JP2565031B2 - ロータンクの吐水装置 - Google Patents
ロータンクの吐水装置Info
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- JP2565031B2 JP2565031B2 JP3225674A JP22567491A JP2565031B2 JP 2565031 B2 JP2565031 B2 JP 2565031B2 JP 3225674 A JP3225674 A JP 3225674A JP 22567491 A JP22567491 A JP 22567491A JP 2565031 B2 JP2565031 B2 JP 2565031B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- water
- valve
- opening
- low tank
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- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は便器に洗浄水を供給する
ためのロータンクの吐水装置に関するものであり、詳し
くはロータンク内に残留する水量を調節するための装置
に関する。
ためのロータンクの吐水装置に関するものであり、詳し
くはロータンク内に残留する水量を調節するための装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ロータンク内の底部には、周知の通り、
フロート弁が設けられており、レバーハンドルやスイッ
チ等を操作して該フロート弁を引き上げると、ロータン
ク内の水が便器に向って流出される。第5図はかかるフ
ロート弁装置の側面図である。ロータンクの底壁6の洗
浄水流出口に弁座1が装着されており、フロート弁2が
該弁座1に着座している。2aはフロート弁2に連設さ
れたガイドロッドである。この弁座1にはオーバーフロ
ー管3が取り付けられており、該オーバーフロー管3の
途中にフロート弁のストッパ(浮上がり止め)4が取り
付けられている。フロート弁2は内部が空洞となってお
り、水面上に浮上できるようになっている。
フロート弁が設けられており、レバーハンドルやスイッ
チ等を操作して該フロート弁を引き上げると、ロータン
ク内の水が便器に向って流出される。第5図はかかるフ
ロート弁装置の側面図である。ロータンクの底壁6の洗
浄水流出口に弁座1が装着されており、フロート弁2が
該弁座1に着座している。2aはフロート弁2に連設さ
れたガイドロッドである。この弁座1にはオーバーフロ
ー管3が取り付けられており、該オーバーフロー管3の
途中にフロート弁のストッパ(浮上がり止め)4が取り
付けられている。フロート弁2は内部が空洞となってお
り、水面上に浮上できるようになっている。
【0003】図示の状態では、水圧によりフロート弁2
は弁座1に押し付けられており、止水(貯水)状態とな
っている。チェーン5を介してフロート弁2が引き上げ
られると、フロート弁2は該水圧から解放され、ストッ
パ4に当接するまで浮上する。この状態で弁座1から洗
浄水が流出する。
は弁座1に押し付けられており、止水(貯水)状態とな
っている。チェーン5を介してフロート弁2が引き上げ
られると、フロート弁2は該水圧から解放され、ストッ
パ4に当接するまで浮上する。この状態で弁座1から洗
浄水が流出する。
【0004】ロータンク内の水位がストッパ4よりも下
まで下がってくると、やがてフロート弁2もストッパ4
から離れ、水面に浮んだまま、低下する水位と共に下降
する。そして、水位が第5図のLにまで達すると、弁座
1を通過する放出水流に引き込まれることにより、フロ
ート弁2が弁座1に強制的に着座される。一旦フロート
弁2が着座すると、上からの水圧によりフロート弁2は
弁座1に押し付けられ、止水状態となる。
まで下がってくると、やがてフロート弁2もストッパ4
から離れ、水面に浮んだまま、低下する水位と共に下降
する。そして、水位が第5図のLにまで達すると、弁座
1を通過する放出水流に引き込まれることにより、フロ
ート弁2が弁座1に強制的に着座される。一旦フロート
弁2が着座すると、上からの水圧によりフロート弁2は
弁座1に押し付けられ、止水状態となる。
【0005】従って、図のLよりも下位の水はロータン
クからは放出されない残留水(死水と通称される。)で
ある。
クからは放出されない残留水(死水と通称される。)で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のフロート弁装置
においては、フロート弁の浮力が一定しているため、前
記水位Lが一定のものとなり、残留水量も一定であり、
残留水量を調節することはできなかった。
においては、フロート弁の浮力が一定しているため、前
記水位Lが一定のものとなり、残留水量も一定であり、
