JP2568156B2 - セルロース製食品ケーシング及びその製造方法及び装置 - Google Patents

セルロース製食品ケーシング及びその製造方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、セルロース系製品に関し、特に、チューブ
状セルロース製食品ケーシング及びその製造方法及び装
置に関する。
技術背景 セルロース製食品ケーシングは周知であり、ソーセー
ジ等のケーシング詰め食品を製造するのに広く使用され
ている。セルロース製食品ケーシングは、一般に、再生
セルロースで形成されたシームレスチューブであり、水
及び、又はグリセリン等のポリオールのような可塑剤を
含有している。セルロースチューブは、可塑化しない
と、脆弱で取扱いにくく、商業用の使用に適さないの
で、可塑化する必要がある。
セルロース製食品ケーシングは、一般に、2つのタイ
プに分けられる。第1のタイプのケーシングは、約0.02
5mm〜約0.076mmの肉厚を有する純粋再生セルロースのチ
ューブ状フィルムから直径約14.5mm〜約203.2mmのチュ
ーブとして製造されたものである。
第2のタイプのケーシングは、再生セルロースに紙ウ
エブを接合することによって強化された強化ケーシング
である。そのような強化ケーシングは、非強化ケーシン
グと区別するために、一般に、「繊維入り」ケーシング
と称されている。繊維入りケーシングは、約0.050mm〜
約0.102mmの肉厚を有し、約40.6mm〜約193mm又はそれ以
上の直径を有する。
上記両タイプのケーシングの素材となるセルロース
は、一般には、いわゆる「ビスコース法」によって製造
される。ビスコース法においては、ビスコース即ち可溶
性セルロース誘導体を環状ダイを通してチューブ状フィ
ルムとして凝固・再生浴内へ押出し、再生セルロースの
チューブを形成する。このチューブを洗浄し、グリセリ
ン又はその他のポリオールで可塑化し、乾燥させる。乾
燥は、通常、チューブの直径を一定に維持するととも
に、フィルムを延伸配向するのに十分な圧力の空気でチ
ューブを膨脹させる間に行われる。
セルロースを製造するためのビスコース法は、斯界に
おいて周知である。略述すれば、ビスコース法では、木
材パルプ又はコットンリンターのような天然セルロース
を、まず、その天然セルロースの誘導体化を可能にし、
天然セルロースからある種のアルカリ可溶性画分を抽出
することができるように該セルロースを活性化するため
に苛性アルカリ溶液で処理する。得られたアルカリセル
ロースを裁刻し、熟成させ、二流化炭素で処理してセル
ロースの誘導体であるセルロースキサントゲン酸塩を生
成する。このセルロースキサントゲン酸塩を弱苛性アル
カリ溶液に溶解させ、得られた溶液即ち「ビスコース」
を熟成し、濾過し、脱気(気泡を除去)して押出す。こ
のパルプ源の種類及びアルカリセルロースを熟成する時
間の長さは、そのビスコースを、繊維入りケーシングを
製造するのに用いるか、あるいは非強化ケーシングを製
造するのに用いるかによって選択される。繊維入りケー
シングを製造する場合は、その選択は、比較的粘度の低
いビスコース溶液が得られるように規定さえる。粘度の
低いビスコース溶液は、補強用の紙ウエブ内の毛管作用
によって完全に浸透し、強固なセルロース間結合を設定
することができる。
反対に、非強化ケーシングを製造する場合は、上記選
択は、比較的粘度の高いビスコース溶液が得られるよう
に規定される。そのビスコースを自動調心マンドレルの
周りに環状ダイを通してチューブとして凝固・再生浴内
へ押出す。凝固・再生浴は塩及び硫酸を含有した溶液で
ある。このような酸性浴中では、セルロースキサントゲ
ン酸塩例えばビスコースが変換されてセルロースに戻さ
れる。詳述すると、酸性浴がセルロースキサントゲン酸
塩を分解し、その結果として純粋な形のセルロースが凝
固し、再生される。
この凝固・再生されたセルロースは、最初はゲルの状
態にある。このゲルの状態でセルロースチューブをまず
一連のすすぎ水タンクに通して、再生工程において生成
された副生物を除去する。次いで、このゲル状のセルロ
ースチューブをグリセリンのような保湿剤で処理し、セ
ルロースチューブの総重量を基準として湿分約10%にま
で乾燥させる。上述したように、この乾燥工程中にゲル
状のセルロースチューブをそれに一定度合の延伸を与え
るのに十分な圧力にまで膨脹させる。
繊維入りケーシングの場合ビスコースを凝固・再生浴
内へ導入する前に補強用紙ウエブのチューブ上に押出す
ことを除いて、非強化セルロースケーシングも、繊維入
りケーシングも、上述したような同様の態様で製造され
る。
キサントゲン酸塩からセルロースを再生する工程中、
硫黄生成物が遊離し、硫化水素、二硫化炭素及び二酸化
炭素等のガスが、ゲル状セルロースチューブの内外両表
面を通して放出される。再生工程中に副生物として発生
するこのようなガスは、有害で有毒であるから、それら
のガスを封じ込め、回収することがセルロース製造工程
にかなりの負担を課する。しかも、ゲル状セルロースチ
ューブ即ちチューブ状ケーシングの内表面を通して放出
されたガスは、チューブ状ケーシング内に蓄積すること
になるので、特別の問題を提起する。即ち、チューブ状
ケーシングは、ゲル状態にある間は膨脹性を有するの
で、ゲル状ケーシング内に蓄積したガスによる圧力増大
がケーシングの望ましくない直径変動を起すことにな
る。これを防止するために、ゲル状ケーシングに一定の
間隔を置いてガス抜き用の突き刺し孔を形成する。この
孔形成工程は、孔をあけ、ガスを逃がし、次いで孔を封
止するという作業を伴うものであり、製造工程にとって
望ましくない中断を余儀なくする。又、ケーシングの壁
内に発生したガスは、そのまま壁内に留まって気泡を生
じることになり、その結果、ケーシングを弱化し、食品
填充性能を劣化する。
又、ある程度のゲル状態にあるケーシングは、再生工
程中に生じた硫黄化合物の少量の残留分を保持してい
る。ゲル状チューブ即ちケーシングを乾燥させる前に水
洗いすることによってすべての残留硫黄化合物を除去す
