JP2566637B2 - グラスファイバー形成の制御方法と制御システム - Google Patents

グラスファイバー形成の制御方法と制御システム

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、グラスファイバー形成の制御システムに関
する。特に、本発明は、成形場所で生産されるグラスフ
ァイバーの生産量を制御するシステムに関する。より詳
しくは、細長装置がファイバーに対し或る設定ストラン
ドスピードで制御された場合、単一成形場所より生産さ
れたフィラメントとセグメント成形場所より生産された
マルチフィラメントの直径の均一性を改良するためのシ
ステムを提供する。
発明の背景 従来のファイバー成形行程では、連続フィラメントグ
ラスファイバーは、複数のグラスフィラメントを電気的
に加熱されたプラチナ合金ブッシュにあるオリフィスに
通して延伸することによりストランド形に作られる。そ
のブッシュ内に含まれる溶融ガラスからオリフィスを通
して延伸されたフィラメントは、ストランドの形で互い
に集められ、このストランドは、コレットと呼ばれる回
転シリンダーに取り付けられた成形チューブに巻き取ら
れる。フィラメントが最初に延伸成形されるときは、廃
ストランドは、巻き取り器が通常の成形スピードに達す
るまで、コレットの端に最初に集められ、通常のスピー
ドに達した時に、ストランドはコレットの表面上を回転
する回転スパイラルに引っ掛けられて、生産ストランド
はチューブに巻き取られる。このスパイラルは、必要な
数量のフィラメントがチューブに巻き取られるまで生成
ストランドを巻き続ける。この量は、ストランドスピー
ドがその成形場所の巻き取り器により典型的なスピード
になってスパイラルが回転し始めるときから、定められ
た重量のガラスが生産されるまでに要した分数の時間に
より決定される。
又、このグラファイバー製造において、本発明の譲受
人により所有の米国特許第4,594,087号に示されるよう
な装置の形式をとる制御装置によりグラスファイバーブ
ッシュの加熱を制御することも慣用的である。この特許
では、入力電流とファイバーグラスブッシュの種々のセ
クションの温度を調整するための制御可能な3−端子回
路について開示する。ブッシュ供給された電流は、ブッ
シュ全体の電流の流れと2つのブッシュの半分の各々の
電流の流れの両方に対して制御される。後者の重要性
は、大きなコレットを使用し、単一ブッシュから単一コ
レット上に複数の成形パッケージを生産するような場合
に示される。グラスファイバー工場で、グラスファイバ
ー成形ブッシュを操作する場合に、1つのストランドを
構成するフィラメントのファイバー直径又はフィラメン
ト直径を可能な限り不均一にならないようにすること
が、常に工場職人の目的であった。このフィラメント直
径は、多くの場合、ブッシュの温度又はブッシュからの
巻き取りスピードを制御することによりどうにか調整さ
れてきた。例えば、ファイバーグラス巻き取り装置の場
合、ワインダーは変速モーターを有しているので、ファ
イバーがファイバー成形パッケージに形成されるにつれ
て巻き取りの最初からのパッケージの直径が増加し、そ
の結果、周速が増加するのをワインダースピードを変え
て調整する。
前述の米国特許で述べたような温度制御器は、ブッシ
ュの両側に等しく電流を分配するのに使用されたり、生
産されたパッケージの重量を不均等にするために、より
多くの電流が、ブッシュの一方の側に他方の側より、よ
り必要である場合に、不均等に電流を分配するのに使用
されたりした。米国特許第3,652,243号では、グラスフ
ァイバーの直径を制御するための方法と器具が記述され
ており、そこではコンピュータを用い、そして、成形作
動の時間、巻き取り器の降下時間及び成形パッケージ上
のストランド重量を使用して巻き取りスピードを監視
し、それに調整して均一な直径のファイバーを得る。記
述されたこの系では、ロードセルの使用と平均巻き取り
スピード、ロードセル信号からのパッケージ重量及び平
均ファイバー直径の計算が必要である。この系では、各
パッケージの成形の間、全ての巻き取り器の回転につい
て回転コレットからコンピュータへの信号の伝達が必要
である。これは又、モーターからコンピュータへの作動
状態の信号の伝達も必要とする。結局、温度を全ての示
度に応じて変化させるので、ブッシュの操作時間を通し
ての温度の平均化はない。ブッシュの温度変化は、巻き
取り器のスピードの変化に相関している。更に、この系
には、ひずみ(distortion)と知られている作業変数
や、外部力によって起こる異常状態からの早期回復手段
が提供されない。
従って、マルチフィラメントグラスファイバー成形ブ
ッシュより成形されたグラスフィラメントの直径を測定
するためにより速い応答時間を持つ信頼性の高い系、又
はより詳細に前述したように、ブッシュで生産されたグ
ラスファイバーの押出量を正確に制御して均一なファイ
バー直径が達成されるより信頼性高い系が望まれてい
る。本発明は、このような系を提供する。
発明の要旨 本発明のグラスフィラメントの生産のための自動制御
システムは、改良された正確な調整と異常状態に対する
素早い応答能力で、生産されたフィラメントの直径の変
動変数(COV)を減少する。本発明の自動制御システム
は、グラスフィラメントの製造装置及び製造方法の改良
である。
本発明は、グラスフィラメントの生産法を改良するも
ので、この生産法は、:ファイバー成形装置中に溶融ガ
ラスから複数の連続グラスフィラメントを成形し、フィ
ラメントを通じてブッシュの開口部より流れ出る溶融ガ
ラスの流れに伝達される細長化のための力をフィラメン
トを細長化し、フィラメントを冷却・固化し、このフィ
ラメントを1つ以上のフィラメントの束に集め、この束
をパッケージ又はマットとして集め、プログラムされた
コンピュータ手段により少なくともフィラメントの束の
集束物の重量と束の集束時間を記録し、及び記録データ
に応答したブッシュ温度制御器によるブッシュ温度を調
整することを含む。この改良方法は、a)プログラムさ
れたコンピュータによるフィラメントの束の完成集束物
の重量と完成集束物を生産するためのフィラメントの細
長化時間に関するデータベースを確立し、b)プログラ
ムされたコンピュータによる、ブッシュの両側から出る
ガラスの押出量の各重量と確立されたデータベースから
その最適細長化時間を計算し、c)その計算手段による
平均押出量を計算し、d)平均押出量値と標準押出量値
とを比較し、及びe)プログラムされたコンピュータと
ブッシュ温度制御器との回路的接続により平均押出量値
が標準値からそれた時にブッシュ温度を自動的に調整す
ることを含有する。本改良法は、又、フィラメントの複
数の束を生産するためのマルチセグメントブッシュ(各
セグメントは、1つの制御器を持つ)の使用を含み、こ
の方法は、a)成形の際に同時に生産された完成集束物
の押出量の差を決定し、b)これらの押出量差の値の平
均を計算し、及びc)集束物重量と特定のブッシュセグ
メントの細長化時間とから平均押出量差値をゼロ値と比
較し、ブッシュセグメント制御器を調整してセグメント
のブッシュ温度を変化させてゼロの押出量差にすること
を含む。
この機器の改良には、複数の連続グラスフィラメント
を生産するためのブッシュのようなファイバー成形手段
と、ブッシュからフィラメントを流出するための細長化
手段と、フィラメントの集束物を生産するための集束手
