JP2566557Y2 - 商品包装袋 - Google Patents

商品包装袋

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、品物を収納した場合に
包装形状の横幅がヘッダー部分と袋体部分の幅がほぼ同
一となる商品包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ヘッダー付き商品包装袋にお
いて、製造時にはヘッダー部分の横幅を袋体部分の横幅
より前以て狭く形成しておき、厚さのある商品を収納し
て袋体部分が厚くなり、それによって包装体の横幅が狭
くなったときに、袋体部分の横幅がヘッダー部分とほぼ
同一になるようにした商品包装袋は知られている(実公
昭55−23962号公報、及び実公昭59−3378
6号公報)。これは、包装時にヘッダー部分の横幅だけ
が袋本体の横幅より長いと包装体として体裁が悪い上、
商品包装体を陳列する売り場面積が狭くなるので、厚さ
のある商品の包装に、上記の袋体部よりヘッダーの横幅
を狭くした商品包装袋が広く使用されている。これらの
商品包装袋は、図11に示すように、商品を収納しない
状態で、製造工程直後の状態、すなわち、袋体部が平面
構造になっている状態において、袋体部の横幅がヘッダ
ー部の横幅より大きく、袋体部の主要部とヘッダー部と
の間にあるヘッダー部下部から下方に開く傾斜した融着
側縁を持つ袋体上部構造を介してヘッダー部と袋体部を
連結しており、両者の横幅の差異に基づく段差はこの傾
斜融着側縁部分によって連続的に解消している。この袋
に厚さのある商品を収納すると、商品包装体として売り
場に陳列するときの袋体部の横幅がヘッダーの横幅とほ
ぼ等しくなるように、商品の形状寸法に合わせてヘッダ
ーと袋体部の横幅を設定している。しかしながら、これ
らの商品包装袋のヘッダー部の芯材シートの下縁Aは、
図11のヘッダー部側縁Eと傾斜融着部Bとの交点C
(ヘッダー部の横幅より幅が大きくなり始める点)の位
置と一致していて、ヘッダー部側縁Eの融着は芯材フイ
ルムと薄手フイルムの3枚積層の融着構造であるのに対
して、袋体部上部の傾斜融着側縁Bは薄手のフイルム2
枚のみの積層構造を融着して形成されている。そして、
ヘッダー部の下の袋体部は薄手フイルムのみで形成され
ていて形状を維持するためのいわゆる腰がないのでヘッ
ダー部との境に捩れが生じ易い。そのため、ヘッダー部
下縁Aと該傾斜融着側縁B及びヘッダー部側縁Eの3者
の交点Cに商品包装袋を吊り下げた場合の重力が集中
し、交点Cのところから簡単に破損する欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、ヘッダーの
横幅を狭くした商品包装袋の強度を大きくすることを目
的とするものである。これにより、商品包装体を吊り下
げて陳列する際に袋体部が破損を防止することを目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案者は、従来のヘッ
ダー部を狭くしただけの商品包装袋では、ヘッダー部と
傾斜融着側縁との間に交点Cに角度があり、その屈折し
た交点に吊り下げた場合の袋の揺れによる捩れの力がそ
の交点Cに集中する上に、芯材フイルムとの3枚積層構
造であるヘッダー部分がこの交点Cにおいて薄手2枚の
積層構造に急激に変化する点に強度の低い原因があると
考え、ヘッダー部と袋体部の一体化を図ることにより、
交点Cにかかる力を分散させ、袋体部からヘッダー部ま
で腰のある紙製台紙を挿入してこれを薄手フイルムに積
層固定して集中する力を支えることにより上記欠点を解
消して本考案を完成した。
【0005】すなわち、本考案は、ヘッダー部の芯材シ
ートの表裏両面に薄手フイルムを重合積層し芯材シート
の側縁で融着固定したヘッダー部と該表裏薄手フイルム
から下方に延設された表裏2枚の重合された薄手フイル
ムの両側縁を融断して形成した袋体部とからなるもので
あって、該袋体部の主要部の横幅がヘッダー部の横幅よ
り大きく、ヘッダー部の下部から下方に向かって開く傾
斜側縁部を融着して形成した袋体部上部構造を介在して