るように留意されるが、それでもなお、乾燥したケーシ
ングに微量の残留硫黄化合物が含まれている。
ビスコース法は、上述したように固有の問題がある
が、それでもなお今日までのところ、食品処理産業用の
セルロース製ケーシングを製造するための方法として最
も一般的な方法である。
ビスコース法は、それによって製造されるセルロース
材の強度を高めるためにいろいろな態様で改変すること
ができることが知られている。例えば、高い強度を有す
る再生セルロースを得るために、ビスコース内又はスピ
ン浴内へ改質剤を導入することができる。しかしなが
ら、そのようにして強度を高められたセルロース材は、
破断点伸びが小さいことが判明しており、食品ケーシン
グとして使用するためのシームレスのセルロース製チュ
ーブから成る可撓ケーシングとしては不利であることが
判明している。
従って、本発明は、従来技術によるセルロース製食品
ケーシング及びその製造方法及び装置の上述した欠点を
克服することを課題とする。
発明の開示 本発明者らは、意外にも、非誘導体化セルロース溶体
が非強化セルロース製食品ケーシングの製造と、繊維入
り(強化)セルロース製食品ケーシングの製造のいずれ
にも使用するのに適していることを見出した。溶融状態
の非誘導体化セルロースをチューブ状フィルムとして水
浴のような非溶剤液中へ押出すことができる。本明細書
でいう「非誘導体化セルロース」とは、溶剤又は反応剤
との共有結合によってではなく、水素結合のようなファ
ンデルワールス力による溶剤又は反応剤との会合によっ
て溶解されたセルロースを意味する。又、「非溶剤」と
は、セルロース溶剤でない液体を意味する。
例えば、天然セルロースの溶解は、N−メチルモルホ
リン−N−オキシド(NMMO)のような第三アミンオキシ
ドを用いることによって行うことができる。得られた溶
体中のセルロースは、溶解前の非誘導体化のままであ
る。
この非誘導体化セルロースを水浴中で沈殿させ、得ら
れたゲル状セルロースチューブを水、又は、グリセリン
のような多価アルコール、又は、ポリアルキレンオキシ
ド又はポリアルキレングリコールのような他の水溶性軟
化剤で処理した後乾燥させる。非誘導体化セルロース溶
体を用いて押出成形された食品ケーシングを検査した結
果によれば、そのようなケーシングは、予想外にも、ビ
スコース法によって得られた誘導体化セルロースのケー
シングより高い水透過性を有している。水透過性は、食
品ケーシングにとってかなり重要な要素である。なぜな
ら、食品詰めケーシングの加工には、水分や風味剤をケ
ーシングの壁を自由に透過させて中の食品に浸透させな
ければならないよな調理又は硬化工程を伴うことが多い
からである。更に、非誘導体化セルロース製ケーシング
を検査した結果によれば、そのようなケーシングは、ビ
スコース法によって得られた誘導体化セルロース製ケー
シングより強靱である。水透過性が高められ、しかも、
強度が維持又は高められるという非誘導体化セルロース
製ケーシングのこのような特性は、誘導体化セルロース
製ケーシングの水透過性を高めようとする従来の試みが
いずれもケーシングの強度を低下させる結果に終ってい
ることからして、予想外のことである。
非誘導体化セルロース製ケーシングは、又、ビスコー
ス法によって得られた誘導体化セルロース製ケーシング
より高い湿潤引裂抵抗を有する。湿潤引裂抵抗は、ケー
シングのひだ付け工程及びケーシングへの食品填充工程
において及ぼされる乱暴な強い応力に耐えることができ
るケーシングの能力の尺度であるから、食品ケーシング
にとって重要な特性である。例えば、保守の悪い填充装
置が填充工程中ケーシングに擦過傷や他の何らかの損傷
を与えることは珍しいことではなく、その結果、ケーシ
ングが填充圧力に耐えられず、裂開又は破断することに
なる。従って、ケーシングは、破断することなく、ある
程度の損傷に耐えることができるのう力を有することが
重要である。
非誘導体化セルロースは、上述したNMMO−セルロース
溶体を、該溶体中でセルロースを沈殿させる前に、補強
用紙ウエブ上へ流延させることによって繊維入りケーシ
ングを生成するのに使用することができる。これは、紙
ウエブに適用されたNMMO−セルロース溶体が、たとえそ
の溶体のNMMO成分がセルロース溶剤(セルロースを溶解
してい溶剤)であったとしても、目に見えて明らかな紙
の劣化を惹起しないという点で、驚くべきことであり、
予想外のことである。
叙上のように、強度又は水透過性を喪失することなく
改善された湿潤引裂抵抗を有し、硫黄を含有せず、か
つ、有害、有毒な副生物の発生を伴わないプロセスによ
って生成されるセルロース製食品ケーシングの驚くべき
利点は、食品ケーシングを生成するための材料として非
誘導体化セルロースを用いることによって得られる。
従って、本発明は、環状アミンオキシド溶体から沈殿
させた非誘導体化セルロースを押出して得られた、水溶
性軟化剤を含有した押出シームレスチューブ状フィルム
から成るセルロース製食品ケーシングを提供する。
本発明は、又、25℃の温度下で約1.2ml/分/m2/mmHg
の水透過性を有し、0.1mmの肉厚当り約20mgより高い湿
潤引裂強度を有するチューブ壁を有するセルロース製食
品ケーシングを提供する。
本発明は、その別の側面においては、セルロース製食
品ケーシングを形成する方法であって、 a)アミンオキシド溶剤中に溶解させた非誘導体化セル
ロースから成る溶体を準備し、 b)前記溶体を下向きに押出してシームレスチューブを
形成し、 c)該溶体の押出シームレスチューブを最初に空隙を通
して下向きに下降させ、次いで、非溶剤液の浴中へ通
し、 d)前記空隙を通って下向きに移動する溶体の押出シー
ムレスチューブの内表面に並流関係をなして直接接触さ
せるように非溶剤液の流れを下向きに流して該溶体から
該内表面のところに非誘導体化セルロースを沈殿させ、 e)前記溶体の押出シームレスチューブをその内外両表
面を前記非溶剤液に直接接触させるようにして非溶剤液
の前記浴中に維持し、それによって前記溶体から非誘導
