JP2567395Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2567395Y2
JP2567395Y2 JP5827492U JP5827492U JP2567395Y2 JP 2567395 Y2 JP2567395 Y2 JP 2567395Y2 JP 5827492 U JP5827492 U JP 5827492U JP 5827492 U JP5827492 U JP 5827492U JP 2567395 Y2 JP2567395 Y2 JP 2567395Y2
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male
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female
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純一 小川
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は摺動嵌合方式のコネクタ
に係り、特に急激な電流変化を防止する為の電源回路切
り換え機能を備えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコネクタは、図4に示す
如く雄コネクタ1と雌コネクタ2から構成される。雄コ
ネクタ1は絶縁体11に導電性材料から形成されたピン
状の雄コンタクト12が植設されている。その雄コンタ
クト12の接触部12aには、例えばポリイミド樹脂等
を用いた絶縁層12bが絶縁体11側の根元からほぼ中
央位置迄コーティングされている。一方、雌コネクタ2
は絶縁体22に導電性の金属板より製作された雌コンタ
クト21が配設されている。雌コンタクト21は先端側
に雄コンタクト12が挿入されるソケット部21aを有
している。
【0003】ソケット部21aは絶縁体22に固定され
た保持部21bと、保持部21bから相対向して延出さ
れ先端に接点21dを設けた接触バネ片21cから成
る。次に上記雄コネクタ1を雌コネクタ2に嵌合する場
合、図4(b)に示す如く最初は絶縁層12bをコーテ
ィングしていない雄コンタクト12の接触部12aの先
端側が雌コンタクト21cの接点21dに接触する為、
雄,雌コネクタ1,2間は通電状態になる。更に、雄,
雌コネクタ1,2同士の嵌合を深めて行くと、図4
(c)に示す様に雄コンタクト12の絶縁層12bが雌
コンタクト21の接点21dに接触する為、雄,雌コネ
クタ1,2間は通電状態から遮断状態に切り替わり嵌合
を完了する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上述べた如く、従来
のコネクタでは雄,雌コネクタ1,2を嵌合して行く過
程で、雌コンタクト21の接点21dが絶縁層12bを
形成した雄コンタクト12の接触部12a上を摺接する
ことにより、雄,雌コネクタ1,2間を通電状態から遮
断状態に切り替えるものである。しかしながら、コネク
タの製造行程では、雄コンタクト12の接触部12aの
表面に絶縁層12bを薄く均一にコーティングすること
が困難で有り、甚だ作業性を悪くしていた。又、雄,雌
コネクタ同士の嵌脱を何回も繰り返していると、絶縁層
12bが活線挿抜時のアーク放電やコンタクト同士の摺
接による機械的な摺動摩耗によって損傷したり、或は、
接触部12aの表面から脱落してしまい信頼性のあるス
イッチ機能が得られなかった。本考案はかかる点に鑑み
てなされたものであり、コンタクトに絶縁層をコーティ
ングすることがなく、多数回の繰り返し嵌脱に耐える信
頼性の高いスイッチ機能が得られるコネクタを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本考案は雄,雌コネクタ同
士を互いに摺動嵌合させるコネクタにおいて、上記雄,
雌コネクタは絶縁体に固定された接触バネ片と端子片を
備え、上記接触バネ片は上記絶縁体に固定された基端部
と、基端部の一端を折り返して斜め後方に延伸された摺
動バネ部と、上記摺動バネ部の先端の接点より基端部側
に折り曲げられ延伸する接点部から成り、上記端子片は
上記接触バネ片の接点部と基端部との間に配置された接
触部を有し、上記雄コネクタを雌コネクタに嵌合して行
