使用部位の形状に合わせて所定形状に成形したもの
である。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、無機結合材および無
機質充填材の配合により補強される一方、セラミック繊
維の配合比率を特定しことによって、かさ密度を一定以
上に大きくすることが可能となり、そのため、高温下で
の使用時における機械的強度や保形性の低下も少なく、
したがって、高速のガス流体のアタックによる飛散など
が抑止されるとともに、シール性の向上も図ることがで
きる。さらに、上記無機質充填材などによって圧縮剛性
なども高められるので、高い圧縮荷重を受けても収縮変
形したりすることがないうえに、振動などの機械的負荷
に抗する力が付与されて耐久性の向上を図ることができ
る。
【0008】また、請求項2の発明によれば、上述のよ
うに、高温ガス流体に対する耐アタック性、シール性、
圧縮剛性および耐久性に優れた耐熱性複合部材を、使用
部位の形状に合わせて成形しておくことにより、装着部
材や機器の装着部との密着性が向上し一層優れたシール
性能を発揮させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は、本発明の一実施例による耐熱性複合部
材を示す断面図であり、この耐熱性複合部材1はシート
状に形成されている。このような耐熱性複合部材1は、
このまま使用するか、あるいは、これを使用部位の形状
に合わせて所定形状に成形することにより、たとえば図
2に示すように、中央部に排気ガス通過孔2を有する矩
形状の平坦部3の全周に一方向に向かう周壁部4が一体
成形された耐熱性成形体11として構成することができ
る。また、図3(A)(B)に示すように、抄造したシ
ート状の耐熱性複合部材1をパイプに巻付けて乾燥さ
せ、予め円筒状成形体6とすることも可能である。図2
のような耐熱性成形体11は、たとえば図4に示すよう
に、ディーゼルエンジンやボイラーなどの排気ガスの流
通路を形成するケーシング12内に配置された複数個の
多孔質フィルタ13を周囲から保持させるために用いら
れる。また、図3のような円筒状成形体6はセラミック
フィルターやセラミック触媒の保持材として用いられ
る。
【0010】上記のような耐熱性複合部材1を構成する
材料の配合例と該複合部材1の製造方法について、図6
を参照して説明する。まず、セラミック繊維(新日鉄化
学製のSCバルク1260−D2)26wt%、無機質
膨脹材としての膨脹処理未膨脹バーミキュライト鉱物
(南アフリカボラボラ鉱山産バーミキュライト0号)2
8wt%、無機質充填材としてのセピオライト鉱物(昭
和鉱業製のミルコンMS−2−2)25wt%、無機結
合材(日産化学製のアルミナゾル520)18wt%、
有機結合材としてのエチレン−酢酸ビニル−アクリル酸
エステル共重合材(住友化学製のスミカフレックス90
0)3wt%の配合比率の3wt%濃度の水分散液Aを
作製する。この際、セラミック繊維、セピオライト鉱物
は、予めミキサ21を介して水中で十分に分散させてお
く。また、膨脹処理バーミキュライトはリン酸水素アン
モニウムナトリウム水溶液に浸漬させたものを使用す
る。その後、水分散液Aにアンモニウムイオンやナトリ
ウムイオン等の定着剤を投入し攪拌して、有機結合材お
よび無機結合材を、セラミック繊維、セピオライト鉱物
およびバーミキュライトに定着させる。
【0011】次に、上記水分散液Aを60メッシュの金
網22の上方から流し込んで、10wt%濃度に搾水し
た抄造液Bを得る。つづいて、その抄造液Bを所定の型
に流し込み、かつ、プレスすることによって、さらに搾
水して所定の形状、つまり図1に示すようなシート状の
形状をもつ50wt%濃度の含水成形体を得る。この含
水成形体を乾燥して、かさ密度0.65g/cm3 で、
初期厚さ5.0mmの耐熱性複合部材1を得た。以下、
これを実施例とする。
【0012】ところで、上記実施例における耐熱性複合
部材1を構成する材料および好ましい配合比率は、つぎ
の通りである。セラミック繊維としては、アルミナ・シ
リカ繊維が好ましい。このセラミック繊維は、15wt
%未満では加熱後の強度低下を招くおそれがあり、ま
た、30wt%を越えても、膨脹特性が抑制され、かさ
密度も大きくとれず、やはり加熱後の強度低下を招く。
このため、その配合比率は、15〜30wt%の範囲で
選択設定する。
【0013】また、無機質膨脹材としての未膨脹バーミ
キュライト鉱物は、前述のように予めリン酸水素アンモ
ニウムナトリウム水溶液に浸漬することによって膨脹処
理されたものであり、5wt%未満では、膨脹特性が劣
り、30wt%を越えると加熱後の機械的強度が低く、
したがって、その配合比率は、5〜30wt%とする。