残留水量を調節することはできなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のロータンクの吐
水装置は、ロータンクの底壁の洗浄水流出口に装着され
る弁座と、該弁座に着座するフロート弁と、該フロート
弁に連結されたフロート引上用線状体とを有するロータ
ンクの吐水装置において、前記フロート弁をその内部に
収容した無底有蓋形状の容器と、該容器の上面部分に設
けられており、前記線状体が挿通された開口と、前記線
状体に設けられた、該開口の開閉用の弁体であって、該
線状体が引き上げられたときに該容器の上面から離反し
て該開口を開放させ、線状体が降下したときに該開口の
上側の周縁部に密着して該開口を閉鎖する弁体と、を備
えたことを特徴とするものである。
水装置は、ロータンクの底壁の洗浄水流出口に装着され
る弁座と、該弁座に着座するフロート弁と、該フロート
弁に連結されたフロート引上用線状体とを有するロータ
ンクの吐水装置において、前記フロート弁をその内部に
収容した無底有蓋形状の容器と、該容器の上面部分に設
けられており、前記線状体が挿通された開口と、前記線
状体に設けられた、該開口の開閉用の弁体であって、該
線状体が引き上げられたときに該容器の上面から離反し
て該開口を開放させ、線状体が降下したときに該開口の
上側の周縁部に密着して該開口を閉鎖する弁体と、を備
えたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明のロータンクの吐水装置において、ハン
ドル等により線状体を引き上げると、フロート弁が引き
上げられ、ロータンク内の水が容器の下端を回り込んで
弁座を通過して流出する。このとき、弁体が線状体と共
に引き上げられ、容器上部の開口が開放し、この開口を
通って水が容器内に流入する。このため、容器内は満水
状態を維持する。
ドル等により線状体を引き上げると、フロート弁が引き
上げられ、ロータンク内の水が容器の下端を回り込んで
弁座を通過して流出する。このとき、弁体が線状体と共
に引き上げられ、容器上部の開口が開放し、この開口を
通って水が容器内に流入する。このため、容器内は満水
状態を維持する。
【0009】ロータンクにおいては、ハンドル等で線状
体を引き上げた後、すぐに該ハンドル等から手を離す。
このように手を離すと、線状体は下降する。線状体が下
降すると、線状体に設けられた弁体が容器上部の開口を
閉鎖する。容器内は、水で満たされているため、フロー
ト弁は浮上したままとなっている。従って、ロータンク
内の水は容器の下端を回り込んで弁座に達し、流出を続
ける。
体を引き上げた後、すぐに該ハンドル等から手を離す。
このように手を離すと、線状体は下降する。線状体が下
降すると、線状体に設けられた弁体が容器上部の開口を
閉鎖する。容器内は、水で満たされているため、フロー
ト弁は浮上したままとなっている。従って、ロータンク
内の水は容器の下端を回り込んで弁座に達し、流出を続
ける。
【0010】ロータンク内の水位が容器の下端にまで達
するまでは、ロータンク内の水の流出が継続する。そし
て、この間、容器内は満水状態を維持する。また、この
ため、フロート弁は容器内において浮上したままとなっ
ている。
するまでは、ロータンク内の水の流出が継続する。そし
て、この間、容器内は満水状態を維持する。また、この
ため、フロート弁は容器内において浮上したままとなっ
ている。
【0011】ロータンク内の水位が容器の下端にまで達
すると、容器の中に、容器下端から空気が入り込み、容
器内の水位は急速に低下し、フロート弁が弁座に着座
し、水の流出が停止される。
すると、容器の中に、容器下端から空気が入り込み、容
器内の水位は急速に低下し、フロート弁が弁座に着座
し、水の流出が停止される。
【0012】このように、本発明にあっては、ロータン
ク内の水は、その水位が容器の下端に達するまで放出さ
れることになる。従って、容器の下端の位置を十分に低
くしておくことにより、ロータンク内の残留水量を減少
させることが可能となる。
ク内の水は、その水位が容器の下端に達するまで放出さ
れることになる。従って、容器の下端の位置を十分に低
くしておくことにより、ロータンク内の残留水量を減少
させることが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、第1〜4図を参照して実施例について
説明する。第1図は、ロータンク内が満水状態にあると
きの実施例に係るロータンクの吐水装置を示す縦断面図
であり、第2〜4図はそれぞれこのロータンクの吐水装
置の作動を示す縦断面図である。
説明する。第1図は、ロータンク内が満水状態にあると
きの実施例に係るロータンクの吐水装置を示す縦断面図
であり、第2〜4図はそれぞれこのロータンクの吐水装
置の作動を示す縦断面図である。
【0014】このロータンクの吐水装置においては、無
底有蓋状の容器7がフロート弁2に被さるように配置さ