段と、ファイバー集束物の重量を測るための重量測定手
段と、細長化時間を決定するための監視手段と、その集
束物重量の測定とファイバー細長化時間の監視の信号を
使い、かつ出力信号を流すようにプログラムされた計算
手段と、ブッシュの電気的加熱を制御したりブッシュ温
度を調整するためのコンピュータ手段からの出力信号を
受け取るためのブッシュ温度制御手段と、プログラムさ
れたコンピュータ手段から信号を伝達したりコンピュー
タへ伝達したりするための回路手段(ここでコンピュー
タからの信号は、ブッシュ温度制御手段への出力信号で
ブッシュ温度制御器手段からそのブッシュ調整を供給す
るものである。)を持つ装置である。本発明のこの装置
の改良には、(A)重量と時間のデータベースを確立す
るための手段や、ブッシュからのフィラメントの押出量
を各完成集束物の重量とこの集束物の細長化時間により
計算する手段と、押出量を平均化して押出量と平均押出
量のデータバンクを確立する手段と、平均押出量を標準
押出量に比較する手段と、及び平均押出量値の標準押出
量値からの偏差に対応してブッシュ温度を修正する調整
手段を持つプログラムされたコンピュータ手段と、及び
(B)プログラムされたコンピュータ手段とブッシュ制
御手段と電源との間の、及びプログラムされたコンピュ
ータ手段と重量測定手段と監視手段との間の信号の伝達
のために供される少なくとも1つの回路手段を含む。更
に、この改良された機器は、ブッシュの各セグメントに
対し1つの付加的な制御器を持つマルチセグメントブッ
シュを持ってもよい。ここで、このプログラムされたコ
ンピュータ手段は、成形中に同時に生産された集束物に
対する押出量の差を計算する手段と、押出量の差値を平
均化する第2平均化手段と、平均押出量差値とゼロの押
出量値との第2比較手段と、平均相異押出量値のゼロ押
出量値からの偏差に対応してブッシュセグメントのブッ
シュ温度を変化させるブッシュセグメント制御器を作動
するための第2調整手段と及びプログラムされたコンピ
ュータ手段とブッシュセグメント制御器と電源との間の
信号の通過のための第2回路手段を持つ。
本発明の装置と方法において、押出量の標準値は、成
形パッケージの理想重量と集束物の重量成分を使用する
細長化の理想時間と巻き取り器のrpm又は細長化器の速
度と計算することにより決定される。集束物の重量成分
は、あらゆるコアー支持体、湿気、あらゆる化学処理及
びガラスの重量成分を含む。理想重量と理想時間より、
理想押出量が、単位時間当たりの質量又は他の適当な単
位で計算される。又、調整をしたり調整手段を持つため
に、ファイバー成形ブッシュの感度を測定して、ブッシ
ュの温度の調整がファイバーの直径の変化となるように
されねばならない。平均化のための平均化段階と手段に
おいて、あらゆる平均又は修正平均又は作動平均又は修
正平均決定の使用が有用である。更に、この装置と方法
は、異常状態後の両設定及び/又は調整前に得た押出量
データを調整後の値に訂正するための段階又は手段を含
む。又、重量測定方法と段階は、プログラムされたコン
ピュータに電気的に接続された別の重量ばかりや重量測
定機器又は装置を通じて、或るいはファイバーガラス操
縦及び/又は細長化装置と結ばれたロードセルや類似の
重量測定装置により、達成することができる。
本発明の別の目的は、より均一な直径をもつグラスフ
ィラメントの生産を可能にするファイバーグラスブッシ
ュの改良された自動制御システムである。本発明のこの
目的は、マルチセグメントブッシュの自動ブッシュ制御
装置の改良によりブッシュからより均一の直径のグラス
フィラメントを生産できることである。このブッシュ制
御装置は、重量測定手段、グラスファイバー細長化時間
の監視手段、プログラムされた又はプログラム可能なコ
ンピュータ手段、ブッシュ温度制御手段及び各ブッシュ
セグメントの制御器手段を有する。この改良装置は、
a)重量測定手段で測定されたグラスフィラメントの各
完成集束物の重量と完成集束物の細長化時間のデータベ
ースを確立するための手段、各完成集束物の押出量をそ
の重量と細長化時間から決定するための計算手段、各セ
グメントの押出量を合計して全ブッシュの押出量を得る
ための手段、重複したセグメント押出量を引くための手
段、総押出量を平均するための平均化手段と相違押出量
値を平均するための平均化手段、平均相違押出量をゼロ
値と比較する全ブッシュ比較手段から、平均合計押出量
値を標準押出量値と比較するための比較手段、平均総押
出量値が標準押出量値よりはずれたとき、ブッシュ温度
制御器手段を調整してブッシュ温度を変化させる調整手
段やセグメントブッシュ制御器を調整して、ブッシュの
1つ以上のセグメントの温度を変化させ、ブッシュセグ
メント間の平均押出量値の差が0となるようにするため
の調整手段を持つプログラムされたコンピュータを含
む。
発明の内容と好ましい態様 本発明の改良自動法及び機器は、制御されたグラスフ
ァイバーブッシュ操作のためのある種の基準を確立する
ために幾つかの要因を考慮せねばならない。ブッシュ感
度、最適ブッシュ操作、及びブッシュ制御器のあらゆる
分解能の考慮は、ブッシュ温度を調整するためのパラメ
ータを確立するものである。
ブッシュ感度は、ブッシュより流出するフィラメント
の直径を変化さすのに必要な最小温度変化である。感度
の決定は、グラスファイバーの形成された束、即ち、ス
トランドの完全な集束物(以後、「パッケージ」と呼
ぶ)の重量を測定し、各種の重量成分を差し引くことに
よりガラスのみの重量を測定することを含む。この重量
を完成パッケージの細長化時間で割るとブッシュの押出
量が得られる。考慮される重量成分としては、グラスフ
ァイバー細長化の巻き取り器上に置かれたパッケージの
支持チューブ、パッケージの水分及びパッケージ生産中
にファイバーに施されたあらゆる化学処理がある。これ
らの成分は、湿潤(wet)パッケージをとり、チューブ
支持体を除いてそれの重量を測定することにより決定さ
れる。幾つかの試料の重量を測り、その管の重量の平均
値をとることにより最良の結果が得られる。パッケージ
からチューブを取り除くと湿潤状態のパッケージから得
られ、これの乾燥前と乾燥後の重量を測定すればバッケ
ージの湿分パーセントが得られる。湿潤パッケージの乾
燥は水分の除去となるが、フィラメント上の化学的固体
の除去にはならない。重量の差は、パッケージの湿分の
重量である。LOIパーセントを決定するには、ある長さ
のストランドをとり、この重量を測定し、炉中で有機固
体分を燃焼させ、再びストランドの重量を測定して、そ
の差を最初の試料を基準としたLOIパーセントとして計
算する。これらの決定により、チューブ支持体、水分、
及びあらゆる化学処理のLOIパーセントの重量成分を合
計して、その合計をパッケージの全重量から引くとガラ
スのみの重量が得られる。この重量と一定ストランドス
ピードのパッケージ細長化時間により、ブッシュの押出
量が単位時間当たりの質量、例えばポンド/時間として
計算される。幾つかのパッケージからの幾つかのこれら
の計算により、ブッシュの温度変化、好ましくは華氏温
度の変化に対する押出量の平均変化を決定し、ブッシュ
温度に対するポンド/時間の通常プロットを得る。感度
は、データ点を通して引かれた直線の傾斜又は得られた
データの回帰分析により表わされる。この感度決定は、
ブッシュ温度を変化さすための主ブッシュ温度制御器の
調整に役立つ。
同業者達の間で時々3−端子ブッシュ制御器として呼
ばれるセグメントブッシュ制御器に関するマルチセグメ