ヘッダー部下部と袋体部主要部が連結しているヘッダー
付き商品包装袋において、袋体部の表及び/又は裏の薄
手フイルムの内面側に厚手の紙製台紙を積層するように
挿入し、該紙製台紙の先端を、ヘッダー部の芯材シート
と薄手フイルムの間に嵌合挿入することを特徴とする商
品包装袋、並びに、1枚の薄手フイルムを折り返して重
合された表裏2枚の薄手フイルムの両側縁を融断し、上
部折り返し縁部分をヘッダー部として、その下方部分を
袋体部とする袋であって、ヘッダー部の横幅より袋体部
の横幅を大きくし、ヘッダー部と袋体部の中間は傾斜側
縁部で連結した融断側縁により形成された薄手フイルム
袋に、下方より厚手の紙製台紙を2重に半折重合したも
のを入れ、該紙製台紙の折り曲げ縁を薄手フイルム袋の
ヘッダー部に挿入嵌合してなることを特徴とする商品包
装袋を提供するものである。
【0006】本考案は、腰のある紙製台紙を用いて袋体
部の形状を安定させる点に特徴があり、本考案に使用さ
れる紙製台紙の材質は、通常の紙又は紙に熱可塑性樹脂
フイルムを積層してものを使用することができる。熱可
塑性樹脂フイルムを積層したものは、紙製台紙を袋に挿
入してから熱シール工程により、袋に紙製台紙を固定す
ることができる点で便利である。本考案を実施例の図面
に基づいてさらに詳しく説明する。図1は本考案の商品
包装袋の一実施例の平面図であり、図2はその縦断面図
である。本実施例商品包装袋は、表薄手フイルム1を芯
材シート5の上縁をまたぐように折り返して、裏薄手フ
イルム2まで延設して、図1に示すように、ヘッダー部
4をLの横幅にして融断してその側縁4a及び4bを融
着固定し、袋体部3の主要部の横幅をMとしてその側縁
3a及び3bを融着固定し、ヘッダー部4と袋体部3と
の中間の側縁を下方に開いた傾斜側縁上で融着固定した
傾斜融着部Ba及びBbにより、袋体部上部の側縁とし
て、下方を開口部分8とする袋体部3を形成している。
【0007】本実施例の傾斜融着部Baとヘッダー部側
縁4aとの交点Ca及び傾斜融着部Bbとヘッダー部側
縁4bとの交点をCbの所まで芯材シート5の下縁A
(図1点線で示す)が存在する。そして、芯材シート5
は、薄手フイルム1及び薄手フイルム2と側縁4aと4
bでのみ3層一体的に融着されているので、芯材シート
5と薄手フイルムの間は遊離しているので、ヘッダー部
の芯材シート5と薄手フイルム1又は2の間に紙製台紙
9の先端を挿入することができる。本実施例の袋では、
薄手フイルム2の内面に沿って、ヘッダー部の内部の幅
と一致した幅の紙製台紙9を挿入し、その先端部10を
ヘッダー部4の薄手フイルム2と芯材シート5の間に挿
入して、先端部10とヘッダー部4の頂点に一致させて
いる。
【0008】この紙製台紙9は、単に袋体部の中に、ヘ
ッダー分散先端まで挿入するだけで本考案の商品包装袋
を形成することができる。薄手フイルム2の袋体部の幅
はヘッダー部より広いため、紙製台紙9は薄手フイルム
2の幅よりも狭くなっている。図1の点線Nにより薄手
フイルム2に沿って挿入されている紙製台紙9の左右側
縁の位置を示している。この紙製台紙9の幅はヘッダー
部の中に挿入して接着剤がなくとも固定できる程度にヘ
ッダーの内部の幅とぴったりと一致している。また、紙
製台紙9を挿入する際に、紙製台紙に接着剤を塗布して
薄手フイルム2の内面若しくは芯材5に接着固定するこ
とができる。図2では、挿入操作上の便宜から開口部8
に近い薄手フイルム2の裏の接着剤層11で接着してい
る。そして、袋体部3に厚みのある商品を収納した場合
は、薄手フイルム2は、紙製台紙9の側縁で折れ曲がっ
て立体的に膨れるので、紙製台紙9はあたかも蒲鉾形状
の板の役割をする形になり、包装体の袋体部を真っすぐ
に支えている。
【0009】本実施例の商品包装袋下方は、薄手フイル
ム1の下端が延設されて、封口片8となり、封口片12
には接着剤がついた剥離紙6を貼着してこれにより常用
の方法で封口することができる。ヘッダー部4には、機
械的に打ち抜いた吊り下げ穴7があり、これによって包
装体を吊り下げて陳列することができる。本考案商品包
装袋の開口部の封口手段は公知の方法、例えば、熱シー
ル、ホック式、チャック式等いずれも使用することがで