く際、上記雄,雌コネクタの接点を互いに相手コネクタ
の上記接触バネ片に当接摺動して撓ませ、上記接点部と
接触部とを接離させて上記雄,雌コネクタ間の接続を切
り替えるものである。以上の如く構成された本考案のコ
ネクタでは、上記雄,雌コネクタ同士を嵌合する場合、
上記雄,雌コネクタの接触バネ片の接点が嵌合相手とな
るコネクタの上記摺動バネ部上を摺接している間は、上
記雄,雌コネクタの接触バネ片の接点部と端子片の接触
部は互いに離間している為、上記雄,雌コネクタ間には
通電されない。更に上記雄,雌コネクタ同士の嵌合が進
み、上記雄,雌コネクタの接点同士が互いに当接し接触
バネ片を端子片側に撓ますことで上記接点部と上記端子
片の接触部とが接触し通電状態になる。尚も、雄,雌コ
ネクタ同士の嵌合を進め、上記雄,雌コネクタの接点同
士が互いに乗り越えると、上記接触バネ片の復帰により
上記接点部と上記端子片の接触部とが離間して遮断状態
に切り替えられる。以上の如く、本考案は従来例のよう
に絶縁層を接触部にコーティングする構造ではない為、
作業性を向上させると共に、多数回の繰り返し嵌脱に耐
えることができスイッチ機能の信頼性を増したコネクタ
が得られる。
【0006】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は嵌合する前の雄コネクタ3と雌コネクタ
4を示している。雄コネクタ3は絶縁体31に接触バネ
片51と端子片52を配設し、又、雌コネクタ4側も絶
縁体41に雄コネクタ3と同様接触バネ片51と端子片
52とを配設している。
【0007】接触バネ片51は弾性を有する金属板、例
えば、リン青銅板から帯状に打ち抜き曲げ加工を施すこ
とにより形成される。即ち、接触バネ片51は、雄,雌
コネクタの絶縁体31,41に固定される基端部51a
の一端側延長部分を折り返した後、基端部51aから離
れる方向に摺動バネ部51bを延出している。摺動バネ
部51bの先端には、外方へ向けて湾曲する接点51c
が形成され、接点51cからは基端部51a側に近づく
方向に接点部51dを延出している。その接点部51d
の先端には基端部51a側に突出するように接点51e
を設けている。
【0008】一方、端子片52は導電材料からなる帯板
状で接触バネ片51の接点51eに接触する接触部52
aと、絶縁体31,41に取り付けられる固定部52b
と、プリント基板等に接続される端子部52cとを一端
から順に一体形成されている。次に、上記接触バネ片5
1と端子片52が配設される雄コネクタ3の絶縁体31
は、基部31aの下面一側端から側壁31bを突設し、
断面略L字状に形成されたものである。基部31aには
接触バネ片51の基端部51aが圧入される貫通孔31
cを長手方向に配設している。又、基部31aに近接す
る側壁31bには、端子片52の固定部52bが圧入さ
れる貫通孔31dを基部31aの貫通孔31cに対向さ
せ、且つ、基部31aの下面に沿うように配設されてい
る。次に、接触バネ片51と端子片52を絶縁体31に
取り付け雄コネクタ3を組み立てる際、端子片52は接
触部52a側を先にして側壁31bの貫通孔31dに挿
入される。この為、端子片52は基部31aの下面上に
接触部52aを位置させ、且つ、端子部52cを絶縁体
31の後面から突出させた状態で固定部52bが貫通孔
31dに圧入される。接触バネ片51は摺動バネ部51
bを絶縁体31の下面側に向け、且つ、基端部51aを
先にして絶縁体31の前面より貫通孔31cに挿入し、
基端部51aを貫通孔31cに圧入する。その場合、接
触バネ片51は接点部51dの接点51eを端子片52
の接触部52aに対向させると共に、自己の弾性力によ
り端子片52の接触部52aから接点51eを離反させ
た状態で、絶縁体31の基部31aに取り付けられる。
次に、雌コネクタ4を構成する絶縁体41は、略直方体
形状に成形されたものであり、その前面には雄コネクタ
3が嵌合される凹部41aを設けている。凹部41aの
下側の側壁41bには、接触バネ片51の基端部51a
が圧入される貫通孔41cを長手方向に配設している。
【0009】又、側壁41bに近接する凹部41aの底
壁41dには、端子片52の固定部52bが圧入される
貫通孔41eを側壁41bの貫通孔41cに対向させ、
且つ、側壁41bの内面に沿うように配設している。こ
の絶縁体41に接触バネ片51と端子片52とを取り付