れている。本実施例では、容器7はフロート弁2よりも
径の大きい無底の円筒形であり、オーバーフロー管3に
固定されている。容器7の上面には、フロート弁2の中
心からずれた位置に開口8が設けられ、この開口8に弁
体9が挿入されている。この弁体9は、上部と下部にそ
れぞれフランジ9a,9cを有しており、上部のフラン
ジ9aの下面にはパッキン9cが取り付けられている。
この弁体9の下端とフランジ2とはチェーン5aで接続
されており、弁体9の上端はチェーン5bによりロータ
ンクのレバーハンドル(図示略)に接続されている。
底有蓋状の容器7がフロート弁2に被さるように配置さ
れている。本実施例では、容器7はフロート弁2よりも
径の大きい無底の円筒形であり、オーバーフロー管3に
固定されている。容器7の上面には、フロート弁2の中
心からずれた位置に開口8が設けられ、この開口8に弁
体9が挿入されている。この弁体9は、上部と下部にそ
れぞれフランジ9a,9cを有しており、上部のフラン
ジ9aの下面にはパッキン9cが取り付けられている。
この弁体9の下端とフランジ2とはチェーン5aで接続
されており、弁体9の上端はチェーン5bによりロータ
ンクのレバーハンドル(図示略)に接続されている。
【0015】なお、開口9とフロート弁2の中心とをず
らしたのは、チェーン5aがからまりあって塊状になる
のを防止するためである。
らしたのは、チェーン5aがからまりあって塊状になる
のを防止するためである。
【0016】容器7内には、フロート弁2の浮き上がり
防止用のストッパ4Aが設けられている。このストッパ
4Aは、容器7の内周面から求心方向に突出するロッド
状のものである。
防止用のストッパ4Aが設けられている。このストッパ
4Aは、容器7の内周面から求心方向に突出するロッド
状のものである。
【0017】容器7の下端は、弁座1の上面1aよりも
下位となっている。
下位となっている。
【0018】その他の構成は第5図と同様であり、同一
符号は同一部分を示している。
符号は同一部分を示している。
【0019】次に、この実施例のロータンクの吐水装置
の作動を説明する。
の作動を説明する。
【0020】レバーハンドルによりチェーン5b,5a
を引き上げると、フロート弁2が引き上げられ、ロータ
ンク内の水が容器7の下端を回り込んで弁座1から流出
する。このとき、弁体9がチェーン5bと共に引き上げ
られ、第2図の如く開口8が開放し、この開口8を通っ
て水が容器7内に流入する。このため、容器7内は満水
状態を維持する。
を引き上げると、フロート弁2が引き上げられ、ロータ
ンク内の水が容器7の下端を回り込んで弁座1から流出
する。このとき、弁体9がチェーン5bと共に引き上げ
られ、第2図の如く開口8が開放し、この開口8を通っ
て水が容器7内に流入する。このため、容器7内は満水
状態を維持する。
【0021】レバーハンドルから手を離すと、チェーン
5b,5aは下降する。チェーン5bが下降すると、第
3図の如く、弁体9が容器7の上部の開口8を閉鎖す
る。このため、容器7内は、水で満たされたままとな
り、フロート弁2は浮上したままとなっている。そし
て、ロータンク内の水は容器7の下端を回り込んで弁座
1に達し、流出を続ける。
5b,5aは下降する。チェーン5bが下降すると、第
3図の如く、弁体9が容器7の上部の開口8を閉鎖す
る。このため、容器7内は、水で満たされたままとな
り、フロート弁2は浮上したままとなっている。そし
て、ロータンク内の水は容器7の下端を回り込んで弁座
1に達し、流出を続ける。
【0022】ロータンク内の水位が容器7の下端にまで
達するまでは、ロータンク内の水の流出が継続する。そ
して、この間、容器7内は満水状態を維持する。また、
このため、フロート弁は容器7内において浮上したまま
となっている。
達するまでは、ロータンク内の水の流出が継続する。そ
して、この間、容器7内は満水状態を維持する。また、
このため、フロート弁は容器7内において浮上したまま
となっている。
【0023】第4図の如く、ロータンク内の水位が容器
7の下端にまで達すると、容器7の中に、容器7の下端
から空気が入り込み、容器7内の水位は急速に低下し、
フロート弁2が弁座1に着座し、水の流出が停止され
る。
7の下端にまで達すると、容器7の中に、容器7の下端
から空気が入り込み、容器7内の水位は急速に低下し、
フロート弁2が弁座1に着座し、水の流出が停止され
る。
【0024】このように、ロータンク内の水は、その水
位が容器7の下端に達するまで放出されることになる。
従って、容器7の下端の位置を十分に低くしておくこと
により、ロータンク内の残留水量を減少させることが可
能となる。
位が容器7の下端に達するまで放出されることになる。
従って、容器7の下端の位置を十分に低くしておくこと
により、ロータンク内の残留水量を減少させることが可
能となる。
【0025】本発明においては、容器7を設置高さ調節
自在にしてもよい。そして、容器7の高さを調節するこ