ントブッシュの感度は、主ブッシュ温度制御器に対する
決定法と類似の方法で決定される。例外は、重量と好ま
しくは殆ど一定のストランドスピードの細長化時間から
決定されるガラスの押出量が、ブッシュの異なるセグメ
ントに供給される電流の種々のアンペアに対して取られ
るという点である。押出量は、特定の試料のアンペアに
対してプロットされ、直線関係のこの傾斜は、ブッシュ
セグメント制御器又は3−端子制御器の感度である。ブ
ッシュセグメント制御器と呼ばれるこのブッシュ制御器
は、本願と同一の譲受人に譲渡された米国特許第4,594,
087号(クーン(Kuhn))により詳しく記述されてい
る。この特許及び特定の3−端子ブッシュ制御器の記載
は本明細書中に導入される。
最適ブッシュ温度操作も最も経済的に生産し、最も品
質の良い生産物を達成する理想的なケースのために決定
される。これらの所望の目的のために、ブッシュの押出
量の値は、主ブッシュ制御器なにより制御されるような
ブッシュ温度に関して理想的パッケージ重量と、理想的
細長化時間から計算される。このブッシュ温度における
この押出量の値は、比較と調整のための整定値として使
われる。
第1図は本発明の改良自動制御システムの概略説明図
である。ブッシュ10は、巻き取り器14からの細長化によ
りブッシュから流出する複数のフィラメント12を持つ。
フィラメントが集められてストランドにされる直前に、
このフィラメントは、好ましくは、アプリケータ16で、
フィラメント間の摩耗を避けるための化学的処理がされ
る。このフィラメントは、かき集め装置18によりかき集
められストランドになる。複数のフィラメントのストラ
ンドは、スパイラル22により巻き取り器14上に置かれた
パッケージ20に導かれる。グラスフィラメントのストラ
ンドで完全に満たされた成形パッケージの重量を測定す
る。好ましくは、成形パッケージが完全に満たされたり
重量が測られるたびに、その成形パッケージの重量が測
られる。第1図に描かれたこの重量測定は、はかり24で
行なわれる。別に、この重量測定は、巻き取り器20又は
他のパッケージ操作機器(図示されていない)上に設置
されたロードセル(これは第1図には示されていない)
のような重量測定装置により達成することができる。こ
の後者の重量測定方法は、ストランドが巻き取られて成
形パッケージ上に積まれると同時に、連続的にこのスト
ランドの重量を測定することができる。はかり24又は巻
き取り器上の重量測定ロードセルは、回路手段26により
プログラムされたコンピュータ28に電気的に接続されて
いる。そのプログラムされたコンピュータ28は、又、回
路手段30により巻き取り器14又はスパイラル22に電気的
に接続されている。そのプログラムされたコンピュータ
28は、回路手段32によりブッシュ温度制御器34に電気的
に接続されている。プッシュ温度制御器は、回路手段36
によりブッシュ10に及び回路手段37により、電源38に電
気的に接続されている。ブッシュ温度制御器のブッシュ
への接続は、上記米国特許第4,594,087号中に主温度制
御器とそのブッシュとの接続として示されているものと
同様であり、交流電力からパワーパックを経る電源も米
国特許の中に示されている。この特許はここに挿入す
る。更に、複数の温度感知装置、例えば熱電対がブッシ
ュに接続され(第1図には示されていないが、第2図に
示されたのと類似している)、温度平均化回路に供給さ
れる出力信号を発する。この出力電圧はブッシュの平均
温度を表わし、主温度制御器に供給される。有用な温度
平均化回路は、本願と同一の譲受人に譲渡された米国特
許第4,546,485号(グリフィス(Griffiths)等)の中で
説明されているものである(この記載をここに導入す
る)。
プログラムされたコンピュータ手段28は、ストランド
が、巻き取り器14によって与えられるほぼ一定のスピー
ドで作動している時に運転するスパイラル22の開始時間
と停止時間を監視装置39により監視する。監視装置39
は、運転時間のコンピュータ監視に関する米国特許第3,
652,243号で公開されたものに似ていてもよい。この特
許は、本明細書中に挿入する。好ましくは、この監視手
段は、巻き取り器の加速及び減速を調整するためのA.C.
可変周波数インバータ回路中のリレーを含む。そして、
このリレーはスパイラルの作動状態を監視する。このリ
レーは回路手段30によりプログラムされたコンピュータ
手段28に電気的に接続されており、スパイラルが作動し
たり停止した時にそれに信号を送る。ストランドは、ほ
ぼ一定のストランドスピードであるときに作動するの
で、スパイラルの作動と停止は、好ましくは、細長化時
間の決定に使用される。ほぼ一定としたのは、インバー
タ周波数の不正確の設定や巻き取り器の誘導電動機の滑
りやパッケージ生産の非直線性が一定からの偏差を起こ
すためである。又、プログラムコンピュータ28は、回路
手段26を介してパッケージ20の重量を受け取る。コンピ
ュータ手段28は、各完成パッケージ20に関する重量と細
長化時間のデータベースの確立化の手段を持つ。このよ
うな方法には、当業者に知られたコンピュータに関する
常套の貯蔵手段を含む。好ましくは、そのプログラムコ
ンピュータは、フロッピーディスクを貯蔵媒体にするヒ
ューレット−パッカード(Hewlett−Packard)−9826パ
ーソナルコンピュータである。更に、そのプログラムコ
ンピュータは、各パッケージ重量と特定のパッケージの
細長化時間から次の式により押出量を計算する手段を持
つ。
式1において、水分パーセント、LOIパーセント及び
チューブ重量は、感度と標準(最適)値の決定の前述し
た方法と類似の方法で決定される。データベースの中の
データでこの式の作動を達成するあらゆるプログラム、
プログラムセグメントサブルーチン、又はプログラムの
ループを使用してもよい。データベースに、この計算さ
れた押出量を加えてもよい。このプログラムされたコン
ピュータは又、計算押出量値の平均を計算する手段を持
ち、この手段は、あらゆるプログラム、プログラムセグ
メント、又は平均、又は修正平均、又は作動平均、又は
作動修正平均を決定することにより平均化を達成するよ
うなプログラム、プログラムのサブルーチン又はプログ
ラムのループを取り込んだハードウェアであってもよ
い。例えば、平均化の好ましい手段は、作動トリマ平均
(running trimmed mean)を決定するプログラムセグメ
ントである。その作動トリマ平均は、押出量値の設定数
を連続的に平均化し、その好ましい数は5である。そし
て、そのような手段は、平均を決定する際に、その選択
した設定数の中の最高及び最低押出量値を含めない。作
動トリマ平均は、平均押出量の幾つかの値を必要とする
ので、これらの値を得るまでは、その平均は好ましくは
標準平均である。例えば、一つのパッケージの重量を測
定した場合、その押出量値は、最適操作の押出量と比較
され、もし、必要ならば調整される。別の押出量値が得
られても、その数がトリマ平均計算に必要な数以下の場
合は、得られた押出量値の平均はその値を合計し、その
合計値の数で割って平均押出量を決定する。この平均押
出量は、最後に調整された押出量と比較され、又はもし
これがない場合は標準押出量と比較され、もしその平均
値を最適値までもっていく必要があるならば調整され
る。平均押出量の各計算において、その平均値はデータ
ベースに加えてもよい。
プログラムされたコンピュータは又、その平均押出量