【0014】無機質充填材は、かさ密度を一定以上にす
ることによりシール性の向上や圧縮剛性の向上を図るの
に寄与するものであり、セピオライト鉱物の他に、ウォ
ラスストナイト鉱物、ゾノトライト、チタン酸カリウム
などの繊維状充填材が適しているが、目詰めのためにタ
ルク鉱物やカオリンなどの粘土状鉱物を配合してもよ
い。この無機質充填材は、30wt%を越えると、膨脹
特性を抑制することになるので、その配合比率は、15
〜30wt%の範囲から選択設定する。
【0015】さらに、無機結合材は、これを使用しない
と、加熱後の機械的強度が低下し、25wt%を越える
と、膨脹特性の低下が著しく、したがって、その配合比
率を、1〜25wt%とする。この無機結合材として
は、アルミナゾルの他に、シリカゾルや、ジルコニアゾ
ルなども使用可能である。また、有機結合材は、耐熱性
を上げる点からすれば、少ない方が望ましいが、初期充
填時の取り扱いを考慮して、その配合比率は、0〜5w
t%とする。
【0016】さらにまた、かさ密度は、0.3g/cm
3 未満では、膨脹特性も低く、加熱後の機械的強度や耐
ガスアタック性の向上を期待できない。したがって、
0.3g/cm3 に設定する。
【0017】一方、セラミック繊維35wt%、膨脹処
理未膨脹バーミキュライト鉱物55wt%、有機結合材
10wt%の配合比率で、抄造法によりかさ密度0.6
5g/cm3 、厚さ5.0mmの耐熱性複合材をシート
状に作製し、これを比較例とする。
【0018】上記実施例における耐熱性複合材からな
る試料と、比較例における耐熱性複合材からなる試料
について、各種の試験を行った結果を以下に説明する。
【0019】膨脹特性 自由膨脹率は,図7に示すように、600°Cの電気炉
31内に上記試料Mを3Hr投入後に、この試料Mの厚
さ変化率を測定した。試料Mの加熱前の厚さをt1、加
熱後の厚さをt2とすると、自由膨脹率(%)={(t
2−t1)/t1}×100から算出される。また、膨
脹圧試験は、図8に示すように、電気炉31内に設けた
上下1対の石英棒32,32間の隙間G(3.3mm)
に試料Mを装填し、装填密度が1.0g/cm3 となる
まで圧縮させ、この状態で上記電気炉31を運転して昇
温速度250°C/Hrで600°Cに加熱し、この際
に発生する膨脹圧(MPa)をロードセル33により測
定した。これらの測定結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】加熱後の機械強度 引張強さについては、図9に示すように、長さ(l)が
80mm、幅(B)が20mm、加熱後の厚さ(t)の
短冊状試料Mを長さ方向から引張た際の破断時の強さ
(KPa)を測定した。曲げモーメントについては、上
記短冊状の試料Mを凹所41を有する基台42上にセッ
トし、この試料Mに対して厚さ方向から荷重(W)を加
え、破壊した時の荷重値から次式で算出した。曲げモー
メント(N・m)=(W・l)/4圧縮時応力について
は、上記短冊状試料Mを5%および25%それぞれ圧縮
するに要する荷重より求めた。これらの測定結果を表2
に示す。なお、加熱後の膨脹した試料Mの厚さtを表3
に示す。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】耐ガスアタック性試験 図10および図11に示すように、1対のプレート5
1,51間に、25mm角の試料Mを挟み、3mmの厚
さ(t)に圧縮した後、上記1対のプレート51,51
ごと600°C×1Hr加熱・冷却し、その後、ノズル
52から3000サイクルのガスgを吹き付けて、該試
料Mの重量減少率(%)を測定した。その測定結果を表
4に示す。
【0025】
【表4】
【0026】以上のような各種の試験結果から、つぎの
点が明らかになった。膨脹特性において、実施例の自由
膨脹量は115%であり、比較例の自由膨脹量260%
に比して小さい値となっているが、この種の複合
は、ガスケット材などとして隙間に装填して使用するの
が一般的であるので、その隙間の熱変形に追従できるだ
けの膨脹量であればよく、その点からみて、115%は
使用上、十分な自由膨脹量の値と言える。一方、実施例
の発生膨脹圧は、1.8MPaであり、比較例の1.5
MPaよりも大きな値となっている。これは、無機結合
材や無機質充填材の加入により複合材が補強され、し
かもセラミック繊維を30wt%以内に抑えて、かさ密
度を適正に選択できるようにしたことで、加熱による形
態保持力などの低下が少なくなり、未膨脹バーミキュラ
イト鉱物の配合比率が小さくても、大きな膨脹圧を発生
するものと考えられる。したがって、この複合材をガ
スケット材などに使用した場合、初期締付圧が低くて
も、使用中に発生する膨脹圧によって高い締付面圧を確