とにより、ロータンク内の残留水量を調節できる。
自在にしてもよい。そして、容器7の高さを調節するこ
とにより、ロータンク内の残留水量を調節できる。
【0026】また、本発明では、容器7の下部に1個又
は複数個の開口を、互いの高さを異ならせて設けてお
き、各開口を栓で閉鎖しておいても良い。この場合、所
望の高さの開口の栓を外して開口を開放することによ
り、残留水量の水位を該開口のレベルに合致させること
ができる。即ち、この場合、ロータンク内の水位が該開
口の高さにまで低下してくると、該開口を通って容器7
内に空気が入り込み、容器7内の水位が低下してフロー
ト弁2が弁座1に着座する。
は複数個の開口を、互いの高さを異ならせて設けてお
き、各開口を栓で閉鎖しておいても良い。この場合、所
望の高さの開口の栓を外して開口を開放することによ
り、残留水量の水位を該開口のレベルに合致させること
ができる。即ち、この場合、ロータンク内の水位が該開
口の高さにまで低下してくると、該開口を通って容器7
内に空気が入り込み、容器7内の水位が低下してフロー
ト弁2が弁座1に着座する。
【0027】上記実施例においては、弁体9にフランジ
9bが設けられているため、チェーン5bを強く引いて
も、フランジ9bが容器7の天井面に当接し、それ以上
チェーン5b,5aが引き上げられることがない。
9bが設けられているため、チェーン5bを強く引いて
も、フランジ9bが容器7の天井面に当接し、それ以上
チェーン5b,5aが引き上げられることがない。
【0028】上記実施例では、ストッパ4Aを容器7内
に設けているが、フロート弁2のガイドロッド2aの下
部に設けても良い。
に設けているが、フロート弁2のガイドロッド2aの下
部に設けても良い。
【0029】上記実施例ではパッキン9cを設けている
ため、開口8を閉鎖するときの密閉性が良好である。上
記の作動例は大便洗浄例に関するものであるが、本発明
装置は次の使用例A,Bのようにして小便洗浄にも使用
できる。使用例A レバーハンドルを手で回し、弁体9及びフロート弁
2を引き上げる。 レバーハンドルを、そのままの状態に維持するよう
に手で保持しておく。ロータンク内の水位は次第に低下
してくる。 ロータンク内の水位が容器7の上面以下になると、
該容器7内の水が流出する。(開口8が開放しているの
で、ロータンク内の水位と共に容器7内の水位が低下す
る。) 容器7内の水位が下がってくると、フロート弁2も
一緒に降下しようとし、このときの降下しようとする動
き(下方への引張力)がチェーン5a,5bを介してレ
バーハンドルを保持している手に伝わってくる。 そこで、このときにレバーハンドルから手を離す
と、フロート弁2は降下し、弁座1に着座する。使用例B レバーハンドルを手で回し、弁体9及びフロート弁
2を引き上げる。 レバーハンドルから手を離し、待機する。これによ
り、フロート弁2は弁座1から離れたままであるが、弁
体9は開口8の上縁に着座する。ロータンク内の水位
は、次第に低下する。 ロータンク内の水位が容器7の上面以下になった時
点で再びレバーハンドルを回し、弁体9を引き上げ、開
口8を開放させる。これにより、容器7内の水も容器外
に流出し、容器7内の水位が下がる。この水位低下につ
られてフロート弁2が弁座1に着座しようとする。 レバーハンドルから手を離す。フロート弁2が弁座
1に着座する。この使用例A,Bにおいては、フロート
弁2がストッパ4Aに当接するまで引き上げられた状態
でロータンク内の水が流出する。そのため、流出水の流
速が大きい。即ち、小便洗浄時の流量(瞬間流量)が大
きい。この結果、強力な便器洗浄が行なわれる。なお、
従来の吐水装置において小便洗浄を行なうときには、レ
バーハンドルを「小」側に回してフロート弁を弁座から
少しだけ離反させた状態でロータンク水の流出が行なわ
れるため、瞬間流量が本発明に比べて小さい。
ため、開口8を閉鎖するときの密閉性が良好である。上
記の作動例は大便洗浄例に関するものであるが、本発明
装置は次の使用例A,Bのようにして小便洗浄にも使用
できる。使用例A レバーハンドルを手で回し、弁体9及びフロート弁
2を引き上げる。 レバーハンドルを、そのままの状態に維持するよう
に手で保持しておく。ロータンク内の水位は次第に低下
してくる。 ロータンク内の水位が容器7の上面以下になると、
該容器7内の水が流出する。(開口8が開放しているの
で、ロータンク内の水位と共に容器7内の水位が低下す
る。) 容器7内の水位が下がってくると、フロート弁2も
一緒に降下しようとし、このときの降下しようとする動
き(下方への引張力)がチェーン5a,5bを介してレ
バーハンドルを保持している手に伝わってくる。 そこで、このときにレバーハンドルから手を離す
と、フロート弁2は降下し、弁座1に着座する。使用例B レバーハンドルを手で回し、弁体9及びフロート弁
2を引き上げる。 レバーハンドルから手を離し、待機する。これによ
り、フロート弁2は弁座1から離れたままであるが、弁