値を設定押出量値(標準又は最適値)と比較する手段を
持つ。この比較は、前述の方法で計算されるような特定
のブッシュの感度を有する適当なデータベースへの適当
なアクセスを持つプログラムされたコンピュータ28に導
入されたプログラム、又はプログラムセグメント又はハ
ードウェアにより達成される。そのような比較のための
プログラムされたコンピュータは、次の式を使用する: 式2より、設定点値の変化が意味ある差により感度よ
りも大きい時、プログラムされたコンピュータ28は、
又、回路手段32を介して主ブッシュ温度制御器34の設定
点を調整する手段を持つ。温度制御器34は、回路手段36
を介してブッシュ10へ設定点温度の変化を行なわせる。
プログラムされたコンピュータ28の調整手段は、ブッシ
ュ制御器を介してブッシュ10の調整を達成するあらゆる
プログラム又はセグメントサブルーチン又はプログラム
のループであってもよい。回路32又はコンピュータ28又
はブッシュ制御器34は、制御器の調整を可能にするあら
ゆる適当なインターフェース回路部品を有してもよい。
この新しく調整された温度設定点は、その後の調整のた
めの標準設定点となる。
第2図の図的説明に関して、40は従来のファイバーグ
ラスブッシュ42の温度制御システムであり、このシステ
ムは、前記米国特許第4,594,087号に一致する3−端子
ブッシュ44を含む。このシステムは入力電流ライン46と
48の一対を有し、これにより、AC電流がパワーパック5
0、電源トランス52及び電力ライン54と56を経由してブ
ッシュに供給される。パワーパック50は、AC電源をトラ
ンス52の一次巻線58に供給し、二次巻線60は、ライン54
と56に接続されている。一対の入力リード線62と64は、
ライン54と56を横切ってブッシュセグメント制御器44に
接続され、これにより、この制御器はブッシュ42と二次
巻線60に並列に接続される。このブッシュ制御器は、
又、電流バイパスライン66を通ってブッシュ42上の中間
タブに接続され、それにより、このブッシュをセクショ
ン68と70に分ける。
ブッシュ42は(図示されていはいないが)、第1図に
示されたように多数のオリフィスを有し、ここからグラ
スファイバーが延伸される。68から延伸されたファイバ
ーは、1つのストランドに形成され、一方、セクション
70より成形されたファイバーは、第2ストランドに延伸
されてもよい。この場合、ストランドに集束される前
に、各ファイバーは、好ましくはアプリケータにより化
学的に処理される。この2つのストランドはコレットに
導かれ、各パッケージ用のスパイラルが使用されている
巻き取り器上の第1及び第2(又は「正面」及び「背
面」)ストランドパッケージを形成する。ストランドは
等しい数のファイバーから形成されているので、もし2
つのブッシュセクションの温度が等しいなら、各オリフ
ィスより生産されたファイバーは本質的に直径が等しく
なり、一定時間内に巻き取り器上に形成されたパッケー
ジは、本質的に等しい重量を持つ。
複数の温度感知装置は、例えば熱電対72、73、74及び
75がブッシュ42に接続され、前述の米国特許第4,456,48
5号に説明されたタイプの温度平均化回路78に供給され
る出力信号を提供する。この温度平均化回路78は、ケー
ブル80と82上に出力信号を形成してブッシュ42の平均温
度を表わす。この信号は主温度制御器84に送られ、ケー
ブル86と88上へ主温度制御信号を発生する。主温度制御
信号は、パワーパック50に送られ、今度はこれはトラン
ス52の主コイル58への電流供給を調整し、それによりト
ランス52を経てブッシュ42に供給される電力を規制す
る。
このようにして主温度制御器84は、ブッシュ42の平均
温度に応答し、AC電源からの電源供給を規制する。しか
し、制御器84はブッシュの長さ方向の温度偏差を認識し
たり補正したりはできない。即ち、制御器84は、例えば
セグメント68と70の間の温度差を修正することはできな
い。この後者の差の制御は、ブッシュ42の環境から離れ
たところにあり得るプログラムされたコンピュータ90か
ら供給される制御信号によりブッシュ制御器44によって
達成される。
プログラムされたコンピュータは、インターフェース
回路92にケーブル94により接続されている。電気的にコ
ンピュータ出力を電気的制御回路部品に連結するための
当業者に知れたあらゆるインターフェース回路部品を使
ってもよい。好ましくは、第3a図、第3b図及び第3c図に
描かれたインターフェース回路部品が使用される。イン
ターフェース回路部品82は、ケーブル95と96によりそれ
ぞれスイッチ106と110を介してブッシュセグメント制御
器44からのケーブル97と98にそれぞれ電気的に接続され
ている。これらの接続は、コントロールパネル100中に
あるのが好ましい。ブッシュセグメント制御器44からの
ケーブル97と99は、コントロールパネルに陰及び陽供給
電圧を提供する。そして、リード線98は、自動か手動モ
ードで選択された極性と大きさの設定点制御信号を伝達
する。自動モードでは、その信号はコンピュータ手段90
からインターフェース回路部品及びケーブル95を経て設
定点の自動調整をする。ケーブル95と96は、スイッチ10
6と110が閉じてそれぞれケーブル95と96に接触している
ときは、上述の方法で働く。手動操作においては、リー
ド線97と99の陰及び陽供給電圧は、コントロールパネル
100の中で調整スライドトップ104を持つ電位差計102の
両端に連結される。設定点の手動調整では、所望の極性
と大きさの電圧はスイッチ106と110とを閉じてケーブル
109に接続して電位差計102用の回路を閉じ、スライドワ
イヤーの位置を調節することにより電位差計102から選
択される。自動及び手動モードの両方において、ケーブ
ル98上の設定点信号は、抵抗器112を通して伝わり、好
ましくは、電圧計113がリード線98に供給される制御信
号を測定するために抵抗器112をまたいで接続される。
ケーブル108と111は、ブッシュセグメント制御器44のケ
ーブル97と98にそれぞれ電気的に接続する。これらのケ
ーブルは、コンピュータ手段90がインターフェース回路
92を通じて、電位差計102を通してなされたあらゆる手
動調整の監視を可能にするものである。更に、プログラ
ムされたコンピュータ90は、ケーブル114により主温度
制御器84に電気的に接続されている。又、このコンピュ
ータ90はケーブル115により、重量測定手段98に電気的
に接続されている。重量測定手段は、ファイバーグラス
パッケージ操作又巻き取り装置上のはかり又はロードセ
ルであってもよい。ロードセルの例は、第1図にあるよ
うな巻き取り器上に位置するもの又は、パッケージな成
形操作から他の位置に輸送するコベヤー上に位置するも
のであってもよい。又、コンピュータ90は、ケーブル12
0により細長化時間監視装置118に電気的に接続されてい
る。細長化時間監視装置は、好ましくはほぼ一定のスト
ランドスピードの細長化時間監視用の当業者に知られた
あらゆる手段であってもよい。好ましくは、この時間監
視装置は、前述したような巻き取り器のインバータ回路
部品中のスパイラル用のリレーである。
プログラムされたコンピュータ手段90は、データベー
スを確立し、細長化時間及び重量を測定する手段をモニ
ターし、押出量を計算し、押出量を平均化し、平均押出
量を設定点押出量値と比較し、及び調整を実施するため