体化セルロースを沈殿させて非誘導体化セルロースを形
成させ、 f)前記浴から前記非誘導体化セルロースを引出して、
該非誘導体化セルロースを水溶性軟化剤に接触させるこ
とから成るセルロース製食品ケーシング形成方法を提供
する。
本発明は、その更に別の側面においては、非誘導体化
セルロースとアミンオキシド溶剤との溶体から食品ケー
シングとして使用するのに適する非誘導体化セルロース
のシームレスチューブを形成するための装置であって、 a)前記溶体から非誘導体化セルロースを沈殿させるた
めの非溶剤の浴と、 b)前記浴中の液面との間に空隙を画定するように該液
面より上方に配置されており、前記溶体のシームレスチ
ューブを該浴中へ下向きに押出すようになされた環状の
押出出口を有する押出ノズルと、 c)前記押出ノズルから垂下した上方部分と下方部分を
有する中空マンドレルであって、d)該上方部分は、前
記環状の押出出口によって囲繞されて前記ノズルから押
出された押出シームレスチューブによって包囲され、該
押出シームレスチューブの内周面との間に環状空間を画
定するように該押出出口より小さい直径の外周面を有し
ており、該外周面は該環状空間に臨むポートを有し、
e)該下方部分は、該上方部分より大きい直径を有し、
前記浴内へ臨む入口を有している中空マンドレルと、 f)非溶剤液を前記ポートから噴出する非溶剤液が下向
きに流れて前記押出シームレスチューブの内周面に並流
関係をなして直接接触するように非溶剤液を該ポートへ
導くために前記中空マンドレル内へ突入した第1導管
と、 g)前記押出シームレスチューブ内から非溶剤液を排出
するために前記中空マンドレル内を貫通して延長し、前
記入口に連通した第2導管と、 から成る装置を提供する。
本発明の非誘導体化セルロース製食品ケーシングは、
従来誘導体化セルロースで形成されていた食品ケーシン
グの望ましい属性をすべて備えていることが認められ
た。本発明の非誘導体化セルロース製食品ケーシング
は、水を吸収しており、ケーシングを加工する際に必要
とされる柔軟性を付与するためのグリセリン又はその他
の軟化剤で処理されており、ケーシング詰めされた食品
を加工するのに必要とされる水透過性を有し、食品を填
充することができ、かつ、ケーシングの裂断を惹起する
ことなく、填充された食品をその調理サイクル中収容す
ることができる伸縮性を有する。これらの属性は、慣用
のセルロース製食品ケーシングより高い引裂抵抗を有す
ること、及びセルロースの再生工程中に生じた硫黄化合
物を全く含有していないという特性に加えて得られる。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の食品ケーシングを押出すための装置
の構成を示す概略図である。
図2は、図1の装置に用いられる押出ノズルの一部切
除された断面図である。
図3は、変型実施例の押出ノズルを示す図2と同様の
図である。
実施例 セルロース製食品ケーシングを形成するのに非誘導体
化セルロースを用いることの合理性を立証し、非誘導体
化セルロースで形成された食品ケーシング特性を測定す
るために幾つかの試験を実施した。
そような試験のために、英国のコートールズ社のNMMO
溶体を用いた。この試験溶体(以下「ドープ」とも称す
る)は、60〜70℃の融点を有する黄褐色の固溶体であ
る。このドープは、その材料安全データ証明書によれ
ば、70〜80重量%のNMMOと、10〜20重量%のセルロース
と、5〜15重量%の水を含有している。コートールズ社
から供給されるこのドープは、米国特許第4,145,532
号、4,196,282号及び4,255,300号に記載されたプロセス
によって生成されたものである。
スラブの形で入手したこのドープを冷凍機に投入し
て、ドープの脆性を高めた。次いで、そのドープをハン
マーで小片に破砕し、更に直径約1.58mm未満の粒度に粉
砕した。それらの粒子を「ブラベンダー」100型スクリ
ュー式押出機に装入し、ダイを通して直径約25.4mmのド
ープのチューブとして押出した。押出機及びダイの温度
は、約105℃に維持した。押出されたドープを押出機と
ダイの間に60メッシュ、200メッシュ、325メッシュ、20
0メッシュ及び60メッシュスクリーンの順に配置したス
クリーン組を順次に通した。このスクリーン組は、半ば
溶融したドープ及び他の汚染物がダイを通して押出され
るのを防止し、ドープの押出機内での滞留時間を長くす
るためのものであり、それによって、ドープが押出機か
ら押出される前に完全に溶融した状態にされる。
ダイは、ドープのチューブ即ち押出されたチューブ状
食品ケーシング(「押出チューブ状ケーシング」又は単
に「チューブ」とも称する)を約15℃の温度に保持され
た水浴中へ下向きに押出すように配置した。ダイと水浴
の液面との間に約50mmの空隙を設けた。この構成で、押
出機を約50rpmの回転速度で作動し、ドープを約1.13〜
1.36kg/時の供給供給速度で押出機に供給した。押出さ
れたチューブの水浴中での滞留時間は、約1分間とし、
水浴からチューブをニップローラを通して引出し、スピ
ンドルに巻取った。
図1は、実験パイロット工程において使用した試験装
置を示す。図1に示されるように、押出機12は、粉砕ド
ープを押出機12内へ供給するためのホッパー14を備えて
いる。上述したスクリーン組16は、押出機12とダイ18の
間に配置されている。ダイ18の周りに設けられたバンド
状加熱器20は、ダイを上述したように約105℃の温度に
維持する。ダイ18は、それから押出されたドープのチュ
ーブを水浴24内へと下向きに通すように配置されてい
る。ダイから押出されたチューブは、水浴24内へ進入し
たときチューブの内孔が水で満たされるように開放した
状態に保持され、水浴中に設けられたローラ26,26を周
回して通される。チューブの内孔内の水は、チューブが
ローラ26,26を周回して通され、扁平にされる際に粘着
する(即ち、自己付着する)のを防止する。
ダイ18は、図2の断面図に明示されるように、中心内
孔30を有する外側部材28と、内孔30内に挿入されたプラ