体9は開口8の上縁に着座する。ロータンク内の水位
は、次第に低下する。 ロータンク内の水位が容器7の上面以下になった時
点で再びレバーハンドルを回し、弁体9を引き上げ、開
口8を開放させる。これにより、容器7内の水も容器外
に流出し、容器7内の水位が下がる。この水位低下につ
られてフロート弁2が弁座1に着座しようとする。 レバーハンドルから手を離す。フロート弁2が弁座
1に着座する。この使用例A,Bにおいては、フロート
弁2がストッパ4Aに当接するまで引き上げられた状態
でロータンク内の水が流出する。そのため、流出水の流
速が大きい。即ち、小便洗浄時の流量(瞬間流量)が大
きい。この結果、強力な便器洗浄が行なわれる。なお、
従来の吐水装置において小便洗浄を行なうときには、レ
バーハンドルを「小」側に回してフロート弁を弁座から
少しだけ離反させた状態でロータンク水の流出が行なわ
れるため、瞬間流量が本発明に比べて小さい。
【0030】本発明ではチェーン以外の線状体を用いて
も良い。
も良い。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、本発明のロータンクの吐水
装置によると、フロート弁を容器内に納入しており、フ
ロート弁の弁閉時期を遅延させ、残留水量を少なくする
ことができる。また、このため、ロータンクの容積を小
さくしても従来と同様量の洗浄水を放出できる。
装置によると、フロート弁を容器内に納入しており、フ
ロート弁の弁閉時期を遅延させ、残留水量を少なくする
ことができる。また、このため、ロータンクの容積を小
さくしても従来と同様量の洗浄水を放出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す断面図である。
【図2】実施例を示す断面図である。
【図3】実施例を示す断面図である。
【図4】実施例を示す断面図である。
【図5】従来例を示す側面図である。
1 弁座 2 フロート弁 4 ストッパ 5,5a,5b チェーン 7 容器 8 開口 9 弁体
Claims (1)
- 【請求項1】 ロータンクの底壁の洗浄水流出口に装着
される弁座と、該弁座に着座するフロート弁と、該フロ
ート弁に連結されたフロート引上用線状体とを有するロ
ータンクの吐水装置において、 前記フロート弁をその内部に収容した無底有蓋形状の容
器と、 該容器の上面部分に設けられており、前記線状体が挿通
された開口と、 前記線状体に設けられた、該開口の開閉用の弁体であっ
て、該線状体が引き上げられたときに該容器の上面から
離反して該開口を開放させ、線状体が降下したときに該
開口の上側の周縁部に密着して該開口を閉鎖する弁体
と、 を備えたことを特徴とするロータンクの吐水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3225674A JP2565031B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | ロータンクの吐水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3225674A JP2565031B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | ロータンクの吐水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0565730A JPH0565730A (ja) | 1993-03-19 |
JP2565031B2 true JP2565031B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=16833006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3225674A Expired - Lifetime JP2565031B2 (ja) | 1991-09-05 | 1991-09-05 | ロータンクの吐水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565031B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6813795B2 (ja) * | 2015-08-24 | 2021-01-13 | Toto株式会社 | 洗浄水タンク装置、及び、この洗浄水タンク装置を備えた水洗大便器 |
-
1991
- 1991-09-05 JP JP3225674A patent/JP2565031B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0565730A (ja) | 1993-03-19 |
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