に第1図に示されたのと同様の方法で主温度制御器84と
相互作用する。更に、プログラムされたコンピュータ手
段90は、ブッシュ制御器84に関係させるための類似の手
段を持つ。第1図において述べたと類似の方法で、プロ
グラムされたコンピュータは、完成パッケージの重量と
それらの細長化時間のデータベースの確立と個々のパッ
ケージに対する押出量の決定をする手段を持つ。更に、
このデータベース手段は、「正面」又は「背面」のパッ
ケージ、即ち、セグメントブッシュから同時に生産され
るパッケージに対する押出量値の相関性を許容する。こ
のブッシュは、適当な数の3−端子ブッシュ制御器を有
する多くのセグメントを持つことができる。プログラム
されたコンピュータ手段90は、それらの特定を細長化時
間で同時に生産されたパッケージ数の間の押出量の差を
決定する手段を持つ。又、プログラムされたコンピュー
タ手段90は、標準平均又は修正平均アベレージ法又はあ
らゆる作動標準平均アベレージング又は作動トリマ平均
アベレージングのような作動修正平均アベレージングに
よる押出量のこれらの差異を平均化する手段を持つ。押
出量差の平均がゼロではないとき、プログラムされたコ
ンピュータ手段90は、調整用の3−端子ブッシュ制御器
を通じてブッシュと連絡する手段を持ち、押出量の平均
差をゼロにする。プログラムされたコンピュータ手段90
は、もし必要なら熱電対信号と比較するための比較可能
な信号に変換する信号をブッシュ制御器に送ることによ
り制御器85又は44の調整を達成する。この比較に応じて
1つか両方の制御器は、アナログ電圧をパワーパックに
送って主ブッシュ制御器のブッシュの電圧やブッシュセ
グメント制御器の電流を増加又は減少させることができ
る。電圧又は電流(アンペア)の増加は、温度を増加さ
せ、そして、何れかの減少は、温度を減少させる。
又、プログラムされたコンピュータ手段中の前述した
手段の1つ以上が、ハードウェアとして存在してもよ
い。例えば、標準平均は温度平均回路77のような熱電対
平均装置により得てもよい。当業者に知られたあらゆる
平均化回路は、同じ機能を遂行するためのプログラムの
それに対応した成分と成分値の適当な選択で使用されて
もよい。この比較手段は、コンパレータ回路部品、増幅
器回路部品又は演算回路(subtraction circuitry)を
踏むハードウェアアナログ回路部品であってもよい。プ
ログラム可能なコンピュータの前述の手段が、プログラ
ム中に存在するときは、それらは、サブプログラム、プ
ログラムセグメント、サブルーチン及びループとして存
在してもよい。
本改良の最も広義的な範囲内での本発明の方法は、
a)重量と細長化時間(細長化時間は、好ましくはスト
ランドのほぼ一定の細長化スピードである)に関するプ
ログラムされたコンピュータのデータベースを確立する
ことを含む。この確立されたデータベースより、そのプ
ログラムされたコンピュータは、確立された重量と時間
からブッシュより出るガラスの押出量を、例えば、ポン
ド/時間で計算する。押出量決定でそのプログラムされ
たコンピュータは、平均、好ましくは、5つの標本の例
を使用する作動トリマ平均アベレージングを計算する。
この平均は、グラスファイバーを生産する際に、最高の
経済性、加工性、高品質性から前述の方法で得られる押
出量の標準(最適)値に対して、プログラムされたコン
ピュータによって比較される。これらの特性は、良い取
扱適性を達成しブッシュの浮き色を避けかつファイバー
のブレークアウトを減少させつつ、ガラスの最大押出量
を得る試みから決定される。ファイバーの重量を測定し
てデータベースのデータを得る際に、重量測定は、はか
りにより又は、巻き取り器又はパッケージをその成形場
所より除くあらゆるコンベアー上に配置されたロードセ
ルによりなされる。例えば、歪ゲージは、巻き取り器の
四隅に配置され、グラスファイバーパッケージに加えて
巻き取り器と巻き取り器ベースの上半分の重量を測定
し、次いで、巻き取り器と巻き取り器ベースの上半分の
重量に対して引き算をする。押出量の平均値が、その制
御器の分解能よりも大きな量で標準押出量値からそれる
ときは、その制御器によってブッシュ温度を変化させる
ことにより設定点押出量に近接するように平均を持って
いく調整がなされる。作動トリマ平均アベレージングの
使用に対し、十分な値が蓄積される前は、唯一の利用で
きる値又は標準平均は、前述したように使用される。
本発明の改良方法の狭義的範囲では、このプログラム
された計算手段は、セグメントブッシュの異なるセグメ
ントより同じ巻き取り器上に同時に生産されたパッケー
ジからの押出量の差のデータベースを確立する。これら
の押出量の差は平均化され、好ましくは作動トリマ平均
アベレージングにより平均化され、この平均はゼロ値に
比較され、ブッシュセグメントの温度を3−端子ブッシ
ュ制御器を通じて互いに比較して調整されたゼロの平均
値を得る。
更に、本発明の改良された制御器システムは、ブッシ
ュ温度を調整する際の制御システムの応答時間を改善す
る手段と方法を持ち得る。本発明の最も広い範囲では、
主温度制御器は、ブッシュに対し唯一の制御器であり、
応答時間は、ブッシュ温度の調整がなされる前に記録さ
れた既存のデータを補正する手段や方法により改善され
る。この補正は、データベース中の押出量データを改正
するプログラムされたコンピュータ手段によりなされ、
たとえ設定点が調整された設定点であっても、記録され
た押出量に又はそれから、量を加えたり引いたりする。
これは次の式により達成される。
2つの制御器が使用される本発明の改良制御器システ
ムにおいては、主温度制御器とセグメントブッシュ制御
器、セグメントブッシュ制御器の確立されたデータベー
スも、又、その制御器を通じてブッシュ温度の調整後に
補正される。これは同時に同じに巻き取り器上に生産さ
れたパッケージ間の押出量の差のデータの補正を含む。
これは電流を制御するセグメントブッシュ制御器に対
し、次の式により達成される。
式4と5において、「n」はブッシュ中のセグメント
数に等しい整数である。
更に、本発明の改良制御システムは、行程の異常事態
に素早く対応する手段や方法を持ってもよい。例えば、
この行程は、グラスファイバー生産の成分の中に成分調
整を持ってもよく、その制御システムは、そのような調
整後にかなり素早い程度で、安定化しなければならな
い。これは、目標から容認し得る程度の或る値の偏差を
持う連続した押出量の数を確立するための手段や方法を
持つことにより達成される。例えば、目標の1パーセン
ト以上か以下の2つの連続した押出量は、異常状態条件
を示す。別に又は更に、もし同時にセグメントメントブ
ッシュ上で生産されたパッケージ間の押出量の差の増加
が、1パーセント以上である場合には異常状態が示され
る。他の又は付加的な異常状態条件は、緊急目的のため
の外部的設定点調整の場合である。これらの条件の1つ
以上にあった場合、確立されたデータバンク中のデータ
は全て無視され、データの蓄積は新たに始まる。
本発明の好ましい態様 マルチセグメントブッシュの使用は、巻き取り装置上
の複合パッケージの生産を可能により大きなより経済的
なブッシュの使用を可能にする。このマルチセグメント
ブッシュは、2つの型のブッシュ制御器の存在が必要で
ある。第1は、ブッシュ全体の温度を制御するための主
温度ブッシュ制御器で、第2は、ブッシュの各セグメン
トの温度を調整するための1つ以上のセグメントブッシ
ュ制御器、又は3−端子制御器である。第2図は示され