グ32を備えている。プラグ32の外周面と内孔30の内周面
との間に環状空間34が画定されている。環状空間34は、
ダイの出口38のところに幅約0.508mm、直径25.4mmの間
隙を画定する。押出機から入口36を通して環状空間34へ
導入された溶融ドープは、下向きにプラグ32を包囲して
流れ、出口38からチューブとして押出される。
このようにして押出されたドープのチューブ(押出チ
ューブ状ケーシング)水浴24(図1)中で水洗してすべ
てのNMMOを除去した。このようにして得られた幾つかの
チューブ即ちケーシング(試験サンプル)を10%のグリ
セリン溶液に10分間浸漬させた。次いで、そのチューブ
を空気で膨らませ、乾燥させた。膨脹用空気の圧力は、
乾燥工程中チューブを開放した状態に維持するのに十分
な圧力とした。例えば、この実験工程において押出され
たチューブの肉厚は、商業ベースの慣用のケーシング製
造において押出されるビスコースの肉厚ほど均一ではな
かった。例えば、この実験工程で得られた非誘導体化セ
ルロース製ケーシングの1試験サンプルでは、その円周
の幾つかの点をとって測定したところその肉厚は0.06mm
から0.11mmの範囲であった。これに対して、慣用の誘導
体化ビスコース製ケーシングは、0.06mmの皮革的均一な
肉厚を有している。いずれにしても、この試験は、非誘
導体化ドープ(NMMO溶体)を少なくとも0.06mmもの薄い
肉厚を有するチューブとして押出すことができることを
立証した。
水透過性 水透過性を分析するために一定の長さの上記非誘導体
化セルロースのチューブを25℃の温度の水に約5分間浸
漬させ、次いで、その浸漬させたチューブから直径8mm
のディスクとして切断した。得られた浸漬ディスク(試
験サンプル)をアミコンコーポレーション製52型超濾過
セルに装入し、該セルのポリエチレンプレートの上に載
せた。超濾過セルの一方の面に25℃の温度の水を500mmH
gの圧力をかけて導入した。超濾過セルの他方の面に取
付けたピペットによりこのケーシングの試験サンプルを
透過した水を収集した。得られたデータを用いて試験サ
ンプルの水透過性を算出した。その計算結果は、印加さ
れた単位圧力当り、単位面積当りの水透過性即ち超濾過
率をml/分/m2/mmHg単位で表す。このようにして非誘導
体化セルロースの3つのサンプルを分析した。
比較のために、ビスケース・コーポレーション社のNO
JAXケーシングのための商業生産ラインから在来のビス
コース法による誘導体化セルロースの食品ケーシングの
試験片(サンプル)を採取した。この対照サンプルは、
再生後グリセリンですすぎ処理したものであるが、乾燥
させる前でゲル状態にあるものであった。このゲル状の
ケーシングサンプルを空気で膨らませ、開放させた状態
で乾燥させ、次いで、上述したのと同じ水透過性試験に
かけた。計算結果は、下記の表Iの通りである。
表Iの分析結果から明らかなように、非誘導体化セル
ロースで形成された処理済みケーシングの水透過性は、
誘導体化セルロースで形成された処理済みケーシングの
それより大きい。
破裂強さ 非誘導体化セルロース製ケーシングの強度をいわゆる
「破裂強さ」試験によって分析した。この試験は、ケー
シングの試験サンプルを室温の水に30分間浸漬して再湿
潤状態にすることから始める。この再湿潤状態でチュー
ブ状サンプルの一端を結紮し、サンプルを空気により約
44.52mmHg/秒の圧力増大率で破裂するまで膨らませた。
膨脹中のケーシングサンプルの直径増大値と、破裂時の
直径を記録した。試験された非誘導体化セルロース製ケ
ーシングサンプルは、膨脹によって約48.0mmの直径が増
大し、203mmHgの内圧で破裂した。
破裂圧の比較のために、商業生産ラインからゲル状の
誘導体化セルロース製食品ケーシングの対照試験サンプ
ルをグリセリンで処理した後、乾燥させる前に採取し
た。このゲル状のケーシングは、ビスケース・コーポレ
ーション社から「NOJAXケーシング」サイズ25Nとして販
売されている慣用のフランクフルタ用ケーシングの製造
のためのものであった。このゲル状ケーシングサンプル
を上述した非誘導体化セルロース製ケーシングの場合と
同じ態様で処理した。即ち、該サンプルを、膨脹によっ
て延伸配向させる目的をもってではなく、単に乾燥を容
易にするために空気で膨らませ、次いで、述した非誘導
体化セルロース製ケーシングサンプルの場合と同じ態様
で再湿潤させた。再湿潤状態での3つの対照サンプルの
平均折り径は、35.47mm(直径は22.6mm)であった。平
均破裂圧は、271.33mmHgであり、破裂時の平均直径は3
7.33mmであった。この破裂圧は、非誘導体化セルロース
製ケーシングのサンプルのそれより高かった。しかしな
がら、他のすべての係数を同じにした場合、破裂圧は、
1つにはケーシングの直径の大きさによって左右され
る。即ち、直径の小さいケーシングの方が破裂圧が高く
なる。従って、この誘導体化セルロースのサンプルの破
裂圧の増大は、少くとも1つには、その誘導体化セルロ
ースのサンプルの平均直径が非誘導体化セルロースのサ
ンプルより小さかったことに基因する。
破裂圧を比較するための更なる試みとして、誘導体化
セルロースで形成されたビスケース・コーポレーション
社の2つの延伸配向済みケーシングを再湿潤状態での破
裂圧比較のために選択した。一方の対照サンプルは、ビ
スケース・コーポレーション社から「NOJAXケーシン
グ」サイズ40Gとして販売されているもので、これを選
択したのは、このケーシングは、非誘導体化セルロース
のケーシングのサンプルに匹敵する仕様折り径(48.77
〜52.33mm)を有しているからである。この「NOJAXケー
シング」サイズ40Gのビスケース・コーポレーション社
の仕様では、上述したのと同じ方法で測定された数値で
最小限の破裂圧は173mmHgであるとされている。
他の1つの対照サンプルは、ビスケース・コーポレーシ
ョン社から「NOJAXケーシング」サイズHS65として販売
されているもので、より大きい仕様折り径(55.37〜65.
