JP2565975Y2 - ダストボックスの投入蓋 - Google Patents

ダストボックスの投入蓋

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JP2565975Y2
JP2565975Y2 JP1991041902U JP4190291U JP2565975Y2 JP 2565975 Y2 JP2565975 Y2 JP 2565975Y2 JP 1991041902 U JP1991041902 U JP 1991041902U JP 4190291 U JP4190291 U JP 4190291U JP 2565975 Y2 JP2565975 Y2 JP 2565975Y2
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實夫 伏原
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鈑金工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、市街地又は団地等に
据置された大型のダストボックスの投入蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のダストボックスは、通常15所
帯に可燃物用1個、不燃物用0.5個の割合で配置され
ており、定期的に巡回する収集車がこのダストボックス
をクレーンで吊り上げ、その底板を開いてゴミを収集車
に積み替えるというゴミ収集システムに使用されるもの
である。
【0003】このダストボックスは、ゴミ収納容積の確
保のため大型になっており、耐久性及び強度の点から通
常金属によって成形されている。また、投入口の大きさ
を確保するために投入蓋も大きくする必要があり、さら
に風等によって開閉しないようにある程度の重さを確保
する必要がある。
【0004】この投入蓋100は、通常金属製で、図6
(a),(b)で示されるように、ダストボックス本体
101の上面に両側方向が低くなるように傾斜して形成
された上部傾斜面102に設けられ、この上部傾斜面に
開口したゴミ投入口103を開閉するためのものであ
る。
【0005】このゴミ投入口103の周囲には、周壁1
04が形成され、投入蓋100の前方にはこの周壁10
4と当接する円形の緩衝部材(バンパーラバー)105
が左右2ヵ所設けられていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、ゴミを投入す
る人は、通常片手にゴミ袋を所持し、片手でこの重い投
入蓋を持ち上げてゴミを投入し、ゴミ投入後に投入蓋か
ら手を離して閉めるため、投入蓋の閉鎖時の落下速度と
重さをこのバンパーラバー105だけでは吸収しきれ
ず、この時発生する騒音は、本体から2メートル離れた
地点で95ホーンを記録した。
【0007】また、近年では閑静な住宅街にもマンショ
ン、アパート等の集団住宅が建ってきており、この人口
の急上昇に伴って、各種の業種に関わる人々が居住する
ようになり、ゴミを投入する時間も、昼間だけでなく、
夜間投入する人も多くなってきている。
【0009】このために、この考案は、投入蓋の閉鎖時
に発生する騒音を抑制するダストボックスの投入蓋を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】しかして、この考案は、
ダストボックス本体1上面に形成されたゴミ投入口18
を蝶番を持って開閉する投入蓋15において、前記投入
蓋15の内側で周囲に、該投入蓋15に対して所定の角
度を持つ取付片21aと、抜け止片21cを有する弾性
部材取付具21を固着すると共に、中心に内部緩衝空間
19eを形成し、側部で長手方向に挿入溝19bを有す
る弾性部材19を、該弾性部材19の挿入溝19bに前
記弾性部材取付具21の取付片21aを嵌入させて投入
蓋15の内側に突出させて取付け、前記投入蓋15との
間に緩衝空間30を形成して成り、閉時に前記投入蓋1
5に取付た弾性部材19がゴミ投入口18に対し蝶番側
から反蝶番側へ移りながら接触するようにしたことにあ
る。
【0011】
【作用】したがってこの考案においては、投入蓋15が