保でき、良好なシール性も保持させることが可能とな
る。これに対し、比較例では、加熱に伴う有機結合材の
分解や焼失が起こりやすく、膨脹圧を高めるにも限界が
ある。
【0027】加熱後の機械強度について、実施例におけ
る引張強さ、曲げモーメントおよび圧縮応力は、比較例
の10倍以上の高い値を示している。つまり、実施例で
は、有機結合材の配合比率を小さくし、無機結合材や無
機質充填材を加入したことによって、補強作用が働き、
加熱時の機械的強度が安定的に保たれるので、高い圧縮
荷重を受けた時の収縮を抑制できるとともに、振動など
の機械的負荷に対する抵抗力が高く、耐久性の向上を図
ることができる。
【0028】ところで、この種の複合材を図5に示す
ように、セラミックフィルタ13などの保持用の成形体
11として使用した場合、セラミックフィルタ13の自
重により、成形体11の下部側11aの収縮が進んで上
部側11bにおいて、ケーシング12やセラミックフィ
ルタ13との間で隙間Sが生じ易くなるが、上記実施例
の耐熱性複合材を、図2に示すような形状に成形して
なる耐熱性成形体11を使用する場合には、高い圧縮剛
性が得られることによりケーシング12やセラミックフ
ィルタ13への密着性が高まって上記のような隙間Sが
生じにくくなり、図4のように、適正な装填状態を維持
させることができた。
【0029】また、ガスアタック性について、比較例で
は、試料Mの飛散率が57wt%もの高い値であった
が、実施例では、試料Mの飛散は全くなく、ガス流速に
対する抵抗力が著しく高められたことが判った。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、有機結合材の配合比率を小さくして無機結合材や無
機質充填材を加入することにより、加熱時の補強作用を
高め、さらにセラミック繊維の配合比率を特定して膨脹
特性の低下を抑止して、かさ密度を一定以上に大きく設
定できるようにしたので、高温下での使用における機械
的強度や保形性の低下も少なくなり、高温ガス流体のア
タックによる飛散を有効に防止できるとともに、圧縮剛
性や耐振動性の向上を図ることができ、さらに、かさ密
度の選択によって浸透漏れの発生を確実に防止できて、
高いシール性を保持させることができるという顕著な効
果を奏する。
【0031】また、請求項2の発明によれば、上記請求
項1の発明で述べたような高温ガス流体に対する耐アタ
ック性、シール性、圧縮剛性および耐久性に優れた耐熱
性複合部材を使用部位の形状に合わせて成形しているの
で、装着部材や機器の装着部との密着性を向上して一層
優れたシール性能を発揮させることができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による耐熱性複合部材をシー
ト状に成形したもので示す縦断面図である。
【図2】図1の耐熱性複合部材を用いて作製された耐熱
性成形体の一例を示す縦断面図である。
【図3】(A)は図1の耐熱性複合部材を用いて作製さ
れた耐熱性円筒状成形体を示す正面図、(b)はその平
面図である。
【図4】耐熱性複合部材もしくは耐熱性成形体をボイラ
ーなどの排気フィルタの周囲に装填した使用例を示す外
観図である。
【図5】図4の使用例において、隙間の発生状況を示す
外観図である。
【図6】同実施例の耐熱性複合部材の製造工程の説明図
である。
【図7】自由膨脹量の測定装置の概略正面図である。
【図8】熱膨脹圧試験装置の概略正面図である。
【図9】曲げモーメントの測定装置の概略構成図であ
る。
【図10】耐ガスアタック性試験装置の平面図である。
【図11】耐ガスアタック性試験装置の側面図である。
【符号の説明】
1 耐熱性複合部材 11 耐熱性成形体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷村 聡康 京都府福知山市長田野町2丁目66番地の 3 日本ピラー工業株式会社福知山工場 内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック繊維15〜30wt%、無機
    質膨脹材5〜30wt%、無機質充填材15〜30wt
    %、無機結合材1〜25wt%、有機結合材0〜5wt
    %からなり、そのかさ密度が0.3g/cm3 以上に設
    定されていることを特徴とする耐熱性複合部材
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の耐熱性複合部材
    を、使用部位の形状に合わせて所定形状に成形したこと
    を特徴とする耐熱性複合部材の成形体。
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