きる。本実施例の商品包装袋に、横幅Mから横幅Lを差
し引いた厚さ(以下Dとする)で横幅Lの箱を収納する
と、理論的には商品包装時の袋体部分の横幅はLとな
り、袋体部分は直方体形状になる。このとき、紙製台紙
9の幅は該直方体の幅と一致する。
【0010】収納商品が箱型でない場合は、厚みのある
商品を収納すると蒲鉾型の包装体となり、袋体部の横幅
は収納商品の厚みに応じて決定することができる。本実
施例においては、ヘッダー部から袋体部まで厚手の腰の
ある紙製台紙が貫通して存在しているので、ヘッダー部
側縁と袋体部側縁上部との交点Cの弱点は十分に補強さ
れていて破損することはない。また、紙製台紙として、
表面に熱可塑性樹脂フイルムを積層したものを使用した
場合は、ヘッダーの下縁を熱シールしてヘッダー部と袋
体部を区切るとともに、袋体を強化することができる。
【0011】本考案の別の態様として、断面構造が図3
の商品包装袋がある。図3の商品包装袋は、図2の実施
例袋よりさらに表フイルム1に沿って第二の紙製台紙
9'を挿入したものである。紙製台紙9及び9'は芯材シ
ート5の両側に接着剤(図示せず)で固定されていて、
紙製台紙9'の下方は底片13とノブ片16が折り目1
4と15を介して設けられている。この実施例の商品包
装袋に商品を入れてから、折り目14で折り曲げて、底
片13を底として、ノブ片16を開口部下縁の紙製台紙
9と薄手フイルム2との間に挿入して、その外側を封口
片12で押さえて、接着剤6によって封口片12を薄手
フイルム2に固定することができる。接着剤として紙製
台紙の上端縁又は他の適当な位置で薄手フイルムに接す
る面に感熱接着剤を塗布しておき、紙製台紙を挿入後薄
手フイルムの上から熱圧着して紙製台紙と接着させるこ
とができる。この場合、薄手フイルムに裏印刷したイン
キ層を感熱接着剤として活用することもできる。
【0012】この場合、底片13の長さは、包装体の厚
み、すなわち、袋体部の横幅の長さに対応して決定され
る。図3の実施例では、紙製台紙9と9'の幅はヘッダ
ー部の幅と一致した矩形形状であり、この場合は、包装
体の正面と裏面が厚手の紙製台紙9と9'により、保護
されている。その包装体の形状は図4の斜視図のように
なる。図4の包装体の側面部は薄手フイルム1又は2の
融着部3aが垂直に走り、この側面部分は薄手フイルム
が1枚あるだけである。この側面部分にも紙製台紙の保
護を必要とする場合は、図5の平面図で示す紙製台紙を
挿入することにより達成することができる。この紙製台
紙9は、両側に側面部18が折り目17を介して設けて
あり、商品を入れる前に、側面部18を垂直に立てて、
袋体部の厚みを形成させることができる。また、側面部
は一方の側にのみ設けて、他方の側面は対向する紙製台
紙の側面部によって保護することができる。
【0013】勿論、図2の実施例の商品包装袋にも図5
の紙製台紙を適用することができる。次に、本考案に
は、図3の態様から芯材シート5を除去した図6の断面
図に示すような別の態様がある。この商品包装袋の場合
は、単に図1の外郭形状の袋を、半折重合した薄手フイ
ルムの両側縁を融断により形成して、その中に、半折し
た2枚紙製台紙9を折り曲げ縁を先端にして挿入したも
のである。これは、図3の実施例袋から、ヘッダー部の
芯材シート5を削除して、紙製台紙9と9'の上縁を折
り目を介して連結したものである。この上縁折り目は、
折り返し縁を熱圧着しているので折り目部の膨らみはな
い。
【0014】図6の折り曲げ紙製台紙9の代わりに、2
枚の分離した紙製台紙を挿入することができる。2枚の
紙製台紙を使用する場合はヘッダー部に挿入される部分
は接着剤によりあらかじめ接着しておくのが望ましい。
図6の場合は、ヘッダー芯材がないのでヘッダー部と紙
製台紙の接合が緩み易いので、紙製台紙のヘッダー部の
外側にも感熱接着剤等を塗布して熱圧着してヘッダー部
フイルム2層と紙製台紙2層とからなる4層を接着固定
しておくことが望ましい。図6の実施例の紙製台紙の作
用機構及び台紙の別の態様は、図3の実施例と全く同一
である。本考案は、開口部分の位置が袋体部の上部にあ