ゴミ投入口18を閉鎖する場合に、投入蓋15の回動支
点近傍から投入蓋15の前方に向けて、弾性部材19は
徐々にゴミ投入口18の周囲と当接していくこととな
り、この投入蓋15の落下速度及び重量によって弾性部
材19に働く力は回動支点近傍から徐々に該弾性部材1
9を変形させてゆき、弾性部材取付具21との間に画成
された緩衝空間30を縮小させてゆく。これによって、
投入蓋の落下速度及び重量による力は、緩衝部材に分散
されると共に、弾性部材19の内部緩衝空間19eが弾
性部材19の変形によって縮小され、内部の空気は外部
に排出されるものと内部方向に移動するものに分割され
る。この内部方向に移動する空気は、投入蓋15の閉鎖
に伴って徐々に圧力を増大させて先端方向に移動し、最
も力(投入蓋の落下速度及び重量)の大きい先端部の衝
撃を吸収できるように弾性部材19の反発力を補助でき
るため、上記課題が達成できるものである。
【0012】
【実施例】以下、この考案の実施例について図面により
説明する。図1において、ダストボックス本体1には、
上部に設けられた1個の主吊輪2と、ダストボックス本
体1の両側面に設けられた2個の吊上下部材3が設けら
れている。この吊上下部材3は、補助吊輪4と、該補助
吊輪4が固着された摺動部材5とにより構成されてい
る。
【0013】この摺動部材5には牽引棒7A,7Bの一
端が接続され、この牽引棒7A,7Bの他端は下部蓋1
0A,10Bの側面に突設されたブラケット9A,9B
に連結されている。11A,11Bは開閉金具で前記下
部蓋10A,10Bの開閉を可能にせしめるものであ
り、12A,12Bはダストボックスの足であり、13
は下部蓋10Bによる封止を確実にするための合せ面補
正足である。
【0014】ダストボックス本体1の上部に設けられた
蝶番14A,14Bを介して投入蓋15A,15Bが開
閉可能に形成してあり、該投入蓋15A,15Bを開
き、収納された塵埃が下部蓋10A,10B上に溜めら
れる。
【0015】かくして、ダストボックス内のゴミが一杯
になったときはクレーン等で主吊輪2及び両側の補助吊
輪4の三点でダストボックスを吊り上げ、ゴミ収集車の
他のゴミ収集箱上にて、該補助吊輪4のみを引き離せば
吊上下部材3がガイドレール16を摺動して下方へ移動
し、そのため下部蓋10A,10Bは開閉金具11A,
11Bを支点として開かれ、内部に収納したゴミが投棄
されるものである。
【0016】上述の構成のダストボックスにおいて、投
入蓋15A,15B(以下、総称して投入蓋15)は、
図2及び図3で示すように、ダストボックス本体1の上
部に側面が低くなるように傾斜して設けられた上部傾斜
面17に開口したゴミ投入口18を開閉するためのもの
で、該投入蓋15の内側には、合成ゴム等によって形成
された弾性部材としての型ゴム19が両側端及び前方端
に取付られている。
【0017】前記ゴミ投入口18の周囲には周壁20が
突設されており、この周壁20は前記型ゴム19と当接
するようになっている。
【0018】前記型ゴム19は、図4(c)で示すよう
に、断面が半円形状をした当接部19aと、両側に挿入
溝19b,19cが形成された保持部19dによって構
成されている。また、前記当接部19aには、下記する
緩衝空間30と同様の役目をする内部緩衝空間19eを
有するものを使用することによってさらに騒音抑制効果
を上げることができるものである。
【0019】型ゴム19の取付けのための弾性部材取付
具として形成された座金21は、図4(b)に示すよう
に、前記型ゴム19の一方の挿入溝例えば19bに挿入
され、前記型ゴム19を傾斜して保持する前記投入蓋1
5と所定角度Θを有する取付片21aと、前記投入蓋の
内側に接着される接着部21bと、前記型ゴム19の他
方の挿入溝例えば19c側の側面に当接して抜け止め
し、該側面を摺動自在に保持する抜け止片21cとによ
って構成されている。
【0020】前記型ゴム19及び前記座金21は、図4
(a)で示すように前記型ゴム19の片方の挿入溝19
bに前記座金21の取付片21aを挿入して片側で保持
され、他方は抜け止片21cに当接するように組み立て
られ、これによって型ゴム19の底辺19eと座金2
1、即ち投入蓋15とによって緩衝空間30が画成され