02mm)を有しており、この「NOJAXケーシング」サイズH
S65のビスケース・コーポレーション社の仕様によれば
最小限の破裂圧は171mmHgであるとされている。これら
の2つの対照サンプルの最小限破裂圧は、本発明による
非誘導体化セルロースのケーシングを試験することによ
って得られた上述の破裂圧203mmHgより低い。
又、誘導体化セルロースで形成されたケーシングは、
配向しない場合より(ケーシングを延伸させるのに十分
に膨脹させた状態で乾燥させることにより)配向した場
合の方が破裂圧が高くなることが知られている。。上記
破裂試験に用いられた上記非誘導体化セルロースのケー
シングは、配向されたものではなかったのに対して、上
述したビスケース・コーポレーションの上記各仕様破裂
圧は、配向済みケーシングに対するものである。従っ
て、非誘導体化セルロースのケーシングは、配向処理さ
れたとすれば、誘導体化セルロース製の同等のケーシン
グに比べて更に高い破裂圧を示すことになろう。
上述した各試験の結果からみて、非誘導体化セルロー
スのケーシングは、それに最も近い誘導体化セルロース
製のケーシングにの仕様最小限破裂圧より高い破裂圧を
有することは明らかである。
引裂強さ 非誘導体化セルロースのケーシングの機械方向(MD方
向)と横断方向(TD方向)の両方向の引裂強さを検査し
た。試験すべきサンプルは、上述したように押出され処
理された非誘導体化セルロースのケーシングと、「NOJA
Xケーシング」サイズ25Nのゲル状ケーシングから長方形
の形に切取ったものである。3つのサンプルから成る第
1群は、各サンプルの一辺(A)がMD方向に対して直角
をなすように切取った。3つのサンプルから成る第2群
は、各サンプルの一辺(B)がTD方向に対して直角をな
すように切取った。
各サンプルに引裂を開始させるためのスリットを形成
した。各スリットは、サンプルの1辺(A)又は(B)
の中間点から試験すべき方向に切込んだ。これらのサン
プルを脱塩水に30分間浸漬し、厚さを測定して、デュポ
ン社の振子型引裂試験機に固定した。この引裂試験機
は、その振子を解放すると、揺動する振子の重量により
サンプルが2つに引裂かれた。その引裂はサンプルの1
辺に切込まれたスリットから開始された。試験機のスケ
ールは、サンプルを引裂くのに要した引裂力をgm−cmで
表す値を記録する。この値を用いて、フィルム(ケーシ
ング)の肉厚0.1mm当りの引裂力を算出した。
誘導体化セルロースのケーシングについても同じ試験
方法で試験した。誘導体化セルロースのケーシングサン
プルの引裂試験の結果は、表IIに示されており、非誘導
体化セルロースのケーシングサンプルの引裂試験の結果
は、表IIIに示されている。
上記の結果を比較すると、平均して、肉厚0.1mm当り
の引裂強さは、MD方向においても、TD方向においても、
非誘導体化セルロースで形成された筒状ケーシングの方
が相当に大きいことが分かる。具体的に言えば、MD方向
の引裂強さは、平均して2.5倍大きく、TD方向の引裂強
さは、平均して1.5倍大きい。このことは、先に説明し
たように、湿潤引裂強さは填充工程において及ぼされる
乱暴な強い応力に耐えることができるケーシングの能力
の尺度であるから、重要である。引裂強さは、又、填充
工程の前にケーシングを加工する工程においても重要で
ある。例えば、フランクフルタ等を加工するのに用いら
れる食品ケーシングは、通常、ひだ付け加工(即ち、ケ
ーシングをひだ寄せして長手方向に圧縮すること)によ
って変換され、長尺ケーシングから比較的短い筒状ひだ
付ケーシングスティック(棒状体)とされる。ひだ付け
加工では、60m以上の長さのケーシングを僅か76cmの長
さのスティックに圧縮することが珍しくなく、ひだ付け
加工自体が毎分最高360mもの速度で実施される。従っ
て、ケーシングは、ひだ付け加工中物理的一体性を維持
し、裂開しないだけの強度を有していることが重要であ
る。従って、ケーシングは、ひだ付け加工の上からも、
填充工程の上からも高い引裂強さを有していることが望
ましい。
非誘導体化セルロースで形成されたケーシングが食品
加工に適するかどうかを確認するために填充試験を実施
した。上述のようにして形成され、グリセリンで処理さ
れ、乾燥された幾つかのケーシングの一端を結紮し、ケ
ーシング内に高コラーゲンのフランクフルタエマルジョ
ンを手作業で填充した。幾つかのケーシングは、填充の
際、ケーシングの壁にピンホール又は気泡によって弱化
点が生じたことにより裂断した。首尾よく填充すること
ができたサンプル(エマルジョン填充済みケーシング)
をその填充後、商業用加工の条件に模して温度82℃、相
対湿度40%の条件で75分間調理した。このようにして填
充し、加工した非誘導体化セルロース製のケーシング
は、調理中裂断せず、又は何らかの形ででも破断せず、
食品ケーシングとして使用するのに適することを証明し
た。
上述した各試験のたものケーシングを製造するのに用
いたダイに代えて、ビスコースからセルロース製フラン
クフルタケーシングを製造するのに使用されている慣用
のノズルに部分的に類似したノズル装置を用いた。セル
ロース製食品ケーシングを製造するための典型的なビス
コース押出ノズルは、ノズルの本体から突出した自動調
心マンドレルを備えている。ビスコース押出ノズルは、
セルロース再生浴の液面より下に配置され、ノズルから
押出されたビスコースはノズルから上向きにマンドレル
に沿って上昇し、再生浴の液面から出るようになされて
いる。
上述した溶融ドープを押出すために、非誘導体化セル
ロースのより粘性の高い熱可塑性ドープを押出すのに適
するように従来のビスコース押出ノズルに下記のような
改変を加えた。この改変されたノズル装置は、ドープを
上向きにではなく、下向きに非溶剤浴内へ押出するよう
に構成された。
図3は、そのような改変ノズル装置を示す。このノズ
ル装置は、押出出口44に向けてテーパした中心孔42を有
する外側部材40を備えている。孔42内に心合するように
テーパ付プラグ46が装着されている。プラグ46の外周面
と孔42の壁面との間に環状押出通路48が画定される。こ
の押出通路の出口即ち押出出口44は、幅約0.25mmであ
り、直径約23.6mmである。
押出機(図1)から押出された溶融ドープは、図3の
ノズル装置の入口ポート50を通って押出通路48に流入
し、プラグ46の周りをそれに沿って押出出口44へ流れ
る。プラグ46の外周面には、該プラグの周りを流れる溶
融ドープの均一な分布及び通過を促進するためにらせん
チャンネル51が形成されている。
プラグ46から軸方向に孔42の外部へ中空マンドレル52
が突出している。マンドレル52の最下端部分54は、使用
においては、沈殿用非溶剤液(非誘導体化セルロースを
沈殿させるための非溶剤液)の浴82の液面56より下に沈
められる。
マンドレル52の最下端部分54は、押出出口44の直径に
ほぼ等しい直径を有しているが、マンドレル52の、押出
出口44と最下端部分54との間の一部分の外周面が細くさ
れ、それによって座部57が形成されている。この座部57