け雌コネクタ4を組み立てる際、端子片52は絶縁体4
1の後面から貫通孔41eに、接触部52a側を先にし
て挿入される。この為、端子片52は側壁41bの内壁
面上に接触部52aを位置させ、且つ、端子部52cを
絶縁体41の後面から突出させた状態で固定部52bが
貫通孔41eに圧入される。接触バネ片51は摺動バネ
部51bを上方に向け、且つ、基端部51aを先にして
絶縁体41の凹部41a側より貫通孔41cに挿入し、
基端部51aを貫通孔41cに圧入する。その場合、接
触バネ片51は雄コネクタ3と同様接点51eを端子片
52の接触部52aに対向させ、且つ、離反した状態で
取り付けられる。以上の如く組み立てられた雌コネクタ
4に雄コネクタ3を嵌合させるには、図1の如く雄,雌
コネクタ3,4同士を向い合わせた後、図2(a)に示
す様に雄コネクタ3を雌コネクタ4の凹部41a内に挿
入して行く。この為、先ず、雄,雌コネクタ3,4の夫
々の接点51c,51cが嵌合相手となるコネクタ側の
摺動バネ部51bに当接するが、この時、雄,雌コネク
タ3,4の接点51eと接触部52aとは離れた状態に
あるので、雄,雌コネクタ3,4間に電流が流れない。
その後、更に雄,雌コネクタ3,4の嵌合を進めて行く
と、雄,雌コネクタ3,4の夫々の接点51c,51c
が摺動バネ部51bの板面上を摺接し、端子片52側に
摺動バネ部51bを弾性偏移させる。これにより、図2
(b)に示す如く接点51c,51cの頂部同士が当接
したところでは、接点51eと端子片52の接触部52
aとが接触して雄,雌コネクタ3,4間を通電状態にす
る。この状態から尚も嵌合して行き図2(c)に示す様
に接点51c,51cが互いに乗り越えて相手コネクタ
の接点部51dに達すると、摺動バネ部51bが弾性復
帰し接点部51dの接点51eと端子片52の接触部5
2aとが開離する。この為、雄,雌コネクタ3,4間が
通電状態から遮断状態に切り替えられ、雄,雌コネクタ
3,4間の嵌合を終了する。次に、図3は本考案の他の
実施例を示している。即ち、接触バネ片61と端子片6
2とを絶縁体63にモールドインすることによって雌コ
ンタクト6を構成し、その雌コンタクト6を図示しない
ハウジングに取り付けることにより、雄,雌コネクタを
組み立てるようにしたものである。
【0010】
【考案の効果】この考案は上記実施例によって説明した
ように、雄コネクタを雌コネクタに嵌合する際、雄,雌
コネクタの夫々の接点を相手コネクタの接触バネ片に当
接摺動させて行くことで、接点部と端子片とを接離し
雄,雌コネクタ間の接続を切り替えるものである。従っ
て、従来例のように接触部に絶縁層をコーティングした
構造でない為、作業性が向上すると共に、スイッチ機能
の信頼性を高めたコネクタを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るコネクタの断面図
【図2】(a),(b)及び(c)は図1のコネクタの
嵌合過程を示す説明図
【図3】本考案の他の実施例を説明する断面図
【図4】(a),(b)及び(c)は従来のコネクタを
説明する断面図
【符号の説明】
3 雄コネクタ 31 絶縁体 4 雌コネクタ 41 絶縁体 51 接触バネ片 51a 基端部 51b 摺動バネ部 51c 接点 51d 接点部 52 端子片 52a 接触部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄,雌コネクタ同士を互いに摺動嵌合さ
    せるコネクタにおいて、上記雄,雌コネクタは絶縁体に
    固定された接触バネ片と端子片を備え、上記接触バネ片
    は上記絶縁体に固定された基端部と、基端部の一端を折
    り返して斜め後方に延伸された摺動バネ部と、上記摺動
    バネ部の先端の接点より基端部側に折り曲げられ延伸す
    る接点部から成り、上記端子片は上記接触バネ片の接点
    部と基端部との間に配置された接触部を有し、上記雄コ
    ネクタを雌コネクタに嵌合して行く際、上記雄,雌コネ
    クタの接点を互いに相手コネクタの上記接触バネ片に当
    接摺動して撓ませ、上記接点部と接触部とを接離させて
    上記雄,雌コネクタ間の接続を切り替えることを特徴と
    するコネクタ。
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