るもの及び開口部分の封口構造が相違するものは勿論の
こと、製造時のヘッダー部の横幅が袋体の横幅より狭い
商品包装袋であれば、例えば、実公昭59−33786
号公報記載の袋などに総て適用することができる。
【0015】図7及び図8には、実公昭59−3378
6号公報に係る商品包装袋を示す。ただし、ヘッダー部
と袋体部の境界に熱シールを施工しないで、ヘッダー芯
材5と薄手フイルム1又は2の間に紙製台紙が挿入でき
るようになっている点が該公報記載の商品包装袋と相違
する。この公知形状の商品包装袋の袋体上部構造は、図
8の拡大断面図にあるように、中央ヘッダー部4の前後
にガゼット折り21及び22が設けられている点が特徴
的である。このカゼット折り21及び22は図7に示す
ように正面から見ると台形状になっており、その側縁部
は傾斜融着部23と同時に融断して形成されている。傾
斜融着部23と同時に融着しないように、その間に融着
防止剤を塗布する方法によりガゼット折りを形成するこ
とができる。
【0016】袋の中に箱型の商品を収納するときは、中
央ヘッダー部4の前後のガゼット折り21及び22を立
体的に開いて、包装体の形状が図9の斜視図に示すよう
に箱型立体的構造にすることができる。図4の斜視図と
は、包装体の形状の肩部分に稜線22がある点で相違す
る。図4では該肩部がなだらかになっている。図9の商
品包装袋の場合、ガゼット折りの折り目22は包装体の
稜線22となり、袋体部の側面は傾斜融着部3aを中心
に、カゼット折り部の二つの融着部23がその両側に広
がる形になって、さらに、袋体側縁の融着部3aが中央
に連続している。本考案では、このような図7の商品包
装袋に商品を入れて包装体にした図9の形状に適合する
ように、紙製台紙を挿入することができる。
【0017】すなわち、例えば、図9においてヘッダー
部の横幅の矩形の紙製台紙をヘッダー部の高さと一致す
る線に折り目を入れて区切り、この区分をヘッダー部挿
入部とし、この区切り折り目にヘッダー部の下縁からガ
ゼット22の稜線までの長さに位置に第2の折り目を付
けて区切りこれをガゼットの肩部とし、その第2の折り
目の下方に袋体部の長さの表部分区分を設け、その下に
折り目を介して図3のような封口構造を設けたものを使
用することができる。本考案では、このような紙製台紙
を上記袋体に挿入した直後の折り畳んだ状態で供給し、
商品を収納するときに、上記紙製台紙の折り目を曲げ
て、収納部分を箱型にしてから商品を収納することがで
きる。本考案をこの公知の商品包装袋に適用するために
は、ヘッダー部分の下縁の薄手フイルムとの融着はしな
いことが必要である。そして、包装体にした場合の稜線
22の位置及びヘッダー部の下縁に相当する位置に折り
目を入れた紙製台紙をヘッダー芯材シートの表及び/又
は裏に挿入して本考案の商品包装袋にすることができ
る。また、熱可塑性樹脂フイルムを積層した台紙を用い
た場合はヘッダー部の区切り熱シールを施工することが
できる点は他の実施例と同一である。
【0018】この袋体部に商品を収納すると、箱型の商
品でない場合でも図9のような箱型の立体的形状の包装
体となり、表及び裏面の正面部分には、紙製台紙が存在
し、包装体の側面部分は薄手フイルムのみが存在するこ
とになる。その結果、厚手の紙製台紙は収納商品の前後
面の保護の役割をも果たすことができる。厚手の紙製台
紙の形を図5のようにすれば、包装体の側面の保護もす
ることができる。なお、図8では、ガゼット折りを表裏
の両側に設けたが、表のみにガゼット折りを設けた商品
包装袋に本考案を適用して、その包装体の形状に合うよ
うに表裏両側に紙製台紙を設けた場合は、図10の斜視
図の包装体となる。また、表側にのみガゼット折りを有
する商品包装袋において、紙製台紙を表側又は裏側のど
ちらか一方のみにしたものも本考案の態様として好適で
ある。さらに、ガゼット折りのある箱型包装体用商品包
装袋の場合も、図6の手法に準じてヘッダー部の芯材シ
ート5を省略した態様にすることができる。本考案の商
品包装袋の底部分は、例えば、薄手フイルム1から延設
された封口片12を適当に折り曲げ、若しくは、折り畳
んで、その先端の接着剤6で反対側の開口部縁に固定す