るものである。
【0021】この投入蓋15が蝶番14A,14B(以
下総称して14)を回動支点としてゴミ投入口18を閉
鎖する場合、図5(a)及び(b)で示されるように、
型ゴム19は、所定に厚さを有しているため、投入蓋1
9とゴミ投入口18の周囲に形成された周壁20との接
合において先ずC点において接触し、D点に向かって徐
々に当接していくものであり、これによって投入蓋15
の閉鎖時に発生する衝撃力を分散できるものである。
【0022】またこの時、図5(b)で示されるよう
に、投入蓋15の落下速度及び重量に比例する力(衝撃
力)Fが型ゴム19を端部から変形させ、緩衝空間30
を縮小させると共に、内部緩衝空間19eにおいても同
様に縮小させる。この内部緩衝空間19e内の空気は、
外部に漏れるもの(図中、m)、先端方向に向うもの
(図中n)とに分割される。
【0023】この内部方向に向かう空気nは、投入蓋1
5が閉まるにつれて、当接部分が先端方向(C位置から
D位置)に移動するために、該空気nは圧縮されながら
先端方向に送られることとなり、これによって空気の圧
力は徐々に増大するため、型ゴム19の弾性力はこの圧
縮された空気の圧力分弾性力が増大する。このために投
入蓋15の閉鎖に伴う衝撃力を弾性部材のみの場合より
も効果的に吸収できるものである。
【0024】以上説明したように、この構成の投入蓋1
5において発生する騒音は、本体から2メートル離れた
地点で83.9ホーンであり、従来の95ホーンに比べ
て防音効果が上がっているものである。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、投入蓋の内側に内部緩衝空間を持つ弾性部材を設け
ると共に、この弾性部材と投入蓋の間に緩衝空間を設け
ることによって、投入蓋の閉鎖時に投入蓋に設けられた
弾性部材が徐々に当接し且つ緩衝空間側に後退するため
に、衝撃力が弾性部材の当接部分に分散されるととも
に、内部緩衝空間内の空気が前方方向に圧縮されながら
送られることになるので圧力が高まり弾性部材の弾性力
を補助して衝撃力が吸収できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例に係るダストボックスの全体
説明図である。
【図2】この考案の実施例に係る投入蓋の取付状況の説
明図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】(a)はこの考案に係る弾性部材と取付手段の
取付状況を示す断面図であり、(b)は取付手段として
の座金の断面図であり、(c)は弾性部材としての型ゴ
ムの断面図である。
【図5】(a)は投入蓋の開閉状態を説明する説明図で
あり、(b)は弾性部材の当接状況を説明する説明図で
ある。
【図6】(a)は従来に投入蓋の説明図であり、(b)
は(a)のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 ダストボックス本体 15 投入蓋 17 上部傾斜面 18 ゴミ投入口 19 弾性部材(型ゴム) 21 弾性部材取付具(座金)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダストボックス本体1上面に形成された
    ゴミ投入口18を蝶番を持って開閉する投入蓋15にお
    いて、 前記投入蓋15の内側で周囲に、該投入蓋15に対して
    所定の角度を持つ取付片21aと、抜け止片21cを有
    する弾性部材取付具21を固着すると共に、中心に内部
    緩衝空間19eを形成し、側部で長手方向に挿入溝19
    bを有する弾性部材19を、該弾性部材19の挿入溝1
    9bに前記弾性部材取付具21の取付片21aを嵌入さ
    せて投入蓋15の内側に突出させて取付け、前記投入蓋
    15との間に緩衝空間30を形成して成り、閉時に前記
    投入蓋15に取付た弾性部材19がゴミ投入口18に対
    し蝶番側から反蝶番側へ移りながら接触するようにした
    ことを特徴とするダストボックスの投入蓋。
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