に、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のような比較
的低摩擦性材料で形成されたスリーブ58が保持されてい
る。スリーブ58は、押出出口44に近接した小径端からマ
ンドレル52の最下端部分54の外径に整合する大径端にま
でテーパしている。スリーブ58のこのテーパした低摩擦
表面は、押出されたドープのチューブがマンドレル52に
沿って沈殿用非溶剤液(以下、単に「沈殿液」又は「非
溶剤液」とも称する)内へ流下するのを容易にする。
マンドレル52及びプラグ46を軸方向に完全に貫通して
延長した中心導管60が設けられており、中心導管即ち第
2導管60を同心的に囲繞し、プラグ46を貫通して上方に
突出した第2導管62が設けられている。第2導管62は、
閉鎖した下端64と、開放した上端66を有している。第2
導管62の外周面と中空マンドレル52の内壁68との間に環
状空間即ちチャンネル70が画定される。同心の第1導管
60と第2導管62の間に環状空間即ちチャンネル74が画定
される。この環状チャンネル70と74とは、第2導管62の
側壁に形成された第1ポート72によって連通されてい
る。マンドレル52及びスリーブ58の側壁を貫通して第2
ポート80が形成されている。第2ポート80は、沈殿用非
溶剤液の液面56より上方でスリーブ58の小径端に近いと
ころに設けられている。
同心導管60,62は、沈殿液を押出された非誘導体化セ
ルロースのチューブ(以下、単に「チューブ」とも称す
る)内へ循環させる。詳述すれば、沈殿液は、ポンプ
(図示せず)によって浴82から矢印84で示されるように
導管62の開放上方端66を通して同心導管60と導管62の間
の環状空間74へ導入され、ポート72を通して空間70へ送
られ、ポート80を通して排出される。このようにして排
出された液体は、スリーブ58及びマンドレル52の下端部
分54の外周面に沿って流下し、幾つかの機能を果たす。
第1に、この液体は、押出された非誘導体化セルロース
チューブがマンドレルに沿って浴82内へ下降するのを容
易にするために潤滑の機能を果たす。又、この液体は、
押出された非誘導体化セルロースチューブ内を満たすの
で、該チューブの内周面でのセルロースの沈殿を促進す
る働きをする。この押出されたチューブの内部からの液
体は、ポンプによって中心導管60の下端から該導管内を
通して吸い上げられ、矢印86で示されるように中心導管
の上端から浴82へ戻される。
先に述べたのと同じドープと同じ押出条件で、図3の
押出ノズルを用いて、NMMOセルロース溶体のチューブ
を、30容積%のNMMOと70容積%の水から成る非溶剤液の
25℃の浴内へ押出した。水とNMMOとの混合物は、この濃
度ではセルロースにとって非溶剤である。
押出されたチューブの浴内での滞留時間は、約1分間
であった。この滞留時間は、NMMOセルロース溶体から非
誘導体化セルロースを沈殿させるのに十分な時間であっ
た。次いで、この押出されたチューブを浴82から導出
し、水で洗浄して、10%のグリセリン溶液内に10分間浸
漬させた。次いで、そのチューブを空気で膨らませて乾
燥させ、試験のためのケーシングサンプルを製造した。
このようにして製造されたケーシングサンプルは、セル
ロースの乾量を基準として38重量%のグリセリンを含有
しており、このケーシングサンプルの再湿潤後の折り径
は約30.7mm(直径は19.57mm)であった。これらのケー
シングサンプルを先に述べたのと同じ水透過性、破裂強
さ及び引裂強さの試験にかけた。
この試験の比較対照として、慣用の誘導体化セルロー
スのゲル状ケーシングを用いた。この誘導体化セルロー
スのゲル状ケーシングは、ビスケース・コーポレーショ
ン社のサイズ25NのNOJAXケーシングのための生産ライン
から採取した。なぜなら、このサイズのケーシングは、
上述した改変押出ノズル装置を用いて製造された本発明
の非誘導体化セルロースのケーシングの折り径及び直径
に近いからである。この誘導体化セルロースのゲル状ケ
ーシングは、グリセリンに接触させた後、乾燥させる前
の製造段階で採取した。この段階でのケーシングは、13
〜14%のグリセリンを有している。次いで、このケーシ
ングを開放した状態に保持するように膨らませて空気乾
燥させた。このようにして得られた誘導体化セルロース
のケーシングは、約30.7mmの再湿潤後折り径は(直径は
19.57mm)を有していた、従って、非誘導体化セルロー
スのケーシングのサンプルよりまだ僅かに小さい直径を
有していた。
上記図3の改変押出ノズル装置を用いて製造された本
発明の非誘導体化セルロースのケーシング(単に「非誘
導体化ケーシング」とも称する)の肉厚は、図2のダイ
を用いて製造された非誘導体化セルロースのケーシング
の先のサンプルより薄く、均一であった。表IVは、8つ
の再湿潤させたケーシングサンプルの直径の周りの3点
において測定された肉厚を示す。
表IVに示されるように、これらのケーシングの平均肉
厚は、0.050mmもの薄さであり、図2のダイを用いて製
造された非誘導体化セルロースのケーシングの肉厚より
良好な均一性を有する。平均して、これらの8つのケー
シングサンプルの肉厚は、0.050mmから0.084mmの範囲で
あったのに対して、図2のダイを用いて製造されたケー
シングサンプルの肉厚は0.06mmから0.11mmの範囲であっ
た。
これらの8つのケーシングサンプルについて実施され
た水透過性、破裂強さ及び引裂強さの試験の結果は、表
Vに示されている。
表Vは、誘導体化セルロースのケーシングに比べて、
図3の改変押出ノズル装置を用いて製造された非誘導体
化セルロースのケーシングは、水透過性(超濾過率)は
高いが、破裂強さと引裂強さが低いことを示している。
表Vに示されるように非誘導体化セルロースのケーシン
グの破裂強さと引裂強さが低いのは、その超濾過率が高
いこと(1.66対0.72)と、グリセリン含有量が高いこと
(38%対13〜14%)に基因すると考えられる。超濾過率
が高いことも、グリセリン含有量が高いことも、ケーシ
ングの強度にとって悪い影響を有することが知られてい
るからである。従って、非誘導体化セルロースのケーシ
ング強度は、グリセリン含有量が同じ誘導体化セルロー
スのケーシングと比較すれば、高いことは間違いないと
考えられる。
引落試験 繊維入り強化ケーシングを製造するのに使用するため
の非誘導体化セルロースの適性を評定するために引落試
験を実施した。引落試験は、繊維入り強化ケーシングを
製造するための適性を評定するために紙及びビスコース
溶液を選別するのに用いられる。引落試験では、繊維入
り強化ケーシングを製造するのに用いられる紙を平坦な
プレート上に載せ、その紙の上に試験すべき液体(通
常、ビスコース溶液)を注ぎ、紙を計量バーの下を通し
て引張る。計量バーは、紙の上に被覆された液体を掻取
って均一な厚さにする。液体を被覆された紙をフープの
上に伸長させ、凝固・再生溶液中に浸漬させ、すすぎ、
次いで、グリセリン溶液の浴に浸漬する。次いで、被覆
