JP2568156Y2 - ロールアイロナー - Google Patents

ロールアイロナー

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Publication number
JP2568156Y2
JP2568156Y2 JP1650493U JP1650493U JP2568156Y2 JP 2568156 Y2 JP2568156 Y2 JP 2568156Y2 JP 1650493 U JP1650493 U JP 1650493U JP 1650493 U JP1650493 U JP 1650493U JP 2568156 Y2 JP2568156 Y2 JP 2568156Y2
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JP
Japan
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roll
end plate
steam
insulating material
heat insulating
Prior art date
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Application number
JP1650493U
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English (en)
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JPH0668698U (ja
Inventor
昭一 林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシーツ等の乾燥プレスを
するロールアイロナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2及び図3は従来のロールアイロナー
を示し、1は横長のロールで、その一端をエンドプレー
ト2にて塞ぎ、他端のエンドプレート3には中央に排気
のための穴3aを設けてあり、同穴3aを介して中空軸
5と接続されている。また前記一端のエンドプレート2
には軸4が固着されており、同軸4及び中空軸5は、夫
々軸受6,7にて回転自在に支持されている。そして軸
受7には、排気のためのエルボ14が装着されていてロ
ール内にて発生した蒸気を、図示しない排気装置により
同エルボ14を通して屋外へ排出させるようになってい
る。
【0003】またロール1には、シーツ等のアイロニン
グ時の凹凸を吸収するためのスプリング11が全周に装
着されており、同スプリング11上には耐熱フェルト1
2を巻き付けてある。13はロール1に設けられた蒸気
を通すための穴である。一方ロール1の下方には加熱用
のチェスト8が設置され、同チェスト8はロールの外周
面に沿った弧状平面を有してロール1の外周面と接触し
ており、同チェスト8の外側にはシェル9との間に蒸気
室10を形成している。図3は図2の側断面を示し、ロ
ール1とチェスト8の接触状態を示している。従って図
2及び図3の従来例では、ロール1のフェルト12とチ
ェスト8間を通される濡れたシーツ等の水分が、蒸気室
10内の蒸気により加熱されて乾燥されることにより、
アイロニング時に発生する蒸気21は、矢印22の方向
へ向かって中空軸5を通り、エルボ14内を経由して矢
印23の如く外部へ排出される。このためエンドプレー
ト2の方向にはアイロニングで発生した蒸気等が来ない
ため、特にエンドプレート2は暖められず、始業時に蒸
気の凝縮した水滴24が内面に発生する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上の如く前記図2及
び図3に示す従来のロールアイロナーでは、アイロニン
グの始業時に30分から1時間の間、エンドプレート2
に蒸気が来ないことによりエンドプレート2が冷し金と
して働き、凝縮した水滴24がエンドプレート2の内側
を伝わり、スプリング11の間を通過して耐熱フェルト
12を湿らせる。このためアイロニングにて乾燥させる
べきシーツ等が逆に濡れてしまい、ロール内に発生した
錆や汚れがシミとなり、シーツ等の商品価値を失わせる
欠点があった。従って始業時に発生する水滴24を防止
するための手段が必要となり、1つは水蒸気が凝縮しな
いように加熱装置を設けるか、冷し金として働かせない
工夫が必要であった。本考案は前記従来の問題を解決す
るために提案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本考案は、洗濯
済のシーツ等を、加熱した弧状平面を持つチェストと、
通気性のある耐熱フェルトを持つロールとで接触加熱す
ることによって乾燥仕上げをし、アイロニング時に発生
する蒸気をロールの内側に吸引して外部に排出するロー
ルアイロナーにおいて、少なくとも吸引装置に接続され
た側のエンドプレートと反対側のエンドプレートの内側
に断熱材を装着してなるものであり、また前記断熱材と
して空気層を有する材料を採用してなるものであり、更
に断熱材とエンドプレート間に空気層を形成する板部材
を設けてなるもので、これを課題解決のための手段とす
るものである。
【0006】
【作用】本考案ではエンドプレートの内面に断熱材を装
着したり、空気層を設けたため、従来のようにロール内
の反蒸気排出側のエンドプレートを加熱するための高価
なヒートパイプとか、ヒータ等が必要ではなく、エンド
プレートが冷し金として働かないため、エンドプレート
の内側に水滴が発生するのを防止することができる。
【0007】
【実施例】以下本考案を図面の実施例について説明する
と、図1は本考案の実施例を示す。なお、図1において
図2の従来と同じ部分は同一の符号で示すことにする。
図において1はロール、2,3はエンドプレート、3a
は穴、4は軸、5は中空軸、6,7は軸受、8はチェス
ト、9はシェル、10は蒸気室、11はスプリング、1
2は耐熱フェルト、13は穴、14はエルボ、21は蒸
気、22,23は矢印であり、これらは図2と同じであ
る。次に図1において図2と相違する点について説明す
ると、エンドプレート2と3の内側に断熱材25,26
をエンドプレート2側のみ、若しくは両側共装着する。
なお、断熱材25,26は、ロール内温度がMax.1
40℃となるため、耐熱性のある材質が好ましい。また
断熱効果を上げるために、独立気泡のスポンジ等の使用
や、エンドプレート2,3と空気層を設けるために離し
た薄い鉄板(例えばトタン板)の装着も有効である。
【0008】
【考案の効果】従来のロールアイロナーのエンドプレー
トは、ロールの強度を保つために、どうしても熱容量の
大きい厚い部材が必要となり昇温し難かった。このため
運転開始時には、冷し金として作用してアイロニングで
発生する蒸気を凝縮させてしまう。そこでこれを防止し
て商品の汚れ等を防止するために、ウォーミングアップ
時に長時間(30分〜1時間)ランニングして加熱して
いたが、こうすることは、エネルギーのロスであり、生
産性を低下させる欠点があった。本考案によると、断熱
材の装着によりエンドプレートが冷し金として作用しな
いため、加熱する必要はなく、従ってエネルギーロスを
極少にさせると共に生産性を向上させ、蒸気の供給と共
にすぐに生産可能となり、ランニングコストの低減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るロールアイロナーの正面
断面図である。
【図2】従来のロールアイロナーを示す正面断面図であ
る。
【図3】図2の側断面図である。
【符号の説明】
1 ロール 2 エンドプレート 3 エンドプレート 4 軸 5 中空軸 6,7 軸受 8 チェスト 9 シェル 10 蒸気室 14 エルボ 21 アイロニングで発した蒸気 24 コンデンスした水滴 25,26 断熱材

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯済のシーツ等を、加熱した弧状平面
    を持つチェストと、通気性のある耐熱フェルトを持つロ
    ールとで接触加熱することによって乾燥仕上げをし、ア
    イロニング時に発生する蒸気をロールの内側に吸引して
    外部に排出するロールアイロナーにおいて、少なくとも
    吸引装置に接続された側のエンドプレートと反対側のエ
    ンドプレートの内側に断熱材を装着したことを特徴とす
    るロールアイロナー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のロールアイロナーにおい
    て、断熱材として空気層を有する材料を採用したことを
    特徴とするロールアイロナー。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のロールアイロナーにおい
    て、断熱材とエンドプレート間に空気層を形成する板部
    材を設けたことを特徴とするロールアイロナー。
JP1650493U 1993-03-12 1993-03-12 ロールアイロナー Expired - Lifetime JP2568156Y2 (ja)

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JPH0668698U JPH0668698U (ja) 1994-09-27
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