れば体裁よく封口固定することができる。
【0019】
【考案の効果】本考案は、従来のヘッダー部分の横幅が
狭い商品包装袋において欠点とされていた袋体上部分両
端の境界部分の破損を完全に防止することができる利点
があり、さらに、包装体の形状の体裁が良く、また、厚
手の紙製台紙によって商品の包装体の前後を衝撃による
傷から保護できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の一実施例の商品包装袋の平面
図である。
【図2】図2は、同実施例商品包装袋の縦断面図であ
る。
【図3】図3は、本考案の他の態様の実施例の商品包装
袋の断面図である。
【図4】図4は、同実施例の包装体の斜視図である。
【図5】図5は、本考案同実施例に用いる紙製台紙の一
例の平面図である。
【図6】図6は、本考案の別の態様の商品包装袋の縦断
面構造を示す図である。
【図7】図7は、本考案が適用できる公知商品包装袋の
平面図である。
【図8】図8は、同袋の上部構造を示す拡大断面図であ
る。
【図9】図9は、同商品包装袋の包装体の形状を示す斜
視図である。
【図10】図10は、本考案実施例の一例の包装体の形
状を示す斜視図である。
【図11】図11は、袋体部の横幅の大きい従来の商品
包装袋の平面図である。
【符号の説明】
1 表薄手フイルム 2 裏裏フイルム 3 主要袋体部 4 ヘッダー部 4a ヘッダー部側縁 4b ヘッダー部側縁 5 芯材シート 6 接着剤付き剥離紙 7 吊り下げ穴 8 開口部 9 紙製台紙 9' 紙製台紙 10 紙製台紙の先端部 11 接着剤層 12 封口片 13 底部 14 折り目 15 折り目 16 ノブ片 21 ガゼット折り 22 ガゼット折り 23 ガゼット折り部融着線 A 芯材シート下縁 B 傾斜融着部 Ba 左傾斜融着部 Bb 右傾斜融着部 Ca 左ヘッダー部側縁と左傾斜融着部との交点 Cb 右ヘッダー部側縁と右傾斜融着部との交点 L ヘッダーの横幅 M 袋体部の横幅

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッダー部の芯材シートの表裏両面に薄手
    フイルムを重合積層し芯材シートの側縁で融着固定した
    ヘッダー部と該表裏薄手フイルムから下方に延設された
    表裏2枚の重合された薄手フイルムの両側縁を融断して
    形成した袋体部とからなるものであって、該袋体部の主
    要部の横幅がヘッダー部の横幅より大きく、ヘッダー部
    の下部から下方に向かって開く傾斜側縁部を融着して形
    成した袋体部上部構造を介在してヘッダー部下部と袋体
    部主要部が連結しているヘッダー付き商品包装袋におい
    て、袋体部の表及び/又は裏の薄手フイルムの内面側に
    厚手の紙製台紙を積層するように挿入し、該紙製台紙の
    先端を、ヘッダー部の芯材シートと薄手フイルムの間に
    嵌合挿入することを特徴とする商品包装袋。
  2. 【請求項2】1枚の薄手フイルムを折り返して重合され
    た表裏2枚の薄手フイルムの両側縁を融断し、上部折り
    返し縁部分をヘッダー部として、その下方部分を袋体部
    とする袋であって、ヘッダー部の横幅より袋体部の横幅
    を大きくし、ヘッダー部と袋体部の中間は傾斜側縁部で
    連結した融断側縁により形成された薄手フイルム袋に、
    下方より厚手の紙製台紙2枚を薄手フイルム袋のヘッダ
    ー部に挿入嵌合してなることを特徴とする商品包装袋。
  3. 【請求項3】傾斜側縁部の位置の表側又は裏側の少なく
    とも一方にガゼット折りを設けたことを特徴とする請求
    項1又は2記載の商品包装袋。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011157074A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Semura:Kk 包装用袋の製造方法および製袋機

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