たような回路連結を持つ米国特許第4,594,087号で開示
されたセグメントブッシュ制御器を使用することが好ま
しい。ストランドの全ての完成パッケージの重量測定
は、プログラムされたコンピュータに電気的に接続され
たはかり上で行なわれる。ほぼ一定のストランドスピー
ドの細長化時間の監視は、ストランドスパイラルのイン
バータリレーに電気的に接続されたような装置により行
なわれる。プログラムされたコンピュータに連絡された
パッケージの重量と細長化時間に関し、このコンピュー
タは、:データベースの確立化、押出量の計算、押出量
の平均化、セグメントブッシュの異なったセグメントよ
り同時に生産されたパッケージの押出量の間の押出量の
差の計算と、その間の差の平均化、その平均押出量の標
準押出量への比較化、押出量間の平均差異値のゼロ値へ
の比較化、平均押出量が、その制御器の分解能以上の量
で設定点押出量を超過したとき、主温度制御器を調整し
て設定点に近似すること、及び押出量差の平均がゼロ以
外のとき、セグメントブッシュ制御器を調整してゼロ平
均に戻すことの手段を持ち及びその方法を遂行する。更
に、ブッシュ温度のあらゆる調整のための補正をするた
めに既に記録されたデータを調整したり、定められた異
常状態に遭遇したとき、新しくデータベースの確立を始
めるために全てのデータを廃棄するための手段や方法を
持つことは好ましい。好ましくは、これらの手段と方法
は、次のプログラムによりなされる。
前述のプログラムにおいて、生産されたファイバー
は、Gのファイバー直径のものである。それらは、G75
の2つのストランドで作られ、ファイバーは澱粉油脂の
水性化学処理を受ける。主ブッシュ制御器の調整は、制
御器設定点値の最小分解能の2分の1(これは約0.4%
であるが)以上の差が存在すれば実行される。
又、前述のプログラムの手段と方法を有する好ましい
態様においても、プログラムされたコンピュータと主ブ
ッシュ制御器の間のインターフェースが、ターンテーブ
ル(Turnbull)制御システム(ユーロザーム(Eurother
m))制御器である主ブッシュ制御器中に存在する。
前述のプログラムにおいて、ライン(line)1−1050
は、はかりのスキャン及びパッケージが存在すれば、そ
のはかりの読取り、作動又は停止条件のためのスパイラ
ルのスキャン及びもし手動調整が制御器に対しなされ最
初の計算が設定された場合、判断スキャンの機能を行
う。ライン1070−2200は、そのデータの配列を構成(co
nfigure)する。ライン5130−6300は、パッケージの重
量測定のはかりを読む。ライン6310−7190は、ユーロザ
ーム制御器の調整を計算し、ライン7200−7920は、3−
端子ブッシュ制御器を調整する。ライン8200−8270と83
10−8680は、スパイラルのスパイラル状態をスキャン
し、プログラムのライン4470−4670におけるスパイラル
に従った細長化時間の記録の蓄積を可能にする。作動ト
リマ平均計算に従った値の平均化は、ユーロザーム制御
器と3−端子ブッシュ制御器のサブプログラムにより呼
ばれるライン4710−5010の中で行なわれる。プログラム
ライン2670−3260は、あらゆる手動調整の監視を制御
し、ライン9610−11980に、機器駆動ルーチンである。
プログラムコンピュータと3−端子ブッシュ制御器と
の間のインターフェース回路は、制御器へのコンピュー
タインターフェースのいかなるインターフェース回路で
あってもよいが、好ましくは、このインターフェース
は、第3a、3b及び3c図に示されている。これらの図の配
置は、第4図に示されている。
第3a図において、集積回路128は、集積回路128にリー
ド線124と125を通じて供給されたRS422デジタル通信リ
ンクを翻訳する。その変換は、トランジスタ・トランジ
スタロジック(TTL)レベル信号への変換である。その
ような翻訳のための集積回路128は、受信機MC3486Pのよ
うな当業者達に知られたいかなるIC回路であってもよ
い。集積回路128の出力はリード線133と137により集積
回路139まで送られる。集積回路131と135は、TTLレベル
信号を集積回路127に、集積回路131に対してはリード線
130と129を経て、集積回路135に対しては、リード線136
と133を経て供給する。集積回路127はTTLレベル信号を
プログラムされたコンピュータへ伝達リード線としての
リード線122と123を経て供給されるRS422デジタル通信
結合に翻訳する。集積回路131、135及び139は、アース
の問題を除くために、インターフェース板の台より通信
リンクを隔離する。
集積回路139からの出力は、マイクロコンピュータ143
にリード線146を経て供給される。集積回路131への入力
は、マイクロコンピュータ143からリード線144を経て供
給される。集積回路135への入力は、マイクロコンピュ
ータ143よりリード線145を経て供給される。マイクロコ
ンピュータ143は、領域147の中にアドレススイッチを、
及び領域148の中にバンド速度選択スイッチを持つ。当
業者達にしらしれたあらゆるマイクロコンピュータチッ
プ、例えばIntel D8748のようなものが使用されてもよ
い。マイクロコンピュータ143より設定回路149を経る出
力は、信号をアナログからデジタルへの変換器、即ち、
第3b図の集積回路150に伝達する。この集積回路チップ
は、当業者達に知られたあらゆるデジタルからアナログ
への変換器、例えばAD558JNのようなものであってよ
い。集積回路150は、デジタル設定点値をアナログ電圧
に変換し、それを出力として、回路のまわりを点線で示
された151と書かれた運転回路部品セクションに伝達す
る。リード線152と153は、第3b図に示されたコンパレー
タ回路セクションよりマイクロコンピュータ143に入
る。クロック手段154は、クロック機能をマイクロコン
ピュータに送るクリスタルで、クロック機能として働く
当業者達に知られたあらゆるクリスタル、例えば6メガ
ヘルツミクロニウムクリスタルNo.MPQC−18−06000のよ
うなものを使用してもよい。マイクロコンピュータ155
より159を通るリード線は、適当なアースのためのもの
である。
マイクロコンピュータのプログラムは、マイクロコン
ピュータが二重リード線であるリード線124と125を経て
受け取る入力をスキャンすることを可能にする。リード
線126は、アースでリード線132は、DC電圧を供給する。
このプログラムはマイクロコンピュータが信号の到達に
対する入力リード線上の電圧のあらゆる変化を見ること
を可能にする。このプログラムは又、マイクロコンピュ
ータがその信号の高及び低電圧のストリング(string)
を翻訳し、もし入ってくる信号がアドレススイッチに対
応するなら見て照合することを可能にする。そしてこの
プログラムは、もしそのマイクロコンピュータが、3−
端子ブッシュ制御器(第3図には示されていない)の設
定点を読んだり設定する要請をされれば見て照合する。
もし信号が、設定点の設定を必要とするならば、143か
らのデジタル出力は、出力回路149を通して伝達され
る。
第3b図において、駆動セクション151は、デジタルか
らアナログへの変換器150からのアナログ電圧を増幅す
る。増幅はリード線161からのもので、リード線161上の
信号は、保護抵抗器を通ってトランジスタ164、165、16
7及び168に送られる。その接合点は、リード線169によ