(コーチング)液が紙に浸透し、紙と結合したかどうか
を見定めるために検査を行う。これらの特性(浸透性及
び結合性)は、いずれも、良好な繊維入り強化ケーシン
グの製造にとって肝要の要素である。良好な浸透と結合
が観察されれば、その材料は繊維入り強化ケーシングの
製造に適しているということができる。
非誘導体化セルロースをテストするために、上述した
NMMOセルロースドープを溶融し(105℃)78%のNMMO水
性溶液で稀釈して約5重量%のセルロースを含有した溶
液を調整した。商業用の繊維入り強化ケーシングの製造
に使用されている、米国C.H.デクスタ−・カンパニーか
ら販売されている在来のビスコースを結合させた長繊維
大麻紙(1連当り重量4.98kg)のシートを平坦なプレー
トの上に載せ、105℃にまで加熱した。その紙の上に上
記溶液を注ぎ、該紙を該プレートの上に1.02mm離隔させ
て配置した水平バーの下を通して引張り、紙の上に溶液
を1mmより僅かに薄く被覆した。数秒後上記フープを流
水中に約10分間浸漬させ、セルロースを沈殿させた。次
いで、このフープを10%のグリセリン溶液中に15分間浸
漬させ、オーブン内(105℃)で乾燥させた。
上記紙の、溶液を被覆されていない側の面を肉眼で観
察したところ、非誘導体化セルロースが良好に紙に浸透
し紙に結合していることが認められた。上述したよう
に、これらの特性(浸透性及び結合性)は、良好な繊維
入り強化ケーシングの製造にとって肝要な要素である。
この引落試験から分かるように、非誘導体化セルロース
は、繊維入り強化ケーシングの製造に適している。又、
驚くべきことに肉眼観察から、紙基材に目に見えるよう
な劣化は全くみられなかった。これは、紙に被覆された
溶液にはセルロース溶剤であるNMMOが含まれていなかっ
たことからみて、予期されないことであった。
7.3%の非誘導体化セルロース(セルロースキサント
ゲン酸塩)溶体から形成された第2のケーシングサンプ
ルを上述したのと同じ1連当り重量4.98kgの紙を用いて
引落試験にかけた。上記バーは、0.762mmの高さのとこ
ろに設定した。被覆溶液の厚さは薄くしたが、該溶液の
濃度を高くしたので、紙に被覆されたセルロースの総量
は先のサンプルの場合と同じであった。第2サンプルん
被覆溶液は、塩と硫酸を勧誘した浴中に浸漬させること
によって凝固、再生させ、次いで、水ですすいで、グリ
セリンで処理し、乾燥させた。
上記両サンプルと、10%のグリセリン溶液で処理して
乾燥させただけの紙から成る比較対照物について、引張
強さの試験を実施した。それぞれ25.4mmの幅のサンプル
について実施した試験の結果が表VIに示されている。
この試験の結果が示すように、非誘導体化セルロース
を被覆された紙サンプル1も、ビスコースを被覆された
紙サンプル2も、何も被覆されていない紙に紙に比べて
荷重担持能力が増大している。ただし、非誘導体化セル
ロースを被覆された紙サンプル1の荷重担持能力の増大
率は、ビスコースを被覆された紙サンプル2のそれより
低かった。即ち、非誘導体化セルロースを被覆された紙
サンプル1の破断時荷重は、ビスコースを被覆された紙
サンプル2のそれの約70%であった。にもかかわらず、
その上述した浸透及び結合特性は、非誘導体化セルロー
スによって商業的に許容できる繊維入り強化ケーシング
を製造することができることを示している。なぜなら、
非誘導体化セルロースは基材紙の強度を改善し、それに
よってユーザーが繊維入り強化ケーシングに求める強度
を十分に充足するからである。
以上の説明から分かるように、本発明の非誘導体化セ
ルロースで製造された食品ケーシングは、当該技術分野
に大きな進歩をもたらすものである。このケーシングを
形成するに当っては硫黄や硫黄化合物が使用されず、発
生もしないので、得られたケーシングは硫黄を含んでい
ない。
又、非誘導体化セルロースの食品ケーシングの引裂強
さ、水透過性及び破裂強さは、例えばセルロースキサン
トゲン酸塩からセルロースを再生することによって形成
された誘導体化セルロースで形成された慣用の食品ケー
シングに比べて優れている。
又、本発明の非誘導体化セルロース製ケーシングの製
造においては有害又は有毒な副産物が発生しないので、
その製造工程は、環境に負担をかけることがなく、セル
ロース製食品ケーシングの製造技術分野に大きな進歩を
もたらす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デュシャルム,ジュニア,ポール エド マンド アメリカ合衆国 60477 イリノイ,テ ィンリー パーク,アパッチ トレイル 8045 (72)発明者 マカリスタ,マーラン エルロイ アメリカ合衆国 60514 イリノイ,ク ラレンドン ヒルズ,メドー コート 349 (72)発明者 ウォルタ,ジョゼフ ロバート アメリカ合衆国 60525 イリノイ,ラ グランジ,サウス キャサリン アベニ ュー 818

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】食品ケーシングとして使用するのに適した
    非誘導体化セルロース製のシームレスチューブを形成す
    る方法であって、 a)アミンオキシド溶剤中に溶解させた非誘導体化セル
    ロースから成る溶体を準備し、 b)押出すべきシームレスチューブの内部に同心的に配
    置されており、(i)押出すべきシームレスチューブよ
    り直径が小さく、非溶剤液の浴中の液面より上方に配置
    された上方部分と、(ii)該上方部分より直径が大き
    く、浴中の液面より下方に配置された下方部分を含む中
    空マンドレルを有する押出ノズルを準備し、前記溶体を
    該押出ノズルからシームレスチューブの形で下向きに押
    出し、該溶体の押出されたシームレスチューブを空隙を
    通して該非溶剤液の浴中へ導入し、それによって該溶体
    の押出されたシームレスチューブの外周面を該非溶剤に
    接触させ、 c)非溶剤液を前記中空マンドレル内に設けられた第1
    導管を通し、前記ノズルの下方に離隔させてマンドレル
    の前記上方部分に設けられた出口ポートを通して循環さ
    せ、 d)非溶剤液を前記出口ポートから前記下向きに移動す
    る溶体の押出されたシームレスチューブと並流関係をな
    して前記マンドレルの下方部分の外周面を覆って瀑落さ
    せ、それによって、該チューブの内周面に該非溶剤液を
    接触させ、該チューブ内に少くとも該マンドレルの最下
    端のところにまで非溶剤液を満たし、 e)前記中空マンドレル内に該マンドレルの最下端の入
    口開口に連通する第2導管を設け、非溶剤液を前記出口
    ポートから瀑落させるのと併行して前記溶体の押出され
    たシームレスチューブの内部から該入口開口及び第2導
    管を通して上向きに排出し、 f)前記溶体の押出されたシームレスチューブを前記浴
    中に、該溶体から前記非誘導体化セルロースを沈殿させ
    て非誘導体化セルロースのシームレスチューブを形成す