りコンデンサ170と共に結ばれている。電流保護は、ト
ランジスタ167、168とそれに接続したダイオードと抵抗
器により提供される。その増幅された出力は、リード線
171に沿って3−端子ブッシュ制御器まで伝えられる。
その出力は、リード線173、電位差計172及び増幅レベル
を決定するためのフィードバックとしてのレベル162を
通って集積回路150に供給される。リード線174は一般の
回路取付を示す。コンパレータ175は制御器が、3−端
子ブッシュ制御器から保護抵抗器177を通ってリード線1
76上の信号を経た操作の手動モードであるときは、3−
端子ブッシュ制御器設定点の測定を助ける。抵抗器178
とコンデンサ179は、もし3−端子ブッシュが、出力を
ゼロボルトに設定するための手動モードであるなら、コ
ンパレータがランプアップ(ramp up)することを可能
にする選ばれた値を持つ。このコンパレータは遷移がコ
ンパレータの出力から変換器Aの出力に比較して、第2
図の電位差計102の手動設定点に対応する変換器Dに起
こるまでランプアップする。このコンパレータ出力は、
リード線152によりマイクロコンピュータに伝達され、
3−端子ブッシュ制御器の制御パネルの手動又は自動モ
ードスイッチは、マイクロコンピュータ143にリード線1
53により伝達される。
第3c図は、インターフェース回路の電源供給回路を示
す。リード線181と182は、各二重リード線であるが、こ
れはAC電圧をトランス183に伝達する。このトランス183
は、ダイオードブリッジ集積回路184に連結されてい
る。ダイオードブリッジからの出力は、コンデンサ187
を通してリード線186でアースされているリード線185に
より伝達され、集積回路188に伝達して15ボルトのDC電
圧を供給する。集積回路188は電圧調整器で、リード線1
89により15ボルトが供給される。リード線190は、電圧
調整器188より電圧を受け取り、電圧調整器191を通じて
これを流し、リード線192に5ボルトのDCを供給する。
リード線189は、第3b図のリード線193に連結され15ボル
トのDCを運転回路部品に供給し、又、第3b図のコンパレ
ータのリード線194に連結され15DCボルトのバイアスを
供給する。5ボルトが電源回路からリード線192により
マイクロコンピュータ143のリード線195に、及び孤立集
積回路131、135及び139のリード線196、197及び198に供
給される。
実施例 1週間で、グラスファイバーストランドの成形パッケ
ージは、その重量を測定され、10の別々のブッシュの好
ましい態様の改良された自動ブッシュ制御システムに報
告された。好ましい態様の制御システムによるパッケー
ジ重量の変動係数は、改良なしの0.939パーセントに比
して0.776パーセントであった。これはパッケージ重量
変動の17パーセントの減少であり、主ブッシュ温度制御
器とセグメントブッシュ制御器の改良された設定点制御
を表わす。そのCOV値は、1つの列から得られた。そし
て、COVは直線的関数ではないので、多くの行程パラメ
ータのどんな1つでも、その名目値よりそれてもよい
し、あらゆるパラメータは、低COVを維持するためにそ
の名目値に近接していなければならないが、そのCOVを
上昇させてもよい。
好ましい態様では、使われるはかりは、0.0005ポンド
の分解能を持つソーター(sautere)2180マルチスケー
ルのようなものである。3−端子制御器インタフェース
は、6アンペア/ボルトで0.047ボルトの分解能を持つ
8−ビットのデジタル/アナログ変換器である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、主ブッシュ温度制御器を使用したグラスファ
イバー生産に関する自動パッケージ重量測定及び制御器
調整システムの模式図である。 第2図は、主温度制御器とブッシュ制御器のための自動
パッケージ重量測定及び制御器システムの模式的説明図
である。 第3a,3b及び3c図は、プログラムされたコンピュータ手
段とセグメントブッシュ制御器とのインターフェース回
路の図である。 第4図は、第3a,3b及び3c図との間の関係を説明する図
である。

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のチップを備えた電気的に加熱された
    ブッシュと、該ブッシュのチップよりファイバーを流出
    させる細長化手段と、該ファイバーの集束物を得る集束
    手段と、該ファイバーの集束物の重量を測定する重量測
    定手段と、該重量測定手段と細長化時間(time of atte
    nuation)からの印加信号に応答しかつ出力信号を出す
    プログラムされたコンピュータ手段と、ブッシュの温度
    を調整するために、ブッシュの加熱を制御しかつプログ
    ラムされたコンピュータ手段からの出力信号を受け取る
    ためのブッシュ温度制御手段と、及び上記重量測定手段
    と細長化時間(time of attenuation)監視手段及びプ
    ログラムされたコンピュータ手段からの信号を制御器に
    伝達する回路手段を持つ複数の連続グラスファイバーを
    生産する装置において、該プログラムされたコンピュー
    タが: A.i.パッケージ重量と一定のストランドスピードにおい
    て、重量測定されたパッケージ用の細長化時間のデータ
    ベースを確立するための手段、 ii.集束物の重量と細長化時間から、ブッシュからのガ
    ラスの押出量を計算する手段、 iii.上記各ブッシュからの押出量を平均化しデータベー
    スに押出量を加える手段、 iv.平均押出量を標準設定点押出量と比較する手段、 v.ブッシュ温度を該標準設定点押出量からの平均押出量
    の偏差に対応して調整する手段、 を有し、かつ B.該回路手段が重量測定と細長化時間監視からプログラ
    ムされたコンピュータへの及びブッシュ温度制御器と電
    源への及びブッシュへの信号伝達のために提供される ことを特徴とする連続グラスファイバーの生産装置。
  2. 【請求項2】重量測定手段が、グラスファイバーストラ
    ンドの全ての完成パッケージの重量を測定する第1項記
    載の装置。
  3. 【請求項3】重量測定手段が、パッケージ操作装置に存
    在する第1項記載の装置。
  4. 【請求項4】一定ストランドスピードの細長化時間監視
    装置が、スパイラル上に存在する第1項記載の装置。
  5. 【請求項5】平均押出量を決定する手段が、作動時の標
    準平均による平均化である第1項記載の装置。
  6. 【請求項6】押出量を平均化する手段が、作動トリマ平
    均による平均化である第1項記載の装置。
  7. 【請求項7】主ブッシュ温度制御器によるブッシュ温度
    調整後に確立されたデータベース中のデータを次の式: に従って補正する手段として、プログラム計算手段の中
    に含む第1項記載の装置。
  8. 【請求項8】連続する2つの押出量が目標である標準設
    定点押出量の1パーセント以上又は以下である場合、又
    は外部からブッシュ温度調整がなされる場合のいずれか
    少なくとも1つが発生したときにデータベース中の前に
    確立されたデータを無視する手段を、プログラム計算手
    段の中に含む第1項記載の装置。
  9. 【請求項9】ブッシュが、マルチセグメントブッシュで
    あり、制御器システムが、ブッシュの各セグメントに対
    し少なくとも1つのセグメントブッシュ制御器を有し、
    そのプログラムコンピュータ手段が、同じブッシュの異
    なるセグメントより同時に流出するファイバーの押出量
    の間の差を平均化する手段と、その平均をゼロと比較す
    る手段と、及びセグメントブッシュ制御器を通じてブッ
    シュ温度を調整して平均押出量の差が0にする手段を得
    る手段を有する第1項記載の装置。
  10. 【請求項10】押出量決定手段及びプログラムされたコ
    ンピュータ手段が、式: を使用する第1項記載の装置。
  11. 【請求項11】ブッシュ温度の変化が、(押出量−平均
    押出量)÷(押出量×感度)に等しい第1項記載の装
    置。
  12. 【請求項12】ブッシュ温度の調整のために予め集めら
    れたデータが、式: 新押出量=旧押出量(1+ブッシュ温度の変化 ×ブッシュ感度) により補正される第7項記載の装置。
  13. 【請求項13】電流を制御するセグメントブッシュ制御
    器に対し式: (式中、nはブッシュ中のセグメント数に等しい整数で
    ある。) に従ってブッシュ温度の調整がなされた後のデータベー
    ス中のデータの補正手段を、プログラムコンピュータ手
    段が含む第9項記載の装置。
  14. 【請求項14】溶融ガラスはファイバー成形装置に供給
    し、複数の溶融ガラス流をファイバー成形装置から延伸
    し、その流れに伝達される冷却ファイバー上の細長化力
    を用いてその流れを細長化し、冷却し、ファイバーを通
    じて細いファイバーに固化し、フィラメント間の摩耗か
    らファイバーを保護するために化学処理組成物を施し、
    ファイバーを集めて1つ以上のファイバーの束にし、そ
    の束をパッケージ又はマットとして集め、プログラムさ
    れたコンピュータを通じて少なくともその集束物の重量
    とその集束物の集束時間を記録し、そして、該記録デー
    タに対応して少なくとも1つのブッシュ温度制御器を通
    じブッシュ温度を調整する複数の連続グラスファイバー
    の生産法において、 A.各完成パッケージの重量と一定ストランドスピードの
    細長化時間に関するデータベースをプログラムされたコ
    ンピュータに確立化し、 B.プログラムコンピュータを介して各パッケージ重量と
    細長化時間のためのブッシュからのガラスの押出量の計
    算をし、 C.該プログラムコンピュータ手段により平均押出量の計
    算をし、 D.平均値と標準押出量値とを比較し、 E.プログラムコンピュータ手段からブッシュ温度制御器
    への回路接続を通じて、平均値と標準押出量値の間に差
    がある場合に押出量の設定点温度に近接するように自動
    的にブッシュ温度を調整する、 ことを特徴とする連続グラスファイバーの生産方法。
  15. 【請求項15】複数のチップを持つ電気的に加熱された
    ブッシュと、該ブッシュからのファイバー流出のための
    細長化手段と、該ファイバーの集束物を得る集束物手段
    と、ブッシュに接続された二次巻線を持つ電力トランス
    を含むファイバーグラスブッシュの電力制御回路と、電
    力トランスの一次巻線に接続されたパワーパックと、ブ
    ッシュ温度に対応しかつパワーパックに接続された温度
    制御器と、及び第1と第2の2個の制御可能なインピー
    ダンス装置を持ち、ブッシュを横切りかつ電力トランス
    の第2巻き取りを横切って直列に連続され、更に、該第
    1と第2制御可能なインピーダンス装置の接続点とブッ
    シュ上の中間タップの間を電気的に接続する電流バイパ
    ス手段を持つブッシュの各セクションの相対温度を制御
    するためのブッシュ制御器を持つ複数の連続グラスファ
    イバー生産装置において、 A.グラスファイバーストランドの完成集束物の重量測定
    のための重量測定手段と、 B.一定ストランドスピードでブッシュの各セクションよ
    り生産されるストランドの細長化時間の監視手段、 C.重量測定手段と細長化時間監視手段からの出力信号を
    受けるために電気的に接続され、 2.重量と細長化時間のデータベースを確立する手段と、 2.各ブッシュのセクションからの(及び全ブッシュから
    の)ガラスの押出量を集束物の重量と細長化時間から計
    算する手段と、 3.ブッシュの全セグメントの押出量の合計を平均化し、
    かつ上記2のように計算された計算押出量と前述の平均
    化した押出量とをデータベースに設置するための第1平
    均化手段と、 4.ブッシュの異なるセグメントにより同時に生産された
    ストランド集束物の間の押出量の差の決定とこれらの差
    値をデータベースに設定するための手段と、 5.前記ステップ4からの押出量の差を平均する第2平均
    化手段と、 を持つプログラムされたコンピュータ手段、 D.第1平均押出量と標準押出量値との比較する手段と、 E.押出量値の差の平均が、ゼロ以外であるかどうかを決
    定する手段と、 F.平均押出量値が、設定点押出量値よりはずれたときに
    主温度制御器を調整する手段と、 G.押出量値の差の平均値が、ゼロ以外のとき、セグメン
    トブッシュ制御器を調整する手段と、 H.平均押出量値が標準押出量値と差がある時に、上記プ
    ログラムされたコンピュータにより開始されてセグメン
    ト制御器と主温度制御器からブッシュ温度を調整する回
    路手段とを、 有することを特徴とする複数の連続グラスファイバー生
    産装置。
  16. 【請求項16】平均化のための第1と第2手段が、作動
    トリマ平均アベレージングを含む第15項記載の装置。
  17. 【請求項17】調整前に既に決定された押出量値を調整
    がなされた後に再決定する手段を持つプログラムコンピ
    ュータ手段を含む第15項記載の装置。
  18. 【請求項18】押出量値の再決定手段が、式 新押出量値=旧押出量値[1+(ブッシュ温度の変化量 ×ブッシュ感度)] を含み、そして、押出量の差の再決定手段が、式 及び を含む第17項記載の装置。
  19. 【請求項19】押出量が、式: で計算される第15項記載の装置。
  20. 【請求項20】平均押出量値と設定点押出量値との比較
    が、次の計算、即ち、ブッシュ温度の変化は、ポンド/
    時間単位の設定点押出量−ポンド/時間単位の平均押出
    量をポンド/時間単位の設定点押出量倍のブッシュ感度
    で割ったものに比例するという計算でなされる第15項記
    載の装置。
  21. 【請求項21】プログラムコンピュータ手段が、異なる
    ブッシュセグメント上で同時に生産されたストランドの
    集束物の押出量差の2パーセント以上の変化、設定点又
    は以前に決定された平均押出量値の2パーセント以上大
    きい2つ以上の連続押出量値及び外部から手動でのブッ
    シュ温度調整の要因から異常状態を決定し、かつ以前に
    確立された押出量データを無視し、異常状態後に押出量
    データの決定の再開始をする手段を含む第15項記載の装
    置。
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