    るのに十分な時間滞留させ、 g)該非誘導体化セルロースのシームレスチューブを前
    記浴から引出し、 h)該非誘導体化セルロースのシームレスチューブを水
    溶性軟化剤に接触させることから成る方法。
  2. 【請求項2】食品ケーシングとして使用するのに適した
    非誘導体化セルロース製のシームレスチューブを形成す
    る方法であって、 a)アミンオキシド溶剤中に溶解させた非誘導体化セル
    ロースから成る溶体を準備し、 b)前記溶体を下向きに押出してシームレスチューブを
    形成し、 c)該溶体の押出シームレスチューブを最初に空隙を通
    して下向きに移動させ、次いで、非溶剤液の浴中へ通
    し、 d)前記空隙を通って下向きに移動する前記溶体の押出
    シームレスチューブの内表面に並流関係をなして直接接
    触させるように非溶剤液の流れを下向きに流して該溶体
    から該内表面のところに非誘導体化セルロースを沈殿さ
    せ、 e)前記溶体の押出シームレスチューブをその内外両表
    面を前記非溶剤液に直接接触させるようにして非溶剤液
    の前記浴中に維持し、それによって前記溶体から非誘導
    体化セルロースを沈殿させて非誘導体化セルロースを形
    成させ、 f)前記浴から前記非誘導体化セルロースを引出して、
    該非誘導体化セルロースを水溶性軟化剤に接触させるこ
    とから成る方法。
  3. 【請求項3】前記水溶性軟化剤は、グリセリンであるこ
    とを特徴とする請求の範囲第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】前記非溶剤液は、水とN−メチルモルホリ
    ン−N−オキシドの混合物から成ることを特徴とする請
    求の範囲第2項に記載の方法。
  5. 【請求項5】前記浴から引出された前記非誘導体化セル
    ロースのシームレスチューブを前記水溶性軟化剤に接触
    させる前に水ですすぐ操作を含むことを特徴とする請求
    の範囲第1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】非誘導体化セルロースとアミンオキシド溶
    剤との溶体から食品ケーシングとして使用するのに適す
    る非誘導体化セルロースのシームレスチューブを形成す
    るための装置であって、 a)前記溶体から非誘導体化セルロースを沈殿させるた
    めの非溶剤の浴と、 b)前記浴中の液面との間に空隙を画定するように該液
    面より上方に配置されており、前記溶体のシームレスチ
    ューブを該浴中へ下向きに押出すようになされた環状の
    押出出口を有する押出ノズルと、 c)前記押出ノズルから垂下した上方部分と下方部分を
    有する中空マンドレルであって、 d)該上方部分は、前記環状の押出出口によって囲繞さ
    れて前記ノズルから押出された押出シームレスチューブ
    によって包囲され、該押出シームレスチューブの内周面
    との間に環状空間を画定するように該押出出口より小さ
    い直径の外周面を有しており、該外周面は該環状空間に
    臨むポートを有し、 e)該下方部分は、該上方部分より大きい直径を有し、
    前記浴内へ臨む入口を有している中空マンドレルと、 f)非溶剤液を前記ポートから噴出する非溶剤液が下向
    きに流れて前記押出シームレスチューブの内周面に並流
    関係をなして直接接触するように非溶剤液を該ポートへ
    導くために前記中空マンドレル内へ突入した第1導管
    と、 g)前記押出シームレスチューブ内から非溶剤液を排出
    するために前記中空マンドレル内を貫通して延長し、前
    記入口に連通した第2導管と、 から成る装置。
  7. 【請求項7】前記マンドレルの下方部分の少くとも最下
    端は、前記浴中の非溶剤液の液面より下に位置し、前記
    入口は、該マンドレルの下方部分の最下端の端面に設け
    られていることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の
    装置。
  8. 【請求項8】前記マンドレルは、その前記上方部分の小
    径部から該マンドレルの前記下方部分の大径部にまで外
    方に拡開した遷移部分を有していることを特徴とする請
    求の範囲第6項に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記マンドレルの前記下方部分の直径は、
    前記環状の押出出口の直径と少くとも同じ大きさである
    ことを特徴とする請求の範囲第6項に記載の装置。
  10. 【請求項10】前記押出ノズルは、前記環状の押出出口
    に向ってテーパした孔を有し、環状の押出出口から長手
    方向に離隔した部位で該孔に連通した、前記溶体のため
    の入口を有し、該孔内にテーパしたプラグが挿入されて
    おり、該孔の壁面とプラグの外周面との間に該環状の押
    出出口に終端する前記溶体のための押出通路が画定され
    ていることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の装
    置。
  11. 【請求項11】前記マンドレルは、前記プラグから軸方
    向に延長しており、前記第1及び第2導管は、該マンド
    レルから該プラグを貫通して上方に延長していることを
    特徴とする請求の範囲第10項に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記マンドレルの外周面に、前記溶体を
    搬送し、前記押出通路全体に均一に分配するためのらせ
    ん溝が形成されていることを特徴とする請求の範囲第10
    項に記載の装置。
  13. 【請求項13】非誘導体化セルロースとアミンオキシド
    溶剤との溶体から沈殿させた非誘導体化セルロースの押
    出シームレスチューブ状フィルムから成るセルロース製
    食品ケーシング。
  14. 【請求項14】前記押出シームレスチューブ状フィルム
    の壁に紙ウエブが含まれていることを特徴とする請求の
    範囲第13項に記載のセルロース製食品ケーシング。
  15. 【請求項15】前記溶体は、NMMOに溶解したパルプセル
    ロースから成ることを特徴とする請求の範囲第13項に記
    載のセルロース製食品ケーシング。
  16. 【請求項16】前記溶体は、70〜80重量%のNMMOと、10
    −20重量%のセルロースと、5−15重量%の水から成る
    ことを特徴とする請求の範囲第13項に記載のセルロース
    製食品ケーシング。
  17. 【請求項17】前記水溶性軟化剤は、グリセリンである
    ことを特徴とする請求の範囲第13項に記載のセルロース
    製食品ケーシング。
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